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あら‐ぞめ【荒染・退紅・桃花染】🔗⭐🔉
あら‐ぞめ【荒染・退紅・桃花染】
①薄紅に染めること。あらいぞめ。縫殿寮式「退紅帛あらぞめのきぬ一疋」
②薄紅に染めた布狩衣ぬのかりぎぬの短いもの。
とう‐えん【桃園】タウヱン🔗⭐🔉
とう‐えん【桃園】タウヱン
桃の樹を多く植えてある場所。ももぞの。
⇒桃園に義を結ぶ
○桃園に義を結ぶとうえんにぎをむすぶ🔗⭐🔉
○桃園に義を結ぶとうえんにぎをむすぶ
[三国志演義]劉備・関羽・張飛の三豪傑が桃園で義兄弟の契りを結んだ故事。
⇒とう‐えん【桃園】
とう‐えんめい【陶淵明】タウヱン‥
六朝時代の東晋の詩人。名は潜、字を淵明、または名は淵明、字を元亮ともいう。諡おくりなは靖節。一説に潯陽柴桑(江西九江)の人。下級貴族の家に生まれ、不遇な官途に見切りをつけ、41歳のとき彭沢県令を最後に「帰去来辞」を賦して故郷の田園に隠棲。平易な語で田園の生活や隠者の心境を歌って一派を開き、唐に至って王維・孟浩然など多くの追随者が輩出。散文作「五柳先生伝」「桃花源記」など。(365〜427)
とう‐おう【東欧】
ヨーロッパの東部。第二次大戦後、国際政治上、西欧諸国と対立関係にあったポーランド・チェコ‐スロヴァキア・ルーマニア・ハンガリー・ブルガリア・ユーゴスラヴィア・アルバニアの諸国が位置する地域を指した政治的・人為的な呼称。ドイツ統合以前は東ドイツを含めることもあった。1980年代末より急速に民主化が進む過程で、歴史的・地理的呼称である中欧とバルカンが復活した。東ヨーロッパ。↔西欧
とう‐おう【湯王】タウワウ
殷(商)王朝を創始した王。殷の祖契せつより14世目。夏の桀王を討ち滅ぼす。亳はく(河南偃師とする説が有力)に都し、伊尹いいんなどを用いた。商湯。成湯。武湯。大乙。
とう‐おう【藤黄】‥ワウ
①オトギリソウ科の常緑高木。東南アジア原産。果樹のマンゴスチンと同属。高さ18メートルに達し、樹皮は粗く茶褐色。葉は楕円形。
②1の樹皮を傷つけて得られる黄赤色の樹脂。水には溶けないが乳濁液となり、黄色絵具として日本画に用いる。また、緩下剤。ガンボージ。草雌黄。
どう‐おう【堂奥】ダウアウ
①堂内の奥まった所。
②転じて、秘奥。奥義。蘊奥うんおう。
どう‐おう【道央】ダウアウ
北海道の中央部、およそ石狩・空知・後志・胆振・日高の各支庁を含む地域をいう。
⇒どうおう‐じどうしゃどう【道央自動車道】
どう‐おう【銅黄・同黄】‥ワウ
(→)藤黄とうおうに同じ。
とうおう‐かく【滕王閣】‥ワウ‥
中国江西省南昌にある滕王(唐の高祖の子元嬰)の築いた館。王勃に詩があり、画題としても有名。
どうおう‐じどうしゃどう【道央自動車道】ダウアウ‥ダウ
北海道長万部町から札幌を経由して士別市・剣淵町に至る高速道路。全長375.9キロメートル。
⇒どう‐おう【道央】
とう‐おうふ【東王父】‥ワウ‥
中国の伝説上の仙人。西王母と対置され、詩題・画題とされる。東王公。東父。木公。
とうおう‐らん【等黄卵】‥ワウ‥
卵黄顆粒が卵内にほぼ均等に分布している卵。哺乳類やウニ・ヒトデなどの卵の類。卵割に際し、ほぼ同じ大きさの割球が生じる。↔端黄卵
ドゥオモ【duomo イタリア】
(「神の家」の意)キリスト教の大聖堂。カテドラル。
ドヴォルジャーク【Antonín Dvořák】
チェコの作曲家。ドイツ‐ロマン派の手法を学ぶとともに、ボヘミア・アメリカなどの民謡に素材を求め、民族的色彩が豊富。交響曲「新世界より」、歌劇「ルサルカ」、チェロ協奏曲など。(1841〜1904)
ドヴォルジャーク
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→交響曲第9番「新世界より」 第二楽章
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
→ユモレスク
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
→弦楽四重奏曲「アメリカ」
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
ドヴォルジャーク【Max Dvořák】
オーストリアの美術史家。チェコ生れ。著「精神史としての美術史」で知られる。(1874〜1921)
とうおん【東温】‥ヲン
愛媛県中部の市。柑橘類やイネの栽培が盛ん。松山市の東に隣接し、住宅地化も進む。人口3万5千。
とう‐おん【唐音】タウ‥
日本漢字音の一つ。宋・元・明・清の中国音を伝えたものの総称。禅僧や商人などの往来に伴って主に中国江南地方の発音が伝えられた。「行灯」をアンドン、「普請」をフシンという類。とういん。→漢音→呉音→宋音
とう‐おん【等温】‥ヲン
温度の等しいこと。また、等しい温度。
⇒とうおん‐せん【等温線】
⇒とうおん‐どうぶつ【等温動物】
⇒とうおん‐へんか【等温変化】
どう‐おん【同音】
①同じ発音の音。同一の音声。同じ高さの音。
②同じ高さの音を一斉に奏すること。ユニゾン。
③謡曲の地謡じうたい。三道「―一歌、一段」
④声を揃えて言うこと。「異口いく―」
⇒どうおん‐いぎ‐ご【同音異義語】
どう‐おん【導音】ダウ‥
音階の第7音。主音を導く働きをする音。
どうおん‐いぎ‐ご【同音異義語】
(homonym)たまたま同じ音を持つ別の語。語源的・意味論的に関連がないのが普通。同綴同音異義語(英語のbear(「熊」と「運ぶ」)の類)と異綴同音異義語(「立つ」と「絶つ」、英語のseaとseeの類)の2種がある。同音語。ホモニム。
⇒どう‐おん【同音】
とうおん‐せん【等温線】‥ヲン‥
①等しい気温の地点を連ねた線。
②一定温度の下で、圧力と体積との関係を示す曲線。
⇒とう‐おん【等温】
とうおん‐どうぶつ【等温動物】‥ヲン‥
(→)定温動物に同じ。
⇒とう‐おん【等温】
とうおん‐へんか【等温変化】‥ヲン‥クワ
熱力学で、温度を一定に保ちながら行われる系の状態変化。↔断熱変化
⇒とう‐おん【等温】
とう‐か【刀下】タウ‥
やいばの下。かたなのした。
⇒刀下の鬼となる
⇒刀下の鳥、林藪に交わる
とう‐か【刀架】タウ‥
かたなかけ。
とう‐か【刀貨】タウクワ
(→)刀銭に同じ。
とう‐か【灯下】
ともしびの下。
とう‐か【灯火】‥クワ
ともしび。
⇒とうか‐かんせい【灯火管制】
⇒灯火親しむべし
とう‐か【灯花】‥クワ
(→)丁子頭ちょうじがしらに同じ。
とう‐か【灯架】
灯火の油皿をのせる台。灯台。
とう‐か【当下】タウ‥
ただいま。目下。刻下。
とう‐か【投下】
①なげおろすこと。「爆弾を―する」
②事業のために資本を投入すること。「資本―」
とう‐か【豆果】‥クワ
(→)莢果きょうかに同じ。
とう‐か【東下】
都のある地方から東の方へ行くこと。あずまくだり。
とう‐か【倒戈】タウクワ
[書経武成](ほこをさかさにする意)味方にそむき敵に通じること。うらぎり。ねがえり。
とう‐か【桃花】タウクワ
桃の花。
⇒とうか‐すい【桃花水】
⇒とうか‐の‐せつ【桃花の節】
とう‐か【透過】‥クワ
すきとおること。光や粒子線が物質の内部を通りぬけること。
⇒とうか‐しょく【透過色】
⇒とうか‐せい【透過性】
⇒とうか‐そんしつ【透過損失】
とう‐か【陶化】タウクワ
感化し、教えみちびくこと。
とう‐か【棹歌】タウ‥
船頭などのうたう歌。ふなうた。漁歌。
とう‐か【登花】‥クワ
完全な雌しべをもち、開花後に果実を生じる花。↔不登花
とう‐か【登科】‥クワ
中国で科挙に及第すること。転じて、一般に、試験に及第すること。太平記2「十題判断の―」
とう‐か【登遐】
(とおい天に登る意)天子の崩御をいう語。「登霞」とも書く。
とう‐か【等価】
①価値または価格がひとしいこと。
②(→)同値に同じ。
⇒とうか‐がいねん【等価概念】
⇒とうか‐げんり【等価原理】
⇒とうか‐こうかん【等価交換】
とう‐か【稲花】タウクワ
イネの花。
とう‐か【稲架】タウ‥
(→)「稲掛け」に同じ。
とう‐か【踏歌】タフ‥
足を踏みならして歌い舞う集団舞踏。隋・唐の民間行事で、日本に入り、歌垣うたがきと結びついて古代、宮中で行われた。歌に巧みな男女を召して、年始の祝詞を歌い舞わせたもの。男踏歌は正月の14日または15日に、女踏歌は16日に行なった。その歌曲は、初めは唐詩を用いたが、後には催馬楽の曲も用いた。一曲の終りに「万年阿良礼よろずよあられ」と唱えつつ足早で走り退くことから「あらればしり」ともいう。持統紀「漢人あやひと等、―を奏つかえまつる」
⇒とうか‐の‐せちえ【踏歌の節会】
とう‐か【橙果】タウクワ
(→)柑果かんかに同じ。
とう‐か【糖化】タウクワ
澱粉でんぷん・セルロースなどの高分子量の炭水化物を、酸または酵素の作用により低分子量の糖類(ブドウ糖など)にまで変化させる反応。
とう‐か【頭花】‥クワ
頭状花序全体を一つの花と見たてていう語。キク科植物などで用いられる。頭状花。
とう‐か【藤花】‥クワ
フジの花。
⇒とうか‐の‐えん【藤花宴】
とう‐か【闘歌】
互いに歌を詠んで、その優劣を競うこと。うたあわせ。うたくらべ。
とう‐が【冬瓜】‥グワ
ウリ科の一年生果菜。熱帯アジア原産。夏、黄色の雌雄異花をつける。果実は非常に大きく、球形または楕円形で食用。トウガン。カモウリ。〈[季]秋〉
⇒とうが‐し【冬瓜子】
とう‐が【冬芽】
晩夏から秋にかけて生じ、越冬して春になって成長する芽。ふゆめ。〈[季]冬〉。↔夏芽
とう‐が【灯蛾】
灯火にあつまる蛾。火取虫ひとりむし。〈[季]夏〉
とうが【東雅】
(「日東の爾雅じが」の意)語学書。首巻とも21巻。新井白石著。1719年(享保4)成る。中国の「爾雅」などにならって、物名についてその語源的解釈を施した分類体語源辞書。
とう‐が【凍餓】
こごえ飢えること。甚だしく衣食に欠乏すること。凍飢。
とう‐が【唐画】タウグワ
①唐代の画。
②中国人のかいた画。また、中国風の画。からえ。
とう‐が【陶瓦】タウグワ
①陶器と瓦器。やきもの。
②釉薬うわぐすりをかけた瓦。
とう‐が【陶画】タウグワ
陶器にかいた絵。
どう‐か【同化】‥クワ
①本来異なるものが同じくなること。同じ性質に変わること。また、他を感化して自分と同じようにすること。
②外から取り込んで自分のものにすること。事物を十分理解して自分の知識とすること。
③〔生〕生物が栄養として外界から摂取した物質を、自体を構成する特定の成分に変える作用。↔異化。
④〔地〕マグマが周囲の岩石を取り込んで溶かし、混合して一つのものとすること。
⑤〔心〕
㋐個人の考え方や行動が社会的環境と一致すること。日本の移民がアメリカ人のうちに生活して、その中に溶け込むような場合。
㋑環境に働きかけて自分の中にこれを取り入れる作用(ピアジェ)。↔調節。
㋒以前から持っている考えに従って新しい事実を解釈すること(ヘルバルト)。
㋓動物の場合、新しい情況が前の情況と似ている時、この新しい情況に対して前の場合と同じ反応をすること(ソーンダイク)。
⑥〔言〕ある音素が連続している別の音素と類似するように変わる音韻変化。
↔異化。
⇒どうか‐さよう【同化作用】
⇒どうか‐せいさく【同化政策】
⇒どうか‐そしき【同化組織】
⇒どうか‐でんぷん【同化澱粉】
どう‐か【同価】
(→)等価に同じ。
どう‐か【同和】‥クワ
仲よくすること。一致しやわらぐこと。
どう‐か【堂下】ダウ‥
①堂の下。
②昇殿を許されず、堂の下にいる身分の人。地下じげ。→堂上とうしょう
どう‐か【童歌】
子供の歌う歌。童謡。わらべうた。
どう‐か【道家】ダウ‥
①先秦時代、老荘一派の虚無・恬淡てんたん・無為の説を奉じた学者の総称。諸子百家の一つで、儒家と共に二大学派をなす。
②道教を奉ずる人。道士。
どう‐か【道歌】ダウ‥
道徳・訓誡の意を、わかりやすく詠んだ短歌。仏教や心学の精神を詠んだ教訓歌。
どう‐か【銅戈】‥クワ
青銅製の戈ほこ。日本では、朝鮮半島に由来し、弥生時代に実用の武器から非実用的な祭器に転化。→銅剣→銅矛
銅戈
どう‐か【銅貨】‥クワ
銅で鋳造した貨幣。銅銭。
どう‐か【導火】ダウクワ
火薬を爆発させるためにつける火。くちび。みちび。
⇒どうか‐せん【導火線】
どう‐か
〔副〕
①(依頼・願望の意を表す)どうぞ。なにとぞ。「―お許し下さい」「―無事でありますように」
②なんとか。どうにか。「―ならないものか」
③なんとなく。梅暦「ハテ―見申したやうなお子だが」
④普通でないさま。いぶかしく思われるさま。「―と思うよ」「―している」
⇒どうか‐こうか
どう‐が【動画】‥グワ
①(→)アニメーションに同じ。
②一定時間間隔で撮影された一連の画像を、短い間隔で連続表示することにより得る動きのある映像。↔静止画
どう‐が【童画】‥グワ
子供の描いた絵。児童画。また、子供のための絵。
とう‐かい【当皆】タウ‥
(高知地方で)代分しろわけ制の漁業。代分制をとっている漁船を当皆船という。
とう‐かい【東海】
①東方の海。
②日本国の異称。
③東海道の略。
④中国で、東シナ海の称。
⑤(Tonghae)朝鮮で、日本海の称。トンヘ。
⇒とうかい‐じしん【東海地震】
⇒とうかい‐しぜん‐ほどう【東海自然歩道】
⇒とうかい‐だいがく【東海大学】
⇒とうかい‐ちほう【東海地方】
⇒とうかい‐どう【東海道】
⇒とうかいどう‐ごじゅうさんつぎ【東海道五十三次】
⇒とうかいどう‐しんかんせん【東海道新幹線】
⇒とうかいどう‐ほんせん【東海道本線】
とうかい【東海】
①茨城県北東部、太平洋岸の村。1955年原子力研究所を設置。日本で最初に原子力発電所を建設。
②愛知県西部、知多半島基部の伊勢湾に臨む市。製鉄など重化学工業地域を形成。人口10万4千。
とう‐かい【倒壊・倒潰】タウクワイ
たおれこわれること。たおれつぶれること。「土塀が―する」「―家屋」
とう‐かい【韜晦】タウクワイ
[旧唐書宣宗紀](「韜」はつつむ意、「晦」はくらます意)自分の才能・地位などをつつみかくすこと。形跡をくらましかくすこと。「自己―」
とう‐がい【灯蓋】
灯火の油皿をのせるもの。また、油皿。灯盞とうさん。
とう‐がい【当該】タウ‥
(名詞に冠して用いる)
①そのこと。そのもの。「―事件の関係者」
②そのことに当たること。その受持ち。「―官庁」
とう‐がい【凍害】
作物が寒さのために被害を受けること。また、それによる損害。
とう‐がい【等外】‥グワイ
①定められた等級に入らないこと。「―に落ちる」「―品」
②等外官の略。
⇒とうがい‐かん【等外官】
とう‐がい【頭蓋】
脊椎動物の頭の骨格。多数の頭蓋骨の結合によって構成される。ずがい。
⇒とうがい‐こつ【頭蓋骨】
⇒とうがい‐ろう【頭蓋癆】
どう‐がい【童孩】
(「孩」は乳のみ児の意)こども。おさなご。童幼。
とうがい‐かん【等外官】‥グワイクワン
明治初期の官制で、判任官の下に位した官吏の称。
⇒とう‐がい【等外】
とうがい‐こつ【頭蓋骨】
頭蓋および顔面を形成する骨格の総称。骨の数は進化の過程で漸減する傾向を有し、人類のものは前頭骨・頭頂骨・側頭骨・後頭骨・蝶形骨・篩骨しこつ・下鼻甲介・涙骨・鼻骨・鋤骨じょこつ(以上狭義の頭蓋骨)、上顎骨・頬骨きょうこつ・口蓋骨・下顎骨・舌骨(以上顔面骨)の15種23個の骨の縫合または関節によって結合され、脳の堅牢な容器となる。頭骨。ずがいこつ。頭の鉢。
頭蓋骨
前頭骨
篩骨
頭頂骨
蝶形骨
側頭骨
下顎骨
頬骨
上顎骨
鼻骨
⇒とう‐がい【頭蓋】
とうかい‐さんし【東海散士】
小説家・政治家。本名、柴四朗。会津藩出身。代議士。政治小説「佳人かじん之奇遇」など。(1852〜1922)
→文献資料[佳人之奇遇]
とうかい‐じしん【東海地震】‥ヂ‥
駿河トラフの西側の海底を震央とする巨大地震。1707年(宝永地震)、1854年(安政東海地震)に起こり、近い将来発生する可能性が高いとされ、静岡県およびその周辺地域は地震防災対策強化地域に指定されている。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐しぜん‐ほどう【東海自然歩道】‥ダウ
東京の高尾と大阪の箕面みのおとを結ぶ遊歩道。東海道沿いの山麓を通る。長さ1697キロメートル。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐だいがく【東海大学】
私立大学の一つ。1943年創設の航空科学専門学校と翌年創設の電波科学専門学校とが45年に合併して東海科学専門学校となり、翌年旧制、50年新制の大学。本部は東京都渋谷区。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐ちほう【東海地方】‥ハウ
中部日本南部の太平洋沿岸地方の称。普通、静岡・愛知・三重と岐阜の一部を指す。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐づくり【渡海造】
(トウカイはトカイの訛)江戸時代、和船の一形式で、旅客・荷物をのせて主な港間を運航した総屋形・総矢倉造りなどの海船。大坂・小倉間を往復した小倉船こくらぶねはその典型。渡海とかい。
とうかい‐どう【東海道】‥ダウ
①五畿七道の一つ。畿内の東、東山道の南で、主として海に沿う地。伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・甲斐・伊豆・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸の15カ国の称。
②五街道の一つ。江戸日本橋から西方沿海の諸国を経て京都に上る街道。幕府はこの沿道を全部譜代大名の領地とし五十三次の駅を設けた。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどう‐ごじゅうさんつぎ【東海道五十三次】‥ダウ‥ジフ‥
江戸時代、江戸日本橋から京都三条大橋に至る間にあった53の宿駅。この街道筋の風物を描いた歌川(安藤)広重・葛飾北斎らの版画は有名。
東海道五十三次(宿駅一覧)
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどう‐しんかんせん【東海道新幹線】‥ダウ‥
「新幹線」参照。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどうちゅうひざくりげ【東海道中膝栗毛】‥ダウ‥
滑稽本。十返舎一九作。初版本は初編から8編までに発端を加えて18冊。1802〜09年(享和2〜文化6)刊。発端のみ14年刊。弥次郎兵衛と喜多八が随所に失敗や滑稽を演じつつ東海道・京・大坂を旅する道中記。のち20年にわたり続編を出す。本称「道中膝栗毛」または「膝栗毛」。
→文献資料[東海道中膝栗毛]
とうかいどう‐ほんせん【東海道本線】‥ダウ‥
東京から横浜・名古屋・京都・大阪を経て神戸に至るJRの重要幹線。いくつかの支線を含み全長652.8キロメートル。線路名称上は東海道新幹線(東京・新神戸間)を含む。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどうめいしょき【東海道名所記】‥ダウ‥
仮名草子。浅井了意作。6巻。1660年(万治3)ごろ刊。楽阿弥という僧が江戸見物をして連れになった若者と名所・旧跡を訪ね、狂歌を詠じつつ、東海道を京に上るという筋。「東海道中膝栗毛」などに影響を及ぼした。
とうかいどうめいしょずえ【東海道名所図会】‥ダウ‥ヅヱ
京都から江戸に至る東海道の名所・旧跡の図解説明書。秋里籬島編。6巻。1797年(寛政9)刊。挿絵は主として竹原春泉斎・北尾政美。
とうかいどうよつやかいだん【東海道四谷怪談】‥ダウ‥クワイ‥
「四谷怪談よつやかいだん」の正式題名。
→文献資料[東海道四谷怪談]
どうがい‐ほうふく【同害報復】
タリオ(talio ラテン)の訳語。被害に相応した報復または刑罰。旧約聖書の「目には目を、歯には歯を」という表現が有名だが、ハムラビ法典、十二表法などにも同様の規定がある。
とうがい‐ろう【頭蓋癆】‥ラウ
早産児やくる病などの骨疾患で、頭蓋骨の発育が不全で骨が著しく軟らかく、厚紙に触れるように容易にへこむ状態。
⇒とう‐がい【頭蓋】
どうかい‐わん【洞海湾】
福岡県北九州市の八幡東区・八幡西区・若松区・戸畑区に囲まれた入江。もと筑豊炭田の水運拠点。湾の入口に若戸大橋が架かり、周囲は大工場が立地。
どう‐がえし【胴返し】‥ガヘシ
①剣道で、相手の胴を打った刀をそのまま返して自分の面を防ぎ、さらに相手の反対の胴や面・小手などを打つこと。
②元手の金と同額の利を得ること。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―の利なればとて」
とう‐かえで【唐楓】タウカヘデ
カエデ科の落葉高木。中国原産で、古くから日本で街路樹・庭園樹とする。葉は3浅裂、裏に白粉があり、紅葉が美しい。春、淡黄色の花を開き、秋に翼果を結ぶ。三角楓。通天。
トウカエデ
提供:ネイチャー・プロダクション
とうか‐がいねん【等価概念】
(→)等値概念に同じ。
⇒とう‐か【等価】
とうか‐かんせい【灯火管制】‥クワクワン‥
夜間、敵機の来襲に備え、減光・遮光・消灯をすること。
⇒とう‐か【灯火】
とう‐かく【当確】タウ‥
当選確実の略。
とう‐かく【倒閣】タウ‥
内閣を倒すこと。「―運動」
とう‐かく【等角】
互いに相等しい角。
⇒とうかく‐さんかっけい【等角三角形】
⇒とうかく‐とうえいず【等角投影図】
とう‐かく【統覚】
〔哲〕(aperception フランス・Apperzeption ドイツ)ライプニッツでは知覚の反省的意識。カントでは、自我または意識が感覚的多様性を自己のうちで結合させて統一すること(超越論的統覚)。ヴントの心理学では、意識内容が明白となる注意作用の成果。
とう‐かく【頭角】
あたまのさき。
⇒頭角を現す
とう‐かぐ【籐家具】
籐を編んで作った家具。
とう‐がく【東学】
朝鮮で、李朝末期の19世紀半ば、土着のシャーマニズムに儒・仏・道を折衷し、西学(キリスト教)を排斥した民族的宗教。崔済愚の創始。1894年甲午こうご農民戦争を起こした。日清戦争後、壊滅し、天道教・侍天教などに分裂。東学党。→甲午農民戦争
とう‐がく【東岳】
中国、五岳の一つである泰山の異称。
とう‐がく【唐楽】タウ‥
①中国唐代の音楽。
②雅楽の外来楽舞の2様式の一つ。1と林邑楽りんゆうがくとを併せて平安時代に様式が統一された曲種で、日本で新作された曲目をも含む。管絃と舞楽の両様の演出法がある。管絃の楽器編成は竜笛りゅうてき・篳篥ひちりき・笙しょう・琵琶・箏そう・鞨鼓かっこ・鉦鼓しょうこ・太鼓の8種、舞楽のそれは上記から琵琶と箏を除いた6種。左方さほう唐楽。左方の楽。左楽さがく。→高麗楽こまがく
とう‐がく【等覚】
〔仏〕
①仏の異称。諸仏の覚悟(悟り)は平等一如であるからいう。
②菩薩の修行階位である五十二位のうちの第51位。間もなく仏になろうとする位。
どう‐かく【同格】
①同じ資格。同一の格式。「彼と―に扱う」
②〔言〕(apposition)格関係が同じであるような、二つ(またはそれ以上)の語句または節。
⇒どうかく‐せつ【同格節】
どう‐かく【洞角】
牛・水牛などの角つののように、枝がなくて中がうつろな角。
どう‐がく【同学】
同じ学問を学ぶこと。同じ学校または同じ師について学ぶこと。また、その人々。同門。同窓。今昔物語集7「二人の―なりし僧有り」。「―の士」
どう‐がく【同額】
同じ金額。同じ価格。
どう‐がく【動学】
時間的要素および原因・結果の関係などを含めて経済現象を分析する理論。↔静学
どう‐がく【道学】ダウ‥
①道徳を説く学。
②儒学、特に朱子学の称。
③道家の学問。道教。
④心学しんがくの別称。
⇒どうがく‐しゃ【道学者】
⇒どうがく‐せんせい【道学先生】
とうかく‐さんかっけい【等角三角形】‥カク‥
頂角のすべて等しい三角形、すなわち正三角形。
⇒とう‐かく【等角】
どうがく‐しゃ【道学者】ダウ‥
①儒学者。朱子学者。また、心学者。
②(→)道学先生に同じ。
⇒どう‐がく【道学】
とうかく‐じょうき‐とう【桃核承気湯】タウ‥タウ
桃仁・桂皮・芒硝・甘草・大黄から成る漢方方剤。陽証で実証の駆瘀血くおけつ剤。のぼせ・精神不穏・月経不順などに効がある。
どうかく‐せつ【同格節】
〔言〕(appositive clause)先行または後続する名詞と同格で、その内容を詳しく述べる節。「桜が咲いたという知らせ」の「桜が咲いた(という)」の部分。
⇒どう‐かく【同格】
どうがく‐せんせい【道学先生】ダウ‥
道徳にかかわって世事に暗い学者、道理に偏して融通のきかない頑固な学者をあざけっていう語。
⇒どう‐がく【道学】
とうかく‐とうえいず【等角投影図】‥ヅ
互いに直交する3軸の投影図が120度ずつの等角に交わる方向から見た投影図。3軸とも長さが約8割に縮小される。等軸側投影図。
⇒とう‐かく【等角】
とう‐かくりつ【等確率】
〔数〕一つの試行において根元事象の確率が等しいとき、同程度に確からしいといい、この標本空間は等確率であるという。
→交響曲第9番「新世界より」 第二楽章
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→ユモレスク
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→弦楽四重奏曲「アメリカ」
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ドヴォルジャーク【Max Dvořák】
オーストリアの美術史家。チェコ生れ。著「精神史としての美術史」で知られる。(1874〜1921)
とうおん【東温】‥ヲン
愛媛県中部の市。柑橘類やイネの栽培が盛ん。松山市の東に隣接し、住宅地化も進む。人口3万5千。
とう‐おん【唐音】タウ‥
日本漢字音の一つ。宋・元・明・清の中国音を伝えたものの総称。禅僧や商人などの往来に伴って主に中国江南地方の発音が伝えられた。「行灯」をアンドン、「普請」をフシンという類。とういん。→漢音→呉音→宋音
とう‐おん【等温】‥ヲン
温度の等しいこと。また、等しい温度。
⇒とうおん‐せん【等温線】
⇒とうおん‐どうぶつ【等温動物】
⇒とうおん‐へんか【等温変化】
どう‐おん【同音】
①同じ発音の音。同一の音声。同じ高さの音。
②同じ高さの音を一斉に奏すること。ユニゾン。
③謡曲の地謡じうたい。三道「―一歌、一段」
④声を揃えて言うこと。「異口いく―」
⇒どうおん‐いぎ‐ご【同音異義語】
どう‐おん【導音】ダウ‥
音階の第7音。主音を導く働きをする音。
どうおん‐いぎ‐ご【同音異義語】
(homonym)たまたま同じ音を持つ別の語。語源的・意味論的に関連がないのが普通。同綴同音異義語(英語のbear(「熊」と「運ぶ」)の類)と異綴同音異義語(「立つ」と「絶つ」、英語のseaとseeの類)の2種がある。同音語。ホモニム。
⇒どう‐おん【同音】
とうおん‐せん【等温線】‥ヲン‥
①等しい気温の地点を連ねた線。
②一定温度の下で、圧力と体積との関係を示す曲線。
⇒とう‐おん【等温】
とうおん‐どうぶつ【等温動物】‥ヲン‥
(→)定温動物に同じ。
⇒とう‐おん【等温】
とうおん‐へんか【等温変化】‥ヲン‥クワ
熱力学で、温度を一定に保ちながら行われる系の状態変化。↔断熱変化
⇒とう‐おん【等温】
とう‐か【刀下】タウ‥
やいばの下。かたなのした。
⇒刀下の鬼となる
⇒刀下の鳥、林藪に交わる
とう‐か【刀架】タウ‥
かたなかけ。
とう‐か【刀貨】タウクワ
(→)刀銭に同じ。
とう‐か【灯下】
ともしびの下。
とう‐か【灯火】‥クワ
ともしび。
⇒とうか‐かんせい【灯火管制】
⇒灯火親しむべし
とう‐か【灯花】‥クワ
(→)丁子頭ちょうじがしらに同じ。
とう‐か【灯架】
灯火の油皿をのせる台。灯台。
とう‐か【当下】タウ‥
ただいま。目下。刻下。
とう‐か【投下】
①なげおろすこと。「爆弾を―する」
②事業のために資本を投入すること。「資本―」
とう‐か【豆果】‥クワ
(→)莢果きょうかに同じ。
とう‐か【東下】
都のある地方から東の方へ行くこと。あずまくだり。
とう‐か【倒戈】タウクワ
[書経武成](ほこをさかさにする意)味方にそむき敵に通じること。うらぎり。ねがえり。
とう‐か【桃花】タウクワ
桃の花。
⇒とうか‐すい【桃花水】
⇒とうか‐の‐せつ【桃花の節】
とう‐か【透過】‥クワ
すきとおること。光や粒子線が物質の内部を通りぬけること。
⇒とうか‐しょく【透過色】
⇒とうか‐せい【透過性】
⇒とうか‐そんしつ【透過損失】
とう‐か【陶化】タウクワ
感化し、教えみちびくこと。
とう‐か【棹歌】タウ‥
船頭などのうたう歌。ふなうた。漁歌。
とう‐か【登花】‥クワ
完全な雌しべをもち、開花後に果実を生じる花。↔不登花
とう‐か【登科】‥クワ
中国で科挙に及第すること。転じて、一般に、試験に及第すること。太平記2「十題判断の―」
とう‐か【登遐】
(とおい天に登る意)天子の崩御をいう語。「登霞」とも書く。
とう‐か【等価】
①価値または価格がひとしいこと。
②(→)同値に同じ。
⇒とうか‐がいねん【等価概念】
⇒とうか‐げんり【等価原理】
⇒とうか‐こうかん【等価交換】
とう‐か【稲花】タウクワ
イネの花。
とう‐か【稲架】タウ‥
(→)「稲掛け」に同じ。
とう‐か【踏歌】タフ‥
足を踏みならして歌い舞う集団舞踏。隋・唐の民間行事で、日本に入り、歌垣うたがきと結びついて古代、宮中で行われた。歌に巧みな男女を召して、年始の祝詞を歌い舞わせたもの。男踏歌は正月の14日または15日に、女踏歌は16日に行なった。その歌曲は、初めは唐詩を用いたが、後には催馬楽の曲も用いた。一曲の終りに「万年阿良礼よろずよあられ」と唱えつつ足早で走り退くことから「あらればしり」ともいう。持統紀「漢人あやひと等、―を奏つかえまつる」
⇒とうか‐の‐せちえ【踏歌の節会】
とう‐か【橙果】タウクワ
(→)柑果かんかに同じ。
とう‐か【糖化】タウクワ
澱粉でんぷん・セルロースなどの高分子量の炭水化物を、酸または酵素の作用により低分子量の糖類(ブドウ糖など)にまで変化させる反応。
とう‐か【頭花】‥クワ
頭状花序全体を一つの花と見たてていう語。キク科植物などで用いられる。頭状花。
とう‐か【藤花】‥クワ
フジの花。
⇒とうか‐の‐えん【藤花宴】
とう‐か【闘歌】
互いに歌を詠んで、その優劣を競うこと。うたあわせ。うたくらべ。
とう‐が【冬瓜】‥グワ
ウリ科の一年生果菜。熱帯アジア原産。夏、黄色の雌雄異花をつける。果実は非常に大きく、球形または楕円形で食用。トウガン。カモウリ。〈[季]秋〉
⇒とうが‐し【冬瓜子】
とう‐が【冬芽】
晩夏から秋にかけて生じ、越冬して春になって成長する芽。ふゆめ。〈[季]冬〉。↔夏芽
とう‐が【灯蛾】
灯火にあつまる蛾。火取虫ひとりむし。〈[季]夏〉
とうが【東雅】
(「日東の爾雅じが」の意)語学書。首巻とも21巻。新井白石著。1719年(享保4)成る。中国の「爾雅」などにならって、物名についてその語源的解釈を施した分類体語源辞書。
とう‐が【凍餓】
こごえ飢えること。甚だしく衣食に欠乏すること。凍飢。
とう‐が【唐画】タウグワ
①唐代の画。
②中国人のかいた画。また、中国風の画。からえ。
とう‐が【陶瓦】タウグワ
①陶器と瓦器。やきもの。
②釉薬うわぐすりをかけた瓦。
とう‐が【陶画】タウグワ
陶器にかいた絵。
どう‐か【同化】‥クワ
①本来異なるものが同じくなること。同じ性質に変わること。また、他を感化して自分と同じようにすること。
②外から取り込んで自分のものにすること。事物を十分理解して自分の知識とすること。
③〔生〕生物が栄養として外界から摂取した物質を、自体を構成する特定の成分に変える作用。↔異化。
④〔地〕マグマが周囲の岩石を取り込んで溶かし、混合して一つのものとすること。
⑤〔心〕
㋐個人の考え方や行動が社会的環境と一致すること。日本の移民がアメリカ人のうちに生活して、その中に溶け込むような場合。
㋑環境に働きかけて自分の中にこれを取り入れる作用(ピアジェ)。↔調節。
㋒以前から持っている考えに従って新しい事実を解釈すること(ヘルバルト)。
㋓動物の場合、新しい情況が前の情況と似ている時、この新しい情況に対して前の場合と同じ反応をすること(ソーンダイク)。
⑥〔言〕ある音素が連続している別の音素と類似するように変わる音韻変化。
↔異化。
⇒どうか‐さよう【同化作用】
⇒どうか‐せいさく【同化政策】
⇒どうか‐そしき【同化組織】
⇒どうか‐でんぷん【同化澱粉】
どう‐か【同価】
(→)等価に同じ。
どう‐か【同和】‥クワ
仲よくすること。一致しやわらぐこと。
どう‐か【堂下】ダウ‥
①堂の下。
②昇殿を許されず、堂の下にいる身分の人。地下じげ。→堂上とうしょう
どう‐か【童歌】
子供の歌う歌。童謡。わらべうた。
どう‐か【道家】ダウ‥
①先秦時代、老荘一派の虚無・恬淡てんたん・無為の説を奉じた学者の総称。諸子百家の一つで、儒家と共に二大学派をなす。
②道教を奉ずる人。道士。
どう‐か【道歌】ダウ‥
道徳・訓誡の意を、わかりやすく詠んだ短歌。仏教や心学の精神を詠んだ教訓歌。
どう‐か【銅戈】‥クワ
青銅製の戈ほこ。日本では、朝鮮半島に由来し、弥生時代に実用の武器から非実用的な祭器に転化。→銅剣→銅矛
銅戈
どう‐か【銅貨】‥クワ
銅で鋳造した貨幣。銅銭。
どう‐か【導火】ダウクワ
火薬を爆発させるためにつける火。くちび。みちび。
⇒どうか‐せん【導火線】
どう‐か
〔副〕
①(依頼・願望の意を表す)どうぞ。なにとぞ。「―お許し下さい」「―無事でありますように」
②なんとか。どうにか。「―ならないものか」
③なんとなく。梅暦「ハテ―見申したやうなお子だが」
④普通でないさま。いぶかしく思われるさま。「―と思うよ」「―している」
⇒どうか‐こうか
どう‐が【動画】‥グワ
①(→)アニメーションに同じ。
②一定時間間隔で撮影された一連の画像を、短い間隔で連続表示することにより得る動きのある映像。↔静止画
どう‐が【童画】‥グワ
子供の描いた絵。児童画。また、子供のための絵。
とう‐かい【当皆】タウ‥
(高知地方で)代分しろわけ制の漁業。代分制をとっている漁船を当皆船という。
とう‐かい【東海】
①東方の海。
②日本国の異称。
③東海道の略。
④中国で、東シナ海の称。
⑤(Tonghae)朝鮮で、日本海の称。トンヘ。
⇒とうかい‐じしん【東海地震】
⇒とうかい‐しぜん‐ほどう【東海自然歩道】
⇒とうかい‐だいがく【東海大学】
⇒とうかい‐ちほう【東海地方】
⇒とうかい‐どう【東海道】
⇒とうかいどう‐ごじゅうさんつぎ【東海道五十三次】
⇒とうかいどう‐しんかんせん【東海道新幹線】
⇒とうかいどう‐ほんせん【東海道本線】
とうかい【東海】
①茨城県北東部、太平洋岸の村。1955年原子力研究所を設置。日本で最初に原子力発電所を建設。
②愛知県西部、知多半島基部の伊勢湾に臨む市。製鉄など重化学工業地域を形成。人口10万4千。
とう‐かい【倒壊・倒潰】タウクワイ
たおれこわれること。たおれつぶれること。「土塀が―する」「―家屋」
とう‐かい【韜晦】タウクワイ
[旧唐書宣宗紀](「韜」はつつむ意、「晦」はくらます意)自分の才能・地位などをつつみかくすこと。形跡をくらましかくすこと。「自己―」
とう‐がい【灯蓋】
灯火の油皿をのせるもの。また、油皿。灯盞とうさん。
とう‐がい【当該】タウ‥
(名詞に冠して用いる)
①そのこと。そのもの。「―事件の関係者」
②そのことに当たること。その受持ち。「―官庁」
とう‐がい【凍害】
作物が寒さのために被害を受けること。また、それによる損害。
とう‐がい【等外】‥グワイ
①定められた等級に入らないこと。「―に落ちる」「―品」
②等外官の略。
⇒とうがい‐かん【等外官】
とう‐がい【頭蓋】
脊椎動物の頭の骨格。多数の頭蓋骨の結合によって構成される。ずがい。
⇒とうがい‐こつ【頭蓋骨】
⇒とうがい‐ろう【頭蓋癆】
どう‐がい【童孩】
(「孩」は乳のみ児の意)こども。おさなご。童幼。
とうがい‐かん【等外官】‥グワイクワン
明治初期の官制で、判任官の下に位した官吏の称。
⇒とう‐がい【等外】
とうがい‐こつ【頭蓋骨】
頭蓋および顔面を形成する骨格の総称。骨の数は進化の過程で漸減する傾向を有し、人類のものは前頭骨・頭頂骨・側頭骨・後頭骨・蝶形骨・篩骨しこつ・下鼻甲介・涙骨・鼻骨・鋤骨じょこつ(以上狭義の頭蓋骨)、上顎骨・頬骨きょうこつ・口蓋骨・下顎骨・舌骨(以上顔面骨)の15種23個の骨の縫合または関節によって結合され、脳の堅牢な容器となる。頭骨。ずがいこつ。頭の鉢。
頭蓋骨
前頭骨
篩骨
頭頂骨
蝶形骨
側頭骨
下顎骨
頬骨
上顎骨
鼻骨
⇒とう‐がい【頭蓋】
とうかい‐さんし【東海散士】
小説家・政治家。本名、柴四朗。会津藩出身。代議士。政治小説「佳人かじん之奇遇」など。(1852〜1922)
→文献資料[佳人之奇遇]
とうかい‐じしん【東海地震】‥ヂ‥
駿河トラフの西側の海底を震央とする巨大地震。1707年(宝永地震)、1854年(安政東海地震)に起こり、近い将来発生する可能性が高いとされ、静岡県およびその周辺地域は地震防災対策強化地域に指定されている。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐しぜん‐ほどう【東海自然歩道】‥ダウ
東京の高尾と大阪の箕面みのおとを結ぶ遊歩道。東海道沿いの山麓を通る。長さ1697キロメートル。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐だいがく【東海大学】
私立大学の一つ。1943年創設の航空科学専門学校と翌年創設の電波科学専門学校とが45年に合併して東海科学専門学校となり、翌年旧制、50年新制の大学。本部は東京都渋谷区。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐ちほう【東海地方】‥ハウ
中部日本南部の太平洋沿岸地方の称。普通、静岡・愛知・三重と岐阜の一部を指す。
⇒とう‐かい【東海】
とうかい‐づくり【渡海造】
(トウカイはトカイの訛)江戸時代、和船の一形式で、旅客・荷物をのせて主な港間を運航した総屋形・総矢倉造りなどの海船。大坂・小倉間を往復した小倉船こくらぶねはその典型。渡海とかい。
とうかい‐どう【東海道】‥ダウ
①五畿七道の一つ。畿内の東、東山道の南で、主として海に沿う地。伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・甲斐・伊豆・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸の15カ国の称。
②五街道の一つ。江戸日本橋から西方沿海の諸国を経て京都に上る街道。幕府はこの沿道を全部譜代大名の領地とし五十三次の駅を設けた。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどう‐ごじゅうさんつぎ【東海道五十三次】‥ダウ‥ジフ‥
江戸時代、江戸日本橋から京都三条大橋に至る間にあった53の宿駅。この街道筋の風物を描いた歌川(安藤)広重・葛飾北斎らの版画は有名。
東海道五十三次(宿駅一覧)
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどう‐しんかんせん【東海道新幹線】‥ダウ‥
「新幹線」参照。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどうちゅうひざくりげ【東海道中膝栗毛】‥ダウ‥
滑稽本。十返舎一九作。初版本は初編から8編までに発端を加えて18冊。1802〜09年(享和2〜文化6)刊。発端のみ14年刊。弥次郎兵衛と喜多八が随所に失敗や滑稽を演じつつ東海道・京・大坂を旅する道中記。のち20年にわたり続編を出す。本称「道中膝栗毛」または「膝栗毛」。
→文献資料[東海道中膝栗毛]
とうかいどう‐ほんせん【東海道本線】‥ダウ‥
東京から横浜・名古屋・京都・大阪を経て神戸に至るJRの重要幹線。いくつかの支線を含み全長652.8キロメートル。線路名称上は東海道新幹線(東京・新神戸間)を含む。
⇒とう‐かい【東海】
とうかいどうめいしょき【東海道名所記】‥ダウ‥
仮名草子。浅井了意作。6巻。1660年(万治3)ごろ刊。楽阿弥という僧が江戸見物をして連れになった若者と名所・旧跡を訪ね、狂歌を詠じつつ、東海道を京に上るという筋。「東海道中膝栗毛」などに影響を及ぼした。
とうかいどうめいしょずえ【東海道名所図会】‥ダウ‥ヅヱ
京都から江戸に至る東海道の名所・旧跡の図解説明書。秋里籬島編。6巻。1797年(寛政9)刊。挿絵は主として竹原春泉斎・北尾政美。
とうかいどうよつやかいだん【東海道四谷怪談】‥ダウ‥クワイ‥
「四谷怪談よつやかいだん」の正式題名。
→文献資料[東海道四谷怪談]
どうがい‐ほうふく【同害報復】
タリオ(talio ラテン)の訳語。被害に相応した報復または刑罰。旧約聖書の「目には目を、歯には歯を」という表現が有名だが、ハムラビ法典、十二表法などにも同様の規定がある。
とうがい‐ろう【頭蓋癆】‥ラウ
早産児やくる病などの骨疾患で、頭蓋骨の発育が不全で骨が著しく軟らかく、厚紙に触れるように容易にへこむ状態。
⇒とう‐がい【頭蓋】
どうかい‐わん【洞海湾】
福岡県北九州市の八幡東区・八幡西区・若松区・戸畑区に囲まれた入江。もと筑豊炭田の水運拠点。湾の入口に若戸大橋が架かり、周囲は大工場が立地。
どう‐がえし【胴返し】‥ガヘシ
①剣道で、相手の胴を打った刀をそのまま返して自分の面を防ぎ、さらに相手の反対の胴や面・小手などを打つこと。
②元手の金と同額の利を得ること。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―の利なればとて」
とう‐かえで【唐楓】タウカヘデ
カエデ科の落葉高木。中国原産で、古くから日本で街路樹・庭園樹とする。葉は3浅裂、裏に白粉があり、紅葉が美しい。春、淡黄色の花を開き、秋に翼果を結ぶ。三角楓。通天。
トウカエデ
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とうか‐がいねん【等価概念】
(→)等値概念に同じ。
⇒とう‐か【等価】
とうか‐かんせい【灯火管制】‥クワクワン‥
夜間、敵機の来襲に備え、減光・遮光・消灯をすること。
⇒とう‐か【灯火】
とう‐かく【当確】タウ‥
当選確実の略。
とう‐かく【倒閣】タウ‥
内閣を倒すこと。「―運動」
とう‐かく【等角】
互いに相等しい角。
⇒とうかく‐さんかっけい【等角三角形】
⇒とうかく‐とうえいず【等角投影図】
とう‐かく【統覚】
〔哲〕(aperception フランス・Apperzeption ドイツ)ライプニッツでは知覚の反省的意識。カントでは、自我または意識が感覚的多様性を自己のうちで結合させて統一すること(超越論的統覚)。ヴントの心理学では、意識内容が明白となる注意作用の成果。
とう‐かく【頭角】
あたまのさき。
⇒頭角を現す
とう‐かぐ【籐家具】
籐を編んで作った家具。
とう‐がく【東学】
朝鮮で、李朝末期の19世紀半ば、土着のシャーマニズムに儒・仏・道を折衷し、西学(キリスト教)を排斥した民族的宗教。崔済愚の創始。1894年甲午こうご農民戦争を起こした。日清戦争後、壊滅し、天道教・侍天教などに分裂。東学党。→甲午農民戦争
とう‐がく【東岳】
中国、五岳の一つである泰山の異称。
とう‐がく【唐楽】タウ‥
①中国唐代の音楽。
②雅楽の外来楽舞の2様式の一つ。1と林邑楽りんゆうがくとを併せて平安時代に様式が統一された曲種で、日本で新作された曲目をも含む。管絃と舞楽の両様の演出法がある。管絃の楽器編成は竜笛りゅうてき・篳篥ひちりき・笙しょう・琵琶・箏そう・鞨鼓かっこ・鉦鼓しょうこ・太鼓の8種、舞楽のそれは上記から琵琶と箏を除いた6種。左方さほう唐楽。左方の楽。左楽さがく。→高麗楽こまがく
とう‐がく【等覚】
〔仏〕
①仏の異称。諸仏の覚悟(悟り)は平等一如であるからいう。
②菩薩の修行階位である五十二位のうちの第51位。間もなく仏になろうとする位。
どう‐かく【同格】
①同じ資格。同一の格式。「彼と―に扱う」
②〔言〕(apposition)格関係が同じであるような、二つ(またはそれ以上)の語句または節。
⇒どうかく‐せつ【同格節】
どう‐かく【洞角】
牛・水牛などの角つののように、枝がなくて中がうつろな角。
どう‐がく【同学】
同じ学問を学ぶこと。同じ学校または同じ師について学ぶこと。また、その人々。同門。同窓。今昔物語集7「二人の―なりし僧有り」。「―の士」
どう‐がく【同額】
同じ金額。同じ価格。
どう‐がく【動学】
時間的要素および原因・結果の関係などを含めて経済現象を分析する理論。↔静学
どう‐がく【道学】ダウ‥
①道徳を説く学。
②儒学、特に朱子学の称。
③道家の学問。道教。
④心学しんがくの別称。
⇒どうがく‐しゃ【道学者】
⇒どうがく‐せんせい【道学先生】
とうかく‐さんかっけい【等角三角形】‥カク‥
頂角のすべて等しい三角形、すなわち正三角形。
⇒とう‐かく【等角】
どうがく‐しゃ【道学者】ダウ‥
①儒学者。朱子学者。また、心学者。
②(→)道学先生に同じ。
⇒どう‐がく【道学】
とうかく‐じょうき‐とう【桃核承気湯】タウ‥タウ
桃仁・桂皮・芒硝・甘草・大黄から成る漢方方剤。陽証で実証の駆瘀血くおけつ剤。のぼせ・精神不穏・月経不順などに効がある。
どうかく‐せつ【同格節】
〔言〕(appositive clause)先行または後続する名詞と同格で、その内容を詳しく述べる節。「桜が咲いたという知らせ」の「桜が咲いた(という)」の部分。
⇒どう‐かく【同格】
どうがく‐せんせい【道学先生】ダウ‥
道徳にかかわって世事に暗い学者、道理に偏して融通のきかない頑固な学者をあざけっていう語。
⇒どう‐がく【道学】
とうかく‐とうえいず【等角投影図】‥ヅ
互いに直交する3軸の投影図が120度ずつの等角に交わる方向から見た投影図。3軸とも長さが約8割に縮小される。等軸側投影図。
⇒とう‐かく【等角】
とう‐かくりつ【等確率】
〔数〕一つの試行において根元事象の確率が等しいとき、同程度に確からしいといい、この標本空間は等確率であるという。
とう‐か【桃花】タウクワ🔗⭐🔉
とう‐か【桃花】タウクワ
桃の花。
⇒とうか‐すい【桃花水】
⇒とうか‐の‐せつ【桃花の節】
とうかく‐じょうき‐とう【桃核承気湯】タウ‥タウ🔗⭐🔉
とうかく‐じょうき‐とう【桃核承気湯】タウ‥タウ
桃仁・桂皮・芒硝・甘草・大黄から成る漢方方剤。陽証で実証の駆瘀血くおけつ剤。のぼせ・精神不穏・月経不順などに効がある。
とうかげんき【桃花源記】タウクワ‥🔗⭐🔉
とうかげんき【桃花源記】タウクワ‥
東晋の陶淵明作。武陵の漁夫が道に迷って桃林の奥にある村里に入りこむ。そこは秦の乱を避けた者の子孫が世の変遷を知ることなく、平和な生を楽しむ仙境であった。歓待されて帰り、また尋ねようとしたが見つからなかったという内容。→桃源
とうか‐すい【桃花水】タウクワ‥🔗⭐🔉
とうか‐すい【桃花水】タウクワ‥
(桃花が開く頃に春雨や氷の解け水で川が増水するからいう)春季の増水。
⇒とう‐か【桃花】
とうかずいよう【桃華蘂葉】タウクワ‥エフ🔗⭐🔉
とうかずいよう【桃華蘂葉】タウクワ‥エフ
有職故実書。一条兼良著。1巻。1480年(文明12)成る。一条家伝来の故実作法などを記して、子の冬良に与えたもの。
とうかせん【桃花扇】タウクワ‥🔗⭐🔉
とうかせん【桃花扇】タウクワ‥
清代の戯曲。4巻40齣せき。孔尚任の作。明朝滅亡を背景とし、侯方域と名妓李香君の恋を描いた伝奇。「長生殿」と共に清朝戯曲の双璧。1699年成る。
とう‐がん【桃顔】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐がん【桃顔】タウ‥
桃の花のように美しい顔。太平記21「金翠のよそほひをかざり―の媚を含んで」
とう‐け【桃家】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐け【桃家】タウ‥
芭蕉の門人、桃隣の流れを汲む者の称。各世、太白堂と号。
とう‐げん【桃源】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐げん【桃源】タウ‥
(陶淵明の「桃花源記」に書かれた理想郷から)俗世間を離れた別天地。仙境。武陵桃源。桃源郷。→桃花源記。
⇒とうげん‐きょう【桃源郷】
とうげん‐きょう【桃源郷】タウ‥キヤウ🔗⭐🔉
とうげん‐きょう【桃源郷】タウ‥キヤウ
(→)桃源に同じ。
⇒とう‐げん【桃源】
とうちゅうけん‐くもえもん【桃中軒雲右衛門】タウ‥ヱ‥🔗⭐🔉
とうちゅうけん‐くもえもん【桃中軒雲右衛門】タウ‥ヱ‥
浪曲師。茨城県(一説に群馬県)の人。はじめ九州・関西で人気を得、1907年(明治40)東京本郷座で「義士銘々伝」と題し赤穂義士の事跡を口演。台本を整備、伴奏・芸風を一新。浪曲中興の祖といわれる。(1873〜1916)
とう‐にん【桃仁】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐にん【桃仁】タウ‥
モモの種子の生薬名。漢方で駆瘀血くおけつ・鎮痛・緩下剤に用いる。赤褐色、扁平長円形で苦味があり、杏仁きょうにんに代用。椿説弓張月続編「催生湯は、―・芍薬・牡丹皮・茯苓・肉桂、この五味を等分にあはし」
⇒とうにん‐しゅ【桃仁酒】
とうにん‐しゅ【桃仁酒】タウ‥🔗⭐🔉
とうにん‐しゅ【桃仁酒】タウ‥
桃仁・白檀びゃくだんなどを焼酎にひたし、砂糖を加えて作った酒。
⇒とう‐にん【桃仁】
とう‐ふ【桃符】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐ふ【桃符】タウ‥
中国で、元旦などに門戸につける魔除けの符ふだ。桃の木で作り、百鬼を支配し防ぐ神荼しんと・鬱塁うつりつの2神の像を描き、のち吉祥の文字を記す。後代、紙をもって木に代えた。
とう‐よう【桃夭】タウエウ🔗⭐🔉
とう‐よう【桃夭】タウエウ
[詩経周南、桃夭](「夭」は、若く美しいさま)嫁ぐ女性を桃の美しさにたとえていう語。よめいりどき。嫁期。
とう‐り【桃李】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐り【桃李】タウ‥
①桃ももと李すもも。
②[劉禹錫、詩「満城桃李春官に属す」]試験官の採用した門下生。また、自分の推挙した人材。自分の取り立てた門人。
⇒桃李言わざれども下自ずから蹊を成す
⇒桃李の粧
⇒桃李門に満つ
○桃李言わざれども下自ずから蹊を成すとうりいわざれどもしたおのずからみちをなす🔗⭐🔉
○桃李言わざれども下自ずから蹊を成すとうりいわざれどもしたおのずからみちをなす
[史記李将軍伝、賛]桃李は何も言わないが、美しい花や実があるから人が集まり、下には自然に道ができる。徳ある者は自ら求めなくても、世人はその徳を慕って自然に集まり従うというたとえ。
⇒とう‐り【桃李】
どう‐りきがく【動力学】
①力学の中で、主に運動と力との関係を論ずる部門。↔静力学。
②運動学1に対して、物理系の変化の原因を探究する学問。
とうりくてん【唐六典】タウ‥
唐の三師・三公・三省・九寺・五監・十二衛の六職の官制・職掌に関する律令格式・勅などを分類し、体系・沿革を記した書。30巻。玄宗の勅命により張説・徐堅ら撰。李林甫ら注。738年成る。大唐六典。
とうり‐さんじん【東里山人】
江戸末期の洒落本・人情本作者。別号、鼻はな山人。山東京伝門。作「青楼籬の花」「契情肝粒志けいせいきもつぶし」など。(1791〜1858)
どうり‐ぜめ【道理責め】ダウ‥
道理を説いて責めること。理屈責め。
⇒どう‐り【道理】
とう‐りつ【倒立】タウ‥
さかさまに立つこと。さかだち。
⇒とうりつ‐ふりこ【倒立振子】
どう‐りつ【同率】
同じ率。同じ割合。
とうりつ‐ふりこ【倒立振子】タウ‥
錘おもりの部分が支点の真上にあるような振子。地震計などに応用される。
⇒とう‐りつ【倒立】
どうり‐づめ【道理詰め】ダウ‥
道理を以て言い詰めること。理詰め。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「あちらもこちらも―、道理のないは我ばかり」
⇒どう‐り【道理】
どうり‐で【道理で】ダウ‥
〔副〕
(その原因・理由ゆえに、の意)事情が分かって不審がなくなった意を表す語。なるほど。「―誰も来ない」
⇒どう‐り【道理】
とうり‐てん【忉利天】タウ‥
〔仏〕(梵語Trāyastriṃśa 三十三天と漢訳)六欲天の第2。須弥山しゅみせんの頂上にある。中央に帝釈天たいしゃくてんの止住する大城があり、その四方の峰に各8天があり、合して三十三天となる。
とうり‐とうりゃく【党利党略】タウ‥タウ‥
党利と党略。また、党利を図ってめぐらす策略。
⇒とう‐り【党利】
○桃李門に満つとうりもんにみつ🔗⭐🔉
○桃李門に満つとうりもんにみつ
[資治通鑑唐紀、則天武后久視元年]すぐれた人材が門下にたくさんいること。
⇒とう‐り【桃李】
とう‐りゃく【党略】タウ‥
党のためのはかりごと。党としての謀略。また、政党・党派が用いる謀略。「党利―」
とう‐りゃく【韜略】タウ‥
①六韜りくとう三略の略。
②転じて、兵法。
とう‐りゅう【当流】タウリウ
①この流儀。わが流派。
②当世流行の流儀。当世風。日本永代蔵6「連誹も―の行き方を覚え」
とう‐りゅう【逗留】‥リウ
①とどまって進まないこと。大鏡師尹「さばかりのことになりて―せさせ給はんやは」
②旅先で、しばらく宿泊すること。滞在。源平盛衰記34「しばしここに―す」。「長なが―」
③とどまっている時間。ひま。太平記26「我が屋に帰り物具せん―なかりければ」
どう‐りゅう【同流】‥リウ
①同じ流れ。その流れ。
②同じ流儀。その流儀。
③合流して一つの流れとなること。
どうりゅう【道隆】ダウ‥
⇒らんけいどうりゅう(蘭渓道隆)
とう‐りゅうもん【登竜門】
[後漢書党錮伝、李膺](竜門は中国の黄河中流の急流で、ここを登った鯉は竜になるといわれたことから)困難ではあるが、そこを突破すれば立身出世ができる関門。「作家の―」
どう‐りょ【同侶】
なかま。つれ。伴侶。
とう‐りょう【当量】タウリヤウ
主に化学当量のこと。また、電気化学当量、熱の仕事当量などの略。
とう‐りょう【投了】‥レウ
囲碁・将棋などで、一方が負けを認めて、勝負がつくこと。
とう‐りょう【東陵】
①中国の瀋陽の東郊にある清の太祖ヌルハチの陵。福陵。
②北京の北東、河北省遵化市にある清朝歴代の陵墓。北京南西の易県の西陵に対していう。
とう‐りょう【棟梁】‥リヤウ
①屋根の棟むねと梁はり。
②一つの集団や一国のささえとなる重要な人。景行紀「武内宿祢に命みことのりして―の臣としたまふ」
③おもだった人。統率者。平家物語3「是は当家の―」
④特に、大工のかしら。
⇒とうりょう‐おくり【棟梁送り】
とう‐りょう【等量】‥リヤウ
分量がひとしいこと。また、ひとしい分量。
とう‐りょう【統領】‥リヤウ
①統すべおさめること。また、その人。統御者。かしら。首領。
②平安時代、大宰府に属し、選士を統率した職。
③(consul フランス)フランス第一共和制時代の最高政務官。執政。
⇒とうりょう‐せいふ【統領政府】
とう‐りょう【頭領】‥リヤウ
多くの人々のかしら。首領。
どう‐りょう【同量】‥リヤウ
同じ分量。
どう‐りょう【同僚】‥レウ
職場または地位・役目などが同じ人。同役。「会社の―」
どうりょう【銅陵】
(Tongling)中国安徽省南部の都市。長江の南岸に位置する。中国有数の銅の産地で、非鉄金属工業の基地。
とうりょう‐おくり【棟梁送り】‥リヤウ‥
(→)「大工送り」に同じ。
⇒とう‐りょう【棟梁】
どうりょう‐さった【道了薩埵】ダウレウ‥
室町時代の曹洞宗の僧。字は妙覚。生国・俗姓未詳。相模最乗寺の開山了庵の弟子となり、1411年(応永18)同寺守護の大願を起こし、天狗となって昇天したので、その時の姿を写し、山門の守護神としたという。
とうりょう‐せいふ【統領政府】‥リヤウ‥
(Consulat フランス)総裁政府の後をうけ、1799年ナポレオンによるブリュメール十八日のクーデターから第一帝政の成立まで存続したフランス政府の称。初め臨時の、次いで任期10年の三統領を置き、その中の第一統領ナポレオンが終身統領を経て1804年皇帝に即位。執政政府。→総裁政府
⇒とう‐りょう【統領】
とう‐りょうもん【登竜門】
⇒とうりゅうもん
とうり‐よきょう【東籬余興】
(画題)菊花を描いた図。「東籬佳色」とも。
⇒とう‐り【東籬】
とう‐りょく【投力】
投擲とうてきの能力。
どう‐りょく【動力】
①機械などを動かす力。天然に存在するエネルギーを原動機によって機械的仕事に変形・発生させた能力。
②単位時間になされる仕事の量。工率。仕事率。工程。
⇒どうりょく‐いん【動力因】
⇒どうりょく‐けい【動力計】
⇒どうりょく‐こううんき【動力耕耘機】
⇒どうりょく‐しげん【動力資源】
⇒どうりょく‐しゃ【動力車】
⇒どうりょく‐シャベル【動力シャベル】
⇒どうりょく‐せん【動力船】
⇒どうりょく‐ろ【動力炉】
どうりょく‐いん【動力因】
〔哲〕アリストテレスの区別した四原因の一つ。たとえば家を建てる場合、大工の作業のような、現実に作用する原因をいう。今日では原因という場合、多くこれを指す。動因。作用因。→原因2。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐けい【動力計】
機関から発生する動力、機械が他の機械に伝える動力を測定する装置。摩擦により動力を吸収して測定する吸収動力計と器具を挿入する伝達動力計とがある。ダイナモメーター。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐こううんき【動力耕耘機】‥カウ‥
小型石油エンジンによる2輪の歩行型耕耘機械。回転する刃によって耕耘と砕土を同時に行う。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐しげん【動力資源】
動力を生む資源。すなわち石炭・石油・天然ガス・水力・ウランなど。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐しゃ【動力車】
運転用の原動機をそなえた車両。機関車・電車・気動車などの総称。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐シャベル【動力シャベル】
(→)パワー‐シャベルに同じ。
⇒どう‐りょく【動力】
どうりょく‐せん【動力船】
エンジンなどの動力を用いて進む船。
⇒どう‐りょく【動力】
とうりょく‐ゆ【冬緑油】
(winter green oil)ネコシデの樹皮やイチヤクソウなどの植物を水に浸し、蒸留してとる香油。サリチル酸メチルが主成分。香料・薬用。
どうりょく‐ろ【動力炉】
(power reactor)動力源として用いる原子炉の総称。発電用原子炉・船舶用原子炉・宇宙動力用原子炉など。
⇒どう‐りょく【動力】
とう‐りん【桃林】タウ‥🔗⭐🔉
とう‐りん【桃林】タウ‥
①桃の林。〈[季]春〉
②[書経武成「牛を桃林の野に放つ」](辺塞の名。周の武王が殷を討った後、そこに牛を放ったことから)牛の異称。
ものう‐の‐き【桃生柵】モノフ‥🔗⭐🔉
ものう‐の‐き【桃生柵】モノフ‥
奈良時代、陸奥の蝦夷に備えて築かれた城柵。所在地は宮城県石巻市飯野とする説が有力。桃生城。
もも【桃】🔗⭐🔉
もも【桃】
①バラ科の落葉小高木。中国原産。葉は披針形。4月頃、淡紅または白色の五弁花を開く。果実は大形球形で美味。古くから日本に栽培、邪気を払う力があるとされた。白桃・水蜜桃のほかに、皮に毛のないツバイモモ(アブラモモ)、果肉が黄色の黄桃おうとう、扁平な蟠桃はんとう、観賞用の花モモなど品種が多い。仁・葉は薬用。「桃の花」は〈[季]春〉、「桃の実」は〈[季]秋〉。万葉集19「春の苑紅にほふ―の花下照る道に出で立つをとめ」
モモ(実)
撮影:関戸 勇
②木綿きわたの実。
③襲かさねの色目。表は紅、裏は紅梅。また、表は白、裏は紅。一説に、表は薄紅、中陪なかべは白、裏は萌葱もえぎ。3月頃用いる。
④紋所の名。桃の実や花をかたどったもの。
⇒桃栗三年柿八年
②木綿きわたの実。
③襲かさねの色目。表は紅、裏は紅梅。また、表は白、裏は紅。一説に、表は薄紅、中陪なかべは白、裏は萌葱もえぎ。3月頃用いる。
④紋所の名。桃の実や花をかたどったもの。
⇒桃栗三年柿八年
もも‐いろ【桃色】🔗⭐🔉
もも‐いろ【桃色】
①桃の花の色。うすあかい色。淡紅色。桃紅。
Munsell color system: 2.5R6.5/8
②男女間の情事に関することにいう語。「―遊戯」
③俗に、やや左翼思想を帯びていること。
⇒ももいろ‐おしろい【桃色白粉】
ももいろ‐おしろい【桃色白粉】🔗⭐🔉
ももいろ‐おしろい【桃色白粉】
紅べにと白粉おしろいとをまぜて薄桃色にしたもの。
⇒もも‐いろ【桃色】
もも‐かわ【楊梅皮・桃皮】‥カハ🔗⭐🔉
もも‐かわ【楊梅皮・桃皮】‥カハ
ヤマモモの樹皮。その煎じ汁を薬用または染料とする。しぶき。ようばいひ。
○桃栗三年柿八年ももくりさんねんかきはちねん🔗⭐🔉
○桃栗三年柿八年ももくりさんねんかきはちねん
芽生えの時から、桃と栗とは3年、柿は8年たてば実を結ぶ意。どんなものにも相応の年数があるということ。
⇒もも【桃】
もも‐げ【肫・鳥臓】
(→)「ももき」に同じ。〈日葡辞書〉
ももこえ‐どり【百声鳥】‥コヱ‥
ホトトギスの異称。(藻塩草)
もも‐さえずり【百囀り】‥サヘヅリ
にぎやかにさえずること。永久百首「つれづれと何につけてか慰まん―の鳥なかりせば」
ももさか‐の‐ふね【百石の船】
容積の大きい船。万葉集11「―漕ぐ浦の」
もも‐しき【百磯城・百敷】
(枕詞「ももしきの」から転じて)禁中。禁庭。禁裏。内裏。皇居。古今和歌集雑「山川の音にのみきく―を身をはやながら見るよしもがな」
⇒ももしき‐の【百磯城の・百敷の】
ももしき‐の【百磯城の・百敷の】
〔枕〕
(多くの石や木で造った意、または、多くの石で造った城の意)「おほみや(大宮)」「内」などにかかる。古事記下「―大宮人は」
⇒もも‐しき【百磯城・百敷】
ももしの‐の【百小竹の】
〔枕〕
「みの(美濃)」にかかる。
もも‐じり【桃尻】
①馬に乗ることがまずくて鞍に尻がすわりにくいこと。桃の実のすわりが悪いのにたとえたもの。徒然草「馬など迎へにおこせたらんに、―にて落ちなんは心うかるべし」
②その場に座っていにくくて、立ち去ろうと腰を浮かすこと。尾崎紅葉、紫「姨様もえでぐんにやり、漸く―になりかけて」
モモス【Mōmos】
ギリシア神話で、他人の非をならし、皮肉をいうことの擬人神。ニュクス(夜の神)の子。
もも‐ぞの【桃園】
桃の樹を多く植えた庭園。
ももぞの‐てんのう【桃園天皇】‥ワウ
江戸中期の天皇。桜町天皇の第1皇子。名は遐仁とおひと。在位中、宝暦事件が起こる。(在位1747〜1762)(1741〜1762)→天皇(表)
もも‐ぞめ【桃染】
桃色に染めること。また、その色。
ももた‐がみ【百田紙】
土粉入りの厚い楮紙こうぞがみ。筑後国上妻郡辺春村百田(現、福岡県八女郡立花町)の原産。九州各地で産し、障子張りや書状に常用された。
もも‐だち【股立】
袴はかまの左右の、腰の側面にあたる明きの縫止めの所。
⇒股立を取る
もも‐じり【桃尻】🔗⭐🔉
もも‐じり【桃尻】
①馬に乗ることがまずくて鞍に尻がすわりにくいこと。桃の実のすわりが悪いのにたとえたもの。徒然草「馬など迎へにおこせたらんに、―にて落ちなんは心うかるべし」
②その場に座っていにくくて、立ち去ろうと腰を浮かすこと。尾崎紅葉、紫「姨様もえでぐんにやり、漸く―になりかけて」
もも‐ぞの【桃園】🔗⭐🔉
もも‐ぞの【桃園】
桃の樹を多く植えた庭園。
ももぞの‐てんのう【桃園天皇】‥ワウ🔗⭐🔉
ももぞの‐てんのう【桃園天皇】‥ワウ
江戸中期の天皇。桜町天皇の第1皇子。名は遐仁とおひと。在位中、宝暦事件が起こる。(在位1747〜1762)(1741〜1762)→天皇(表)
もも‐ぞめ【桃染】🔗⭐🔉
もも‐ぞめ【桃染】
桃色に染めること。また、その色。
ももたろう【桃太郎】‥ラウ🔗⭐🔉
ももたろう【桃太郎】‥ラウ
昔話の一つ。桃の中から生まれた桃太郎が、犬・猿・雉きじを連れて鬼ヶ島の鬼を退治するという話。室町時代の成立で、時代色を濃く反映し、忠孝勇武の徳を謳歌する。
もものい【桃井】‥ヰ🔗⭐🔉
もものい【桃井】‥ヰ
姓氏の一つ。足利氏の一門。
⇒もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】
⇒もものい‐しゅんぞう【桃井春蔵】
もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】‥ヰカウ‥🔗⭐🔉
もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】‥ヰカウ‥
室町中期、幸若舞の祖。名は直詮。幸若丸は幼名。越前の人。天性美声で、曲舞くせまい・平曲(平家琵琶)・声明しょうみょうなどの曲節をとりいれ、軍記物・草子物に自ら節付けして、幸若舞を創始したという。(1393〜1470または1403〜1480)
⇒もものい【桃井】
もものい‐しゅんぞう【桃井春蔵】‥ヰ‥ザウ🔗⭐🔉
もものい‐しゅんぞう【桃井春蔵】‥ヰ‥ザウ
幕末の剣客。名は直正。沼津藩士の家に生まれ、鏡新明智流士学館に入門。4代目を継ぎ、江戸一流の名声を得た。のち幕府講武所で指導。(1825〜1885)
⇒もものい【桃井】
もも‐の‐さかずき【桃の盃】‥サカヅキ🔗⭐🔉
もも‐の‐さかずき【桃の盃】‥サカヅキ
桃の節句に酒をくむ盃。為尹ためただ千首「弥生の三日の月の影はや差しそへよ―」
もも‐の‐さけ【桃の酒】🔗⭐🔉
もも‐の‐さけ【桃の酒】
桃の花を浸した酒。3月3日にこれを飲めば百病を除くという。
もも‐の‐せっく【桃の節句】🔗⭐🔉
もも‐の‐せっく【桃の節句】
3月3日の節句をいう。上巳じょうし。〈[季]春〉
もも‐の‐ゆみ【桃の弓】🔗⭐🔉
もも‐の‐ゆみ【桃の弓】
桃の木で作った弓。追儺ついなの時、鬼を射るのに用いた。
もも‐まゆ【桃眉】🔗⭐🔉
もも‐まゆ【桃眉】
桃の実のような黛まゆずみを薄く額に二つかいたもの。
もも‐やま【桃山】🔗⭐🔉
もも‐やま【桃山】
白餡しろあんに砂糖・卵黄と少量のみじん粉を練りまぜて焼き上げた和菓子。餡を包んだものもある。
桃山
撮影:関戸 勇
ももやま【桃山】(地名)🔗⭐🔉
ももやま【桃山】
京都市伏見区の地名。伏見の中心街の南東に当たり、伏見城の廃址に桃が多く植えられたため、この称が起こったという。明治天皇の伏見桃山陵、昭憲皇太后の伏見桃山東陵がある。
⇒ももやま‐じだい【桃山時代】
ももやま‐じだい【桃山時代】🔗⭐🔉
ももやま‐じだい【桃山時代】
時代区分の一つ。16世紀後半、豊臣秀吉が政権を握っていた約20年間の時期。美術史上は安土あづち桃山時代から江戸初期を含め、中世から近世への過渡期として重要。特に豪壮な城郭・殿邸・社寺の造営やその内部を飾る障壁画が発達。また、民衆の生活を示す風俗画の展開、陶芸・漆工・染織など工芸技術の進歩も著しい。
⇒ももやま【桃山】
もも‐ゆ【桃湯】🔗⭐🔉
もも‐ゆ【桃湯】
夏の土用中に桃の葉を入れて沸かした浴湯。汗疹あせもを治す効があるという。浮世風呂2序「残暑の―蹟篇あとへんなるべし」
もも‐われ【桃割れ】🔗⭐🔉
もも‐われ【桃割れ】
16、7歳位の少女の髪の結い方。左右に髪を分けて輪にして後頭上部で結び、鬢びんをふくらませたもの。明治・大正期に行われた。幸田露伴、いさなとり「花簪の大きなるを、此頃此辺ここらへ流行はやりて来たる―といふ髷まげにさして」
桃割れ
○股を割いて腹に充たすももをさいてはらにみたす
[貞観政要君道「猶なお股を割きて以て腹に啖くらわすがごとし、腹飽きて身斃たおる」]目先の利益だけを考えて、結局、損害を招くことのたとえ。また、自分の利益をはかって、かえって自分自身が倒れるたとえ。
⇒もも【股・腿】
○股を割いて腹に充たすももをさいてはらにみたす
[貞観政要君道「猶なお股を割きて以て腹に啖くらわすがごとし、腹飽きて身斃たおる」]目先の利益だけを考えて、結局、損害を招くことのたとえ。また、自分の利益をはかって、かえって自分自身が倒れるたとえ。
⇒もも【股・腿】
[漢]桃🔗⭐🔉
桃 字形
筆順
〔木部6画/10画/常用/3777・456D〕
〔音〕トウ〈タウ〉(漢)
〔訓〕もも
[意味]
果樹の名。もも(の実)。「桃李とうり・桃源郷・白桃」
[解字]
形声。「木」+音符「兆」(=左右に割れる)。さくっと二つに割れる木の実の意。
[下ツキ
桜桃・夾竹桃・白桃・扁桃・胡桃くるみ
[難読]
桃金嬢てんにんか・桃花鳥とき
筆順
〔木部6画/10画/常用/3777・456D〕
〔音〕トウ〈タウ〉(漢)
〔訓〕もも
[意味]
果樹の名。もも(の実)。「桃李とうり・桃源郷・白桃」
[解字]
形声。「木」+音符「兆」(=左右に割れる)。さくっと二つに割れる木の実の意。
[下ツキ
桜桃・夾竹桃・白桃・扁桃・胡桃くるみ
[難読]
桃金嬢てんにんか・桃花鳥とき
広辞苑に「桃」で始まるの検索結果 1-49。