複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (39)

じゃく【弱】🔗🔉

じゃく】 ①よわいこと。よわいもの。↔強。 ②20歳前後の称。 ③切り上げてその数になったことを示す語。実際はその数値よりもすこし少ないこと。「1万人―」↔強

じゃく‐えんき【弱塩基】🔗🔉

じゃく‐えんき弱塩基】 一部分しか電離しない塩基。アンモニア・アニリンの類。↔強塩基

じゃくおん‐き【弱音器】🔗🔉

じゃくおん‐き弱音器】 (mute)西洋楽器の音量を弱くし、また音色を変える器具または装置。バイオリンでは櫛形の小片を駒に取りつけ、金管楽器ではその開口部に徳利形・椀形の器具を挿入する。ミュート。ソルディーノ。

じゃく‐さん【弱酸】🔗🔉

じゃく‐さん弱酸】 一部分しか電離しない酸。酢酸・硫化水素の類。↔強酸

じゃく‐し【弱子】🔗🔉

じゃく‐し弱子】 ①年少の子供。 ②体力も気力も弱い子供。

じゃっ‐か【弱化】ジヤククワ🔗🔉

じゃっ‐か弱化ジヤククワ だんだん弱くなること。だんだん弱くすること。弱体化。「チームの―を招く」↔強化

じゃっ‐かん【弱冠】ジヤククワン🔗🔉

じゃっ‐かん弱冠ジヤククワン [礼記曲礼上] ①(古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶったことから)男子の20歳の異称。また、成年に達すること。懐風藻「年甫はじめて―、太政大臣に拝され」 ②年の若いこと。「―17歳で7段の棋士」

じゃっ‐き【弱起】ジヤク‥🔗🔉

じゃっ‐き弱起ジヤク‥ 音楽で、曲が弱拍から始まること。↔強起

じゃっ‐きゅう【弱弓】ジヤク‥🔗🔉

じゃっ‐きゅう弱弓ジヤク‥ 張りの弱い弓。↔強弓ごうきゅう

じゃっ‐こう【弱行】ジヤクカウ🔗🔉

じゃっ‐こう弱行ジヤクカウ 実行力の弱いこと。「薄志―」

じゃっ‐こく【弱国】ジヤク‥🔗🔉

じゃっ‐こく弱国ジヤク‥ 国力の弱い国。

よわ・い【弱い】🔗🔉

よわ・い弱い】 〔形〕[文]よわ・し(ク) ①力が少ない。強くない。万葉集3「岩戸わる手力もがも手―・き女にしあればすべのしらなく」。「風が―・くなる」 ②堪える力がない。もろい。丈夫でない。源氏物語柏木「御身―・うては行ひもし給ひてむや」。「体が―・い」「熱に―・い」「甘いものに―・い」 ③働きが劣っている。能力が乏しい。徒然草「のるべき馬をばまづよく見て、強き所―・き所を知るべし」。「足が―・くなる」「機械に―・い」 ④意志が堅固でない。心がしっかりしていない。源氏物語柏木「すこし―・き所つきて、なよびすぎたりしぞかし」。「気が―・い」 ⇒弱き者よ汝の名は女なり

よわ‐かた【弱肩】🔗🔉

よわ‐かた弱肩】 よわよわしい肩。自分の肩の謙譲語。祝詞、伊勢大神宮「忌部いみべの―に太襁ふとだすき取り懸けて」

よわ‐き【弱気】🔗🔉

よわ‐き弱気】 ①気が弱いこと。 ②(取引用語)相場が下落すると予想すること。 ↔強気。 ⇒よわき‐すじ【弱気筋】

よわき‐すじ【弱気筋】‥スヂ🔗🔉

よわき‐すじ弱気筋‥スヂ ①弱気の人々。 ②相場が下落すると予想する側の人々。ベアー。 ⇒よわ‐き【弱気】 ○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり (シェークスピアの戯曲「ハムレット」から)女とは何と心弱いものであることか。女はとかく男よりも弱い立場に置かれるものであるということ。 ⇒よわ・い【弱い】

○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり🔗🔉

○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり (シェークスピアの戯曲「ハムレット」から)女とは何と心弱いものであることか。女はとかく男よりも弱い立場に置かれるものであるということ。 ⇒よわ・い【弱い】 よわ‐ぎん弱吟】 謡曲の発声法の一つ。強吟つよぎんにくらべて音域が広く、音階が安定的で、声の顫動せんどうも規則的な部分。広範囲の謡で用い、とくに優美・沈痛などの表現には必ず用いる。柔吟。↔強吟 よわ‐げ弱気(→)「よわき」に同じ。平家物語12「敵に―を見えじと、押ふる袖のひまよりも余りて涙ぞこぼれける」 よわ‐ごし弱腰】 ①腰の左右の細いところ。おびしばり。好色一代男5「脇の下をつめり股をさすり、首すぢをうごかし―をこそぐり」 ②相手に立ち向かう意気地のないこと。消極的な態度。「―になる」「―外交」↔強腰 よわ‐ざいりょう弱材料‥レウ (取引用語)相場を下落させる原因となる種々の事柄。安材料。悪材料。売材料。↔強材料 よわ・し弱し】 〔形ク〕 ⇒よわい よわぞう弱蔵‥ザウ (擬人名)精力の弱い人。好色一代女1「生れつきて男の―は、女の身にしてはかなしき物ぞかし」 よ‐わたし夜亘し】 よどおし。一晩中。終夜。よもすがら。万葉集18「昼暮らし―聞けど」 よ‐わたらい世渡らひ‥ワタラヒ (→)「よわたり」に同じ。撰集抄「―の乏しく侍りしままに」 よ‐わたり世渡り】 世の中で生活してゆくこと。くちすぎ。よすぎ。よわたらい。渡世。古今著聞集16「―にも不足なければ」。「―のうまい人」 よ‐わた・る世渡る】 〔自四〕 世の中で生活してゆく。 よ‐わた・る夜渡る】 〔自四〕 夜間に渡り行く。夜の間に過ぎゆく。万葉集15「―・る月ははやも出でぬかも」 よわなさけうきなのよこぐし与話情浮名横櫛】 歌舞伎脚本。9幕。3世瀬川如皐作の世話物。通称「切られ与三よさ」。1853年(嘉永6)初演。複雑なお家騒動の筋であるが、伊豆屋与三郎と木更津の博徒の妾お富との見初め、露見、再会が中心で、特に再会の「源氏店(玄冶店げんやだな)」が強請場ゆすりばとして有名。 →文献資料[与話情浮名横櫛(源氏店の場)] よわ‐ね弱音】 ①弱々しい声音こわね。力のない物言い。 ②いくじのない言葉。「―を吐く」 よわ‐の‐あき夜半の秋ヨハ‥ 秋の夜なか。〈[季]秋〉 よわ‐の‐あらし夜半の嵐ヨハ‥ ①夜吹く嵐。 ②(親鸞聖人絵詞伝「明日ありと思ふ心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」に基づく)一夜にして桜花を散らす嵐。無常の風。無常迅速のたとえ。 よわ‐の‐けぶり夜半の煙ヨハ‥ 夜立つけむり。特に、火葬のけむり。 よわのねざめ夜半の寝覚ヨハ‥ (→)「夜の寝覚よるのねざめの別称。 よわ‐び弱火】 煮炊きで、火力の弱い火。とろ火。 よわ‐ふくみ弱含み】 (取引用語)相場の動きが下がり気味の状態。よわぶくみ。↔強含み よわま・る弱まる】 〔自五〕 弱くなる。 よわ‐み弱み】 ①弱い気味。甲陽軍鑑9「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」 ②うしろめたい所。弱点。「―につけこむ」「―を握る」 よわ‐みそ弱味噌】 ①質の悪い味噌。おにみそ。 ②弱い者をののしっていう語。 よわ・む弱む】 〔他下二〕 ⇒よわめる(下一) よわ‐むし弱虫】 いくじのない者をののしっていう語。「―のくせに強がる」 よわ‐め弱目】 弱った状態。よわりめ。源氏物語夕霧「物怪などもかかる―に所得るものなりければ」 よわ・める弱める】 〔他下一〕[文]よわ・む(下二) 弱くする。よわらせる。「ガスの火を―・める」↔つよめる よわ‐もの弱者】 弱い者。気弱い者。 よわ‐よわ弱弱】 きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」 よわよわ‐し・い弱弱しい】 〔形〕[文]よわよわ・し(シク) きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」 よわり弱り】 弱ること。衰えること。おとろえ。 よわり‐き・る弱り切る】 〔自五〕 ①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。 ②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」 よわり‐だいこ弱り大根】 (尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。 よわり‐ぬ・く弱り抜く】 〔自五〕 たいへん弱る。弱ってしまう。 よわり‐は・てる弱り果てる】 〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二) ①すっかり弱くなる。非常に衰える。 ②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」 よわり‐め弱り目】 弱った状態。弱った時。 ⇒弱り目に祟り目

よわ‐ぎん【弱吟】🔗🔉

よわ‐ぎん弱吟】 謡曲の発声法の一つ。強吟つよぎんにくらべて音域が広く、音階が安定的で、声の顫動せんどうも規則的な部分。広範囲の謡で用い、とくに優美・沈痛などの表現には必ず用いる。柔吟。↔強吟

よわ‐げ【弱気】🔗🔉

よわ‐げ弱気(→)「よわき」に同じ。平家物語12「敵に―を見えじと、押ふる袖のひまよりも余りて涙ぞこぼれける」

よわ‐ごし【弱腰】🔗🔉

よわ‐ごし弱腰】 ①腰の左右の細いところ。おびしばり。好色一代男5「脇の下をつめり股をさすり、首すぢをうごかし―をこそぐり」 ②相手に立ち向かう意気地のないこと。消極的な態度。「―になる」「―外交」↔強腰

よわ‐ざいりょう【弱材料】‥レウ🔗🔉

よわ‐ざいりょう弱材料‥レウ (取引用語)相場を下落させる原因となる種々の事柄。安材料。悪材料。売材料。↔強材料

よわ・し【弱し】🔗🔉

よわ・し弱し】 〔形ク〕 ⇒よわい

よわ‐ね【弱音】🔗🔉

よわ‐ね弱音】 ①弱々しい声音こわね。力のない物言い。 ②いくじのない言葉。「―を吐く」

よわ‐び【弱火】🔗🔉

よわ‐び弱火】 煮炊きで、火力の弱い火。とろ火。

よわ‐ふくみ【弱含み】🔗🔉

よわ‐ふくみ弱含み】 (取引用語)相場の動きが下がり気味の状態。よわぶくみ。↔強含み

よわま・る【弱まる】🔗🔉

よわま・る弱まる】 〔自五〕 弱くなる。

よわ‐み【弱み】🔗🔉

よわ‐み弱み】 ①弱い気味。甲陽軍鑑9「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」 ②うしろめたい所。弱点。「―につけこむ」「―を握る」

よわ・む【弱む】🔗🔉

よわ・む弱む】 〔他下二〕 ⇒よわめる(下一)

よわ・める【弱める】🔗🔉

よわ・める弱める】 〔他下一〕[文]よわ・む(下二) 弱くする。よわらせる。「ガスの火を―・める」↔つよめる

よわ‐よわ【弱弱】🔗🔉

よわ‐よわ弱弱】 きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」

よわよわ‐し・い【弱弱しい】🔗🔉

よわよわ‐し・い弱弱しい】 〔形〕[文]よわよわ・し(シク) きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」

よわり【弱り】🔗🔉

よわり弱り】 弱ること。衰えること。おとろえ。

よわり‐き・る【弱り切る】🔗🔉

よわり‐き・る弱り切る】 〔自五〕 ①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。 ②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」

よわり‐だいこ【弱り大根】🔗🔉

よわり‐だいこ弱り大根】 (尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。

よわり‐ぬ・く【弱り抜く】🔗🔉

よわり‐ぬ・く弱り抜く】 〔自五〕 たいへん弱る。弱ってしまう。

よわり‐は・てる【弱り果てる】🔗🔉

よわり‐は・てる弱り果てる】 〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二) ①すっかり弱くなる。非常に衰える。 ②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」

よわり‐め【弱り目】🔗🔉

よわり‐め弱り目】 弱った状態。弱った時。 ⇒弱り目に祟り目 ○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ 不運の上に不運が重なること。「泣面なきつらに蜂」に同趣意。 ⇒よわり‐め【弱り目】

○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ🔗🔉

○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ 不運の上に不運が重なること。「泣面なきつらに蜂」に同趣意。 ⇒よわり‐め【弱り目】 よわ・る弱る】 〔自五〕 ①からだが弱くなる。また、勢力や気力が衰える。源氏物語夕顔「二三日になりぬるに、むげに―・るやうにし給ふ」。「足腰が―・る」「雨脚が―・る」 ②肉・魚などが腐る。日本永代蔵2「―・りし鯛の腹に針の立て所」 ③こまる。困却する。閉口へいこうする。「金かねが足りなくて―・っている」

よわ・る【弱る】🔗🔉

よわ・る弱る】 〔自五〕 ①からだが弱くなる。また、勢力や気力が衰える。源氏物語夕顔「二三日になりぬるに、むげに―・るやうにし給ふ」。「足腰が―・る」「雨脚が―・る」 ②肉・魚などが腐る。日本永代蔵2「―・りし鯛の腹に針の立て所」 ③こまる。困却する。閉口へいこうする。「金かねが足りなくて―・っている」 ○世を挙げてよをあげて 世の中の人がすべて。「―のお祭り気分」 ⇒よ【世・代】 ○世を出づよをいづ 俗世をのがれ出る。遁世とんせいする。出家する。千載和歌集「世をいではてぬ関となるらむ」 ⇒よ【世・代】 ○世を籠むよをこむ これから先、命が長い。年が若い。源氏物語手習「世を籠めたる盛にては、つひにいかがとなむ見給へ侍る」 ⇒よ【世・代】 ○夜を籠むよをこむ まだ夜が深い。まだ夜が明けない。枕草子136「夜をこめて鳥のそらねははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ」。日葡辞書「ヨヲコメテモノヲスル」 ⇒よ【夜】 ○世を去るよをさる 死ぬ。「失意のうちに―」 ⇒よ【世・代】 ○世を忍ぶよをしのぶ 世間の人の目を避けて、隠れて暮らす。「―仮の姿」 ⇒よ【世・代】 ○世を知るよをしる ①世の中のことをさとる。世情を知る。 ②男女の情を解する。世づく。源氏物語夕顔「世をまだ知らぬにもあらず」 ③国を治める。国政を執る。栄華物語「世をしりそめさせ給ひて後」 ⇒よ【世・代】 ○世を捨てるよをすてる 出家する。または隠遁する。 ⇒よ【世・代】 ○世を背くよをそむく ①俗世間に背をむける。隠遁する。出家する。 ②他界する。死ぬ。 ⇒よ【世・代】 ○世を保つよをたもつ 国を治める。大鏡文徳「世を保たせ給ふこと八年」 ⇒よ【世・代】 ○世を尽くすよをつくす 一生を送る。新古今和歌集「白浪の寄するなぎさに―」 ⇒よ【世・代】 ○夜を徹するよをてっする 一晩中寝ないで物事をする。徹夜する。「夜を徹して歩く」 ⇒よ【夜】 ○世を遁れるよをのがれる 俗塵の世から身を去る。出家する。世を離れる。「戦乱の―」 ⇒よ【世・代】 ○世を離れるよをはなれる 「世を遁のがれる」に同じ。→世(成句) ⇒よ【世・代】 ○世を憚るよをはばかる 人前に出るのを遠慮して慎む。世間に気がねして、ひっそりと暮らす。「―二人の仲」 ⇒よ【世・代】 ○世を張るよをはる 見栄みえを張る。世間体をとりつくろう。 ⇒よ【世・代】 ○夜を日に継ぐよをひにつぐ [孟子離婁下]昼も夜も休まずつづけて物事をする。狂言、石神「世帯のことと申せば、夜を日に継いで油断なうかせぎまする」 ⇒よ【夜】 ○世を響かすよをひびかす 世間に大評判を立てる。 ⇒よ【世・代】 ○世を済すよをわたす 衆生を済度する。栄華物語鶴林「仏の世に出で給ひて、世を済し給へる、涅槃の山に隠れ給ひぬ」 ⇒よ【世・代】 ○世を渡るよをわたる 生計を立てる。生きていく。「―術すべを知らない」 ⇒よ【世・代】

[漢]弱🔗🔉

 字形  筆順 〔弓部7画/10画/教育/2869・3C65〕 [] 字形 〔弓部7画/10画〕 〔音〕ジャク(漢) ニャク(呉) 〔訓〕よわい・よわる・よわまる・よわめる [意味] ①よわい。力が足りない。なよなよしている。(対)強。「弱小・弱肉強食・軟弱・貧弱・虚弱」 ②よわまる。「衰弱」 ③わかい。年齢が少ない。「老弱・弱年・弱輩」▶もと、二十歳になった男子をいう。「弱冠」 ④その数よりやや数量が少ない。(対)強。「百名弱」 [解字] 本字は。「弓」+「彡」(=美しく飾る)の省略形を二つ並べた会意文字。美しく飾った、しなやかな曲線をもつ弓を表し、柔らかい、よわいの意。 [下ツキ 暗弱・胃弱・尫弱・強弱・虚弱・耗弱・色弱・荏弱・衰弱・脆弱・孱弱・繊弱・惰弱・懦弱・軟弱・柔弱・薄弱・微弱・病弱・貧弱・文弱・幼弱・羸弱・劣弱・老弱 [難読] 弱竹なよたけ・弱法師よろぼうし

大辞林の検索結果 (50)

じゃく【弱】🔗🔉

じゃく 【弱】 ■一■ [1] (名) よわいこと。 ⇔強 ■二■ (接尾) 数量を表す名詞に付いて,端数を切り上げた数字であることを表す。足らず。 ⇔強 「二か月―」

じゃく-えんき【弱塩基】🔗🔉

じゃく-えんき [3] 【弱塩基】 水溶液中での電離度が小さい塩基。生成する水酸化物イオンの濃度が小さく,また他の物質から水素イオンを奪う能力も弱い。水酸化アルミニウム・アニリンなど。

じゃく-おん【弱音】🔗🔉

じゃく-おん [0] 【弱音】 弱い音。

じゃくおん-き【弱音器】🔗🔉

じゃくおん-き [3] 【弱音器】 弦楽器・金管楽器などで,音の振動を抑制したり音色を変化させたりするための器具。ミュート。ソルディーノ。

じゃく-さん【弱酸】🔗🔉

じゃく-さん [0] 【弱酸】 水溶液中での電離度が小さい酸。生成する水素イオンの濃度が小さい。酢酸・ホウ酸など。

じゃっ-か【弱化】🔗🔉

じゃっ-か ジヤククワ [0] 【弱化】 (名)スル 勢いや力がだんだん弱くなること。弱体化。 ⇔強化 「戦力が―する」

じゃっ-かん【弱冠】🔗🔉

じゃっ-かん ジヤククワン [0] 【弱冠】 (1)〔「礼記(曲礼上)」による。二〇歳を「弱」といって元服して冠をかぶったことから〕 男子二〇歳のこと。 (2)年が若いこと。「―一八歳にして新人王」

じゃっ-き【弱起】🔗🔉

じゃっ-き ジヤク― [1] 【弱起】 旋律や楽曲が弱拍,すなわち小節内の第一拍目以外の拍から始まること。 ⇔強起

じゃっ-けん【弱肩】🔗🔉

じゃっ-けん ジヤク― [0] 【弱肩】 野球で,ボールを投げる力が弱いこと。

じゃっ-こう【弱行】🔗🔉

じゃっ-こう ジヤクカウ [0] 【弱行】 実行力の弱いこと。「薄志―」

じゃっ-こく【弱国】🔗🔉

じゃっ-こく ジヤク― [0] 【弱国】 国力の弱い国。 ⇔強国

よわ・い【弱い】🔗🔉

よわ・い [2] 【弱い】 (形)[文]ク よわ・し (1)力や勢いがない。「―・い者いじめ」「―・い光」「―・い音」「川の流れが―・くなる」 (2)気持ちがしっかりしていない。勇気に乏しい。精神的にもろい。「気が―・い」「意志が―・い」「いざというときに―・い」 (3)丈夫でない。病気になりやすい。「からだが―・い」「足の―・いお年寄り」 (4)刺激やはたらきかけに対し,耐える力に乏しい。(ア)物理的・肉体的に耐える力に乏しい。「酒が―・い」「船に―・い」「この布は熱に―・い」「水害に―・い都市」(イ)意志的に耐える力に乏しい。心が左右されやすい。「女に―・い」「誘惑に―・い」「少し―・き所つきて,なよびすぎたりしけぞかし/源氏(柏木)」(ウ)弱みがある。うしろめたい。「その話をもち出されると―・い」 (5)得意でない。苦手である。よく知らない。よく通じていない。「数学が―・い」「その方面の事には―・い」 (6)技量が劣っている。へたである。「―・いチーム」「碁が―・い」 ⇔強い [派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名) [慣用] 腰が―・心臓が―

弱い相互作用🔗🔉

弱い相互作用 素粒子の基本的相互作用の一。重力相互作用を除いて最も弱く,強い相互作用の約 10 分の一であるが,レプトンにもハドロンにも普遍的に作用し,β崩壊はその代表例である。クォークやレプトンの間で,ウイークボソンによって媒介される。 →ウイークボソン

弱き者よ汝(ナンジ)の名は女なり🔗🔉

弱き者よ汝(ナンジ)の名は女なり 〔シェークスピアの「ハムレット」から。母が,夫の死後間もなく夫の弟と結婚してしまったことを嘆いてハムレットが言った言葉〕 女とは,なんと心弱いものか。このようにすぐに心変わりしてしまうとは。

よわ-き【弱気】🔗🔉

よわ-き [0] 【弱気】 (名・形動)[文]ナリ (1)事にあたって悪い結果などを予想して消極的になること。気の弱いこと。また,そのさま。そのような気持ちをもいう。 ⇔強気 「―な発言」「―になる」「―を出す」 (2)取引で,相場が将来下がると予想すること。 ⇔強気

よわき-すじ【弱気筋】🔗🔉

よわき-すじ ―スヂ [3][4] 【弱気筋】 相場の下落を予想する側の人々。 ⇔強気筋

よわ-ぎん【弱吟・柔吟】🔗🔉

よわ-ぎん [0] 【弱吟・柔吟】 能の謡の二種の吟型の一。優美・風雅・哀愁・女性的などの感じを表現する謡い方。ツヨ吟に比べてナビキ(ビブラート)が穏やかで規則的なため音高が聞き取りやすく,音域も広いので,より旋律的に感じられる。 ⇔強吟(ツヨギン) 〔普通「ヨワ吟」と書く〕

よわ-ごし【弱腰】🔗🔉

よわ-ごし [0] 【弱腰】 (名・形動) (1)腰の左右の細くなったところ。帯をしめるところ。「酔客の―の辺(アタリ)を一衝(ヒトアテ)撞(ア)てたりければ/金色夜叉(紅葉)」 (2)相手に対して強い態度に出られず,弱気である・こと(さま)。 ⇔強腰 「―の外交姿勢」「交渉に―は禁物だ」「―になる」

よわ-ざいりょう【弱材料】🔗🔉

よわ-ざいりょう ―ザイレウ [3] 【弱材料】 「悪材料(アクザイリヨウ)」に同じ。

よわ・し【弱し】🔗🔉

よわ・し 【弱し】 (形ク) ⇒よわい

よわ-ね【弱音】🔗🔉

よわ-ね [0] 【弱音】 弱々しい声。意気地のない言葉。「―を吐く」

よわ-び【弱火】🔗🔉

よわ-び [0] 【弱火】 勢いの弱い火。とろ火。 ⇔強火

よわ-ふくみ【弱含み】🔗🔉

よわ-ふくみ [3][0] 【弱含み】 〔「よわぶくみ」とも〕 取引で,相場に先行き下がりそうな気配のあること。 ⇔強含み

よわ-ま・る【弱まる】🔗🔉

よわ-ま・る [3] 【弱まる】 (動ラ五[四]) 弱くなる。 ⇔強まる 「体力が―・る」「風が―・る」

よわ-み【弱み】🔗🔉

よわ-み [3] 【弱み】 (1)弱々しい感じ。 (2)うしろめたいところ。弱点。欠点。「相手の―をにぎる」 ⇔強み

よわ・む【弱む】🔗🔉

よわ・む 【弱む】 (動マ下二) ⇒よわめる

よわ・める【弱める】🔗🔉

よわ・める [3] 【弱める】 (動マ下一)[文]マ下二 よわ・む 力・勢いを衰えさせる。弱くする。 ⇔強める 「火勢を―・める」「批判のトーンを―・める」

よわり【弱り】🔗🔉

よわり [3] 【弱り】 弱ること。衰えること。「気の―」

よわり=目((ヨワリメ))に祟(タタ)り目🔗🔉

――目((ヨワリメ))に祟(タタ)り目 困ったときに,さらに困ったことが起こること。不運に不運が重なること。泣き面(ツラ)に蜂。

よわり-め【弱り目】🔗🔉

よわり-め [0][4] 【弱り目】 弱ったとき。困ったとき。

よわり-き・る【弱り切る】🔗🔉

よわり-き・る [4] 【弱り切る】 (動ラ五[四]) (1)すっかり衰える。ひどく衰弱する。弱り果てる。「からだが―・っている」 (2)非常に困る。困り抜く。「―・った顔」

よわり-こ・む【弱り込む】🔗🔉

よわり-こ・む [0][4] 【弱り込む】 (動マ五[四]) 非常に困る。弱り切る。「一時は全く金には―・んだ/或る女(武郎)」

よわり-ぬ・く【弱り抜く】🔗🔉

よわり-ぬ・く [4] 【弱り抜く】 (動カ五[四]) 非常に困る。困り抜く。弱り切る。

よわり-は・てる【弱り果てる】🔗🔉

よわり-は・てる [5] 【弱り果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 よわりは・つ (1)すっかり弱くなる。ひどく衰える。「―・てた身体」 (2)非常に困る。困り抜く。「難題をかかえて―・てる」

よわ・る【弱る】🔗🔉

よわ・る [2] 【弱る】 (動ラ五[四]) 〔「弱し」の動詞化〕 (1)体力が衰える。身体が弱くなる。「体が―・る」「脚力が―・る」 (2)物事の勢いが衰える。「気力が―・る」「秋風に声―・り行く鈴虫の/後拾遺(秋上)」 (3)困る。「―・った事になった」 (4)魚肉などの鮮度が落ちる。「―・りし鯛の腹に針の立所/浮世草子・永代蔵 2」

じゃくおんき【弱音器】(和英)🔗🔉

じゃくおんき【弱音器】 《楽》a damper;→英和 a mute.→英和

よわい【弱い】(和英)🔗🔉

よわい【弱い】 weak;→英和 [からだが]poor;→英和 frail;→英和 delicate;→英和 timid (気が);→英和 [光などが]feeble;→英和 faint;→英和 gentle (風が);→英和 [酒が]weak;→英和 mild.→英和 酒に〜 get easily drunk.船に〜 be a poor sailor.数学が〜 be weak in mathematics.〜者いじめをする bully.→英和

よわき【弱気を出す】(和英)🔗🔉

よわき【弱気を出す】 lose courage[one's nerve].〜である The tone of the market is weak (株式市場が).

よわく【弱くなる】(和英)🔗🔉

よわく【弱くなる】 become weak;grow weaker.〜する weaken;→英和 turn down.

よわごし【弱腰の】(和英)🔗🔉

よわごし【弱腰の】 weak-kneed;timid.→英和

よわね【弱音を吐く】(和英)🔗🔉

よわね【弱音を吐く】 give in;complain.→英和

よわび【弱火】(和英)🔗🔉

よわび【弱火】 low flame[heat].

よわまる【弱まる】(和英)🔗🔉

よわまる【弱まる】 weaken;→英和 soften (音などが);→英和 abate (風などが).→英和

よわみ【弱み】(和英)🔗🔉

よわみ【弱み】 [弱点]a weakness;→英和 a weak point.〜につけ込む take advantage of a person's weakness.

よわめる【弱める】(和英)🔗🔉

よわめる【弱める】 weaken;→英和 enfeeble;→英和 slow down (速力を).

よわよわしい【弱々しい】(和英)🔗🔉

よわよわしい【弱々しい】 weak-[delicate-,frail-]looking;feeble.→英和

よわらせる【弱らせる】(和英)🔗🔉

よわらせる【弱らせる】 [困らせる]annoy;→英和 embarrass.→英和 ⇒弱める.

よわりはてる【弱り果てる】(和英)🔗🔉

よわりはてる【弱り果てる】 be utterly exhausted;be worn out;be quite at a loss (困りきる).→英和

よわりめ【弱り目に祟り目】(和英)🔗🔉

よわりめ【弱り目に祟り目】 Misfortunes never come singly[alone].

よわる【弱る】(和英)🔗🔉

よわる【弱る】 grow weak[feeble];weaken;→英和 fail in health (からだが);be tired[exhausted](疲れる);be depressed (落胆);be worried[annoyed,embarrassed](困る).

広辞苑+大辞林−弱で始まるの検索結果。もっと読み込む