複数辞典一括検索+

妖 わざわい🔗🔉

【妖】 7画 女部  区点=4537 16進=4D45 シフトJIS=9764 《音読み》 ヨウ(エウ)〈yo〉 《訓読み》 なまめかしい/あやしい(あやし)/わざわい(わざはひ) 《意味》 ヨウナリ{形}なまめかしい(ナマメカシ)。女のしなやかなさま。女が色気で人にこびるさま。「妖姿ヨウシ」「濯清漣而不妖=清漣ニ濯ヒテ妖ナラズ」〔→周敦頤ヨウナリ{形}あやしい(アヤシ)。妙になまめいて人を惑わしがちなさま。ぶきみなさま。「妖気ヨウキ」 {名}なまめいた女のお化け。転じて、広く人をたぶらかす化け物。「妖怪ヨウカイ」 {名}わざわい(ワザハヒ)。あやしげなたたり。「災妖サイヨウ」 《解字》 会意兼形声。夭ヨウは、細くからだを曲げた姿。妖は「女+音符夭」で、なまめかしくからだをくねらせた女の姿を示す。 《単語家族》 夭(柔らかいからだ)幽(かすか)窈ヨウ(なよなよ)と同系。 《類義》 →怪 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

嫁禍 ワザワイヲカス🔗🔉

【嫁禍】 カカ・ワザワイヲカス 自分の災難を他人になすりつける。

殃 わざわい🔗🔉

【殃】 9画 歹部  区点=6142 16進=5D4A シフトJIS=9F69 《音読み》 オウ(アウ)/ヨウ(ヤウ)〈yng〉 《訓読み》 わざわい(わざはひ)/わざわいする(わざはひす)/そこなう(そこなふ) 《意味》 {名}わざわい(ワザハヒ)。さわり・たたりなど、順調な進行をおさえて止めるじゃまもの。〈類義語〉→禍カ。「殃咎オウキュウ」「禍殃カオウ」 {動}わざわいする(ワザハヒス)。そこなう(ソコナフ)。おさえつけて、傷つける。じゃまをする。「殃民者不容於舜之世=民ヲ殃フ者ハ舜ノ世ニ容レラレズ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。央オウは大の字に立った人の首の部分をかせでおさえつけたさま。まん中をおさえて、くぼめる意を含む。殃は「歹(死ぬ)+音符央」で、人をおさえつけてじゃまをし、死なせることを示す。 《類義》 →災 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

殃及池魚 ワザワイチギョニオヨブ🔗🔉

【殃及池魚】 ワザワイチギョニオヨブ〈故事〉→「池魚之殃チギョノワザワイ」

災 わざわい🔗🔉

【災】 7画 火部 [五年] 区点=2650 16進=3A52 シフトJIS=8DD0 《常用音訓》サイ/わざわ…い 《音読み》 サイ〈zi〉 《訓読み》 わざわい(わざはひ) 《意味》 {名}わざわい(ワザハヒ)。順調な生活をはばむ自然の出来事。山火事・地震・水害・ひでりなど。「災害」「災異」 {名}わざわい(ワザハヒ)。すべて生活をはばむ不幸なできごと。〈類義語〉→禍。「災難」「無後災=後ノ災ヒ無シ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。巛サイの原字は、川をせき止めるせきを描いた象形文字。災は「火+音符巛」で、順調な生活をはばんで止める大火のこと。転じて、生活の進行をせき止めてじゃまをする物事をいう。 《単語家族》 裁(切りとめる)材サイ(切った木)宰サイ(切る)などと同系。 《類義》 禍は、もと落とし穴。思いもかけず落とし穴にはまるようなわざわいのこと。厄ヤクは、つかえて通ぜず困ること。殃オウは、順調な進行をおさえて止めるじゃまもの。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

禍 わざわい🔗🔉

【禍】 人名に使える旧字 13画 示部 [常用漢字] 区点=1850 16進=3252 シフトJIS=89D0 《常用音訓》カ 《音読み》 カ(ク/ガ(グ)/ワ〈hu〉 《訓読み》 わざわい(わざはひ)/わざわいする(わざはひす) 《名付け》 まが 《意味》 {名}わざわい(ワザハヒ)。思わぬおとし穴。思いがけなく受けるふしあわせ。〈対語〉→福。〈類義語〉→災。「禍福」「禍兮福之所倚=禍ハ福ノ倚ル所ナリ」〔→老子{動}わざわいする(ワザハヒス)。おとし穴におとしてしまう。思いがけない不幸を与える。「修道而不弐、則天不能禍=道ヲ修メテ弐カザレバ、スナハチ天モ禍スルコトアタハズ」〔→荀子〕 《解字》 会意兼形声。骨の字の上部は、関節骨がはまりこむまるい穴のこと。咼カ(まるい穴)はそれと口印(穴)を合わせた字で、まるくくぼんだ穴のこと。禍は「示(祭壇)+音符咼」で、神のたたりを受けて思いがけない穴(おとしあな)にはまること。 《単語家族》 渦カ(まるいうずまき)窩カ(まるい穴)などと同系。 《類義》 →災 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は14画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

禍従口出 ワザワイハクチヨリイズ🔗🔉

【禍従口出】 ワザワイハクチヨリイズ〈故事〉思いがけない不幸はことばをつつしまないことからおこる。〔→傅玄

転禍為福 ワザワイヲテンジテフクトナス🔗🔉

【転禍為福】 ワザワイヲテンジテフクトナス〈故事〉災難にあってもそれをじょうずに活用して、かえってしあわせに転ずる。〔→史記

速禍 ワザワイヲマネク🔗🔉

【速禍】 ソッカ・ワザワイヲマネク わざわいをさそいよせる。〈同義語〉促禍。

醸禍 ワザワイヲカモス🔗🔉

【醸禍】 ジョウカ・ワザワイヲカモス じわじわと災いがつくりだされる。

阨 わざわい🔗🔉

【阨】 7画 阜部  区点=7985 16進=6F75 シフトJIS=E895 《音読み》 アイ/エi〉/ヤク/アク〉 《訓読み》 せまい(せまし)/ふさがる/くるしむ/わざわい(わざはひ)/なやみ 《意味》 {名}せまくなった所。くびれた所。はざま。〈同義語〉→隘。「阨路アイロ」「閉関拠阨=関ヲ閉ザシテ阨ニ拠ル」〔→史記{形}せまい(セマシ)。くびれて細くなっている。〈同義語〉→隘{動・名}ふさがる。くるしむ。物事が行きづまる。困難にぶつかる。困難。〈同義語〉→厄。「阨窮ヤクキュウ」 {名}わざわい(ワザハヒ)。なやみ。災難。難儀。〈同義語〉→厄。「是時孔子当阨=コノ時孔子阨ニ当タル」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。「阜(おか)+音符厄ヤク(がけ下の谷間に落ちて行きづまる)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

難 わざわい🔗🔉

【難】 人名に使える旧字 18画 隹部 [六年] 区点=3881 16進=4671 シフトJIS=93EF 《常用音訓》ナン/かた…い/むずか…しい 《音読み》 ナン/ダン〈nn・nn〉//ダ〈nu〉 《訓読み》 むずかしい/わざわい(わざはひ)/うれい(うれひ)/なじる/かたい(かたし)/かたき/かたしとする(かたしとす)/かたんず/なん 《意味》 {名}わざわい(ワザハヒ)。うれい(ウレヒ)。日照り・水ぜめ・火あぶりなどのつらいめ。うまく進まない事態。〈類義語〉→艱カン。「艱難カンナン」「遭難」「忿思難=忿ニハ難ヲ思フ」〔→論語{名}つらい戦争。「請作難=難ヲ作サンコトヲ請フ」〔→公羊ナンズ{動}なじる。人の非を責める。そしる。「非難」「難詰」「於禽獣又何難焉=禽獣ニオイテマタ何ヲカ難ラン」〔→孟子{形}かたい(カタシ)。むずかしい。やりづらいさま。手におえない。うまく物事が進まない。▽平声に読む。〈対語〉→易。「困難」「難問」「為君難=君タルコト難シ」〔→論語{名}かたき。簡単に処理できない事がら。むずかしい事がら。▽平声に読む。「責難於君謂之恭=難キヲ君ニ責ムルコレヲ恭ト謂フ」〔→孟子{動}かたしとする(カタシトス)。かたんず。むずかしいと考える。▽平声に読む。「惟帝其難之=コレ帝モソレコレヲ難ンズ」〔→書経ダタリ{形}数多く柔らかいさま。〈同義語〉→那→娜。「其葉有難=ソノ葉難タル有リ」〔→詩経{名}疫病神を追いはらう儀式。おにやらい。〈同義語〉→儺。 〔国〕なん。欠点。「難点」「無難」「難のない人」やっかいなめぐりあわせ。「女難」「剣難」 《解字》 会意。「動物を火でやき、かわかしてこちこちにするさま+隹(とり)」。鳥を火であぶることをあらわし、もと燃ネン(もやす)と同系のことば。やけただれる火あぶりのようにつらいことの意から転じて、つらい災害ややりづらい事などをあらわす。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は19画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源ワザワで始まるの検索結果 1-12