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広辞苑の検索結果 (50)
ごと🔗⭐🔉
ごと
〔接尾〕
(名詞に付いて)そのものもいっしょに。それぐるみ。それとともに。「皮―たべる」
ごと【毎】🔗⭐🔉
ごと【毎】
〔接尾〕
(名詞や動詞の連体形に付いて)そのどれも。そのたびに。いつも。万葉集3「吾妹子わぎもこが植ゑし梅の木見る―に」。竹取物語「我朝―夕―に見る竹の中におはするにて知りぬ」。「月―の出費」
ごとう【五島】‥タウ(姓氏)🔗⭐🔉
ごとう【五島】‥タウ
姓氏の一つ。
⇒ごとう‐けいた【五島慶太】
ご‐とう【後唐】‥タウ🔗⭐🔉
ご‐とう【後唐】‥タウ
⇒こうとう
ごとう【後藤】🔗⭐🔉
ご‐とう【語頭】🔗⭐🔉
ご‐とう【語頭】
語のはじめ。↔語尾
ご‐とう【誤答】‥タフ🔗⭐🔉
ご‐とう【誤答】‥タフ
あやまった答。
ごとう‐くじら【五島鯨】‥タウクヂラ🔗⭐🔉
ごとう‐くじら【五島鯨】‥タウクヂラ
ゴンドウクジラの別称。
⇒ごとう【五島】
ごとう‐けいた【五島慶太】‥タウ‥🔗⭐🔉
ごとう‐けいた【五島慶太】‥タウ‥
実業家。長野県生れ。東大卒。東急グループの創始者。東条内閣で運輸通信大臣。(1882〜1959)
⇒ごとう【五島】
○言承けよしの異見聞かずことうけよしのいけんきかず
わかったという返事だけはよいが、実際には他人の意見を聞き入れないことにいう。
⇒こと‐うけ【言承け】
ごとう‐こんざん【後藤艮山】🔗⭐🔉
ごとう‐こんざん【後藤艮山】
江戸中期の儒医。古医方の祖。名は達。江戸の人。主として温泉・熊胆くまのい・艾灸を用い、また円匕まるさじをつくって薬剤の分量を正す。香川修徳・山脇東洋らを育てる。著「熊胆蕃椒灸説」など。(1659〜1733)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐しゃく【五等爵】🔗⭐🔉
ごとう‐しゃく【五等爵】
公・侯・伯・子・男の五爵。
ごとう‐しゅいち【後藤守一】🔗⭐🔉
ごとう‐しゅいち【後藤守一】
考古学者。神奈川県生れ。東京高師卒。東京帝室博物館鑑査官を経て明治大学教授。古墳やその出土品を研究。著「漢式鏡」「日本古代文化研究」など。(1889〜1960)
⇒ごとう【後藤】
ご‐とうしょ【御当所】‥タウ‥🔗⭐🔉
ご‐とうしょ【御当所】‥タウ‥
他の土地の者が、いま現にいる地または話題に上った相手の地を敬意をもって呼ぶ語。御当地。「―力士」
⇒ごとうしょ‐ずもう【御当所相撲】
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】‥シヤウ‥ラウ🔗⭐🔉
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】‥シヤウ‥ラウ
政治家。土佐藩士。大政奉還運動を起こし、明治維新後、参議。征韓論政変で下野。板垣退助・副島種臣・江藤新平らと民撰議院設立を建白。自由党に参加。大同団結を提唱。のち逓相・農商務相。伯爵。(1838〜1897)
後藤象二郎
提供:毎日新聞社
⇒ごとう【後藤】
⇒ごとう【後藤】
ごとうしょ‐ずもう【御当所相撲】‥タウ‥ズマフ🔗⭐🔉
ごとうしょ‐ずもう【御当所相撲】‥タウ‥ズマフ
相撲で、その力士の出身地で行われる興行をいう。
⇒ご‐とうしょ【御当所】
ごとう‐しんぺい【後藤新平】🔗⭐🔉
ごとう‐しんぺい【後藤新平】
政治家。岩手、水沢藩士の子。医師より官界に転じ、衛生局長ののち台湾総督府民政局長・満鉄総裁として植民地経営に手腕をふるう。また逓相・内相・外相・東京市長などを歴任、関東大震災復興や対ソ外交に努力。壮大な構想をたびたび提唱し、「大風呂敷」と呼ばれた。伯爵。(1857〜1929)
後藤新平
提供:毎日新聞社
⇒ごとう【後藤】
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐するめ【五島鯣】‥タウ‥🔗⭐🔉
ごとう‐するめ【五島鯣】‥タウ‥
五島列島産のケンサキイカで製した上等のするめ。
⇒ごとう【五島】
ごとう‐せん【五当銭】‥タウ‥🔗⭐🔉
ごとう‐せん【五当銭】‥タウ‥
1個で当時の通用銭5文に相当した銭。天明(1781〜1789)年間の仙台通宝銭の類。
ご‐とうち【御当地】‥タウ‥🔗⭐🔉
ご‐とうち【御当地】‥タウ‥
(→)御当所に同じ。
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】‥チウグワイ🔗⭐🔉
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】‥チウグワイ
小説家・評論家。本名、寅之助。羽後(秋田県)生れ。「新小説」を主宰、非自然主義を唱道。小説「ありのすさび」、評論「非自然主義」など。(1866〜1938)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐てん【後藤点】🔗⭐🔉
ごとう‐てん【後藤点】
漢文訓読法の一つ。後藤芝山しざんがつけた四書五経の訓点。道春点のように和訓に偏せず、一斎点のように漢文直訳にかたよらないもの。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】‥ラウ🔗⭐🔉
ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】‥ラウ
名物の短刀。作刀者は粟田口吉光(通称、藤四郎)。国宝。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐ぼり【後藤彫】🔗⭐🔉
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】‥ヱ🔗⭐🔉
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】‥ヱ
桃山時代の武将。名は基次。初め黒田孝高・同長政に仕えた。のち浪人し、大坂夏の陣に戦死。(1560?〜1615)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐みつつぐ【後藤光次】🔗⭐🔉
ごとう‐みつつぐ【後藤光次】
江戸初期の幕府金改役。通称、庄三郎。後藤徳乗の門人。家康に抜擢されて金座の主宰者となり、代々金改役として鋳貨をつかさどった。(1571〜1625)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐もの【後藤物】🔗⭐🔉
ごとう‐もの【後藤物】
後藤彫の細工物。
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】‥イウ‥🔗⭐🔉
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】‥イウ‥
室町中期の金工。名は正奥。通称、四郎兵衛。法印。美濃の人。足利義政に仕え刀装具を制作。三所物みところものの技法・意匠に新機軸を出し、後藤家の開祖となる。(1440〜1512)
⇒ごとう【後藤】
ごとう‐れっとう【五島列島】‥タウ‥タウ🔗⭐🔉
ごとう‐れっとう【五島列島】‥タウ‥タウ
長崎市の北西海上にある列島。長崎県北松浦郡・南松浦郡・五島市に属する。名は福江・奈留なる・若松・中通なかどおり・宇久(後には宇久に代えて久賀ひさか)の5島を総称したことに由来。全島140余から成り、漁業が盛ん。近世、キリシタンの潜んだ地。
⇒ごとう【五島】
ご‐とおか【五十日】‥トヲカ🔗⭐🔉
ご‐とおか【五十日】‥トヲカ
5日ないし10日の間、すなわちわずかの時日。
ごとお‐び【五十日】‥トヲ‥🔗⭐🔉
ごとお‐び【五十日】‥トヲ‥
月のうち、五、十のつく日。取引の支払い日にあたり、車の動きが多く交通渋滞が激しくなる。
ご‐とく【五徳】🔗⭐🔉
ご‐とく【五徳】
①儒教で、温・良・恭・倹・譲の五つの徳目。兵家で、知・信・仁・勇・厳。
②秦漢の儒教で、木・火・土・金・水の五行のこと。帝王の徳を示すものとされ、その循環によって王朝の交替等を説明した。→五行。
③炭火などの上に置き、鉄瓶などをかける3脚または4脚の輪形の器具。鉄または陶器製。上下逆に置くこともある。
五徳
④紋所の名。五徳3の形をかたどったもの。
④紋所の名。五徳3の形をかたどったもの。
ご‐とく【悟得】🔗⭐🔉
ご‐とく【悟得】
悟りをひらいて真理を会得すること。
ごとくだいじ‐さねさだ【後徳大寺実定】🔗⭐🔉
ごとくだいじ‐さねさだ【後徳大寺実定】
藤原実定の通称。
ごとく‐ち【後得智】🔗⭐🔉
ごとく‐ち【後得智】
〔仏〕(根本智の後に得るからいう)現象世界の差別の相を正しく認識する智。
ごと‐ごと🔗⭐🔉
ごと‐ごと
物の鳴る音。物の煮える音。「荷車を―と引いて行く」
ごとし【如し】🔗⭐🔉
ごとし【如し】
〔助動〕
([活用]○/ごとく/ごとし/ごとき/○/○)同一の意味の体言「こと」の語頭の濁音化した「ごと」に、形容詞化する接尾辞「し」の付いた語。活用語の連体形、助詞「が」「の」に付く。稀に名詞に直接付く使い方もある。古くは「ごと」が単独に使われた。活用形の変則的用法として、副詞法には「ごとく」の他に時に「ごとくに」「ごとき」も用いられ、指定の助動詞「なり」には「ごとき」の他に「ごとく」「ごとし」からも続く。平安時代には「ごとし」は漢文訓読文に用いられ、かな文学系では「やうなり」が一般であった。現代の口語では、文章語的な文体で「ように」の意味で「ごとく」が、「ような」の意味で「ごとき」が用いられる。
①他の事・物と同一であることを示す。…と同じだ。…の通りだ。万葉集20「うち日さす都の人に告げまくは見し日のごとくありと告げこそ」。源氏物語須磨「もとのごとくにかへりたまふべき様に」。平家物語7「かくのごとくならば則ち山上の精祈むなしからざることを悦び」。「意のごとくなる」「左記のごとく行動せよ」
②他の事・物に類似していることを示す。…に似ている。…のようだ。万葉集3「青丹よし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今さかりなり」。宇津保物語俊蔭「頭の髪を見れば剣を立てたるがごとし…眼を見れば金まりのごとくきらめきて」。今昔物語集6「娑婆世界の衆生は赤子のごとし也」。「地獄のごとき惨状」「蛇蝎だかつのごとく嫌われる」
③物事の例を示して他を類推させる。平家物語(延慶本)「時政・宗遠・実平ごときのをとな共を召して」。恨之介「いはんや、我ら如きの者、知らぬこそ道理なりと思ひける」。「お前ごときには負けない」
④(多く「…もののごとし」の形で)婉曲的な断定を表す。…らしい。奥の細道「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたわめて、屈曲おのづからためたるがごとし」。「大勢は既に決定せるもののごとし」
ごと‐つ・く🔗⭐🔉
ごと‐つ・く
〔自五〕
ごとごとと音を立てる。ごとごとする。
ごと‐べい【五斗米】🔗⭐🔉
ごと‐べい【五斗米】
5斗(今の約5升)の米。わずかの俸禄。
⇒ごとべい‐どう【五斗米道】
⇒五斗米のために腰を折る
ごとべい‐どう【五斗米道】‥ダウ🔗⭐🔉
ごとべい‐どう【五斗米道】‥ダウ
(入門の際五斗米を納めさせたからいう)後漢末期の社会不安に乗じて興った民間信仰。張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。太平道と共に道教の源流。天師道ともいう。
⇒ごと‐べい【五斗米】
○五斗米のために腰を折るごとべいのためにこしをおる
[晋書隠逸伝、陶潜「吾五斗米の為に腰を折ること能あたわず」]わずかの俸禄を得るために頭を下げて人に仕えること。
⇒ごと‐べい【五斗米】
○五斗米のために腰を折るごとべいのためにこしをおる🔗⭐🔉
○五斗米のために腰を折るごとべいのためにこしをおる
[晋書隠逸伝、陶潜「吾五斗米の為に腰を折ること能あたわず」]わずかの俸禄を得るために頭を下げて人に仕えること。
⇒ごと‐べい【五斗米】
こど‐ほう【弧度法】‥ハフ
〔数〕弧度(ラジアン)で角度をはかる法。→ラジアン
こと‐ほがい【言祝】‥ホガヒ
(→)「ことほぎ」に同じ。
こと‐ほぎ【寿・言寿・言祝】
(上代は清音)ことほぐこと。ことばによる祝福。ことぶき。ことほがい。祝詞、大殿祭「―と言へるは今の寿觴さかほかいの詞の如し」
こと‐ほ・ぐ【寿ぐ・言祝ぐ】
〔他五〕
(上代は清音)ことばで祝福する。古事記中「爾ここに―・きて白もうししく」
こ‐とぼし【小灯】
(→)手燭てしょくに同じ。
ことほど‐さように【事程左様に】‥サヤウ‥
(so 〜 thatの訳語という)前に述べたことを受けて、次に述べることを強調する言い方。それほど。そんなに。「―世の中はままならないものだ」
こと‐まき【異巻】
①ほかの巻。ほかの本。
②異本いほん。
ごと‐まけ【後途負】
後に負けること。甲陽軍鑑15「功有て軽薄の侍は、大将の分別違ひ給ひ、―になる事をもほむる物なれば」
こと‐まつり【事祭】
近畿・中国地方に広く行われる春の節日。3月中に日をきめて美食をする。事追祭。十日坊。春事。
こと‐まなび【言学び】
鸚鵡おうむの異称。
ご‐とまり【五泊】
⇒ごはく
こと‐み【事見】
ものみ。見物。栄華物語月宴「さるべき折節のをかしき―には」
ごと‐みそ【五斗味噌】
①(豆2斗・糠ぬか2斗・塩1斗を搗つき合わせて造るからいう)ぬかみそ。
②醤油かすを加工して作った味噌。
こと‐みち【異道】
他の道。別の道。太平記38「―より馳せ帰り」
こと‐む・く【言趣く・言向く】
〔他下二〕
ことばで説いて従わせる。転じて、平定する。古事記上「何れの神を使はしてか―・けむ」。万葉集20「ちはやぶる神を―・け」
こと‐むす・ぶ【言結ぶ】
〔自四〕
口約束をする。孝徳紀「浪みだりに他ひとの女むすめに―・びて」
こと‐むつかし・い【事むつかしい】
〔形〕
事柄がむずかしい。事が面倒である。狂言、宗論「一部八巻の二十八品などとて、―・い事をねがふよりも」
こと‐め【異女】
(→)「ことおんな」に同じ。古本説話集下「我を思はば―なせそ」
こと‐も【殊も】
〔副〕
たいへん。したたかに。狂言、文蔵「貴賤群集くんじゅは―おびただしいことでござつた」
こ‐ども【子供】
①自分の儲もうけた子。むすこ。むすめ。
②幼いもの。わらわ。わらべ。小児。まだ幼く世慣れていないことにもいう。枕草子28「あからさまにきたる―わらはべを見入れ」↔大人。
③(「子」の複数)数多の子。続日本紀22「この家の―」
④目下の者達を親しんでいう語。みんな。万葉集1「いざ―早く大和へ」
⑤歌舞伎役者の若衆。かげま。
⑥抱えの芸娼妓。江戸時代、特に深川で、遊女のこと。洒落本、辰巳之園「新地の播磨屋などはよくいたしますよ。―は揃うて居るなり、女共もよくいたします」
⑦遊里のかぶろ。傾城買四十八手「―をやつて見てくんなんし」
⇒こども‐あがり【子供上がり】
⇒こども‐あつかい【子供扱い】
⇒こども‐かい【子供会】
⇒こども‐がお【子供顔】
⇒こども‐ぎ【子供気】
⇒こども‐きょうげん【子供狂言】
⇒こども‐ぐみ【子供組】
⇒こども‐げいしゃ【子供芸者】
⇒こども‐ごころ【子供心】
⇒こども‐ざかり【子供盛り】
⇒こども‐しばい【子供芝居】
⇒こども‐じ・みる【子供染みる】
⇒こども‐しゅう【子供衆】
⇒こども‐ずき【子供好き】
⇒こども‐だまし【子供騙し】
⇒こども‐たらし【子供誑し】
⇒こども‐ぢゃや【子供茶屋】
⇒こども‐っぽ・い【子供っぽい】
⇒こども‐ともだち【子供友達】
⇒こどものけんり‐じょうやく【子どもの権利条約】
⇒こども‐の‐ひ【こどもの日】
⇒こども‐ほけん【子供保険】
⇒こども‐や【子供屋】
⇒こども‐やど【子供宿】
⇒こども‐らし・い【子供らしい】
⇒こども‐わざ【子供業】
⇒子供隠された鬼子母神のよう
⇒子供騒げば雨が降る
⇒子供の喧嘩に親が出る
⇒子供の使い
⇒子供の根問い
⇒子供は風の子
こども‐あがり【子供上がり】
子供からおとなになったばかりのこと。また、その時。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐あつかい【子供扱い】‥アツカヒ
①子供の世話。源氏物語浮舟「あまたの―に、おのづから忘れ草摘みてむ」
②大人おとなを子供のようにみくびって扱うこと。
⇒こ‐ども【子供】
こと‐も‐あろう‐に【事も有ろうに】‥アラウ‥
他にいろいろとあったであろうに。よりによって。非常に好ましくない事態の起きたことをくやしがる言葉。
こと‐も‐おろか【事も疎か】
①おろそか。なおざり。散木奇歌集「秋の田にもみぢ散りける山里を―に思ひけるかな」
②言うまでもないさま。勿論。宇治拾遺物語14「是れなるかと問ふに、―なり」
こども‐かい【子供会】‥クワイ
子供たちの集会または組織。多く、親睦・公民的態度の養成などの目的で行う。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐がお【子供顔】‥ガホ
子供らしい顔つき。おさな顔。童顔。
⇒こ‐ども【子供】
ごと‐まけ【後途負】🔗⭐🔉
ごと‐まけ【後途負】
後に負けること。甲陽軍鑑15「功有て軽薄の侍は、大将の分別違ひ給ひ、―になる事をもほむる物なれば」
ごと‐みそ【五斗味噌】🔗⭐🔉
ごと‐みそ【五斗味噌】
①(豆2斗・糠ぬか2斗・塩1斗を搗つき合わせて造るからいう)ぬかみそ。
②醤油かすを加工して作った味噌。
ゴトランド‐き【ゴトランド紀】🔗⭐🔉
ゴトランド‐き【ゴトランド紀】
〔地〕(Gotlandian Period)狭義のシルル紀のこと。→シルル紀
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ごと【如】🔗⭐🔉
ごと 【如】 (助動)
〔助動詞「ごとし」の語幹〕
似ているものに比べ,たとえる意を表す。…ように。…のようだ。「梅の花今咲ける〈ごと〉散り過ぎず我が家(エ)の園にありこせぬかも/万葉 816」「雪こぼすが〈ごと〉降りてひねもすに止まず/伊勢 85」「秋の夜の明くるも知らず鳴く虫はわが〈ごと〉ものや悲しかるらむ/古今(秋上)」
→ごとし
ごと【共】🔗⭐🔉
ごと 【共】 (接尾)
名詞に付いて,そのものもいっしょにの意を表す。ぐるみ。「財布―落とす」「りんごを皮―食べる」
ごと【毎】🔗⭐🔉
ごと 【毎】 (接尾)
名詞や動詞の連体形に付いて,…のたびに,どの…もみな,などの意を表す。「月―の支払い」「日―に」「人―に」「一雨降る―に暖かくなる」
〔「ごとに」の形で用いられることが多い〕
こと-あたらし・い【事新しい】🔗⭐🔉
こと-あたらし・い [6] 【事新しい】 (形)[文]シク ことあたら・し
(1)ことさらめいている。わざとらしい。「そんなことは―・く言うまでもない」
(2)今までと違って新しい。改まっている。「―・しくして焼塩にて飲出し/浮世草子・一代男 8」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
こと-あまつかみ【別天つ神】🔗⭐🔉
こと-あまつかみ 【別天つ神】
「古事記」神統譜で,天つ神の中の別格の神。天地開闢(カイビヤク)の時出現した,天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ)・高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)・神産巣日神(カミムスヒノカミ)・宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)・天之常立神(アマノトコタチノカミ)の五神。
こと-あらためて【事改めて】🔗⭐🔉
こと-あらためて 【事改めて】 (連語)
わざわざ改めて。ことさらに。「―問いただす」
ことい【特牛・特負】🔗⭐🔉
ことい コトヒ 【特牛・特負】
「こというし(特牛)」に同じ。「淡路の門(ト)渡る―こそ角を並べて渡るなれ/梁塵秘抄」
ことい-うし【特牛・牡牛】🔗⭐🔉
ことい-うし コトヒ― 【特牛・牡牛】
〔古くは「こというじ」とも〕
強く大きな牡牛(オウシ)。こといのうし。ことい。こってい。こっていうし。こってうし。こっとい。「―程なる黒犬なるを/浮世草子・永代蔵 2」
ことい-うし-の【特牛の・特負牛の】🔗⭐🔉
ことい-うし-の コトヒ― 【特牛の・特負牛の】 (枕詞)
「三宅の浦」にかかる。
〔特牛が租米を屯倉(ミヤケ)に運ぶことからいうか〕
「―三宅の潟にさし向ふ鹿島の崎に/万葉 1780」
こと-いと【琴糸・箏糸】🔗⭐🔉
こと-いと [2][0] 【琴糸・箏糸】
琴の弦。ことのお。
ご-とう【梧桐】🔗⭐🔉
ご-とう [0][1] 【梧桐】
(1)アオギリの異名。
(2)「五三(ゴサン)の桐(キリ)」に同じ。
ご-とう【御灯】🔗⭐🔉
ご-とう [0] 【御灯】
(1)神仏や貴人の前にともす灯火。みあかし。
(2)陰暦三月三日・九月三日に,天皇が北辰(北極星)に灯明をささげる行事。「ついたちには―の御清まはりなべければ/栄花(初花)」
ごとう-おん【語頭音】🔗⭐🔉
ごとう-おん [2] 【語頭音】
単語,または文節などの(形態)音韻論的単位の最初の位置にある音。語中音や語末音とは異なった条件に支配されることが多く,例えば日本語では,ガ行鼻濁音は語中,語末には立つが,語頭音にはなりえない。
ごとう【五島】🔗⭐🔉
ごとう ゴタウ 【五島】
「五島列島(レツトウ)」の略。
ごとう-くじら【五島鯨】🔗⭐🔉
ごとう-くじら ゴタウクヂラ [4] 【五島鯨】
ゴンドウクジラの別名。
ごとう-ずるめ【五島鯣】🔗⭐🔉
ごとう-ずるめ ゴタウ― [4] 【五島鯣】
長崎県五島列島産の上質のするめ。ケンサキイカで製したものが上等品。
ごとう-れっとう【五島列島】🔗⭐🔉
ごとう-れっとう ゴタウ―タウ 【五島列島】
長崎県西部,東シナ海にある列島。中通(ナカドオリ)・若松・奈留・久賀(ヒサカ)・福江の五主島と多くの属島からなる。リアス式海岸が発達し,景観に富む。漁業が盛ん。
ごとう【五島】🔗⭐🔉
ごとう ゴタウ 【五島】
姓氏の一。
ごとう-けいた【五島慶太】🔗⭐🔉
ごとう-けいた ゴタウ― 【五島慶太】
(1882-1959) 実業家。長野県生まれ。東大卒。鉄道省を経て私鉄の経営に転じ,沿線を開発して東急グループの創始者となる。また,古写経・書籍・絵画・茶道具を収集し大東急記念文庫を設け,没後は遺品を収めた五島美術館が設立された。
ごとう【後藤】🔗⭐🔉
ごとう 【後藤】
姓氏の一。
ごとう-いちじょう【後藤一乗】🔗⭐🔉
ごとう-いちじょう 【後藤一乗】
(1791-1876) 幕末・明治初頭の金工。本名八郎兵衛光代。号は伯応・凸凹山人など。従来の後藤彫に新風を加え,後藤家の最後を飾った。法橋・法眼に昇叙され,船田一琴・荒木東明ら多数の門弟を擁した。
→後藤彫
ごとう-こんざん【後藤艮山】🔗⭐🔉
ごとう-こんざん 【後藤艮山】
(1659-1733) 江戸中期の医師。江戸の人。名は達。古医方の泰斗。百病一気留滞説を立て,灸(キユウ)・温泉・熊の胆(イ)の療法を勧めた。著「病因考」など。
ごとう-さいじろう【後藤才次郎】🔗⭐🔉
ごとう-さいじろう ―サイジラウ 【後藤才次郎】
江戸前期の陶工。九谷焼(クタニヤキ)の祖。肥前国有田で製陶法を学び加賀国江沼郡九谷村で開窯。生没年未詳。
ごとう-しざん【後藤芝山】🔗⭐🔉
ごとう-しざん 【後藤芝山】
(1721-1782) 江戸中期の儒学者。名は世鈞。高松藩の藩校で教授。四書五経の訓点,後藤点を創始。
ごとう-しょうじろう【後藤象二郎】🔗⭐🔉
ごとう-しょうじろう ―シヤウジラウ 【後藤象二郎】
(1838-1897) 政治家。土佐藩の出身。山内容堂に大政奉還の建白をさせた。維新後,参与・参議。征韓論により下野。自由民権運動に参加して,自由党結成に参加。解党後,大同団結運動を展開。逓相・農商務相を歴任。
ごとう-しんぺい【後藤新平】🔗⭐🔉
ごとう-しんぺい 【後藤新平】
(1857-1929) 政治家。岩手県生まれ。須賀川医学校卒。初代満鉄総裁・逓相・内相・外相・東京市長などを歴任。大陸進出を鼓吹した。
ごとう-ちゅうがい【後藤宙外】🔗⭐🔉
ごとう-ちゅうがい ―チウグワイ 【後藤宙外】
(1866-1938) 小説家・評論家。秋田県生まれ。本名,寅之助。東京専門学校卒。「新小説」を編集,自然主義に対抗して「非自然主義」を唱えた。小説「ありのすさび」「腐肉団」,評論「非自然主義」「明治文壇回顧録」など。
ごとう-てん【後藤点】🔗⭐🔉
ごとう-てん [2] 【後藤点】
漢文訓読法の一。高松藩の儒者後藤芝山(シザン)が四書・五経に施した訓点。江戸時代に最も世に行われた。
ごとう-とくじょう【後藤徳乗】🔗⭐🔉
ごとう-とくじょう 【後藤徳乗】
(1550-1631) 安土桃山期の金工。本名源次郎光基,四郎兵衛と称す。後藤家五代目を継ぐ。信長・秀吉に重用され,分銅・判金の製作にあたり,また折紙を発行。後藤家中興の祖。名品が多く現存。
→後藤彫(ボリ)
ごとう-ぬり【後藤塗】🔗⭐🔉
ごとう-ぬり [0] 【後藤塗】
高松市で産する漆器。明治時代に後藤太平が創始。下地をつけず,素地(キジ)に直接漆を塗るので剥落(ハクラク)しにくい。
ごとう-ぼり【後藤彫】🔗⭐🔉
ごとう-ぼり [0] 【後藤彫】
後藤祐乗を祖とする後藤家の金工の手になる刀装小道具および鐔(ツバ)。将軍家・諸大名の正式の拵(コシラ)えは必ずこれを用いた。地金はほぼ金・赤銅(シヤクドウ)に限られ,意匠・形式なども定式があった。家彫(イエボ)り。後藤家彫。後藤物。
ごとう-まきた【後藤牧太】🔗⭐🔉
ごとう-まきた 【後藤牧太】
(1853-1930) 物理学者。理科教育の先駆者。三河の生まれ。東京高等師範教授。実験教育によって理科教育を改善することに尽力。各種の簡易実験装置を考案したほか,魔鏡の研究にも携わった。
ごとう-またべえ【後藤又兵衛】🔗⭐🔉
ごとう-またべえ ―マタベ
【後藤又兵衛】
(1560-1615) 安土桃山時代の武将。名は基次。黒田孝高・長政父子に仕え,九州・朝鮮出兵などに軍功があり,のち長政と合わず浪人。大坂夏の陣には豊臣方に属して道明寺に戦死した。
【後藤又兵衛】
(1560-1615) 安土桃山時代の武将。名は基次。黒田孝高・長政父子に仕え,九州・朝鮮出兵などに軍功があり,のち長政と合わず浪人。大坂夏の陣には豊臣方に属して道明寺に戦死した。
ごとう-みつつぐ【後藤光次】🔗⭐🔉
ごとう-みつつぐ 【後藤光次】
(1571-1625) 江戸初期の金工。通称,庄三郎。京都の人。徳川家康の信を得て御金改役となり,金座・銀座を運営。
ごとう-もの【後藤物】🔗⭐🔉
ごとう-もの [0] 【後藤物】
⇒後藤彫(ゴトウボリ)
ごとう-ゆうじょう【後藤祐乗】🔗⭐🔉
ごとう-ゆうじょう ―イウジヨウ 【後藤祐乗】
(1440-1512) 室町中期の金工。美濃の武士で足利義政に仕える。通称,四郎兵衛。諱(イミナ)は正奥。家彫り(後藤彫)の始祖。格調ある高雅な作風により室町将軍以下に重用され,後世に多大な影響を与えた。目貫と笄(コウガイ)の作品が多く「秋田竜」「濡れ烏の二所」などは有名。
→後藤彫(ボリ)
こと-うけ【言承け】🔗⭐🔉
こと-うけ 【言承け】
受け答え。返辞。返答。うけあい。「都の人は―のみよくて実なし/徒然 141」
ごとうじ-せん【後藤寺線】🔗⭐🔉
ごとうじ-せん 【後藤寺線】
JR 九州の鉄道線。福岡県新飯塚・田川後藤寺間,13.3キロメートル。かつては石炭・石灰石の輸送線。
ごとう-しゃく【五等爵】🔗⭐🔉
ごとう-しゃく [2] 【五等爵】
公・侯・伯・子・男の五階級の爵位。中国周代,天子が諸侯に与えたという。五爵。
ご-とうしょ【御当所】🔗⭐🔉
ご-とうしょ ―タウシヨ [2] 【御当所】
敬意をもってその土地をいう語。
ごとうしょ-ずもう【御当所相撲】🔗⭐🔉
ごとうしょ-ずもう ―タウシヨズマフ [5] 【御当所相撲】
興業する場所がその力士の出身地である相撲。御当地相撲。
ごとう-しん【五等親】🔗⭐🔉
ごとう-しん [2] 【五等親】
⇒五親等(ゴシントウ)
こと-うた【琴歌・箏歌】🔗⭐🔉
こと-うた [2] 【琴歌・箏歌】
(1)琴に合わせて歌う歌。
(2)歌舞伎の下座の一。時代物の御殿・大名邸などの場の幕開きなどに用いられ,普通は三味線で琴の代用をする。
ご-とうち【御当地】🔗⭐🔉
ご-とうち ―タウチ [2] 【御当地】
ある土地に来た人が,そこの人に敬意を表してその土地をいう語。「―ソング」
ごとう-づる【後藤蔓】🔗⭐🔉
ごとう-づる [4] 【後藤蔓】
ツルアジサイの別名。
ことう-やき【湖東焼】🔗⭐🔉
ことう-やき [0] 【湖東焼】
〔「湖東」は琵琶湖の東の意〕
江戸後期から明治時代にかけて滋賀県彦根付近に産した陶器。彦根の商人が始め,のちに井伊家の藩窯となった。
こと-うら【琴占】🔗⭐🔉
こと-うら [0] 【琴占】
古代の占いの一種。琴を掻(カ)き鳴らして神霊を呼び迎え,吉凶を占うもの。のちには琴板を笏(シヤク)でたたいて占った。
こと-えり【言選り】🔗⭐🔉
こと-えり 【言選り】
言葉を選ぶこと。用語を選択すること。「文を書けど,おほどかに―をし/源氏(帚木)」
こと-おさめ【事納め】🔗⭐🔉
こと-おさめ ―ヲサメ [3] 【事納め】
「御事納(オコトオサ)め」に同じ。「―気をつけられる新(アラ)世帯/柳多留(初)」
ごとお-び【五十日】🔗⭐🔉
ごとお-び ゴトヲ― [2] 【五十日】
月のうち,五・十のつく日。取引の支払い日にあたり,交通渋滞が激しい日とされる。
こと-おり【異折】🔗⭐🔉
こと-おり ―ヲリ 【異折】
別の機会。他の場合。ほかの時。「―にこそともかくも候はめ/今昔 28」
こと-かけ【事欠け】🔗⭐🔉
こと-かけ 【事欠け】
(1)「ことかき{(1)}」に同じ。「いかに―なればとて…さもしくなしぬ/浮世草子・一代男 1」
(2)「ことかき{(2)}」に同じ。「―なればこそ堪忍すれ/浮世草子・一代女 5」
こと-かわ・る【事変わる】🔗⭐🔉
こと-かわ・る ―カハル [4] 【事変わる】 (動ラ五[四])
様子が違っている。異なっている。「今までの様子とは―・り…」
ごとき【如き】🔗⭐🔉
ごとき 【如き】 (助動)
〔助動詞「ごとし」の連体形から。現代語で,ややかたい文章語的な言い方として用いられる〕
(1)活用語の連体形や体言,またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続して,「…のような」の意を表す。「彼〈ごとき〉いやなやつはいない」「今回の〈ごとき〉事件は二度と起こしてはならない」「部屋の中からだれかが言い争うが〈ごとき〉声が聞こえた」
(2)「のごときは」の形で,「…のようなもの」の意を表す。「除名処分の〈ごとき〉は最終的な手段だ」
こと-きみ【異君】🔗⭐🔉
こと-きみ 【異君】
(1)他のお方。他の貴人。「―たちの住み給ふやうにて/宇津保(嵯峨院)」
(2)別の主君。「この君ならで日の本に,また―のましますべきか/謡曲・花筐」
ご-とく【五徳】🔗⭐🔉
ご-とく [0] 【五徳】
(1)五つの徳目。仁・義・礼・智・信。あるいは温・良・恭・倹・譲。また,五行(ゴギヨウ)(木・火・土・金・水)の徳など。
(2)〔孫子(始計)〕
武将が意を用いるべき五つの徳目。知・信・仁・勇・厳。
(3)火鉢の灰の中に据えて,鉄瓶(テツビン)や釜(カマ)などをのせる,三本脚の輪形の台。
(4)家紋の一。{(3)}の全形をかたどったもの。
→かなわ(金輪)(3)
五徳(3)
[図]
[図]
ご-とく【悟得】🔗⭐🔉
ご-とく [0] 【悟得】 (名)スル
悟りを開いて真理を会得すること。「一新理を―するものあれば/西洋聞見録(文夫)」
ごとく【如く】🔗⭐🔉
ごとく 【如く】 (助動)
〔助動詞「ごとし」の連用形から。現代語で,ややかたい文章語的な言い方として用いられる〕
活用語の連体形や体言,またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続して,「…のように」「…のようで」などの意を表す。「お師匠様の円満微妙な色白の顔がにぶい明りの中に来迎仏の〈ごとく〉浮かんだ」
ごとくだいじ【後徳大寺】🔗⭐🔉
ごとくだいじ 【後徳大寺】
姓氏の一。
ごとくだいじ-さねさだ【後徳大寺実定】🔗⭐🔉
ごとくだいじ-さねさだ 【後徳大寺実定】
(1139-1191) 平安末期の歌人。藤原公能(キンヨシ)の長子。左大臣。法号,如円。詩・管弦にも優れる。家集「林下集」,日記「槐林記」
ごとく-ち【後得智】🔗⭐🔉
ごとく-ち [3] 【後得智】
〔仏〕 現象界の個々の物事の相違を認める智慧(チエ)。あらゆる物事が無差別であると知る根本智ののちに得られる。仏は衆生の差別を知って救済しようとするので,衆生を救済するのは後得智とされる。
ごとく-なり【如くなり】🔗⭐🔉
ごとく-なり 【如くなり】 (助動)(ごとくなら・ごとくなり(ごとくに)・ごとくなり・ごとくなる・ごとくなれ・ごとくなれ)
〔「ごとくにあり」の転〕
活用語の連体形や体言,またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続する。
(1)似ているものに比べ,たとえる意を表す。…のようだ。…のようである。…のとおりである。「高き山も,麓のちりひぢよりなりて,あま雲たなびくまで,おひのぼれる〈ごとくに〉,この歌もかくの〈ごとくなる〉べし/古今(仮名序)」
(2)不確かな断定を表す。「まことに聞くが〈ごとくなら〉ば不便なる事也/著聞 17」
こと-くに【異国】🔗⭐🔉
こと-くに 【異国】
(1)よその国。異郷。「おのが国にはあらで―に田をつくりけるが/宇治拾遺 4」
(2)外国。異邦。とつくに。「広く―のことを知らぬ女のため/源氏(常夏)」
こ-とくにん【子徳人】🔗⭐🔉
こ-とくにん 【子徳人】
子宝を多く得た人。子福者。子沢山(コダクサン)。「徳人の中にても―にて候ふ/清元・舌出し三番叟」
ことく-らく【胡徳楽】🔗⭐🔉
ことく-らく 【胡徳楽】
舞楽の一。右方高麗楽(コマガク)。高麗壱越(イチコツ)調。襲(カサネ)装束。六人舞。酒宴の有り様を舞曲化したもので,喜劇的性格をもつ。
胡徳楽
[図]
[図]
こと-くわ・う【言加ふ】🔗⭐🔉
こと-くわ・う ―クハフ 【言加ふ】 (動ハ下二)
(1)横から人の話に口を出す。差し出口をする。「男(オノコ)は―・へ候ふべきにあらず/枕草子 23」
(2)唱和する。「兵部卿宮,青柳折り返しおもしろく謡ひ給ふ。あるじのおとども―・へ給ふ/源氏(胡蝶)」
ごと-ごと🔗⭐🔉
ごと-ごと [1] (副)
(1)堅く重い物が触れ合う音を表す語。「天井で―(と)音がする」
(2)物が煮える音を表す語。「―(と)里芋を煮る」
こと-こまか・い【事細かい】🔗⭐🔉
こと-こまか・い [5] 【事細かい】 (形)
細部にいたるまでくわしい。詳細である。「あれこれ―・く注意を与える」
こと-こまやか【事細やか】🔗⭐🔉
こと-こまやか [4] 【事細やか】 (形動)[文]ナリ
「事細(コトコマ)か」に同じ。「―にめんどうをみる」
こと-さえく【言喧く】🔗⭐🔉
こと-さえく ―サヘク 【言喧く】 (枕詞)
言葉の分かりにくいことから,外国である「韓(カラ)」「百済(クダラ)」などを含む地名「百済の原」「韓の崎」などにかかる。「―辛(カラ)の崎なるいくりにそ/万葉 135」「―百済の原ゆ/万葉 199」
こと-さき【琴軋】🔗⭐🔉
こと-さき [0] 【琴軋】
和琴(ワゴン)の撥(バチ)。
こと-さきく【事幸く】🔗⭐🔉
こと-さきく 【事幸く】 (副)
平安に。幸福に。無事で。「―ま幸(サキ)くませと/万葉 3253」
〔「言(コト)幸く」で,言霊(コトダマ)の力によって平安にの意とする説もある。あるいは「殊(コト)幸く」で,格別平安にの意か〕
ことさけ-を【琴酒を】🔗⭐🔉
ことさけ-を 【琴酒を】 (枕詞)
「押垂(オシタ)れ小野」にかかる。語義・かかり方未詳。「―押垂小野ゆ出づる水/万葉 3875」
こと-さ・む【事醒む】🔗⭐🔉
こと-さ・む 【事醒む】 (動マ下二)
興ざめする。興をそがれる。「興宴の座も―・めてしめりかへりければ/著聞 11」
ことさら-め・く【殊更めく】🔗⭐🔉
ことさら-め・く [5] 【殊更めく】 (動カ五[四])
わざとらしく思われる。大げさに見える。「―・いてかえっておかしい」
ことし-まい【今年米】🔗⭐🔉
ことし-まい [0] 【今年米】
「新米(シンマイ){(1)}」に同じ。[季]秋。
ごとし【如し・若し】🔗⭐🔉
ごとし 【如し・若し】 (助動)((ごとく)・ごとく・ごとし・ごとき・○・○)
活用語の連体形や体言,また,それらに助詞「が」「の」の付いたものに接続する。
(1)似ているものに比べたとえる意を表す。…のようだ。…のとおりだ。「涙,雨の脚の〈ごとく〉こぼる/宇津保(吹上・下)」「おごれる人も久しからず,ただ春の夜の夢の〈ごとし〉/平家 1」
(2)同類中の一例として提示する意を表す。…のような。「黒き革籠三合を置けり。すなはち和歌・管絃・往生要集〈ごとき〉の抄物を入れたり/方丈記」
(3)はっきりと断定しないで,婉曲・不確実にいうのに用いられる。…ようだ。…ようである。「松島は笑ふが〈ごとく〉,象潟はうらむが〈ごとし〉/奥の細道」
〔(1)語源は「同じ」の意を表す「こと」を形容詞的に活用させたもの。(2)中古には,漢文訓読文系列の文章に多く用いられ,和文に多く用いられる「やうなり」と対照的な特色を示した。なお,中古の和文でも,男性の書いたものには「ごとし」も用いられた。(3)上代・中古には,語幹「ごと」が連用形「ごとく」と同じように用いられることがある。→ごと(如)〕
こと-し-も【事しも】🔗⭐🔉
こと-し-も 【事しも】 (副)
〔「事」に助詞「し」「も」が付いた語〕
ちょうど。まるで…のように。「―我が父母(ブモ)などの病まんを歎かんが如く/今昔 12」
こ-としより【小年寄】🔗⭐🔉
こ-としより 【小年寄】
豊臣時代の中老の異名。
→大年寄
こと-しろ【事代】🔗⭐🔉
こと-しろ 【事代】
神の託宣を告げること。また,その者。「天(アメ)に―,虚(ソラ)に―/日本書紀(神功訓)」
ことしろぬし-の-かみ【事代主神】🔗⭐🔉
ことしろぬし-の-かみ 【事代主神】
記紀神話で,大己貴神(オオアナムチノカミ)の子とされる託宣の神。国譲りの時,父神に国土の献上を勧める。のち,皇室の守護神。
こと-た・る【事足る】🔗⭐🔉
こと-た・る 【事足る】 (動ラ四)
「ことたりる(事足)」に同じ。「―・りなんとて,心よく数献に及びて/徒然 215」
〔現代語でも,ときに,「それで―・れりとされては困る」などと用いられることがある〕
ごと-つ・く🔗⭐🔉
ごと-つ・く [0] (動カ五[四])
ごとごとと音がする。「車輪を―・かせて馬車が通る」
こと-と【事と】🔗⭐🔉
こと-と 【事と】 (副)
〔名詞「こと」に助詞「と」が付いた語〕
(1)とりわけ。ことに。「このごろは―久しう見えず/蜻蛉(上)」
(2)すっかり。はっきりと。「つとめても―日高うなるまで御殿ごもり過ごしたるに/浜松中納言 4」
こと-と・う【言問ふ・事問ふ】🔗⭐🔉
こと-と・う ―トフ 【言問ふ・事問ふ】 (動ハ四)
〔「ことどう」とも〕
(1)ものを言う。話をする。「―・はぬ木にはありとも/万葉 82」
(2)ものを言いかける。尋ねる。「名にし負はばいざ―・はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと/伊勢 9」
(3)訪れる。訪問する。「わづかに―・ふものとては,峯に木づたふ猿のこゑ/平家(灌頂)」
(4)男女が言い交わす。「我が妻に人も―・へ/万葉 1759」
こと-とき【異時】🔗⭐🔉
こと-とき 【異時】
ほかの時。別の時。「よし,―は知らず,今宵(コヨイ)は詠め/枕草子 99」
こと-と・し【言疾し】🔗⭐🔉
こと-と・し 【言疾し】 (形ク)
うわさがひどい。人の口がやかましい。「―・くは中は淀ませ水(ミ)無し川/万葉 2712」
こと-な・す【言成す】🔗⭐🔉
こと-な・す 【言成す】 (動サ四)
(1)言葉に出す。告げる。「うつせみの八十(ヤソ)言のへは繁くとも争ひかねて我(ア)を―・すな/万葉 3456」
(2)うわさする。言いはやす。「紅の深染めの衣下に着て上に取り着ば―・さむかも/万葉 1313」
こと-の-お【琴の緒】🔗⭐🔉
こと-の-お ―ヲ 【琴の緒】
琴(キン)・箏(ソウ)など弦楽器の弦。琴糸。
こと-の-おこり【事の起こり】🔗⭐🔉
こと-の-おこり 【事の起こり】 (連語)
そのことが起こった原因。事の発端(ホツタン)。
ごとう【語頭】(和英)🔗⭐🔉
ごとう【語頭】
the beginning of a word.→英和
ごとく【五徳】(和英)🔗⭐🔉
ことなかれ【事勿れ主義】(和英)🔗⭐🔉
ことなかれ【事勿れ主義】
the principle of ‘peace-at-any-price.'
ことにする【異にする】(和英)🔗⭐🔉
ことにする【異にする】
⇒異なる.
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