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かかり【掛(か)り・懸(か)り】🔗🔉

かかり [1] 【掛(か)り・懸(か)り】 〔動詞「かかる(掛)」の連用形から〕 (1)費用がかかること。出費。《掛》「―がかさむ」 (2)攻めること。特に囲碁で,隅を占めた相手の石を攻めるため自分の石を打つこと。《掛》「―の石」「高(タカ)―」 (3)落ちたり,すべったりしないようにこしらえたもの。また,釣り針の返し。「向う状(ザマ)に椅子の―に俯伏せになると/婦系図(鏡花)」 (4)(邦楽などで)本演奏の前に奏する部分。 (5)髪の垂れ下がったようす。「うちうつぶし給へる髪の―/源氏(宿木)」 (6)蹴鞠(ケマリ)をする庭の四隅に植えた木。正式には北東に桜,南東に柳,南西に楓(カエデ),北西に松を植える。 (7)かまえ。作り方。構造。「いづれも同じ局の―/浄瑠璃・油地獄(下)」 (8)世話になること。頼ること。また,頼る人。「主(シユウ)に―の身なれば/浮世草子・真実伊勢物語」 (9)(和歌・連歌・能楽などで)風情。趣。姿。風体。様子。感じ。「姿―まことにいつくしさたとへん方なし/御伽草子・文正」 →がかり(掛)

かかり-の-まつ【懸(か)りの松】🔗🔉

かかり-の-まつ [5] 【懸(か)りの松】 (1)能舞台で橋懸かりの前にある三本の松のうち揚げ幕に最も近いもの。三の松。 (2)蹴鞠(ケマリ)の場の懸かりの木のうちで,北西隅にある松の木。

かか・る【掛(か)る・懸(か)る】🔗🔉

かか・る [2] 【掛(か)る・懸(か)る】 (動ラ五[四]) 物がほかの物に取り付けられたり,支えられたりしてそこにある。《懸・掛》 (1)上方に掲げられる。ぶらさがっている。「壁に絵が―・っている」「凧(タコ)が木の枝に―・る」「大きな看板が―・った店」「戸口に表札が―・っている」「のれんが―・っている」 (2)中空にある。「月が中天に―・る」「天の川が夜空に―・る」 (3)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから〕 鍋などが火の上にのせられている。「ガスコンロに鍋が―・っている」 (4)〔竿秤(サオバカリ)の鉤にかけて重さをはかることから〕 秤で重さが量られる。「重すぎてこの秤には―・らない」 (5)もたれる。よりかかる。「手すりに―・って休む」「もたれ―・る」「しなだれ―・る」「かきおこされて人に―・りてものす/蜻蛉(上)」 (6)仕組んだものに捕らえられる。「大きな魚が網に―・る」「わなに―・る」「計略に―・る」 (7)(「心にかかる」などの形で)心配になる。「子供のことが気に―・る」「心に―・る」 (8)戸などが開かないように,掛け金や鍵で固定されている。「ドアに鍵が―・っている」 物が上方に置かれる。《懸・掛》 (1)ある物がほかの物を覆うように置かれる。「雲が月に―・る」「霞が―・る」「カバーが―・った本」「ワックスが―・った床」 (2)液体や粉末が上方から注がれる。「水が―・る」「波しぶきが―・る」「雨が―・る」「ほこりが―・る」「ドレッシングの―・ったサラダ」 身に作用を受ける。《懸・掛》 (1)好ましくない作用を受ける。「あなたに迷惑が―・っては申し訳ない」 (2)疑いが向けられる。「 K 氏に嫌疑が―・る」 (3)期待が向けられる。「ひとり息子に期待が―・っている」 (4)(ア)他から言葉による働きかけを受ける。「『よう御両人』と声が―・る」「誘いが―・る」(イ)命令・指示が与えられる。「号令が―・る」「医者からストップが―・る」 (5)魔法・麻酔など特別な作用が及び,普通でない状態になる。「麻酔が―・っているので痛みを感じない」「暗示に―・りやすい人」 (6)(力が)加わる。「パイプに強い圧力が―・る」「右足に体重が―・る」「この電極には一〇〇ボルトの電圧が―・っている」 (7)道具を用いて表面に加工が施される。「木材にはきれいにかんなが―・っている」「アイロンの―・ったワイシャツ」「みがきの―・った丸太」 (8)課せられる。「給料には所得税が―・る」 ある物がほかの物に渡される。また,作用が一方から他方へ向かう。 (1)(ア)一方から他方へさし渡される。《懸・架》「谷につり橋が―・っている」「空に虹が―・る」(イ)糸・ひもなどの両端が結ばれて渡される。「鉄塔と鉄塔の間に高圧線が―・る」「クモの巣が―・る」 (2)電話で,ほかへの通話が行われる。《掛》「電話が―・ってくる」 (3)上に置かれる。手などがふれる。《掛・懸》「肩に手が―・る」「引き金に指が―・る」 取り扱われる。扱いを受ける。 (1)論議・審議の対象として取り上げられ,処理される。「例の件は今日の会議に―・る」「裁判に―・る」 (2)面倒をみてもらう。「子に―・ると云ふ日本特有の風習/半日(鴎外)」 (3)診察を受ける。治療を受ける。「医者に―・る」 (4)人に見られるようになる。「また来週お目に―・りましょう」「人目に―・る」 (5)傷つけられたり殺されたりいじめられたりする。「敵の手に―・る」「刃(ヤイバ)に―・る」「ひとの口に―・る(=ウワササレル)」「兵火に―・って焼失した」 (6)ある人の扱いを受ける。「孫に―・っては会長もただの甘いおじいさんだ」「彼の手に―・るとオンボロ車もピカピカになる」 機械・装置が起動された状態になる。機械が動く。「エンジンが―・る」「ラジオが―・る」「レコードが―・っている」「バッハの曲が―・っている」 (「繋る」とも書く)ひもなどでつなぎとめられる。 (1)ひもで縛られる。「縄が―・った俵」「水引の―・った品」「お縄に―・る」 (2)船が係留される。停泊する。「沖に船が―・っている」 建物が作られる。 (1)ある場所に仮設の建物が作られる。仮設される。「広場にサーカス小屋が―・る」 (2)芝居や興行などが行われる。「忠臣蔵が―・っている劇場」 あるものに託す。 (1)あることの賞として金品の渡されることが示される。《懸》「優勝者には一〇〇万円が―・っている」「懸賞が―・る」 (2)それによって物事が決まる。《懸》「甲子園の出場が―・った試合」 (3)ある契約がなされている。《掛》「この家には火災保険が―・っている」 その領域に至る。 (1)その場所に至る。「登りに―・る」「松林を過ぎると山道に―・る」 (2)その時期・時間に至る。「夜中まで―・ってやっと終わった」「追い込みに―・る」「冬に―・る」 (3)他の方へ及ぶ。「鼻に―・った声」 関係がある。 (1)重大な関係がある。…に関する。《係》「傷害事件に―・る一件書類」「会社の運命に―・る秘密」 (2)携わる。かかずらう。《係》「公害防止に―・る行政組織が不十分だ」 (3)ある語句が,他の語句と文法関係や意味関係をもつ。《係・懸・掛》 ⇔うける 「主語が述語に―・る」「下の句に掛け詞として―・っている」 費用・労力・時間などを要する。費やされる。入用になる。「これを作るには金も時間も―・る」「修理するには一〇万円以上―・る」「手間が―・る」「暇が―・る」 ある物に別の種類の物が混ざる。「赤みの―・った茶色」 相手にして向かっていく。「やる気か。さあどこからでも―・ってこい」「…に食って―・る」「襲い―・る」 交尾する。「近所の雄犬が―・る」 着手・従事する。 (1)その作業をする。取り組む。《掛》「三人で―・ってやっと運べるほどの庭石」 (2)(動作性の名詞や動詞の連用形に助詞「に」の付いたものを受けて)その作業を始める。手をつける。着手する。《掛》「今日から印刷に―・る」「反対派を押さえに―・る」「ビラをはがしに―・る」 (動詞の連用形に付く) (1)もう少しでそうするところである。…しそうになる。「川でおぼれ―・った」「暮れ―・る」 (動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて)…した態度で臨む。「子どもだと思ってばかにして―・る」「相手をなめて―・る」 (1)すがりつく。まつわる。「御指貫の裾に―・りてしたひ聞え給ふほどに/源氏(薄雲)」 (2)矢が的に当たる。「二つの矢どもの―・りてなむ/蜻蛉(中)」 (3)出会う。ぶつかる。「いかなる行きぶれに―・らせ給ふぞや/源氏(夕顔)」 (4)巻き添えになる。連座する。「この兄殿の御ののしりに―・りて/大鏡(道隆)」 〔「かける」に対する自動詞〕 [可能] かかれる [慣用] 息が―・お座敷が―・嵩(カサ)に―・肩に―・口が―・声が―・手が―・手に―/箸(ハシ)にも棒にもかからない

か・く【掛く・懸く・繋く】🔗🔉

か・く 【掛く・懸く・繋く】 ■一■ (動カ四) (1)かける。つなぐ。「馬にこそふもだし―・くもの/万葉 3886」 (2)構える。組む。編む。「八重の組垣―・かめども/日本書紀(武烈)」 (3)結ぶ。締める。「黒き色には赤き物をたふさきに―・き/宇治拾遺 1」 (4)賭けをする。「押し出して―・きたりければ,はやくかきおほせて/著聞 12」 ■二■ (動カ下二) ⇒かける

かけ-あい【掛(け)合い・懸(け)合い】🔗🔉

かけ-あい ―アヒ [0] 【掛(け)合い・懸(け)合い】 (1)互いにかけあうこと。「水の―」 (2)交渉や談判をすること。「借金の―に出掛ける」 (3)演芸などで,二人以上の人がかわるがわる話したり演奏したりすること。 (4)歌舞伎舞踊で,二種以上の異なった地方(ジカタ)が,交互にまたは同時に演奏すること。「紅葉狩」における義太夫節・常磐津節・長唄のかけあいなど。掛け合わせ。 (5)義太夫・浄瑠璃で,二人以上の太夫が交互また同時に語ること。 (6)両方の軍隊が正面から互いに攻めかかること。「ひろみへ出て,―のいくさにてぞあらんずらん/平家 7」 (7)ありあわせのもの。また,ありあわせの材料で作った食事。「旅籠屋に立寄り―の食(メシ)を出し給へといひて/浮世草子・文反古 5」

かけ-あ・う【掛(け)合う・懸(け)合う】🔗🔉

かけ-あ・う ―アフ [3][0] 【掛(け)合う・懸(け)合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)互いにかける。「水を―・う」 (2)要求をもって相手側と話し合う。交渉する。「境界問題で隣家と―・う」 (3)つりあう。匹敵する。「挑灯(チヨウチン)に釣鐘(ツリガネ)―・はぬ事すれば/浮世草子・織留 1」 [可能] かけあえる

かけ-い【筧・懸け樋】🔗🔉

かけ-い ―ヒ [0] 【筧・懸け樋】 ⇒かけひ(筧)

かけ-うた【懸(け)歌】🔗🔉

かけ-うた [2] 【懸(け)歌】 相手に対して言いかけた歌。問いかけ歌。呼びかけ歌。 ⇔返し歌

かけ-お【掛緒・懸緒】🔗🔉

かけ-お ―ヲ [2] 【掛緒・懸緒】 (1)掛け物をかけるためにその上部に付けた紐(ヒモ)。 (2)冠・烏帽子などの緒。 (3)鎧(ヨロイ)の袖に付け,綿上(ワタガミ)の袖付けの緒に結ぶ紐。 →大鎧

かけ-がみ【懸(け)紙】🔗🔉

かけ-がみ [0][2] 【懸(け)紙】 (1)贈り物の品の上を巻くように包む白紙。多く熨斗(ノシ)や水引などが印刷してある。 (2)申し文・手紙などを包む白紙。礼紙(ライシ)。空紙。包紙。

かけ-ご【掛(け)子・懸け籠】🔗🔉

かけ-ご [2] 【掛(け)子・懸け籠】 (1)ほかの箱の縁にかけて,中にはまるように作った箱。 (2)〔(1)が外箱に隠れて見えないことから〕 本心を隠していること。隔て心。下心。「詞にも虚言なく心にも―なし/浄瑠璃・嫗山姥」

かけ-こだい【懸(け)小鯛】🔗🔉

かけ-こだい ―コダヒ [3] 【懸(け)小鯛】 「懸け鯛」に同じ。

かけ-ことば【掛け詞・懸け詞】🔗🔉

かけ-ことば [3] 【掛け詞・懸け詞】 主に韻文で用いられる修辞上の技法の一。同音を利用して,一語に複数の意味をもたせるもの。たとえば「わが身世にふるながめせしまに/古今(春下)」の「ふる」が「降る」と「経る」,「ながめ」が「長雨」と「眺め」のように,また「その手は桑名の焼蛤(ヤキハマグリ)」の「食わない」と「桑名」のように一連の字句に二語の意味をもたせる場合をいう。言い掛け。

かけ-ざかな【懸(け)魚】🔗🔉

かけ-ざかな [3] 【懸(け)魚】 「懸けの魚(ウオ){(1)}」に同じ。

かけ-じ【懸け路】🔗🔉

かけ-じ ―ヂ 【懸け路】 (1)がけに木材で棚のように造った道。かけみち。かけはし。「恐ろしや木曾の―の丸木橋/千載(雑下)」 (2)険しい道。「山の―に思う給ふるを/源氏(橋姫)」

かけ-す【懸巣】🔗🔉

かけ-す [0] 【懸巣】 スズメ目カラス科の鳥。全長約33センチメートル。体は淡い葡萄(ブドウ)色,尾は黒,腰は白,翼は黒・白・青の斑(マダラ)で美しい。他の鳥の声をよくまねる。樫(カシ)の実を好みカシドリの名もある。全国の低山帯で繁殖し,冬は平地でも普通に見られる。[季]秋。 懸巣 [図]

かけ-すずり【懸け硯】🔗🔉

かけ-すずり [3] 【懸け硯】 (1)書き付けや小物を入れる「掛け子(ゴ){(1)}」のある硯箱。 (2)江戸時代,廻船の船頭などが重要書類や金銭を入れるために用いた硯箱兼用の手文庫。 →船箪笥(フナダンス)

かけ-だい【懸け鯛】🔗🔉

かけ-だい ―ダヒ [2] 【懸け鯛】 近世,正月に,二匹の干し鯛を藁縄(ワラナワ)で結び合わせ,かまどの上などに掛けたもの。六月一日にこれを食べると,疫病にかからないといわれた。

かけ-タバコ【懸け―】🔗🔉

かけ-タバコ [3] 【懸け―】 タバコの葉を一枚ずつ縄に挟んで軒先・炉上などにつるして乾かすこと。また,そのタバコの葉。[季]秋。

かけ-ちから【懸け税】🔗🔉

かけ-ちから 【懸け税】 上代,稲の初穂を茎のまま抜いて青竹にかけて神に奉納したもの。掛け稲。

かけ-づかさ【懸け官】🔗🔉

かけ-づかさ 【懸け官】 「兼官(ケンカン)」に同じ。

かけ-づくり【懸(け)造り】🔗🔉

かけ-づくり [3] 【懸(け)造り】 山間あるいは川岸・海岸・池畔などで,一部分を斜面あるいは水面に張り出して建てること。また,その建物。掛け出し。崖(ガケ)造り。

かけ-つく・る【懸け造る】🔗🔉

かけ-つく・る 【懸け造る】 (動ラ四) 斜面や川・海・池などの上に一部を張り出して建物を建てる。「―・りたる房なれば,谷底へ投入れ畢んぬ/古事談 3」

かけ-づつ【懸(け)筒・掛(け)筒】🔗🔉

かけ-づつ [2] 【懸(け)筒・掛(け)筒】 壁・柱にかける筒型の花器。

かけ-つの【懸(け)角】🔗🔉

かけ-つの [2][0] 【懸(け)角】 〔「かけづの」とも〕 邪気をはらうために御帳台の左右の柱にかけた呪物。平安時代から行われ,もと犀角を用いたが,のちには沈(ジン)の木を角形に削り,両端に銀の金具飾りをつけ丸紐でつるした。御角(ミツノ)。

かけ-づめ【懸け爪】🔗🔉

かけ-づめ [2][0] 【懸け爪】 鶏などの蹴爪(ケヅメ)。[ヘボン(三版)]

かけ-な【懸(け)菜】🔗🔉

かけ-な [2] 【懸(け)菜】 冬,大根・蕪(カブ)などの葉を縄で編んで軒下などにかけて干しておくもの。干し菜。[季]冬。

かけ-の-うお【懸けの魚】🔗🔉

かけ-の-うお ―ウヲ [3] 【懸けの魚】 〔「かけのいお」とも〕 (1)初漁でとれた魚を氏神などに供えること。かけざかな。 (2)正月の飾り物。幸い木と呼ばれる木に二尾のタイ・ブリ・サケ・マス・タラなどをつるしたもの。

かけ-はき【懸け佩き】🔗🔉

かけ-はき 【懸け佩き】 腰につるすようにつけること。「―の小太刀取り佩き/万葉 1809」 〔「かきはき」とも訓(ヨ)む〕

かけ-はし【掛(け)橋・懸(け)橋・梯】🔗🔉

かけ-はし [2] 【掛(け)橋・懸(け)橋・梯】 (1)険しいがけ沿いに木や藤づるなどで棚のように設けた道。桟道。「木曾の―」 (2)谷や川などにかけ渡した仮の橋。 (3)双方の関係を取り持つこと。また,その人や物。なかだち。橋わたし。「日中友好の―」 (4)はしご。階段。

かけ-ばな【掛(け)花・懸(け)花】🔗🔉

かけ-ばな [2][0] 【掛(け)花・懸(け)花】 華道で,花を活(イ)けた花器を,壁・柱などに掛けて飾ること。また,その花。 →置き花 →釣り花

かけ-はな・れる【掛(け)離れる・懸(け)離れる】🔗🔉

かけ-はな・れる [5][0] 【掛(け)離れる・懸(け)離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かけはな・る (1)遠くへだたる。「遠く―・れた土地」 (2)相違が大きい。大きな差がある。「現実と―・れた理想論」「実力が―・れている」 (3)関係がうすくなる。疎遠になる。「など山の井の―・るらむ/源氏(若紫)」

かけ-ばん【懸(け)盤】🔗🔉

かけ-ばん [0] 【懸(け)盤】 食器を載せる道具。古くは,四脚の台の上に折敷(オシキ)を載せたが,のちには脚を作り付けにした。儀式や貴人用。 懸け盤 [図]

かけ-ひ【筧・懸け樋】🔗🔉

かけ-ひ [0] 【筧・懸け樋】 竹の節を抜いたり,木のしんをくりぬいた樋(トイ)を,地上に設けて水を引く装置。かけい。掛け樋(ドイ)。 →埋(ウズ)み樋 [図]

かけ-へだたり【懸(け)隔たり】🔗🔉

かけ-へだたり [0] 【懸(け)隔たり】 「懸け隔て」に同じ。

かけ-へだた・る【懸(け)隔たる】🔗🔉

かけ-へだた・る [5][0] 【懸(け)隔たる】 (動ラ五[四]) (1)遠く離れる。はるかにへだたる。 (2)二つの物事に大きな違いがある。「実力の―・った相手」 (3)(「駆け隔たる」とも書く)争う両者の間に分け入る。「郎等は主を討たせじと―・りて実盛と押し並べて組むところを/謡曲・実盛」

かけ-へだ・つ【懸(け)隔つ】🔗🔉

かけ-へだ・つ 【懸(け)隔つ】 ■一■ (動タ五[四]) (1)「懸け隔たる{(1)}」に同じ。「田や畑で―・つて誰も通りやあしねえから/真景累ヶ淵(円朝)」 (2)「懸け隔たる{(2)}」に同じ。「何う考へても此―・つた二つの現象に/思ひ出す事など(漱石)」 ■二■ (動タ下二) ⇒かけへだてる

かけ-へだて【懸(け)隔て】🔗🔉

かけ-へだて [0] 【懸(け)隔て】 両者の間に距離感や差があること。「―のない交際」

かけ-へだ・てる【懸(け)隔てる】🔗🔉

かけ-へだ・てる [0][5] 【懸(け)隔てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かけへだ・つ (1)両者の違いを大きくさせる。 (2)間に物をはさんで両者が隔たるようにする。「中門の唐垣を―・てられ師直只一人六間の客殿に坐したり/太平記 27」 (3)(「駆け隔てる」とも書く)間に入り,両者が隔たるようにする。「―・てられては判官のためあしかりなんと/保元(中・古活字本)」

かけ-ぼとけ【懸(け)仏】🔗🔉

かけ-ぼとけ [3] 【懸(け)仏】 銅などの円板に仏像・神像の半肉彫の鋳像などを付けたもの。柱や壁にかけて礼拝したもので,平安後期に本地垂迹(ホンジスイジヤク)の思想から生まれ,鎌倉・室町時代に盛行した。 →御正体(ミシヨウタイ)

かけ-まく【懸けまく】🔗🔉

かけ-まく 【懸けまく】 〔「まく」は助動詞「む」のク語法〕 心にかけて思うこと。言葉に出して言うこと。「しかすがに―欲しき言(コト)にあるかも/万葉 2915」

かけまく=も畏(カシコ)き🔗🔉

――も畏(カシコ)き 口に出して言うのもおそれ多い。「―君(=天皇)の御名を申すは/大鏡(序)」

かけ-まもり【懸(け)守り】🔗🔉

かけ-まもり [3] 【懸(け)守り】 胸にかける筒形の守り袋。平安時代以降主に婦人が用いた。 懸け守り [図]

かけ-みち【懸け道】🔗🔉

かけ-みち 【懸け道】 「懸け路(ジ){(1)}」に同じ。「岩の―を伝ひつつ/平家(灌頂)」

かけ-むしゃ【駆け武者・懸け武者】🔗🔉

かけ-むしゃ 【駆け武者・懸け武者】 突進する勇猛な武士。かかりむしゃ。「究竟の―を五百余騎勝(スグツ)て/太平記 15」

かけ-もの【賭け物・懸(け)物】🔗🔉

かけ-もの [2] 【賭け物・懸(け)物】 勝負事にかける金銭や品物。賭け禄。

かけ-や【掛屋・懸屋】🔗🔉

かけ-や 【掛屋・懸屋】 江戸時代,幕府・諸藩の蔵屋敷に出入りして,蔵物の処理や代金の出納に当たり,また金銭の融通や両替をした御用商人。

か・ける【掛ける・懸ける】🔗🔉

か・ける [2] 【掛ける・懸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 か・く 物をほかの物に取り付ける。 (1)物を壁や構造物の高い所に運んで行って上部を固定する。上方に掲げる。他の物にぶらさげる。「壁に絵を―・ける」「戸口に表札を―・ける」「窓にカーテンを―・ける」「帆を―・けた船」 (2)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから〕 鍋などを火の上にのせる。「鍋を火に―・ける」 (3)〔竿秤(サオバカリ)の鉤にかけて重さを測ったことから〕 はかりに載せて重さを測る。「肉を秤に―・ける」 (4)椅子などの上に座る。「椅子に腰を―・ける」 (5)人を,罰として高い所につるしたり置いたりする。「罪人を十字架に―・ける」「獄門に―・ける」 (6)物を,取り外しのできるような状態で他の物に取り付ける。「眼鏡を―・けた人」「上着のボタンを―・ける」 (7)組んだもので獲物を捕らえる。「兎をわなに―・ける」「計略に―・ける」 (8)(「気にかける」などの形で)気持ちをそこに置く。いつもそのことに対して配慮する。思いやる。「子の将来を気に―・ける」「心に―・ける」「歯牙(シガ)にも―・けない」 (9)相撲で,足を相手の足にからめる。「右足を―・けて相手を倒す」 (10)錠などを固定して動かないようにする。「ドアに鍵を―・ける」「犯人に手錠を―・ける」 上方から物を置く。 (1)ある物を,他の物を覆うように置く。かぶせる。「荷物の上に覆いを―・ける」「床にワックスを―・ける」 (2)液体や粉末を上方から注ぐ。「背中にお湯を―・ける」「肉にコショウを―・ける」「ご飯に生卵を―・けて食べる」「振り―・ける」「あびせ―・ける」 他にある作用を与える。他に影響を及ぼす。 (1)好ましくないことを相手に及ぼす。「妻にはずいぶん苦労を―・けてきた」「他人に迷惑を―・ける」 (2)(ア)人に対してある感情を持つ。「先輩に思いを―・ける」「犯人に情けを―・ける」「…に疑いを―・ける」(イ)願い・期待をそこに置く。託す。「神様に願(ガン)を―・ける」「ひとり息子に期待を―・ける」「…に一縷(イチル)の望みを―・ける」 (3)言葉などによる働きかけをする。(ア)言葉を人に向けて発する。「部下に言葉を―・ける」「生徒に声を―・ける」(イ)言葉による働きかけを行う。「相手になぞを―・ける」「新入生に誘いを―・ける」「おどしを―・ける」 (4)魔法・麻酔など特別な作用を及ぼす。「お姫様に魔法を―・ける」「患者に麻酔を―・ける」「絶対勝つんだ,と自分を暗示に―・ける」 (5)(力を)加える。「右足に体重を―・ける」「一方の電極に電圧を―・けると…」 (6)道具を用いて表面を加工する。「材木にかんなを―・ける」「やすりを―・ける」「ワイシャツにアイロンを―・ける」「ミシンを―・ける」「廊下に雑巾を―・ける」「丸太にみがきを―・ける」 (7)課す。「贅沢品に重い税を―・ける」 (8)攻撃を加える。「夜襲を―・ける」「相手に技を―・ける」「追い討ちを―・ける」 ある物を他の物に渡す。また作用を一方から他方へ向ける。 (1)(「架ける」とも書く)一方から他方へさし渡す。「川に橋を―・ける」「二階にはしごを―・ける」 (2)電話機を操作して先方と話をする。「会社に電話を―・ける」 (3)手や足など体の一部をほかの物の上に軽くおく。「ドアの取っ手に手を―・ける」「階段に片足を―・ける」 取り扱う。対象として扱う。 (1)論議・審議の対象にする。「この問題を会議に―・ける」「被告を裁判に―・ける」 (2)検査・診察の場所・場面に置く。「薬品を分析装置に―・ける」「…を医者に―・ける」 (3)相手に見えるようにする。「私の秘蔵の品をお目に―・けます」 (4)人を殺傷する。「敵を刀に―・ける」「我が子を手に―・ける」「蹄(ヒヅメ)に―・ける」 機械を機能させる。「自動車のエンジンを―・ける」「ブレーキを―・ける」「ラジオを―・けっぱなしにする」「レコードを―・ける」 (「繋ける」とも書く)結びつけて留める。つないで留める。「小包に紐を―・ける」「たすきを―・けて掃除をする」 (1)ある場所に仮設の建物などを組み立てる。「河原に小屋を―・ける」「小鳥が街路樹に巣を―・ける」 (2)芝居や興行を行う。「来月は勧進帳を―・ける予定」 (1)数を乗ずる。掛け算をする。 ⇔割る 「二に三を―・けると六」 (2)基準の値段より割高な値段を付ける。掛け値をする。「市価よりも二割がた―・けて売る」 (3)(「保険をかける」の形で)ある物について保険の契約をして掛け金を払う。「美術品に保険を―・ける」 言葉と言葉に関連を持たせる。 (1)ある語句と他の語句との間に意味関係や文法関係をもたせる。「関係代名詞を名詞句に―・ける」 (2)掛け言葉を言う。「『長雨』を『眺め』に―・ける」 (3)かこつける。意味づける。「妹が名に―・けたる桜/万葉 3787」 (1)時期・場所について,ここからそこまでの間ずうっと。「夏から秋に―・けて咲く花」「宮城県から青森県に―・けて大雪だ」 (2)それに関して。その面で。「暗算に―・けては彼の右に出る者がない」 あること・物のために費用・労力・時間などを費やす。「服装に金を―・ける」「手間ひま―・けて作った人形」 交配する。「レグホンにコーチンを―・ける」 (「鼻にかける」の形で) (1)鼻声を出す。「鼻に―・けて歌う」 (2)自慢する。「一流大学を出たことを鼻に―・ける」 (動詞の連用形の下に付いて) (1)相手に向かって物事をする。「話し―・ける」「働き―・ける」 (2)…し始める。途中まで…する。「言い―・けてやめる」「長編を読み―・ける」 (3)もう少しで,ある動作を始めそうになる。もう少しでそういう状態になる。「死に―・ける」「川でおぼれ―・ける」 (1)兼ねる。「国の守,斎(イツキ)の宮のかみ―・けたる/伊勢 69」 (2)目標にする。目指す。めがける。「阿波の山―・け漕ぐ舟/万葉 998」 (3)よりどころにする。託する。「かくたまさかの御慰めに―・け侍る命のほども/源氏(澪標)」 (4)含める。こめる。「行く末―・けて契りたのめ給ひし人々/源氏(松風)」 (5)乗り物などをある場所に止める。(ア)車をある場所に止める。つなぐ。「さて車―・けてその崎にさしいたり/蜻蛉(中)」(イ)船をある場所に停泊させる。係留する。[日葡](ウ)牛馬をある場所につなぐ。「輪強き御車にいちもちの御車牛―・けて/大鏡(道隆)」 (6)あらかじめ約束する。「秋―・けて言ひしながらもあらなくに木の葉降りしくえにこそありけれ/伊勢 96」 (7)だます。ひっかける。「今来むと言ひしばかりに―・けられて/古今六帖 5」 (8)数に入れる。加える。「お供―・けて三人ぢや/浄瑠璃・丹波与作(中)」 〔「かかる」に対する他動詞〕 [慣用] 圧力を―・後足で砂を―・命を―・腕に縒(ヨ)りを―・鎌を―・声を―・尻に帆を―・尻目に―・手に―・手を―・手塩に―・天秤(テンビン)に―・秤(ハカリ)に―・拍車を―・股に―・水を―・目を―・山を―・輪を―

げ-ぎょ【懸魚】🔗🔉

げ-ぎょ [1] 【懸魚】 屋根の破風に取りつけて,棟木(ムナギ)や桁(ケタ)の木口を隠す装飾。破風の拝み(=合掌の合わせ目)の部分にあるものを本(オモ)懸魚,左右の下部のものを降(クダリ)懸魚または桁隠し懸魚という。また,その形によって猪目(イノメ)懸魚・蕪(カブラ)懸魚・梅鉢懸魚などがある。 懸魚 [図]

け-そう【懸想】🔗🔉

け-そう ―サウ [2][0] 【懸想】 (名)スル 〔「けんそう」の撥音「ん」の無表記から〕 異性に思いをかけること。恋い慕うこと。「窃かにお鈴に―して/薄命のすず子(お室)」

けそう-びと【懸想人】🔗🔉

けそう-びと ―サウ― 【懸想人】 人を恋している人。また,その相手。「不覚なりける―かな/落窪 2」

けそう-ぶみ【懸想文】🔗🔉

けそう-ぶみ ―サウ― [2] 【懸想文】 (1)恋慕の情を書きつづった手紙。恋文。艶書(エンシヨ)。 (2)近世,正月に京都の町などで売られたお札。艶書に似せて,縁起を祝う文句が書いてある。[季]新年。

けそう-ぶみ-うり【懸想文売り】🔗🔉

けそう-ぶみ-うり ―サウ― 【懸想文売り】 近世,「懸想文{(2)}」を売り歩いた者。覆面をして赤い衣装をつけ,古くは烏帽子(エボシ)を,のちに編み笠をかぶった。 懸想文売り [図]

けそう・ず【懸想ず】🔗🔉

けそう・ず ケサウ― 【懸想ず】 (動サ変) 思いをかける。恋慕する。「―・じける女のもとに/伊勢 3」

けそう-だ・つ【懸想立つ】🔗🔉

けそう-だ・つ ケサウ― 【懸想立つ】 (動タ四) 恋慕の気持ちが外に表れる。「わざと―・ちてももてなさじ/源氏(椎本)」

けそう-・ぶ【懸想ぶ】🔗🔉

けそう-・ぶ ケサウ― 【懸想ぶ】 (動バ上二) 恋している様子をする。「見給へよ,―・びたる文のさまか/源氏(夕霧)」

けん-あん【懸案】🔗🔉

けん-あん [0] 【懸案】 かねてから問題になっていて,まだ解決のつかない事柄。「長年の―がやっと解決した」

けん-か【懸果】🔗🔉

けん-か ―クワ [1] 【懸果】 ⇒双懸果(ソウケンカ)

けん-か【懸架】🔗🔉

けん-か [1] 【懸架】 (名)スル つりさげ,ささえること。「独立―」「前輪―」

けんか-そうち【懸架装置】🔗🔉

けんか-そうち ―サウ― [4] 【懸架装置】 ⇒サスペンション

けん-が【懸河】🔗🔉

けん-が [1] 【懸河】 傾斜が急で流れが速い川。「―の勢い」

けんが=の弁🔗🔉

――の弁 奔流のようによどみなく話すこと。雄弁。「―をふるう」

けん-がい【懸崖】🔗🔉

けん-がい [0] 【懸崖】 (1)切り立ったがけ。きりぎし。 (2)盆栽で,茎や枝が根より下に垂れ下がるように仕立てること。菊の鉢植えでもつくる。

けん-かく【懸隔】🔗🔉

けん-かく [0] 【懸隔】 〔古くは「けんがく」とも〕 ■一■ (名・形動)スル [文]ナリ (1)二つの物事の間に大きなへだたりがあること。かけはなれていること。「事実と―する」 (2)普通とはかけはなれているさま。「してもあのやうに―な事をいはします/狂言・鈍太郎」 ■二■ (副) 程度のはなはだしいさま。「今日は―寂しかりけり(野坡)/炭俵」

げん-ぎょ【懸魚】🔗🔉

げん-ぎょ 【懸魚】 ⇒げぎょ(懸魚)

けん-ぐん【懸軍】🔗🔉

けん-ぐん [0] 【懸軍】 〔「懸」は隔たる意〕 後方との連絡がないまま,敵地の奥深くに入りこむこと。また,その軍隊。「―万里」

けん-しゃ【懸車】🔗🔉

けん-しゃ [1] 【懸車】 〔漢の薛広徳が退官した時,天子から賜った車を高所にかけつるし,記念として子孫に残したという「漢書(薛広徳伝)」の故事による〕 (1)官を辞すること。致仕(チシ)。 (2)致仕の年である七〇歳の異名。

けん-しょう【懸賞】🔗🔉

けん-しょう ―シヤウ [0] 【懸賞】 正解を出した人,優秀な作品を出した人,物を探し出した人などに与えるという条件で出す,賞金や賞品。「―金」「―付き」「―小説に応募する」

けんしょう-こうこく【懸賞広告】🔗🔉

けんしょう-こうこく ―シヤウクワウ― [5] 【懸賞広告】 特定の行為をした人に一定の報酬を与えることを表示する広告。

けん-しん【懸針】🔗🔉

けん-しん [0] 【懸針】 書道で,筆法の一。縦の画の下端を針のようにとがらせるもの。 →垂露(スイロ)

けん-すい【懸垂】🔗🔉

けん-すい [0] 【懸垂】 (名)スル (1)まっすぐにたれさがること。「一大絶壁の斜に―するあるのみ/不二の高根(麗水)」 (2)器械体操の一。鉄棒や平行棒に両手でぶら下がること。また,腕の力で体を持ち上げる運動。「―運動」

けんすい-がいし【懸垂碍子】🔗🔉

けんすい-がいし [5] 【懸垂碍子】 電線を鉄塔などから懸垂して支える碍子。超高圧の送電線に用い,使用電圧に応じて適当な個数を連結する。

けんすい-かこう【懸垂下降】🔗🔉

けんすい-かこう ―カウ [5] 【懸垂下降】 ⇒アプザイレン

けんすい-せん【懸垂線】🔗🔉

けんすい-せん [0] 【懸垂線】 太さと重さの一様な綱の両端を固定し,中間を自由にした時,その綱のつくる曲線。カテナリー。

けんすい-まく【懸垂幕】🔗🔉

けんすい-まく [3] 【懸垂幕】 標語や広告文などを大書して建物の上から垂らす帯状の布。垂れ幕。

けん-ぜつ【懸絶】🔗🔉

けん-ぜつ [0] 【懸絶】 (名)スル はなはだしい違いのあること。かけはなれていること。「―した実力」「両者の間隔が甚しく―するときは/草枕(漱石)」

けんあん【懸案】(和英)🔗🔉

けんあん【懸案】 a pending[an outstanding]question[problem].

けんしょう【懸賞】(和英)🔗🔉

けんしょう【懸賞】 a prize;→英和 a prize contest[competition].〜に当たる win a prize.‖懸賞金 prize money.懸賞論文(小説) a prize essay (novel).

けんすい【懸垂(運動)】(和英)🔗🔉

けんすい【懸垂(運動)】 chinning (exercises).〜をする chin oneself (up).

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