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広辞苑の検索結果 (50)

ちょう‐じ【丁子・丁字】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じ丁子・丁字チヤウ‥ ①(clove)フトモモ科の熱帯常緑高木。原産はモルッカ諸島。18世紀以後、アフリカ・西インドなどで栽培。高さ数メートル、枝は三叉状、葉は対生で革質。花は白・淡紅色で筒状、集散花序をなし、香が高い。花後、長楕円状の液果を結ぶ。蕾つぼみを乾燥した丁香ちょうこう(クローブ)は古来有名な生薬・香辛料。果実からも油をとる。染料としても使われた。 ちょうじ ②㋐丁子油あぶらの略。 ㋑丁子頭がしらの略。 ㋒丁子香こうの略。 ㋓丁子染ぞめの略。 ㋔丁子引びきの略。 ③紋所の名。丁子の果実にかたどったもの。 ④刀の刃文はもんで、乱れの頭が丁子の蕾つぼみの形に似ているもの。 ⇒ちょうじ‐あぶら【丁子油】 ⇒ちょうじ‐いろ【丁子色】 ⇒ちょうじ‐がしら【丁子頭】 ⇒ちょうじ‐がみ【丁子紙】 ⇒ちょうじ‐ぎく【丁字菊】 ⇒ちょうじ‐こう【丁子香】 ⇒ちょうじ‐ざくら【丁字桜】 ⇒ちょうじ‐ぞめ【丁子染】 ⇒ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】 ⇒ちょうじ‐びき【丁子引】 ⇒ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】 ⇒ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】 ⇒ちょうじ‐ゆ【丁子油】

ちょう‐じ【弔事】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じ弔事テウ‥ 死去・葬儀などのとむらいごと。↔慶事

ちょう‐じ【弔辞】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じ弔辞テウ‥ 弔意を表した文章。弔詞。

ちょう‐じ【長耳】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じ長耳チヤウ‥ ①ながいみみ。 ②出来事を他人に先だって聞き出すこと。また、その人。はやみみ。

ちょうじ【長治】チヤウヂ🔗🔉

ちょうじ長治チヤウヂ [漢書]平安後期、堀河天皇朝の年号。康和6年2月10日(1104年3月8日)改元、長治3年4月9日(1106年5月13日)嘉承に改元。

ちょう‐じ【長時】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じ長時チヤウ‥ ①長い時間。長時間。 ②(副詞的に用いて)いつでも。いつまでも。太平記35「天子の御傍には、大史の官とて八人の臣下―に伺候して」

ちょう‐じ【重事】🔗🔉

ちょう‐じ重事】 重大なこと。大事。

ちょう‐じ【停止】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じ停止チヤウ‥ (チョウは呉音)さしとめること。やめさせること。特に、貴人の死を悼いたみ、歌舞・音曲をさしとめること。ていし。「音曲―」

ちょう‐じ【貼示】テフ‥🔗🔉

ちょう‐じ貼示テフ‥ はり出して示すこと。

ちょう‐じ【懲治】‥ヂ🔗🔉

ちょう‐じ懲治‥ヂ こらして心を改めさせること。こらして悪癖をなおすこと。

ちょう‐じ【寵児】🔗🔉

ちょう‐じ寵児】 ①特別にかわいがられる子供。 ②時流に乗ってもてはやされる人。「時代の―」

ちょうじ‐あぶら【丁子油】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐あぶら丁子油チヤウ‥ 丁子の花枝を水蒸気蒸留して採取する精油。主成分はオイゲノール。香粧料・薬料・香味料。丁香油ちょうこうゆ。ちょうじゆ。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐あわ・す【諜じ合す】テフジアハス🔗🔉

ちょうじ‐あわ・す諜じ合すテフジアハス 〔他下二〕 事をたくらんで、互いに考えをいいあわせておく。しめしあわせる。太平記9「今度諸方の敵かたき―・せて大勢にて寄するなれば」

ちょうじ‐いろ【丁子色】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐いろ丁子色チヤウ‥ やや黒い香染こうぞめの色。 Munsell color system: 7.5YR6/6.5 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょう‐じが【超自我】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じが超自我テウ‥ (superego)イド・自我と共に心を構成する三要素の一つ。自我から分化発達し、社会的価値をとりいれ、あるべき行動基準によって自我を監視し、イドに対して検閲的態度をとるもの。精神分析の用語。 ○調子がいいちょうしがいい ①体調や仕事の進みがいい。順調である。「胃の―」 ②その場に合わせて軽率に振る舞う傾向がある。「―奴だ」 ⇒ちょう‐し【調子】

ちょうじ‐がしら【丁子頭】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐がしら丁子頭チヤウ‥ 灯心のもえさしの頭にできた塊。形が丁子の果実に似ているからいう。俗にこれを油の中に入れれば貨財を得るという。灯花。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐がみ【丁子紙】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐がみ丁子紙チヤウ‥ 書に用いる装飾料紙で、蘇芳すおう・臙脂えんじ・紅花べにばななどの色料を用い、淡紅色または紅褐色の霞や雲形を表したもの。丁子染の色彩に似るからいう。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぎく【丁字菊】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぎく丁字菊チヤウ‥ キク科の多年草。特に日本海側高地の草原に生じ、細い紫黒色の柄についた頭花が筒状で丁字の花に似る。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょう‐じく【長軸】チヤウヂク🔗🔉

ちょう‐じく長軸チヤウヂク 〔数〕楕円の両軸のうち長い方のもの。

ちょうじ‐こう【丁子香】チヤウ‥カウ🔗🔉

ちょうじ‐こう丁子香チヤウ‥カウ 丁子のつぼみから作った香料。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ざくら【丁字桜】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ざくら丁字桜チヤウ‥ 深山に自生するサクラの一種で小高木。葉の両面や柄に軟毛が密生。花は淡紅色で小形、下垂して咲き、長い筒状の丁字形で先端がわずかに平開する。花弁は非常に小さい。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぞめ【丁子染】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぞめ丁子染チヤウ‥ 丁子の蕾つぼみを煎じた染液で薄茶色に染めること。また、その色。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ちゃ丁子茶チヤウ‥ 丁子色。丁子染。 Munsell color system: 5YR5/4.5 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょう‐じつ【長日】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じつ長日チヤウ‥ ①昼間の長い日。夏の日。永日。 ②長い時日。栄華物語日蔭のかづら「おほやけよりは―の御修法」 ⇒ちょうじつ‐しょくぶつ【長日植物】 ⇒ちょうじつ‐しょり【長日処理】

ちょう‐じつ【朝日】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じつ朝日テウ‥ あさひ。

ちょうじつ‐しょくぶつ【長日植物】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじつ‐しょくぶつ長日植物チヤウ‥ 日が長くなると花をつける植物。アブラナ・ダイコンの類。→短日植物→中性植物⇒ちょう‐じつ【長日】

ちょうじつ‐しょり【長日処理】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじつ‐しょり長日処理チヤウ‥ 1日の暗期を短くすることで生物の属性を変える処理。特に花芽形成などを促進する効果を得ること。↔短日処理 ⇒ちょう‐じつ【長日】

ちょうじ‐びき【丁子引】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐びき丁子引チヤウ‥ 本の表紙や唐紙からかみの地紙などに茶色の平行線を引いたもの。もと丁字香を染料としたが、後に紅花べにばな・楊梅皮ももかわ・煤灰などで染めた。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぶくろ丁子袋チヤウ‥ 着物の裏にさし入れる丁子入りの小袋。におい袋。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぶろ丁子風炉チヤウ‥ 金属または陶製の、香炉に似た形の風炉。これに釜をかけ、丁子を煎じて香気を出させ、防臭・防湿に用いる。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょう‐じめ【帳締め・帳〆】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じめ帳締め・帳〆チヤウ‥ 帳簿の収支の勘定を合わせること。決算。日本永代蔵4「算用なし打ち込み置きて―にて合はせる人は」

ちょう‐じゃ【長者】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じゃ長者チヤウ‥⇒ちょうしゃ。 ②氏うじを統率する人。主宰者。かしら。→うじのかみ。 ③富貴の人。富豪。福徳のすぐれた人。「村の―さま」「億万―」 ④勅任によって京都東寺に住した一山の首長の称。現在は東寺住職の称。ちょうざ。 ⑤宿駅の長。また、宿泊する旅人を慰めたところから、娼家の主人、遊女のおもだった者。 ⑥くしゃみをした時に唱えるまじないの言葉。 ⇒ちょうじゃ‐がい【長者貝】 ⇒ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】 ⇒ちょうじゃ‐きょう【長者経】 ⇒ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】 ⇒ちょうじゃ‐ごう【長者号】 ⇒ちょうじゃ‐せん【長者宣】 ⇒ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】 ⇒ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】 ⇒ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】 ⇒ちょうじゃ‐りょう【長者領】 ⇒長者三代 ⇒長者の脛に味噌をぬる ⇒長者の万灯より貧者の一灯

ちょう‐じゃ【諜者】テフ‥🔗🔉

ちょう‐じゃ諜者テフ‥ ①ひそかに事情をさぐりうかがう者。まわしもの。しのびもの。間者。密偵。スパイ。「残置―」 ②刑事・探偵の手先。

ちょうじゃ‐がい【長者貝】チヤウ‥ガヒ🔗🔉

ちょうじゃ‐がい長者貝チヤウ‥ガヒ 〔動〕オキナエビスガイの別称。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐かがみ長者鑑チヤウ‥ 富豪の氏名を列記したもの。斎藤緑雨、犬蓼「絵双紙屋の店頭みせさき、塵吹く風に翻へる―とか云ふものを見ば」 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃ‐きょう【長者経】チヤウ‥キヤウ🔗🔉

ちょうじゃ‐きょう長者経チヤウ‥キヤウ 富豪になる秘訣を経文に似せて書いたもの。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょう‐じゃく【長尺】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じゃく長尺チヤウ‥ 映画フィルム・反物たんものなどの長さが普通より長いこと。また、そのもの。「―物」

ちょう‐じゃく【鳥雀】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じゃく鳥雀テウ‥ とりとすずめ。人里近くに集まる鳥。

ちょう‐じゃく【朝夕】テウ‥🔗🔉

ちょう‐じゃく朝夕テウ‥ (ジャクは「夕」の呉音) ①朝と夕。ちょうせき。 ②朝夕雑色の略。 ③朝夕人の略。 ⇒ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】 ⇒ちょうじゃく‐にん【朝夕人】

ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ長者窮子喩チヤウ‥ 〔仏〕(→)窮子喩ぐうじゆに同じ。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】テウ‥ザフ‥🔗🔉

ちょうじゃく‐ぞうしき朝夕雑色テウ‥ザフ‥ 鎌倉時代、幕府で雑役を務めた小役人。 ⇒ちょう‐じゃく【朝夕】

ちょうじゃく‐にん【朝夕人】テウ‥🔗🔉

ちょうじゃく‐にん朝夕人テウ‥(→)朝夕雑色に同じ。 ②(→)公人くにん朝夕人に同じ。 ⇒ちょう‐じゃく【朝夕】

ちょうじゃ‐ごう【長者号】チヤウ‥ガウ🔗🔉

ちょうじゃ‐ごう長者号チヤウ‥ガウ 長者の称号。狂言、三人長者「此度都へ上り、上頭への願ひ相叶ひ、―を拝領致し」 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ○長者三代ちょうじゃさんだい 苦労して財を蓄えても、その子までは遺風を守るが、孫になると富貴の中でぜいたくとなり、遂に家産を傾けるから、長者の家は3代よりはつづかないということ。「長者に二代なし」「祖父じじは辛労、子は楽、孫は乞食」も同趣意。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

○長者三代ちょうじゃさんだい🔗🔉

○長者三代ちょうじゃさんだい 苦労して財を蓄えても、その子までは遺風を守るが、孫になると富貴の中でぜいたくとなり、遂に家産を傾けるから、長者の家は3代よりはつづかないということ。「長者に二代なし」「祖父じじは辛労、子は楽、孫は乞食」も同趣意。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐せん長者宣チヤウ‥ 摂政・関白が藤原氏の氏長者うじのちょうじゃとして出す御教書みぎょうしょ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐でんせつ長者伝説チヤウ‥ 長者の栄華・没落を主題とした伝説・説話類の総称。滅びた長者の財宝のありかが歌で知れる「朝日長者」、炭焼が黄金を得る「炭焼長者」など。長者譚。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃ‐せん【長者宣】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐せん長者宣チヤウ‥ 摂政・関白が藤原氏の氏長者うじのちょうじゃとして出す御教書みぎょうしょ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐でんせつ長者伝説チヤウ‥ 長者の栄華・没落を主題とした伝説・説話類の総称。滅びた長者の財宝のありかが歌で知れる「朝日長者」、炭焼が黄金を得る「炭焼長者」など。長者譚。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる あり余った上にさらに物を加える。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう [阿闍世王受決経・賢愚経]貧者の真心によるわずかの寄進は、富者の虚栄による多くの寄進よりもまさっている。物の多少よりもまごころが大切である。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる🔗🔉

○長者の脛に味噌をぬるちょうじゃのはぎにみそをぬる あり余った上にさらに物を加える。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう🔗🔉

○長者の万灯より貧者の一灯ちょうじゃのまんどうよりひんじゃのいっとう [阿闍世王受決経・賢愚経]貧者の真心によるわずかの寄進は、富者の虚栄による多くの寄進よりもまさっている。物の多少よりもまごころが大切である。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐ばしら長者柱チヤウ‥ 四間取の民家で4室の接合する中心に立てる柱。宮城県・埼玉県などでいう。群馬県では都柱みやこばしらという。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐ばんづけ長者番付チヤウ‥ 金持を上から順に列記したもの。税務署が毎年公表した高額納税者名簿の俗称。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐りょう長者領チヤウ‥リヤウ 氏長者うじのちょうじゃが相伝する所領。→殿下渡領でんかのわたりりょう ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょう‐しゅ町衆チヤウ‥ ⇒まちしゅう。私心記「御斎おとき…―御相伴に参り候」。〈日葡辞書〉 ちょう‐しゅ長酒チヤウ‥ 長時間かかって酒を飲むこと。ながざけ。 ちょう‐しゅ朝衆テウ‥ 朝廷に仕える人と一般の民衆。平家物語12「老少ともに魂を消し、―悉く心をつくす」 ちょう‐しゅ脹腫チヤウ‥ はれあがること。腫脹しゅちょうちょう‐しゅ頭首テウ‥ (チョウは宋の俗音)〔仏〕禅寺で、僧の指導に当たる役職。首座しゅそ・蔵主・知客など。両序のうち西序の僧が務めた。 ちょう‐しゅ聴取チヤウ‥ 聞きとること。「事情―」「海外放送の―」「―率」 ⇒ちょうしゅ‐しゃ【聴取者】 ⇒ちょうしゅ‐しょ【聴取書】 ちょう‐じゅ長寿チヤウ‥ 寿命が長いこと。長生き。長命。「不老―」 ちょう‐じゅ聴衆チヤウ‥ ①説法などを聴く人々。ききて。ちょうしゅう。狂言、泣尼「―の殊勝がつて、涙を流すものがなければ」 ②〔仏〕講会こうえに出席して聴聞する僧。講師を除く人々で、講師の講説中経文に関する義を論義する。 ちょうじ‐ゆ丁子油チヤウ‥ (→)「ちょうじあぶら」に同じ。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょう‐しゅう長州チヤウシウ 長門ながと国の別称。 ⇒ちょうしゅう‐せいとう【長州征討】 ⇒ちょうしゅう‐ぶろ【長州風呂】 ちょう‐しゅう長周チヤウシウ 長門ながと・周防すおうの併称。防長。 ちょう‐しゅう長袖チヤウシウ ①長い袖。また、長い袖の着物。ながそで。 ②ながそでの衣服を着た人。特に、公卿または僧侶をあざけっていう語。 ⇒ちょうしゅうしゃ‐りゅう【長袖者流】 ⇒長袖善く舞い多銭善く賈う ちょう‐しゅう張州チヤウシウ 尾張国の別称。「―府志」 ちょう‐しゅう釣舟テウシウ 魚を釣るふね。つりぶね。 ちょう‐しゅう朝集テウシフ 官人が朝廷・太政官に参集すること。 ⇒ちょうしゅう‐し【朝集使】 ⇒ちょうしゅう‐ちょう【朝集帳】 ⇒ちょうしゅう‐どう【朝集堂】 ちょう‐しゅう徴収‥シウ ①国家または公共団体が行政目的を達するため、国民から租税・手数料や現品を強制的にとりたてること。「税の―」 ②一般に、金銭などを集めること。「会費を―する」 ちょう‐しゅう徴集‥シフ ①めしあつめること。強制的に人や物をあつめること。召集。「鉄製品を―する」 ②兵役法で、壮丁を選抜して現役兵または補充兵とすること。 ちょうしゅう潮州テウシウ (Chaozhou)中国広東省の東部にある都市。韓江下流の農産物集散地。華僑の出身地として有名。人口36万4千(2000)。 ちょう‐しゅう調習テウシフ 訓練をつむこと。調練。 ちょう‐しゅう聴衆チヤウ‥ 説教・演説・音楽などを聴きに集まった人びと。ききて。→ちょうじゅ(聴衆) ちょう‐じゅう弔銃テウ‥ 軍人などの死を弔うために小銃を一斉にうつこと。→弔砲 ちょう‐じゅう鳥銃テウ‥ ①鳥をうつ銃。 ②小銃の異称。 ちょう‐じゅう鳥獣テウジウ とりとけだもの。禽獣。 ⇒ちょうじゅう‐ほごく【鳥獣保護区】 ちょう‐じゅう聴従チヤウ‥ 聞き入れて従うこと。 ちょうしゅうえいそう長秋詠藻チヤウシウ‥サウ 藤原俊成の家集。3巻。1178年(治承2)成り、以後増補。俊成が皇太后宮大夫であったから、皇后宮を長秋宮というのに因んで命名。 ちょうじゅうぎが鳥獣戯画テウジウ‥グワ (→)鳥獣人物戯画に同じ。 ちょうしゅう‐きゅう長秋宮チヤウシウ‥ 漢代、皇后の宮殿または皇后の異称。秋の宮。秋宮。 ちょうしゅう‐し朝集使テウシフ‥ 四度使しどのつかいの一つ。古代、国司から朝集帳を提出するために太政官に送った使い。 ⇒ちょう‐しゅう【朝集】 ちょうしゅうしゃ‐りゅう長袖者流チヤウシウ‥リウ 公卿や僧侶の類。また、それらの流儀。 ⇒ちょう‐しゅう【長袖】 ちょうじゅうじんぶつぎが鳥獣人物戯画テウジウ‥グワ 京都高山寺に伝わる白描の絵巻。4巻。12世紀の作とされる。猿・兎・蛙などの遊びを擬人的に描いた甲巻と動物の生態を描いた乙巻は覚猷かくゆうの筆と伝えるが確かな根拠はない。他に、勝負事に興じる人間などを描く丙巻、曲芸などの風俗を滑稽こっけいに描いた丁巻からなる。鳥獣戯画。 ちょうしゅう‐せいとう長州征討チヤウシウ‥タウ 幕末、2度にわたる幕府の長州藩征討。1864年(元治1)、幕府は長州藩の攘夷即行の藩是、七卿落ちの擁護を怒り、蛤御門の変の問罪を名目として、征討軍を派遣した。たまたま長州では英・米・仏・蘭の連合艦隊が下関に来襲して藩内が危急に瀕したので、戦わずして恭順の意を表し、主謀者を処刑して謝罪した。高杉晋作らの藩内強硬派はこれを喜ばず、奇兵隊など諸隊を指揮して恭順党を一掃し、幕府に反抗したので、66年(慶応2)幕府は再征したが、薩長連合・洋式軍隊のため連敗、勅命によって遂に軍を解いた。これにより幕府の権威は急速に失墜。長州戦争。長州征伐。 ⇒ちょう‐しゅう【長州】 ちょうじゅうせき‐しょう腸重積症チヤウヂユウ‥シヤウ 腸閉塞症の一型。腸の一部が隣接部の内腔に鞘状に嵌入かんにゅうし通過障害をおこす病気。小児、特に1歳以下の幼児に多く、嘔吐おうと・腹痛・血便・腹部膨隆などの閉塞症状を起こす。腸重畳症。 ちょうしゅう‐ちょう朝集帳テウシフチヤウ 律令制で、国司が1年間の行政および部下の勤務評定を太政官に報告した文書。 ⇒ちょう‐しゅう【朝集】 ちょうしゅう‐どう朝集堂テウシフダウ 大内裏だいだいりの朝堂院の南域にあった殿舎。朝堂院に入る前に百官が参集して控えた所。東西二堂が相対する。唐招提寺の講堂は平城宮の東朝集堂が施入せにゅうされたもの。朝集殿。調集堂。 ⇒ちょう‐しゅう【朝集】 ちょうしゅう‐ぶろ長州風呂チヤウシウ‥ 五右衛門風呂ごえもんぶろの一種で、鋳鉄製のもの。 ⇒ちょう‐しゅう【長州】 ちょうじゅう‐ほごく鳥獣保護区テウジウ‥ 禁猟区きんりょうくの正称。 ⇒ちょう‐じゅう【鳥獣】

ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐ばしら長者柱チヤウ‥ 四間取の民家で4室の接合する中心に立てる柱。宮城県・埼玉県などでいう。群馬県では都柱みやこばしらという。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじゃ‐ばんづけ長者番付チヤウ‥ 金持を上から順に列記したもの。税務署が毎年公表した高額納税者名簿の俗称。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

大辞林の検索結果 (98)

ちょう-じ【丁子・丁字】🔗🔉

ちょう-じ チヤウ― [1] 【丁子・丁字】 (1)フトモモ科の常緑高木。マルク諸島の原産。アフリカ・東南アジアで栽培される。葉は油点が多く芳香がある。花は筒状の白色四弁で香りが強く,枝頂に多数つく。蕾(ツボミ)を干したものを丁子・丁香あるいはクローブといい,香料として珍重される。また蕾・花柄・葉などから丁子油をとり,香料・薬用とする。 (2)家紋の一。丁子の実をかたどったもの。 (3)ジンチョウゲの俗称。[季]春。 (4)「丁子油」「丁子頭(ガシラ)」の略。 (5)刃文の一。丁子菊に似たにぎやかな乱れ刃。 丁子(2) [図]

ちょうじ-あぶら【丁子油】🔗🔉

ちょうじ-あぶら チヤウ― [4] 【丁子油】 ⇒ちょうじゆ(丁子油)

ちょうじ-いろ【丁子色】🔗🔉

ちょうじ-いろ チヤウ― [0] 【丁子色】 丁子の蕾(ツボミ)の煎汁で染め出した色。黄みの強い茶色。

ちょうじ-がしら【丁子頭】🔗🔉

ちょうじ-がしら チヤウ― 【丁子頭】 〔丁子の実に似ているところから〕 灯心のもえさしの先がかたまりになったもの。俗にこれが油の中に入ると財貨を得る吉兆であるといわれた。ちょうじあたま。丁子花。「昨夜の―を喜び,今朝の愁鵲(カラスナキ)を気にやむたぐひ/滑稽本・浮世床 2」

ちょうじ-がすみ【丁子霞】🔗🔉

ちょうじ-がすみ チヤウ― [4] 【丁子霞】 日本画で,絵の主要部分をひき立てるために,金箔(キンパク),砂子(スナゴ)などを用いて,画面の上下・中途に描いた,たなびくかすみの形。

ちょうじ-からくさ【丁子唐草】🔗🔉

ちょうじ-からくさ チヤウ― [5] 【丁子唐草】 文様の一。丁子の実と唐草とを組み合わせた図柄。

ちょうじ-ぎく【丁子菊】🔗🔉

ちょうじ-ぎく チヤウ― [3] 【丁子菊】 キク科の多年草。深山の湿地に自生。茎高約35センチメートル。葉は対生し,広披針形。八,九月,長い柄の先に黄色の頭花を数個散房状につける。クマギク。

ちょうじ-こう【丁子香】🔗🔉

ちょうじ-こう チヤウ―カウ [3] 【丁子香】 丁子の蕾(ツボミ)で作った香料。丁香。

ちょうじ-ざくら【丁子桜】🔗🔉

ちょうじ-ざくら チヤウ― [4] 【丁子桜】 バラ科の落葉小高木。山中に自生。四,五月,葉に先立って花弁の小さい淡紅色の五弁花を下垂してつける。花形が丁字形に見えるのでこの名がある。メジロザクラ。

ちょうじ-そう【丁子草】🔗🔉

ちょうじ-そう チヤウ―サウ [0] 【丁子草】 キョウチクトウ科の多年草。河岸や原野に自生。高さ50〜60センチメートル。葉は披針形。春,茎の上方に高坏(タカツキ)形の空色の花を集散状につける。果実は角状の袋果。 丁子草 [図]

ちょうじ-ぞめ【丁子染(め)】🔗🔉

ちょうじ-ぞめ チヤウ― [0] 【丁子染(め)】 丁子の蕾(ツボミ)の乾燥したものを濃く煮出した汁で染めること。また,それで染めたもの。香染めよりやや色が濃い。

ちょうじ-たで【丁子蓼】🔗🔉

ちょうじ-たで チヤウ― [3] 【丁子蓼】 アカバナ科の一年草。田などの湿地に自生。茎は高さ約50センチメートルで,赤味がある。葉は披針形。八,九月,葉腋に黄色の小花をつける。タゴボウ。

ちょうじ-ちゃ【丁子茶】🔗🔉

ちょうじ-ちゃ チヤウ― [3] 【丁子茶】 丁字の鉄媒染による濃い茶色。江戸時代初期に流行。

ちょうじ-びき【丁子引(き)】🔗🔉

ちょうじ-びき チヤウ― [0] 【丁子引(き)】 襖(フスマ)紙などで,白地に茶色の細い横線を引いたもの。

ちょうじ-ぶくろ【丁子袋】🔗🔉

ちょうじ-ぶくろ チヤウ― [4] 【丁子袋】 丁子などの香料をたきこめたにおい袋。

ちょうじ-ぶろ【丁子風炉】🔗🔉

ちょうじ-ぶろ チヤウ― [4] 【丁子風炉】 室内によいかおりをこめるために,丁子を入れて煎(セン)じる釜をかける風炉。

ちょうじ-ゆ【丁子油】🔗🔉

ちょうじ-ゆ チヤウ― [3] 【丁子油】 丁子の蕾(ツボミ)・花茎から得た精油。主成分としてオイゲノールを含む。弱い局所麻酔鎮痛作用があり,歯科医療で用いるほか,殺菌・防腐薬や香料としても広く使用される。丁香油。ちょうじあぶら。

ちょう-じ【弔事】🔗🔉

ちょう-じ テウ― [1] 【弔事】 (死去・葬儀などの)おくやみごと。不幸。 ⇔慶事

ちょう-じ【弔辞】🔗🔉

ちょう-じ テウ― [0] 【弔辞】 人の死をいたみ悲しむ気持ちをあらわした言葉や文。弔詞。

ちょう-じ【長時】🔗🔉

ちょう-じ チヤウ― [1] 【長時】 (1)長い時間。長時間。 (2)いつでも。常時。副詞的に用いる。「天子の御傍には大史の官とて八人の臣下,―に伺候して/太平記 35」

ちょう-じ【停止】🔗🔉

ちょう-じ チヤウ― 【停止】 (名)スル 〔「ちょう」は呉音〕 さしとめること。ていし。「天台座主明雲大僧上公請(クジヨウ)を―せらるるうへ/平家 2」

ちょう-じ【貼示】🔗🔉

ちょう-じ テフ― [1][0] 【貼示】 (名)スル はりつけて示すこと。

ちょう-じ【懲治】🔗🔉

ちょう-じ ―ヂ [1] 【懲治】 こらしめて悪心・悪癖をなおすこと。

ちょうじ-かん【懲治監】🔗🔉

ちょうじ-かん ―ヂ― [3] 【懲治監】 旧刑法で,刑事責任のない幼者または唖者(インアシヤ)を懲治するために留置した監獄。懲治場。

ちょう-じ【寵児】🔗🔉

ちょう-じ [1] 【寵児】 (1)特別にかわいがられている子供。 (2)世間でもてはやされている人物。人気者。流行児。「一躍文壇の―となる」「時代の―」

ちょうじ【長治】🔗🔉

ちょうじ チヤウヂ 【長治】 年号(1104.2.10-1106.4.9)。康和の後,嘉承の前。堀河天皇の代。

ちょう-じが【超自我】🔗🔉

ちょう-じが テウ― [3] 【超自我】 〔(ドイツ) ber-Ich; 英 superego〕 精神分析学で,イドや自我とともに精神を構成するとされる,良心の機能を営むもの。イドからくる衝動や自我の働きを,道徳・良心などによって抑制し,道徳的なものに向けさせる。

ちょう-じかん【長時間】🔗🔉

ちょう-じかん チヤウ― [3] 【長時間】 長い時間。長いあいだ。 ⇔短時間 「―にわたる討論」

ちょう-じく【長軸】🔗🔉

ちょう-じく チヤウヂク [0][1] 【長軸】 楕円の二つの軸のうち長い方の軸。楕円で二つの焦点を通る直線から楕円が切り取る線分。長径。 ⇔短軸

ちょう-じつ【長日】🔗🔉

ちょう-じつ チヤウ― [0] 【長日】 (1)晩春から夏にかけての,昼の時間の長い日。 (2)多くの日数。長時日。「―の御修法始めさせ給ふ/栄花(日蔭のかづら)」

ちょうじつ-しょくぶつ【長日植物】🔗🔉

ちょうじつ-しょくぶつ チヤウ― [6] 【長日植物】 日照時間が長くなり夜が短くなると花をつける植物。ダイコン・ホウレンソウ・ネギなど。 →短日植物

ちょうじつ-しょり【長日処理】🔗🔉

ちょうじつ-しょり チヤウ― [5] 【長日処理】 照明により,一日の暗期を少なくすることにより,開花を促すこと。長日植物に対して行われる。

ちょう-じつ【朝日】🔗🔉

ちょう-じつ テウ― [0] 【朝日】 あさひ。朝陽。

ちょう-じつげつ【長日月】🔗🔉

ちょう-じつげつ チヤウ― [3][4] 【長日月】 長い月日。長年月。

ちょう-じめ【帳締め】🔗🔉

ちょう-じめ チヤウ― [0][4] 【帳締め】 ある期間内の帳簿に記された収入・支出などを合計すること。

ちょう-じゃ【長者】🔗🔉

ちょう-じゃ チヤウ― [0][1] 【長者】 (1)〔「ちょうしゃ」とも〕 年上の人。目上の人。年長者。 (2)〔「ちょうしゃ」とも〕 徳のすぐれた人。おだやかな人柄の人。「彼を敬愛に価する―として認めてゐた/硝子戸の中(漱石)」 (3)金持ち。富豪。「億万―」 (4)長老。芸道などの最高の地位を示す称号として用いた。「五条の三位入道は此道の―にています/無名抄」 (5)氏(ウジ)の長として一族を統率する人。氏の長者。うじのかみ。「南京(=奈良)は例なくて罪なき―を配流せらる/平家 4」 (6)宿場の遊女宿の女主人。「彼宿の―ゆやがむすめ,侍従がもとに其夜は宿せられけり/平家 10」 (7)宿駅の長。うまやのおさ。「これは青墓の―にて候/謡曲・朝長」 (8)教王護国寺の最高位の僧。勅任で定められた。

ちょうじゃ-がい【長者貝】🔗🔉

ちょうじゃ-がい チヤウ―ガヒ [3] 【長者貝】 オキナエビスの異名。

ちょうじゃ-かがみ【長者鑑】🔗🔉

ちょうじゃ-かがみ チヤウ― [4] 【長者鑑】 富豪の氏名・財産などを列記したもの。

ちょうじゃ-がん【長者丸】🔗🔉

ちょうじゃ-がん チヤウ―グワン 【長者丸】 富豪となるための心得を,丸薬の処方に似せて説いたもの。「―といへる妙薬の方組/浮世草子・永代蔵 3」

ちょうじゃ-き【長者記】🔗🔉

ちょうじゃ-き チヤウ― 【長者記】 富豪の伝記。「今の小商人よく心得て,やがての―にのり給へ/浮世草子・新永代蔵」

ちょうじゃ-さんだい【長者三代】🔗🔉

ちょうじゃ-さんだい チヤウ― [4] 【長者三代】 苦労して財産を蓄えても,子は遺風を受けてよく守るが,孫はぜいたくになり浪費して家を傾けるから,長者の家も三代までしか続かない,ということ。

ちょうじゃ-せん【長者宣】🔗🔉

ちょうじゃ-せん チヤウ― 【長者宣】 氏長者(ウジノチヨウジヤ)の発する文書。普通は藤原氏のものをいい,御教書(ミギヨウシヨ)の形式をとる。

ちょうじゃ-でんせつ【長者伝説】🔗🔉

ちょうじゃ-でんせつ チヤウ― [4] 【長者伝説】 富豪の栄枯盛衰を語る伝説。全国的に分布し,その長者の屋敷跡と称する遺跡を伴うことが多い。「炭焼小五郎」など。

ちょうじゃ-ばしら【長者柱】🔗🔉

ちょうじゃ-ばしら チヤウ― [4] 【長者柱】 四間取りの住宅で,四室の接合する中心に立てる柱。地方によっては位置に相違があるが,重要な柱の一つとされている。都柱(ミヤコバシラ)。

ちょうじゃ-ばんづけ【長者番付】🔗🔉

ちょうじゃ-ばんづけ チヤウ― [4] 【長者番付】 長者の名を順に記したもの。特に,国税庁が毎年発表する高額納税者名簿の俗称。

ちょうじゃ-りょう【長者領】🔗🔉

ちょうじゃ-りょう チヤウ―リヤウ [3] 【長者領】 氏長者が相伝する所領。藤原氏の場合は,殿下渡領(デンカノワタリリヨウ)ともいう。

ちょう-じゃ【長蛇】🔗🔉

ちょう-じゃ チヤウ― 【長蛇】 ⇒ちょうだ(長蛇)

ちょう-じゃく【長尺】🔗🔉

ちょう-じゃく チヤウ― [0] 【長尺】 映画のフィルムの長いこと。また,そのフィルム。「―物」

ちょう-じゃく【鳥雀】🔗🔉

ちょう-じゃく テウ― [0] 【鳥雀】 スズメなどの小さな鳥。「晴を喜ぶ―の声耳に溢る/自然と人生(蘆花)」

ちょう-じゃく【朝夕】🔗🔉

ちょう-じゃく テウ― 【朝夕】 (1)朝と夕。ちょうせき。 (2)「朝夕雑色(ゾウシキ)」「朝夕人(ニン)」の略。

ちょうじゃく-ぞうしき【朝夕雑色】🔗🔉

ちょうじゃく-ぞうしき テウ―ザフ― 【朝夕雑色】 鎌倉時代,役所で雑用をした下級役人。

ちょうじゃく-にん【朝夕人】🔗🔉

ちょうじゃく-にん テウ― 【朝夕人】 (1)「朝夕雑色」に同じ。 (2)江戸時代,将軍外出の際,便器を持って随行した者。

ちょう-じゅ【長寿】🔗🔉

ちょう-じゅ チヤウ― [1] 【長寿】 (1)ながく生きること。長生き。長命。「―を保つ」「―の秘訣」 (2)普通よりも長く続くもののたとえ。「―番組」

ちょうじゅ-しゃかい【長寿社会】🔗🔉

ちょうじゅ-しゃかい チヤウ―クワイ [4] 【長寿社会】 高齢社会の別称。高齢化の原因が平均寿命の延長などの長寿によるところが大きい場合をいう。

ちょう-じゅ【聴衆】🔗🔉

ちょう-じゅ チヤウ― 【聴衆】 〔「ちょうしゅ」とも〕 〔仏〕 (1)説法や講説を聞く人々。「ある時には又行幸もあり―法用寺々に分かち召し/三宝絵詞(下)」 (2)法華八講などの講会(コウエ)に参列する僧衆の中で,講師と,講師に質問する問者以外の者。「―二十人講師三十人召し集めて/栄花(疑)」

ちょう-じゅう【弔銃】🔗🔉

ちょう-じゅう テウ― [0] 【弔銃】 軍人などの死をとむらうため,一斉に小銃をうつこと。

ちょう-じゅう【鳥銃】🔗🔉

ちょう-じゅう テウ― [0] 【鳥銃】 小銃のこと。

ちょう-じゅう【鳥獣】🔗🔉

ちょう-じゅう テウジウ [0] 【鳥獣】 とりやけもの。禽獣。

ちょうじゅう-ほごく【鳥獣保護区】🔗🔉

ちょうじゅう-ほごく テウジウ― [6] 【鳥獣保護区】 鳥獣の保護・繁殖のため,環境庁長官または都道府県知事が設ける区域。鳥獣の捕獲は,特に許可を受けた場合を除き禁止される。かつての禁猟区に代わるもの。

ちょう-じゅう【聴従】🔗🔉

ちょう-じゅう チヤウ― [0] 【聴従】 (名)スル 他人の意見を聞き入れて従うこと。「命令に雷同―するのみ/新聞雑誌 60」

ちょうじゅうぎが【鳥獣戯画】🔗🔉

ちょうじゅうぎが テウジウギグワ 【鳥獣戯画】 絵巻。四巻。京都高山寺蔵。蛙・兎・猿を描く甲巻,鳥獣や空想の生物を描く乙巻は平安末期の作,両巻ともに描写力にすぐれるがことに甲巻は秀逸。風俗や動物の戯態を描く丙巻・丁巻は鎌倉期の作。筆致は丙巻は緻密,丁巻は粗い。各巻筆を異にする詞書のない戯画。全巻生き生きとした白描に徹した優品。筆者を鳥羽僧正覚猷(カクユウ)とする説に確証はない。鳥獣人物戯画。

ちょう-じゅうせきしょう【腸重積症】🔗🔉

ちょう-じゅうせきしょう チヤウヂユウセキシヤウ [6] 【腸重積症】 腸管の一部がそれと続く腸管腔内へ入り込んで,腸管が閉塞され血行が妨げられた状態。乳幼児に多くみられ,発作性の嘔吐と腹痛・粘血便がみられる。

ちょうじゅうろう【長十郎】🔗🔉

ちょうじゅうろう チヤウジフラウ [0] 【長十郎】 ナシの栽培品種。明治中期,当麻長十郎が実生から発見したのでこの名がある。果肉は白色・多汁で,甘味が強く芳香がある。

ちょう-じゅく【調熟】🔗🔉

ちょう-じゅく テウ― [0] 【調熟】 (名)スル 物事を行うのによい状態・時期になること。

ちょう-じゅり【趙樹理】🔗🔉

ちょう-じゅり テウ― 【趙樹理】 (1906-1970) 中国,現代の小説家。山西省出身。「小二黒の結婚」で作家として認められ,以後,「李有才板話」「李家荘の変遷」「三里湾」などを発表。新しい農民像を描き,毛沢東の「文芸講話」を実践して文芸の大衆化を推進。チャオ=シューリー。

ちょう-じゅんすい【超純水】🔗🔉

ちょう-じゅんすい テウ― [3] 【超純水】 純水から,さらに不純物を除いた水。通常抵抗率が 18MΩ・cm 程度のもの。

ちょう-じょ【長女】🔗🔉

ちょう-じょ チヤウヂヨ [1] 【長女】 最初に生まれた女の子。

ちょう-じょう【長上】🔗🔉

ちょう-じょう チヤウジヤウ [0] 【長上】 (1)年上の人。また,目上の人。目上。「―の教えに従う」 (2)長官。上役。 (3)律令制で,毎日出仕しなければならない官職の総称。

ちょう-じょう【長城】🔗🔉

ちょう-じょう チヤウジヤウ [0] 【長城】 (1)国または領地の境に長距離にわたって設けられた城壁。 (2)万里の長城のこと。

ちょう-じょう【重畳】🔗🔉

ちょう-じょう ―デフ [0] 【重畳】 (ト|タル)スル[文]形動タリ (1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「―たる山脈」「中央に―せる山系/日本風景論(重昂)」 (2)この上もなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。感動詞的にも用いる。「―の至り」「それはでかした,―,―」「御無事でお帰りなさるは何より―/色懺悔(紅葉)」

ちょうじょう-さんすい【重畳山水】🔗🔉

ちょうじょう-さんすい ―デフ― [5] 【重畳山水】 画題の一。幾重にも重なった山なみを描いたもの。

ちょうじょう-てき【重畳的】🔗🔉

ちょうじょう-てき ―デフ― [0] 【重畳的】 (形動) 幾重にもかさなっているさま。

ちょう-じょう【頂上】🔗🔉

ちょう-じょう チヤウジヤウ [3] 【頂上】 (1)山などの,もっとも高い所。てっぺん。いただき。絶頂。 (2)それより上に行きようのない状態。「この好景気もここらが―だ」 (3)もっとも高い地位にある人。 (4)頭のてっぺん。「文覚が―より手足のつまさきたなうらに至るまで/平家 5」 (5)「重畳(チヨウジヨウ){(2)}」に同じ。「お互ひに無事で―/いさなとり(露伴)」

ちょうじょう-かいだん【頂上会談】🔗🔉

ちょうじょう-かいだん チヤウジヤウクワイ― [5] 【頂上会談】 巨頭会談。サミット。

ちょう-じょう【超乗】🔗🔉

ちょう-じょう テウ― [0] 【超乗】 (名)スル (1)車に飛び乗ること。転じて,時流に乗ること。「開化―したる人物/偽悪醜日本人(雪嶺)」 (2)のりこえること。「遥方の石室を望みて走る,…―して走りて/不二の高根(麗水)」

ちょう-じょう【超常】🔗🔉

ちょう-じょう テウジヤウ [0] 【超常】 常態を超えていること。「―的」

ちょうじょう-げんしょう【超常現象】🔗🔉

ちょうじょう-げんしょう テウジヤウ―シヤウ [5] 【超常現象】 自然界の法則を超越していて合理的な説明が不可能であるような現象。

ちょう-じょう【牒状】🔗🔉

ちょう-じょう テフジヤウ [0] 【牒状】 (1)まわしぶみ。回状。「一味同心に僉議して,山へも奈良へも―をこそおくりけれ/平家 4」 (2)訴訟の内容を書いた書状。訴状。

ちょう-じょく【寵辱】🔗🔉

ちょう-じょく [0] 【寵辱】 (1)寵愛されることと恥辱を受けること。 (2)栄えることと落ちぶれること。栄辱。

ちょう-じり【帳尻】🔗🔉

ちょう-じり チヤウ― [0] 【帳尻】 (1)帳簿の最後の部分。 (2)収支決算の結果。「どうやっても―が合わない」

ちょう・じる【長じる】🔗🔉

ちょう・じる チヤウ― [0][3] 【長じる】 (動ザ上一) 〔サ変動詞「長ずる」の上一段化〕 「長(チヨウ)ずる」に同じ。「―・じるに及んでその才能を発揮する」

ちょうじろう【長次郎】🔗🔉

ちょうじろう チヤウジラウ 【長次郎】 (1516-1589) 安土桃山時代の陶工。楽長次郎。楽焼の祖。千利休の指導のもとに侘茶(ワビチヤ)にふさわしい今焼茶碗を製作。代表作は,利休が選んだといわれる長次郎七種茶碗。

ちょうじろう-しちしゅ【長次郎七種】🔗🔉

ちょうじろう-しちしゅ チヤウジラウ― 【長次郎七種】 初代楽長次郎作の茶碗のうち,千利休が名作として選んだと伝えられる七種。黒楽(クロラク)の大黒(オオグロ)・鉢開(ハチビラキ)・東陽坊,赤楽の早船・検校・臨済・木守の七碗をいう。利休七種。

ちょう-じん【釣人】🔗🔉

ちょう-じん テウ― [0] 【釣人】 釣り人。太公望(タイコウボウ)。

ちょう-じん【鳥人】🔗🔉

ちょう-じん テウ― [0] 【鳥人】 飛行家やスキーの跳躍選手を鳥にたとえていう語。

ちょう-じん【超人】🔗🔉

ちょう-じん テウ― [0] 【超人】 (1)人なみはずれてすぐれた能力の持ち主。スーパーマン。 (2)〔(ドイツ) bermensch〕 〔哲〕 ニーチェ哲学の中心概念。人間を超克されるべき中間者と考え,その超克の極限に立てられる概念。権力意志により積極的に生を肯定し,キリスト教にかわり善悪の彼岸にあって民衆に命令を下す。その具体像はツァラツストラとされる。 →権力意志 →君主道徳

ちょうじん-てき【超人的】🔗🔉

ちょうじん-てき テウ― [0] 【超人的】 (形動) 普通の人のもつ能力をはるかに超えているさま。人間業とは思われないさま。「―なスタミナ」

ちょうじ【弔辞】(和英)🔗🔉

ちょうじ【弔辞】 a message of condolence;a memorial address.⇒悔(くや)み.

ちょうじ【寵児】(和英)🔗🔉

ちょうじ【寵児】 a popular writer (文壇の);a fortune's favorite (運命の).

ちょうじかん【長時間】(和英)🔗🔉

ちょうじかん【長時間】 for (many) hours.

ちょうじゃ【長者】(和英)🔗🔉

ちょうじゃ【長者】 [金持]a rich[wealthy]man;a millionaire (百万長者);→英和 a billionaire (億万長者).→英和 長者番付 a ranking list of millionaires.

ちょうじゅ【長寿】(和英)🔗🔉

ちょうじゅ【長寿】 a long life;longevity.→英和 〜を保つ live long[to a great age].長寿法 the secret of longevity.→英和

ちょうじゅう【鳥獣】(和英)🔗🔉

ちょうじゅう【鳥獣】 birds and beasts.

ちょうじょ【長女】(和英)🔗🔉

ちょうじょ【長女】 one's eldest[oldest]daughter.

ちょうじょう【頂上】(和英)🔗🔉

ちょうじょう【頂上】 the top[summit];→英和 the climax[peak](極点).→英和 頂上会談 a summit (conference).→英和

ちょうじり【帳尻】(和英)🔗🔉

ちょうじり【帳尻】 the balance of accounts.〜が合うbalance.→英和 〜をごまかす cook the accounts.

ちょうじる【長じる】(和英)🔗🔉

ちょうじる【長じる】 grow (up)(成長する);→英和 [ひいでる]be good;excel;→英和 be skilled[proficient].

ちょうじん【超人】(和英)🔗🔉

ちょうじん【超人】 a superman.→英和 〜的 superhuman.→英和

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