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信 まこと🔗🔉

【信】 9画 人部 [四年] 区点=3114 16進=3F2E シフトJIS=904D 《常用音訓》シン 《音読み》 シン〈xn〉 《訓読み》 まこと/まことに/のびる(のぶ)/のばす/まかせる(まかす) 《名付け》 あき・あきら・こと・さだ・さね・しげ・しの・ただ・ちか・とき・とし・のぶ・のぶる・まこと・まさ・みち 《意味》 {名}まこと。言明や約束をどこまでも通すこと。▽前言をかえたり、途中で屈したりするのを不信という。「信義」「民無信不立=民信無クバ立タズ」〔→論語シンナリ{形}まこと。ほんとうであるさま。「信斯言也=信ナルカナ斯ノ言ヤ」〔→孟子シンニ{副}まことに。ほんとうに。「若妻信病、賜小豆四十斛=若シ妻信ニ病メバ、小豆四十斛ヲ賜ヘヨ」〔→魏志シンズ{動}信用する。「信任」「王信之乎=王コレヲ信ズルカ」〔→韓非{名}約束。また、約束のしるし。「印信(はんこ)」 {動}のびる(ノブ)。のばす。つかえずにまっすぐのびる。〈同義語〉→申。「屈而不信=屈シテ信ビズ」〔→孟子{動}まかせる(マカス)。引きとめずにまっすぐのばす。いくにまかせる。「信手=手ニ信ス」「東望都門信馬帰=東ノカタ都門ヲ望ンデ馬ニ信セテ帰ル」〔→白居易{動}旅の行程をのばし二泊する。「信宿」 {名}遠くまでのび届くたよりやニュースのこと。▽訊シンに当てた用法。「音信」「風信」 《解字》 会意。言は、言明(はっきりいう)の意。信は「人+言」で、一度言明したことを押し通す人間の行為をあらわす。途中で屈することなく、まっすぐのび進むの意を含む。信義の信はその派生義。 《単語家族》 進晉シン(=晋)迅ジンと同系。 《類義》 真は、仮の反対で、びっしりつまっていること。実は、虚の反対で、内容がつまっていること。誠は、欠けめなく、首尾のまとまっていること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

允 まこと🔗🔉

【允】 4画 儿部 [人名漢字] 区点=1684 16進=3074 シフトJIS=88F2 《音読み》 イン〈yn〉 《訓読み》 まこと/まことに/ゆるす/じょう 《名付け》 あえ・おか・こと・さね・すけ・ただ・ただし・ちか・とう・のぶ・まこと・まさ・まさし・みつ・みつる・よし 《意味》 {形}まこと。調和がとれて誠実なさま。穏やか。「平允ヘイイン(調和がとれる)」「允恭克譲=允恭ニシテ克ク譲ル」〔→書経{副}まことに。調和がとれて。まじめに。「允執其中=允ニ其ノ中ヲ執ル」〔→論語{動}ゆるす。かどをたてずに、相手の意見を聞き入れる。「允許インキョ」 〔国〕じょう。四等官で、寮の第三位。 《解字》 会意。「儿(人体)+柔らかくくねった形」で、なごやかな姿をした人を示す。 《単語家族》 尹イン(調和をとる)均キン(なごやかに調和がとれる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

孚 まこと🔗🔉

【孚】 7画 子部  区点=5353 16進=5555 シフトJIS=9B74 《音読み》 フ〈f〉 《訓読み》 はぐくむ/まこと 《意味》 {動}はぐくむ。卵を羽で抱いて暖めて育てる。▽訓の「はぐくむ」は、「は(羽)+くくむ」からできた。〈同義語〉→孵フ。「孚化フカ(=孵化)」 {名}外皮で包まれた卵や種。 {名・形}まこと。心の中にたいせつに抱きしめている気持ち。情けの厚いさま。「孚信フシン」 「中孚チュウフ」とは、六十四卦カの一つ。転じて、信義に厚いこと。 《解字》 会意。「爪(て)+子」で、幼い子を手でたいせつにかばうさまを示す。外から包んでたいせつに育てること。 《単語家族》 包(つつむ)抱(だきかかえる)覆(おおう)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

実 まこと🔗🔉

【実】 8画 宀部 [三年] 区点=2834 16進=3C42 シフトJIS=8EC0 【實】旧字旧字 14画 宀部 区点=5373 16進=5569 シフトJIS=9B89 《常用音訓》ジツ/み/みの…る 《音読み》 ジツ/ジチ/シツ〈sh〉 《訓読み》 み/みのる/みちる(みつ)/まこと/まことに/じつ 《名付け》 これ・さね・ちか・つね・なお・のり・ま・まこと・み・みつ・みる 《意味》 {名}み。中身のつまった草木のみ。「果実」「草木之実足食也=草木ノ実食ラフニ足ル」〔→韓非{動}みのる。草木のみの中身がつまる。「秀而不実者有矣夫=秀シテ実ラザル者有リ」〔→論語{動}みちる(ミツ)。内容がいっぱいつまる。〈対語〉→虚。「充実」「君之倉廩実=君ノ倉廩実ツ」〔→孟子ジツナリ{形}まこと。内容があってそらごとでない。〈対語〉→虚→空。「事実」「后聴虚而黜実兮=后ハ虚ヲ聴キイレテ実ヲ黜ク」〔→楚辞ジツニ{副}まことに。ほんとうに。実際に。「天実為之=天、実ニコレヲ為ス」〔→詩経「其実ソノジツ」とは、文頭につけて、「じつをいうと」、「実際は」の意味をあらわす。「其実皆什一也=ソノ実ハ皆什ニ一ナリ」〔→孟子〕 〔国〕じつ。真心。親身の心。「実のある人」み。内容。「実のある話」 《解字》 会意。「宀(やね)+周(いっぱい)+貝(たから)」で、家の中に財宝をいっぱい満たす意を示す。中身がいっぱいで欠け目がないこと。また、真(中身がつまる)は、その語尾がnに転じたことば。 《単語家族》 質(中身)窒チツ(ふさがる)室(いきづまりのへや)などと同系。 《類義》 満は、容器にいっぱいに物をみたすこと。充は、中身をいっぱいにつめること。→信 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

愨 まこと🔗🔉

【愨】 14画 心部  区点=5634 16進=5842 シフトJIS=9CC0 《音読み》 カク/コク〈qu〉 《訓読み》 まこと 《意味》 {形}まこと。義理堅い。きまじめなさま。「愨実カクジツ」 《解字》 会意兼形声。左上は、堅い貝がらをひもでつるした姿。殼カク(=殻。堅いから)の原字。それに動詞記号の殳印を添えた字(音コク・カク)は、固める、堅い物をたたくなどの意をあらわす。愨はそれを音符とし、心を加えた字で、堅苦しくまじめな心のこと。 《単語家族》 角(堅いつの)殼(=殻。堅いから)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

忱 まこと🔗🔉

【忱】 7画 部  区点=5558 16進=575A シフトJIS=9C79 《音読み》 シン(シム)/ジン(ジム)〈chn〉 《訓読み》 まこと 《意味》 {名}まこと。奥深い心の底の気持ち。真心。「謝忱シャシン(お礼の真情)」 《解字》 会意兼形声。右側の字は、人が重い荷を背負って、深くからだを下げたさま。沈チン(深くしずむ)深シン(奥ふかい)と同系。忱はそれを音符とし、心を加えた字で、表面ではなく、奥ふかい心根のこと。

恂 まこと🔗🔉

【恂】 9画 部  区点=5586 16進=5776 シフトJIS=9C96 《音読み》 ジュン/シュン〈xn〉 《訓読み》 まこと 《意味》 {名}まこと。行き届いた心。〈類義語〉→誠「恂恂ジュンジュン」とは、ねんごろなさま。「孔子於郷党恂恂如也=孔子ノ郷党ニオケルヤ、恂恂如タリ」〔→論語{動・形}気を配ってつつしむ。また、行き届くさま。「恂慄ジュンリツ」 《解字》 会意兼形声。旬は「手を巡らすさま+日」からなり、甲乙丙…と進んでひと巡りした十日間のこと。恂は「心+音符旬」で、心をすべての面に行き巡らすこと。 《単語家族》 恤ジュツ(思い巡らす)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

悃 まこと🔗🔉

【悃】 10画 部  区点=5593 16進=577D シフトJIS=9C9D 《音読み》 コン〈kn〉 《訓読み》 まこと 《意味》 {名・形}まこと。いちずな気持ち。気まじめな。〈同義語〉→懇。「悃望(=懇望)」「愚悃グコン(自分の誠意のことをへりくだっていうことば)」 「悃悃コンコン」とは、ねんごろなさま。〈同義語〉懇懇。「吾寧悃悃款款、朴以忠乎=ワレハ寧ロ悃悃款款トシテ、朴ニシテ忠ナランカ」〔→楚辞〕 《解字》 会意兼形声。困コンとは、囗型の囲いの中に木を押しこめたさま。中にまるくおさまって外に出ない意を含む。悃は「心+音符困」で、はでに外にあらわれず、まるく中におさまった気まじめな心を意味する。懇コンときわめて近い。 《熟語》 →下付・中付語

惇 まこと🔗🔉

【惇】 11画 部 [人名漢字] 区点=3855 16進=4657 シフトJIS=93D5 《音読み》 トン/シュン〈dn〉 《訓読み》 あつい(あつし)/まこと 《名付け》 あつ・あつし・すなお・つとむ・とし・まこと 《意味》 {形・名}あつい(アツシ)。まこと。どっしりと落ち着いていて、人がらにあつみがある。穏やかな人がら。誠実さ。〈同義語〉→敦。〈対語〉→佻チョウ(かるはずみ)。〈類義語〉→篤→厚。「惇厚トンコウ」 《解字》 会意兼形声。享トンは、ずっしりとあつく土を盛った城壁の姿。惇は「心+音符享」で、心がずっしりと重く落ち着いているさま。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 〈注〉熟語は→【敦】を見よ。

款 まこと🔗🔉

【款】 12画 欠部 [常用漢字] 区点=2030 16進=343E シフトJIS=8ABC 《常用音訓》カン 《音読み》 カン(クン)〈kun〉 《訓読み》 まこと/よろこぶ/よろこび 《名付け》 すけ・ただ・まさ・ゆく・よし 《意味》 {名・形}まこと。まろやかで欠けめのない心。こまやかな。周到な。〈類義語〉→誠。「款誠(まごころ)」「納款=款ヲ納ル」 {動・名}よろこぶ。よろこび。にこにことよろこぶ。まるくまとまる。まどやかさ。〈同義語〉→歓。「交款(=交歓)」「款待(=歓待)」 {名}ひとまとまり。転じて、それぞれにまとまった文章。ひとまとめの項目。「定款(きまった約束の項目)」「款目」 {名}ひとまとまりの金額。「借款」 {単位}条文や金額の項目を数えるときのことば。 カンス{動}門のとびらの輪をかんかんとたたいて開門をこう。「款門=門ヲ款ス」 {名}碑や印にまるくくぼめて刻んだ文字。また、転じて、書画にしるした字。「款識カンシ・カンシキ(金石に刻んだ文字)」「落款(書画や器にしるした文字)」 《解字》 会意。「からなしの木+欠(くぼむ)」か。木版にまるくくぼめて字をほること。完(まるくまとまる)や、歓(よろこぶ)に通じて用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

真 まこと🔗🔉

【真】 10画 目部 [三年] 区点=3131 16進=3F3F シフトJIS=905E 【眞】旧字人名に使える旧字 10画 目部 区点=6635 16進=6243 シフトJIS=E1C1 《常用音訓》シン/ま 《音読み》 シン〈zhn〉 《訓読み》 まこと/まことに/ま 《名付け》 さだ・さな・さね・ただ・ただし・ちか・なお・ま・まき・まこと・まさ・ます・また・まな・み 《意味》 シンナリ{形・名}まこと。うそや欠けめがない。充実している。〈対語〉→仮(上べだけ)。〈類義語〉→実。「真実」「使真偽毋相乱=真ト偽トヲシテアヒ乱ルコトナカラシム」〔→漢書{名}欠けめなく充実した状態。▽儒家では誠といい、道家では真という。「保真=真ヲ保ツ」 {名}実在の人のいる官。〈対語〉→欠。「真除(実際の任官)」 {名}楷書カイショのこと。「真書」 シンニ{副}まことに。ほんとうに。じつに。「真好(ほんとうによい)」 〔国〕ま。ほんとうの、まったくのなどの意をあらわす接頭辞。 《解字》 会意。「匕(さじ)+鼎(かなえ)」で、匙(さじ)で容器に物をみたすさまを示す。充填ジュウテンの填(欠けめなくいっぱいつめる)の原字。実ジツはその語尾が入声(つまり音)に転じたことば。 《類義》 →信 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

誠 まこと🔗🔉

【誠】 13画 言部 [六年] 区点=3231 16進=403F シフトJIS=90BD 《常用音訓》セイ/まこと 《音読み》 セイ/ジョウ(ジャウ)〈chng〉 《訓読み》 まこと/まことにする(まことにす)/まことに 《名付け》 あき・あきら・かね・さと・さね・しげ・すみ・たか・たかし・たね・とも・なが・なり・なる・のぶ・のり・まこと・まさ・み・もと・よし 《意味》 {名}まこと。うそのない心。また、ごまかしのない言行。▽訓は「真事(まこと)」の意。〈類義語〉→真。「推誠=誠ヲ推ス」「誠者天之道也=誠ナルモノハ天ノ道ナリ」〔→中庸セイナリ{形}まこと。かけめやごまかしのない。真実の。「誠心誠意」「誠哉是言也=誠ナルカナ、コノ言ヤ」〔→論語{動}まことにする(マコトニス)。ごまかしのない状態にする。かけめのないものにしあげる。「誠之者人之道也=コレヲ誠ニスルハ人ノ道ナリ」〔→中庸{副}まことに。ほんとうに。まったく。「誠如是也=誠ニカクノゴトキナリ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。成セイは「戈(ほこ)+音符丁(とんとうつ)」からなり、道具でとんとんとうち固めて城壁をつくること。かけめなくまとまるの意を含む。誠は「言+音符成」で、かけめない言行。→成 《単語家族》 城(かけめなく固めたしろ)成(かけめなくまとまる)などと同系。 《類義》 →信 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

諒 まこと🔗🔉

【諒】 15画 言部 [人名漢字] 区点=4642 16進=4E4A シフトJIS=97C8 《音読み》 リョウ(リャウ)/ロウ(ラウ)〈ling〉 《訓読み》 まこと/まことに/あきらか(あきらかなり)/あきらかにする(あきらかにす) 《名付け》 あき・あさ・まこと・まさ 《意味》 {名}まこと。明白なこと。偽りのない真実。〈同義語〉→亮。「友直友諒=直ヲ友トシ諒ヲ友トス」〔→論語{副}まことに。たしかに。「諒不我知=諒ニ我ヲ知ラズ」〔→詩経リョウス{形・動}あきらか(アキラカナリ)。あきらかにする(アキラカニス)。はっきりとみきわめた。わかったという。是認する。転じて、あっさりと認める。〈同義語〉→了。「諒解リョウカイ(=了解)」「諒承リョウショウ(=了承)」「君子貞而不諒=君子ハ貞ニシテ諒セズ」〔→論語「諒闇リョウアン」「諒陰リョウアン」とは、天子が父母の喪に服するときのへや。また、その喪に服している期間のこと。「高宗、諒陰三年不言=高宗、諒陰三年言ハズ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。「言+音符京キョウ・リョウ(=亮。あきらか)」。明らかにものをいう。転じて、はっきりわかること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

諦 まこと🔗🔉

【諦】 16画 言部  区点=3692 16進=447C シフトJIS=92FA 《音読み》 テイ/タイ〈d〉 《訓読み》 つまびらかにする(つまびらかにす)/つまびらか(つまびらかなり)/あきらか(あきらかなり)/まこと/あきらめる(あきらむ) 《意味》 {動・形}つまびらかにする(ツマビラカニス)。つまびらか(ツマビラカナリ)。あきらか(アキラカナリ)。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。また、はっきりしている。「諦視テイシ」 {名}まこと。全体をとりまとめて見通した真相。 {名}〔仏〕真理。また、悟り。 〔国〕あきらめる(アキラム)。しかたがない、またはできないとして物事をやめる。思い切る。 《解字》 会意兼形声。「言+音符帝(しめくくる)」。 《単語家族》 締テイ(しめくくる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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