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かす【▼粕・▼糟】🔗⭐🔉
かす【▼粕・▼糟】

名
酒のもろみをこしたあとに残るもの。酒かす。
「━汁・━漬け」




かす【▼滓】🔗⭐🔉
かす【▼滓】

名
液体をしぼり取ったあとに残る不純物。また、液体を入れた容器の底に沈殿ちんでんする不純物。おり。
「しぼり━」
必要なものを取り去ったあとに残ったもの。値打ちのない、つまらないもの。くず。
「食べ━」
◆「粕かす・糟かす」と同語源。






か・す【化す】クヮ━🔗⭐🔉
か・す【化す】クヮ━

自他五
形や性質が変わって別のものになる。変わる。また、それを変わらせて別のものにする。変える。
「町が焦土と━」
「デモ隊が暴徒と━」
「復讐の鬼と━」
他の影響を受けて心や行いが変わる。感化される。また、影響を及ぼして心や行いを変える。感化する。
「悪人が善人と━」
「徳をもって衆を━」
=化する






か・す【仮す】🔗⭐🔉
か・す【仮す】

他五
かりに与える。
許す。仮借かしゃくする。






か・す【貸す(▼藉す)】🔗⭐🔉
か・す【科す】クヮ━🔗⭐🔉
か・す【科す】クヮ━

他五
罰として負わせる。
「刑罰[労役・罰金・ペナルティー]を━」
=科する




か・す【課す】クヮ━🔗⭐🔉
か・す【課す】クヮ━

他五
仕事や義務・責任などを割り当てて負わせる。課する。
「兵役の義務を━」
「宿題[税金]を━」
=課する




ガス[gas オランダ]🔗⭐🔉
ガス[gas オランダ]

名
(広く)気体状の物質。
「炭酸━・毒━」
(天然ガス・石炭ガスなどの)燃料用の気体。
「━の栓」
「━漏れ」
「都市━」
濃い霧。
「━がかかる」
ガソリン。
〔俗〕おなら。屁へ。
◆
「瓦▼斯」と当てる。










か‐すい【下垂】🔗⭐🔉
か‐すい【下垂】

名・自サ変
たれさがること。
「胃━」




か‐すい【花穂】クヮ━🔗⭐🔉
か‐すい【花穂】クヮ━

名
イネ・ガマ・カンナなどのように、一本の軸の先に、花が穂のように群がってつく花の並び方。
◇俗に「かほ」とも言うが、避けたい。




かす‐か【▽微か・▽幽か】🔗⭐🔉
かす‐か【▽微か・▽幽か】

形動
感覚・記憶などによって、かろうじて認められるさま。きわめて弱々しいさま。
「━な香りがする」
「━に島影が見える」




かすがい【▼鎹】カスガヒ🔗⭐🔉
かすがい【▼鎹】カスガヒ

名
二つの材木をつなぎとめるために打ち込む、コの字形の大きなくぎ。
「豆腐に━」
◇人と人をつなぎとめるもののたとえにも使う。「子は━」




かす‐かす🔗⭐🔉
かす‐かす

副
果物・野菜などの水分がとぼしいさま。
「━で、まずいリンゴ」
ほとんどゆとりのないさま。すれすれ。
「━門限に間に合った」






ガス‐けつ【ガス欠】🔗⭐🔉
ガス‐けつ【ガス欠】

名
〔俗〕自動車などの燃料がなくなること。
「━でエンコする」
◇「ガス」は米語でガソリンの意。




かす‐じる【▼粕汁・▼糟汁】🔗⭐🔉
かす‐じる【▼粕汁・▼糟汁】

名
塩ザケ・塩ブリ・根菜類などを実とし、溶いた酒かすを加えて作るこくのある汁物。




カスタード[custard]🔗⭐🔉
カスタード[custard]

名
牛乳・鶏卵・砂糖をよくまぜあわせ、香料を加えて煮つめた菓子(の材料)。
「━クリーム」




カスタネット[castanet]🔗⭐🔉
カスタネット[castanet]

名
スペイン舞踊の伴奏などに使う打楽器。二枚貝のような形にくりぬいた堅い木片を手の中で打ち鳴らすもの。
◇ひもを指にかけるもののほか、柄えのついたものもある。




カスタマイズ[customize]🔗⭐🔉
カスタマイズ[customize]

名・他サ変
既存のものを、好みや必要に応じて作り替えること。特に、コンピューターで、利用者が用途に応じて、ソフトウエアの初期設定を変更すること。




ガス‐タンク[gas tank]🔗⭐🔉
ガス‐タンク[gas tank]

名
都市ガスや工業用ガスを貯蔵し、必要に応じて供給するための大型の容器。ふつう球形または円筒形。




かす‐づけ【▼粕漬・▼糟漬】🔗⭐🔉
かす‐づけ【▼粕漬・▼糟漬】

名
魚・野菜などを酒かすに漬けること。また、その漬けたもの。
「ウリの━」




カステラ🔗⭐🔉
カステラ

名
小麦粉に鶏卵・砂糖・水あめを加え、スポンジ状にふっくらと焼いた菓子。室町末期、オランダ人を通じて長崎に製法が伝えられた。
◇p
o de Castellaポルトガル(カスティリャ王国のパン)から。





かす‐とり【▼粕取り・▼糟取り】🔗⭐🔉
かす‐とり【▼粕取り・▼糟取り】

名
酒かすを蒸留してつくった焼酎しょうちゅう。
◇「かすとり焼酎」の略。
第二次世界大戦直後、芋などから盛んに急造された劣悪な密造酒。
「━雑誌(=かすとりは三合も飲めば酔いつぶれることから、三号で廃刊になるような低俗な雑誌)」
多く「カストリ」と書く。







ガス‐ぬき【ガス抜き】🔗⭐🔉
ガス‐ぬき【ガス抜き】

名・自サ変
ガスを除去すること。
「スプレー缶[パン生地]の━」
集団や組織内部に不満などがたまったとき、極限に達する前にそれを発散させる手段を講じることのたとえにも使う。





ガスパチョ[gazpacho スペイン]🔗⭐🔉
ガスパチョ[gazpacho スペイン]

名
スペインの冷たい野菜スープ。トマト・キュウリ・ピーマンなどの野菜をパンとともにすりつぶし、ブイヨンでのばしてから酢・塩・オリーブ油などで味をととのえたもの。




ガス‐マスク[gas mask]🔗⭐🔉
ガス‐マスク[gas mask]

名
有毒ガスが目や呼吸器に入るのを防ぐために顔につける器具。防毒マスク。




かすみ【▼霞・▼翳み】🔗⭐🔉
かすみ【▼霞・▼翳み】

名
空中に浮遊する微細な水滴やちりが帯状に集まった、うっすらと薄い雲のようなもの。
「山のふもとに━がたなびく」
◇春に発生するものを「霞」、秋に発生するものを「霧」として区別することもある。
視力が衰えて、はっきりと物が見えないこと。
「目に━がかかる」
多く「翳み」と書く。







【霞を食く・う】🔗⭐🔉
【霞を食く・う】
生活の手段もなく、俗世間を離れて暮らすことのたとえ。
かすみがせき【▼霞が関】🔗⭐🔉
かすみがせき【▼霞が関】

名
中央官庁の通称。特に、外務省。
「━外交」
◇東京都千代田区にある中央官庁街。




かすみ‐そう【▼霞草】━サウ🔗⭐🔉
かすみ‐そう【▼霞草】━サウ

名
ナデシコ科の一年草または越年草。葉は線形で、春から夏、細かく分かれた小枝の先に白い花を多数つける。多く切り花に用いられる。むれなでしこ。
ホトケノザの別名。






かすみ‐め【▼翳み目】🔗⭐🔉
かすみ‐め【▼翳み目】

名
目がかすんで物がはっきり見えない状態。また、そのような目。




かす・む【▼霞む・▼翳む】🔗⭐🔉
かす・む【▼霞む・▼翳む】

自五
霞かすみ・霧・もやなどがかかる。また、そのために(遠くの)物がぼうっと見える。
「大空は梅のにほひに━・みつつ曇りも果てぬ春の夜の月
藤原定家・新古今
」
「霧雨に街の灯が━」
「涙で文字が━」
詩的な気分をかもす語。
目がはっきりと見えなくなる。目がぼうっとする。
「疲労で目が━」
記憶などがぼんやりとする。
「三〇年も前のことだから、記憶が━のも無理はない」
他のすぐれた存在のために、あるものが目立たなくなる。影が薄くなる。
「脇役の名演技で主役が━・んでしまった」
「倫理の問題が解散の大合唱の陰で━・んで見える」
◆「掠める」と同語源。



は「霞」、
は多く「翳」を使う。
かすみ
関連語
大分類‖自然の現象‖しぜんのげんしょう
中分類‖曇る‖くもる

















かす・める【▼掠める】🔗⭐🔉
かす・める【▼掠める】

他下一
すきを見て、すばやく盗み取る。掠奪りゃくだつする。かすめとる。
「蔵から食糧を━」
「他人の財貨を━」
《「…の目を━」の形で》…の見ていないすきにこっそりと何かをする。…の目を盗む。
「親の目を━・めてタバコを吸う」
「見張りの目を━・めて逃げ出す」

自下一
すれすれに(すばやく)過ぎ去る。かする。
「ツバメが軒先を━」
「弾丸が頭を━」
「子供の声が耳を━・めた」
情念や想念が意識や表情に現れたかと思うとすぐ消える。よぎる。
「不吉な予感が脳裏を━」
「大胆な着想が胸を━・めた」
◆
「軒先[脳裏]を━」など、
の〜ヲは
通過点
を表す。
かす・む(下二)



















かすり【▼絣・
飛白
】🔗⭐🔉
かすり【▼掠り・▽擦り】🔗⭐🔉
かすり【▼掠り・▽擦り】

名
かすること。
上前をはねること。また、上前。
「━をとる」






かすり‐きず【▼掠り傷】🔗⭐🔉
かすり‐きず【▼掠り傷】

名
物が皮膚をかすってできた浅い傷。擦過傷さっかしょう。
◇わずかな被害・損害のたとえにも使う。「親会社にとってはほんの━だ」




かす・る【▼掠る・▽擦る】🔗⭐🔉
かす・る【▼掠る・▽擦る】

他五
かすかに触れて、さっと通りすぎる。
「矢は的を━・っただけだった」
上前をはねる。
「賃金を━」
かすり(掠・擦)







か・する【化する】クヮ━🔗⭐🔉
か・する【嫁する】🔗⭐🔉
か・する【嫁する】

自サ変
嫁にいく。とつぐ。
「商家の跡取りに━」

他サ変
嫁にやる。とつがせる。
責任・罪などを人に押しつける。転嫁する。
「すべての責任を部下に━」
か・す(サ変)
関連語
大分類‖人生‖じんせい
中分類‖結婚‖けっこん













か・する【架する】🔗⭐🔉
か・する【架する】

他サ変
かけ渡す。また、上に構築する。
「屋上屋おくじょうおくを━」
か・す(サ変)





か・する【科する】クヮ━🔗⭐🔉
か・する【課する】クヮ━🔗⭐🔉
かす・れる【▼掠れる・▽擦れる】🔗⭐🔉
かす・れる【▼掠れる・▽擦れる】

自下一
墨・インク・絵の具などのつき方が少なくて、文字や絵の一部がはっきりとしなくなる。
「文字が━・れて読みにくい」
声がしわがれて、よくでなくなる。
「歌いすぎて声が━」
かす・る(下二)
かすれ








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