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かつて【嘗て・曾て・都て】🔗🔉

かつて嘗て・曾て・都て】 〔副〕 (話しことばでは「かって」ということもある) ①(打消の語とともに用いて)決して。全然。今まで一度も。万葉集10「木高くは―木植ゑじ霍公鳥ほととぎす来鳴きとよめて恋まさらしむ」。平家物語10「悪心のみ遮りて、善心は―発おこらず」。「―ない大事件」 ②昔。以前。あるとき。いつぞや。大唐西域記長寛点「曾カツテ此に処ましまして」。「―読んだことがある」。「―のおもかげはもはやない」

つ‐いな【都維那】‥ヰ‥🔗🔉

つ‐いな都維那‥ヰ‥ 〔仏〕(→)維那いなに同じ。

つう‐かん【都管】‥クワン🔗🔉

つう‐かん都管‥クワン (→)都寺つうすに同じ。

つう‐す【都寺】🔗🔉

つう‐す都寺】 (唐音)〔仏〕都監寺つかんすの略。禅林の六知事の一つ。監寺かんすの上にあって一切の寺務を監督する役。都管つうかん。都守。

つが【都賀】🔗🔉

つが都賀】 姓氏の一つ。 ⇒つが‐ていしょう【都賀庭鐘】

つが‐ていしょう【都賀庭鐘】🔗🔉

つが‐ていしょう都賀庭鐘】 江戸中期、寛延・宝暦から明和頃の読本よみほん作者。近路行者きんろぎょうじゃと号。大坂の人。儒学・医薬、また古典に通じた。作「英草紙はなぶさぞうし」「繁野話しげしげやわ」「莠句冊ひつじぐさ」など。(1718〜 ) ⇒つが【都賀】

つかん‐す【都監寺・都監守】🔗🔉

つかん‐す都監寺・都監守⇒つうす(都寺)

つ‐ごう【都合】‥ガフ🔗🔉

つ‐ごう都合‥ガフ (「都」はすべての意) ①合計。ひっくるめて。平家物語7「―其勢七万余騎」。「―五百」 ②ほかの事柄との関係。なりゆき。ぐあい。浮世風呂4「是でもお天気―が悪いと、休みが勝ますからネ」。「―をきく」「一身上の―」 ③やりくり。てはず。「―をつける」「百万円―する」 ④ぐあいのよいさま。また、ぐあいのよい場所。 ⑤要するに。結局。コリャード懺悔録「―言ひ詰められてそれに任せまらした」

つつこわけ‐じんじゃ【都都古別神社】🔗🔉

つつこわけ‐じんじゃ都都古別神社】 福島県東白川郡棚倉町八槻と同町棚倉にそれぞれある元国幣中社。いずれも祭神は味耜高彦根尊あじすきたかひこねのみことと日本武尊やまとたけるのみことで、陸奥国一の宮を称する。

と【都】🔗🔉

】 普通地方公共団体の一つ。また、東京都の略称。→都道府県

とい‐みさき【都井岬】トヰ‥🔗🔉

とい‐みさき都井岬トヰ‥ 宮崎県最南端、志布志しぶし湾東端に当たる岬。山地が海に突出し、周囲は絶壁をなす。野生の馬と猿で有名。 都井岬 撮影:山梨勝弘

と‐えい【都営】🔗🔉

と‐えい都営】 東京都の経営。「―住宅」

と‐か【都下】🔗🔉

と‐か都下】 ①みやこのうち。みやこ。 ②東京都下の略。東京都の管轄下の意。また、東京都の管轄下のうち、23区を除く、市部・郡部・島の称。

と‐が【都雅】🔗🔉

と‐が都雅】 みやびやかなこと。「―なよそおい」

と‐かい【都会】‥クワイ🔗🔉

と‐かい都会‥クワイ 人口が密集し、商工業が発達して多くの文化設備がある繁華な土地。都市。「―の雑踏」 ⇒とかい‐じん【都会人】 ⇒とかい‐びょう【都会病】

とかい‐じん【都会人】‥クワイ‥🔗🔉

とかい‐じん都会人‥クワイ‥ 都会に住む者。都会的な生活様式を身につけた者。「―ぶる」 ⇒と‐かい【都会】

とかい‐びょう【都会病】‥クワイビヤウ🔗🔉

とかい‐びょう都会病‥クワイビヤウ ①都会特有の環境や生活の悪条件によって起こる健康障害。 ②農村または地方の人が都会生活にあこがれる傾向。 ⇒と‐かい【都会】

トカラ【Tokhāra・吐火羅・都貨邏】🔗🔉

トカラTokhāra・吐火羅・都貨邏⇒トハラ

と‐ぎ【都議】🔗🔉

と‐ぎ都議】 都議会議員の略称。

と‐ぎかい【都議会】‥クワイ🔗🔉

と‐ぎかい都議会‥クワイ 東京都の議決機関。都民から公選された都議会議員を以て組織し、都の自治に関する事項について意思を決定する。→都道府県議会⇒とぎかい‐ぎいん【都議会議員】

とぎかい‐ぎいん【都議会議員】‥クワイ‥ヰン🔗🔉

とぎかい‐ぎいん都議会議員‥クワイ‥ヰン 都議会を組織する議員。都民から選挙され、任期は4年。都議。 ⇒と‐ぎかい【都議会】

と‐ぎん【都銀】🔗🔉

と‐ぎん都銀】 都市銀行の略。

と‐ご【都護】🔗🔉

と‐ご都護】 ①都護府の長官。前漢の宣帝の時の西域都護に始まる。 ②按察使あぜちの唐名。

と‐こう【都講】‥カウ🔗🔉

と‐こう都講‥カウ ①塾生の長。塾頭。 ②(→)尚復しょうふくに同じ。

とこうえん【都江堰】‥カウ‥🔗🔉

とこうえん都江堰‥カウ‥ (Dujiangyan) ①中国四川省中部の都市。人口62万2千(2000)。 ②1の西部、岷江中流にある古代以来の水利施設。秦の昭王の代、蜀の大守であった李氷が築造。現在も成都平原の治水に利用。世界遺産。 都江堰 提供:JTBフォト

とご‐ふ【都護府】🔗🔉

とご‐ふ都護府】 唐で、周辺諸民族の支配のために辺境に置かれた官庁。安東・安南・安西・安北・単于ぜんう・北庭の六都護府が主要なもの。→都護

とさつ‐いん【都察院】‥ヰン🔗🔉

とさつ‐いん都察院‥ヰン 明代の初めに、従来の御史台にかわって設置された監察官庁。百官の非違を弾劾、行政や軍事権を牽制した。清代にも継承。

とざん‐りゅう【都山流】‥リウ🔗🔉

とざん‐りゅう都山流‥リウ 尺八楽の一流派。1896年(明治29)に初世中尾都山が大阪で創始。琴古流きんこりゅうと並ぶ二大流派。

と‐し【都市】🔗🔉

と‐し都市】 ①みやこ。都会。都邑。 ②(city)一定地域の政治・経済・文化の中核をなす人口の集中地域。古代ギリシア・ローマでは国家の形態をもち、中世ヨーロッパではギルド的産業を基礎として時に自由都市となり、近代資本主義社会の勃興と共に発達して社会生活の中枢となる。「学園―」「城郭―」↔村落↔農村。→都市国家

とし‐か【都市化】‥クワ🔗🔉

とし‐か都市化‥クワ 社会が都市的になっていく現象や過程。都市への人口集中、都市人口の増大、都市の空間的拡大、都市的な生活様式の農村部への浸透など。 ○年が明けるとしがあける 新しい年が始まる。年が改まる。 ⇒とし【年・歳】 ○年が改まるとしがあらたまる ①新年となる。源氏物語浮舟「年改まりて、何事かさぶらふ」 ②年号がかわる。改元となる。 ⇒とし【年・歳】

とし‐ガス【都市ガス】🔗🔉

とし‐ガス都市ガス】 燃料用に都市で地下管によって供給されるガス。天然ガスやLPGなど。プロパン‐ガスなどと区別してもいう。

とし‐きこう【都市気候】🔗🔉

とし‐きこう都市気候】 都市に固有の気候。郊外に比べ気温が高く、風が弱く、霧日数が多くなるなどの特徴がある。→ヒート‐アイランド

とし‐ぎんこう【都市銀行】‥カウ🔗🔉

とし‐ぎんこう都市銀行‥カウ 大都市に本店を有し、全国に支店網をもつ普通銀行。都銀。 ○年暮るとしくる その一年が終りになる。〈[季]冬〉。後撰和歌集「年暮れて春明け方になりぬれば」 ⇒とし【年・歳】

とし‐けいかく【都市計画】‥クワク🔗🔉

とし‐けいかく都市計画‥クワク 都市生活に必要な交通・区画・住宅・衛生・保安・経済・行政などに関し、住民の福利を増進し公共の安寧を維持するための計画。 ⇒としけいかく‐くいき【都市計画区域】 ⇒としけいかく‐どうろ【都市計画道路】 ⇒としけいかく‐ほう【都市計画法】

としけいかく‐くいき【都市計画区域】‥クワク‥ヰキ🔗🔉

としけいかく‐くいき都市計画区域‥クワク‥ヰキ 都市計画が執行される区域。多く、市町村域にこだわらず一体的な範囲が指定される。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

としけいかく‐どうろ【都市計画道路】‥クワクダウ‥🔗🔉

としけいかく‐どうろ都市計画道路‥クワクダウ‥ 都市計画区域内の主要道路として決定・建設される道路。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

としけいかく‐ほう【都市計画法】‥クワクハフ🔗🔉

としけいかく‐ほう都市計画法‥クワクハフ 都市計画の内容およびその決定手続・規制などに関して規定した法律。現行法は1968年制定。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

とし‐こうえん【都市公園】‥ヱン🔗🔉

とし‐こうえん都市公園‥ヱン 都市にある公園。都市公園法では、都市計画区域内に地方公共団体が設置する公園または緑地。

とし‐こうがく【都市工学】🔗🔉

とし‐こうがく都市工学】 都市に関する様々な問題を工学的見地から研究する学問分野。都市計画・交通工学・衛生工学・システム工学・人間工学など多岐にわたる分野と密接な関連を持つ。

とし‐こっか【都市国家】‥コク‥🔗🔉

とし‐こっか都市国家‥コク‥ (polis ギリシア・civitas ラテン)都市それ自体が政治的に独立し一個の国家を形成しているもの。古代のエジプト・メソポタミア・インド・中国に存在した。古代ギリシアの諸都市いわゆるポリスも、中世末期の自由都市も、その一種。→都市2→自由都市

とし‐さいせい【都市再生】🔗🔉

とし‐さいせい都市再生】 土地利用の再編、生活・交流・経済の拠点の形成、防災性の向上などにより、都市の機能を再構築し高度化すること。 ⇒としさいせい‐きこう【都市再生機構】

としさいせい‐きこう【都市再生機構】🔗🔉

としさいせい‐きこう都市再生機構】 市街地の整備改善および賃貸住宅の供給支援・管理等を事業内容とする独立行政法人。都市基盤整備公団と地域振興整備公団の地方都市開発整備部門とを統合して2004年に設立。 ⇒とし‐さいせい【都市再生】

とし‐しゃかいがく【都市社会学】‥クワイ‥🔗🔉

とし‐しゃかいがく都市社会学‥クワイ‥ 都市における社会現象や都市化にともなう地域社会の変容を主な研究対象とする社会学。シカゴ学派に始まる。

とし‐じんるいがく【都市人類学】🔗🔉

とし‐じんるいがく都市人類学】 人類学の一分野。都市社会の特質を住民の社会関係・文化・適応過程等の面から明らかにしようとする学問。

とし‐すいがい【都市水害】🔗🔉

とし‐すいがい都市水害】 都市化に伴う水害。都市内の中小河川の氾濫や排水の不良による。

とし‐デザイン【都市デザイン】🔗🔉

とし‐デザイン都市デザイン(→)アーバン‐デザインに同じ。

としぶんしゅう【都氏文集】‥シフ🔗🔉

としぶんしゅう都氏文集‥シフ 都良香みやこのよしかの漢文集。6巻。880年(元慶4)頃成り、門弟の編か。現存3巻。

と‐しょう【都省】‥シヤウ🔗🔉

と‐しょう都省‥シヤウ 太政官だいじょうかんの異称。

と‐じょう【都状】‥ジヤウ🔗🔉

と‐じょう都状‥ジヤウ 泰山府君を祭って寿命の延長を祈請するとき奉る祭文。今昔物語集19「其の人の名を祭の―に注して」

と‐じょう【都城】‥ジヤウ🔗🔉

と‐じょう都城‥ジヤウ 都市にめぐらした城郭。また、城郭をかまえた都市。城市。

と‐しん【都心】🔗🔉

と‐しん都心】 大都市の中心部。特に、東京都の中心。「―まで1時間の距離」「副―」

と‐じん【都人】🔗🔉

と‐じん都人】 みやこの人。好色五人女3「石山寺の開帳とて、―袖をつらね」

と‐じん【都塵】‥ヂン🔗🔉

と‐じん都塵‥ヂン 都会のごみ。また、都会の雑踏。

と‐じんし【都人士】🔗🔉

と‐じんし都人士】 みやこの人。みやこびと。

と‐すい【都水】🔗🔉

と‐すい都水】 秦・漢などで、主として治水の事をつかさどった官。今昔物語集2「―の使者に」

と‐せい【都政】🔗🔉

と‐せい都政】 東京都の政治・行政。

と‐ぜい【都税】🔗🔉

と‐ぜい都税】 東京都が賦課する地方税。地方税法の特例として、特別区の区域においては、特定の市町村税(法人住民税・固定資産税・事業所税・都市計画税など)が都税に含まれる。

と‐ぞく【都俗】🔗🔉

と‐ぞく都俗】 都会の風俗。みやこのてぶり。

とそつ【兜率・都卒】🔗🔉

とそつ兜率・都卒】 〔仏〕(梵語Tuṣitaの音写)兜率天の略。兜率陀。狭衣物語1「―の内院にと思はましかば」 ⇒とそつ‐てん【兜率天】 ⇒とそつ‐まんだら【兜率曼荼羅】

と‐ちょう【都庁】‥チヤウ🔗🔉

と‐ちょう都庁‥チヤウ 東京都庁の略称。東京都の行政事務を管理する役所。

どど‐いつ【都々逸・都々一】🔗🔉

どど‐いつ都々逸・都々一】 流行俗謡。雅言を用いず、主に男女相愛の情を口語をもって作り、ふつう七・七・七・五の4句からなる。

どどいつぼう‐せんか【都々逸坊扇歌】‥バウ‥🔗🔉

どどいつぼう‐せんか都々逸坊扇歌‥バウ‥ (初代)江戸後期の芸人。常陸の人。江戸へ出て船遊亭扇橋に入門。音曲「とっちりとん」や謎ときで話題になった。(1804?〜1852)

トハラ【Tokhāra・吐火羅・都貨邏】🔗🔉

トハラTokhāra・吐火羅・都貨邏】 中央アジアのアム川中流域を支配したイラン系遊牧民。また、その支配した地域の名称。前2世紀、バクトリア王国を倒して王国を建設したが、やがて南下した大月氏に服属。中国文献に見える大夏は、このトハラの音訳と思われる。トカラ。→月氏

みやこ【都】🔗🔉

みやこ】 (「宮処みやこ」の意) ①帝王の宮殿のある所。みさと。京。万葉集5「あをによし奈良の―に」 ②古く、天皇が一時仮に居所とした行宮あんぐうをもいう。万葉集1「兎道うじの―の借いほし思ほゆ」 ③首府。首都。 ④(田舎に対して)人口が密集し、政治・経済・文化などの中心地となる繁華なところ。都邑とゆう。都会。「杜もりの―」 ⇒みやこ‐あざみ【都薊】 ⇒みやこ‐いで【都出で】 ⇒みやこ‐いり【都入り】 ⇒みやこ‐うつし【都遷し】 ⇒みやこ‐うつり【都移り】 ⇒みやこ‐えり【都襟】 ⇒みやこ‐おおじ【都大路】 ⇒みやこ‐おち【都落ち】 ⇒みやこ‐おどり【都をどり】 ⇒みやこ‐がい【都貝】 ⇒みやこ‐がえ【都替え】 ⇒みやこ‐がえり【都返り】 ⇒みやこ‐がお【都顔】 ⇒みやこ‐がた【都方】 ⇒みやこかた‐ひと【都方人】 ⇒みやこ‐ぐさ【都草・百脈根】 ⇒みやこ‐ごころ【都心】 ⇒みやこ‐こしまき【都腰巻】 ⇒みやこ‐じ【都路】 ⇒みやこ‐しゅう【都衆】 ⇒みやこ‐じょうろう【都上臈】 ⇒みやこ‐そだち【都育ち】 ⇒みやこ‐ぞめ【都染】 ⇒みやこ‐たなご【都鱮】 ⇒みやこ‐づめ【都詰】 ⇒みやこ‐どり【都鳥】 ⇒みやこ‐のぼり【都上り】 ⇒みやこ‐ばしら【都柱】 ⇒みやこ‐ばな【都花】 ⇒みやこ‐びと【都人】 ⇒みやこ‐ふう【都風】 ⇒みやこぶし‐おんかい【都節音階】 ⇒みやこ‐へ【都方】 ⇒みやこ‐へんど【都辺土】 ⇒みやこ‐ほこり【都誇り】 ⇒みやこ‐ほとり【都辺】 ⇒みやこ‐まい【都舞】 ⇒みやこ‐わすれ【都忘れ】

みやこ【都】(姓氏)🔗🔉

みやこ】 姓氏の一つ。 ⇒みやこ‐の‐よしか【都良香】

みやこ‐いっちゅう【都一中】🔗🔉

みやこ‐いっちゅう都一中】 (初世)一中節の家元。京都真宗明福寺の僧。本名、恵俊。還俗して浄瑠璃を習い、須賀千朴のち都太夫一中と称す。宝永(1704〜1711)の頃、文弥節・治太夫節などの浄瑠璃を採り入れて一中節を起こした。(1650〜1724)

みやこ‐いで【都出で】🔗🔉

みやこ‐いで都出で】 都を出発すること。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐うつし【都遷し】🔗🔉

みやこ‐うつし都遷し】 都を他の土地にうつすこと。みやこがえ。遷都。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐うつり【都移り】🔗🔉

みやこ‐うつり都移り】 都が他の土地に移ること。遷都。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐えり【都襟】🔗🔉

みやこ‐えり都襟】 和装コートの襟型。方形の角の部分に丸みを持たせたもの。→襟(図)⇒みやこ【都】

みやこ‐おおじ【都大路】‥オホヂ🔗🔉

みやこ‐おおじ都大路‥オホヂ 人の往来のはげしい都の大通り。「このあした―は雨はれて花見車の音きしるなり」(鉄幹) ⇒みやこ【都】

みやこ‐おどり【都をどり】‥ヲドリ🔗🔉

みやこ‐おどり都をどり‥ヲドリ 京都祇園の甲部歌舞会が毎年4月の1カ月間、祇園花見小路の歌舞練場で催す舞踊公演。1872年(明治5)第1回京都博覧会に際し創始。〈[季]春〉 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がい【都貝】‥ガヒ🔗🔉

みやこ‐がい都貝‥ガヒ ニシキガイの異称。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がえ【都替え】‥ガヘ🔗🔉

みやこ‐がえ都替え‥ガヘ (→)「みやこうつし」に同じ。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がお【都顔】‥ガホ🔗🔉

みやこ‐がお都顔‥ガホ 都人のような洗練された顔つき。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ぐさ【都草・百脈根】🔗🔉

みやこ‐ぐさ都草・百脈根】 マメ科の多年草。高さ約20センチメートル。茎は細長く地上に伏す。葉は3小葉から成る。春から初夏、黄色の小さな蝶形花を2個ずつ開く。日本の各地に自生。昔、京都に多く見られたという。キレンゲ。コガネバナ。ミヤコバナ。〈[季]夏〉 ミヤコグサ 提供:OPO ⇒みやこ【都】

みやこ‐ごころ【都心】🔗🔉

みやこ‐ごころ都心】 都を慕う心。夫木和歌抄36「慰めましや―を」 ⇒みやこ【都】

みやこ‐こしまき【都腰巻】🔗🔉

みやこ‐こしまき都腰巻】 毛糸で編んだ、円筒状の腰巻。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐しゅう【都衆】🔗🔉

みやこ‐しゅう都衆】 都に住む人々。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐じょうろう【都上臈】‥ジヤウラフ🔗🔉

みやこ‐じょうろう都上臈‥ジヤウラフ 都の身分の高い婦人。狂言、菊の花「さすが―ぢや」 ⇒みやこ【都】

みやこ・する【都する】🔗🔉

みやこ・する都する】 〔自サ変〕[文]みやこ・す(サ変) 都を置く。「洛陽に―・した王朝」

みやこ‐そだち【都育ち】🔗🔉

みやこ‐そだち都育ち】 都会で育ったこと。また、その人。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ぞめ【都染】🔗🔉

みやこ‐ぞめ都染】 京都で染めた染物。京染。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐づめ【都詰】🔗🔉

みやこ‐づめ都詰】 将棋で、王将が盤の中央で詰められること。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「座敷牢へ入らうが―にならうが、金銀は手放さぬ」→雪隠せっちん詰め⇒みやこ【都】

みやこのじょう【都城】‥ジヤウ🔗🔉

みやこのじょう都城‥ジヤウ 宮崎県南西部の市。もと薩摩藩支藩、北郷ほんごう氏(のち島津姓)3万石の城下町。日豊本線・吉都線の分岐点。人口17万1千。 都城 甌穴 撮影:山梨勝弘

みやこ‐の‐にしき【都の錦】🔗🔉

みやこ‐の‐にしき都の錦】 江戸中期の浮世草子作者。本名、宍戸与一。字は光風。別号、梅薗堂など。西沢一風の後援を得て文壇に登場。作は西鶴批判で有名な「元禄大平記」のほか、「風流神代巻」など。(1675〜 )

みやこ‐のぼり【都上り】🔗🔉

みやこ‐のぼり都上り】 地方から都に赴くこと。上京。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ばしら【都柱】🔗🔉

みやこ‐ばしら都柱(→)長者柱に同じ。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ばな【都花】🔗🔉

みやこ‐ばな都花】 ミヤコグサの別称。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐びと【都人】🔗🔉

みやこ‐びと都人】 都に住んでいる人。都の人。 ⇒みやこ【都】

みやこ・ぶ【都ぶ】🔗🔉

みやこ・ぶ都ぶ】 〔自上二〕 都らしくなる。都のふうをする。万葉集3「今は京みやこ引き―・びにけり」

みやこぶし‐おんかい【都節音階】🔗🔉

みやこぶし‐おんかい都節音階】 日本の陰音階の一つ。五音音階で、洋楽のミファラシドの関係に相当。箏曲・長唄など近世邦楽で多用。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ほこり【都誇り】🔗🔉

みやこ‐ほこり都誇り】 都にいること、また都に近づいたことを誇らしく思うこと。土佐日記「―にもやあらむ」 ⇒みやこ【都】

[漢]都🔗🔉

 字形  筆順 〔阝(右)部8画/11画/教育/3752・4554〕 [] 字形 〔阝(右)部9画/12画〕 〔音〕(漢) (呉) 〔訓〕みやこ・すべて [意味] ①天子の居所のある地。政府の所在地。みやこ。「都城・首都・遷都・州都」。特に、地方公共団体としての東京。「都道府県・都庁・都民・都営」 ②人口の集中している地。「都市・都会」 ③洗練されている。みやびやか。(対)鄙。「都雅」 ④すべ集める。すべて。「都督・都合つごう・都度つど」 [解字] 形声。「阝」(=まち)+音符「者」(=あつまる)。人々の集まる大きなまちの意。 [下ツキ 旧都・江都・皇都・首都・遷都・僧都・帝都・奠都・東都・南都・満都

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