複数辞典一括検索+

仄 かすか🔗🔉

【仄】 4画 人部  区点=4828 16進=503C シフトJIS=98BA 《音読み》 ソク/シキ〈z〉 《訓読み》 かたむく/いやしい(いやし)/ほのか/かすか 《意味》 {動・形}かたむく。片方に寄る。また、そのさま。「傾仄ケイソク」 {形}いやしい(イヤシ)。片方に寄って狭い。「仄陋ソクロウ」 {形}わきから寄るさま。〈同義語〉→側。「仄聞ソクブン」 「仄声ソクセイ」とは、漢字の四声のうち、上声・去声・入声ニッショウのこと。 〔国〕ほのか。かすか。 《解字》 会意。厂(がけ)とそのそばに人がからだをかたむけて寄りそうさまをあらわす。仄は、昃ソク(日が西にかたむく)に音符として含まれる。 《単語家族》 側ソク(片がわ、そば)即(そばにくっつく)と同系。 《類義》 →傾 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

仮 かす🔗🔉

【仮】 6画 人部 [五年] 区点=1830 16進=323E シフトJIS=89BC 【假】旧字旧字 11画 人部 区点=4881 16進=5071 シフトJIS=98EF 《常用音訓》カ/ケ/かり 《音読み》 カ/ケ〈ji・ji〉 《訓読み》 かり/かりる(かる)/かす/かりに/もし/たとい(たとひ)/いとま 《意味》 {名・形}かり。内容を見せないようにカバーをかけてあること。みせかけ。また、一時だけのまにあわせであるさま。「仮面」「仮定」 {動}かりる(カル)。うわべをつくろう。「以力仮仁者覇=力ヲ以テ仁ヲ仮ル者ハ覇ナリ」〔→孟子{動}かりる(カル)。一時借用する。また、利用する。▽みせかけの意から。〈類義語〉→借。「仮道于衛=道ヲ衛ニ仮ル」〔→左伝{動}かす。一時だけかし与える。「仮我以文章=我ニ仮スニ文章ヲ以テス」〔→李白{副}かりに。永久的にではなく一時だけ。とりあえず。 {接続}もし。たとい(タトヒ)。かりに…だとすると。▽「仮令」「仮使」「仮如」「仮若」などの形で用いる。 {名}いとま。仕事のないあいた時間のこと。▽内容がないの意から。去声に読む。〈同義語〉→暇。「因求仮暫帰=因リテ仮ヲ求メテ暫ク帰ル」〔古楽府〕 {形}ひまなさま。〈同義語〉→暇。「仮楽カラク/ケラク(ひまで楽しい)」 《解字》 会意兼形声。假カの右側は「たれたおおい+=印(そろえる意を示す)+手」の会意文字で、手でおおいをあしらい、かぶることをあらわす。假はそれを音符とし人を加えた字で、仮面をかぶる人間の動作をあらわす。▽真(中身がつまっている)・填テンの反対で、中身がからで表面だけ、一時だけ、みせかけなどの意を含む。 《単語家族》 家(屋根で豚をおおう小屋)廈カ(屋根でおおった家)などと同系。庫(屋根で車をおおう車庫)とも縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

仮睡 カスイ🔗🔉

【仮寝】 カシン『仮睡カスイ・仮寐カビ』一時的に眠ること。うたたね。▽「かりね」とも読む。〔→説苑カリネ〔国〕旅先で泊まること。旅寝。

何誰 カスイ🔗🔉

【何誰】 カスイ だれか。何者か。〈類義語〉誰何スイカ。

借 かす🔗🔉

【借】 10画 人部 [四年] 区点=2858 16進=3C5A シフトJIS=8ED8 《常用音訓》シャク/か…りる 《音読み》 シャク/セキ〈ji〉/シャ〈ji〉 《訓読み》 かりる(かる)/かす 《意味》 {動}かりる(カル)。人のものをかりる。「尽借巴人之車=尽ク巴人ノ車ヲ借ル」〔→左伝{動}かす。人にものをかす。「有馬者借人乗之=馬有ル者ハ人ニ借シテコレニ乗ラシム」〔→論語{動}固有のものではなく、かりにあてがう。「仮借」 「借問シャモン」とは、「ちょっとお尋ねしたい」の意。▽唐詩で用いられる慣用語。〈同義語〉且問。「借問酒家何処在=借問ス酒家ハ何処ニ在リヤ」〔→杜牧〕 《解字》 会意兼形声。昔は「重なりを示すしるし+日」の会意文字で、日数を重ねること。借は「人+音符昔」で、金・物・力が足りないとき、それを上に重ねて補助すること。金や力を重ね加えてやるの意だから、かす、かりるの両方に用いる。→昔 《単語家族》 助ジョ(力を重ね加える)苴ショ(重ね敷く)藉シャ・セキ(重ね敷く)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

剿 かすめる🔗🔉

【剿】 13画 リ部  区点=4986 16進=5176 シフトJIS=9996 《音読み》 ソウ(サウ)/ショウ(セウ)〈jio〉/ソウ(サウ)/ショウ(セウ)〈cho〉 《訓読み》 ころす/かすめる(かすむ) 《意味》 {動}ころす。分散した盗賊を、さっとさらえるように捕らえる。〈同義語〉→勦ソウ。「剿匪ソウヒ」「剿賊ソウゾク」 {動}かすめる(カスム)。さっと表面をとる。〈同義語〉→勦ソウ→抄ショウ。「勦襲ソウシュウ」「剿取ソウシュ(他人の文章を盗んで利用する)」 《解字》 形声。「刀+音符巣ソウ」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

剽 かすめる🔗🔉

【剽】 13画 リ部  区点=4987 16進=5177 シフトJIS=9997 《音読み》 ヒョウ(ヘウ)〈pio〉 《訓読み》 かすめる(かすむ)/おびやかす 《意味》 {動}かすめる(カスム)。表面をそっとそぎとる。転じて、他人の物をさっとかすめとる。「剽窃ヒョウセツ」 {動}おびやかす。急に人を襲う。さっとあらわれておどす。「剽劫ヒョウキョウ」「剽攻ヒョウコウ」 {形}すばやい。〈同義語〉→慓。「剽悍ヒョウカン」「剽軽ヒョウケイ」 {名}表面や末端。▽標・表に当てた用法。 《解字》 会意兼形声。票は、火の粉が軽く舞いあがることを示す会意文字。軽くはやい意を含む。剽は「刀+音符票」で、軽くさっと削りとる意。転じて、さっと襲いかかること。 《単語家族》 漂(軽くて水の表に浮く→ただよう)標(細く高いこずえ)飄ヒョウ(さっと表面をかすめるつむじ風)表(表面)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

勦 かすめる🔗🔉

【勦】 13画 力部  区点=5011 16進=522B シフトJIS=99A9 《音読み》 ソウ(サウ)/ショウ(セウ)〈cho〉/ショウ(セウ)〈jio〉 《訓読み》 かすめる(かすむ)/ころす/ほろぼす 《意味》 {動}かすめる(カスム)。さっとかすめとる。〈同義語〉→剿ソウ→抄ショウ。「勦取ソウシュ」 {動}ころす。ほろぼす。さっとかすめとるように盗賊を捕らえてころす。▽正しくはショウと読むべきであるが、ふつうソウと読む。〈同義語〉→剿ソウ。「勦滅ソウメツ」 《解字》 形声。「力+音符巣」。 《熟語》 →熟語

幽 かすか🔗🔉

【幽】 9画 幺部 [常用漢字] 区点=4509 16進=4D29 シフトJIS=9748 《常用音訓》ユウ 《音読み》 ユウ(イウ)〈yu〉 《訓読み》 かすか(かすかなり)/くらい(くらし) 《意味》 {形}かすか(カスカナリ)。ほのかでよく見えないさま。〈類義語〉→玄ゲン→幻ゲン。「幽幻」 {形}くらい(クラシ)。ほのぐらい。〈対語〉→明。〈類義語〉→暗{名}くらい夜。また、死後の世界。〈類義語〉→冥メイ。「幽界」「幽霊」 {形}奥深くてくらい。人里はなれている。また、人知れぬ。「幽谷ユウコク」「幽幽南山=幽幽タル南山」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。幽の山を除いた部分(音ユウ)は、細い糸を二本並べたさま。幽はそれを音符とし、山を加えた字で、山中がほのぐらくかすかにしか見えないことをあらわす。 《単語家族》 幼ヨウ(かぼそい子)夭ヨウ(細く弱い)と同系。 《類義》 微ビは、やさしくかすかなこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

微 かすか🔗🔉

【微】 13画 彳部 [常用漢字] 区点=4089 16進=4879 シフトJIS=94F7 《常用音訓》ビ 《音読み》 ビ/ミ〈wi〉 《訓読み》 かすか(かすかなり)/わずかに(わづかに)/かすかに/ひそかに/ない(なし) 《名付け》 いや・なし・まれ・よし 《意味》 {形}かすか(カスカナリ)。ほのかではっきり見えない。また、小さくて目だたないさま。おとろえているさま。〈対語〉→顕。「微細」「衰微」「世衰道微=世衰ヘテ道微カナリ」〔→孟子{形}身分が低くて、目だたない。「微臣」 {名}小さくて、目だたないもの。 {副}わずかに(ワヅカニ)。かすかに。ほんの少し。「微笑」 {副}ひそかに。目だたぬように。「微視=微カニ視ル」 {動}ない(ナシ)。ないことをあらわすことば。〈同義語〉→靡ビ。〈対語〉→有。〈類義語〉→無。「微我有咎=我ニ咎有ルコトナカラン」〔→詩経〕「微管仲=管仲ナカリセバ」〔→論語{単位}一の百万分の一。忽の十分の一。繊の十倍。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ビ)は「―線の上下に細い糸端のたれたさま+攴(動詞のしるし)」の会意文字で、糸端のように目だたないようにすること。微はそれを音符とし、彳(いく)をそえた字で、目だたないようにしのびあるきすること。 《単語家族》 未ミ・ビ(よくわからない)昧マイ(暗くてよく見えない)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

抄 かすめる🔗🔉

【抄】 7画 部 [常用漢字] 区点=3022 16進=3E36 シフトJIS=8FB4 《常用音訓》ショウ 《音読み》 ショウ(セウ)/ソウ(サウ)〈cho〉 《訓読み》 かすめる(かすむ)/うつす/ぬきがき 《名付け》 あつ 《意味》 ショウス{動}かすめる(カスム)。さっと表面をすくいとる。さっとかすめるように襲う。「抄家(家財をさっと没収する)」「抄紙」「匙抄爛飯=匙モテ爛飯ヲ抄フ」〔→韓愈ショウス{動}うつす。書物の字づらをうつしとる。〈同義語〉→鈔ショウ。「手抄(手で書きうつす)」「抄本」 {名}ぬきがき。「抄録」 ショウス{動}さっと斜めにかすめて通る。「抄近路=近路ヲ抄ス」 {単位}容量をはかる単位。一抄は一升の百分の一。転じて、ごくわずかの量。 〔国〕ぬきがきの意から転じて、注釈書のこと。「和名抄」 《解字》 会意兼形声。少は、斜めにそいで小さくすること。抄は「手+音符少」で、さっと斜めにそぐ動作。転じて、表面をかすめとる意に用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

拷 かすめる🔗🔉

【拷】 9画 部 [常用漢字] 区点=2573 16進=3969 シフトJIS=8D89 《常用音訓》ゴウ 《音読み》 ゴウ(ガウ)/コウ(カウ)〈ko〉 《訓読み》 うつ/かすめる(かすむ) 《意味》 {動}うつ。うちすえる。「拷問ゴウモン」 {動}かすめる(カスム)。むりやりに奪いとる。「拷掠ゴウリャク」 《解字》 会意兼形声。考とは、からだの曲がった老人。また、いろいろに曲折してつきつめること。究(つきつめる)に近い。拷は「手+音符考」で、うちすえて究問すること。敲コウ(強くたたく)と近い。→考 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

掠 かすめる🔗🔉

【掠】 11画 部  区点=4611 16進=4E2B シフトJIS=97A9 《音読み》 リャク/ラク/リョウ(リャウ)/ロウ(ラウ)〈l〉 《訓読み》 かすめる(かすむ)/むちうつ 《意味》 {動}かすめる(カスム)。さっと斜めにかすめて通る。「掠予舟而西也=予ガ舟ヲ掠メテ西スルナリ」〔→蘇武{動}かすめる(カスム)。さっと他人の持ち物を奪い取る。〈同義語〉→略。〈類義語〉→抄ショウ。「抄掠ショウリャク(かすめとる)」「侵掠シンリャク」「尽掠金帛=コトゴトク金帛ヲ掠ム」〔→謝小娥{動}むちうつ。さっと皮膚の表面をかすめてむちでたたく。 {名}永字八法の一つ。さっと斜めに右から左下へ長く払う筆法。 《解字》 形声。「手+音符涼リョウの略体」で、略奪リャクダツの略(他人の物を奪う)と似た意味に用いる。▽音符の京はキャウ・リャウ(および、キャク・リャク)の各二種の音をあらわすのに用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

暝 かすか🔗🔉

【暝】 14画 日部  区点=5889 16進=5A79 シフトJIS=9DF7 《音読み》 メイ/ミョウ(ミャウ)〈mng〉 《訓読み》 くらい(くらし)/かすか(かすかなり) 《意味》 {形}くらい(クラシ)。かすか(カスカナリ)。くらくて見えない。〈同義語〉→冥メイ。〈類義語〉→晦カイ→昏コン→暗。「晦暝カイメイ(天地がまっくらで何も見えない)」 {名}くらくて物の見えない夜。暗やみ。▽去声に読む。〈類義語〉→闇アン(やみ){名}見えないこと。また、死んで永眠すること。▽瞑メイに当てた用法。 《解字》 会意兼形声。冥メイは「冖(おおう)+日+六(入の変体)」の会意文字。日がはいって隠れ、何も見えないこと。暝は「日+音符冥メイ」で、冥の原義をあらわす。 《単語家族》 幎ベキ(目をおおい隠す布)と同系。 《類義》 →暗 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

歌吹 カスイ🔗🔉

【歌吹】 カスイ 歌をうたい、笛を吹く。歌いはやすこと。「南陌車馬動、西隣歌吹繁=南陌ニハ車馬動キ、西隣ニハ歌吹繁シ」〔→白居易

渣 かす🔗🔉

【渣】 12画 水部  区点=6254 16進=5E56 シフトJIS=9FD4 《音読み》 サ/シャ〈zh〉 《訓読み》 かす 《意味》 {名}かす。汁を除いたあとに残ったもの。 《解字》 会意兼形声。「水+音符査(ぎざぎざした)」で、ぎざぎざとつかえて残る水中のかす。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

滓 かす🔗🔉

【滓】 13画 水部  区点=6272 16進=5E68 シフトJIS=9FE6 《音読み》 シ/サイ〈z〉 《訓読み》 かす 《意味》 {名}かす。おり。液体中の底にたまるもの。「渣滓サシ」 {名}黒い泥。たまったあか。 《解字》 形声。「水+音符宰」。せき止めて水が流れず、沈殿すること。また、たまった黒い泥やあかを意味する。 《熟語》 →下付・中付語

禾穂 カスイ🔗🔉

【禾穂】 カスイ いねの穂。『禾穎カエイ』

窈 かすか🔗🔉

【窈】 10画 穴部  区点=6756 16進=6358 シフトJIS=E277 《音読み》 ヨウ(エウ)〈yo〉 《訓読み》 ひそか(ひそかなり)/かすか(かすかなり) 《意味》 {形}ひそか(ヒソカナリ)。かすか(カスカナリ)。奥深くてかすかにしか見えないさま。また、かぼそい。〈類義語〉→杳ヨウ→幽{形}細くしなやかなさま。〈類義語〉→幼。「窈窕ヨウチョウ」 《解字》 会意兼形声。幺ヨウは、細くしなやかな糸を描いた象形文字。幼はそれに力を加え、力のかぼそいことを示す。窈は「穴(あな)+音符幼」で、穴が奥深くて、かすかなこと。→幺 《単語家族》 幽(奥深くてかすむ)杳ヨウと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

粕 かす🔗🔉

【粕】 11画 米部  区点=3984 16進=4774 シフトJIS=9494 《音読み》 ハク〈p〉 《訓読み》 かす 《意味》 {名}かす。かもした酒をしぼってこしたあとに残るかす。薄く平らにのばした酒かす。「糟粕ソウハク」 〔国〕かす。よいところをとり去った残りのもの。また、役にたたないだめなもの。 《解字》 形声。「米+音符白」。しろい意ではなかろう。▽もし、白い酒かすと解すれば、会意兼形声文字。 《単語家族》 薄(うすい)迫(せまる、うすい)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

糟 かす🔗🔉

【糟】 17画 米部  区点=3376 16進=416C シフトJIS=918C 《音読み》 ソウ(サウ)〈zo〉 《訓読み》 かす/もろみ 《意味》 {名}かす。酒かす。また、寄せ集めた、食べ物のかす。「糟粕ソウハク(酒をしぼった残りのかす)」「糟糠ソウコウ(そまつな食べ物)」 {名}もろみ。醸造して、まだこしていない酒のもと。 {形}酒かすにつけてある。「糟魚ソウギョ(かすづけの魚)」 {形}〔俗〕やりそこなうさま。「糟了ツアオラ」 《解字》 会意兼形声。曹ソウは「東二つ(並んだ袋)+曰(ものをいう)」の会意文字で、ざっと寄せ集めたもの。がやがやと集まった下級役人たちのこと。糟は「米+音符曹」で、ざっと寄せ集めたつまらないかす。→曹 《単語家族》 槽ソウ(寄せ集めた餌エサ、かいばおけ)造(寄せ集め)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

絣 かすり🔗🔉

【絣】 12画 糸部  区点=6919 16進=6533 シフトJIS=E352 《音読み》 ホウ(ハウ)/ヒョウ(ヒャウ)〈bng〉 《訓読み》 かすり 《意味》 {動}墨なわを張ってぽんとはじいて直線を引く。 {動・名}ぽんぽんはじいてわたうちをする。また、ふやかしたわた。 {名}しま模様の並んだ織物。 {動}しま模様のように、切れないようにつなぐ。 〔国〕かすり。かすり模様。また、その模様がある織物。 《解字》 形声。「糸+音符并ヘイ」。ぽんぽんとはじく音をあらわす擬声語。

綛 かすり🔗🔉

【綛】 13画 糸部  〔国〕 区点=6925 16進=6539 シフトJIS=E358 《訓読み》 かすり/かせ 《意味》 かすり。かすらせた模様。また、その模様がある織物。かせ。つむいだ糸を一定のわくの長さにわくで巻きとってはずし、束にしたもの。また、それを数えることば。 《解字》 会意。「糸+忍(しのぶ、全部をあらわさないでかくす)」。

纈 かすむ🔗🔉

【纈】 21画 糸部  区点=6982 16進=6572 シフトJIS=E392 《音読み》 ケチ/ケツ/ゲチ〈xi〉 《訓読み》 かすむ 《意味》 {名}絞り染め。纐纈コウケツ・コウケチのこと。▽布のところどころを糸でしばって染めると、しばられた所が染まらないで模様となる。蝋纈ロウケチは糸でしばるかわりに蝋ロウをぬって染め、夾纈キョウケチは板で布をしめつけて染める。 {動}かすむ。眼がちらちらとする。〈類義語〉→花。 《解字》 会意兼形声。「頁+音符結(むすぶ)」。 《単語家族》 結(きっちりとむすぶ)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

華嵩 カスウ🔗🔉

【華嵩】 カスウ 華山と嵩山。ともに五岳の一つで、高い山。転じて、高大なことのたとえ。〈類義語〉嵩華スウカ。

藉 かす🔗🔉

【藉】 17画 艸部  区点=7320 16進=6934 シフトJIS=E553 《音読み》 シャ/ジャ〈ji〉/セキ/ジャク〈j〉 《訓読み》 しく/かりる(かる)/よる/かす/ふむ 《意味》 {動}しく。草やむしろをしく。また、下にしいて、その上にすわったり、ねたりする。〈同義語〉→籍。「枕藉チンシャ(下にしいて枕マクラにする)」「藉之用茅=コレヲ藉クニ茅ヲ用フ」〔→易経{動}かりる(カル)。よる。下地を設けてそれにたよる。また、かりて用いる。お陰をこうむる。「馮藉ヒョウシャ(たよる)」「藉端生事=端ヲ藉リテ事ヲ生ズ」「藉口シャコウ」 {動}かす。かさねてやる。つけ加える。〈同義語〉→借。「藉手=手ヲ藉ス」 {名}下にしくしきもの。〈類義語〉→席{動}間にクッションをしきこむ。間に理由・口実やゆとりを設けてやわらげる。大目にみる。なぐさめる。「慰藉イシャ」「藉之以楽=コレヲ藉ムルニ楽ヲモッテス」〔→左伝{動}たがやす。すきをさしこんで、土をかえす。「藉田セキデン」 {動}ふむ。下にしいてふむ。「狼藉ロウゼキ(おおかみがふみにじったように乱れる)」 《解字》 会意兼形声。下部の字(音セキ)は「耒(すき)+音符昔セキ」から成り、すきを地表の下にしきこんで土をすき、おこした土を上に重ねること。藉はそれを音符とし、艸(くさ)を加えた字で、草むしろを下にしきこんで、その上にのること。 《単語家族》 昔(日がしき重なる→むかし)籍セキ(下にしいて上へ重ねて積む竹札)席(下にしいて、上へのるしきもの)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

貸 かす🔗🔉

【貸】 12画 貝部 [五年] 区点=3463 16進=425F シフトJIS=91DD 《常用音訓》タイ/か…す 《音読み》 タイ〈di〉 《訓読み》 かす/かし/ゆるす 《意味》 {動・名}かす。かし。あとで返してもらう約束で、金品を人に与える。また、かし出した金品。▽まれに、かり入れるの意にも用いる。〈対語〉→借(かりる)。「賃貸チンタイ」 {動}ゆるす。ゆとりを与える。寛大に扱う。「貸宥タイユウ」「厳究不貸=厳究シテ貸サズ」 《解字》 会意兼形声。代は肩がわりすること。貸は「貝(財貨)+音符代」で、金品の所有を肩がわりすること。当人にひと息つくゆとりを与えることから、転じて、ゆとりを与えること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

遐陬 カスウ🔗🔉

【遐陬】 カスウ・カシュウ 中央からとおく離れたへんぴな土地。辺地。

鈔 かすめる🔗🔉

【鈔】 12画 金部  区点=7868 16進=6E64 シフトJIS=E7E2 《音読み》 ショウ(セウ)/ソウ(サウ)〈cho/cho〉 《訓読み》 かすめる(かすむ)/うつす 《意味》 ショウス{動}かすめる(カスム)。表面にあるものをさっとかすめとる。〈同義語〉→抄。「寇鈔コウショウ(侵入軍が略奪する)」 {動}財産を没収する。「査鈔サショウ」 ショウス{動}うつす。もとの書物からうつしとる。また、もとの物から要点をうつしとる。〈同義語〉→抄。「鈔写ショウシャ」 {名}もとのものからうつしとって控えとする書物や書類。ぬきがき。うつし。〈同義語〉→抄。「詩鈔シショウ」「鈔本ショウホン」 {名}紙幣。さつ。▽印刷して、版型の表面をさっとうつしとったの意。札の印刷は金・元ゲン時代にはじまった。去声に読む。「鈔票ショウヒョウ」 〔国〕注釈書。〈同義語〉→抄。「万葉鈔」 《解字》 会意兼形声。「金+音符少(けずる)」。 《単語家族》 澡ソウ(水で表面をさっと洗い落とす)繰ソウ(まゆの表面からさっと糸を引く)と同系。抄ショウ(表面をけずる、かすめとる)と、ほとんど同じ。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鎹 かすがい🔗🔉

【鎹】 18画 金部  〔国〕 区点=7917 16進=6F31 シフトJIS=E850 《訓読み》 かすがい(かすがひ) 《意味》 かすがい(カスガヒ)。二つの素材をつなぐための、コの字型のくぎ。 《解字》 会意。「金+送(おくる、わたす)」。

霞 かすみ🔗🔉

【霞】 17画 雨部 [人名漢字] 区点=1866 16進=3262 シフトJIS=89E0 《音読み》 カ/ゲ〈xi〉 《訓読み》 かすみ/かすむ 《名付け》 かすみ 《意味》 {名}かすみ。細かい水滴が集まってただよい、うすい雲のようにたなびいて、物の姿をおおいかくすもの。もや。 {名}朝夕に空中の水滴が太陽の光を受けてぼうっと光る輝き。朝焼け、また夕焼け。「朝霞チョウカ」「紅霞」 {動}かすむ。かすみがたちこめる。表面をおおって、ぼうっとかくす。ぼんやり見える。 〔国〕かすみ。ごく細い糸で編んだ網を、小鳥の通る道に張って、飛ぶ鳥を捕らえるもの。かすみあみ。 《解字》 会意兼形声。下部の字(音カ)は、手でベールをかぶることを示す会意文字。かぶせて隠す意を含む。霞はそれを音符とし、雨を加えた字で、水気がたなびいて物の姿を隠すもの。 《単語家族》 仮面の仮(=假。上べを隠す)下(おおいのしたに物がある)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

飛白 カスリ🔗🔉

【飛白】 ヒハク 書体の名。かすれた書き方をするもの。カスリ〔国〕ところどころにかすったような模様のある織物。かすり染め。また、その模様。絣カスリ。

緲 かすか🔗🔉

【緲】 15画 糸部  区点=6945 16進=654D シフトJIS=E36C 《音読み》 ビョウ/ミョウ 《訓読み》 かすか 《意味》 かすか。かすかでよく見えない。 《熟語》 →下付・中付語

纃 かすり🔗🔉

【纃】 20画 糸部  〔国〕 区点=6977 16進=656D シフトJIS=E38D 【緕】異体字異体字 14画 糸部 区点=6978 16進=656E シフトJIS=E38E 《訓読み》 かすり 《意味》 かすり。かすり模様。またその模様の織物。 《解字》 会意。「糸+齊(そろえる)」。

漢字源かすで始まるの検索結果 1-34