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く🔗⭐🔉
く
〔接尾〕活用語に付いて名詞化する。四段活用の動詞に付いて「言はく」「思はく」など、その他の動詞に付いて「恋ふらく」「見らく」など、助動詞に付いて「知らなく」「有らなく」(打消)、「掛けまく」「散らまく」(推量)、「来しく」「寝しく」(過去)など。→ク語法。
1 主語または連用修飾語となる場合。
…こと。…すること。…するもの。*古事記‐中・歌謡「立柧
(たちそば)の実の無け久(ク)をこきしひゑね」*万葉‐一六九「あかねさす日は照らせれどぬば玉の夜渡る月の隠ら久(ク)惜しも」
…するところ。…する場所。*万葉‐八二三「梅の花散ら久(ク)はいづくしかすがに」
…する時に。…する時。*万葉‐七四「み吉野の山の嵐の寒け久(ク)にはたや今宵も我が一人寝む」
2 引用文を導く場合。多く「言う」「思う」などの意の動詞に付く。…ことには。…のは。*万葉‐三八四〇「寺々の女餓鬼(めがき)申さ久(ク)大三輪の男餓鬼給りてその子生まはむ」
3 引用文の末尾に置かれ、引用句を形成する場合。…すること(と申し上げる)。*続日本紀‐文武元年八月一七日・宣命「神ながら所思行佐久(おもほしめさク)と」
4 (多く、「…くに」「…くも」の形で用いる)文末に位置し、文全体を名詞止めの感動文とする場合。特に万葉集では否定の助動詞「ず」の未然形とともに、「なくに」の形で用いられることが多い。…することよ。…であることよ。*万葉‐一七二一「苦しくも暮れ行く日かも吉野川清き河原を見れど飽かな君(くに)」*万葉‐三五五四「妹が寝(ぬ)る床のあたりに岩ぐくる水にもがもよ入りて寝ま久(ク)も」
[補注](1)接続については諸説がある。(イ)四段活用・ラ変動詞・助動詞「けり」「り」「む」「ず」の未然形、形容詞には古い未然形「け」にそれぞれ接尾語「く」が付き、その他の場合には、終止形に接尾語「らく」が付き、助動詞「き」は例外として連体形に付くとする。(ロ)活用語の未然形に、推量の助動詞「む」の零表記を媒介として、「こと」を意味する不完全名詞の「く」が付いたとする。(ハ)活用語の連体形に接尾語「く」が付くとする。(ニ)活用語の連体形に形式名詞「あく」が付くとする。(2)語源については、「其処(そこ)」などの「こ」、「奥処(おくか)」などの「か」、「何処(いづく)」などの「く」など、位置や場所を表わす語と同源とする説や、形式名詞「こと」を一音化した語と見る説もある。




く【く・ク】🔗⭐🔉
く【く・ク】
五十音図の第二行第三段(カ行ウ段)に置かれ、五十音順で第八位のかな。いろは順では第二十八位で、「お」のあと、「や」の前に位置する。現代標準語の音韻では、軟口蓋の無声破裂音kと母音uとの結合した音節kuにあたり、これを清音の「く」という。これに対して、濁点をつけた「ぐ」は、軟口蓋の有声破裂音gの結合した音節guと、軟口蓋の通鼻破裂音
の結合した音節
uとにあてられる。
uは語頭以外でguの代わりに現われる。gu,
uを合わせて「く」の濁音といい、特に
uについては鼻濁音の「ぐ」という。鼻濁音の「ぐ」を特に示す必要があるときは、濁点を一点にし、または半濁点
を用いることがある。「く」の字形は「久」の草体から出たもの、「ク」の字形は「久」の初二画をとったものである。ローマ字では、清音にkuを、濁音にguをあてる。






く【九・玖】🔗⭐🔉
く【九・玖】
1 数の名。ここのつ。八の次の数。きゅう。
2 第九番目。
く【口】🔗⭐🔉
く【口】
(「く」は呉音)
1 仏語。くち。また、口から出すことば。身・意と合わせて、三業(さんごう)という。→口業(くごう)。
2 横笛の、吹きぐちの穴の名。八孔の一つ。上部にあって、口にあてて吹く部分。歌口(うたぐち)。
〔接尾〕
1 人数を数えるのに用いる。人(にん)。また、口をもった生物をかぞえるのにも用いる。*霊異記‐上・七「大きなる亀四口を売る」
2 一人分を単位としたものの数を数えるのに用いる。
3 口のあいている器物を数えるのに用いる。*延喜式‐二「洗盤六口」
4 武器や農具などの刃物の類を数えるのに用いる。*延喜式‐一「烏装横刀六口。〈略〉鍬六口」


く【工】🔗⭐🔉
く【工】
1 笙(しょう)の吹き口の真上にある最長の管の名。その音は乙の上無(かみむ)。左の拇指でおさえる。
2 笙の奏法の一つ。工・凡(ぼ)・乙(お)・美(び)・行(ぎょう)・七(しち)の六管を同時に鳴らすもので、不協和音である。合竹(あいたけ)。
3 雅楽の琵琶の甲所(かんどころ)の名。第一弦の第一の柱の名、およびそれをおさえた音。左手の食指でおさえる。
く【区】🔗⭐🔉
く【区】
1 いくつかに分けた区画の単位。地域の区分。
2 自治区。特別地方公共団体として法人格が与えられ、一定の限度で自治権が認められているもの。東京都の二三区がそれにあたる。特別区。
3 かつての北海道区制・沖縄県区制による区画。市に相当する地方自治体であった。
4 行政区。政令で指定する人口五〇万以上の市におかれる行政上の区画単位。
5 財産区。市町村・特別区の一部で財産を有し、公の施設を設けている場合に、その財産権に与えられる法人格。
6 行政上の必要により定められた特定の区画単位。選挙区、学区など。
7 地理上の区画単位。気候区など。
〔接尾〕
1 区画、区域などをさしていうのに用いる。「東京第一区の投票率」
2 区間を数えるのに用いる。「全線一区一〇〇円」
3 建物を数えるのに用いる。*皇太神宮儀式帳「正殿壱区長三丈六尺、広一丈八尺、高一丈一尺」


く【句】🔗⭐🔉
く【句】
1 文章の中のことばのひと区切り。また、ことばのひとつづき。
2 詩歌の構成単位。
漢詩で、四字、五字または七字などをつづけたひとまとまり。
和歌で、韻律上、五音節、七音節などで区切られたもの。*古今‐四一〇「かきつばたといふいつもじをくのかしらにすへて」
短歌、連歌などで、五七五、または、七七などの音節の組み合わせでまとめられるひと区切り。上の句、下の句、前句、付け句の類。
3 俳句。連句の発句をいう。
4 格言、または慣用句をいう。
5 説いて聞かせることば。説明する事柄。*洒・遊婦里会談「その身うけの金の事にゃア、大ぶ句のある事さ」
6 言語単位の一つ。
単語をつづって、ひとまとまりの思想を表わすもの。思想の言語的表現の最小のまとまり。学説によっては、主語、述語を備えたものとし、また、それが文の部分となっているものとする。
二個以上の単語がつづいて、一個の名詞または動詞、その他の単語と同様のはたらきをなすもの。
一個の自立語に助詞、助動詞を伴ったひとつづき。文節。
7 平曲で、その語られる一章段。
8 個々の単音を文(もん)、その文が連続して作られた事物の名称を名(みょう)といい、その名が連なってまとまった意を表わす章句を句という。「花は紅」の類。また、能詮の教を句といい、所詮の理を義といい、合わせて句義という。
〔接尾〕
1 連歌の各句や俳句などを数えるのに用いる。
2 平曲の章段を数えるのに用いる。








く【苦】🔗⭐🔉
く【苦】
1 苦しみ。なやみ。苦悩。「苦あれば楽あり」
2 ほねおり。労苦。苦労。
3 気をつかうこと。心づかい。心配。心痛。「苦にする」「苦になる」
4 仏語。人が自分のもつ煩悩や悪い行ないのために、その報いとして受ける苦しみ。四苦、八苦など、さまざまな数え方がある。
●苦に=する[=病(や)む]
ひじょうに気にかけて心配する。たいへん思いなやむ。「借金を苦にしての自殺」*浮・西鶴織留‐三「そんな事はひとつもくにせず、皆我に打まかせ」
●苦になる
気にかかって、心の重荷になる。*仮・浮世物語‐一「歌を歌ひ、酒飲み、浮に浮いて慰み、手前の摺切も苦(ク)にならず」
●苦は色変える松の風
松に吹く風の音だけを聞いてゆうゆうと暮らしている世捨て人にも、苦労の性質が変わっているだけで、やはりちがった苦労があるものだ。人間はどんな人でも、それぞれ苦労があるものだ。また、苦労にはいろいろあるものだの意。古歌(典拠未詳)の「浪の音聞かじと入りし山の奥に苦は色かへで松風ぞ吹く」によるか。
●苦は楽(らく)の種(たね)
いま苦労するのは、後日の安楽のために種をまいておくようなものだ、という意。現在の苦労は、将来の幸福のもとになる。「楽は苦の種、苦は楽の種」と続けて用いられる。
●苦もない
苦労することもない。たやすい。ぞうさない。「苦もなくなしとげる」
く【垢】🔗⭐🔉
く【垢】
(梵mala の訳語。心性をけがすものの意で)仏語。人間の心身をけがしなやます精神作用、すなわち煩悩の異称。
く【矩】🔗⭐🔉
く【矩】
外惑星が黄経差九〇度の位置にあること。またはその時刻をいう。プラス九〇度の場合を東方矩、東矩、上矩、マイナス九〇度の場合を西方矩、西矩、下矩などという。
く【
】🔗⭐🔉
く【
】
糸の重さの単位。令(りょう)では一六両を一
と規定。のち、品質によって差異ができた。


く【躯】🔗⭐🔉
く【躯】
からだ。肉体。身。
〔接尾〕仏像などを数えるのに用いる。体(たい)。「仏像一千躯」


く【来】🔗⭐🔉
く【来】
〔自カ変〕⇒くる(来)
く【消】🔗⭐🔉
く【消】
〔自カ下二〕⇒け(消)
く【処・所】🔗⭐🔉
く【処・所】
〔語素〕名詞または、それに準ずるもの、動詞の連用形に付いて場所の意味を示す。「いづく」「こもりく」など。「みやこ」「いづこ」「そこ」などの「こ」、「おくか」「くぬか」「ありか」「すみか」などの「か」と同語源の語。
ク【倶】🔗⭐🔉
ク【倶】
「クラブ」の略。
く‐あくせつ【口悪説】🔗⭐🔉
く‐あくせつ【口悪説】
仏語。戒律で軽罪として定める突吉羅罪(ときらざい=身の悪作と口の悪説との総称)の一つ。口に妄語、綺語、両舌、悪口などを出すこと。
クアラ‐ルンプール🔗⭐🔉
クアラ‐ルンプール
(Kuala Lumpur)マレーシアの首都。マライ半島の南西部にあり、付近で錫(すず)の採掘、ゴムの栽培が行なわれる。
く‐あわせ【句合】(‥あはせ)🔗⭐🔉
く‐あわせ【句合】(‥あはせ)
歌合や連歌合にならって、俳諧の発句、まれには付句を左右に対比してその優劣を定め、判詞を付けたもの。発句合(ほっくあわせ)。
く‐あん【句案】🔗⭐🔉
く‐あん【句案】
文章、和歌、俳句を作るのにあれこれと考えること。
くい【杭・杙・株】(くひ)🔗⭐🔉
くい【杭・杙・株】(くひ)
1 木の切り株。くいぜ。*万葉‐三八四六「法師らが鬚の剃り杭(くひ)馬つなぎ」
2 (杭・杙)地中に打ち込み、または埋め立てて、目印や支柱などにする木、鉄、コンクリートなどの棒。くえ。*大智度論平安初期点‐一六「或るときは鉄の杙(クヒ)に坐して」
3 (杙)(「とき(時)の杙(くい)」の略)中古、宮中で時刻を知らせる札をささえるために立てた杙。
くい【悔】🔗⭐🔉
くい【悔】
くいること。後悔。*源氏‐薄雲「何のくひか侍らむ」
くい【食・喰】(くひ)🔗⭐🔉
くい【食・喰】(くひ)
1 食うこと。くらうこと。*狂言記・今悔「きつねどのがくひにかかられまする」
2 魚が釣針にかかること。魚がえさをくうこと。「食いがいい(悪い)」
くい【
】(くひ)🔗⭐🔉
くい【
】(くひ)
牛や馬につく壁蝨(だに)。


く‐い【区医】🔗⭐🔉
く‐い【区医】
区役所で、その区の医療関係のことについて、嘱託する医者。
く‐い【句意】🔗⭐🔉
く‐い【句意】
句の意味。俳句の意味。
くい‐あい【食合】(くひあひ)🔗⭐🔉
くい‐あい【食合】(くひあひ)
1 くいあうこと。
2 かかわりあい。関係。*伎・男伊達初買曾我‐三「あれに喰合はない」
3 取引相場で、約定した売りと買いとの組み合わせ。取り組み。
くい‐あ・う【食い合う】(くひあふ)🔗⭐🔉
くい‐あ・う【食い合う】(くひあふ)
〔自ワ五(ハ四)〕
1 相手や、相手のものを互いに食う。また、互いにかむ。かみ合う。*書紀‐欽明即位前(寛文版訓)「二の狼の相闘(クヒアヒ)」
2 物を組み合わせた個所が、互いにしっくりはまる。また、あるものと他のものとが一致する。「歯車(話)が食い合わない」
3 取引相場で、約定した売りと買いとがうまく組み合う。
〔他ワ五(ハ四)〕
1 一つのものをいっしょに食う。
2 互いに相手の勢力範囲や領分を侵す。


くい‐あげ【食上】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あげ【食上】(くひ‥)
扶持米を取りあげられること。また、その結果、食べること、生活していくことができなくなること。転じて、失職して生活の手段を失うことの意にも用いる。「飯の食い上げ」
くい‐あ・きる【食い飽きる・食い厭きる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あ・きる【食い飽きる・食い厭きる】(くひ‥)
〔自カ上一〕=くいあく(食飽)
くい‐あ・く【食い飽く・食い厭く】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あ・く【食い飽く・食い厭く】(くひ‥)
〔自カ四〕あきあきするほど食う。また、多量に食べたり、しばしば食べたりして食べたくなくなる。食い飽きる。
くい‐あ・つ【食い当つ】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あ・つ【食い当つ】(くひ‥)
〔他タ下二〕食って歯に当てる。歯でかみあてる。*源氏‐横笛「御歯のおひ出づるにくひあてむとて、たかうなを」
くい‐あまし【食余】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あまし【食余】(くひ‥)
食べ残すこと。くいのこし。
くい‐あまり【食余】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あまり【食余】(くひ‥)
食べきれないで残ること。また、そのもの。
くい‐あら・す【食い荒らす】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐あら・す【食い荒らす】(くひ‥)
〔他サ五(四)〕
1 乱暴に食べて損害を与える。食べ散らしてすっかりだめにする。「服を虫に食い荒らされる」
2 あれこれ食べ散らす。食い散らす。「猫がごみ箱を食い荒らす」
3 他の勢力範囲に侵入して害を与える。他の分野を侵す。
くい‐あらため【悔改】🔗⭐🔉
くい‐あらため【悔改】
1 くいあらためること。
2 キリスト教で、自分の罪を認め、それを詫びて心を神に向きかえること。悔悛。
くい‐あらた・める【悔い改める】🔗⭐🔉
くい‐あらた・める【悔い改める】
〔他マ下一〕
くいあらた・む〔他マ下二〕あやまちを反省して、再び繰り返さないようにする。反省して行為を改める。

くい‐あわせ【食合】(くひあはせ)🔗⭐🔉
くい‐あわせ【食合】(くひあはせ)
1 上歯と下歯をかみ合わせること。かみあわせ。
2 いっしょに食べると体に害になるとされているものを、同時に食べること。鰻(うなぎ)と梅干、田螺(たにし)とそばなど。
3 凹凸を刻んだ材木を入り組ませてつぎあわすこと。また、その個所。
4 取引相場の語。
取引所員が客の売注文と買注文のうち同一の銘柄、期限、数量のものを組み合わせて、市場に出さず売買を成立させること。呑み合わせ。向かい合わせ。
取引所での売買取り組み高。
5 忌明けの時、平常の生活に戻る食事。また、その食事の方式。


くい‐あわ・せる【食い合わせる】(くひあはせる)🔗⭐🔉
くい‐あわ・せる【食い合わせる】(くひあはせる)
〔他サ下一〕
くひあは・す〔他サ下二〕
1 上歯と下歯をかみ合わせる。歯がみをする。
2 二種以上のものを同時に食べる。特に、いっしょに食べると体を害するものを同時に食べる。
3 歯車、ありさし細工など、凸部と凹部とをぴったりと合わせる。かみ合わせる。
4 互いの視線を強く合わせる。
5 ちょうど出合わせる。出くわす。*滑・浮世風呂‐四「能(いい)日を食ひ合せたア」

くい‐いじ【食意地】(くひイヂ)🔗⭐🔉
くい‐いじ【食意地】(くひイヂ)
どうしても食べたいという欲望。くいけ。「食い意地が張る」
くい‐いだ・す【食い出だす】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐いだ・す【食い出だす】(くひ‥)
〔他サ四〕歯をくいしばってむきだす。かみいだす。*宇津保‐俊蔭「歯を剣のごとく、くひいだして怒る」
くい‐い・る【食い入る】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐い・る【食い入る】(くひ‥)
〔自ラ五(四)〕
1 かみついている歯が、深く物にはいり込む。また、強く密着した縄などが、肉に食い込む。
2 心、視線などが対象の中に強く、また深くはいり込む。没入する。また、強い影響力をもって心の中などにはいり込む。「テレビ(心)に食い入る」
クイーン🔗⭐🔉
クイーン
(英queen)〈クイン〉
1 女王。王妃。皇后。また比喩的に、ある一団の中の花形的女性。
2 女王の絵のあるトランプの札。
3 チェスの駒の一つ。将棋の飛車と角行の働きを兼ねたもの。
クイーン‐エリザベス‐しょとう【クイーンエリザベス諸島】(‥エリザベスショタウ)🔗⭐🔉
クイーン‐エリザベス‐しょとう【クイーンエリザベス諸島】(‥エリザベスショタウ)
(クイーン‐エリザベスはQueen Elizabeth)カナダ北部、北極海に散在する島々。エルズミア島、メルビル島などを含む。アメリカ合衆国とカナダの共同の気象観測所が点在する。
クイーン‐サイズ🔗⭐🔉
クイーン‐サイズ
(英queen-size)女性服の大判。元来は「キング‐サイズ」につぐサイズをいうが、日本では、ふつう男性用の大判のキング‐サイズに対して、おもに女性用の大判をさす。
クイーンズ‐イングリッシュ🔗⭐🔉
クイーンズ‐イングリッシュ
(英Queen's English)英国の標準英語の、女王統治下での呼び名。→キングズ‐イングリッシュ
くい‐うち【杭打】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐うち【杭打】(くひ‥)
1 杭を地中に打ち込むこと。
2 =くいうちこうじ(杭打工事)
くいうち‐き【杭打機】(くひうち‥)🔗⭐🔉
くいうち‐き【杭打機】(くひうち‥)
重い物を上部から杭の上に落として杭を地中に打ち込む機械。
くいうち‐こうじ【杭打工事】(くひうち‥)🔗⭐🔉
くいうち‐こうじ【杭打工事】(くひうち‥)
建設工事で杭打ちを行なう工事。
くいうち‐じぎょう【杭打地形】(くひうちヂギャウ)🔗⭐🔉
くいうち‐じぎょう【杭打地形】(くひうちヂギャウ)
軟弱な地盤に基礎杭を打ちこみ、固めること。
クィエティスム🔗⭐🔉
クィエティスム
(フランスquietisme)〈キエティスム〉
1 自己の意志や行為を否定して、すべてを神にゆだね、そこに静かな安らぎを得ようとする主義。静寂主義。
2 カトリックの内部で、純粋な信仰を内面化して、霊魂の完全な安らぎを得ることができるとする神秘説。スペインのモリノスが唱えたもの。
くい‐おき【食置】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐おき【食置】(くひ‥)
=くいだめ(食溜)
くい‐かえ・す【悔い返す・悔い還す】(‥かへす)🔗⭐🔉
くい‐かえ・す【悔い返す・悔い還す】(‥かへす)
〔他サ四〕
1 取り消す。
2 中世、譲与、和与、寄進などで所有権が移転した後で、もとの所有者がその移転を破棄する。*百巻本東大寺文書‐久安二年六月一二日「雖
渡
与智禅得業
、後日悔返、所
奉
施
入温室田
也」







くい‐かか・る【食い掛かる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かか・る【食い掛かる】(くひ‥)
〔自ラ五(四)〕
1 おどりかかって食いつこうとする。*竹取「いはん方なくむくつげなるもの来て、くひかからんとしき」
2 くってかかる。たてつく。反抗する。
〔他ラ五(四)〕食べはじめる。


くい‐か・く【食い欠く】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐か・く【食い欠く】(くひ‥)
〔他カ四〕食いついてかみちぎる。
くい‐かくし【食隠】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かくし【食隠】(くひ‥)
(「くいがくし」とも)
1 人にかくして物を食べること。隠し食い。
2 内証で情人をつくること。また、馴染の遊女にかくれて、他の遊女のもとへ通うこと。
3 内証で金をためておくこと。へそくり。
くい‐かけ【食掛】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かけ【食掛】(くひ‥)
食べかけて、途中でやめること。また、その食べ物。くいさし。
くい‐か・ける【食い掛ける】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐か・ける【食い掛ける】(くひ‥)
〔他カ下一〕
くひか・く〔他カ下二〕
1 食べはじめる。
2 食べかけて中途でやめる。
3 文句を言う。くってかかる。*洒・契国策「三味せんはこへ枕を入れてあるけのとくひかけたり」

くい‐かじ・る【食い齧る】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かじ・る【食い齧る】(くひ‥)
〔他ラ五(四)〕
1 少しずつかじり食う。
2 一つのことをやり通さないで、あれこれと少しずつ手をつけて、途中でやめてしまう。
くい‐かせぎ【食稼】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かせぎ【食稼】(くひ‥)
食事にありつくために、仕事などの手伝いをすること。また、生活のためにかせぐこと。
くい‐か・つ【食い勝つ】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐か・つ【食い勝つ】(くひ‥)
〔自タ四〕食って体力をつけ、病気を克服すること。「病気に食い勝つ」
くい‐かなぐ・る【食いかなぐる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐かなぐ・る【食いかなぐる】(くひ‥)
〔他ラ四〕食べ散らかす。食い荒らす。
くい‐か・ねる【食い兼ねる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐か・ねる【食い兼ねる】(くひ‥)
〔自ナ下一〕
くひか・ぬ〔自ナ下二〕
1 食べづらく感じる。食べきれないでいる。
2 食うに困る。生活に窮する。*浄・重井筒‐上「くひかねぬ世もさんようづく」

くいかひとか【杭か人か】(くひかひとか)🔗⭐🔉
くいかひとか【杭か人か】(くひかひとか)
狂言。和泉流。臆病者の太郎冠者が夜回りの途中、ひそかに様子を見ている主の姿に何者かとおびえ、「人か杭か」と問う。「杭、杭」と答えられて安心し、主に「杭がものを言うか」としかられる。鷺流では「人か杭か」。
く‐いき【区域】(‥ヰキ)🔗⭐🔉
く‐いき【区域】(‥ヰキ)
区切りをした境域。区画した範囲。かぎり。しきり。さかい。「立入禁止区域」
くい‐きそ【杭基礎】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐きそ【杭基礎】(くひ‥)
地中に杭を打ち込んで基礎としたもの。多くは粗石、コンクリートなどで杭の支力を助けるようにする。
くい‐きり【食切】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐きり【食切】(くひ‥)
1 食いちぎること。歯でかみ切ること。また、食いつくすこと。
2 思い切ること。あきらめること。
3 はさみ型の釘抜きに似て、はさむ部分が刃になっているもの。針金などを切るのに用いる道具。
くい‐き・る【食い切る】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐き・る【食い切る】(くひ‥)
〔他ラ五(四)〕
1 歯でかみ切る。食いちぎる。「指を食い切る」
2 あるものを全部食べてしまう。食いつくす。*滑・浮世風呂‐四「食切らぬほどの大鰹」
3 まったく関係を絶つ。また、思い切る。*人情・春色梅児誉美‐三「どうか婆々が方を引離(クヒキッ)てやろふ」
くい‐くい🔗⭐🔉
くい‐くい
〔副〕
1 急に軽く二、三度引くことをいう語。
2 怒りがこみあげてくることを表わす語。*浮・新色五巻書‐二「乱心のくいくいと腹立る顔つき」
3 絶えず物事を気にかけることを表わす語。また、愚痴などをならべたてるさま。くよくよ。くどくど。*古文真宝後集抄‐一「心くいくいとなり」
4 蛙などが押えられてたてる声を表わす語。
くい‐ぐつ【杭鞋・杭沓】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐ぐつ【杭鞋・杭沓】(くひ‥)
杭の先端にはかせた金属製のかぶせもの。杭先を保護し、また打ち込みやすくするためのもの。くいわらじ。
くい‐け【食気】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐け【食気】(くひ‥)
食べ物を欲しいと思う気持。「色気より食い気」
くい‐こみ【食込】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐こみ【食込】(くひ‥)
食い込むこと。
1 侵食。侵入。「食い込みの部分」
2 欠損。*浄・神霊矢口渡‐三「商ひ知らねば喰込計り」
くい‐こ・む【食い込む】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐こ・む【食い込む】(くひ‥)
〔自マ五(四)〕
1 強く食いついて中に入りこむ。深く入りこむ。食い入る。「パンツのゴムが食い込む」
2 他の領域中にはいりこむ。侵入する。「隣の畑に食い込む」「次の時間に食い込む」
3 収入が少ないのに、支出が多いため、所持金やもとでが減る。*浮・日本永代蔵‐二「今は残らず喰込て」
くい‐ごろ【食頃】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐ごろ【食頃】(くひ‥)
食べるのに最も適した時期。食べごろ。
くい‐ころ・す【食い殺す】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐ころ・す【食い殺す】(くひ‥)
〔他サ五(四)〕食いついて殺す。かみ殺す。
クイズ🔗⭐🔉
クイズ
(英quiz)一方が質問を出し、他方がそれに答えるという形式の遊び。あてごと。「クイズ番組」
くい‐さが・す【食いさがす】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さが・す【食いさがす】(くひ‥)
〔他サ四〕(「さがす」は接尾語)
1 食い散らす。
2 男が女をさんざんもてあそぶ。
くい‐さがり【食下】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さがり【食下】(くひ‥)
1 食いさがること。
2 相撲でくいさがる型をいう。→くいさがる3
くい‐さが・る【食い下がる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さが・る【食い下がる】(くひ‥)
〔自ラ五(四)〕
1 食いついてぶらさがる。
2 どこまでも食いついて離れない。また粘り強く追求する。スポーツや勝負事などで、負けそうになりながらも粘り強く戦う。
3 相撲で、下手(したて)に相手の前褌(まえみつ)を引き、頭を相手の胸につけ腰をさげて低く組む。
くい‐さ・く【食い裂く】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さ・く【食い裂く】(くひ‥)
〔他カ五(四)〕食いついて裂く。口にくわえて裂く。*虎寛本狂言・花子「有様に云ずは、喰裂てのけうか」
くいさく‐こう【杭柵工】(くひサク‥)🔗⭐🔉
くいさく‐こう【杭柵工】(くひサク‥)
一定間隔をおいて親杭を打ち、その間に小杭をすき間なく打ち並べたもの。砂防用の柵として用いる。
くい‐さし【食止】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さし【食止】(くひ‥)
=くいかけ(食掛)
くい‐さ・す【食い止す】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐さ・す【食い止す】(くひ‥)
〔他サ五(四)〕
1 食べ終わらないで、中途でやめる。
2 ものごとに手をつけたまま、中途半端でやめることのたとえにいう。*浄・日本振袖始‐三「田も畠もくいさいた様で、はかがいかぬ」
くい‐しば・る【食い縛る】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐しば・る【食い縛る】(くひ‥)
〔他ラ五(四)〕
1 歯を強くかみしめる。食いしめる。「歯をくいしばる」
2 りきむ。強くこらえる。*狂言記・見物左衛門「くひしばってのられたが、落ちられずはよからうが」
くい‐しめ・す【食い湿す】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐しめ・す【食い湿す】(くひ‥)
〔他サ四〕口にくわえてぬらす。*太平記‐一二「絃くひしめして」
くい‐し・める【食い締める】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐し・める【食い締める】(くひ‥)
〔他マ下一〕
くひし・む〔他マ下二〕
1 =くいしばる(食縛)1
2 十分に飲み食いする。たらふく食う。*伎・恋慕相撲春顔触‐四幕「前祝ひに、思ふさま喰(く)ひしめよう」

くい‐しろ【食代】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐しろ【食代】(くひ‥)
食費。食い料。食い扶持。
くいしん‐ぼう【食いしん坊】(くひしんバウ)🔗⭐🔉
くいしん‐ぼう【食いしん坊】(くひしんバウ)
(「くいしんぼ」とも)むやみにものを食べたがるさま。また、その人。食い意地の張った人。
くい‐すぎ【食過】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐すぎ【食過】(くひ‥)
度を越してものを食べること。食べすぎ。
くい‐す・ぎる【食い過ぎる】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐す・ぎる【食い過ぎる】(くひ‥)
〔他ガ上一〕
くひす・ぐ〔他ガ上二〕度を越してものを食う。食べすぎる。

くい‐ぜ【株・杭・杙】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐ぜ【株・杭・杙】(くひ‥)
木を切り倒したあとの根株。切株。また、杭(くい)。
●株を守る
(中国の宋で、木の切り株に当たって死んだうさぎを得た農夫が、また、うさぎを得ようとして、農耕をやめて株を見張って暮らしたという「韓非子‐五蠧篇」の故事から)いつまでも一つのことを後生大事に守る。旧習にこだわって、臨機応変に処する方法を知らないことのたとえ。くいを守る。
くいせ‐がわ【杭瀬川】(くひせがは)🔗⭐🔉
くいせ‐がわ【杭瀬川】(くひせがは)
(「くいぜがわ」とも)岐阜県南西部を流れる川。牧田川に合して揖斐(いび)川に注ぐ。中山道の渡し場があった。久世川。
くい‐ぞめ【食初】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐ぞめ【食初】(くひ‥)
生後一二〇日目の小児に、食事を作って食べさせる祝いの儀式。小さな椀に、三〇センチメートル以上の箸で、実際には食べさせるまねだけをし、神棚や祖先の霊にその旨を報告し礼拝する。はしぞめ。はしたて。
くいぞめ‐わん【食初椀】(くひぞめ‥)🔗⭐🔉
くいぞめ‐わん【食初椀】(くひぞめ‥)
食いぞめの祝いに用いる椀。鶴、亀、松、竹などの蒔絵(まきえ)模様が描かれている。
くい‐そら・す【食い反らす】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐そら・す【食い反らす】(くひ‥)
〔他サ四〕口にくわえたようにはやしたうわひげの末端を、上へそらす。*中華若木詩抄‐中「威儀堂々と髯くいそらいて」
くい‐たお・す【食い倒す】(くひたふす)🔗⭐🔉
くい‐たお・す【食い倒す】(くひたふす)
〔他サ五(四)〕
1 かみついて引き倒す。
2 飲み食いをしてその代金を支払わないで損を与える。
3 働かないで財産などをなくしてしまう。食いつぶす。
くい‐だおれ【食倒】(くひだふれ)🔗⭐🔉
くい‐だおれ【食倒】(くひだふれ)
1 飲食に贅沢(ぜいたく)をして貧困になること。「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」
2 働かないで遊び暮らすこと。徒食。
くい‐だし【杭出】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐だし【杭出】(くひ‥)
杭を川床から突き出させて打ち並べたもの。堤防や河岸を防護するための水制工法の一つ。
くい‐たち【食立】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐たち【食立】(くひ‥)
馳走になり、それがすむとすぐ帰ること。
くい‐だめ【食溜】(くひ‥)🔗⭐🔉
くい‐だめ【食溜】(くひ‥)
(「くいため」とも)一時に多く食べて腹にためること。食いおき。
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