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広辞苑の検索結果 (94)

かつて【嘗て・曾て・都て】🔗🔉

かつて嘗て・曾て・都て】 〔副〕 (話しことばでは「かって」ということもある) ①(打消の語とともに用いて)決して。全然。今まで一度も。万葉集10「木高くは―木植ゑじ霍公鳥ほととぎす来鳴きとよめて恋まさらしむ」。平家物語10「悪心のみ遮りて、善心は―発おこらず」。「―ない大事件」 ②昔。以前。あるとき。いつぞや。大唐西域記長寛点「曾カツテ此に処ましまして」。「―読んだことがある」。「―のおもかげはもはやない」

つ‐いな【都維那】‥ヰ‥🔗🔉

つ‐いな都維那‥ヰ‥ 〔仏〕(→)維那いなに同じ。

つう‐かん【都管】‥クワン🔗🔉

つう‐かん都管‥クワン (→)都寺つうすに同じ。

つう‐す【都寺】🔗🔉

つう‐す都寺】 (唐音)〔仏〕都監寺つかんすの略。禅林の六知事の一つ。監寺かんすの上にあって一切の寺務を監督する役。都管つうかん。都守。

つが【都賀】🔗🔉

つが都賀】 姓氏の一つ。 ⇒つが‐ていしょう【都賀庭鐘】

つが‐ていしょう【都賀庭鐘】🔗🔉

つが‐ていしょう都賀庭鐘】 江戸中期、寛延・宝暦から明和頃の読本よみほん作者。近路行者きんろぎょうじゃと号。大坂の人。儒学・医薬、また古典に通じた。作「英草紙はなぶさぞうし」「繁野話しげしげやわ」「莠句冊ひつじぐさ」など。(1718〜 ) ⇒つが【都賀】

つかん‐す【都監寺・都監守】🔗🔉

つかん‐す都監寺・都監守⇒つうす(都寺)

つ‐ごう【都合】‥ガフ🔗🔉

つ‐ごう都合‥ガフ (「都」はすべての意) ①合計。ひっくるめて。平家物語7「―其勢七万余騎」。「―五百」 ②ほかの事柄との関係。なりゆき。ぐあい。浮世風呂4「是でもお天気―が悪いと、休みが勝ますからネ」。「―をきく」「一身上の―」 ③やりくり。てはず。「―をつける」「百万円―する」 ④ぐあいのよいさま。また、ぐあいのよい場所。 ⑤要するに。結局。コリャード懺悔録「―言ひ詰められてそれに任せまらした」

つつこわけ‐じんじゃ【都都古別神社】🔗🔉

つつこわけ‐じんじゃ都都古別神社】 福島県東白川郡棚倉町八槻と同町棚倉にそれぞれある元国幣中社。いずれも祭神は味耜高彦根尊あじすきたかひこねのみことと日本武尊やまとたけるのみことで、陸奥国一の宮を称する。

と【都】🔗🔉

】 普通地方公共団体の一つ。また、東京都の略称。→都道府県

とい‐みさき【都井岬】トヰ‥🔗🔉

とい‐みさき都井岬トヰ‥ 宮崎県最南端、志布志しぶし湾東端に当たる岬。山地が海に突出し、周囲は絶壁をなす。野生の馬と猿で有名。 都井岬 撮影:山梨勝弘

と‐えい【都営】🔗🔉

と‐えい都営】 東京都の経営。「―住宅」

と‐か【都下】🔗🔉

と‐か都下】 ①みやこのうち。みやこ。 ②東京都下の略。東京都の管轄下の意。また、東京都の管轄下のうち、23区を除く、市部・郡部・島の称。

と‐が【都雅】🔗🔉

と‐が都雅】 みやびやかなこと。「―なよそおい」

と‐かい【都会】‥クワイ🔗🔉

と‐かい都会‥クワイ 人口が密集し、商工業が発達して多くの文化設備がある繁華な土地。都市。「―の雑踏」 ⇒とかい‐じん【都会人】 ⇒とかい‐びょう【都会病】

とかい‐じん【都会人】‥クワイ‥🔗🔉

とかい‐じん都会人‥クワイ‥ 都会に住む者。都会的な生活様式を身につけた者。「―ぶる」 ⇒と‐かい【都会】

とかい‐びょう【都会病】‥クワイビヤウ🔗🔉

とかい‐びょう都会病‥クワイビヤウ ①都会特有の環境や生活の悪条件によって起こる健康障害。 ②農村または地方の人が都会生活にあこがれる傾向。 ⇒と‐かい【都会】

トカラ【Tokhāra・吐火羅・都貨邏】🔗🔉

トカラTokhāra・吐火羅・都貨邏⇒トハラ

と‐ぎ【都議】🔗🔉

と‐ぎ都議】 都議会議員の略称。

と‐ぎかい【都議会】‥クワイ🔗🔉

と‐ぎかい都議会‥クワイ 東京都の議決機関。都民から公選された都議会議員を以て組織し、都の自治に関する事項について意思を決定する。→都道府県議会⇒とぎかい‐ぎいん【都議会議員】

とぎかい‐ぎいん【都議会議員】‥クワイ‥ヰン🔗🔉

とぎかい‐ぎいん都議会議員‥クワイ‥ヰン 都議会を組織する議員。都民から選挙され、任期は4年。都議。 ⇒と‐ぎかい【都議会】

と‐ぎん【都銀】🔗🔉

と‐ぎん都銀】 都市銀行の略。

と‐ご【都護】🔗🔉

と‐ご都護】 ①都護府の長官。前漢の宣帝の時の西域都護に始まる。 ②按察使あぜちの唐名。

と‐こう【都講】‥カウ🔗🔉

と‐こう都講‥カウ ①塾生の長。塾頭。 ②(→)尚復しょうふくに同じ。

とこうえん【都江堰】‥カウ‥🔗🔉

とこうえん都江堰‥カウ‥ (Dujiangyan) ①中国四川省中部の都市。人口62万2千(2000)。 ②1の西部、岷江中流にある古代以来の水利施設。秦の昭王の代、蜀の大守であった李氷が築造。現在も成都平原の治水に利用。世界遺産。 都江堰 提供:JTBフォト

とご‐ふ【都護府】🔗🔉

とご‐ふ都護府】 唐で、周辺諸民族の支配のために辺境に置かれた官庁。安東・安南・安西・安北・単于ぜんう・北庭の六都護府が主要なもの。→都護

とさつ‐いん【都察院】‥ヰン🔗🔉

とさつ‐いん都察院‥ヰン 明代の初めに、従来の御史台にかわって設置された監察官庁。百官の非違を弾劾、行政や軍事権を牽制した。清代にも継承。

とざん‐りゅう【都山流】‥リウ🔗🔉

とざん‐りゅう都山流‥リウ 尺八楽の一流派。1896年(明治29)に初世中尾都山が大阪で創始。琴古流きんこりゅうと並ぶ二大流派。

と‐し【都市】🔗🔉

と‐し都市】 ①みやこ。都会。都邑。 ②(city)一定地域の政治・経済・文化の中核をなす人口の集中地域。古代ギリシア・ローマでは国家の形態をもち、中世ヨーロッパではギルド的産業を基礎として時に自由都市となり、近代資本主義社会の勃興と共に発達して社会生活の中枢となる。「学園―」「城郭―」↔村落↔農村。→都市国家

とし‐か【都市化】‥クワ🔗🔉

とし‐か都市化‥クワ 社会が都市的になっていく現象や過程。都市への人口集中、都市人口の増大、都市の空間的拡大、都市的な生活様式の農村部への浸透など。 ○年が明けるとしがあける 新しい年が始まる。年が改まる。 ⇒とし【年・歳】 ○年が改まるとしがあらたまる ①新年となる。源氏物語浮舟「年改まりて、何事かさぶらふ」 ②年号がかわる。改元となる。 ⇒とし【年・歳】

とし‐ガス【都市ガス】🔗🔉

とし‐ガス都市ガス】 燃料用に都市で地下管によって供給されるガス。天然ガスやLPGなど。プロパン‐ガスなどと区別してもいう。

とし‐きこう【都市気候】🔗🔉

とし‐きこう都市気候】 都市に固有の気候。郊外に比べ気温が高く、風が弱く、霧日数が多くなるなどの特徴がある。→ヒート‐アイランド

とし‐ぎんこう【都市銀行】‥カウ🔗🔉

とし‐ぎんこう都市銀行‥カウ 大都市に本店を有し、全国に支店網をもつ普通銀行。都銀。 ○年暮るとしくる その一年が終りになる。〈[季]冬〉。後撰和歌集「年暮れて春明け方になりぬれば」 ⇒とし【年・歳】

とし‐けいかく【都市計画】‥クワク🔗🔉

とし‐けいかく都市計画‥クワク 都市生活に必要な交通・区画・住宅・衛生・保安・経済・行政などに関し、住民の福利を増進し公共の安寧を維持するための計画。 ⇒としけいかく‐くいき【都市計画区域】 ⇒としけいかく‐どうろ【都市計画道路】 ⇒としけいかく‐ほう【都市計画法】

としけいかく‐くいき【都市計画区域】‥クワク‥ヰキ🔗🔉

としけいかく‐くいき都市計画区域‥クワク‥ヰキ 都市計画が執行される区域。多く、市町村域にこだわらず一体的な範囲が指定される。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

としけいかく‐どうろ【都市計画道路】‥クワクダウ‥🔗🔉

としけいかく‐どうろ都市計画道路‥クワクダウ‥ 都市計画区域内の主要道路として決定・建設される道路。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

としけいかく‐ほう【都市計画法】‥クワクハフ🔗🔉

としけいかく‐ほう都市計画法‥クワクハフ 都市計画の内容およびその決定手続・規制などに関して規定した法律。現行法は1968年制定。 ⇒とし‐けいかく【都市計画】

とし‐こうえん【都市公園】‥ヱン🔗🔉

とし‐こうえん都市公園‥ヱン 都市にある公園。都市公園法では、都市計画区域内に地方公共団体が設置する公園または緑地。

とし‐こうがく【都市工学】🔗🔉

とし‐こうがく都市工学】 都市に関する様々な問題を工学的見地から研究する学問分野。都市計画・交通工学・衛生工学・システム工学・人間工学など多岐にわたる分野と密接な関連を持つ。

とし‐こっか【都市国家】‥コク‥🔗🔉

とし‐こっか都市国家‥コク‥ (polis ギリシア・civitas ラテン)都市それ自体が政治的に独立し一個の国家を形成しているもの。古代のエジプト・メソポタミア・インド・中国に存在した。古代ギリシアの諸都市いわゆるポリスも、中世末期の自由都市も、その一種。→都市2→自由都市

とし‐さいせい【都市再生】🔗🔉

とし‐さいせい都市再生】 土地利用の再編、生活・交流・経済の拠点の形成、防災性の向上などにより、都市の機能を再構築し高度化すること。 ⇒としさいせい‐きこう【都市再生機構】

としさいせい‐きこう【都市再生機構】🔗🔉

としさいせい‐きこう都市再生機構】 市街地の整備改善および賃貸住宅の供給支援・管理等を事業内容とする独立行政法人。都市基盤整備公団と地域振興整備公団の地方都市開発整備部門とを統合して2004年に設立。 ⇒とし‐さいせい【都市再生】

とし‐しゃかいがく【都市社会学】‥クワイ‥🔗🔉

とし‐しゃかいがく都市社会学‥クワイ‥ 都市における社会現象や都市化にともなう地域社会の変容を主な研究対象とする社会学。シカゴ学派に始まる。

とし‐じんるいがく【都市人類学】🔗🔉

とし‐じんるいがく都市人類学】 人類学の一分野。都市社会の特質を住民の社会関係・文化・適応過程等の面から明らかにしようとする学問。

とし‐すいがい【都市水害】🔗🔉

とし‐すいがい都市水害】 都市化に伴う水害。都市内の中小河川の氾濫や排水の不良による。

とし‐デザイン【都市デザイン】🔗🔉

とし‐デザイン都市デザイン(→)アーバン‐デザインに同じ。

としぶんしゅう【都氏文集】‥シフ🔗🔉

としぶんしゅう都氏文集‥シフ 都良香みやこのよしかの漢文集。6巻。880年(元慶4)頃成り、門弟の編か。現存3巻。

と‐しょう【都省】‥シヤウ🔗🔉

と‐しょう都省‥シヤウ 太政官だいじょうかんの異称。

と‐じょう【都状】‥ジヤウ🔗🔉

と‐じょう都状‥ジヤウ 泰山府君を祭って寿命の延長を祈請するとき奉る祭文。今昔物語集19「其の人の名を祭の―に注して」

と‐じょう【都城】‥ジヤウ🔗🔉

と‐じょう都城‥ジヤウ 都市にめぐらした城郭。また、城郭をかまえた都市。城市。

と‐しん【都心】🔗🔉

と‐しん都心】 大都市の中心部。特に、東京都の中心。「―まで1時間の距離」「副―」

と‐じん【都人】🔗🔉

と‐じん都人】 みやこの人。好色五人女3「石山寺の開帳とて、―袖をつらね」

と‐じん【都塵】‥ヂン🔗🔉

と‐じん都塵‥ヂン 都会のごみ。また、都会の雑踏。

と‐じんし【都人士】🔗🔉

と‐じんし都人士】 みやこの人。みやこびと。

と‐すい【都水】🔗🔉

と‐すい都水】 秦・漢などで、主として治水の事をつかさどった官。今昔物語集2「―の使者に」

と‐せい【都政】🔗🔉

と‐せい都政】 東京都の政治・行政。

と‐ぜい【都税】🔗🔉

と‐ぜい都税】 東京都が賦課する地方税。地方税法の特例として、特別区の区域においては、特定の市町村税(法人住民税・固定資産税・事業所税・都市計画税など)が都税に含まれる。

と‐ぞく【都俗】🔗🔉

と‐ぞく都俗】 都会の風俗。みやこのてぶり。

とそつ【兜率・都卒】🔗🔉

とそつ兜率・都卒】 〔仏〕(梵語Tuṣitaの音写)兜率天の略。兜率陀。狭衣物語1「―の内院にと思はましかば」 ⇒とそつ‐てん【兜率天】 ⇒とそつ‐まんだら【兜率曼荼羅】

と‐ちょう【都庁】‥チヤウ🔗🔉

と‐ちょう都庁‥チヤウ 東京都庁の略称。東京都の行政事務を管理する役所。

どど‐いつ【都々逸・都々一】🔗🔉

どど‐いつ都々逸・都々一】 流行俗謡。雅言を用いず、主に男女相愛の情を口語をもって作り、ふつう七・七・七・五の4句からなる。

どどいつぼう‐せんか【都々逸坊扇歌】‥バウ‥🔗🔉

どどいつぼう‐せんか都々逸坊扇歌‥バウ‥ (初代)江戸後期の芸人。常陸の人。江戸へ出て船遊亭扇橋に入門。音曲「とっちりとん」や謎ときで話題になった。(1804?〜1852)

トハラ【Tokhāra・吐火羅・都貨邏】🔗🔉

トハラTokhāra・吐火羅・都貨邏】 中央アジアのアム川中流域を支配したイラン系遊牧民。また、その支配した地域の名称。前2世紀、バクトリア王国を倒して王国を建設したが、やがて南下した大月氏に服属。中国文献に見える大夏は、このトハラの音訳と思われる。トカラ。→月氏

みやこ【都】🔗🔉

みやこ】 (「宮処みやこ」の意) ①帝王の宮殿のある所。みさと。京。万葉集5「あをによし奈良の―に」 ②古く、天皇が一時仮に居所とした行宮あんぐうをもいう。万葉集1「兎道うじの―の借いほし思ほゆ」 ③首府。首都。 ④(田舎に対して)人口が密集し、政治・経済・文化などの中心地となる繁華なところ。都邑とゆう。都会。「杜もりの―」 ⇒みやこ‐あざみ【都薊】 ⇒みやこ‐いで【都出で】 ⇒みやこ‐いり【都入り】 ⇒みやこ‐うつし【都遷し】 ⇒みやこ‐うつり【都移り】 ⇒みやこ‐えり【都襟】 ⇒みやこ‐おおじ【都大路】 ⇒みやこ‐おち【都落ち】 ⇒みやこ‐おどり【都をどり】 ⇒みやこ‐がい【都貝】 ⇒みやこ‐がえ【都替え】 ⇒みやこ‐がえり【都返り】 ⇒みやこ‐がお【都顔】 ⇒みやこ‐がた【都方】 ⇒みやこかた‐ひと【都方人】 ⇒みやこ‐ぐさ【都草・百脈根】 ⇒みやこ‐ごころ【都心】 ⇒みやこ‐こしまき【都腰巻】 ⇒みやこ‐じ【都路】 ⇒みやこ‐しゅう【都衆】 ⇒みやこ‐じょうろう【都上臈】 ⇒みやこ‐そだち【都育ち】 ⇒みやこ‐ぞめ【都染】 ⇒みやこ‐たなご【都鱮】 ⇒みやこ‐づめ【都詰】 ⇒みやこ‐どり【都鳥】 ⇒みやこ‐のぼり【都上り】 ⇒みやこ‐ばしら【都柱】 ⇒みやこ‐ばな【都花】 ⇒みやこ‐びと【都人】 ⇒みやこ‐ふう【都風】 ⇒みやこぶし‐おんかい【都節音階】 ⇒みやこ‐へ【都方】 ⇒みやこ‐へんど【都辺土】 ⇒みやこ‐ほこり【都誇り】 ⇒みやこ‐ほとり【都辺】 ⇒みやこ‐まい【都舞】 ⇒みやこ‐わすれ【都忘れ】

みやこ【都】(姓氏)🔗🔉

みやこ】 姓氏の一つ。 ⇒みやこ‐の‐よしか【都良香】

みやこ‐いっちゅう【都一中】🔗🔉

みやこ‐いっちゅう都一中】 (初世)一中節の家元。京都真宗明福寺の僧。本名、恵俊。還俗して浄瑠璃を習い、須賀千朴のち都太夫一中と称す。宝永(1704〜1711)の頃、文弥節・治太夫節などの浄瑠璃を採り入れて一中節を起こした。(1650〜1724)

みやこ‐いで【都出で】🔗🔉

みやこ‐いで都出で】 都を出発すること。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐うつし【都遷し】🔗🔉

みやこ‐うつし都遷し】 都を他の土地にうつすこと。みやこがえ。遷都。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐うつり【都移り】🔗🔉

みやこ‐うつり都移り】 都が他の土地に移ること。遷都。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐えり【都襟】🔗🔉

みやこ‐えり都襟】 和装コートの襟型。方形の角の部分に丸みを持たせたもの。→襟(図)⇒みやこ【都】

みやこ‐おおじ【都大路】‥オホヂ🔗🔉

みやこ‐おおじ都大路‥オホヂ 人の往来のはげしい都の大通り。「このあした―は雨はれて花見車の音きしるなり」(鉄幹) ⇒みやこ【都】

みやこ‐おどり【都をどり】‥ヲドリ🔗🔉

みやこ‐おどり都をどり‥ヲドリ 京都祇園の甲部歌舞会が毎年4月の1カ月間、祇園花見小路の歌舞練場で催す舞踊公演。1872年(明治5)第1回京都博覧会に際し創始。〈[季]春〉 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がい【都貝】‥ガヒ🔗🔉

みやこ‐がい都貝‥ガヒ ニシキガイの異称。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がえ【都替え】‥ガヘ🔗🔉

みやこ‐がえ都替え‥ガヘ (→)「みやこうつし」に同じ。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐がお【都顔】‥ガホ🔗🔉

みやこ‐がお都顔‥ガホ 都人のような洗練された顔つき。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ぐさ【都草・百脈根】🔗🔉

みやこ‐ぐさ都草・百脈根】 マメ科の多年草。高さ約20センチメートル。茎は細長く地上に伏す。葉は3小葉から成る。春から初夏、黄色の小さな蝶形花を2個ずつ開く。日本の各地に自生。昔、京都に多く見られたという。キレンゲ。コガネバナ。ミヤコバナ。〈[季]夏〉 ミヤコグサ 提供:OPO ⇒みやこ【都】

みやこ‐ごころ【都心】🔗🔉

みやこ‐ごころ都心】 都を慕う心。夫木和歌抄36「慰めましや―を」 ⇒みやこ【都】

みやこ‐こしまき【都腰巻】🔗🔉

みやこ‐こしまき都腰巻】 毛糸で編んだ、円筒状の腰巻。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐しゅう【都衆】🔗🔉

みやこ‐しゅう都衆】 都に住む人々。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐じょうろう【都上臈】‥ジヤウラフ🔗🔉

みやこ‐じょうろう都上臈‥ジヤウラフ 都の身分の高い婦人。狂言、菊の花「さすが―ぢや」 ⇒みやこ【都】

みやこ・する【都する】🔗🔉

みやこ・する都する】 〔自サ変〕[文]みやこ・す(サ変) 都を置く。「洛陽に―・した王朝」

みやこ‐そだち【都育ち】🔗🔉

みやこ‐そだち都育ち】 都会で育ったこと。また、その人。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ぞめ【都染】🔗🔉

みやこ‐ぞめ都染】 京都で染めた染物。京染。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐づめ【都詰】🔗🔉

みやこ‐づめ都詰】 将棋で、王将が盤の中央で詰められること。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「座敷牢へ入らうが―にならうが、金銀は手放さぬ」→雪隠せっちん詰め⇒みやこ【都】

みやこのじょう【都城】‥ジヤウ🔗🔉

みやこのじょう都城‥ジヤウ 宮崎県南西部の市。もと薩摩藩支藩、北郷ほんごう氏(のち島津姓)3万石の城下町。日豊本線・吉都線の分岐点。人口17万1千。 都城 甌穴 撮影:山梨勝弘

みやこ‐の‐にしき【都の錦】🔗🔉

みやこ‐の‐にしき都の錦】 江戸中期の浮世草子作者。本名、宍戸与一。字は光風。別号、梅薗堂など。西沢一風の後援を得て文壇に登場。作は西鶴批判で有名な「元禄大平記」のほか、「風流神代巻」など。(1675〜 )

みやこ‐のぼり【都上り】🔗🔉

みやこ‐のぼり都上り】 地方から都に赴くこと。上京。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ばしら【都柱】🔗🔉

みやこ‐ばしら都柱(→)長者柱に同じ。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ばな【都花】🔗🔉

みやこ‐ばな都花】 ミヤコグサの別称。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐びと【都人】🔗🔉

みやこ‐びと都人】 都に住んでいる人。都の人。 ⇒みやこ【都】

みやこ・ぶ【都ぶ】🔗🔉

みやこ・ぶ都ぶ】 〔自上二〕 都らしくなる。都のふうをする。万葉集3「今は京みやこ引き―・びにけり」

みやこぶし‐おんかい【都節音階】🔗🔉

みやこぶし‐おんかい都節音階】 日本の陰音階の一つ。五音音階で、洋楽のミファラシドの関係に相当。箏曲・長唄など近世邦楽で多用。 ⇒みやこ【都】

みやこ‐ほこり【都誇り】🔗🔉

みやこ‐ほこり都誇り】 都にいること、また都に近づいたことを誇らしく思うこと。土佐日記「―にもやあらむ」 ⇒みやこ【都】

[漢]都🔗🔉

 字形  筆順 〔阝(右)部8画/11画/教育/3752・4554〕 [] 字形 〔阝(右)部9画/12画〕 〔音〕(漢) (呉) 〔訓〕みやこ・すべて [意味] ①天子の居所のある地。政府の所在地。みやこ。「都城・首都・遷都・州都」。特に、地方公共団体としての東京。「都道府県・都庁・都民・都営」 ②人口の集中している地。「都市・都会」 ③洗練されている。みやびやか。(対)鄙。「都雅」 ④すべ集める。すべて。「都督・都合つごう・都度つど」 [解字] 形声。「阝」(=まち)+音符「者」(=あつまる)。人々の集まる大きなまちの意。 [下ツキ 旧都・江都・皇都・首都・遷都・僧都・帝都・奠都・東都・南都・満都

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じゅうたく-としせいび-こうだん【住宅・都市整備公団】🔗🔉

じゅうたく-としせいび-こうだん ヂユウ― 【住宅・都市整備公団】 都市地域における集団住宅および宅地の大規模な供給と都市環境の改善・整備を目的として設立された特殊法人。1981年(昭和56)日本住宅公団と宅地開発公団とを統合・改組して設立。

つ-いな【都維那】🔗🔉

つ-いなナ [1] 【都維那】 寺院内の事務をつかさどる僧職。上座・寺主とあわせて三綱(サンゴウ)という。維那。

つう-す【都寺・都守】🔗🔉

つう-す [1] 【都寺・都守】 〔仏〕 〔「都監寺(ツカンス)」の略〕 禅宗寺院で住持の下にあって,事務関係を監督・統括する最高位の役職。

つが【都賀】🔗🔉

つが 【都賀】 姓氏の一。

つが-ていしょう【都賀庭鐘】🔗🔉

つが-ていしょう 【都賀庭鐘】 (1718頃-1794?) 江戸中期の読本作者・儒医。大坂の人。字(アザナ)は公声。通称,六蔵。号は近路行者(キンロギヨウジヤ)など。中国の白話小説の翻案によって前期読本の先駆者とされる。著「英草紙(ハナブサゾウシ)」「繁野話(シゲシゲヤワ)」「莠句冊(ヒツジグサ)」など。

つかん-す【都監寺・都監守】🔗🔉

つかん-す 【都監寺・都監守】 ⇒都寺(ツウス)

つ-ごう【都合】🔗🔉

つ-ごう ―ガフ 【都合】 ■一■ [0] (名)スル 〔「都」はすべて,の意〕 (1)物事をするに当たっての事情。具合。「明日は―が悪い」「―よくバスが来る」 (2)物事をすることのできない事情。さしさわり。さしつかえ。「―があって行けない」 (3)やりくりすること。工面すること。「旅費を―する」「―をつけて出席する」 ■二■ [1] (副) 合計。総計。全部で。「―百人になる」「―いくらでしょう」

つごう-しだい【都合次第】🔗🔉

つごう-しだい ―ガフ― [4] 【都合次第】 事情いかんによること。「―では行けない」

と【都】🔗🔉

[1] 【都】 (1)みやこ。 (2)地方公共団体の一。東京都がこれにあたる。 →都道府県 (3)「東京都」の略。「―の方針」「―条例」

と-い【都尉】🔗🔉

と-い [1] 【都尉】 左右馬寮(メリヨウ)の允(ジヨウ)の唐名。

とい-みさき【都井岬】🔗🔉

とい-みさき― 【都井岬】 宮崎県の最南端,志布志湾東端にある岬。ソテツの自生地,岬馬や野猿の生息地。

と-えい【都営】🔗🔉

と-えい [0] 【都営】 東京都の経営。「―バス」「―住宅」

とえい-ちかてつ【都営地下鉄】🔗🔉

とえい-ちかてつ 【都営地下鉄】 東京都交通局の運営する地下鉄。鉄道営業キロ68.1キロメートル。浅草線・三田線・新宿線・一二号線よりなる。

と-か【都下】🔗🔉

と-か [1] 【都下】 (1)みやこの中。都市の中。「―の浮華を学び/文明論之概略(諭吉)」 (2)東京都の管轄する地域。「―全域」 (3)東京都内で,二三区を除く市町村。「―西多摩郡」

と-が【都雅】🔗🔉

と-が [1] 【都雅】 (名・形動)[文]ナリ みやびやかなこと。都会風で上品なこと。また,そのさま。「―な風俗」「動作の高尚なると,言語の―なるに在り/もしや草紙(桜痴)」

と-かい【都会】🔗🔉

と-かい ―クワイ [0] 【都会】 (1)人々が多く集まり住んで,商工業や文化の発達した土地。みやこ。都市。「―へ出て働く」「―生活」「大―」 (2)「都議会」の略。「―議員」

とかい-じん【都会人】🔗🔉

とかい-じん ―クワイ― [2] 【都会人】 都会に住み慣れている人。都会的なセンスをもっている人。

とかい-てき【都会的】🔗🔉

とかい-てき ―クワイ― [0] 【都会的】 (形動) 都会に見られるように,洗練された傾向があるさま。「―なセンス」

とかい-びょう【都会病】🔗🔉

とかい-びょう ―クワイビヤウ [0] 【都会病】 (1)都会に特有の生活的条件によって起こる健康障害。公害による病気,神経衰弱など。 (2)地方に住んでいる人が都会生活にあこがれる傾向。

と-ぎ【都議】🔗🔉

と-ぎ [1] 【都議】 「都議会議員」の略。

と-ぎかい【都議会】🔗🔉

と-ぎかい ―ギクワイ [2] 【都議会】 東京都の議決機関。都議会議員を以て組織し,自治に関する事項について意思を決定する。東京都議会。 →都道府県議会

とぎかい-ぎいん【都議会議員】🔗🔉

とぎかい-ぎいん ―ギクワイ―ン [5] 【都議会議員】 都議会を構成する議員。任期は四年。都議。

ときがわ【都幾川】🔗🔉

ときがわ トキガハ 【都幾川】 埼玉県中央部,比企郡の村。林業・建具製造が盛ん。西部の堂平(ドウダイラ)山に国立天文台堂平観測所がある。

と-ぎん【都銀】🔗🔉

と-ぎん [0] 【都銀】 「都市銀行」の略。 ⇔地銀

と-ご【都護】🔗🔉

と-ご [1] 【都護】 (1)中国,都護府の長官。 (2)按察使(アゼチ)の唐名。

と-こう【都講】🔗🔉

と-こう ―カウ [0] 【都講】 (1)天皇の読書始めの式に,侍講が授けたところを復習する職。尚復。 (2)塾生の長。塾頭。

とご-ふ【都護府】🔗🔉

とご-ふ [2] 【都護府】 中国で,漢・唐代に置かれた,周辺の諸民族を統治するための機関。前漢のタリム盆地西域都護府に始まる。唐では,安西・北庭・安北・単于(ゼンウ)・安東・安南の諸都護府が有名で,六都護府と称される。

とさつ-いん【都察院】🔗🔉

とさつ-いんン 【都察院】 中国,明・清代に置かれた政務監察機関。御史台(ギヨシダイ)に代えて,1382年に設置。官吏の不正違反行為を弾劾し,重大な刑案を審議した。

とざん-りゅう【都山流】🔗🔉

とざん-りゅう ―リウ 【都山流】 尺八の流派の一。1896年(明治29),中尾都山が創始。

と-し【都市】🔗🔉

と-し [1] 【都市】 (1)繁華な都会。人口が集中する地域。 (2)人間・金融・情報などの集中により,近代資本主義社会を形成する中核的役割を担う地域。 (3)人口を集中させる機能や施設を計画的に一定の空間に集めたところ。「研究学園―」

とし-か【都市化】🔗🔉

とし-か ―クワ [0] 【都市化】 (名)スル 産業化の進展,高速交通網の発達,情報化などに伴う人口の都市への集中,都市的生活様式の形成とその農村部への浸透過程をいう語。「―の波が押し寄せる」

としかいはつ-くいき【都市開発区域】🔗🔉

としかいはつ-くいき ―クキ [7][1]-[5] 【都市開発区域】 首都圏,近畿圏,中部圏内の人口および産業の適正な配置を図るために,工業都市,住居都市などとしてそれぞれ整備・開発することを定めた区域。内閣総理大臣が指定する。

とし-ガス【都市―】🔗🔉

とし-ガス [0][3] 【都市―】 ガス管を敷設して各戸に供給する燃料用ガス。天然ガスや液化石油ガスなどが用いられる。

とし-きこう【都市気候】🔗🔉

とし-きこう [3] 【都市気候】 都市域で生ずる局所的な気候。都市域の高温化,大気汚染,日射量減少,風速の減少,降水の変化などをいう。都市気象。 →ヒート-アイランド

とし-ぎり【都市霧】🔗🔉

とし-ぎり [2] 【都市霧】 都市に発生する霧。工場などからの煙や煤煙(バイエン)などが凝結核になると考えられている。

とし-ぎんこう【都市銀行】🔗🔉

とし-ぎんこう ―ギンカウ [3] 【都市銀行】 大都市に営業基盤を置き,全国に多数の支店をもつ普通銀行。都銀。 →地方銀行 →市中銀行

とし-けいかく【都市計画】🔗🔉

とし-けいかく ―ケイクワク [3] 【都市計画】 都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための,土地利用・施設整備・開発事業などに関する計画。

としけいかく-ぜい【都市計画税】🔗🔉

としけいかく-ぜい ―ケイクワク― [6] 【都市計画税】 都市計画事業または土地区画整理事業の費用にあてる目的で,市街化区域内所在の土地・家屋について,その所有者に課される市町村税。

としけいかく-ほう【都市計画法】🔗🔉

としけいかく-ほう ―ケイクワクハフ 【都市計画法】 都市計画の実施を図るための法律。現行法は1968年(昭和43)制定。

とし-こうえん【都市公園】🔗🔉

とし-こうえん ―コウン [3] 【都市公園】 (1)都市内にあり,市民の休養・運動に供する公園または緑地。 (2)地方自治体が都市計画区域内に設置し,都市公園法に定められる公園または緑地。

とし-こうがく【都市工学】🔗🔉

とし-こうがく [3] 【都市工学】 都市にかかわるさまざまな問題を工学的に研究する学問。都市計画や衛生工学などの諸分野と連係する。

とし-こっか【都市国家】🔗🔉

とし-こっか ―コクカ [3] 【都市国家】 神殿・王宮・公共施設などを中心に城壁をめぐらした都市が,その周辺の農牧地を含めて政治的に独立し,一小国家を構成したもの。古代ギリシャのポリスが代表的。他に古代ローマ,古代のエジプト・メソポタミア・インド・中国などにみられる。

とし-さいかいはつ【都市再開発】🔗🔉

とし-さいかいはつ [5][1]-[3] 【都市再開発】 既成市街地において,都市機能の衰退した地区や環境の悪化した地区を再生すること。既存の建物や施設を全面的につくり直すことのほか,修復や保全をもいう。

とし-しせつ【都市施設】🔗🔉

とし-しせつ [3] 【都市施設】 (1)都市生活に必要不可欠な施設。 (2)都市計画法に定める,交通施設・公共空地(クウチ)・供給施設・処理施設・教育文化施設・医療施設・住宅施設などの施設の総称。

とし-しゃかいがく【都市社会学】🔗🔉

とし-しゃかいがく ―シヤクワイガク [4] 【都市社会学】 都市の社会的諸関係・社会構造・文化などを研究対象とする社会学の一分野。 →農村社会学

とし-せいたいがく【都市生態学】🔗🔉

とし-せいたいがく [5] 【都市生態学】 都市を形成する住民・生物・植物・大気・水などを含め,一つの生態系として研究する学問分野。

とし-たいこう【都市対抗】🔗🔉

とし-たいこう ―タイカウ [3] 【都市対抗】 各都市が対抗して物事を競うこと。特に,社会人のスポーツ-チームなどが各都市別に対戦すること。「―野球」

とし-どうめい【都市同盟】🔗🔉

とし-どうめい [3] 【都市同盟】 中世ヨーロッパの都市相互間の同盟。皇帝や封建諸侯に対抗するため軍事力を保持した。イタリアのロンバルディア同盟,ドイツのライン都市同盟・ハンザ同盟などが代表的。

とし-ふう【都市風】🔗🔉

とし-ふう [0] 【都市風】 都市に特有な風。高層ビル周辺の強い風や,郊外から吹き込む弱い風など。

としぶんしゅう【都氏文集】🔗🔉

としぶんしゅう ―ブンシフ 【都氏文集】 漢文集。六巻,現存三巻。都良香(ミヤコノヨシカ)の各種散文を,没後,門弟らが分類編纂したもの。平安前期成立。

と-しょう【都省】🔗🔉

と-しょう ―シヤウ 【都省】 太政官(ダイジヨウカン)の別名。

と-じょう【都城】🔗🔉

と-じょう ―ジヤウ [1] 【都城】 城郭をめぐらした都市。 〔本来,中国の長安・洛陽のような城郭に囲まれた都市をいう〕

とし-りょくち【都市緑地】🔗🔉

とし-りょくち [3] 【都市緑地】 都市にある樹林地・草地・水辺などの緑地の総称。

としりょくち-ほぜんほう【都市緑地保全法】🔗🔉

としりょくち-ほぜんほう ―ハフ 【都市緑地保全法】 緑地保全地区の指定・規制や市街地緑化の推進等を通じて,都市部の環境保全を目的とする法律。1973年(昭和48)制定。

と-しん【都心】🔗🔉

と-しん [0] 【都心】 大都市の中心部。特に,東京都についていうことが多い。「―部」「副―」「―の高層ビル群」

と-じん【都人】🔗🔉

と-じん [1] 【都人】 みやこの人。都会に住む人。

と-じん【都塵】🔗🔉

と-じん ―ヂン [0] 【都塵】 都会の雑踏。都会のわずらわしさ。「―を避けて山村に引きこもる」

と-じんし【都人士】🔗🔉

と-じんし [2] 【都人士】 都会に住んでいる人。都会人。

と-せい【都政】🔗🔉

と-せい [1][0] 【都政】 東京都の行政。

と-ぜい【都税】🔗🔉

と-ぜい [1][0] 【都税】 地方税の一。東京都内に居住する者や事業所などに対して都が課する税。

と-ぞく【都俗】🔗🔉

と-ぞく [1] 【都俗】 都会の風俗。都市の習俗。

どどいつ【都々逸・都都一】🔗🔉

どどいつ [2] 【都々逸・都都一】 俗曲の一。天保・嘉永年間(1830-1854)に流行。源流は「よしこの節」。「どどいつどいどい」とはやすようになって「どどいつ節」と呼ばれたが,都々逸坊扇歌が節回しを完成し,しゃれた歌詞を即興で作って唄い,評判となったので「都々逸」などの字があてられた。多く男女間の情を七・七・七・五調にまとめ,三味線の伴奏で唄われる。

どどいつぼう-せんか【都々逸坊扇歌】🔗🔉

どどいつぼう-せんか ドドイツバウ― 【都々逸坊扇歌】 (1796?-1852) 俗曲都々逸の完成者。本名岡福次郎。常陸(ヒタチ)の人。幼時に失明。江戸に出て船遊亭扇橋に師事。寄席の客になぞの題を出させ,その解を即興で都々逸節の歌詞に作り,独特の節回しで唄って名声を博した。後年,風刺よみ込みで幕府ににらまれ,生国に帰住。

と-バス【都―】🔗🔉

と-バス [0] 【都―】 「都営バス」の略。

みや-こ【都】🔗🔉

みや-こ [0] 【都】 〔宮処(ミヤコ)の意〕 (1)皇居のある所。「奈良の―」「京都から東京に―を移す」 (2)首府。首都。 (3)政治・経済・文化の中心としてにぎやかな所。都会。あることが盛んであったり特徴であったりする都会。「花の―」「水の―ベニス」

みやこ-うつり【都移り・都遷り】🔗🔉

みやこ-うつり 【都移り・都遷り】 都が他の土地へ移ること。遷都(セント)。「―あるべしと聞こえしかども/平家 5」

みやこ-うり【都瓜】🔗🔉

みやこ-うり [3] 【都瓜】 マクワウリの別名。

みやこ-おどり【都をどり】🔗🔉

みやこ-おどり ―ヲドリ 【都をどり】 京都祇園(ギオン)の芸妓により,甲部歌舞練場で四月一日から三〇日まで行われる催し。1872年(明治5)に始まる。[季]春。

みやこ-がい【都貝】🔗🔉

みやこ-がい ―ガヒ [3] 【都貝】 ニシキガイの異名。

みやこ-ぐさ【都草】🔗🔉

みやこ-ぐさ [3] 【都草】 マメ科の多年草。日当たりのよい草地に生える。茎は細く,地をはう。葉は楕円形の小葉三個と同形の托葉二個からなる。五,六月ごろ,腋生(エキセイ)の花軸に鮮黄色の蝶形花を一〜三個つける。黄金花(コガネバナ)。烏帽子(エボシ)草。都花。[季]夏。 都草 [図]

みやこ-こしまき【都腰巻(き)】🔗🔉

みやこ-こしまき [4] 【都腰巻(き)】 毛糸でスカート状に編んだ腰巻。

みやこ-ざさ【都笹】🔗🔉

みやこ-ざさ [3] 【都笹】 小形のササ。京都比叡山で発見されたのでこの名がある。高さ1メートル内外で,枝が少ない。葉は広披針形で質薄く,下面に毛がある。

みやこ-そだち【都育ち】🔗🔉

みやこ-そだち [4] 【都育ち】 都会で育ったこと。また,その人。

みやこ-ぞめ【都染(め)】🔗🔉

みやこ-ぞめ [0] 【都染(め)】 ⇒京染(キヨウゾ)め

みやこ-づめ【都詰め】🔗🔉

みやこ-づめ [0] 【都詰め】 将棋で,王将を盤の中央で詰めること。「座敷牢へ入らうが,―にならうが/浄瑠璃・寿の門松」

みやこ-ばな【都花】🔗🔉

みやこ-ばな [3] 【都花】 ミヤコグサの別名。

みやこ-びと【都人】🔗🔉

みやこ-びと [3] 【都人】 都に住んでいる人。都の人。

みやこ-ぶし【都節】🔗🔉

みやこ-ぶし [0] 【都節】 主に江戸時代の都会で行われた音楽の旋律または音階。陰旋法。 →田舎(イナカ)節

みやこ-ぶし-おんかい【都節音階】🔗🔉

みやこ-ぶし-おんかい [6] 【都節音階】 日本の五音音階の一。各音の音程関係は洋楽階名のミ・ファ・ラ・シ・ドと同じ形。近世邦楽に多く用いられる。陰音階。陰旋法。 →五音音階

みやこ-いっちゅう【都一中】🔗🔉

みやこ-いっちゅう 【都一中】 (初世)(1650-1724) 一中節の家元。京都の人。本名は恵俊。東本願寺派僧侶の出。角太夫節を学んでのち一中節を創始。初め須賀千朴を名乗り,のち都一中と称す。京都のほか,江戸の市村座にも出演して好評をえた。助六心中の語りが有名。都太夫一中。

みやこ-しんぶん【都新聞】🔗🔉

みやこ-しんぶん 【都新聞】 戦前に東京で発行されていた日刊紙。1884年(明治17)創刊の「今日(コンニチ)新聞」が前身。88年「みやこ新聞」,翌89年「都新聞」と改題。芝居や演劇・文学に力を入れて庶民の人気を得た。1942年(昭和17)「国民新聞」と合併し「東京新聞」となる。

みやこのじょう【都城】🔗🔉

みやこのじょう ミヤコノジヤウ 【都城】 宮崎県南西部の市。都城盆地の商業・交通の中心。島津氏発祥の地で,江戸時代には薩摩藩支藩が置かれた。

みやこのにしき【都の錦】🔗🔉

みやこのにしき 【都の錦】 (1675-?) 江戸中期の浮世草子作者。大坂の人。本名は宍戸与一。字(アザナ)は光風。武家の出。先行の草子類の翻案が多い。「元禄太平記」で西鶴を批判。他に「沖津白波」「当世知恵鑑」など。

みやこのはな【都の花】🔗🔉

みやこのはな 【都の花】 文芸雑誌。山田美妙を編集主幹として1888年(明治21)創刊,93年廃刊。明治二十年代の商業文芸誌の中心をなす。

みやこ・びる【都びる】🔗🔉

みやこ・びる [4] 【都びる】 (動バ上一)[文]バ上二 みやこ・ぶ 〔「都」に接尾語「ぶ」が付いて動詞化した語〕 都らしくなる。都ふうになる。「―・びた人々」「今都引き―・びにけり/万葉 312」

つごう【都合】(和英)🔗🔉

つごう【都合】 circumstances (事情);convenience (便宜);→英和 (an) opportunity (機会);→英和 arrangement(s) (繰合せ).→英和 〜する[繰り合わせる]arrange;→英和 manage;→英和 [計らう]see;→英和 [調達]find;→英和 raise;→英和 accommodate.→英和 〜が良い be convenient;be all right[<話>OK];suit.→英和 〜が悪い be inconvenient;have a previous engagement (先約).〜よく fortunately;favorably;smoothly;→英和 nicely;→英和 well.→英和 〜のつき次第 as soon as one can.〜により for some reasons.‖ご都合主義 opportunism.

と【都】(和英)🔗🔉

と【都】 the Metropolis.〜の metropolitan.→英和 ‖都知事 the Metropolitan Governor.都庁 the Metropolitan Government (Office: 建物).

とえい【都営の】(和英)🔗🔉

とえい【都営の】 metropolitan.→英和 都営住宅 houses under metropolitan management.

とか【都下の】(和英)🔗🔉

とか【都下の】 in Tokyo;in the metropolitan area.

とかい【都会】(和英)🔗🔉

とかい【都会】 a city;→英和 a town.→英和 〜の city;urban.→英和 〜化する urbanize.→英和 〜育ちの city-[town-]bred.‖都会人 a townsman;city people.都会生活 city[town,urban]life.

とかい【都会(議員)】(和英)🔗🔉

とかい【都会(議員)】 (a member of) the Metropolitan Assembly.

とし【都市】(和英)🔗🔉

とし【都市】 a city;→英和 a town.→英和 ‖都市化 urbanization.都市ガス city gas.都市間の intercity;interurban.都市計画 city[town]planning.都市国家 a city-state.都市対抗の intercity.

としん【都心】(和英)🔗🔉

としん【都心】 the center of a city.→英和

どどいつ【都々逸】(和英)🔗🔉

どどいつ【都々逸】 a Japanese limerick.

みやこ【都】(和英)🔗🔉

みやこ【都】 the capital (首都);→英和 [都市]a city;→英和 a town.→英和

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