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主税寮 チカラノツカサ🔗🔉

【主税寮】 シュゼイリョウ・チカラノツカサ・チカラリョウ〔国〕民部省に属し、国の米倉の管理や諸国の田租などのことをつかさどった役所。

力 ちから🔗🔉

【力】 2画 力部 [一年] 区点=4647 16進=4E4F シフトJIS=97CD 《常用音訓》リキ/リョク/ちから 《音読み》 リョク/リキ〈l〉 《訓読み》 ちから/つとめる(つとむ)/つとめて/りきむ/りき 《名付け》 いさお・いさむ・お・か・ちか・ちから・つとむ・よし 《意味》 {名}ちから。もと、筋力のこと。のち、広く働きをおこすちから。「能力」「尽力=力ヲ尽クス」「力抜山兮気蓋世=力ハ山ヲ抜キ気ハ世ヲ蓋フ」〔→史記{名}ちから。勢い。「勢力」「権力」 {名}ちから。力仕事。労働。「不事力而養足=力ヲ事メズシテ養ヒ足ル」〔→韓非{名}ちから。腕前。力量。「筆力」 {動}つとめる(ツトム)。ちからをこめてがんばる。筋肉のすじめが目だつほどちからを入れる。「努力」「百姓当家則力農工=百姓家ニ当タレバスナハチ農工ニ力ム」〔→史記{副}つとめて。努力して。「力説」「子力行之=子力メテコレヲ行フ」〔→孟子〕 〔国〕りきむちからをこめる。▽力の字音を活用させたことば。りき。仕事量の単位。「十人力」「三馬力」 《解字》 象形。手の筋肉をすじばらせてがんばるさまを描いたもの。 《単語家族》 仂ロク(ちからを入れる)勒ロク(ぐいと力を入れて引く手綱)と同系。また「すじめを入れる」という点では、肋ロク(すじめがたって並んだ骨)・里(田や町のくぎり)・理(すじめ)・陵(山のすじめ)と縁が近い。 《類義》 務は、むりに困難をおかしてちからを尽くすこと。努は、じわじわとたゆまないで、がんばること。労はちからを出し尽くして働く。勤は、こまめに手を尽くす。勉はむりをして力む意。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

力抜山兮気蓋世 チカラハヤマヲヌキキハヨヲオオウ🔗🔉

【力抜山兮気蓋世】 チカラハヤマヲヌキキハヨヲオオウ〈故事〉力は山を引き抜き、意気は一世をおおう。気力のさかんなことをいう。▽「兮ケイ」は、語調を整える助辞で、意味はない。〔→史記

労力者治於人 チカラヲロウスルモノハヒトニオサメラル🔗🔉

【労力者治於人】 チカラヲロウスルモノハヒトニオサメラル〈故事〉肉体労働をする人民は支配者に治められる。〔→孟子

恃力 チカラヲタノム🔗🔉

【恃力】 チカラヲタノム 勢力や権力をあてにする。

地下 チカ🔗🔉

【地下】 チカ 地の下。大地の下。めいど。〔→漢書〕「地下若逢陳後主、豈宜重問後庭花=地下ニモシ陳ノ後主ニ逢ハバ、アニヨロシク重ネテ後庭花ヲ問フベケンヤ」〔→李商隠ジゲ〔国〕五位以下で昇殿を許されない官人。身分の低い者。

地角 チカク🔗🔉

【地角】 チカク 地のすみ。大地の果て。みさき。『地嘴チシ』

地角天涯 チカクテンガイ🔗🔉

【地角天涯】 チカクテンガイ 大地の果てと、大空の果て。遠いへんぴな土地のたとえ。〔→蘇軾

拾地芥 チカイヲヒロウ🔗🔉

【拾地芥】 チカイヲヒロウ 地上の土や、ごみを拾う。事が非常にたやすいことのたとえ。〔→漢書

地官 チカン🔗🔉

【地官】 チカン「周礼」の官名。六官の一つ。教育・土地・人事などに関することをつかさどった。司徒の官の総称。→「六官」

地核 チカク🔗🔉

【地核】 チカク 地球の中心部。

地殻 チカク🔗🔉

【地殻】 チカク 地球の外表の部分。

尼 ちかづく🔗🔉

【尼】 5画 尸部 [常用漢字] 区点=3884 16進=4674 シフトJIS=93F2 《常用音訓》ニ/あま 《音読み》 /ジ(ヂ)〈n〉/ネイ/デイ〈n〉 《訓読み》 あま/ちかづく/なずむ(なづむ) 《名付け》 あま・さだ・ただ・ちか 《意味》 {名}あま。仏に仕える女性。▽梵語ボンゴを漢訳した比丘尼ビクニの略称。あまという日本語は、パーリ語のアンマ(母)から転化したものといわれる。 {動}ちかづく。そばによりそって親しむ。〈同義語〉→邇ジ→昵ジツ(親しむ){動}なずむ(ナヅム)。ねばって親しむ。また、渋って動かない。〈同義語〉→泥デイ。「尼古=古ニ尼ム」「或尼之=或イハコレニ尼ム」〔→孟子〕 《解字》 会意。「尸(ひとのからだ)+比(ならぶ)の略体」で、人が相並び親しむさまを示す。もと、人ニン(親しみあうひと)と同系。のち、「あま」の意に専用されたが、尼の原義は昵懇ジッコンの昵の字に保存された。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

幾 ちかい🔗🔉

【幾】 12画 幺部 [常用漢字] 区点=2086 16進=3476 シフトJIS=8AF4 《常用音訓》キ/いく 《音読み》 キ/ケ〈j・j〉 《訓読み》 いく/いくつ/いくばく/ちかい(ちかし)/ほとんど 《名付け》 いく・おき・ちか・ちかし・のり・ふさ 《意味》 {疑・数}いく。いくつ。いくばく。一から九までの数を尋ねる疑問詞。また九以下のはしたの数を示すことば。「幾人イクニン」「幾年イクトセ」「幾何イクバク」「無幾=幾モ無シ」 {形}ちかい(チカシ)。ほぼ等しい。▽平声に読む。〈類義語〉→近。「幾百里=百里ニ幾シ」 {副}ほとんど。もう少しで、の意をあらわすことば。…にちかい。▽平声に読む。「幾為之笑=ホトンドコレガ笑ヒトナル」「幾亡国=ホトンド国ヲ亡ボセリ」〔→左伝{副}少しずつ。それとなく。「幾諫キカン」 {名}細かいきざし。〈類義語〉→機。「知幾=幾ヲ知ル」 「庶幾コイネガワクハ」とは、なんとか目標にちかづきたい、もう少しだからそうしてほしい、と切望すること。▽去声に読む。「王庶幾改之=王コヒネガハクハコレヲ改メヨ」〔→孟子〕 《解字》 会意。幺二つは、細くかすかな糸を示す。戈は、ほこ。幾は「幺二つ(わずか)+戈(ほこ)+人」で、人の首にもうわずかで、戈の刃が届くさまを示す。もう少し、ちかいなどの意を含む。わずかの幅をともなう意からはしたの数(いくつ)を意味するようになった。 《単語家族》 畿キ(都にちかい土地)近と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

庶 ちかい🔗🔉

【庶】 11画 广部 [常用漢字] 区点=2978 16進=3D6E シフトJIS=8F8E 《常用音訓》ショ 《音読み》 ショ〈sh〉 《訓読み》 もろもろ/もろびと/おおい(おほし)/ちかい(ちかし)/こいねがう(こひねがふ)/こいねがわくは(こひねがはくは) 《名付け》 ちか・もり・もろ 《意味》 {名・形}もろもろ。多くの物。数多くの。〈類義語〉→諸ショ。「庶物(多くの物)」「臣庶(多くの家来)」 {名}もろびと。大衆。「庶無罪悔=庶ニ罪悔ナシ」〔→詩経{形}おおい(オホシ)。物が豊かで多い。「富庶フウショ」「庶矣哉=庶キカナ」〔→論語「庶子ショシ」とは、嫡子チャクシ・適子テキシに対して、めかけの子のこと。▽正妻の子は限られているが、めかけの子は多いことから。 {形}ちかい(チカシ)。もう少しで望ましい状態になるさま。やがて…だ。「回也其庶乎=回ヤソレ庶キカ」〔→論語{動}こいねがう(コヒネガフ)。ぜひこれだけはと、望む。「庶幾コイネガウ」 {副}こいねがわくは(コヒネガハクハ)。動詞の前につき、「なんとかして、これだけはしたいものだ」との意をあらわすことば。▽「庶機」と連語で用いることが多い。 《解字》 会意。この字の下部は動物の頭(廿印)のあぶらを燃やすさまで、光の字の古文。庶はそれに广(いえ)を添えたもので、家の中で火を集め燃やすこと。さらにまた、諸(これ)と同様に、近称の指示詞にあて「これこそは」と強く指示して、「ぜひこれだけは」の意をあらわす副詞に転用された。 《単語家族》 煮(にる)暑(あつい)と同系のことば。また、集める意を含み、諸(もろもろ)とともに、多くの物が集まった意に用いられる。この場合、貯チョ(多く集めてたくわえる)と同系。 《類義》 →民 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

庶幾 チカシ🔗🔉

【庶幾】 ショキ 希望する。コイネガワクハ・コイネガウ ぜひ望むことは。どうか…であってほしい。「庶幾息兵革=コイネガハクハ兵革ヲ息メン」〔→史記チカシ まもなくそうなりそうだ。のぞましい状態にちかい。「斉国其庶幾乎=斉ノ国ハソレチカカランカ」〔→孟子

弛緩 チカン🔗🔉

【弛緩】 シカン・チカン 規律や精神がゆるむ。たるむ。▽チカンは、慣用読み。

恥格 チカク🔗🔉

【恥格】 チカク 悪をはじて、正しい道に行き着く。▽「論語」為政篇の「有恥且格=恥有リテカツ格シ」から。

恃力 チカラヲタノム🔗🔉

【恃力】 ジリョク・チカラヲタノム 勢力や権力をあてにする。

勠力 チカラヲアワス🔗🔉

【戮力】 リクリョク・チカラヲアワス =勠力。協力する。

昵 ちかづく🔗🔉

【昵】 9画 日部  区点=5867 16進=5A63 シフトJIS=9DE1 《音読み》 ジツ(ヂツ)/ニチ〈n〉/デイ/ネ/ネイ〈n〉 《訓読み》 ちかづく/なじむ 《意味》 {動・形}ちかづく。なじむ。ねっとりとくっつく。そばにちかづいて慣れ親しむ。また、そのさま。「昵比ジッピ」「昵懇ジッコン」 {名}自分の直接親しんでいた亡父のこと。また亡父のみたまや。〈同義語〉→禰デイ。 《解字》 会意兼形声。尼は「尸(ひと)+比(ならぶ)の略体」の会意文字で、肩を並べて親しむ人を示す。邇ニ(ちかづく、ちかい)と同系。昵は「尼(親しみやすい女)+音符日」で、そばにくっついて親しむこと。尼の原義をよくあらわし、また、日(ねっとりと暖かく、親しみやすい太陽)とも縁が近い。→尼 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

極力 チカラヲキワム🔗🔉

【極力】 キョクリョク・チカラヲキワム 力の限りを尽くす。力の限り。「并呑与割拠、極力不相譲=并呑ト割拠ト、力ヲ極メテアヒ譲ラズ」〔→杜甫

治下 チカ🔗🔉

【治下】 チカ・ジゲ 支配下。統治下。

治化 チカ🔗🔉

【治化】 チカ 人民をおさめてこのましい姿にかえていく。〔→荘子

爾 ちかい🔗🔉

【爾】 14画 爻部 [人名漢字] 区点=2804 16進=3C24 シフトJIS=8EA2 【尓】異体字異体字 5画 小部 区点=5385 16進=5575 シフトJIS=9B95 《音読み》 ジ/ニr〉 《訓読み》 なんじ(なんぢ)/しかり/しかる/それ/その/のみ/ちかい(ちかし) 《名付け》 あきら・しか・ちか・ちかし・み・みつる 《意味》 {代}なんじ(ナンヂ)。近くにいるあい手をさす第二人称のことば。〈対語〉→我。「爾愛其羊=爾ハソノ羊ヲ愛シム」〔→論語〕「爾我之間」 {指}しかり。しかる。それ。その。近くにある事物や前に述べた事物・事がらを示すことば。それ。そのような。〈類義語〉→然。「問君何能爾=君ニ問フナンゾヨク爾ルヤト」〔→陶潜〕「君爾妾亦然=君爾リ妾モマタ然リ」〔古楽府〕 {指}しかり。そうだと肯定することば。〈類義語〉→然シカリ{助}形容詞につく助詞。もと、そのようなの意を含んでいた。「徒爾トジ(いたずらに)」「卓爾タクジ(すっくりと高く)」「莞爾カンジ(にっこりと)」「使己僕僕爾亟拝也=己ヲシテ僕僕爾トシテ亟リニ拝セシムルナリ」〔→孟子{助}のみ。文末につけて断定の語気をあらわす助詞。〈類義語〉耳ノミ・而已ノミ。「不知老之将至云爾=老イノマサニ至ラントスルヲ知ラズト云ハンノミ」〔→論語「云爾」とは、「しかいふ」と訓読し、上文をまとめて以上のとおりであると締めくくるときのことば。 {形}ちかい(チカシ)。▽邇ジ(ちかい)に当てた用法。「爾雅ジガ(書名。雅言にちかいとの意)」 《解字》 象形。柄にひも飾りのついた大きいはんこを描いたもの。璽(はんこ)の原字であり、下地にひたとくっつけて印を押すことから、二(ふたつくっつく)と同系のことば。またそばにくっついて存在する人や物をさす指示詞に用い、それ・なんじの意をあらわす。 《単語家族》 邇ジ(そばにくっつく)尼ニ・ジ(そばにくっつく人)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物

痴漢 チカン🔗🔉

【痴漢】 チカン 愚かな男。ばか者。▽「漢」は、男。〔国〕女性にみだらないたずらをする男。

盟 ちかい🔗🔉

【盟】 13画 皿部 [六年] 区点=4433 16進=4C41 シフトJIS=96BF 《常用音訓》メイ 《音読み》 メイ/ミョウ(ミャウ)〈mng・mng〉 《訓読み》 ちかう(ちかふ)/ちかい(ちかひ) 《意味》 {動・名}ちかう(チカフ)。ちかい(チカヒ)。犠牲の血を皿に入れてすすりあい、神にちかいをたてる。転じて、かたい約束をかわすこと。約束。ちかい。〈類義語〉→誓。「血盟(血をすすってちかう)」 {名}モンゴルでは数個の部落の連合のこと。▽現在の内蒙古モンゴル自治区の行政区画。 《解字》 会意兼形声。明は「あかりとりのまど+月」の会意文字。盟は「皿(さら)+音符明」で、皿に血を入れてすすり、神明(かみ)にあかしをたてること。 《単語家族》 明(あきらか)と同系。 《類義》 誓は、ずばりと言いきって、あいまいさを残さぬこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

矢 ちかう🔗🔉

【矢】 5画 矢部 [二年] 区点=4480 16進=4C70 シフトJIS=96EE 《常用音訓》シ/や 《音読み》 シ〈sh〉 《訓読み》 や/ちかう(ちかふ)/つらねる(つらぬ) 《名付け》 ただ・ただし・ちかう・ちこう・なお・や 《意味》 {名}や。直線をなしたや。▽まっすぐ直進する、ずばりと直言することなどにたとえる。〈類義語〉→箭セン。「弓矢斯張=弓矢ココニ張ル」〔→孟子〕「邦有道如矢=邦ニ道有レバ矢ノゴトシ」〔→論語{名}直線状で短いくそ。〈同義語〉→屎シ。「馬矢(馬のふん)」「以筐盛矢=筐ヲモッテ矢ヲ盛ル」〔→荘子シス{動}ちかう(チカフ)。神前に直言してちかう。ずばりと言いきる。〈類義語〉→誓。「矢口=口ニ矢ス」「夫子矢之=夫子コレヲ矢フ」〔→論語{動}つらねる(ツラヌ)。一直線状に並べる。〈類義語〉→陳。「公矢魚于棠=公、魚ヲ棠ニ矢ヌ」〔→左伝〕 《解字》 まっすぐな矢を描いたもの。 《単語家族》 尸シ(まっすぐで短いからだ)指(まっすぐで短いゆび)屎シ(短い棒状のくそ)雉チ(矢のようにまっすぐ飛ぶきじ)などと同系。 《類義》 箭センは、揃セン(そろえる)剪セン(そろえて切る)と同系で、長さをそろえて切った矢。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

親 ちかい🔗🔉

【親】 16画 見部 [二年] 区点=3138 16進=3F46 シフトJIS=9065 《常用音訓》シン/おや/した…しい/した…しむ 《音読み》 シン〈qn・qng〉 《訓読み》 したしむ/したしい(したし)/ちかい(ちかし)/したしく/みずから(みづから)/みずからする(みづからす)/おや 《名付け》 いたる・ちか・ちかし・なる・み・みる・もと・よしみ・より 《意味》 {動・形}したしむ。したしい(シタシ)。ちかい(チカシ)。身近に接している。じかにはだ身にふれる。〈対語〉→疏ソ(うとい)。「親疏シンソ」「親切」「人之親其兄之子=人ノソノ兄ノ子ヲ親シム」〔→孟子{副}したしく。みずから(ミヅカラ)。自分でじかに。直接に。〈類義語〉→自→躬キュウ。「親迎」「親書」「親征(天子みずから征する)」 {動}みずからする(ミヅカラス)。自分で行う。「弗躬弗親、庶民弗信=躬ラセズ親ラセズンバ、庶民信ゼズ」〔→詩経{名}おや。じかに接している父・母のこと。「双親(父母)」「仁之実事親是也=仁ノ実ハ親ニ事フルコトコレナリ」〔→孟子{名}身近なみうち。〈類義語〉→戚セキ。「親戚」「六親(父子兄弟夫婦)」「親戚畔之=親戚モコレニ畔ク」〔→孟子{名}結婚によって縁つづきとなった身うち。▽去声に読む。「親家(婚姻によってできた身うち)」 〔国〕おや。勝負事や組の主となる人。 《解字》 会意兼形声。辛シンは、はだ身を刺す鋭いナイフを描いた象形文字。親の左側は薪シンの原字で、木をナイフで切ったなま木。親はそれを音符とし、見を加えた字で、ナイフで身を切るように身近に接して見ていること。じかに刺激をうける近しい間がらの意。→辛 《類義》 戚セキは、小さいの意を含み、隔ての小さいみうち。→自→近 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

角力 チカラヲクラブ🔗🔉

【角力】 カクリョク・カクリキ・チカラヲクラブ武術の腕くらべをする。力くらべをする。〔国〕土俵の上で二人が素手で組みあって勝負を争う競技。相撲。すもう。

詛 ちかい🔗🔉

【詛】 12画 言部  区点=7539 16進=6B47 シフトJIS=E666 《音読み》 ソ/ショ〈z〉 《訓読み》 のろう(のろふ)/のろい(のろひ)/ちかう(ちかふ)/ちかい(ちかひ)/そしる 《意味》 {動・名}のろう(ノロフ)。のろい(ノロヒ)。恨みのある人に、災いがふりかかるように、ことばをとなえて神にいのる。また、のろうこと。のろいのことば。「呪詛ジュソ」 {動・名}ちかう(チカフ)。ちかい(チカヒ)。こまごました事がらをちかう。また、そのちかい。ちかいのことば。▽大きな事がらをちかうのを盟という。 {動}そしる。他人のする事をことばでじゃまをする。〈類義語〉→阻。 《解字》 会意兼形声。且ショは、俎(つみかさねた供えの肉)や阻(石をつみかさねてじゃまをする)の原字で、ものを積みかさねるさまを示す。詛は「言+音符且」で、ことばをかさねて神に祈ったり、ちかったりすること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

誓 ちかい🔗🔉

【誓】 14画 言部 [常用漢字] 区点=3232 16進=4040 シフトJIS=90BE 《常用音訓》セイ/ちか…う 《音読み》 セイ/ゼ/ゼイ〈sh〉 《訓読み》 ちかう(ちかふ)/ちかい(ちかひ)/いましめる(いましむ) 《名付け》 ちか・ちかう・ちかわ 《意味》 {動・名}ちかう(チカフ)。ちかい(チカヒ)。人ときっぱりと約束する。また、神仏に対して、ある物事を必ず実行すると約束する。ちかい。「盟誓」「誓約」 {動}いましめる(イマシム)。きっぱりと条件をきめて、破らないようにいましめる。「誓戒」 《解字》 会意兼形声。「言+音符折(きっぱりとおる)」。きっぱりといいきること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

輸力 チカラヲイタス🔗🔉

【輸力】 シュリョク・チカラヲイタス 力をすっかりとり出してそそぐ。つとめはげむこと。「願得展功勤、輸力於明君=願ハクハ功勤ヲ展ブルヲ得テ、力ヲ明君ニ輸サン」〔→曹植

近 ちかい🔗🔉

【近】 7画 部 [二年] 区点=2265 16進=3661 シフトJIS=8BDF 《常用音訓》キン/ちか…い 《音読み》 キン/ゴン/コン〈jn〉 《訓読み》 ちかい(ちかし)/ちかづく 《名付け》 ちか・とも・もと 《意味》 {形・名}ちかい(チカシ)。そばによって、ふれそうになっている。距離・場所・時間のへだたりが少ない。ちかい所。ちかくにあるもの。〈対語〉→遠。〈類義語〉→幾キ→迫→切→親。「近接」「近代」「付近」 {形}ちかい(チカシ)。身ぢかである。手ぢかでわかりやすい。〈対語〉→遠。「言近而指遠者、善言也=言近クシテ指ノ遠キ者ハ、善言ナリ」〔→孟子{形}ちかい(チカシ)。よく似ている。「近似」「近於愚=愚ニ近シ」 {動}ちかづく。そばによっていく。▽去声に読む。〈対語〉→遠(とおざかる)。「近利=利ニ近ヅク」 キンス{動}身ぢかによせて親しむ。▽去声に読む。「近幸(そばにちかづけてかわいがる)」「有七孺子皆近=七孺子有リミナ近セラル」〔→国策〕 《解字》 会意兼形声。斤キンは、ふたつの線がふれそうになったさま。または、ある物に斧オノの先端がちかづいたさまとみてもよい。近は「(すすむ)+音符斤」で、そばにちかよっていくこと。 《単語家族》 祈キ(幸福にちかづこうとする)幾キ(ちかい)と同系。 《類義》 迫は、紙ひとえにせまること。附は、くっつくこと。切は、肌身をこするように、じかにこたえること。親は、じかに接すること。逼ヒツ・ヒョクは、ぴったりとくっつきそうにせまること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物 →主要人名

遅回 チカイ🔗🔉

【遅回】 チカイ =遅廻。ぶらぶらさまよう。ためらう。ぐずぐずしてなかなか決心しないこと。「遅回自負平生意=遅回シテミヅカラ平生ノ意ニ負ク」〔→王安石

遅緩 チカン🔗🔉

【遅緩】 チカン 遅くゆるやか。のろくて間が抜けていること。

邇 ちかい🔗🔉

【邇】 18画 部  区点=7778 16進=6D6E シフトJIS=E78E 【迩】異体字異体字 8画 部 区点=3886 16進=4676 シフトJIS=93F4 《音読み》 ジ/ニr〉 《訓読み》 ちかい(ちかし) 《意味》 {形・名}ちかい(チカシ)。また、ちかい所。〈類義語〉→近。「遐邇カジ(遠近)」「道在邇而求諸遠=道ハ邇キニ在リテシカモコレヲ遠キニ求ム」〔→孟子{形}ちかい(チカシ)。身ぢかである。卑近である。「邇言ジゲン」 《解字》 会意兼形声。「+音符爾ジ(紙や布にくっつけて押すはんこ)」で、ぺったりとねばりつくの意を含む。爾は璽の原字。 《単語家族》 爾(はんこ、身ぢかにいる相手)二(ふたつくっつく)昵ジツ(身ぢかになじむ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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