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ご‐と【五斗】🔗⭐🔉
ご‐と【五斗】
醤油(しようゆ)のかす。もろみ。
「五斗米(ごとべい)」の略。
醤油(しようゆ)のかす。もろみ。
「五斗米(ごとべい)」の略。
ごと【△如】🔗⭐🔉
ごと【△如】
《比況の助動詞「ごとし」の語幹》
…のように。「ごとし」の連用形にあたる。「渡る日の暮れぬるが―照る月の雲隠る―沖つ藻のなびきし妹(いも)は」〈万・二〇七〉
…のようだ。「ごとし」の終止形にあたる。「逢(あ)ふことは玉の緒ばかり名の立つは吉野の川のたぎつ瀬の―」〈古今・恋三〉
…のように。「ごとし」の連用形にあたる。「渡る日の暮れぬるが―照る月の雲隠る―沖つ藻のなびきし妹(いも)は」〈万・二〇七〉
…のようだ。「ごとし」の終止形にあたる。「逢(あ)ふことは玉の緒ばかり名の立つは吉野の川のたぎつ瀬の―」〈古今・恋三〉
ごと🔗⭐🔉
ごと
〔接尾〕名詞に付いて、そのものも含めて、の意を表す。…とともに。…ぐるみ。「皮―食べる」「車―船に乗る」
ごと【△毎】🔗⭐🔉
ごと【△毎】
〔接尾〕(「ごとに」の形で用いられることが多い)名詞や動詞の連体形などに付いて、その事をするたびに、そのいずれもが、などの意を表す。…のたびに。どの…もみな。「年―に」「会う人―に」
こと‐あたらし・い【事新しい】🔗⭐🔉
こと‐あたらし・い【事新しい】
[形]
ことあたら・し[シク]
今までのものと違って新しい。「―・い出品はない」
ことさらに取り上げるさま。わざとらしい。「―・く説明するまでもない」
ことあたら・し[シク]
今までのものと違って新しい。「―・い出品はない」
ことさらに取り上げるさま。わざとらしい。「―・く説明するまでもない」
こと‐あまつかみ【△別天つ神】🔗⭐🔉
こと‐あまつかみ【△別天つ神】
古事記で、天地開闢(かいびやく)の初めに現れたとされる神。天つ神の中で別格とされる。天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・高御産巣日神(たかみむすひのかみ)・神産巣日神(かみむすひのかみ)・宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)・天之常立神(あまのとこたちのかみ)の五神。
こと‐あれかし【事有れかし】🔗⭐🔉
こと‐あれかし【事有れかし】
〔連語〕《「かし」は強めの終助詞》何か事件などが起こればいいと待ち望むようす。事が起こってくれよ。「―と待ち構える」
ことい【特=牛】ことひ🔗⭐🔉
ことい【特=牛】ことひ
「こというし」に同じ。「淡路の門(と)渡る―こそ、角を並べて渡るなれ」〈梁塵秘抄・二〉
ことい‐うし【△特牛】ことひ‐🔗⭐🔉
ことい‐うし【△特牛】ことひ‐
《古くは「こというじ」とも》頭が大きく、強健で、重荷を負うことのできる牡牛。ことい。こってい。こといのうし。「しぶしぶに馬鍬(まぐわ)引く小田の―打たれぬ先に歩めと思へど」〈草径集〉
こというし‐の【△特牛の】ことひうし‐🔗⭐🔉
こというし‐の【△特牛の】ことひうし‐
〔枕〕特牛が租米を屯倉(みやけ)に運ぶところから、地名の「みやけ(三宅)」にかかる。「―三宅の潟(かた)にさし向かふ」〈万・一七八〇〉
こと‐いと【琴糸】🔗⭐🔉
こと‐いと【琴糸】
琴に張る糸。琴の緒。琴の弦。
ことい‐の‐うし【△特牛】ことひ‐🔗⭐🔉
ことい‐の‐うし【△特牛】ことひ‐
「こというし」に同じ。「―を二疋(ひき)までただ一月に見殺(たを)し」〈浮・沖津白浪〉
ごとう【五島】ゴタウ🔗⭐🔉
ごとう【五島】ゴタウ
「五島列島」の略。
ご‐とう【後唐】‐タウ🔗⭐🔉
ご‐とう【後唐】‐タウ
こうとう(後唐)
こうとう(後唐)
ごとう【後藤】🔗⭐🔉
ごとう【後藤】
姓氏の一。
ご‐とう【×梧×桐】🔗⭐🔉
ご‐とう【×梧×桐】
《「ごどう」とも》アオギリの別名。《季 夏》「水無月の枯葉相つぐ―かな/石鼎」
ご‐とう【御灯】🔗⭐🔉
ご‐とう【御灯】
神仏・貴人などの前にともす灯火。みあかし。
陰暦三月三日と九月三日に天皇が北辰(北極星)に灯火をささげる儀式。また、その灯火。みとう。「三月には三日の御節句、―、曲水の宴」〈太平記・二四〉
神仏・貴人などの前にともす灯火。みあかし。
陰暦三月三日と九月三日に天皇が北辰(北極星)に灯火をささげる儀式。また、その灯火。みとう。「三月には三日の御節句、―、曲水の宴」〈太平記・二四〉
ご‐とう【語頭】🔗⭐🔉
ご‐とう【語頭】
単語の初めの部分。「―にアクセントがある」
語尾/語末。
語尾/語末。
ご‐とう【誤答】‐タフ🔗⭐🔉
ご‐とう【誤答】‐タフ
[名]スルまちがって答えること。また、まちがった答え。「一〇問中の三問を―する」
ごとう‐くじら【五島鯨】ゴタウくぢら🔗⭐🔉
ごとう‐くじら【五島鯨】ゴタウくぢら
ゴンドウクジラの別名。
こと‐うけ【言△承け】🔗⭐🔉
こと‐うけ【言△承け】
受け答え。返答。また、引き受けること。承知。「都の人は、―のみよくて実(まこと)なし」〈徒然・一四一〉
ごとうけ‐ぼり【後×藤家彫】🔗⭐🔉
ごとうけ‐ぼり【後×藤家彫】
後藤祐乗(ゆうじよう)を祖とする後藤家の金工が彫った装剣金具。将軍家・諸大名の正式の拵(こしら)えに用いられた。後藤物。家彫(いえぼり)。後藤彫。
ごとう‐こんざん【後藤艮山】🔗⭐🔉
ごとう‐こんざん【後藤艮山】
[一六五九〜一七三三]江戸中期の医師。江戸の人。名は達。別号は養庵。父の郷里の京都に帰って開業。多くの門人を育て、古医方の祖とされる。当時の医師の常識を破り、僧形をせずに平服をつけた。
ごとう‐しざん【後藤芝山】🔗⭐🔉
ごとう‐しざん【後藤芝山】
[一七二一〜一七八二]江戸中期の儒学者。讚岐(さぬき)の人。名は世鈞。高松藩主の侍講となり、藩校の講道館を設立。四書五経に施した訓点は、後藤点として知られる。著「元明史略」など。
ごとう‐しゃく【五等爵】🔗⭐🔉
ごとう‐しゃく【五等爵】
五爵(ごしやく)
五爵(ごしやく)
ご‐とうしょ【御当所】‐タウシヨ🔗⭐🔉
ご‐とうしょ【御当所】‐タウシヨ
「御当地」に同じ。
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】‐シヤウジラウ🔗⭐🔉
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】‐シヤウジラウ
[一八三八〜一八九七]政治家。土佐の人。公武合体・大政奉還運動に活躍。維新後は新政府に仕えたが、征韓論に敗れて下野。板垣退助らとともに愛国公党を組織し、民選議院設立建白に参画。のち、大同団結運動を提唱した。逓信相・農商務相を歴任。
ごとうしょ‐ずもう【御当所相‐撲】ゴタウシヨずまふ🔗⭐🔉
ごとうしょ‐ずもう【御当所相‐撲】ゴタウシヨずまふ
その力士の出身地で行われる場所相撲。
ごとう‐しんぺい【後藤新平】🔗⭐🔉
ごとう‐しんぺい【後藤新平】
[一八五七〜一九二九]政治家。岩手の生まれ。満鉄初代総裁となり、植民地経営に活躍。逓信・内務・外務各大臣、東京市長などを歴任。また、関東大震災直後の東京の復興と、日ソ国交回復に尽力した。
ごとう‐するめ【五島×鯣】ゴタウ‐🔗⭐🔉
ごとう‐するめ【五島×鯣】ゴタウ‐
長崎県五島地方から産出する上等のするめ。
ごとう‐せいたろう【五島清太郎】ゴタウセイタラウ🔗⭐🔉
ごとう‐せいたろう【五島清太郎】ゴタウセイタラウ
[一八六七〜一九三五]動物学者。山口の生まれ。東京帝大教授。クラゲ・ヒトデや寄生虫の研究で知られる。日本の寄生虫学の創始者の一人。大正二年(一九一三)学士院賞受賞。著「外部寄生性吸虫類の研究」「実験動物学」。
ごとう‐せん【五当銭】ゴタウ‐🔗⭐🔉
ごとう‐せん【五当銭】ゴタウ‐
一個で通用銭五文に相当した中国の銭貨。日本には天明四年(一七八四)発行の仙台通宝がある。
こと‐うた【琴歌・×箏歌】🔗⭐🔉
こと‐うた【琴歌・×箏歌】
琴に合わせてうたう歌。
歌舞伎下座音楽の一。
の感じを取り入れたもので、時代物の御殿の場の幕開きなどに用いる。普通は三味線を伴奏とする。
琴に合わせてうたう歌。
歌舞伎下座音楽の一。
の感じを取り入れたもので、時代物の御殿の場の幕開きなどに用いる。普通は三味線を伴奏とする。
ご‐とうち【御当地】‐タウチ🔗⭐🔉
ご‐とうち【御当地】‐タウチ
他の土地の人が、敬意を表して訪問した土地をいう語。御当所。「―は初お目見得です」「―ソング」
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】‐チウグワイ🔗⭐🔉
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】‐チウグワイ
[一八六六〜一九三八]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ごとう‐づる【後×藤×蔓】🔗⭐🔉
ごとう‐づる【後×藤×蔓】
ツルデマリの別名。
ごとう‐てん【後×藤点】🔗⭐🔉
ごとう‐てん【後×藤点】
漢文訓読法の一。江戸中期、高松藩の儒者後藤芝山(しざん)のつけた四書五経の訓点。広く世に行われた。
ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】‐トウシラウ🔗⭐🔉
ごとう‐とうしろう【後藤藤四郎】‐トウシラウ
短刀の名作。京都の刀工、粟田口(あわたぐち)藤四郎吉光の作。金座の後藤光次(みつつぐ)が所持したところからの名称で、現在は尾張の徳川家蔵。国宝。
ごとう‐ぼり【後×藤彫】🔗⭐🔉
ごとう‐ぼり【後×藤彫】
後藤家彫
後藤家彫
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】‐またベヱ🔗⭐🔉
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】‐またベヱ
[?〜一六一五]安土桃山・江戸初期の武将。播磨(はりま)の人。名は基次。黒田孝高・長政に仕え、豊臣秀吉の九州出兵、文禄・慶長の役、関ヶ原の戦いに功をあげたが、のち、長政に疎んぜられて黒田家を退去。諸国流浪ののち豊臣秀頼に招かれて大坂城に入り、夏の陣で戦死。
ごとう‐みつつぐ【後藤光次】🔗⭐🔉
ごとう‐みつつぐ【後藤光次】
[一五七一〜一六二五]江戸初期の幕府金改め役。本姓は橋本。通称、庄三郎。彫金師後藤徳乗の弟子。徳川家康に仕え、金座を統轄し、金貨の製造や地金・金貨の鑑定などに当たった。
ごとう‐もの【後×藤物】🔗⭐🔉
ごとう‐もの【後×藤物】
後藤家彫
後藤家彫
ことう‐やき【湖東焼】🔗⭐🔉
ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖東岸の滋賀県彦根市付近で焼成された陶磁器。井伊家の藩窯となったが、文久二年(一八六二)廃窯。広義には明治二八年(一八九五)まで同地方で焼かれたものも含む。
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】‐イウジヨウ🔗⭐🔉
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】‐イウジヨウ
[一四四〇〜一五一二]室町後期の装剣金工家。美濃の人。名は正奥。通称、四郎兵衛。足利義政に仕え、入道して祐乗と号した。目貫(めぬき)・小柄(こづか)・笄(こうがい)の三所物(みところもの)の意匠・技法に新機軸を打ち出し、後藤家彫(家彫)を創始。精巧で格調高い作風により、子孫代々将軍家の御用を勤めた。
こと‐うら【琴△占】🔗⭐🔉
こと‐うら【琴△占】
古代の占いの一。琴を弾いて神霊を迎え、神がかりした人の口から出る託宣によって吉凶を占った。後世は、琴の代わりに琴板(こといた)を笏(しやく)でたたいて占った。→琴板
ごとう‐れっとう【五島列島】ゴタウレツタウ🔗⭐🔉
ごとう‐れっとう【五島列島】ゴタウレツタウ
長崎県西部、東シナ海上にある列島。福江島・久賀島・奈留島・若松島・中通(なかどおり)島など約二〇〇の島からなり、リアス式海岸が発達。漁業が盛ん。
こと‐えり【言△選り】🔗⭐🔉
こと‐えり【言△選り】
用語を選択すること。言葉選び。「文を書けど、おほどかに―をし」〈源・帚木〉
こと‐おとこ【異男】‐をとこ🔗⭐🔉
こと‐おとこ【異男】‐をとこ
ほかの男。夫以外の情人である男。他(あだ)し男。「別当が妻、―にかたらはれて、跡を晦(くら)うして失(うせ)ぬ」〈宇治拾遺・三〉
ごとお‐び【五十日】ゴとを‐🔗⭐🔉
ごとお‐び【五十日】ゴとを‐
毎月の、五と十のつく日。納金などの日にあたり、道路が混みやすいとされる。
こと‐おり【異折】‐をり🔗⭐🔉
こと‐おり【異折】‐をり
別の時。ほかの機会。「いつか―は、さはしたりし」〈能因本枕・四六〉
こと‐おんな【異女】‐をんな🔗⭐🔉
こと‐おんな【異女】‐をんな
ほかの女。妻以外の情人である女。他(あだ)し女。「―に思ひつきて、思ひ出でずなり侍りにけり」〈後拾遺・雑中・詞書〉
こと‐か・く【事欠く】🔗⭐🔉
こと‐か・く【事欠く】
[動カ五(四)]
物が不足する。なくて不自由する。「食べる物にも―・く始末」
(「…にことかく」の形で用いて)他に適当なことがあるのに、よりによってわざわざそんなことをする。「言うに―・いて家族の悪口までしゃべるとは」→事を欠く
[動カ下二]
に同じ。「遁世者は、なきに―・けぬやうを計らひて過ぐる、最上のやうにてあるなり」〈徒然・九八〉
[動カ五(四)]
物が不足する。なくて不自由する。「食べる物にも―・く始末」
(「…にことかく」の形で用いて)他に適当なことがあるのに、よりによってわざわざそんなことをする。「言うに―・いて家族の悪口までしゃべるとは」→事を欠く
[動カ下二]
に同じ。「遁世者は、なきに―・けぬやうを計らひて過ぐる、最上のやうにてあるなり」〈徒然・九八〉
こと‐かけ【事欠け】🔗⭐🔉
こと‐かた【異方】🔗⭐🔉
こと‐かた【異方】
別の所。別の方面。「しばし、―にやすらひて参り来む」〈源・葵〉
こと‐かたら・う【言語らふ】‐かたらふ🔗⭐🔉
こと‐かたら・う【言語らふ】‐かたらふ
[動ハ四]言葉を交わす。語り合う。「音にのみ聞けば悲しなほととぎす―・はむと思ふ心あり」〈かげろふ・上〉
こと‐かわ・る【事変(わ)る】‐かはる🔗⭐🔉
こと‐かわ・る【事変(わ)る】‐かはる
[動ラ五(四)]ようすが違う。趣が変わる。「以前とは―・ってカラフルな制服が多くなった」
ごとき【△如き】🔗⭐🔉
ごとき【△如き】
《比況の助動詞「ごとし」の連体形》活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付いて、比喩(ひゆ)・例示を表す。…のような。「彼が言うごとき結果になる」「彼のごとき人物はこの世に二人とはいない」「眠るがごとき大往生」◆現代では文章語的表現、または改まった表現をする場合に用いられる。
こと‐き・れる【事切れる】🔗⭐🔉
こと‐き・れる【事切れる】
[動ラ下一]
ことき・る[ラ下二]
息が絶える。死ぬ。「救急車が来たときにはすでに―・れていた」
事が終わる。落着する。「疾(とく)してあはれ―・れよかし」〈平治・上〉
ことき・る[ラ下二]
息が絶える。死ぬ。「救急車が来たときにはすでに―・れていた」
事が終わる。落着する。「疾(とく)してあはれ―・れよかし」〈平治・上〉
ご‐とく【五徳】🔗⭐🔉
ご‐とく【五徳】
五つの徳目。温・良・恭・倹・譲(「論語」)、智・信・仁・勇・厳(「孫子」)など。
金属や陶器で作った三本または四本脚のある輪。火鉢や炉の火の上にかぶせて立て、やかんや鉄瓶などをかける。
紋所の名。
の形を図案化したもの。
五つの徳目。温・良・恭・倹・譲(「論語」)、智・信・仁・勇・厳(「孫子」)など。
金属や陶器で作った三本または四本脚のある輪。火鉢や炉の火の上にかぶせて立て、やかんや鉄瓶などをかける。
紋所の名。
の形を図案化したもの。
ご‐とく【悟得】🔗⭐🔉
ご‐とく【悟得】
[名]スル悟りを開いて真理を会得すること。「一新理を―するものあれば」〈村田文夫・西洋聞見録〉
ごとく【△如く】🔗⭐🔉
ごとく【△如く】
《比況の助動詞「ごとし」の連用形》活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付いて、比喩(ひゆ)・例示を表す。…のように。…のとおり。「彼の言うごとく市場はまもなく安定した」「脱兎のごとく逃げ帰った」「一〇年前のことが今さらのごとく思い出される」◆現代では文章語的表現、または改まった表現をする場合に用いられる。
ごとくだいじ‐さねさだ【後徳大寺実定】🔗⭐🔉
ごとくだいじ‐さねさだ【後徳大寺実定】
藤原実定の通称。
ごとく‐ち【後得×智】🔗⭐🔉
ごとく‐ち【後得×智】
仏語。ものの本質の絶対平等を悟る根本智が得られたあとで、その平等に即して差別相があることを知る智。
ごとくなり【△如くなり】🔗⭐🔉
ごとくなり【△如くなり】
[助動][ごとくなら|ごとくに(ごとくなり)|ごとくなり|ごとくなる|ごとくなれ|ごとくなれ]《比況の助動詞「ごとし」の連用形「ごとく」+断定の助動詞「なり」から》「如(ごと)し」(助動)に同じ。「尭(げう)の子、尭のごとくならず」〈太平記・三一〉「海の上、昨日のごとくに風波見えず」〈土佐〉◆主として漢文訓読体の文章に多くみられる。
こと‐くに【異国】🔗⭐🔉
こと‐くに【異国】
ほかの国。別の国。他国。異郷。「おのが国にはあらで、―に田を作りけるが」〈宇治拾遺・四〉
外国。とつくに。「広く―の事を知らぬ女のためとなむ覚ゆる」〈源・常夏〉
ほかの国。別の国。他国。異郷。「おのが国にはあらで、―に田を作りけるが」〈宇治拾遺・四〉
外国。とつくに。「広く―の事を知らぬ女のためとなむ覚ゆる」〈源・常夏〉
ことくらく【胡徳楽】🔗⭐🔉
ことくらく【胡徳楽】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の小曲。舞楽は六人で演じる。酔ったしぐさで舞うこっけいな曲。
ごとくん‐ば【△如くんば】🔗⭐🔉
ごとくん‐ば【△如くんば】
〔連語〕《比況の助動詞「ごとし」の連用形に係助詞「は」の付いた「ごとくは」の音変化》…のようであるならば。…ごとくならば。「中宮御悩の御こと、承り及ぶ―、ことさら成親卿が死霊など聞こえ候」〈平家・三〉
ごと‐ごと🔗⭐🔉
ごと‐ごと
[副]
重い物が触れ合うときの音を表す語。「ことこと
」より強く大きい音をいう。「貨物車が―(と)走る」
物が煮える音を表す語。「ことこと
」よりいくぶん強めの火力で煮ることにいう。「鳥がらを―(と)煮て出しをとる」
重い物が触れ合うときの音を表す語。「ことこと
」より強く大きい音をいう。「貨物車が―(と)走る」
物が煮える音を表す語。「ことこと
」よりいくぶん強めの火力で煮ることにいう。「鳥がらを―(と)煮て出しをとる」
こと‐こまか【事細か】🔗⭐🔉
こと‐こまか【事細か】
[形動]
[ナリ]こまごまと詳しいさま。つまびらかなさま。詳細。ことこまやか。「―に説明する」
[ナリ]こまごまと詳しいさま。つまびらかなさま。詳細。ことこまやか。「―に説明する」
こと‐こまか・い【事細かい】🔗⭐🔉
こと‐こまか・い【事細かい】
[形]注意などが、細部にまで及んでいる。詳細である。「―・く指示を与える」
こと‐こまやか【事細やか】🔗⭐🔉
こと‐こまやか【事細やか】
[形動]
[ナリ]「ことこまか」に同じ。「―な検討を加える」
[ナリ]「ことこまか」に同じ。「―な検討を加える」
こと‐さえく【言×喧く】‐さへく🔗⭐🔉
こと‐さえく【言×喧く】‐さへく
〔枕〕外国人が意味の通じない言葉をしゃべる意から、「韓(から)」「百済(くだら)」にかかる。ことさやぐ。「―辛(から)の崎なる」〈万・一三五〉「―百済の原ゆ」〈万・一九九〉
こと‐さきく【事△幸く】🔗⭐🔉
こと‐さきく【事△幸く】
[副]無事で。平安に。しあわせに。「―、ま幸(さき)くませと」〈万・三二五三〉◆一説に、「言(こと)幸く」で、言霊(ことだま)の力によって無事であるように、の意とも。
こと‐さ・む【事×醒む】🔗⭐🔉
こと‐さ・む【事×醒む】
[動マ下二]興ざめがする。「御鞠(まり)も―・めて入らせ給ひぬ」〈著聞集・八〉
こと‐さら【殊更】🔗⭐🔉
こと‐さら【殊更】
[名・形動]
考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。「―な仕打ち」「―につらく当たる」
格別なさま。「衆議判の時、よろしき由沙汰ありて、後にも―に感じ仰せ下されける由」〈徒然・一四〉
[副]
わざわざ。「―行かなくても、ついでの時でよい」
特に際立って。とりわけ。格別。「今年の冬は―寒い」
[名・形動]
考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。「―な仕打ち」「―につらく当たる」
格別なさま。「衆議判の時、よろしき由沙汰ありて、後にも―に感じ仰せ下されける由」〈徒然・一四〉
[副]
わざわざ。「―行かなくても、ついでの時でよい」
特に際立って。とりわけ。格別。「今年の冬は―寒い」
ことさら‐め・く【殊更めく】🔗⭐🔉
ことさら‐め・く【殊更めく】
[動カ五(四)]わざとらしく見える。わざとらしくなる。「あまりほめるのも、―・いてかえっておかしい」
ごとし【△如し】🔗⭐🔉
ごとし【△如し】
[助動][○|ごとく|ごとし|ごとき|○|○]活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付く。
比喩(ひゆ)的に、同等・類似の意を表す。…と同じだ。…のとおりだ。…のようだ。「あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」〈万・三二八〉「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」〈平家・一〉
例示を表す。たとえば…のようだ。…など。「和歌、管絃、往生要集ごときの抄物(せうもつ)を入れたり」〈方丈記〉
不確実な断定を表す。…のようだ。…らしい。「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたわめて、屈曲おのづからためたるがごとし」〈奥の細道〉→ごとき◆「ごとし」は、中古では多く漢文訓読文に用いられるが、語幹にあたる「ごと」は上代・中古の和歌などに用いられた。
は、中世以後の用法で、近代文語文にもみられる。
比喩(ひゆ)的に、同等・類似の意を表す。…と同じだ。…のとおりだ。…のようだ。「あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」〈万・三二八〉「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」〈平家・一〉
例示を表す。たとえば…のようだ。…など。「和歌、管絃、往生要集ごときの抄物(せうもつ)を入れたり」〈方丈記〉
不確実な断定を表す。…のようだ。…らしい。「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたわめて、屈曲おのづからためたるがごとし」〈奥の細道〉→ごとき◆「ごとし」は、中古では多く漢文訓読文に用いられるが、語幹にあたる「ごと」は上代・中古の和歌などに用いられた。
は、中世以後の用法で、近代文語文にもみられる。
ことし‐おい【今年生ひ】‐おひ🔗⭐🔉
ことし‐おい【今年生ひ】‐おひ
今年新しく生え出たもの。「―の松は七日になりにけり残りの程を思ひこそやれ」〈拾遺・賀〉
こと‐し‐も【事しも】🔗⭐🔉
こと‐し‐も【事しも】
[副]《名詞「こと」+副助詞「し」+係助詞「も」から》ちょうど。あたかも。まるで。呼応の副詞のように、下に「如く」「ように」などの語をとることが多い。「聖人、―我が父母(ぶも)などの病まんを歎かむが如く歎き悲しみて云はく」〈今昔・一二・三五〉
こ‐としより【小年寄】🔗⭐🔉
こ‐としより【小年寄】
豊臣政権の中老の異称。→大年寄
こと‐しろ【事代】🔗⭐🔉
こと‐しろ【事代】
神の託宣を伝えること。また、その者。
ことしろぬし‐の‐かみ【事代主神】🔗⭐🔉
ことしろぬし‐の‐かみ【事代主神】
出雲神話の神。大国主命の子。国譲りに際して父に国土の献上を勧めた。壬申(じんしん)の乱のとき、高市県主許梅(たけちのあがたぬしこめ)に神懸かりして託宣した話が、日本書紀にみえる。
こと‐た・りる【事足りる】🔗⭐🔉
こと‐た・りる【事足りる】
[動ラ上一]《「ことたる」(四段)の上一段化》十分である。用が足りる。間に合う。「さしあたりこれだけあれば―・りる」
こと‐た・る【事足る】🔗⭐🔉
こと‐た・る【事足る】
[動ラ四]「事足りる」に同じ。「時世にうつろひて、おぼえ衰へぬれば、心は心として―・らず」〈源・帚木〉
ごと‐つ・く🔗⭐🔉
ごと‐つ・く
[動カ五(四)]ごとごとと音がする。ごとごとと動く。「砂利道を―・きながら荷車が行く」
こと‐てん【事典】🔗⭐🔉
こと‐てん【事典】
「じてん(事典)」に同じ。言葉の解釈を主とする「辞典(じてん)」に対して、事物の説明をするものを「事典(じてん)」と書くようになり、この二つを区別して呼ぶために生じた語。→言葉典(ことばてん)
こと‐と・う【言問ふ・事問ふ】‐とふ🔗⭐🔉
こと‐と・う【言問ふ・事問ふ】‐とふ
[動ハ四]
物を言う。口をきく。「―・はぬ木すら春咲き秋づけばもみぢ散らくは常をなみこそ」〈万・四一六一〉
言葉をかける。親しく言い交わす。「み空行く雲にもがもな今日行きて妹(いも)に―・ひ明日帰り来む」〈万・三五一〇〉
問いかける。尋ねる。「いかでなほ網代(あじろ)の氷魚(ひを)に―・はむ何によりてか我をとはぬと」〈大和・八九〉
おとずれる。訪問する。「身に添ふ影よりほかに―・ふ人もなきを」〈狭衣・三〉
物を言う。口をきく。「―・はぬ木すら春咲き秋づけばもみぢ散らくは常をなみこそ」〈万・四一六一〉
言葉をかける。親しく言い交わす。「み空行く雲にもがもな今日行きて妹(いも)に―・ひ明日帰り来む」〈万・三五一〇〉
問いかける。尋ねる。「いかでなほ網代(あじろ)の氷魚(ひを)に―・はむ何によりてか我をとはぬと」〈大和・八九〉
おとずれる。訪問する。「身に添ふ影よりほかに―・ふ人もなきを」〈狭衣・三〉
こと‐とき【異時】🔗⭐🔉
こと‐とき【異時】
別の時。ほかの時。「―は知らず、今宵は詠め」〈枕・九九〉
こと‐と・し【言△疾し】🔗⭐🔉
こと‐と・し【言△疾し】
[形ク]世間のうわさがやかましい。「―・くは中は淀(よど)ませ水無し川絶ゆといふことをありこすなゆめ」〈万・二七一二〉
こと‐とて【事とて】🔗⭐🔉
こと‐とて【事とて】
〔連語〕《名詞「こと(事)」+係助詞「とて」》
理由を表す。…だから、それだけ。…だけあって。「年をとってからできた子供の―、かわいくてしかたがない」「念を入れた―、よい仕上がりだ」
逆接の条件を表す。…こととはいえ。…だからとはいえ。「いくら初めての―大変失礼致しました」
理由を表す。…だから、それだけ。…だけあって。「年をとってからできた子供の―、かわいくてしかたがない」「念を入れた―、よい仕上がりだ」
逆接の条件を表す。…こととはいえ。…だからとはいえ。「いくら初めての―大変失礼致しました」
こと‐なかれ【事×勿れ】🔗⭐🔉
こと‐なかれ【事×勿れ】
〔連語〕《「なかれ」は「無し」の命令形》何事もなく無事に済むように。無事であれ。「道中―と祈る」
こ‐との【故殿】🔗⭐🔉
こ‐との【故殿】
亡くなった貴人の男性。亡き殿。前(さき)の殿。「―のおはしまさましかば、と思ひ給へらるること多くこそ」〈源・竹河〉
こと‐の‐お【琴の緒】‐を🔗⭐🔉
こと‐の‐お【琴の緒】‐を
琴に張る弦。琴の糸。
こと‐の‐きこえ【事の聞こえ】🔗⭐🔉
こと‐の‐きこえ【事の聞こえ】
ある事についてのうわさ。評判。とりざた。「さて宮の内には―有るべければ」〈栄花・浦々の別〉
こと‐の‐くみ【琴の組・×箏の組】🔗⭐🔉
こと‐の‐くみ【琴の組・×箏の組】
箏(こと)の組歌。「―などは上代のままにて」〈鶉衣・音曲説〉
若🔗⭐🔉
若
[音]ジャク
ニャク
ニャ
ジャ
[訓]なんじ
もし
も‐しくは
ごと‐し
し‐く
したが‐う
わか‐い
[部首]艸
[総画数]8
[コード]区点 2867
JIS 3C63
S‐JIS 8EE1
[分類]常用漢字
[難読語]
→おち【復ち・変若ち】
→かきつばた【杜若・燕子花】
→くまわかまる【阿若丸】
→そくば‐く【若干・幾許】
→そこば‐く【若干・幾許】
→にや‐け【若気】
→はんにゃ【般若】
→らんにゃ【蘭若】
→れんにゃ【練若】
→わか‐うど【若人】
→わか‐おもと【若御許】
→わかくるす‐ばら【若栗栖原】
→わかさ【若狭】
→わか‐さぎ【公魚・若鷺・
】
→わかしゅ‐まげ【若衆髷】
→わかしゅ‐わげ【若衆髷】
→わかな‐ご【若魚子】
→わか‐め【若布・和布・稚海藻】
→わかゆ【若鮎】
→わく‐ご【若子・若児】
→わ‐こ【和子・若子】
→わこうど【若人】
[音]ジャク
ニャク
ニャ
ジャ
[訓]なんじ
もし
も‐しくは
ごと‐し
し‐く
したが‐う
わか‐い
[部首]艸
[総画数]8
[コード]区点 2867
JIS 3C63
S‐JIS 8EE1
[分類]常用漢字
[難読語]
→おち【復ち・変若ち】
→かきつばた【杜若・燕子花】
→くまわかまる【阿若丸】
→そくば‐く【若干・幾許】
→そこば‐く【若干・幾許】
→にや‐け【若気】
→はんにゃ【般若】
→らんにゃ【蘭若】
→れんにゃ【練若】
→わか‐うど【若人】
→わか‐おもと【若御許】
→わかくるす‐ばら【若栗栖原】
→わかさ【若狭】
→わか‐さぎ【公魚・若鷺・
】
→わかしゅ‐まげ【若衆髷】
→わかしゅ‐わげ【若衆髷】
→わかな‐ご【若魚子】
→わか‐め【若布・和布・稚海藻】
→わかゆ【若鮎】
→わく‐ご【若子・若児】
→わ‐こ【和子・若子】
→わこうど【若人】
如🔗⭐🔉
如
[音]ジョ
ニョ
[訓]ごと‐し
し‐く
ゆ‐く
もし
[部首]女
[総画数]6
[コード]区点 3901
JIS 4721
S‐JIS 9440
[分類]常用漢字
[難読語]
→アンジョ【ポルトガルanjo】
→いか‐が【如何】
→いか‐に【如何に】
→いか‐もの【如何物・偽物】
→いか‐ん【如何・奈何】
→いっか‐な【如何な】
→きさらぎ【如月・更衣・衣更着】
→きゅう‐じょ【翕如】
→じょうろ【如雨露】
→じょ‐さい【如才・如在】
→するすみ【匹如身】
→どう【如何】
→ほととぎす【時鳥・子規・杜鵑・不如帰・郭公】
→もころ‐お【如己男】
毎🔗⭐🔉
毎
[音]マイ
バイ
[訓]つね
ごと
[部首]毋
[総画数]6
[コード]区点 4372
JIS 4B68
S‐JIS 9688
[分類]常用漢字
[音]マイ
バイ
[訓]つね
ごと
[部首]毋
[総画数]6
[コード]区点 4372
JIS 4B68
S‐JIS 9688
[分類]常用漢字
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