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ちょう‐じ【丁子・丁字】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【丁子・丁字】チヤウ‥
①(clove)フトモモ科の熱帯常緑高木。原産はモルッカ諸島。18世紀以後、アフリカ・西インドなどで栽培。高さ数メートル、枝は三叉状、葉は対生で革質。花は白・淡紅色で筒状、集散花序をなし、香が高い。花後、長楕円状の液果を結ぶ。蕾つぼみを乾燥した丁香ちょうこう(クローブ)は古来有名な生薬・香辛料。果実からも油をとる。染料としても使われた。
ちょうじ
②㋐丁子油あぶらの略。
㋑丁子頭がしらの略。
㋒丁子香こうの略。
㋓丁子染ぞめの略。
㋔丁子引びきの略。
③紋所の名。丁子の果実にかたどったもの。
④刀の刃文はもんで、乱れの頭が丁子の蕾つぼみの形に似ているもの。
⇒ちょうじ‐あぶら【丁子油】
⇒ちょうじ‐いろ【丁子色】
⇒ちょうじ‐がしら【丁子頭】
⇒ちょうじ‐がみ【丁子紙】
⇒ちょうじ‐ぎく【丁字菊】
⇒ちょうじ‐こう【丁子香】
⇒ちょうじ‐ざくら【丁字桜】
⇒ちょうじ‐ぞめ【丁子染】
⇒ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】
⇒ちょうじ‐びき【丁子引】
⇒ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】
⇒ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】
⇒ちょうじ‐ゆ【丁子油】
②㋐丁子油あぶらの略。
㋑丁子頭がしらの略。
㋒丁子香こうの略。
㋓丁子染ぞめの略。
㋔丁子引びきの略。
③紋所の名。丁子の果実にかたどったもの。
④刀の刃文はもんで、乱れの頭が丁子の蕾つぼみの形に似ているもの。
⇒ちょうじ‐あぶら【丁子油】
⇒ちょうじ‐いろ【丁子色】
⇒ちょうじ‐がしら【丁子頭】
⇒ちょうじ‐がみ【丁子紙】
⇒ちょうじ‐ぎく【丁字菊】
⇒ちょうじ‐こう【丁子香】
⇒ちょうじ‐ざくら【丁字桜】
⇒ちょうじ‐ぞめ【丁子染】
⇒ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】
⇒ちょうじ‐びき【丁子引】
⇒ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】
⇒ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】
⇒ちょうじ‐ゆ【丁子油】
ちょう‐じ【弔事】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【弔事】テウ‥
死去・葬儀などのとむらいごと。↔慶事
ちょう‐じ【弔辞】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【弔辞】テウ‥
弔意を表した文章。弔詞。
ちょう‐じ【長耳】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【長耳】チヤウ‥
①ながいみみ。
②出来事を他人に先だって聞き出すこと。また、その人。はやみみ。
ちょうじ【長治】チヤウヂ🔗⭐🔉
ちょうじ【長治】チヤウヂ
[漢書]平安後期、堀河天皇朝の年号。康和6年2月10日(1104年3月8日)改元、長治3年4月9日(1106年5月13日)嘉承に改元。
ちょう‐じ【長時】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【長時】チヤウ‥
①長い時間。長時間。
②(副詞的に用いて)いつでも。いつまでも。太平記35「天子の御傍には、大史の官とて八人の臣下―に伺候して」
ちょう‐じ【重事】🔗⭐🔉
ちょう‐じ【重事】
重大なこと。大事。
ちょう‐じ【停止】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【停止】チヤウ‥
(チョウは呉音)さしとめること。やめさせること。特に、貴人の死を悼いたみ、歌舞・音曲をさしとめること。ていし。「音曲―」
ちょう‐じ【貼示】テフ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じ【貼示】テフ‥
はり出して示すこと。
ちょう‐じ【懲治】‥ヂ🔗⭐🔉
ちょう‐じ【懲治】‥ヂ
こらして心を改めさせること。こらして悪癖をなおすこと。
ちょう‐じ【寵児】🔗⭐🔉
ちょう‐じ【寵児】
①特別にかわいがられる子供。
②時流に乗ってもてはやされる人。「時代の―」
ちょうじ‐あぶら【丁子油】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐あぶら【丁子油】チヤウ‥
丁子の花枝を水蒸気蒸留して採取する精油。主成分はオイゲノール。香粧料・薬料・香味料。丁香油ちょうこうゆ。ちょうじゆ。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐あわ・す【諜じ合す】テフジアハス🔗⭐🔉
ちょうじ‐あわ・す【諜じ合す】テフジアハス
〔他下二〕
事をたくらんで、互いに考えをいいあわせておく。しめしあわせる。太平記9「今度諸方の敵かたき―・せて大勢にて寄するなれば」
ちょうじ‐いろ【丁子色】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐いろ【丁子色】チヤウ‥
やや黒い香染こうぞめの色。
Munsell color system: 7.5YR6/6.5
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょう‐じが【超自我】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じが【超自我】テウ‥
(superego)イド・自我と共に心を構成する三要素の一つ。自我から分化発達し、社会的価値をとりいれ、あるべき行動基準によって自我を監視し、イドに対して検閲的態度をとるもの。精神分析の用語。
○調子がいいちょうしがいい
①体調や仕事の進みがいい。順調である。「胃の―」
②その場に合わせて軽率に振る舞う傾向がある。「―奴だ」
⇒ちょう‐し【調子】
ちょうじ‐がしら【丁子頭】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐がしら【丁子頭】チヤウ‥
灯心のもえさしの頭にできた塊。形が丁子の果実に似ているからいう。俗にこれを油の中に入れれば貨財を得るという。灯花。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐がみ【丁子紙】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐がみ【丁子紙】チヤウ‥
書に用いる装飾料紙で、蘇芳すおう・臙脂えんじ・紅花べにばななどの色料を用い、淡紅色または紅褐色の霞や雲形を表したもの。丁子染の色彩に似るからいう。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ぎく【丁字菊】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ぎく【丁字菊】チヤウ‥
キク科の多年草。特に日本海側高地の草原に生じ、細い紫黒色の柄についた頭花が筒状で丁字の花に似る。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょう‐じく【長軸】チヤウヂク🔗⭐🔉
ちょう‐じく【長軸】チヤウヂク
〔数〕楕円の両軸のうち長い方のもの。
ちょうじ‐こう【丁子香】チヤウ‥カウ🔗⭐🔉
ちょうじ‐こう【丁子香】チヤウ‥カウ
丁子のつぼみから作った香料。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ざくら【丁字桜】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ざくら【丁字桜】チヤウ‥
深山に自生するサクラの一種で小高木。葉の両面や柄に軟毛が密生。花は淡紅色で小形、下垂して咲き、長い筒状の丁字形で先端がわずかに平開する。花弁は非常に小さい。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ぞめ【丁子染】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ぞめ【丁子染】チヤウ‥
丁子の蕾つぼみを煎じた染液で薄茶色に染めること。また、その色。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】チヤウ‥
丁子色。丁子染。
Munsell color system: 5YR5/4.5
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょう‐じつ【長日】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じつ【長日】チヤウ‥
①昼間の長い日。夏の日。永日。
②長い時日。栄華物語日蔭のかづら「おほやけよりは―の御修法」
⇒ちょうじつ‐しょくぶつ【長日植物】
⇒ちょうじつ‐しょり【長日処理】
ちょう‐じつ【朝日】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じつ【朝日】テウ‥
あさひ。
ちょうじつ‐しょり【長日処理】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじつ‐しょり【長日処理】チヤウ‥
1日の暗期を短くすることで生物の属性を変える処理。特に花芽形成などを促進する効果を得ること。↔短日処理
⇒ちょう‐じつ【長日】
ちょうじ‐びき【丁子引】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐びき【丁子引】チヤウ‥
本の表紙や唐紙からかみの地紙などに茶色の平行線を引いたもの。もと丁字香を染料としたが、後に紅花べにばな・楊梅皮ももかわ・煤灰などで染めた。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】チヤウ‥
着物の裏にさし入れる丁子入りの小袋。におい袋。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】チヤウ‥
金属または陶製の、香炉に似た形の風炉。これに釜をかけ、丁子を煎じて香気を出させ、防臭・防湿に用いる。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょう‐じめ【帳締め・帳〆】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じめ【帳締め・帳〆】チヤウ‥
帳簿の収支の勘定を合わせること。決算。日本永代蔵4「算用なし打ち込み置きて―にて合はせる人は」
ちょう‐じゃ【長者】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じゃ【長者】チヤウ‥
①⇒ちょうしゃ。
②氏うじを統率する人。主宰者。かしら。→うじのかみ。
③富貴の人。富豪。福徳のすぐれた人。「村の―さま」「億万―」
④勅任によって京都東寺に住した一山の首長の称。現在は東寺住職の称。ちょうざ。
⑤宿駅の長。また、宿泊する旅人を慰めたところから、娼家の主人、遊女のおもだった者。
⑥くしゃみをした時に唱えるまじないの言葉。
⇒ちょうじゃ‐がい【長者貝】
⇒ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】
⇒ちょうじゃ‐きょう【長者経】
⇒ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】
⇒ちょうじゃ‐ごう【長者号】
⇒ちょうじゃ‐せん【長者宣】
⇒ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】
⇒ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】
⇒ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】
⇒ちょうじゃ‐りょう【長者領】
⇒長者三代
⇒長者の脛に味噌をぬる
⇒長者の万灯より貧者の一灯
ちょう‐じゃ【諜者】テフ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じゃ【諜者】テフ‥
①ひそかに事情をさぐりうかがう者。まわしもの。しのびもの。間者。密偵。スパイ。「残置―」
②刑事・探偵の手先。
ちょうじゃ‐がい【長者貝】チヤウ‥ガヒ🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐がい【長者貝】チヤウ‥ガヒ
〔動〕オキナエビスガイの別称。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】チヤウ‥
富豪の氏名を列記したもの。斎藤緑雨、犬蓼「絵双紙屋の店頭みせさき、塵吹く風に翻へる―とか云ふものを見ば」
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐きょう【長者経】チヤウ‥キヤウ🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐きょう【長者経】チヤウ‥キヤウ
富豪になる秘訣を経文に似せて書いたもの。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょう‐じゃく【長尺】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じゃく【長尺】チヤウ‥
映画フィルム・反物たんものなどの長さが普通より長いこと。また、そのもの。「―物」
ちょう‐じゃく【鳥雀】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じゃく【鳥雀】テウ‥
とりとすずめ。人里近くに集まる鳥。
ちょう‐じゃく【朝夕】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐じゃく【朝夕】テウ‥
(ジャクは「夕」の呉音)
①朝と夕。ちょうせき。
②朝夕雑色の略。
③朝夕人の略。
⇒ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】
⇒ちょうじゃく‐にん【朝夕人】
ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】チヤウ‥
〔仏〕(→)窮子喩ぐうじゆに同じ。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】テウ‥ザフ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】テウ‥ザフ‥
鎌倉時代、幕府で雑役を務めた小役人。
⇒ちょう‐じゃく【朝夕】
ちょうじゃ‐ごう【長者号】チヤウ‥ガウ🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐ごう【長者号】チヤウ‥ガウ
長者の称号。狂言、三人長者「此度都へ上り、上頭への願ひ相叶ひ、―を拝領致し」
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者三代ちょうじゃさんだい
苦労して財を蓄えても、その子までは遺風を守るが、孫になると富貴の中でぜいたくとなり、遂に家産を傾けるから、長者の家は3代よりはつづかないということ。「長者に二代なし」「祖父じじは辛労、子は楽、孫は乞食」も同趣意。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者三代ちょうじゃさんだい🔗⭐🔉
○長者三代ちょうじゃさんだい
苦労して財を蓄えても、その子までは遺風を守るが、孫になると富貴の中でぜいたくとなり、遂に家産を傾けるから、長者の家は3代よりはつづかないということ。「長者に二代なし」「祖父じじは辛労、子は楽、孫は乞食」も同趣意。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐せん【長者宣】チヤウ‥
摂政・関白が藤原氏の氏長者うじのちょうじゃとして出す御教書みぎょうしょ。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】チヤウ‥
長者の栄華・没落を主題とした伝説・説話類の総称。滅びた長者の財宝のありかが歌で知れる「朝日長者」、炭焼が黄金を得る「炭焼長者」など。長者譚。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐せん【長者宣】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐せん【長者宣】チヤウ‥
摂政・関白が藤原氏の氏長者うじのちょうじゃとして出す御教書みぎょうしょ。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】チヤウ‥
長者の栄華・没落を主題とした伝説・説話類の総称。滅びた長者の財宝のありかが歌で知れる「朝日長者」、炭焼が黄金を得る「炭焼長者」など。長者譚。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる
あり余った上にさらに物を加える。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう
[阿闍世王受決経・賢愚経]貧者の真心によるわずかの寄進は、富者の虚栄による多くの寄進よりもまさっている。物の多少よりもまごころが大切である。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる🔗⭐🔉
○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる
あり余った上にさらに物を加える。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう🔗⭐🔉
○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう
[阿闍世王受決経・賢愚経]貧者の真心によるわずかの寄進は、富者の虚栄による多くの寄進よりもまさっている。物の多少よりもまごころが大切である。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】チヤウ‥
四間取の民家で4室の接合する中心に立てる柱。宮城県・埼玉県などでいう。群馬県では都柱みやこばしらという。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】チヤウ‥
金持を上から順に列記したもの。税務署が毎年公表した高額納税者名簿の俗称。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐りょう【長者領】チヤウ‥リヤウ
氏長者うじのちょうじゃが相伝する所領。→殿下渡領でんかのわたりりょう
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょう‐しゅ【町衆】チヤウ‥
⇒まちしゅう。私心記「御斎おとき…―御相伴に参り候」。〈日葡辞書〉
ちょう‐しゅ【長酒】チヤウ‥
長時間かかって酒を飲むこと。ながざけ。
ちょう‐しゅ【朝衆】テウ‥
朝廷に仕える人と一般の民衆。平家物語12「老少ともに魂を消し、―悉く心をつくす」
ちょう‐しゅ【脹腫】チヤウ‥
はれあがること。腫脹しゅちょう。
ちょう‐しゅ【頭首】テウ‥
(チョウは宋の俗音)〔仏〕禅寺で、僧の指導に当たる役職。首座しゅそ・蔵主・知客など。両序のうち西序の僧が務めた。
ちょう‐しゅ【聴取】チヤウ‥
聞きとること。「事情―」「海外放送の―」「―率」
⇒ちょうしゅ‐しゃ【聴取者】
⇒ちょうしゅ‐しょ【聴取書】
ちょう‐じゅ【長寿】チヤウ‥
寿命が長いこと。長生き。長命。「不老―」
ちょう‐じゅ【聴衆】チヤウ‥
①説法などを聴く人々。ききて。ちょうしゅう。狂言、泣尼「―の殊勝がつて、涙を流すものがなければ」
②〔仏〕講会こうえに出席して聴聞する僧。講師を除く人々で、講師の講説中経文に関する義を論義する。
ちょうじ‐ゆ【丁子油】チヤウ‥
(→)「ちょうじあぶら」に同じ。
⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】
ちょう‐しゅう【長州】チヤウシウ
長門ながと国の別称。
⇒ちょうしゅう‐せいとう【長州征討】
⇒ちょうしゅう‐ぶろ【長州風呂】
ちょう‐しゅう【長周】チヤウシウ
長門ながと・周防すおうの併称。防長。
ちょう‐しゅう【長袖】チヤウシウ
①長い袖。また、長い袖の着物。ながそで。
②ながそでの衣服を着た人。特に、公卿または僧侶をあざけっていう語。
⇒ちょうしゅうしゃ‐りゅう【長袖者流】
⇒長袖善く舞い多銭善く賈う
ちょう‐しゅう【張州】チヤウシウ
尾張国の別称。「―府志」
ちょう‐しゅう【釣舟】テウシウ
魚を釣るふね。つりぶね。
ちょう‐しゅう【朝集】テウシフ
官人が朝廷・太政官に参集すること。
⇒ちょうしゅう‐し【朝集使】
⇒ちょうしゅう‐ちょう【朝集帳】
⇒ちょうしゅう‐どう【朝集堂】
ちょう‐しゅう【徴収】‥シウ
①国家または公共団体が行政目的を達するため、国民から租税・手数料や現品を強制的にとりたてること。「税の―」
②一般に、金銭などを集めること。「会費を―する」
ちょう‐しゅう【徴集】‥シフ
①めしあつめること。強制的に人や物をあつめること。召集。「鉄製品を―する」
②兵役法で、壮丁を選抜して現役兵または補充兵とすること。
ちょうしゅう【潮州】テウシウ
(Chaozhou)中国広東省の東部にある都市。韓江下流の農産物集散地。華僑の出身地として有名。人口36万4千(2000)。
ちょう‐しゅう【調習】テウシフ
訓練をつむこと。調練。
ちょう‐しゅう【聴衆】チヤウ‥
説教・演説・音楽などを聴きに集まった人びと。ききて。→ちょうじゅ(聴衆)
ちょう‐じゅう【弔銃】テウ‥
軍人などの死を弔うために小銃を一斉にうつこと。→弔砲
ちょう‐じゅう【鳥銃】テウ‥
①鳥をうつ銃。
②小銃の異称。
ちょう‐じゅう【鳥獣】テウジウ
とりとけだもの。禽獣。
⇒ちょうじゅう‐ほごく【鳥獣保護区】
ちょう‐じゅう【聴従】チヤウ‥
聞き入れて従うこと。
ちょうしゅうえいそう【長秋詠藻】チヤウシウ‥サウ
藤原俊成の家集。3巻。1178年(治承2)成り、以後増補。俊成が皇太后宮大夫であったから、皇后宮を長秋宮というのに因んで命名。
ちょうじゅうぎが【鳥獣戯画】テウジウ‥グワ
(→)鳥獣人物戯画に同じ。
ちょうしゅう‐きゅう【長秋宮】チヤウシウ‥
漢代、皇后の宮殿または皇后の異称。秋の宮。秋宮。
ちょうしゅう‐し【朝集使】テウシフ‥
四度使しどのつかいの一つ。古代、国司から朝集帳を提出するために太政官に送った使い。
⇒ちょう‐しゅう【朝集】
ちょうしゅうしゃ‐りゅう【長袖者流】チヤウシウ‥リウ
公卿や僧侶の類。また、それらの流儀。
⇒ちょう‐しゅう【長袖】
ちょうじゅうじんぶつぎが【鳥獣人物戯画】テウジウ‥グワ
京都高山寺に伝わる白描の絵巻。4巻。12世紀の作とされる。猿・兎・蛙などの遊びを擬人的に描いた甲巻と動物の生態を描いた乙巻は覚猷かくゆうの筆と伝えるが確かな根拠はない。他に、勝負事に興じる人間などを描く丙巻、曲芸などの風俗を滑稽こっけいに描いた丁巻からなる。鳥獣戯画。
ちょうしゅう‐せいとう【長州征討】チヤウシウ‥タウ
幕末、2度にわたる幕府の長州藩征討。1864年(元治1)、幕府は長州藩の攘夷即行の藩是、七卿落ちの擁護を怒り、蛤御門の変の問罪を名目として、征討軍を派遣した。たまたま長州では英・米・仏・蘭の連合艦隊が下関に来襲して藩内が危急に瀕したので、戦わずして恭順の意を表し、主謀者を処刑して謝罪した。高杉晋作らの藩内強硬派はこれを喜ばず、奇兵隊など諸隊を指揮して恭順党を一掃し、幕府に反抗したので、66年(慶応2)幕府は再征したが、薩長連合・洋式軍隊のため連敗、勅命によって遂に軍を解いた。これにより幕府の権威は急速に失墜。長州戦争。長州征伐。
⇒ちょう‐しゅう【長州】
ちょうじゅうせき‐しょう【腸重積症】チヤウヂユウ‥シヤウ
腸閉塞症の一型。腸の一部が隣接部の内腔に鞘状に嵌入かんにゅうし通過障害をおこす病気。小児、特に1歳以下の幼児に多く、嘔吐おうと・腹痛・血便・腹部膨隆などの閉塞症状を起こす。腸重畳症。
ちょうしゅう‐ちょう【朝集帳】テウシフチヤウ
律令制で、国司が1年間の行政および部下の勤務評定を太政官に報告した文書。
⇒ちょう‐しゅう【朝集】
ちょうしゅう‐どう【朝集堂】テウシフダウ
大内裏だいだいりの朝堂院の南域にあった殿舎。朝堂院に入る前に百官が参集して控えた所。東西二堂が相対する。唐招提寺の講堂は平城宮の東朝集堂が施入せにゅうされたもの。朝集殿。調集堂。
⇒ちょう‐しゅう【朝集】
ちょうしゅう‐ぶろ【長州風呂】チヤウシウ‥
五右衛門風呂ごえもんぶろの一種で、鋳鉄製のもの。
⇒ちょう‐しゅう【長州】
ちょうじゅう‐ほごく【鳥獣保護区】テウジウ‥
禁猟区きんりょうくの正称。
⇒ちょう‐じゅう【鳥獣】
ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】チヤウ‥
四間取の民家で4室の接合する中心に立てる柱。宮城県・埼玉県などでいう。群馬県では都柱みやこばしらという。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】チヤウ‥🔗⭐🔉
ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】チヤウ‥
金持を上から順に列記したもの。税務署が毎年公表した高額納税者名簿の俗称。
⇒ちょう‐じゃ【長者】
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