複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (30)

あぐ【鐖・逆鉤】🔗🔉

あぐ鐖・逆鉤】 釣針の針先の内側に逆向きにつけたとがったかぎ。あぎと。あご。かえし。

あ・ぐ【上ぐ・挙ぐ・揚ぐ】🔗🔉

あ・ぐ上ぐ・挙ぐ・揚ぐ】 〔他下二〕 ⇒あげる(下一)

あぐい【安居院】‥ヰ🔗🔉

あぐい安居院‥ヰ 京都市上京区大宮通にあった寺。もと、比叡山延暦寺の東塔竹林院の里坊。説法の名手澄憲・聖覚父子が開創し、説法の本家たるその子孫の家系名としても用いた。

アグニ【Agni 梵】🔗🔉

アグニAgni 梵】 古代インドのヴェーダの火神。祭式に用いられる火を神格化したもの。仏教では火天という。阿耆尼あぎに→火天

アグヌス‐デイ【Agnus Dei ラテン】🔗🔉

アグヌス‐デイAgnus Dei ラテン⇒アニュス‐デイ

あぐ・ねる🔗🔉

あぐ・ねる 〔自下一〕 物事がうまくゆかず、どうしたらいいかわからなくなる。あぐむ。 ▷現代語では多く、動詞連用形に付けて用いる。滑稽本、妙竹林話七偏人「悪しつツこくもた付きかかれば、大愚はほとんど―・ねし様にて」。「探し―・ねる」

あ‐ぐま・う【足組まふ】‥グマフ🔗🔉

あ‐ぐま・う足組まふ‥グマフ 〔自下二〕 (アグムに接尾語フがついた語)足を組む。あぐらをかく。今昔物語集23「足をもてうしろより―・へて」

あぐみ【倦み】🔗🔉

あぐみ倦み】 もてあましていやになること。

あ‐ぐみ【足組み・趺坐】🔗🔉

あ‐ぐみ足組み・趺坐】 足を組んですわること。あぐら。「丈六―」

あぐ・む【倦む】🔗🔉

あぐ・む倦む】 〔自五〕 ある物事をしとげられないでいやになる。あぐねる。 ▷現代語では多く、動詞連用形に付けて用いる。狂言、空腕「ほうど―・んで」。「思案に―・む」「考え―・む」

あ‐ぐ・む【足組む・趺む】🔗🔉

あ‐ぐ・む足組む・趺む】 〔自四〕 足を組む。あぐらをかく。古事記「その剣の前さきに―・み坐して」

あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】🔗🔉

あ‐ぐら胡床・胡坐・胡座】 (「あ」は足、「くら」は座の意) ①腰掛け。胡床こしょう。古事記「我が大君…―にいまし」→椅子いし。 ②(「間架」と書く)(高い所へ上るために)材木を高く組み立てたもの。あししろ。足場。竹取物語「―を結ひあげて」 ③(「趺坐」とも書く)足を組んですわること。胡坐こざ⇒あぐら‐い【胡床居】 ⇒あぐら‐なべ【胡坐鍋】 ⇒あぐら‐ばな【胡坐鼻】 ⇒胡坐をかく

アグラ【Agra】🔗🔉

アグラAgra】 インド北部、ウッタル‐プラデシュ州西部の都市。ガンジス川の支流ジャムナ川に沿う。16〜17世紀ムガル帝国の首都。当時の建造物が多く、タージ‐マハルは著名。人口126万(2001)。

あぐら‐い【胡床居】‥ヰ🔗🔉

あぐら‐い胡床居‥ヰ 胡床にすわること。古事記「―の神のみ手もち」 ⇒あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】

あぐら‐なべ【胡坐鍋】🔗🔉

あぐら‐なべ胡坐鍋】 あぐらをかいて鍋を囲んで食べる料理。また、その鍋。(書名別項) ⇒あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】

あぐらなべ【安愚楽鍋】🔗🔉

あぐらなべ安愚楽鍋】 滑稽小説。5冊。仮名垣魯文作。1871〜72年(明治4〜5)刊。文明開化の新風俗を半可通の口をかりて滑稽に描いたもの。 →文献資料[安愚楽鍋]

あぐら‐ばな【胡坐鼻】🔗🔉

あぐら‐ばな胡坐鼻】 低くて横に広い鼻。 ⇒あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】 ○胡坐をかくあぐらをかく ①両足を横にひろげ前に組んで、楽にすわる。 ②(既得の地位や権力をよりどころとして)自分では何もしないで、いい気な態度でいる。 ⇒あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】

○胡坐をかくあぐらをかく🔗🔉

○胡坐をかくあぐらをかく ①両足を横にひろげ前に組んで、楽にすわる。 ②(既得の地位や権力をよりどころとして)自分では何もしないで、いい気な態度でいる。 ⇒あ‐ぐら【胡床・胡坐・胡座】 あくらん‐の‐しょく握蘭の職】 (「職原鈔」に、弁官の唐名の尚書郎は手に蘭を握るからいうとある)弁官の別称。 あぐり 女の子の名前。女ばかり生まれて男の子が欲しいとき、あるいは最後の子にしたいとき付けた。両京俚言考「生れ子を―と名付れば再び子を孕まぬとの俗習は、双六の上り、梅雨の上りに擬なぞらへて産あぐみし人の産み上りを咒へるならん」 あぐり‐あみ揚繰網】 巻網の一種。長方形の網を打ち回して魚群を囲み、網裾の沈子綱を繰り揚げて捕らえる。イワシ・アジ・サバ・カツオ・マグロをとるのに用いる。→巾着網きんちゃくあみ アグリーメントagreement】 合意。同意。契約。 アグリカルチャーagriculture】 農業。 アグリコラGeorgius Agricola】 ドイツの鉱物学者・医者。本名、ゲオルク=バウエル(Georg Bauer)。今日の鉱物分類の基礎をつくり、鉱物学の父と呼ばれた。採鉱冶金学の古典「デ‐レ‐メタリカ」を著す。(1494〜1555) アグリコンaglycon】 加水分解によって得られる配糖体の糖以外の成分。フラボン・アントシアニン・テルペノイド・アルカノイドなどがある。アグリコン型イソフラボンは配糖体型のものに比べ分子量が小さいため、胃などで吸収されやすい。 アクリジンacridine】 分子式C13HN 環に窒素原子を含む複素環式化合物の一つ。特異臭をもつ無色の結晶。コールタールに含まれ、また合成される。誘導体にアクリジン染料・殺菌剤・抗マラリア剤がある。 アグリッパHeinrich Cornelius Agrippa】 (自称Agrippa von Nettesheim)ドイツの神学者・思想家。ヨーロッパ各地を遍歴しつつ、新プラトン主義やカバラー思想の影響を受けた思索を展開。著「隠秘哲学」。(1486〜1535) アグリッパMarcus Vipsanius Agrippa】 古代ローマの武将。オクタウィアヌスの部下としてアクティウムの海戦でアントニウス軍を破った。(前63頃〜前12) アクリノールacrinol】 分子式C18H21NO 黄色の結晶性の粉末。水やエタノールに溶け、水溶液は緑色の蛍光を示す。各種化膿菌、特に連鎖球菌・ブドウ球菌に対して殺菌消毒薬として用いられる。リバノール。 アグリビジネスagribusiness】 ①農業関連産業。農業と、それに密接に関連する、農機具・化学肥料などの農業生産資材製造業、バター・ハムなどの農産加工業などの総体。 ②農耕作業だけに従事するのでなく、農産物の加工・流通の機能をもあわせ行う個々の農業企業体。 アグリミニマム (和製語agriminimum)国が農業生産の最低限度を維持すべきという考え方。また、その最低限度。 あく‐りゅう悪竜】 ①猛悪の竜。あくりょう。 ②翼を有し、火を吐くという西洋伝説の竜。ドラゴン。 あく‐りょう悪霊‥リヤウ たたりをする死霊。もののけ。怨霊おんりょう。あくろう。あくれい。大鏡伊尹「世々の御―とこそはなり給ひたれ」 ⇒あくりょう‐みんぶきょう【悪霊民部卿】 あくりょう‐みんぶきょう悪霊民部卿‥リヤウ‥キヤウ 藤原忠文の異称。 ⇒あく‐りょう【悪霊】 あく‐りょく握力】 物を握りしめる力。「―が落ちる」 ⇒あくりょく‐けい【握力計】 あくりょく‐けい握力計】 握力を測る計器。握ると、その強さに応じて指針が目盛を指し示す。 ⇒あく‐りょく【握力】 アクリルAcryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリル樹脂・アクリル繊維などの略。 ⇒アクリル‐えのぐ【アクリル絵具】 ⇒アクリル‐ガラス【アクリル硝子】 ⇒アクリル‐さん【アクリル酸】 ⇒アクリル‐じゅし【アクリル樹脂】 ⇒アクリル‐せんい【アクリル繊維】 アクリル‐えのぐアクリル絵具‥ヱ‥ アクリル樹脂を媒材にした絵具。速乾性・耐水性にすぐれる。第二次大戦後、アメリカの画家たちが愛用し広まる。 ⇒アクリル【Acryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリル‐ガラスアクリル硝子】 アクリル樹脂で作った有機ガラス。扉・照明器具などに用いる。 ⇒アクリル【Acryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリル‐さんアクリル酸】 (acrylic acid)不飽和カルボン酸の一つ。分子式CH=CHCOOH ビニル基を含み重合しやすい。重合体も水溶性。 ⇒アクリル【Acryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリル‐じゅしアクリル樹脂】 アクリル酸・メタクリル酸およびこれらの誘導体を重合させたものの総称。アクリル酸メチルの重合体、メタクリル酸メチルの重合体(メタクリル樹脂、有機ガラスとしてよく用いられる)など。 ⇒アクリル【Acryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリル‐せんいアクリル繊維‥ヰ アクリロニトリルを主成分とする単量体から合成した繊維。羊毛に似る。 ⇒アクリル【Acryl ドイツ・acryl イギリス】 アクリロニトリルacrylonitrile】 分子式CH=CHCN 猛毒で無色の引火性液体。プロピレンとアンモニアと酸素の反応で合成。反応性に富み容易に重合する。合成繊維・合成ゴム・合成樹脂などの原料、接着剤や繊維加工材として広く利用される。アクリルニトリル。シアン化ビニル。 ⇒アクリロニトリル‐ブタジエン‐ゴム アクリロニトリル‐ブタジエン‐ゴム (acrylonitrile-butadiene rubber)アクリロニトリルとブタジエンとの重合で得られる合成ゴム。耐油性・耐摩耗性・耐熱性に優れ、自動車部品・ガスケット・燃料タンクなどに用いる。NBR ⇒アクリロニトリル【acrylonitrile】 あくる明くる】 〔連体〕 (下二段動詞アクの連体形から)明けての。次の。「―月」「―6日に出立」 ⇒あくる‐あさ【明くる朝】 ⇒あくる‐あした【明くる朝】 ⇒あくる‐きょう【明くる今日】 ⇒あくる‐つとめて【明くるつとめて】 ⇒あくる‐とし【明くる年】 ⇒あくる‐ひ【明くる日】 あくる‐あさ明くる朝】 次の日の朝。翌朝。 ⇒あくる【明くる】 あくる‐あした明くる朝】 ①翌朝。あくるあさ。 ②早朝。夜の明け白む頃。万葉集15「―逢はずまにして今そ悔しき」 ⇒あくる【明くる】 あくる‐きょう明くる今日‥ケフ その日の次の日。明くる日。 ⇒あくる【明くる】 あくる‐つとめて明くるつとめて】 ①次の日の朝。 ②次の日の朝早く。宇津保物語菊宴「―中のおとどにわたらせ給ふ」 ⇒あくる【明くる】 あくる‐とし明くる年】 その年の次の年。翌年。 ⇒あくる【明くる】 あくる‐ひ明くる日】 その日の次の日。翌日。 ⇒あくる【明くる】 あく‐れい悪例】 わるい先例。「―を遺す」「―となる」 あく‐れい悪霊⇒あくりょう アグレッシブaggressive】 攻撃的。積極的。 アグレマンagrément フランス】 特定の人を外交使節に任命するに先立って、派遣される相手国が与える同意の意思表示。「―を求める」 あく‐ろ悪路】 わるいみち。「―を走破する」 あく‐ろう悪霊‥ラウ ⇒あくりょう。源氏物語夕霧「―は執念しゅうねきやうなれど」 アクロニムacronym】 〔言〕(→)頭字語に同じ。 アクロバチックacrobatic】 曲芸のようなさま。軽業かるわざ的。「―な演技」 アクロバットacrobat】 軽業かるわざ。曲芸。また、それをする芸人。軽業師。 アクロポリスakropolis ギリシア】 古代ギリシアの都市国家の中心市街にある丘陵上に築かれた城砦。パルテノン神殿などを含むアテネ所在のものが有名。 アクロポリス神殿(ギリシア) 撮影:田沼武能 アクロマチック‐レンズachromatic lens】 色収差いろしゅうさを除いたレンズ。色消しレンズ。アクロマート。 アクロレインacrolein】 分子式CH=CHCHO 刺激臭のある無色の液体。不飽和アルデヒドの一つ。プロピレンの直接酸化により製する。合成化学工業の重要な原料。アクリルアルデヒド。 あけ朱・緋】 (アカ(赤)の転) ①赤い色。茜あかねで染めた色。朱しゅ。緋。 Munsell color system: 5R4/14 ②馬の毛色の名。あかげ。 ③緋袍あけごろもの略。 ⇒朱に染まる ⇒朱を奪う紫 あけ明け】 あけること。 ①期間が終わること。また、その直後。「連休―」「夜勤―」 ②夜明け。「―の明星」 ③韻塞いんふたぎで、かくした韻字をどの字と言いあてること。能因本枕草子したりがほなるもの「韻ふたぎの―疾うしたる」 あげ上げ】 ①あげること。竹取物語「髪―などさうして」 ②高い所にある田。あげた。万葉集12「水をおほみ―に種蒔き」 ③着物の裄ゆきや身丈の長いのを肩や腰の部分で縫いあげること。ぬいあげ。「肩―」 ④(日本音楽で) ㋐歌の声をあげること。また、あげ方の定型化した旋律型。 ㋑楽曲を終結させること。 あげ揚げ】 ①油で揚げたもの。「薩摩―」 ②「あぶらあげ」の略。 ③「上げ潮」の略。 ④遊び客が、芸者や遊女を呼びよせること。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「思ひ思ひの―の客」 ⑤(漁師語)魚群の通過する上空に海鳥のむれ飛ぶ現象。 あげ 〔感〕 (島根県で)そう。そうだ。 あげ‐あし揚げ足・挙足】 ①足をあげること。また、その足。 ②一方の足を折り曲げ他方の足の上に乗せること。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「御前近くも無遠慮に縁先に―して」 ⇒揚げ足を取る

あぐり🔗🔉

あぐり 女の子の名前。女ばかり生まれて男の子が欲しいとき、あるいは最後の子にしたいとき付けた。両京俚言考「生れ子を―と名付れば再び子を孕まぬとの俗習は、双六の上り、梅雨の上りに擬なぞらへて産あぐみし人の産み上りを咒へるならん」

あぐり‐あみ【揚繰網】🔗🔉

あぐり‐あみ揚繰網】 巻網の一種。長方形の網を打ち回して魚群を囲み、網裾の沈子綱を繰り揚げて捕らえる。イワシ・アジ・サバ・カツオ・マグロをとるのに用いる。→巾着網きんちゃくあみ

アグリーメント【agreement】🔗🔉

アグリーメントagreement】 合意。同意。契約。

アグリカルチャー【agriculture】🔗🔉

アグリカルチャーagriculture】 農業。

アグリコラ【Georgius Agricola】🔗🔉

アグリコラGeorgius Agricola】 ドイツの鉱物学者・医者。本名、ゲオルク=バウエル(Georg Bauer)。今日の鉱物分類の基礎をつくり、鉱物学の父と呼ばれた。採鉱冶金学の古典「デ‐レ‐メタリカ」を著す。(1494〜1555)

アグリコン【aglycon】🔗🔉

アグリコンaglycon】 加水分解によって得られる配糖体の糖以外の成分。フラボン・アントシアニン・テルペノイド・アルカノイドなどがある。アグリコン型イソフラボンは配糖体型のものに比べ分子量が小さいため、胃などで吸収されやすい。

アグリッパ【Heinrich Cornelius Agrippa】🔗🔉

アグリッパHeinrich Cornelius Agrippa】 (自称Agrippa von Nettesheim)ドイツの神学者・思想家。ヨーロッパ各地を遍歴しつつ、新プラトン主義やカバラー思想の影響を受けた思索を展開。著「隠秘哲学」。(1486〜1535)

アグリッパ【Marcus Vipsanius Agrippa】🔗🔉

アグリッパMarcus Vipsanius Agrippa】 古代ローマの武将。オクタウィアヌスの部下としてアクティウムの海戦でアントニウス軍を破った。(前63頃〜前12)

アグリビジネス【agribusiness】🔗🔉

アグリビジネスagribusiness】 ①農業関連産業。農業と、それに密接に関連する、農機具・化学肥料などの農業生産資材製造業、バター・ハムなどの農産加工業などの総体。 ②農耕作業だけに従事するのでなく、農産物の加工・流通の機能をもあわせ行う個々の農業企業体。

アグリミニマム🔗🔉

アグリミニマム (和製語agriminimum)国が農業生産の最低限度を維持すべきという考え方。また、その最低限度。

アグレッシブ【aggressive】🔗🔉

アグレッシブaggressive】 攻撃的。積極的。

アグレマン【agrément フランス】🔗🔉

アグレマンagrément フランス】 特定の人を外交使節に任命するに先立って、派遣される相手国が与える同意の意思表示。「―を求める」

大辞林の検索結果 (67)

あぐ【・逆鉤】🔗🔉

あぐ [1] 【・逆鉤】 釣り針の針先の内側に逆向きに付いている突起。かかり。かえし。あぎと。

あ・ぐ【上ぐ・揚ぐ・挙ぐ】🔗🔉

あ・ぐ 【上ぐ・揚ぐ・挙ぐ】 (動ガ下二) ⇒あげる

あく-あらい【灰汁洗い】🔗🔉

あく-あらい ―アラヒ [3] 【灰汁洗い】 (名)スル 灰汁や洗剤で家屋などのよごれを洗い落とすこと。「柱を―する」

あくい-せんゆう【悪意占有】🔗🔉

あくい-せんゆう ―イウ [1] 【悪意占有】 〔法〕 正当に占有する権利のない,あるいは権利の有無に疑問があることを知りつつ占有していること。20年間の悪意占有の継続により時効取得が可能である。 ⇔善意占有

あぐい【安居院】🔗🔉

あぐい アグ 【安居院】 比叡山東塔の竹林院の里坊。京都市上京区大宮通にあったがのち廃絶。一二世紀末,説法に長じた澄憲・聖覚がここに居住したことで有名。

あぐい【阿久比】🔗🔉

あぐい アグヒ 【阿久比】 愛知県西部,知多郡の町。知多半島北部の阿久比川に沿う。

あく-いん【悪因】🔗🔉

あく-いん [0] 【悪因】 悪い結果をもたらす原因。

あく-いんねん【悪因縁】🔗🔉

あく-いんねん ―インエン [3] 【悪因縁】 悪縁。くされ縁。

あくえき-しつ【悪液質】🔗🔉

あくえき-しつ [4] 【悪液質】 主として悪性腫瘍(シユヨウ)で,病気の進んだときに現れる著しい衰弱状態。全身が痩(ヤ)せ,まぶたや足はむくみ,皮膚は貧血によって灰黄色を呈する。

あく-おけ【灰汁桶】🔗🔉

あく-おけ ―ヲケ [3] 【灰汁桶】 染め物用の灰汁をとるための桶。灰をつめて上から水を入れ,下から灰汁がしたたるようにしたもの。

あく-か【悪貨】🔗🔉

あく-か ―クワ [1] 【悪貨】 ⇒あっか(悪貨)

あく-さく【齷齪・促】🔗🔉

あく-さく [1] 【齷齪・促】 (名)スル ⇒あくせく(齷齪)

あく-さふ【悪左府】🔗🔉

あく-さふ 【悪左府】 藤原頼長(フジワラノヨリナガ)の異名。

あく-すい【悪水】🔗🔉

あく-すい [0] 【悪水】 飲むことのできない水。汚水。

あくすい-ろ【悪水路】🔗🔉

あくすい-ろ [3] 【悪水路】 排水路。

あく-せ【悪世】🔗🔉

あく-せ [1] 【悪世】 悪事の行われる乱れた世の中。

あくせい-ひんけつ【悪性貧血】🔗🔉

あくせい-ひんけつ [5] 【悪性貧血】 造血因子であるビタミンBの欠乏に起因する貧血。

あくせん-くとう【悪戦苦闘】🔗🔉

あくせん-くとう [0] 【悪戦苦闘】 (名)スル (1)非常に苦しんで戦うこと。「強敵を相手に―する」 (2)困難を乗り切るために非常な努力を払うこと。「―の末,成功をかちとる」

あく-そく【齷齪】🔗🔉

あく-そく [0] 【齷齪】 (副)スル 「あくせく(齷齪)」に同じ。「文学士は売文に―する/社会百面相(魯庵)」

あくた-むし【芥虫】🔗🔉

あくた-むし 【芥虫】 ゴキブリの古名。[本草和名]

あくた-もくた🔗🔉

あくた-もくた 〔「芥藻屑(アクタモクズ)」の転という〕 (1)何の役にも立たないつまらないもの。がらくた。「ただ―をかきながせ/戴恩記」 (2)欠点。短所。また,人の欠点をあげて悪口を言うこと。「充満坪の煤はきするやうに―をまけ出して/洒落本・船頭部屋」

あくたい-まつり【悪態祭(り)】🔗🔉

あくたい-まつり [5] 【悪態祭(り)】 祭りの参詣人が互いに悪口を言い合う祭り。言い合いに勝てばその年の幸運を得るとされる。全国各地にある。

あくたれ-もの【悪たれ者】🔗🔉

あくたれ-もの [0][6] 【悪たれ者】 すぐに乱暴する者。また,悪たれ口をきく者。

あく-た・れる【悪たれる】🔗🔉

あく-た・れる [4][0] 【悪たれる】 (動ラ下一) 乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」

あくち-ちけい【悪地地形】🔗🔉

あくち-ちけい [4] 【悪地地形】 深い溝や谷が無数に発達し,急斜面が複雑に入り組んで通行困難な地形。強雨による急速な浸食でつくられ,植物が茂らずに山肌が露出する。北アメリカのロッキー山脈東側の大平原地方はその例。

あく-ちしき【悪知識】🔗🔉

あく-ちしき [3] 【悪知識】 〔仏〕 悪法・邪法を説き,人を悪に導く人。悪い友人。また,悪僧。 ⇔善知識

あく-なき【飽くなき】🔗🔉

あく-なき [2][1] 【飽くなき】 (連体) 満ち足りるということがない。どこまでもやむことがない。「―欲望」「―精進」

アグニ梵 Agni🔗🔉

アグニ 梵 Agni インドの火神。祭火を神格化したもの。のち,仏教に入って火天となる。阿耆尼(アギニ)。

あく-にち【悪日】🔗🔉

あく-にち [0] 【悪日】 運勢の悪い日。不運に遭う日。凶日。あくび。

あく-ぬき【灰汁抜き】🔗🔉

あく-ぬき [0][3] 【灰汁抜き】 (名)スル 野菜・山菜などのあくを抜くこと。「ごぼうを―する」

あく-ぬけ【灰汁抜け】🔗🔉

あく-ぬけ [0] 【灰汁抜け】 (名)スル (1)(野菜などの)あくが抜けてすっきりすること。 (2)すっきりと洗練されること。あかぬけ。「―した人」 (3)取引で,悪材料ができって相場がそれ以上下がらなくなること。

あく-ねり【灰汁練り】🔗🔉

あく-ねり [0] 【灰汁練り】 藁(ワラ)灰のあくで絹を練ること。現在は,石鹸・ソーダなどを使用。

あぐ・ねる🔗🔉

あぐ・ねる [3][0] (動ナ下一) 物事が思いどおりに進まず,手段に困る。もてあます。あぐむ。現代では多く動詞の連用形の下に付いて用いられる。「考え―・ねる」「さがし―・ねる」「連れも―・ねる焼酎の大生酔/柳多留 118」

あく-ねん【悪念】🔗🔉

あく-ねん [0] 【悪念】 悪事を働こうとする考え。悪心。

あくのはな【悪の華】🔗🔉

あくのはな 【悪の華】 〔原題 (フランス) Les fleurs du mal〕 ボードレールの詩集。初版1857年刊。裁判による削除追加による再版61年。象徴派の先駆的作品。精神の暗部を感覚の呼応の内にうたう。

あく-の-や【幄の屋】🔗🔉

あく-の-や [3][1] 【幄の屋】 神事や朝廷の儀式などの際,参列者のため庭に設けた仮の建物。四方に柱を立て棟を渡して幕を張り,四方を幕で囲む。あげばり。幄。幄屋。幄舎。 幄の屋 [図]

あくはつ-とほ【握髪吐哺】🔗🔉

あくはつ-とほ [5] 【握髪吐哺】 為政者の,賢者を求める気持ちの強いたとえ。握髪。吐哺捉髪(トホソクハツ)。 〔周公は客が来ると洗髪中でも髪を握ったままで,また食事中には口に入れた食物を吐き出してすぐに出て会ったという「韓詩外伝」「史記(魯周公世家)」の故事から〕

あく-へん【悪変】🔗🔉

あく-へん [0] 【悪変】 (名)スル 状態が悪い方へ転ずること。悪化。「天候が―する」

あ-ぐみ【足組み・胡坐】🔗🔉

あ-ぐみ [0] 【足組み・胡坐】 足を組んで座ること。あぐら。「丈六―の像」

あぐ・む【倦む】🔗🔉

あぐ・む [2] 【倦む】 (動マ五[四]) 物事に行きづまって,どうにもしようがなくなる。また,もてあます。あぐねる。現代では動詞の連用形の下に付いて用いられることが多い。「攻め―・む」「考え―・む」「神曲の大いなる二巻には,我ほと―・みしが/即興詩人(鴎外)」

あ-ぐ・む【足組む】🔗🔉

あ-ぐ・む 【足組む】 (動マ四) 足を組んで座る。あぐらをかく。「―・むとも寝まるとも,心まかせに打ちくつろぎて語りめせ/読本・双蝶記」

あ-ぐら【胡坐・胡床】🔗🔉

あ-ぐら [0] 【胡坐・胡床】 〔足(ア)座(クラ),の意〕 (1)両ひざを左右に開き,両足首を組み合わせて座る座り方。「―を組む」 (2)寝所や座席とするため,高く大きく設けた席。「やすみししわが大君のしし待つと―に坐(イマ)し/古事記(下)」 (3)一人用の椅子(イス)・床几(シヨウギ)の類。腰掛け。「かりに―どもを召したり/源氏(胡蝶)」 (4)高い所に登るために,材木を組み立てて作ったもの。足場。「―を結(ユ)ひて上げて窺はせむに/竹取」

あぐら-い【胡床居】🔗🔉

あぐら-い 【胡床居】 胡床{(2)}の上に座っていること。「―の神の御手もち弾く琴に/古事記(下)」

あぐら-なべ【胡坐鍋】🔗🔉

あぐら-なべ [4] 【胡坐鍋】 (1)あぐらをかき,鍋で物を煮ながら食べること。また,その鍋。 (2)書名(別項参照)。

あぐら-ばな【胡坐鼻】🔗🔉

あぐら-ばな [3] 【胡坐鼻】 (あぐらをかいたように)低くて横に広い鼻。

アグラAgra🔗🔉

アグラ Agra インド北部の都市。ガンジス川の支流ジャムナ川南岸にある。ムガル朝の初めの首都で,タージ-マハル・アグラ城などの遺跡が多い。

アグラオネマ(ラテン) Aglaonema🔗🔉

アグラオネマ [5] (ラテン) Aglaonema サトイモ科アグラオネマ属の常緑多年草。観葉植物。主に東南アジアに三〇種ほどが分布。茎が直立するものと地をはうものがあり,葉は長い楕円形。ディフェンバキアに似るが,より小型。

あぐらなべ【安愚楽鍋】🔗🔉

あぐらなべ 【安愚楽鍋】 小説。仮名垣魯文作。1871(明治4)〜72年刊。牛鍋を囲む庶民の雑談の形で,文明開化の世相を滑稽に描く。牛屋雑談安愚楽鍋。

あぐり-あみ【揚繰(り)網】🔗🔉

あぐり-あみ [3][0] 【揚繰(り)網】 巻き網の一。長方形の網で魚群を取り囲み,網裾を繰り上げて,魚が下方へ逃げないようにして漁獲するもの。主に,イワシ・カツオなどの回遊魚に用いる。

アグリーメントagreement🔗🔉

アグリーメント [3] agreement 合意。協定。契約。

アグリカルチャーagriculture🔗🔉

アグリカルチャー [4] agriculture 農業。

アグリケミカルagrichemicals🔗🔉

アグリケミカル [4] agrichemicals 農薬。

アグリコラGeorgius Agricola🔗🔉

アグリコラ Georgius Agricola (1494-1555) ドイツの医師・鉱山学者。採鉱冶金(ヤキン)学の書「デ-レ-メタリカ」一二巻を著し,鉱山学の父といわれる。

アグリッパMarcus Vipsanius Agrippa🔗🔉

アグリッパ Marcus Vipsanius Agrippa (前63頃-前12) 古代ローマの政治家。オクタビアヌスを助けアクチウムの海戦に勝利。オクタビアヌスの女婿。パンテオン建築など大土木事業を行なった。

アグリビジネスagribusiness🔗🔉

アグリビジネス [4] agribusiness (1)農業生産とそれに関連する資材供給や加工分野における企業活動。また,その企業体。 (2)穀物メジャー・種苗会社・農薬会社などの農業関連企業,中でも特に多国籍企業をいう。また,農業関連産業総体をさす。

アグリ-ミニマム🔗🔉

アグリ-ミニマム [4] 〔和 agriculture+minimum〕 国が自給すべき最低限度の農業生産。

あくる-あさ【明くる朝】🔗🔉

あくる-あさ [4] 【明くる朝】 次の日の朝。翌朝。

あくる-あした【明くる朝】🔗🔉

あくる-あした 【明くる朝】 「あくるあさ」に同じ。「―逢はずまにして今そ悔しき/万葉 3769」

あくる-つき【明くる月】🔗🔉

あくる-つき [5][0] 【明くる月】 次の月。翌月。

あくる-とし【明くる年】🔗🔉

あくる-とし [5][0] 【明くる年】 次の年。翌年。

あくる-ひ【明くる日】🔗🔉

あくる-ひ [4][0] 【明くる日】 次の日。翌日。

アグレッシブaggressive🔗🔉

アグレッシブ [3] aggressive (形動) (1)攻撃的。侵略的。 (2)積極的。

アグレマン(フランス) agrment🔗🔉

アグレマン [3] (フランス) agrment 外交使節の任命に際し,前もって得ておく相手国の同意。「―を求める」

アグロフォレストリーagroforestry🔗🔉

アグロフォレストリー [5] agroforestry 農林複合経営。樹木のあいだに陸稲・トウモロコシなどの作物を植える。東南アジア諸国など特に熱帯地域で行われている。

あぐら【胡坐をかく】(和英)🔗🔉

あぐら【胡坐をかく】 [組む]sit with one's legs crossed;sit cross-legged;rest on one's laurels(努力を怠る).

あぐらばな【胡坐鼻(だ)】(和英)🔗🔉

あぐらばな【胡坐鼻(だ)】 (have) a pug[snub]nose.

アグレマン(和英)🔗🔉

アグレマン an agrment.

広辞苑+大辞林あぐで始まるの検索結果。