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すあい【牙儈・牙婆・数間・仲】スアヒ🔗⭐🔉
すあい【牙儈・牙婆・数間・仲】スアヒ
売買の仲買をすること。また、それを業とする人。また、その手数料。さいとり。すわい。
⇒すあい‐おんな【牙儈女】
⇒すあい‐とり【牙儈取】
ちゅう【仲】🔗⭐🔉
ちゅう【仲】
兄弟の第2番目。「伯―叔季しゅくき」
ちゅうあい‐てんのう【仲哀天皇】‥ワウ🔗⭐🔉
ちゅうあい‐てんのう【仲哀天皇】‥ワウ
記紀伝承上の天皇。日本武尊やまとたけるのみことの第2王子。皇后は神功皇后。名は足仲彦たらしなかつひこ。熊襲くまそ征討の途中、筑前国の香椎かしい宮で没したという。→天皇(表)
ちゅう‐か【仲夏】🔗⭐🔉
ちゅう‐か【仲夏】
(夏の3カ月の真ん中の意)陰暦5月の異称。〈[季]夏〉
ちゅう‐かい【仲介】🔗⭐🔉
ちゅう‐かい【仲介】
①両方の間に立って便宜をはかること。なかだち。「売買を―する」「―の労をとる」
②紛争解決のため当事者間に第三者が介入すること。国際法では居中調停という。
⇒ちゅうかい‐しょうにん【仲介商人】
⇒ちゅうかい‐ぼうえき【仲介貿易】
ちゅうかい‐しょうにん【仲介商人】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
ちゅうかい‐しょうにん【仲介商人】‥シヤウ‥
取引の代理または媒介をし、手数料を受け取る商人。代理商・問屋・取引所会員・取引員・仲買人・競売商など。
⇒ちゅう‐かい【仲介】
ちゅうかい‐ぼうえき【仲介貿易】🔗⭐🔉
ちゅうかい‐ぼうえき【仲介貿易】
外国間の取引を第三国が取り次ぐ貿易。貨物は外国相互間で移動し、代金決済は第三国が行う。
⇒ちゅう‐かい【仲介】
ちゅうきゅう【仲弓】🔗⭐🔉
ちゅうきゅう【仲弓】
冉雍ぜんようの字あざな。
ちゅうきょう‐てんのう【仲恭天皇】‥ワウ🔗⭐🔉
ちゅうきょう‐てんのう【仲恭天皇】‥ワウ
鎌倉前期の天皇。順徳天皇の第4皇子。名は懐成かねなり。半帝・九条廃帝とも。承久3年(1221)4月即位。5月承久の乱が起こり、7月退位。在位70余日。(1218〜1234)→天皇(表)
ちゅう‐けい【仲兄】🔗⭐🔉
ちゅう‐けい【仲兄】
長兄のすぐ次の兄。次兄。
ちゅう‐げん【中間】🔗⭐🔉
ちゅう‐げん【中間】
①なかほど。なかごろ。ちゅうかん。枕草子84「―にあやしの食ひ物やと」
②〔仏〕前仏の釈迦と後仏の弥勒みろくとの中間の救われ難い時期。→二仏中間。
③(「仲間」とも書く)中世、公家・武家・寺院などに仕える従者の一種。侍と小者との中間に位する。近世には武家の奉公人で、雑役に従事。足軽と小者との中間に位する。
⇒ちゅうげん‐おとこ【中間男】
⇒ちゅうげん‐ぜん【中間禅】
⇒ちゅうげん‐ほうし【中間法師】
⇒ちゅうげん‐ろうぜき【中間狼藉】
ちゅう‐さい【仲裁】🔗⭐🔉
ちゅう‐さい【仲裁】
争いの間に入り、双方を和解させること。仲直りの取持ち。法的には、当事者を直ちに拘束する点が、当事者の承諾をまって拘束する調停と異なる。「―に入る」→仲裁裁定→調停2。
⇒ちゅうさい‐けいやく【仲裁契約】
⇒ちゅうさい‐さいてい【仲裁裁定】
⇒ちゅうさい‐さいばん【仲裁裁判】
⇒ちゅうさい‐はんだん【仲裁判断】
ちゅうさい‐けいやく【仲裁契約】🔗⭐🔉
ちゅうさい‐けいやく【仲裁契約】
1名または数名の仲裁人を選定して私法上の法律関係についての現在または将来の争いの仲裁をさせ、これに服することを目的とする当事者間の契約。また、国際紛争を国際裁判に付託すべきことを約する国家間の合意。
⇒ちゅう‐さい【仲裁】
ちゅうさい‐さいてい【仲裁裁定】🔗⭐🔉
ちゅうさい‐さいてい【仲裁裁定】
労働関係調整法および特定独立行政法人等労働関係法により労働委員会が労働争議に関して、その解決のための裁断を与えること。労働協約と同じ効力がある。
⇒ちゅう‐さい【仲裁】
ちゅうさい‐さいばん【仲裁裁判】🔗⭐🔉
ちゅうさい‐さいばん【仲裁裁判】
国際紛争を、紛争当事国が合意により選任した第三者の判断に従って解決する制度。第三者を当事国が選ぶ点で国際司法裁判と異なり、その判断が法的拘束力をもつ点で国際調停と異なる。
⇒ちゅう‐さい【仲裁】
ちゅうさい‐はんだん【仲裁判断】🔗⭐🔉
ちゅうさい‐はんだん【仲裁判断】
仲裁契約に基づき、当事者の合意または裁判所の選定による仲裁人が、その民事上の争いについて下す判断。当事者間に確定判決と同じ効力を生ずる。
⇒ちゅう‐さい【仲裁】
ちゅうざん‐ぽ【仲山甫】🔗⭐🔉
ちゅうざん‐ぽ【仲山甫】
周代、魯の献公の子。樊侯はんこう。宣王の卿士となって周室を補佐した。
ちゅうじ【仲尼】‥ヂ🔗⭐🔉
ちゅうじ【仲尼】‥ヂ
孔子の字あざな。
ちゅう‐しゅう【仲秋】‥シウ🔗⭐🔉
ちゅう‐しゅう【仲秋】‥シウ
(秋の3カ月の真ん中の意。チュウジュウとも)陰暦8月の異称。〈[季]秋〉
ちゅう‐しゅん【仲春】🔗⭐🔉
ちゅう‐しゅん【仲春】
(春の3カ月の真ん中の意)陰暦2月の異称。〈[季]春〉
ちゅう‐しょう【仲商】‥シヤウ🔗⭐🔉
ちゅう‐しょう【仲商】‥シヤウ
陰暦8月の異称。仲秋。
ちゅうたつ【仲達】🔗⭐🔉
ちゅうたつ【仲達】
司馬懿しばいの字あざな。「死せる孔明、生ける―を走らす」
ちゅう‐とう【仲冬】🔗⭐🔉
ちゅう‐とう【仲冬】
(冬の3カ月の真ん中の意)陰暦11月の異称。〈[季]冬〉
ちゅう‐にん【仲人・中人】🔗⭐🔉
ちゅう‐にん【仲人・中人】
①なかだちをする人。なこうど。〈日葡辞書〉
②仲裁をする人。
ちゅう‐ばい【仲媒・中媒】🔗⭐🔉
ちゅう‐ばい【仲媒・中媒】
なこうど。なかだち。媒介。
ちゅう‐ほ【仲保】🔗⭐🔉
ちゅう‐ほ【仲保】
〔宗〕神と人との間の宥和ゆうわ媒介をなすこと。
⇒ちゅうほ‐しゃ【仲保者】
ちゅうほ‐しゃ【仲保者】🔗⭐🔉
ちゅうほ‐しゃ【仲保者】
〔宗〕(mesites ギリシア・mediator ラテン)神と人との間を仲介する存在。ユダヤ教ではモーセが、キリスト教ではイエス=キリストがその典型。
⇒ちゅう‐ほ【仲保】
ちゅう‐よう【仲陽】‥ヤウ🔗⭐🔉
ちゅう‐よう【仲陽】‥ヤウ
陰暦2月の称。仲春。
ちゅう‐りつ【仲立】🔗⭐🔉
ちゅう‐りつ【仲立】
①2者の間に立つこと。
②なかだち。仲介。媒介。
ちゅう‐りょ【仲呂・中呂】🔗⭐🔉
ちゅう‐りょ【仲呂・中呂】
①〔音〕中国の音名の一つ。十二律の下から6番目。日本の十二律の双調そうじょうに当たる。→十二律(表)。
②陰暦4月の異称。
ちゅう‐ろ【仲呂・中呂】🔗⭐🔉
ちゅう‐ろ【仲呂・中呂】
⇒ちゅうりょ
なか【中・仲】🔗⭐🔉
なか【中・仲】
➊一定の区画・範囲の内。「外」に対する。
①内部。うち。竹取物語「筒の―光りたり」。「―から呼ぶ」「予算の―でまかなう」
②心の中。胸中。源氏物語常夏「―に思ひはありもやすらむ」
③(廓の中の意で)江戸で吉原、大坂で新町の遊郭の称。浄瑠璃、女殺油地獄「それそれそこへ縞縮に鹿の子の帯、確かに―の風と見た」
➋一つづきの物事の両端でない部分。三つのものの中央。
①中部。中央。古今和歌集秋「竜田川紅葉乱れて流るめり渡らば錦―や絶えなむ」。「―高」「―日」
②中等。中位。土佐日記「上かみ・―・下しも酔ひあきて」
③多くの物事のうち。竹取物語「天人の―に持たせたる箱あり」
④二つの物事の中間。間あいだ。万葉集15「山川を―に隔へなりて安けくもなし」。「―三日置いて」
⑤ある事が起き、まだ終わらない間。ある状態にある、その間。「忙しい―を御足労願う」
⑥(多く「仲」と書く)男女・夫婦・親子・兄弟・知人等の人間関係。間柄。古今和歌集序「男女の―をもやはらげ」。源氏物語桐壺「右の大臣の御―はいとよからねど」。「―を裂く」
⑦(中国の「伯仲叔季」の訓からか)三人以上の兄弟姉妹の2番目。源氏物語東屋「―に当るをなむ姫君とて」
⑧月の中旬。増鏡「二月きさらぎの―の五日」
⇒中に立つ
⇒中に入る
⇒中を裂く
⇒中を取る
⇒中を直す
なか‐あき【仲秋】🔗⭐🔉
なか‐あき【仲秋】
陰暦8月の称。ちゅうしゅう。
なか‐い【中居・仲居】‥ヰ🔗⭐🔉
なか‐い【中居・仲居】‥ヰ
①殿中・大名邸の奥向にあった室で、勤仕の女の控えていた部屋。転じて、そこに勤めた女。御仲居。おすえ。手長。
②台所につづいた家人の居間。主婦の平常の居間。
③上女中と下女との中間の、小間使の女。
④遊女屋・料理屋などで、客に応接しその用を弁ずる女中。
⑤(山梨地方で)主婦をいう。
なか‐おいんど【仲追人】‥オヒ‥🔗⭐🔉
なか‐おいんど【仲追人】‥オヒ‥
牛の貸借の仲介人。
なか‐がい【仲買】‥ガヒ🔗⭐🔉
なか‐がい【仲買】‥ガヒ
問屋と小売商、あるいは生産者・荷主と問屋との中間に立って、売買の媒介をし営利をはかること。また、それを業とする人。ブローカー。「―人」
なか‐し【仲仕】🔗⭐🔉
なか‐し【仲仕】
荷物をかついで運ぶ人夫。また、土木業を手伝う人夫。なかしゅ。なかせ。「沖―」
なか‐じゃく【仲酌・中酌】🔗⭐🔉
なか‐じゃく【仲酌・中酌】
仲をとりもつこと。仲介すること。なこうど。媒酌。
なか‐せ【仲背】🔗⭐🔉
なか‐せ【仲背】
(→)「なかし(仲仕)」に同じ。
なか‐たがい【仲違い】‥タガヒ🔗⭐🔉
なか‐たがい【仲違い】‥タガヒ
仲が悪くなること。なかちがい。「兄弟の―」
なか‐だち【仲立・媒】🔗⭐🔉
なか‐だち【仲立・媒】
①双方の間に立って事を取り持つこと。特に、男女間の媒酌をすること。また、その人。橋渡し。武烈紀「―を遣はして」。「和解の―をする」
②仲立営業の略。
⇒なかだち‐えいぎょう【仲立営業】
⇒なかだち‐ぐち【仲立口】
⇒なかだち‐にん【仲立人】
なかだち‐えいぎょう【仲立営業】‥ゲフ🔗⭐🔉
なかだち‐えいぎょう【仲立営業】‥ゲフ
手数料を受け、他人の商行為の媒介をする営業。証券業者・商品仲買人・船舶仲立人・土地売買周旋人などの営業の類。
⇒なか‐だち【仲立・媒】
なかだち‐ぐち【仲立口】🔗⭐🔉
なかだち‐ぐち【仲立口】
双方の間に入ってうまく取りなすことば。なこうどぐち。
⇒なか‐だち【仲立・媒】
なかだち‐にん【仲立人】🔗⭐🔉
なかだち‐にん【仲立人】
①なかだちをする人。媒介者。
②仲立営業をする商人。ブローカー。
⇒なか‐だち【仲立・媒】
なか‐だて【仲立】🔗⭐🔉
なか‐だて【仲立】
(→)「なかだち(仲立)」に同じ。
なか‐ち【仲】🔗⭐🔉
なか‐ち【仲】
(→)「なかちこ」に同じ。
⇒なかち‐こ【仲子】
なか‐ちがい【仲違い】‥チガヒ🔗⭐🔉
なか‐ちがい【仲違い】‥チガヒ
(→)「なかたがい」に同じ。
なか‐ちが・う【仲違ふ】‥チガフ🔗⭐🔉
なか‐ちが・う【仲違ふ】‥チガフ
〔自四〕
仲たがいする。不和になる。〈日葡辞書〉
なか‐ちょう【仲町】‥チヤウ🔗⭐🔉
なか‐ちょう【仲町】‥チヤウ
江戸深川の遊里の地名。辰巳たつみ芸者の発祥地。
なか‐つ‐おじ【中つ小父・仲父】‥ヲヂ🔗⭐🔉
なか‐つ‐おじ【中つ小父・仲父】‥ヲヂ
父の兄弟の中で、年齢が中間にある人。〈倭名類聚鈔(十巻本)1〉
なか‐つぎ【中次ぎ・中継ぎ】🔗⭐🔉
なか‐つぎ【中次ぎ・中継ぎ】
①始めと終りとの間をつなぐこと。二つの間のつなぎ。ちゅうけい。「―投手」
②幼年の相続者が成長するまで一時家督を継ぐこと。また、その人。
③(「仲次」とも書く)双方の間に立って事を取り次ぐこと。また、そのもの。取次ぎ。「―商」
④三味線の棹さお、尺八などの中間を継ぎ合わすようにしたもの。また、その継ぎ合わす部分。
⑤抹茶の茶入で、蓋ふたと身の高さが同じで中央で合うもの。
⑥藺いを中央で継いで織ったむしろ。
⇒なかつぎ‐ぼうえき【中継ぎ貿易】
なか‐つ‐こ【中つ子・仲子】🔗⭐🔉
なか‐つ‐こ【中つ子・仲子】
兄弟の中で、年齢が中間にある子。なかちこ。なかこ。応神紀「―仲彦なかつひこに封ことよさす」
なか‐なおし【中直し】‥ナホシ🔗⭐🔉
なか‐なおし【中直し】‥ナホシ
①(「仲直し」とも書く)仲を直すこと。仲直りさせること。狂言、石神「どなたが―なされてもあの男はふつふつ厭で」
②(→)上美濃に同じ。
なか‐なおり【中直り】‥ナホリ🔗⭐🔉
なか‐なおり【中直り】‥ナホリ
①(「仲直り」とも書く)仲が悪くなっていた間柄が、また仲好くなること。和睦。
②長い病気で死ぬ少し前に一時治るように見えること。なかびより。
なか‐の‐あき【仲の秋】🔗⭐🔉
なか‐の‐あき【仲の秋】
陰暦8月の異称。仲秋ちゅうしゅう。
なかのちょう【仲之町】‥チヤウ🔗⭐🔉
なかのちょう【仲之町】‥チヤウ
大門おおもん口から水道尻に至る吉原遊郭の中央通り。吉原の中心街として賑わった。
なか‐の‐なつ【仲の夏】🔗⭐🔉
なか‐の‐なつ【仲の夏】
陰暦5月の異称。仲夏ちゅうか。
なか‐の‐はる【仲の春】🔗⭐🔉
なか‐の‐はる【仲の春】
陰暦2月の異称。仲春ちゅうしゅん。
なか‐の‐ふゆ【仲の冬】🔗⭐🔉
なか‐の‐ふゆ【仲の冬】
陰暦11月の異称。仲冬ちゅうとう。
なか‐ばたらき【中働き・仲働き】🔗⭐🔉
なか‐ばたらき【中働き・仲働き】
①奥向きと勝手向きとの間の雑用をする女中。夏目漱石、彼岸過迄「須永の家は彼と彼の母と―と下女の四人暮しである」
②名題なだい役者に仕えて楽屋の用をする下級の立役、また下男。
なか‐びと【中人・仲人】🔗⭐🔉
なか‐びと【中人・仲人】
なかだちとなる人。なこうど。ちゅうにん。催馬楽、浅水「―立てて」
なか‐ま【仲間】🔗⭐🔉
なか‐ま【仲間】
①ともに事をする人。同じ仕事をする人。また、その集り。同類。伴侶。たぐい。
②近世における商工業者の独占的な同業組合。株仲間。
⇒なかま‐いしき【仲間意識】
⇒なかま‐いり【仲間入り】
⇒なかま‐うけ【仲間受け】
⇒なかま‐うち【仲間内】
⇒なかま‐がい【仲間買い】
⇒なかま‐ぐい【仲間食い】
⇒なかま‐さんよう【仲間算用】
⇒なかま‐だおし【仲間倒し】
⇒なかま‐はずれ【仲間外れ】
⇒なかま‐われ【仲間割れ】
なかま‐いしき【仲間意識】🔗⭐🔉
なかま‐いしき【仲間意識】
互いに同じ組織の仲間だと感じる連帯の意識。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐いり【仲間入り】🔗⭐🔉
なかま‐いり【仲間入り】
仲間に加わること。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐うけ【仲間受け】🔗⭐🔉
なかま‐うけ【仲間受け】
仲間の気受け。仲間の間の評判。「―をねらう」
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐うち【仲間内】🔗⭐🔉
なかま‐うち【仲間内】
気心の知れた者たちの内部。「―での話題」
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐がい【仲間買い】‥ガヒ🔗⭐🔉
なかま‐がい【仲間買い】‥ガヒ
仲間同士で金を出し合って買うこと。好色一代女4「―の安部茶」
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐ぐい【仲間食い】‥グヒ🔗⭐🔉
なかま‐ぐい【仲間食い】‥グヒ
仲間うちを食いあらすこと。また、その人。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐さんよう【仲間算用】🔗⭐🔉
なかま‐さんよう【仲間算用】
仲間同士の間での金銭勘定。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐だおし【仲間倒し】‥ダフシ🔗⭐🔉
なかま‐だおし【仲間倒し】‥ダフシ
仲間の者に損害を与えること。また、その人。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐はずれ【仲間外れ】‥ハヅレ🔗⭐🔉
なかま‐はずれ【仲間外れ】‥ハヅレ
仲間から除かれること。また、その人。
⇒なか‐ま【仲間】
なかま‐われ【仲間割れ】🔗⭐🔉
なかま‐われ【仲間割れ】
仲違いして仲間同士が分裂すること。
⇒なか‐ま【仲間】
なか‐みせ【仲店・仲見世】🔗⭐🔉
なか‐みせ【仲店・仲見世】
社寺の境内などにある商店街。久保田万太郎、お米と十吉「―で十月の雑誌を買ひ、雷門かみなりもんで紅茶を飲のんで、いつもの通り厩橋うまやばしまで」。「浅草―」
なか‐よし【仲良し・仲好し】🔗⭐🔉
なか‐よし【仲良し・仲好し】
仲がよいこと。また、その間柄の人。親友。「大の―」
⇒なかよし‐こよし【仲好し小好し】
なかよし‐こよし【仲好し小好し】🔗⭐🔉
なかよし‐こよし【仲好し小好し】
仲よし。「こよし」を添えて口調をよくした語。
⇒なか‐よし【仲良し・仲好し】
なからい【仲らい】ナカラヒ🔗⭐🔉
なからい【仲らい】ナカラヒ
①人と人との間柄。交際。源氏物語宿木「ただ人の―などのやうに」。「夫婦の―」
②親族。血縁。源氏物語東屋「上達部の筋にて―も物ぎたなき人ならず」
なこうど【仲人・媒】ナカウド🔗⭐🔉
なこうど【仲人・媒】ナカウド
(ナカビトの音便)なかに立って橋渡しをする人。主として結婚の媒介をする人。媒妁ばいしゃく人。落窪物語2「誰が―してしはじめしぞ」。「―を頼まれる」
⇒なこうど‐おや【仲人親】
⇒なこうど‐ぐち【仲人口】
⇒なこうど‐さわぎ【仲人騒】
⇒仲人は宵の口
なこうど‐おや【仲人親】ナカウド‥🔗⭐🔉
なこうど‐おや【仲人親】ナカウド‥
媒酌人のこと。杯親さかずきおや。
⇒なこうど【仲人・媒】
なこうど‐ぐち【仲人口】ナカウド‥🔗⭐🔉
なこうど‐ぐち【仲人口】ナカウド‥
仲人が縁談をまとめるために、ほどよくとりなしていうことば。多くは、あてにならないことにいう。桂庵口けいあんぐち。
⇒なこうど【仲人・媒】
なこうど‐さわぎ【仲人騒】ナカウド‥🔗⭐🔉
なこうど‐さわぎ【仲人騒】ナカウド‥
仲人の仲裁を要するほどの夫婦喧嘩。
⇒なこうど【仲人・媒】
○仲人は宵の口なこうどはよいのくち
結婚の仲人の仕事は式の夜の宵に終わるもの、早く引き揚げるがよい。
⇒なこうど【仲人・媒】
○仲人は宵の口なこうどはよいのくち🔗⭐🔉
○仲人は宵の口なこうどはよいのくち
結婚の仲人の仕事は式の夜の宵に終わるもの、早く引き揚げるがよい。
⇒なこうど【仲人・媒】
なごえ‐りゅう【名越流】‥リウ
浄土宗鎮西派六流の一つ。良忠の門下の尊観(1239〜1316)を流祖とし、鎌倉名越の善導寺に住して教えを弘めたからいう。善導寺流。
なご‐おや【名子親】
名子の所属する家の主人。
な‐こく【奴国】
⇒なのくに
な‐こくし【名国司】
(ミョウコクシとも。名ばかりの国司の意)年官により名義上だけ補任されて、その職にあたらない国司。
な‐ごし【夏越・名越】
「夏越の祓」の略。〈[季]夏〉。忠見集「みな月の―はらふるかみのごと」
⇒なごし‐の‐かぐら【夏越の神楽】
⇒なごし‐の‐せっく【夏越の節供】
⇒なごし‐の‐つき【夏越の月】
⇒なごし‐の‐はらえ【夏越の祓】
⇒なごし‐の‐みそぎ【夏越の御禊】
なご・し【和し】
〔形ク〕
①ないでいる。なごやかである。おだやかである。枕草子306「さばかり―・かりつる海ともみえずかし」。更級日記「猫のいと―・う鳴いたるを」
②やわらかである。源氏物語梅枝「高麗こまの紙のはだこまかに―・うなつかしきが」
なご‐じ【那古寺】
千葉県館山市にある真言宗の寺。717年(養老1)行基の創建と伝え、円仁の再興になるといわれる。坂東三十三所第33番の札所。なこでら。
なごし‐の‐かぐら【夏越の神楽】
夏越の祓に行う神楽。忠見集「みな上のここら流れて行く水にいとど―をぞする」
⇒な‐ごし【夏越・名越】
なごし‐の‐せっく【夏越の節供】
陰暦6月晦日の行事。民間では、この日は河童かっぱ(水神)が山から下りると言い伝え、人・牛馬の水浴・みそぎが行われた。→なごしのはらえ。
⇒な‐ごし【夏越・名越】
なごし‐の‐つき【夏越の月】
(夏越の祓の行われる月の意)陰暦6月の異称。宇津保物語祭使「人はいさ―ぞたのまれし」
⇒な‐ごし【夏越・名越】
なごし‐の‐はらえ【夏越の祓】‥ハラヘ
毎年6月晦日に行われる大祓の神事。神社では参詣人に茅ちの輪をくぐらせて祓い浄める。邪神を和なごめるために行うから名づけた。夏祓。みなづきのはらえ。茅の輪くぐり。輪越祭。〈[季]夏〉
⇒な‐ごし【夏越・名越】
なごし‐の‐みそぎ【夏越の御禊】
(→)「夏越の祓」に同じ。源氏物語順集「岩波の立ち返るせは井堰いぜきより―すとや聞くらむ」
⇒な‐ごし【夏越・名越】
なご・す【和す】
〔他四〕
なごやかにする。おだやかにする。春雨物語「あらえびす等をよく―・し給ふ」
なこそ‐の‐せき【勿来関】
(勿来は夷人来るなかれの意とも波越の意ともいう)古代の奥羽三関の一つ。遺称地は福島県いわき市勿来の九面ここづら付近とされるが、諸説がある。もと菊多の関と称した。源義家の「吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山桜かな」(千載集巻2)などで名高い。(歌枕) 枕草子111「関は…それを―といふにやあらん」
な‐ことば【名詞】
名詞めいしの旧称。
なご‐の‐うみ【那古の海】
大阪市住吉区の、今は陸地となった海浜。(歌枕)
なご‐の‐うら【奈呉の浦】
富山県高岡市北東部伏木ふしき港から射水いみず市にかけての地。今の放生津ほうじょうづ潟が万葉集の奈呉の江の残り。(歌枕)
なご・む【和む】
[一]〔自五〕
なごやかになる。おだやかになる。やわらぐ。なぐ。源氏物語夕霧「おのづから―・みつつ物し給ふを」。「心が―・む」
[二]〔他下二〕
なごやかにする。なだめる。やわらげる。雨月物語4「―・めつおどしつかはるがはる物うちいへど」
なごや【名古屋】
愛知県西部の市。濃尾平野の南東端に位置する。県庁所在地。政令指定都市の一つ。古くは那古野、ついで名児屋・名護屋と書いた。もと御三家の筆頭尾張徳川氏62万石の城下町。中部日本の商業・交通・行政の中心で、中京工業地帯の中核。人口221万5千。中京。
⇒なごや‐あんどん【名古屋行灯】
⇒なごや‐おうぎ【名古屋扇】
⇒なごや‐おび【名古屋帯】
⇒なごや‐おんど【名古屋音頭】
⇒なごや‐こうぎょう‐だいがく【名古屋工業大学】
⇒なごや‐こうぎょう‐ちたい【名古屋工業地帯】
⇒なごや‐コーチン【名古屋コーチン】
⇒なごや‐じけん【名古屋事件】
⇒なごや‐じょう【名古屋城】
⇒なごや‐じんく【名古屋甚句】
⇒なごや‐せん【名古屋扇】
⇒なごや‐だいがく【名古屋大学】
なごや【名古屋】
姓氏の一つ。
⇒なごや‐げんい【名古屋玄医】
⇒なごや‐さんざ【名古屋山三】
なごや【名護屋】
佐賀県北部、東松浦半島北端の海岸沿いの村(現、唐津市)。中世、松浦まつら党の一族、名護屋氏の本拠地。豊臣秀吉は朝鮮出兵の際この地に本営をおき、名護屋城を築いた。那古邪。
⇒なごや‐おび【名護屋帯】
な‐ごや【魚小屋】
出稼ぎの漁夫の宿泊所。また、魚の集散を便にするために造った小屋。納屋なや。番屋。
なご‐や【和や】
(ヤは接尾語)やわらかなこと。また、やわらかなさま。万葉集4「むしぶすま―が下に臥せれども」
なごや‐あんどん【名古屋行灯】
江戸中期以後用いられた角行灯かくあんどんの一種。火袋の框かまちを細い鉄で造ったものの称。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐おうぎ【名古屋扇】‥アフギ
⇒なごやせん。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐おび【名古屋帯】
総丈340センチメートルくらいの女帯。お太鼓になる部分すなわち丈の3分の1くらいを並幅とし、あとの部分は半幅に仕立てたもの。大正初年に名古屋で考案され、流行し始めた。→名護屋帯なごやおび。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐おび【名護屋帯】
室町末期から江戸初期に行われた、糸を丸打または平打にし、両端にふさをつけた帯。白・紅または青・黄・赤などの色糸をまぜて組んだ細組紐で、後ろまたは横で諸羂もろわなに結び垂れた。夏帯で、男も用いた。もと名護屋で産したからいう。→名古屋帯
⇒なごや【名護屋】
なごや‐おんど【名古屋音頭】
名古屋で行われた音頭。宝永(1704〜1711)の頃、京都の蔦山音頭が名古屋に入って踊音頭を生じたものという。
⇒なごや【名古屋】
なご‐やか【和やか】
気分がやわらいでいるさま。おだやか。のどやか。ものやわらか。源氏物語賢木「なつかしう―にぞおはします」。「―な雰囲気」「―に話し合う」
なごや‐げんい【名古屋玄医】
江戸前期の医家。号、丹水。京都の人。古医方の先駆者。後漢の張仲景が説く傷寒論を重んじた。著「纂言方考」「金匱註解」など。(1628〜1696)
⇒なごや【名古屋】
なごや‐こうぎょう‐だいがく【名古屋工業大学】‥ゲフ‥
国立大学法人の一つ。前身は1905年(明治38)創立の名古屋高等工業学校。49年新制大学。2004年法人化。名古屋市昭和区。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐こうぎょう‐ちたい【名古屋工業地帯】‥ゲフ‥
(→)中京工業地帯に同じ。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐コーチン【名古屋コーチン】
鶏の一品種。コーチン種と在来種の地鶏との雑種を名古屋地方で改良したもの。現在は名古屋種として固定。体丸く、羽は褐色。卵肉兼用。
名古屋コーチン
撮影:小宮輝之
⇒なごや【名古屋】
なごや‐さんざ【名古屋山三】
出雲阿国いずものおくにと歌舞伎踊を創始したとされる伝説的人物。阿国歌舞伎の舞台に名古屋山三郎の亡霊を登場させたことの誤伝という。史実の山三郎は名越氏。蒲生氏郷がもううじさとの小姓。美男の伊達者で、浪人ののち美濃兼山城主森忠政に出仕、刃傷事件で死亡。(1572〜1603)
⇒なごや【名古屋】
なごや‐じけん【名古屋事件】
自由民権運動の激化事件の一つ。1884年(明治17)名古屋地方の自由党左派が政府転覆を計画し、強盗などを働いたかどで逮捕され、3名が死刑、奥宮おくのみや健之ら23名が無期懲役などに処せられた。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐じょう【名古屋城】‥ジヤウ
名古屋市中区にある城。1609年(慶長14)徳川家康が天下普請による築城を命じ、14年(慶長19)完成、第9子義直(尾張徳川氏)が入城した。加藤清正は本丸の石垣構築に従事。天守閣上の金の鯱しゃちにより金城の名をうたわれた。本丸御殿は当時の殿舎建築の代表的なもの。太平洋戦争で焼失、戦後再建。内部の障壁画は近世初期の絵画として貴重。蓬左城。楊柳城。
名古屋城
撮影:山梨勝弘
⇒なごや【名古屋】
なごや‐じんく【名古屋甚句】
名古屋地方の俗謡。相撲甚句から生まれたという。明治20年代の初め、東京にも移入。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐せん【名古屋扇】
名古屋で作られる、骨が密で、地紙に渋をひいた扇おうぎ。
⇒なごや【名古屋】
なごや‐だいがく【名古屋大学】
国立大学法人の一つ。前身は1871年(明治4)設置の仮病院・仮医学校を起源とし、1939年に創設された名古屋帝国大学。49年旧制の第八高等学校・名古屋経専・岡崎高師を統合して新制大学となる。2004年法人化。本部は名古屋市千種区。
⇒なごや【名古屋】
なご‐らん【名護蘭】
(沖縄の名護岳に生えるからいう)ラン科の常緑多年草。暖地の樹上や岩上に着生。茎は短く数センチメートル、葉は3〜5枚がつき、革質長楕円形。夏、紅紫色の斑点のある緑白色の花を総状に開く。香気が強い。
なごり【名残・余波】
(ナミ(波)ノコリ(残)の約という)
➊(「余波」と書く)
①風が静まって後も、なおしばらく波の立っていること。また、その波。万葉集7「なごの海の朝けの―」
②波が退いて後に汀みぎわに残る波。また、残された海藻など。万葉集6「難波潟潮干の―」
➋①物事の過ぎ去った後、なおその気配や影響などの残ること。余韻。万葉集11「待ちし夜の―そ今も寝いねかてにする」。方丈記「かくおびたたしくふる事は、しばしにて止みにしかども、その―しばしは絶えず」。「昔の―をとどめる」
②特に、人との別れを惜しむ気持。源氏物語若紫「―も慰めがたう泣き居給へり」。「―が尽きない」
③もれ残ること。もれ残り。源氏物語紅葉賀「―なく内にも宮人も喜び聞え給ふ」
④別れること。また、別れとなること。ものごとの終り。天草本平家物語「―を惜しみ、涙を流されぬはなかつた」
⑤子孫。栄華物語様々喜「尚侍、六の女御など聞えし御―も」
⑥「名残の折」の略。
⇒なごり‐がお【名残顔】
⇒なごり‐きょうげん【名残狂言】
⇒なごり‐の‐うら【名残の裏】
⇒なごり‐の‐おもて【名残の表】
⇒なごり‐の‐おり【名残の折】
⇒なごり‐の‐さかずき【名残の杯】
⇒なごり‐の‐しも【名残の霜】
⇒なごり‐の‐そで【名残の袖】
⇒なごり‐の‐たもと【名残の袂】
⇒なごり‐の‐ちゃ【名残の茶】
⇒なごり‐の‐つき【名残の月】
⇒なごり‐の‐なみだ【名残の涙】
⇒なごり‐の‐はな【名残の花】
⇒なごり‐の‐ゆき【名残の雪】
⇒なごり‐やみ【名残病み】
なごり‐おし・い【名残惜しい】‥ヲシイ
〔形〕
別れがつらく心残りである。
なごり‐がお【名残顔】‥ガホ
なごり惜しそうな顔つき。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐きょうげん【名残狂言】‥キヤウ‥
①役者がその地を離れようとし、または引退しようとする時に演ずる歌舞伎狂言。お名残狂言。
②9月に入って行われる歌舞伎興行。11月が年度変りだったところからの名。秋狂言。九月狂言。〈[季]秋〉
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐うら【名残の裏】
連歌・俳諧の懐紙かいしの「名残の折」の裏。略して、名裏。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐おもて【名残の表】
連歌・俳諧の懐紙かいしの「名残の折」の表。略して、名表。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐おり【名残の折】‥ヲリ
連歌・俳諧の懐紙かいしの最後の一折。百韻では表14句・裏8句、歌仙では表12句・裏6句を記す。略して名残または名。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐さかずき【名残の杯】‥サカヅキ
名残を惜しんでくみかわす杯。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐しも【名残の霜】
八十八夜の頃に、これを限りにして置く霜。忘れ霜。別れ霜。〈[季]春〉
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐そで【名残の袖】
名残を惜しんで分かつ袖。謡曲、松虫「さらばよ友人―を招く尾花の」
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐たもと【名残の袂】
(→)「名残の袖」に同じ。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐ちゃ【名残の茶】
茶の湯で、古茶の名残に、陰暦の8月末から9月までに行う茶事。残茶。今は、風炉から炉に移る10月の中頃から11月初めに行う。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐つき【名残の月】
①夜明けの空に残った月。ありあけの月。残月。
②一年中の最後の名月、すなわち陰暦九月十三夜の月。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐なみだ【名残の涙】
名残を惜しんで流す涙。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐はな【名残の花】
①散り残った花。特に桜の花を指すことがある。残花。〈[季]春〉。玉葉集春「春をしたふ―も」
②(→)「においのはな」に同じ。
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐の‐ゆき【名残の雪】
春になってから冬のなごりに降る雪。涅槃雪ねはんゆき。雪のはて。忘れ雪。〈[季]春〉
⇒なごり【名残・余波】
なごり‐やみ【名残病み】
以前の病がもとで再発した病。
⇒なごり【名残・余波】
ナゴルノ‐カラバフ【Nagorno-Karabakh】
アゼルバイジャン共和国の自治州。アルメニア系住民が多数を占め、1991年のソ連解体でアゼルバイジャン・アルメニア両共和国が独立すると、その帰属をめぐり対立が激化。94年ロシアの仲介で停戦。
なごろ
(ナゴリ(余波)の転)風が静まって後も、しばらく立っている波。山家集「淡路島瀬戸の―は高くとも」
なごわ・し【和はし】ナゴハシ
〔形シク〕
なごやかである。やわらかである。謡曲、梅「蘆の若葉のなごはしみ」
な‐ごん【納言】
大納言・中納言・少納言の総称。ものもうすつかさ。のうごん。
ナサ【NASA】
(National Aeronautics and Space Administration)アメリカ航空宇宙局。惑星探査計画や惑星・宇宙科学研究、通信・放送・地球観測といった航空宇宙の非軍事分野の計画を統括。1958年設立。本部はワシントン。ケネディ宇宙センター・ジョンソン宇宙センターなど全米に12の事業所・研究所をもつ。
なさい
「なさる」の命令表現。「早く―」「お取り―」「勉強し―」
な‐さか【名さか】
汚名。悪評。多く、「―の立つ」の形で用いられる。浄瑠璃、桂川連理柵「お半女郎と二人の―立たぬ様にと」
なさけ【情け】
①人間としての心。感情。三宝絵詞「木・草・山・川・鳥・獣・魚・虫など…―なきものに」
②他をあわれむ心。慈愛。人情。思いやり。「―容赦もなく」「―を尽くす」
③みやびごころ。風流心。伊勢物語「―ある人にて、瓶かめに花をさせり」
④ふぜい。興趣。宇津保物語吹上下「草木などは…人近にて朝夕なでつくろひたるなむ、すがたありさま―侍る」
⑤男女の情愛。恋情。恋ごころ。情事。宇治拾遺物語3「女も見知りて―は交しながら」
⑥義理。
⑦情じょうにすがること。お慈悲。おなさけ。好色五人女4「―に一腰かし給へ」
⇒なさけ‐がお【情け顔】
⇒なさけ‐ごかし【情けごかし】
⇒なさけ‐ごころ【情け心】
⇒なさけ‐ざかり【情け盛り】
⇒なさけ‐しらず【情け知らず】
⇒なさけ‐しり【情け知り】
⇒なさけ‐すがた【情け姿】
⇒なさけ‐づめ【情け詰め】
⇒なさけ‐な【情け無】
⇒なさけ‐の‐あに【情けの兄】
⇒なさけ‐の‐いと【情けの糸】
⇒なさけ‐の‐うみ【情けの海】
⇒なさけ‐の‐すえ【情けの末】
⇒なさけ‐の‐たね【情けの種】
⇒なさけ‐の‐つゆ【情けの露】
⇒なさけ‐の‐にしき【情けの錦】
⇒なさけ‐の‐ふみ【情けの文】
⇒なさけ‐の‐みち【情けの道】
⇒なさけ‐の‐やま【情けの山】
⇒なさけ‐びと【情け人】
⇒なさけ‐むよう【情け無用】
⇒なさけ‐もよう【情け模様】
⇒なさけ‐やど【情け宿】
⇒情け売る里
⇒情けが仇
⇒情けに刃向かう刃なし
⇒情けは人の為ならず
⇒情け容赦も無い
⇒情けを売る
⇒情けを掛ける
⇒情けを交わす
⇒情けを知る
なさ‐げ【無さげ】
(形容詞ナイの名詞形に接尾辞ゲの付いた俗語)なさそうなさま。多く、「自信なさげ」「所在なさげ」のように、名詞に続けて用いる。
な‐ざけ【名酒】
名を改めた時、披露のために人にふるまう酒。


[漢]仲🔗⭐🔉
仲 字形
筆順
〔人(亻・
)部4画/6画/教育/3571・4367〕
〔音〕チュウ(漢)
〔訓〕なか
[意味]
①人と人との間。なかだち。なか。「仲介・仲裁」
②第二番目。まんなか。「仲兄・仲秋・仲冬・伯仲・孟もう仲季」
[解字]
形声。「人」+音符「中」(=まん中)。長子と末子との間の男子の意。
[難読]
仲合なからい・仲人なこうど



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