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史佚 シイツ🔗🔉

【史佚】 シイツ〈人名〉周代の歴史。官姓は尹イン、佚は名。成王に忠言・忠告をした。史逸とも。

嗣音 シイン🔗🔉

【嗣音】 シオン・シイン オンヲツグ音信を絶やさず続ける。▽一説に、音楽を学ぶ。「子寧不嗣音=子ハナンゾ音ヲ嗣ガザルヤ」〔→詩経〕▽「毛伝」では「嗣」を「習」と解し、鄭箋テイセンでは「嗣」を「続」と解している。よい誉れを受けつぐ。りっぱな徳や事業を受けつぐこと。〔→詩経

四夷 シイ🔗🔉

【四夷】 シイ 周囲の未開異民族(=夷)。東夷・西戎セイジュウ・南蛮・北狄ホクテキのこと。〔→孟子

四維 シイ🔗🔉

【四維】 シイ 国を保ち続けていくために必要な四つの原則。礼・義・廉・恥のこと。〔→管子四方のすみ。巽タツミ(東南)・坤ヒツジサル(南西)・艮ウシトラ(北東)・乾イヌイ(西北)。

寇 しいたげる🔗🔉

【寇】 11画 宀部  区点=5368 16進=5564 シフトJIS=9B84 【冦】異体字異体字 10画 冖部 区点=4946 16進=514E シフトJIS=996D 《音読み》 コウ/ク〈ku〉 《訓読み》 あだ/あだする(あだす)/しいたげる(しひたぐ) 《意味》 {名}あだ。外から攻めこんで荒らす賊。〈類義語〉→仇。「寇賊コウゾク」「有越寇=越ノ寇有リ」〔→孟子コウス{動}あだする(アダス)。侵入して荒らす。「寇略コウリャク」「寇辺コウヘン(国境に侵入する)」 {動}しいたげる(シヒタグ)。乱暴する。また、荒らし回る。「寇虐コウギャク」 《解字》 会意。「完(周囲を完全にとり巻いた家)+攴(こわす)」で、防ぎを破って家をこわすことを示す。 《単語家族》 咎キュウ・コウ(災い)仇キュウ(かたき)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

尸位 シイ🔗🔉

【尸位】 シイ 人が形代カタシロとなって、仮に神霊の位につくこと。職責を尽くさずにその地位についていることのたとえ。〔→書経

尸位素餐 シイソサン🔗🔉

【尸位素餐】 シイソサン〈故事〉ある地位についていながら、禄ロクばかりもらって職責を尽くさないこと。『尸素シソ・尸禄素餐シロクソサン』〔→漢書

市隠 シイン🔗🔉

【市隠】 シイン 世をのがれて、市中に隠れ住んでいる人。

弑虐 シイギャク🔗🔉

【弑虐】 シイギャク・シギャク 臣下が主君を、また、子が親を殺すこと。『弑逆シイギャク・シギャク』

強 しいて🔗🔉

【強】 11画 弓部 [二年] 区点=2215 16進=362F シフトJIS=8BAD 《常用音訓》キョウ/ゴウ/し…いる/つよ…い/つよ…まる/つよ…める 《音読み》 キョウ(キャウ)/ゴウ(ガウ)〈qing・qing・jing〉 《訓読み》 つよまる/つよい(つよし)/こわい(こはし)/つよめる(つよむ)/つよくする(つよくす)/つとめる(つとむ)/しいる(しふ)/しいて(しひて)/あながち 《名付け》 あつ・かつ・こわ・すね・たけ・つとむ・つよ・つよし 《意味》 {形}つよい(ツヨシ)。こわい(コハシ)。力がある。勢力がある。がっちりしている。こわばっている。かたい。〈同義語〉→彊。〈対語〉→弱。〈類義語〉→剛ゴウ。「剛強」「強健」「晋国天下莫強焉=晋国ハ、天下ニコレヨリ強キハナシ」〔→孟子{名}つよいもの。〈同義語〉→彊。〈対語〉→弱。「弱固不可以敵彊(=強)=弱ハ固ヨリモッテ強ニ敵スベカラズ」〔→孟子{動}つよめる(ツヨム)。つよくする(ツヨクス)。かたくじょうぶにする。〈同義語〉→彊。「補強」「強其骨=ソノ骨ヲ強クス」〔→老子{動}つとめる(ツトム)。緊張して励み行う。〈同義語〉→彊。「君子以自強不息=君子モッテ自強シテ息マズ」〔→易経{動}しいる(シフ)。むりやりにおしつける。むりやりに人にやらせる。▽彊に当てた用法。上声(養韻)・去声(漾韻)に読む。「強制」 {副}しいて(シヒテ)。むりやりに。▽彊に当てた用法。上声・去声に読む。「強行」「強奪ゴウダツ」「強為之名曰大=強ヒテコレガ名ヲナシテ大ト曰フ」〔→老子{数}端数を切り捨てた場合に用いることば。〈対語〉→弱。「三メートル強」 〔国〕あながち。必ずしも。 《解字》 会意兼形声。彊キョウは、がっちりとかたくじょうぶな弓。○印はまるい虫の姿。強は「○印の下に虫+音符彊の略体」で、もと、がっちりしたからをかぶった甲虫のこと。強は彊に通じて、かたくじょうぶな意に用いる。 《単語家族》 僵キョウ(からだがかたくこわばる)剛(かたい)などと同系。 《類義》 →堅 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

彊 しいて🔗🔉

【彊】 16画 弓部  区点=2216 16進=3630 シフトJIS=8BAE 《音読み》 キョウ(キャウ)/ゴウ(ガウ)〈qing〉/コウ(カウ)/キョウ(キャウ)〈jing・qing〉 《訓読み》 つよい(つよし)/つよめる(つよむ)/しいる(しふ)/しいて(しひて) 《意味》 {形}つよい(ツヨシ)。じょうぶで力がこもっている。がっちりしている。がんじょうな。〈同義語〉→強。〈対語〉→弱。「倔彊クッキョウ」「所以彊者=彊キユンハ」〔→史記{名}つよいもの。つよいこと。〈同義語〉→強。〈対語〉→弱{動}つよめる(ツヨム)。からだや心を緊張させる。はりきってつとめる。〈同義語〉→強。「自彊ジキョウ」 {動}しいる(シフ)。むりにやらせる。〈同義語〉→強。「漢彊使之=漢、彊ヒテコレニ使ヒセシム」〔→史記{名}境界。境め。▽去声に読む。〈同義語〉→疆。「辟彊=彊ヲ辟ク」 {副}しいて(シヒテ)。むりに。〈同義語〉→強。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音キョウ)は、田の間にくっきりと一線で境界をつけることを示し、かたく張ってけじめの明らかな意を含む。彊はそれを音符とし、弓を加えた字で、もと弓がかたく張ったこと。転じて広く、じょうぶでかたい意に用いる。 《単語家族》 僵キョウ(からだがかたくこわばる)強(かたいからのかぶと虫)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 〈注〉熟語は→【強】を見よ。

徙倚 シイ🔗🔉

【徙倚】 シイ 少し動いてはたち止まり、うろうろとする。だらしのないさま。

志意 シイ🔗🔉

【志意】 シイ こころざし。「是時向立年、志意多所恥=コノ時立年ニナンナントシ、志意ニ恥ヅル所多シ」〔→陶潜

思惟 シイ🔗🔉

【思惟】 シイ 深く考える。〔→漢書論理的、概念的に対象を把握するために、判断・推理などを行う精神作用。シユイ〔仏〕心を一心にこらして静かに自分の心を考察すること。禅那ゼンナ。思惟修シユイシュ。思惟正受シユイショウジュ。仏を一心に念じて救済を願うこと。

恣意 シイ🔗🔉

【恣意】 シイ イヲホシイママニス気ままなことをする。〔国〕かってきままな考え。わがままな考え。

恣逸 シイツ🔗🔉

【恣縦】 シショウ かってきままに、やりたいことをやる。『恣肆シシ・恣逸シイツ・恣横シオウ・恣放シホウ』

施為 シイ🔗🔉

【施為】 シイ 事を行う。

旨意 シイ🔗🔉

【旨意】 シイ 考え。意味。

支胤 シイン🔗🔉

【枝胤】 シイン =支胤。血すじのわかれた子孫。

椎 しい🔗🔉

【椎】 12画 木部 [人名漢字] 区点=3639 16進=4447 シフトJIS=92C5 《音読み》 ツイ/ズイ(ヅイ)〈chu〉/スイ〈zhu〉 《訓読み》 つち/うつ/しい(しひ) 《名付け》 しい・つち 《意味》 {名}つち。物をたたくための、重くずっしりしたつち。〈同義語〉→鎚ツイ→槌ツイ。「鉄椎テッツイ」 ツイス{動}うつ。げんこつ、またはそのような形のつちで、ずしんずしんとうちのめす。〈類義語〉→推。「椎殺ツイサツ」「椎牀=牀ヲ椎ツ」〔古楽府〕 {形}ずっしりと重い。にぶいさま。「椎魯ツイロ」 {名}こぶしの形をした骨。脊椎骨。 {名}しい(シヒ)。ぶな科の常緑高木。材は堅く建築・器具に用いられる。実は食用になる。 《解字》 会意兼形声。「木+音符隹スイ・ツイ(ずんぐりとした鳥)」。椎は、ずしんずしんと打ちのめす重い木のつち。 《単語家族》 碓タイ(重い石でずしんずしんとつく)推ツイ(ずしんずしんと打ちのめす)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

示威 シイ🔗🔉

【示威】 ジイ・シイ・イヲシメス 気力や力強さのあることを見せつける。〔→左伝

祗畏 シイ🔗🔉

【祗畏】 シイ つつしんで敬い、おそれる。

私意 シイ🔗🔉

【私意】 シイ 個人的で自分かってな考え。

秕 しいな🔗🔉

【秕】 9画 禾部  区点=6730 16進=633E シフトJIS=E25D 《音読み》 ヒ〈b〉 《訓読み》 しいな(しひな) 《意味》 {名}しいな(シヒナ)。よく実がはいらない穀物。くっついて並んでいるだけで成熟していない穀物。〈同義語〉→粃{形}実質がともなわない。粗悪である。 ヒス{動・形}けがれる。けがす。けがれたさま。 《解字》 会意兼形声。「禾(作物)+音符比(くっついてならぶ)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

粃 しいな🔗🔉

【粃】 10画 米部  区点=6867 16進=6463 シフトJIS=E2E1 《音読み》 ヒ〈b〉 《訓読み》 しいな(しひな) 《意味》 {名}しいな(シヒナ)。皮ばかりで実のない穀物。かす米。〈同義語〉→秕{形・名}内容がないさま。また、悪いもの。粗悪なもの。「粃政ヒセイ」 《解字》 会意兼形声。「米+音符比(ぴたりとくっつく)」。皮がぴたりとくっついて間に実のはいっていない米。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

紫衣 シイ🔗🔉

【紫衣】 シイ 紫色の服。君主や身分の高い人の服。唐代では五位以上の人が着た。シエ〔仏〕僧の着る紫色のけさ。▽元来は朝廷で定めたもので、仏教本来の制度にはない。シイとも読む。

緇衣 シイ🔗🔉

【緇衣】 シイ くろい着物。〔→論語〕「緇衣之宜兮=緇衣ノ宜シキ」〔→詩経僧の衣。転じて僧。

罔 しいる🔗🔉

【罔】 8画 网部  区点=7008 16進=6628 シフトJIS=E3A6 《音読み》 モウ(マウ)/ボウ(バウ)〈wng〉 《訓読み》 あみ/あみする(あみす)/しいる(しふ)/くらい(くらし)/ない(なし)/なかれ 《意味》 {名・動}あみ。あみする(アミス)。物にかぶせて隠すあみ。また、魚や鳥獣にかぶせて捕らえるあみ。あみでとらえる。〈同義語〉→網。「漁罔ギョモウ(=漁網)」「降罔コウモウ(法律のあみにかかる)」「罔民而可為也=民ヲ罔スルコトヲ為スベケンヤ」〔→孟子モウス{動}しいる(シフ)。うむをいわせず、おしかぶせる。人の目をくらませる。「誣罔ブモウ(罪をむりにおしつける)」「不可罔也=罔スベカラザルナリ」〔→論語{形}くらい(クラシ)。あみをかぶせたように見えない。道理に通じていない。また、無知なさま。〈類義語〉→盲。「学而不思則罔=学ンデ思ハザレバスナハチ罔シ」〔→論語{動}ない(ナシ)。なかれ。〈同義語〉→無→莫。「方今世俗奢僭罔極=方今世俗奢僭極マリ罔シ」〔→漢書〕 《解字》 会意兼形声。「网(あみ)+音符亡(みえない)」で、かぶせて隠すあみ。また、おおいかぶせて見えなくすること。 《単語家族》 亡(隠れて見えない)盲(見えない)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

肆意 シイ🔗🔉

【肆志】 シシ・ココロザシヲホシイママニス『肆意シイ』志をほしいままにする。わがままにふるまう。「不為軒冕肆志=軒冕ノ為ニ志ヲ肆ニセズ」〔→荘子

脂韋 シイ🔗🔉

【脂韋】 シイ あぶらと、なめしがわ。どちらも、柔軟であることから、時世のうつりかわりに従って、常にうつりかわる態度。また、その者のたとえ。▽「楚辞」卜居の「如脂如韋=脂ノゴトク韋ノゴトク」から。

至一 シイツ🔗🔉

【至一】 シイツ 自然と自分が、一つに合体した境地。〔→荘子すべてを統合していきつく、統一の最後の段階。

至意 シイ🔗🔉

【至意】 シイ 深いすぐれた考え。本当の意味。まごころ。

虐 しいたげる🔗🔉

【虐】 9画 虍部 [常用漢字] 区点=2152 16進=3554 シフトJIS=8B73 《常用音訓》ギャク/しいた…げる 《音読み》 ギャク〈n〉 《訓読み》 しいたげる(しひたぐ)/むごい(むごし) 《意味》 {動・形}しいたげる(シヒタグ)。むごい(ムゴシ)。むごいしうちをする。扱い方がきびしくてあらい。ひどい。〈対語〉→優(やさしい)。〈類義語〉→残(むごい)→酷コク(むごい)。「残虐」「酷虐」「不教而殺、謂之虐=教ヘズシテ殺ス、之ヲ虐ト謂フ」〔→論語〕 《解字》 会意。虍は虎(とら)の略体。虐は「虍(とら)+つめで引っかくしるし+人」で、とらが人をつめで引っかくさま。ひどい、激しいという意味を含む。 《単語家族》 瘧ギャク(ひどい発作)謔ギャク(ひどい冗談)激ゲキ(ひどい)などと同系。 《類義》 残は、切りさいなむ。酷コクは、きつく、つきつめる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

虔 しいる🔗🔉

【虔】 10画 虍部  区点=7342 16進=694A シフトJIS=E569 《音読み》 ケン/ゲン〈qin〉 《訓読み》 かたい(かたし)/つつしむ/しいる(しふ) 《意味》 {動・形}かたい(カタシ)。ひきしまっている。ゆるみがない。かっちりとしめる。「奪攘矯虔ダツジョウキョウケン(あるものをうばって、がっちり守る)」〔→書経{動・形・名}つつしむ。緊張してつつしみ深くする。かたくるしい。くそまじめな心や態度。「敬虔ケイケン」「虔卜於先君也=ツツシンデ先君ニ卜スルナリ」〔→左伝{動・名}しいる(シフ)。むりじいする。むりにとる。転じて、強盗をいう。「虔劉ケンリュウ」 《解字》 会意。「虍+文」。とらの模様のように、きちんとしていることをあらわす。 《類義》 →慎 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

詩歌 シイカ🔗🔉

【詩歌】 シイカ・シカ 詩と歌。詩のこと。韻文の総称。〔国〕漢詩と和歌。

詩韻 シイン🔗🔉

【詩韻】 シイン 詩の句中のことばのひびき。頭韻・脚韻など。詩の韻。詩にあらわれた趣。南宋ナンソウ・元のころから用いられた、作詩のための韻書。一〇七(または一〇六)韻にわけてある。俗に「平水韻」という。

誣 しいる🔗🔉

【誣】 14画 言部  区点=7556 16進=6B58 シフトJIS=E677 《音読み》 フ/ブ/ム〈w〉 《訓読み》 しいる(しふ) 《意味》 {動}しいる(シフ)。そういう事実がないものをあるようにいいたてて、人をそしる。また、人のいうことをないがしろにする。「誣言フゲン」「不可以厚誣君子=モッテ厚カマシク君子ヲ誣フベカラズ」〔→左伝{動}事実をまげてこじつける。罪のない者を故意に罰する。「誣告ブコク」「誣枉フオウ」 《解字》 会意兼形声。巫ブは、みこが両手で玉を供えて神意を求める姿を示した会意文字で、わからないものをむりに探し求める、むりじいをするという意味を含む。誣は「言+音符巫」で、何もないのにむりに話をつくりあげて、人の悪口をいうこと。ないものをむりにあるものにする、相手のいうことを無視するというのはその派生義。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

資蔭 シイン🔗🔉

【資蔭】 シイン 父や祖先のてがらのおかげで、子孫が官位・爵位をうけること。

飼育 シイク🔗🔉

【飼育】 シイク 動物に食物を与え育てる。

鴟夷 シイ🔗🔉

【鴟夷】 シイ 革でつくった、酒を入れる袋。

鴟夷子皮 シイシヒ🔗🔉

【鴟夷子皮】 シイシヒ〈人名〉→「范蠡ハンレイ」

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