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後天下之楽而楽 テンカノタノシミニオクレテタノシム🔗🔉

【後天下之楽而楽】 テンカノタノシミニオクレテタノシム〈故事〉天下の人々が楽しんでから後、はじめて自分も楽しむ。人民の上にたって政治を行う人の心構えをいう。〔→范仲淹

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【後】 9画 彳部 [二年] 区点=2469 16進=3865 シフトJIS=8CE3 《常用音訓》コウ/ゴ/あと/うし…ろ/おく…れる/のち 《音読み》 ゴ/コウ/グ〈hu〉 《訓読み》 のち/あと/うしろ/しりえ(しりへ)/あとにする(あとにす)/のちにする(のちにす)/おくれる(おくる) 《名付け》 しつ・ちか・のち・のり・もち 《意味》 {名}のち。あと。ある起点よりみて、あとの方。▽場所についても、時間についても用いる。〈対語〉→前→先。「事後」「落人後=人後ニ落ツ」 {名}うしろ。しりえ(シリヘ)。しり。▽もと、人体後部のしりの穴のこと。〈同義語〉→后ゴ/コウ。「是夕也、恵王之後而蛭出=コノ夕ニ、恵王ノ後ヨリ蛭出ヅ」〔→新書{形}のち。あと。のちの。あとの。〈対語〉→先→初→前。「後世」「後生」「後必有災=後必ズ災アリ」〔→孟子{名}のち。あと。あとつぎの人。また、子孫。〈対語〉→先(祖先)。「三代之後(三王朝の子孫)」「其無後乎=ソレ後ナカランカ」〔→孟子{動}あとにする(アトニス)。のちにする(ノチニス)。あと回しにする。「絵事後素=絵事ハ、素ヲ後ニス」〔→論語{動}おくれる(オクル)。あとになる。〈類義語〉→遅。「非敢後也=アヘテ後レシニアラザルナリ」〔→論語〕 《解字》 会意。「幺(わずか)+夂(あしをひきずる)+彳(いく)」で、足をひいてわずかしか進めず、あとにおくれるさまをあらわす。のち、后コウ・ゴ(うしろ、しりの穴)と通じて用いられる。 《異字同訓》 あと。 →跡 おくれる。→遅 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

後人 コウジン🔗🔉

【後人】 コウジン 後世の人。子孫。〔→孟子人におくれる。人に劣ること。

後月 アトゲツ🔗🔉

【後月】 コウゲツ 翌月。来月。〔俗〕来々月。アトゲツ〔国〕前の月。先月。ノチノツキ〔国〕陰暦八月十五日の月(中秋の名月)に対して、九月十三日の月。十三夜。

後天 コウテン🔗🔉

【後天】 コウテン テンニオクル天の運行がめぐって来て、天理を察してから行動すること。〔→易経暦が天の正しい時に遅れる。長寿。うまれてからのちに経験して影響を受けること。〈対語〉先天。〔俗〕明後日。

後天的 コウテンテキ🔗🔉

【後天的】 コウテンテキ 性質や能力が、うまれつきではなく、経験・環境によって身に備わっているさま。〈対語〉先天的。認識または論理上の概念は経験的事実に基づいて形成されること。▽ラテン語のア‐ポステリオーリの訳語。〈対語〉先天的。

後主 コウシュ🔗🔉

【後主】 コウシュ 後代の主君。主君の跡継ぎの人。その王朝の最後の君主。

後世 コウセイ🔗🔉

【後世】 コウセイ のちの世。のちの時代。「故書其言以遺後世=故ニソノ言ヲ書シテモッテ後世ニ遺ス」〔→墨子のちの世継ぎ。子孫のこと。「朕為始皇帝、後世以計数、二世三世至于万世、伝之無窮=朕ヲ始皇帝ト為シ、後世モッテ計数シ、二世・三世ヨリ万世ニ至ルマデコレヲ無窮ニ伝ヘン」〔→史記ゴセ〔仏〕現世・前世に対して、死後にうまれる世。来世。

後生 コウセイ🔗🔉

【後生】 コウセイ あとからうまれる。また、あとからうまれた人。〈対語〉先生。「今我不述、後生何聞哉=今ニシテ我述ベズンバ、後生何ヲカ聞カンヤ」〔→陶潜後輩。後進。〔→論語子孫。〔→詩経ゴショウ のちの世にうまれ変わること。また、来世。〔国〕来世の安楽。「後生を願ふ」〔国〕転じて、おり入って人にものを頼むときに使うことば。

後生可畏 コウセイオソルベシ🔗🔉

【後生可畏】 コウセイオソルベシ〈故事〉後輩の人は、年も若く気力も強いから、努力して学問を積めば、その進歩はおそるべきものである。〔→論語

後母 コウボ🔗🔉

【後母】 コウボ まま母。継母。

後会 コウカイ🔗🔉

【後会】 コウカイ のちにあう。後日の再会。「後会期=後会ハ期カナリ」〔→和漢朗詠集

後年 コウネン🔗🔉

【後年】 コウネン その年の次の年。のちの年。のちの時代。「後年漸衰邁屡乞骸骨不許=後年漸ク衰邁シ、シバシバ骸骨ヲ乞フモ許サレズ」〔→枕中記〔俗〕明後年。

後見 ウシロミ🔗🔉

【後見】 コウケン 会見におくれること。〔国〕主人・家長が幼少の場合、家臣・家族がその補佐をすること。また、その役。〔国〕法律で、禁治産者、親権者のいない未成年者を保護監督し、財産を管理する任務。〔国〕能・しばいなどの出演者の後ろでいっさいを世話する人。ウシロミ〔国〕陰にいて世話をし助けること。また、その人。後ろだて。

後言 コウゲン🔗🔉

【後言】 コウゲン あとでいう。陰口をいう。〔→書経

後車 コウシャ🔗🔉

【後車】 コウシャ そえぐるま。〈類義語〉副車。あとについて行く者の乗る車。〔→孟子あとに続く車。「前車覆、後車戒=前車ノ覆ルハ、後車ノ戒」〔→漢書

後序 コウジョ🔗🔉

【後序】 コウジョ 書物の初めにある序に対して、巻末にある文。跋バツ。

後身 ウシロミ🔗🔉

【後身】 コウシン 〔仏〕うまれ変わった来世での状態。あとの半生。〔国〕境遇などがひどくかわったときのあとの身の上。ウシロミ〔国〕和服で、みごろの後ろの部分。

後来 コウライ🔗🔉

【後来】 コウライ こののち。将来。それ以来。その後。おくれて来る。「後来鞍馬何逡巡=後レ来タル鞍馬ハ何ゾ逡巡タル」〔→杜甫

後学 コウガク🔗🔉

【後学】 コウガク 後進の学者。学者が自分を謙そんしていうことば。〔国〕のちに役にたつこと。「後学のために見ておこう」

後昆 コウコン🔗🔉

【後昆】 コウコン 子孫。後世。▽「昆」は、兄弟・仲間。

後事 コウジ🔗🔉

【後事】 コウジ 前の事件の背後関係で生じた事件。死後の事。「召亮於成都、属以後事=亮ヲ成都ニ召シ、属スルニ後事ヲモッテス」〔→蜀志

後周 コウシュウ🔗🔉

【後周】 コウシュウ 王朝名。(イ)南北朝時代、北朝の一つ。宇文覚がたてた。北周ともいう。五五七〜五八一(ロ)五代の一つ、郭威が後漢コウカンについでたてた。九五一〜九六〇

後知 コウチ🔗🔉

【後知】 コウチ 人よりあとに道理を悟り知る人。「使先知覚後知=先知ヲシテ後知ヲ覚サシム」〔→孟子のちに認められて、よく待遇されること。

後房 コウボウ🔗🔉

【後房】 コウボウ 宮中の女性のへや。

後夜 ゴヤ🔗🔉

【後夜】 ゴヤ 六時の一つ。夜明けごろ。〔仏〕六時の一つ。午前二時から午前六時の時間までの時間。また、その時間に行う勤行ゴンギョウ。

後架 コウカ🔗🔉

【後架】 コウカ 〔仏〕禅宗で、僧堂の後ろにかけわたした洗面所。便所。

後悔 コウカイ🔗🔉

【後悔】 コウカイ あとになって悔やむ。「後悔無及=後悔ハオヨブナシ」〔→後漢書

後勁 コウケイ🔗🔉

【後勁】 コウケイ 軍隊のしんがりを守る精兵。〔→左伝

後宮 コウキュウ🔗🔉

【後宮】 コウキュウ きさきや女官たちが住む宮殿。「後宮佳麗三千人=後宮ノ佳麗三千人」〔→白居易きさき以下、宮中の女官の総称。

後晋 コウシン🔗🔉

【後晋】 コウシン 王朝名。五代の一つ。石敬[トウ]セキケイトウがたてた。二代十一年で、契丹キッタンに滅ぼされた。石晋セキシンともいう。九三六〜九四六

後秦 コウシン🔗🔉

【後秦】 コウシン 五胡ゴコ十六国の一つ。羌キョウ族の姚萇ヨウチョウがたてた。三代三十四年で、東晋トウシンに滅ぼされた。三八四〜四一七

後素 コウソ🔗🔉

【後素】 コウソ・シロヲノチニス 絵をかくとき、最後に白色の絵具で仕上げをすること。仕上げを重んじることのたとえ。▽「素」は、胡粉ゴフン。「絵事後素=絵事ハ素ヲ後ニス」〔→論語

後庭 コウテイ🔗🔉

【後庭】 コウテイ 后妃や女官たちのいる所。後宮。「後庭朝未入、軽輦夜相過=後庭朝ニイマダ入ラズ、軽輦夜アヒ過グ」〔→李白家の裏にある庭園。奥庭。

後唐 コウトウ🔗🔉

【後唐】 コウトウ 王朝名。五代の一つ。李存勗リソンキョクが後梁コウリョウについでたてた。四代十四年にして、後晋コウシンに滅ぼされた。九二三〜九三六

後禍 コウカ🔗🔉

【後患】 コウカン のちのちの心配ごと。後日の憂い。〔→孟子〕『後禍コウカ・後憂コウユウ』

後進 コウシン🔗🔉

【後進】 コウシン あとから学問・技芸などを学びはじめた者。後輩。「後進於礼楽、君子也=後進ノ礼楽ニオケルハ、君子ナリ」〔→論語

後涼 コウリョウ🔗🔉

【後涼】 コウリョウ 五胡ゴコ十六国の一つ。呂光リョコウがたてた国。四代十八年で滅びた。三八六〜四〇三

後梁 コウリョウ🔗🔉

【後梁】 コウリョウ 中国の南北朝時代、西魏セイギの支援のもとに蕭[サツ]ショウサツがたてた国。三代三十三年で隋ズイに滅ぼされた。五五五〜五八七王朝名。五代最初の王朝。朱全忠が唐の哀帝に譲位させてたてた。二代十七年で後唐に滅ぼされた。九〇七〜九二三

後援 コウエン🔗🔉

【後援】 コウエン あとから来る助けの軍勢。援軍。背後から助けること。うしろだて。あとおし。

後覚 コウカク🔗🔉

【後覚】 コウカク 人よりおくれてさとる。〈対語〉先覚。「使先覚覚後覚=先覚ヲシテ後覚ヲ覚サシム」〔→孟子

後朝 キヌギヌ🔗🔉

【後朝】 キヌギヌ〔国〕共寝をした男女が、翌朝、それぞれ自分の衣服を着て別れること。また、その朝。転じて、男女が別れること。

後葉 コウヨウ🔗🔉

【後葉】 コウヨウ のちの世。後代。子孫。

後胤 コウイン🔗🔉

【後裔】 コウエイ 子孫。▽「裔」は、衣のすそ。『後胤コウイン』

後漢 コウカン🔗🔉

【後漢】 ゴカン 王朝名。前漢の景帝の子孫劉秀リュウシュウ(光武帝)が王莽オウモウを滅ぼし中国を統一してたてた。洛陽ラクヨウに都を置いた。献帝まで十四代百九十六年続いた。東漢ともいう。二五〜二二〇コウカン 王朝名。五代の一つ。劉知遠がたて、開封に都を置いた。二代四年で滅びた。九四七〜九五〇

後嗣 コウシ🔗🔉

【後嗣】 コウシ 跡継ぎの人。世継ぎ。『後子コウシ』

後蜀 コウショク🔗🔉

【後蜀】 コウショク 五代十国の一つ。孟知祥モウチショウがたてた。九三四〜九六五

後楽 コウラク🔗🔉

【後楽】 コウラク 天下の人が平和に楽しむのを見てからはじめて自分も楽しむ。「先憂後楽」

後塵 コウジン🔗🔉

【後塵】 コウジン 人や車馬の通ったあとのちりほこり。

後趙 コウチョウ🔗🔉

【後趙】 コウチョウ 五胡ゴコ十六国の一つ。羯カツ族の石勒セキロクがたてた。七代三十三年で、冉閔ゼンビンの乱で滅びた。三一九〜三五一

後輪 シズワ🔗🔉

【後輪】 シズワ〔国〕馬の鞍クラの、後方の高くなった部分。

後輩 コウハイ🔗🔉

【後輩】 コウハイ 自分より年齢が下の人。また、自分よりあとに学芸をおさめた人。〔国〕自分より学年や年齢・地位が下で、自分と同じ学校・団体の人。また、その学校を卒業した人。〈対語〉先輩。

後燕 コウエン🔗🔉

【後燕】 コウエン 五胡ゴコ十六国の一つ。鮮卑族の慕容垂がたてた。四代二十六年続いた。三八四〜四〇九

後魏 コウギ🔗🔉

【後魏】 コウギ 王朝名。中国の南北朝時代、北朝の一つ。鮮卑の拓跋珪タクバツケイがたてた。十四代百四十九年で、東魏トウギ・西魏セイギに分裂した。北魏ホクギ・元魏ゲンギ・拓跋魏タクバツギともいう。三八六〜五三四

後難 コウナン🔗🔉

【後難】 コウナン のちのちの災難。

後簷 コウエン🔗🔉

【後簷】 コウエン 裏のひさし。「楡柳蔭後簷桃李羅堂前=楡柳ハ後簷ヲ蔭ヒ、桃李ハ堂前ニ羅ル」〔→陶潜

後顧 コウコ🔗🔉

【後顧】 コウコ うしろをふり返って見る。あとに心配の思いが残ること。気がかり。「後顧の憂い」

後漢書 ゴカンジョ🔗🔉

【後漢書】 ゴカンジョ〈書物〉一二〇巻。南北朝時代、宋ソウの范曄ハンヨウ(398〜445)の著。426年ごろ成立。後漢の歴史を記した正史。『三国志』より成立は新しい。帝紀一〇巻、志三〇巻、列伝八〇巻より成る。帝紀・列伝は范曄の筆になったものであるが、志は、西晋セイシンの司馬彪シバヒョウ(?〜306)の『続漢書』のうち、ただ志のみ残存していたものを、宋の真宗の1022年に合わせて出版したものである。唐の章懐太子李賢リケンが注を付けている。二十四史の一つ。

後主 コウシュ🔗🔉

【後主】 コウシュ〈人名〉553〜604 南北朝時代、陳チンの最後の皇帝。在位582〜89。姓名は陳叔宝。宣帝の子。字アザナは元秀。酒色を好み、政治を怠って陳の滅亡を早めた。

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