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【下】 3画 一部 [一年] 区点=1828 16進=323C シフトJIS=89BA 《常用音訓》カ/ゲ/お…りる/お…ろす/くだ…さる/くだ…す/くだ…る/さ…がる/さ…げる/した/しも/もと 《音読み》 カ/ゲ〈xi〉 《訓読み》 もと/くださる/おろす/おりる/した/しも/ひくい(ひくし)/さげる(さぐ)/さがる/くだる/くだす 《名付け》 し・じ・した・しも・もと 《意味》 {名・形}した。しも。位置・場所・順序・品性・価値などがひくいほう。物・物事の流れの末のほう。また、物・物事の流れの末のほうであるさま。〈対語〉→上。「下流」「下位」 {名}しも。目下の人。また、身分のひくい人。〈対語〉→上。「下人」「下剋上ゲコクジョウ(=下克上)」 {名}しも。順序の後ろのほう。〈対語〉→上→前。〈類義語〉→後。「下巻」 {名・形}ひくい(ヒクシ)。「猶水之就下也=猶ホ水ノ下キニ就クガゴトシ」〔→孟子{動}さげる(サグ)。さがる。〈対語〉→上。「低下」 {動}くだる。〈対語〉→上→登。「下山」「下楼=楼ヲ下ル」 {動}くだる。へりくだる。〈対語〉→上→尊。「卑下」「大国以下小国=大国以テ小国ニ下ル」〔→老子{動}くだす。命令などを申しわたす。「下命=命ヲ下ス」 {動}くだす。実際にそのことを行う。「下筆=筆ヲ下ス」 {助}管理をうける所の意をあらわすことば。…のあたり。「城下」「管下」 {助}とうとい人を直接ささずに、その人のいる所をさしてその人を呼ぶ敬語。「殿下」 {形}〔俗〕つぎの。「下次(このつぎ)」「下月(つぎの月)」 〔国〕あらかじめすること。「下調べ」 《解字》 指事。おおいの下にものがあることを示す。した、したになるの意をあらわす。上の字の反対の形。 《単語家族》 家カ(屋根をおおって下のものを隠す)仮カ(仮面でおおって下のものを隠す)などと同系。 《類義》 →降 《異字同訓》 さげる。下げる「値段を下げる。軒に下げる」提げる「手に提げる。手提げかばん」 もと。下「法の下に平等。一撃の下に倒した」元「火の元。出版元。元が掛かる」本「本を正す。本と末」基「資料を基にする。基づく」 おりる/おろす。→降 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

下人 カジン🔗🔉

【下人】 カジン 召使。しもべ。▽古く主人が使用人に対して使ったことば。地上の世界に生きている人。〔→楚辞ヒトニクダル人にへりくだる。「慮以下人=慮ッテ以テ人ニ下ル」〔→論語ゲニン 身分の卑しい者。

下士 カシ🔗🔉

【下士】 カシ 上士・中士に対して、周代の士の階級で最下位の階級。また、その階級の人。愚かな男。〔→老子シニクダルへりくだってりっぱな人物と交わる。〔国〕「下士官」の略。将校の下、兵士の上の階級の武官。▽もと陸海軍で用いた。

下土 カド🔗🔉

【下土】 カド 上天に対して、地面。大地。「日居月諸照臨下土=日ト月トハ下土ヲ照臨ス」〔→詩経世の中。低地。〔→書経いなか。

下元 カゲン🔗🔉

【下元】 カゲン 三元の一つ。陰暦十月十五日のこと。

下火 アコ🔗🔉

【下火】 アコ〔仏〕禅宗で、死者を火葬にするとき、僧が火をつけ法語を唱えること。▽アコは唐宋トウソウ音。シタビ〔国〕火事の勢いが衰えること。盛んだった物事の勢いが衰えること。茶道で、あらかじめ炉に入れておく火。

下戸 ゲコ🔗🔉

【下戸】 ゲコ 貧しい家。〔国〕酒があまり飲めないこと。また、その人。〈対語〉上戸。

下午 カゴ🔗🔉

【下午】 カゴ 午後。〈対語〉上午。

下手 ゲシュ🔗🔉

【下手】 ゲシュ・テヲクダス 自分で直接行う。ヘタ〔国〕技芸などが未熟なこと。〈対語〉上手ジョウズ。シタテ〔国〕才能・地位が相手より劣ること。また、そのような人。〈対語〉上手ウワテ。シモテ〔国〕下のほう。客席から見て舞台の左のほう。〈対語〉上手カミテ。

下手人 ゲシュニン🔗🔉

【下手人】 ゲシュニン〔国〕自分で直接人を殺した者。

下司 ゲシ🔗🔉

【下司】 ゲシ〔国〕身分のひくい役人。下役人。転じて、卑しい者の意。▽ゲスとも読む。荘園の役人。

下世 カセイ🔗🔉

【下世】 カセイ この世からさがる。死ぬこと。「秦穆先下世=秦穆先ヅ下世ス」〔→曹植後世。下界。

下世話 ゲセワ🔗🔉

【下世話】 ゲセワ〔国〕世間で普通に話されることばや話。

下奴 カド🔗🔉

【下奴】 カド 召使。自分をへりくだっていうことば。他人をばかにして呼ぶことば。

下平 カヒョウ🔗🔉

【下平】 カヒョウ 四声で、平声の一つ。

下付 カフ🔗🔉

【下付】 カフ =下附。政府・役所が金銭や証明書・許可書などを一般の人に渡し与えること。

下民 カミン🔗🔉

【下民】 カミン 世の中の人。人民のこと。

下向 ゲコウ🔗🔉

【下向】 ゲコウ〔国〕都から地方へいく。神仏に参拝して帰ること。

下交 カコウ🔗🔉

【下交】 カコウ 上交に対して、身分の高い人が身分の低い人と交際する。〔→易経

下旬 ゲジュン🔗🔉

【下旬】 ゲジュン 上旬・中旬に対して、月の二十一日から月末までの十日間。『下浣ゲカン・下澣ゲカン』

下地 カチ🔗🔉

【下地】 カチ 地味のやせた土地。上天に対して、地面。シタジ〔国〕物事をする前の準備や基礎。うまれつき。素質。しょうゆのこと。▽吸い物をつくる下地の意。

下吏 カリ🔗🔉

【下吏】 カリ 位のひくい役人。リニクダス 身がらを司法官に渡して、罪を調べさせる。

下劣 ゲレツ🔗🔉

【下劣】 ゲレツ 人がらや、考え方などが下品で卑しい。

下克上 ゲコクジョウ🔗🔉

【下克{剋}上】 ゲコクジョウ 下の位の者が、自分が仕えている上位の者をしのいで権力をふるうこと。

下車 ゲシャ🔗🔉

【下車】 ゲシャ 車から降りること。官吏が任地に着くこと。人を葬るとき、副葬品として墓の中に埋める車。

下寿 カジュ🔗🔉

【下寿】 カジュ 長寿者を上・中・下の三階級にわけた最下位。八十歳以上の長命な人のこと。▽一説に、六十歳以上の人。

下走 カソウ🔗🔉

【下走】 カソウ 自分のことをへりくだっていうことば。▽「走」は、しもべ。〔→漢書車から降りて走る。

下足 カソク🔗🔉

【下足】 カソク 走ることのおそい馬。ゲソク 身分の卑しい人。〔国〕脱いだ履物。また、その履物の番をする人。

下体 カタイ🔗🔉

【下体】 カタイ からだの下半身。植物の根や茎。〔→詩経からだをかがめる。男女の陰部。自分の態度・考えをむりにかえる。

下里 カリ🔗🔉

【下里】 カリ 死んだ人の魂がいくという所。村里。また、いなか。

下学上達 カガクジョウタツ🔗🔉

【下学上達】 カガクジョウタツ〈故事〉手近なところから学んで、しだいに深い学問・道理に通ずること。〔→論語

下官 カカン🔗🔉

【下官】 ゲカン・カカン 地位の低い官吏。官吏が自分のことをへりくだっていうことば。

下弦 カゲン🔗🔉

【下弦】 カゲン 上弦に対して、満月ののち、次の新月までの、月が欠けて弓の弦を下向きにしたような形になった状態のこと。

下国 カコク🔗🔉

【下国】 カコク 諸侯の国。地方。自分の国を謙そんしていうことば。ゲコク〔国〕大宝令タイホウリョウの制で、諸国を格式キャクシキによって大国・上国・中国・下国の四階級にわけたうち、最下級の国。都から自分の国へいく。国司が任地にいく。

下枝 シズエ🔗🔉

【下枝】 シズエ〔国〕下のほうの枝。

下肢 カシ🔗🔉

【下肢】 カシ 上肢ジョウシに対して、足。脚部。

下知 ゲジ🔗🔉

【下知】 ゲジ〔国〕命令。▽ゲチとも読む。鎌倉・室町時代の裁判の判決。また、その判決文。

下直 カチョク🔗🔉

【下直】 カチョク 宮中での宿直のつとめが終わること。ゲジキ〔国〕値段が安くなること。安い値段。

下界 ゲカイ🔗🔉

【下界】 ゲカイ 天上界に対して、人間の住む世界。この世。

下乗 カジョウ🔗🔉

【下乗】 カジョウ 足のおそい馬。下等な者。ゲジョウ 〔仏〕平凡な教理。〈類義語〉小乗。〔国〕馬や車などの乗り物から降りること。

下泉 カセン🔗🔉

【下泉】 カセン 死者の住む世界という、あの世。黄泉コウセン・ヨミ。流れる泉の水。〔→詩経

下品 カヒン🔗🔉

【下品】 カヒン 上品に対して、卑しい地位。ゲボン〔仏〕極楽往生ゴクラクオウジョウするときの三つの階級のうち、最下位。下品上生・下品中生・下品下生に三分される。→「九品クホン」ゲヒン〔国〕人がらや性質などが卑しいこと。〈対語〉上品。

下降 カコウ🔗🔉

【下降】 カコウ 下る。降下。天子の娘が臣下にとつぐこと。「下嫁カカ」と同じ。

下根 ゲコン🔗🔉

【下根】 ゲコン〔仏〕上根に対して、うまれつき愚かで、仏道修行の力のとぼしい者。▽「根」とは、草木の根が木を伸ばすように、人間に善悪をおこさせる根本的な力のこと。〔華厳経〕

下座 ゲザ🔗🔉

【下座】 ゲザ・シモザ 座敷などで、身分・地位のひくい人がすわる座席。末席。〈対語〉上座。

下剤 ゲザイ🔗🔉

【下剤】 ゲザイ 便通をよくする薬。

下酒物 カシュブツ🔗🔉

【下酒物】 カシュブツ 酒のさかな。『下物カブツ』

下馬評 ゲバヒョウ🔗🔉

【下馬評】 ゲバヒョウ〈故事〉〔国〕そのことに直接関係がない人々の間で行われている評判や、うわさ。▽昔、下馬札(「下馬」としるして、下馬すべきことを示した立て札)の所で、供の者が、主人を待つ間に世間のことをいろいろうわさしたことから。

下帷 イヲクダス🔗🔉

【下帷】 カイ・イヲクダス 幕やカーテンなどを降ろす。俗事から離れて読書生活をする。塾を開いて子弟を教える。「白首下帷復何益=白首帷ヲ下スモ復タ何ノ益カアラン」〔→李白

下情 カジョウ🔗🔉

【下情】 カジョウ 一般民衆の実情。また、一般民衆の考え。〔→班固自分の考え・気持ちをへりくだっていうことば。

下第 カダイ🔗🔉

【下第】 カダイ 官吏登用試験に落第する。〈対語〉登第トウダイ。試験の成績が非常に悪い者。〈対語〉上第。

下陳 カチン🔗🔉

【下陳】 カチン 後列。宮女のへや。〔→国策

下堂 カドウ🔗🔉

【下堂】 カドウ 堂から降りる。ドウヨリクダス妻を離縁する。「糟糠之妻不下堂=糟糠ノ妻ハ堂ヨリ下サズ」〔→後漢書

下女 ゲジョ🔗🔉

【下婢】 カヒ 召使の女。『下女ゲジョ』

下問 カモン🔗🔉

【下問】 カモン 目下の者に質問する。「敏而好学、不恥下問=敏ニシテ学ヲ好ミ、下問ヲ恥ヂズ」〔→論語

下野 ゲヤ🔗🔉

【下野】 ゲヤ・ヤニクダル 国の主権者が引退すること。高い官職から引退して民間人になること。

下策 ゲサク🔗🔉

【下策】 ゲサク まずいはかりごと。〈対語〉上策。

下種 ゲス🔗🔉

【下衆】 ゲス〔国〕身分がひくくて卑しい者。〈対語〉上衆。心の卑しいこと。また、その人。『下種ゲス』

下達 カタツ🔗🔉

【下達】 カタツ 上達に対して、本質的でないつまらない事がらを詳しく知る。「君子上達、小人下達=君子ハ上達シ、小人ハ下達ス」〔→論語上の者の意志を下の者に通じさせること。「上意下達」

下筆 カヒツ🔗🔉

【下筆】 カヒツ フデヲクダス詩文をつくる。「下筆成章」筆跡。

下游 カユウ🔗🔉

【下游】 カユウ 川の下流。また、その付近の地。〈対語〉上游ジョウユウ。低い地位。〈対語〉上游ジョウユウ。泳ぐ。

下落 カラク🔗🔉

【下落】 ゲラク 物価が下がる。品質が悪くなる。カラク〔俗〕ゆくえ。所在。物事にきまりがついて終わること。

下痢 ゲリ🔗🔉

【下痢】 ゲリ 腹下し。

下愚 カグ🔗🔉

【下愚】 カグ 非常に愚かな者。「上知与下愚不移=上知ト下愚トハ移ラズ」〔→論語

下獄 カゴク🔗🔉

【下獄】 ゲゴク・カゴク・ゴクニクダス 牢屋ロウヤに入れる。また、入れられる。

下種 カシュ🔗🔉

【下種】 カシュ 種をまく。ゲス〔国〕「下衆」と同じ。

下輩 カハイ🔗🔉

【下輩】 カハイ・ゲハイ 身分がひくくて卑しい人。目下の人。

下郎 ゲロウ🔗🔉

【下臘】 ゲロウ 〔仏〕上臈ジョウロウに対して、年功を積むことが浅くて修行のじゅうぶんでない僧尼。〔国〕地位のひくい者。〔国〕人に召し使われる身分がひくい男。『下郎ゲロウ』

下学集 カガクシュウ🔗🔉

【下学集】 カガクシュウ〔日〕〈書物〉上下二巻。意味分類体の漢和辞典。著者未詳。1444年に成立。約三万の漢字および漢語を、天地・時節・神祇ジンギ・人倫など一八部門に分類し、片かなで読みを、漢文で意味をつけている。部門名と配列は、韻書として当時広く使われた『聚分韻略シュウブンインリャク』によっている。江戸時代には広く一般に用いられた。

下帷 イヲクダス🔗🔉

【下帷】 イヲクダス →「下帷カイ」

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