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【単】 9画 ツ部 [四年] 区点=3517 16進=4331 シフトJIS=9250 【單】旧字人名に使える旧字 12画 口部 区点=5137 16進=5345 シフトJIS=9A64 《常用音訓》タン 《音読み》 タン〈dn〉/ゼン/セン〈chn〉〈shn〉 《訓読み》 ひとえ(ひとへ) 《名付け》 いち・ただ 《意味》 タンナリ{名・形}ひとえ(ヒトヘ)。ひとえである。〈対語〉→複。「単衣(ひとえの着物)」「可憐身上衣正単=憐レムベシ身上ノ衣正ニ単ナリ」〔→白居易タンナリ{形}それだけで付加物がないさま。ただ一つである。〈対語〉→複→双。〈類義語〉→隻→独。「単数」「簡単」「両世一身形単影隻=両世一身ニシテ、形ハ単ニ、影ハ隻ナリ」〔→韓愈{形}ただ一枚で薄い。「単薄」 {名}薄い紙片。転じて、カード。札。「名単(名札)」 タンニ{副}ただそれだけ、の意をあらわすことば。ひとえに。▽「不単…」とは、「不但…」と同じで、「単に…のみならず」と訓読する。 {動}たいらげる。なくなる。つきる。▽殫セン・タンに当てた用法。「単用」 「単于ゼンウ」とは、匈奴キョウドの王の称号。▽匈奴語のtengrikoto(天のみ子)を略して音訳したもの。 「単父ゼンフ・ゼンホ」とは、中国の県の名。 《解字》 象形。籐トウのつるを編んでこしらえたはたきを描いたもの。はたきは両がわに耳があり、これでぱたぱたとたたき、ほこりを落としたり、鳥や小獣をたたき落としたりする。獸(=獣)の字に意符として含まれる。また、このはたきは薄く平らなので、一重であり薄い意を生じる。 《単語家族》 氈セン(薄く平らな敷物)と同系。また戦栗センリツの戦(平面が上下動する)や扇(薄く平らなとびらや、うちわ)とも縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

単刀直入 タントウチョクニュウ🔗🔉

【単刀直入】 タントウチョクニュウ〈故事〉ひとふりの刀を持って敵の中に切り込む。回りくどい手段をとらないで、すぐに要点にふれることのたとえ。〔伝灯録〕

単月 タンゲツ🔗🔉

【単月】 タンゲツ 偶数の月を双月というのに対して、奇数の月。一・三・五・七・九・十一の各月のこと。

単文 タンブン🔗🔉

【単文】 タンブン 簡単で短い文章。〔国〕一つの主語と一つの述語しか持たない文。

単句 タンク🔗🔉

【単句】 タンク 詩で韻を踏むのを対句というのに対して、韻を踏まない句。律詩では一聯イチレンの上句がそれにあたる。簡単な短い句。

単弁 タンベン🔗🔉

【単弁】 タンベン 一重の花びら。

単衣 タンイ🔗🔉

【単衣】 タンイ ひとえの着物。「単衣者誰子=単衣ノ者ハ誰ガ子ゾ」〔→元好問

単行 タンコウ🔗🔉

【単行】 タンコウ ひとりで行く。独行。他と関係なく、それだけが単独で世の中に行われること。「単行法」

単行本 タンコウボン🔗🔉

【単行本】 タンコウボン 雑誌・叢書ソウショ・全集などと違って、それだけで一冊の書物として出版される書物。

単伝 タンデン🔗🔉

【単伝】 タンデン ある決まったひとりの師から伝授される。また、ひとりのでしにだけ伝える。〔仏〕禅宗で、仏法を論議・ことばによらず心から心へ伝えること。以心伝心。

単位 タンイ🔗🔉

【単位】 タンイ 数量・長さ・重さ・時間・温度などをはかるときの基準になるもの。組織・団体の中のひとまとまり。〔仏〕禅宗の寺で僧のすわる席。▽「単」は、名単(名ふだ)。

単車 タンシャ🔗🔉

【単車】 タンシャ 供の車をともなわない、ただ一台の車。「丈人視要処、窄狭容単車=丈人要処ヲ視ヨ、窄狭ニシテ単車ヲ容ルルノミ」〔→杜甫ただひとり。単独。〔国〕オートバイのこと。

単車之使 タンシャノツカイ🔗🔉

【単車之使】 タンシャノツカイ 供の者をともなわないで、ただひとりでおもむく使者。「足下昔以単車之使、適万乗之虜=足下ムカシ単車ノ使ヒヲモッテ、万乗ノ虜ニ適ク」〔→李陵

単身 タンシン🔗🔉

【単身】 タンシン ほかの人をともなわず、ただひとりであること。独身。ひとり身。

単価 タンカ🔗🔉

【単価】 タンカ〔国〕品物一つあたりの値段。

単注本 タンチュウボン🔗🔉

【単注本】 タンチュウボン 経書の本文に、注だけをつけた版本。▽疏ソをつけないことから。

単門 タンモン🔗🔉

【単門】 タンモン 身分の低い家がらの者。また、貧しく、身寄りの少ない家の者。〈類義語〉寒門。

単独 タンドク🔗🔉

【単独】 タンドク ただ、ひとつ・ひとりであること。ひとり者。身寄りのない者。

単飛 タンピ🔗🔉

【単飛】 タンピ 鳥が一羽で飛ぶこと。「丁丁幽鐘遠、矯矯単飛至=丁丁トシテ幽鐘遠ク、矯矯トシテ単飛至ル」〔→李賀

単家 タンカ🔗🔉

【単家】 タンカ 有力者がいなくて勢力の弱い家や人。〈類義語〉寒家。

単弱 タンジャク🔗🔉

【単弱】 タンジャク 助ける者もなくて勢力が弱い。

単純 タンジュン🔗🔉

【単純】 タンジュン まじりけのないこと。こみいっていないこと。簡単。

単疏本 タンソボン🔗🔉

【単疏本】 タンソボン 経書の本文も注もない、疏(注を更に詳しく説明したもの)だけの版本。

単孑 タンゲツ🔗🔉

【単煢】 タンケイ ひとりぼっちであること。ひとり者。『単孑タンゲツ』

単鉤 タンコウ🔗🔉

【単鉤】 タンコウ 人さし指と親指だけで筆を持って書く書法。→「双勾」

単辞 タンジ🔗🔉

【単辞】 タンジ 一方だけの言い分で、証拠にならないことば。〔→書経かたよった見解・発言。〔→後漢書

単竭 センケツ🔗🔉

【単竭】 センケツ =殫竭。物がつきる。

単複 タンプク🔗🔉

【単複】 タンプク ひとえの着物と、あわせの着物。単数と複数。簡単と複雑。

単調 タンチョウ🔗🔉

【単調】 タンチョウ 一本調子で変化のないこと。

単騎 タンキ🔗🔉

【単騎】 タンキ ただひとりで馬に乗って行くこと。ただひとりの騎兵。

単尽 タンジン🔗🔉

【殫尽】 タンジン =単尽。苦しめてほろぼす。つきはてる。また、つきはてさせる。

単竭 タンケツ🔗🔉

【殫竭】 タンケツ =単竭。つきはてる。すっかりなくなること。『殫極タンキョク』

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