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広辞苑の検索結果 (50)

しん‐と【身図】🔗🔉

しん‐と身図】 一身上のはかりごと。

しん‐と【信徒】🔗🔉

しん‐と信徒】 その宗教を信仰する人。信者。「敬虔な―」

しん‐と【津渡】🔗🔉

しん‐と津渡】 わたし。わたし場。渡津。

しん‐と【神都】🔗🔉

しん‐と神都】 伊勢神宮の在地である宇治山田(今の伊勢市)の異称。

しん‐と【新都】🔗🔉

しん‐と新都】 あらたに定められた都。新京。↔旧都

しん‐と【新渡】🔗🔉

しん‐と新渡】 (シンドとも)外国からあらたに渡来したこと。また、その物。いまわたり。しんわたり。太平記39「―の唐物等」→古渡こわたり→中渡なかわたり

しん‐と🔗🔉

しん‐と 〔副〕 静かで、音や声がまったく聞こえないさま。「場内が―する」

しん‐とう【心頭】🔗🔉

しん‐とう心頭】 心の中。念頭。「怒いかり―に発す」 ⇒心頭を滅却すれば火もまた涼し

しん‐とう【津頭】🔗🔉

しん‐とう津頭】 渡し場。渡し。津渡。

しん‐とう【神灯】🔗🔉

しん‐とう神灯】 神に供える灯火。みあかし。

しん‐とう【神統】🔗🔉

しん‐とう神統】 神の系統。神の子孫。 ⇒しんとう‐き【神統記】

しん‐とう【神道】‥タウ🔗🔉

しん‐とう神道‥タウ 日本に発生した民族信仰。祖先神や自然神への尊崇を中心とする古来の民間信仰が、外来思想である仏教・儒教などの影響を受けつつ理論化されたもの。平安時代には神仏習合・本地垂迹ほんじすいじゃくがあらわれ、両部神道・山王神道が成立、中世には伊勢神道・吉田神道、江戸時代には垂加神道・吉川神道などが流行した。明治以降は神社神道と教派神道(神道十三派)とに分かれ、前者は太平洋戦争終了まで政府の大きな保護を受けた。かんながらの道。 ⇒しんとう‐かんじょう【神道灌頂】 ⇒しんとう‐ごぶしょ【神道五部書】 ⇒しんとう‐じむきょく【神道事務局】 ⇒しんとう‐じゅうさんぱ【神道十三派】 ⇒しんとう‐しゅうせいは【神道修成派】 ⇒しんとう‐しれい【神道指令】 ⇒しんとう‐たいきょう【神道大教】 ⇒しんとう‐たいせいきょう【神道大成教】 ⇒しんとう‐むねん‐りゅう【神道無念流】 ⇒しんとう‐ゆいいちきょう【神道唯一教】 ⇒しんとう‐りゅう【神道流】

しん‐とう【唇頭】🔗🔉

しん‐とう唇頭】 くちびるのさき。くちさき。

しん‐とう【浸透・滲透】🔗🔉

しん‐とう浸透・滲透】 ①しみとおること。しみこむこと。「水分の―を防ぐ」「広く―した見方」 ②〔化〕(osmosis)濃度の異なる溶液を、半透膜の両側においた時、溶媒がその膜を通って濃度の高い溶液側に移行する現象。 ⇒しんとう‐あつ【浸透圧】

しん‐とう【深悼】‥タウ🔗🔉

しん‐とう深悼‥タウ ふかくいたむこと。

しん‐とう【軫悼】‥タウ🔗🔉

しん‐とう軫悼‥タウ (「軫」は、いたみかなしむ意)天子がなげきいたむこと。

しんとう【慎到】‥タウ🔗🔉

しんとう慎到‥タウ 中国、戦国時代の趙の学者。黄老の学を学び、道家の無為の意を根本として説いた法家の書「慎子」(12編、あるいは42編)を著したというが、いま5編を伝えるのみ。

しん‐とう【新刀】‥タウ🔗🔉

しん‐とう新刀‥タウ ①新たに鍛えた刀。あらみの刀。 ②慶長(1596〜1615)以後に製作された刀。国広を最初の名工とする。あらみ。↔古刀。→新新刀

しん‐とう【新党】‥タウ🔗🔉

しん‐とう新党‥タウ 新たに結成した政党・党派。

しん‐とう【震盪・震蕩・振盪】‥タウ🔗🔉

しん‐とう震盪・震蕩・振盪‥タウ ふるい動かすこと。ふるえ動くこと。

しん‐とう【親等】🔗🔉

しん‐とう親等】 親族関係の親疎を測る単位。直系親では、親子の間を1世とし、その世数によって定める。親子は1親等、祖父母・孫は2親等。傍系親では、それぞれの共通の祖先までの世数を合計して算出する。兄弟は2親等、おじ・おばは3親等、従兄弟は4親等。→等親

しんとう‐あつ【浸透圧】🔗🔉

しんとう‐あつ浸透圧】 半透膜の両側に溶液と純粋な溶媒とをおいた時、両側に表れる圧力の差。溶液の濃度が小さい場合には、その濃度と絶対温度に比例する。 ⇒しん‐とう【浸透・滲透】

しんとう‐かんじょう【神道灌頂】‥タウクワンヂヤウ🔗🔉

しんとう‐かんじょう神道灌頂‥タウクワンヂヤウ 中世神道において、日本書紀などの神書や秘説の伝授に当たって行われる作法。密教の伝法灌頂を模倣して、鎌倉中後期以降行われた。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐き【神統記】🔗🔉

しんとう‐き神統記】 (theogony)多神教において神々の発生してきた系統を明らかにしようとしてまとめたもの。神統系譜。 ⇒しん‐とう【神統】

しん‐とうきょう‐こくさいくうこう【新東京国際空港】‥キヤウ‥カウ🔗🔉

しん‐とうきょう‐こくさいくうこう新東京国際空港‥キヤウ‥カウ 成田国際空港の旧称。 新東京国際空港 撮影:関戸 勇

しんとう‐ごぶしょ【神道五部書】‥タウ‥🔗🔉

しんとう‐ごぶしょ神道五部書‥タウ‥ 鎌倉中期頃までに伊勢外宮の神官が古人に仮託して偽作した「天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記」「伊勢二所皇太神御鎮座伝記」「豊受皇太神御鎮座本紀」「造伊勢二所太神宮宝基本記」「倭姫命世記」の五部の書。外宮の地位を内宮の上におく意図の下に、両宮の由緒を述べたもので、後に伊勢神道の基となる。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐じむきょく【神道事務局】‥タウ‥🔗🔉

しんとう‐じむきょく神道事務局‥タウ‥ 1874年(明治7)に設立した神道の半公的機関。神官教導職と神道系宗教の教職者を結集。84年神道本局に改編。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとうしゅう【神道集】‥タウシフ🔗🔉

しんとうしゅう神道集‥タウシフ 神道書。10巻。南北朝時代成立か。諸国の神社の縁起や本地などを説話風に記したもので、室町時代以後の文芸に大きな影響を及ぼした。

しんとう‐しゅうせいは【神道修成派】‥タウシウ‥🔗🔉

しんとう‐しゅうせいは神道修成派‥タウシウ‥ 教派神道の一つ。古事記の「修理固成」と日本書紀の「光華明彩」に則り、八百万やおよろず神を祀って、人は神から受けた心魂を愛養し、忠孝の道に励むべきものとする。富士・木曾御岳の山岳信仰の講を主な基盤とした。1876年(明治9)新田邦光が創始。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとうじょ【新唐書】‥タウ‥🔗🔉

しんとうじょ新唐書‥タウ‥ 二十四史の一つ。唐代の正史。旧唐書くとうじょの欠を補い補修したもの。本紀10巻、志50巻、表15巻、列伝150巻。1060年、宋の仁宗の時、欧陽修・宋祁そうきらの奉勅撰。単に「唐書」とも呼ぶ。

しんとう‐しれい【神道指令】‥タウ‥🔗🔉

しんとう‐しれい神道指令‥タウ‥ 1945年12月にGHQが日本政府に発した、国家神道の禁止と政教分離、また軍国主義や超国家主義からの脱却を命じた指令。第二次大戦後の神社神道のあり方の基礎を作った。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとうすいこでん【神稲水滸伝】‥タウ‥🔗🔉

しんとうすいこでん神稲水滸伝‥タウ‥ 読本よみほん。詳しくは俊傑神稲水滸伝。28編140冊。初〜4編は岳亭定岡作。1828〜43年(文政11〜天保14)刊。5編(46年(弘化3)刊)より知足館松旭作で、明治に至って完結。稲葉小僧・新刀徳次郎など義賊と称せられるものの名をかりて水滸伝風に綴った白浪物。

しんとうたいい【神道大意】‥タウ‥🔗🔉

しんとうたいい神道大意‥タウ‥ 吉田神道の主要文献。1486年(文明18)吉田兼倶かねともが前将軍足利義政の質問に答え、神と神道に関する吉田神道の考えを記したもの。また、兼倶が遠祖兼直かねなおに仮託して著した同名の書もある。

しんとう‐たいきょう【神道大教】‥タウ‥ケウ🔗🔉

しんとう‐たいきょう神道大教‥タウ‥ケウ 教派神道の一つ。もと神道本局(神道事務局の後身)。1884年(明治17)「神道」の教名で東京に本局、地方に分局・支局を設け、多数の付属教会を傘下においた。宮中三殿奉斎の神霊を祀り、惟神かんながらの大道の宣揚を目的とする。1940年(昭和15)神道大教と改称。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐たいせいきょう【神道大成教】‥タウ‥ケウ🔗🔉

しんとう‐たいせいきょう神道大成教‥タウ‥ケウ 教派神道の一つ。惟神かんながらの大道に立って人々を導き、諸教を大成することを唱え、多様な民間の教会・講社を結集した。1879年(明治12)平山省斎が創始。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとうほう【新東宝】🔗🔉

しんとうほう新東宝】 映画会社。労働争議中の東宝の有志によって1947年に設立。業績が悪化し東宝傘下に戻るが、61年に倒産。国際放映に改組され、関西支社は配給会社の新東宝映画を設立。

しんとう‐むねん‐りゅう【神道無念流】‥タウ‥リウ🔗🔉

しんとう‐むねん‐りゅう神道無念流‥タウ‥リウ 剣術の一派。江戸中期、下野の福井兵右衛門嘉平(1702〜1781?)が江戸で創める。のち戸賀崎熊太郎・岡田十松・斎藤弥九郎・芹沢鴨らを輩出。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐ゆいいちきょう【神道唯一教】‥タウ‥ケウ🔗🔉

しんとう‐ゆいいちきょう神道唯一教‥タウ‥ケウ (→)吉田神道に同じ。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐りゅう【神道流】‥タウリウ🔗🔉

しんとう‐りゅう神道流‥タウリウ 剣術の一派。下総国香取郡の人、飯篠いいざさ長威斎家直(1387?〜1488)の創始といい、一羽流・有馬流などの分派が多い。香取神道流。天真正伝神道流。 ⇒しん‐とう【神道】

しんとう‐りゅう【新当流】‥タウリウ🔗🔉

しんとう‐りゅう新当流‥タウリウ 剣術の一派。塚原卜伝の創始。鹿島新当流。卜伝流。 ○心頭を滅却すれば火もまた涼ししんとうをめっきゃくすればひもまたすずし (織田勢に武田が攻め滅ぼされた時、禅僧快川が、火をかけられた甲斐の恵林寺山門上で、端坐焼死しようとする際に発した偈と伝える。また、唐の杜荀鶴の「夏日題悟空上人院」の詩中に同意の句がある)無念無想の境地に至れば火さえ涼しく感じられる。どんな苦難に遇っても、心の持ちようで苦痛を感じないでいられる、の意。 ⇒しん‐とう【心頭】

○心頭を滅却すれば火もまた涼ししんとうをめっきゃくすればひもまたすずし🔗🔉

○心頭を滅却すれば火もまた涼ししんとうをめっきゃくすればひもまたすずし (織田勢に武田が攻め滅ぼされた時、禅僧快川が、火をかけられた甲斐の恵林寺山門上で、端坐焼死しようとする際に発した偈と伝える。また、唐の杜荀鶴の「夏日題悟空上人院」の詩中に同意の句がある)無念無想の境地に至れば火さえ涼しく感じられる。どんな苦難に遇っても、心の持ちようで苦痛を感じないでいられる、の意。 ⇒しん‐とう【心頭】 しんど‐かいきゅう震度階級‥キフ 地震動の強さを表す階級。気象庁が定めた震度階級では、震度0から7までを10階級に分ける。人が感じたり見たりしたことに基づいていたが、現在は震度計の計測値に基づいて決められる。 気象庁震度階級関連解説表(一部) ⇒しん‐ど【震度】 しん‐どき (「しん」は仲間の意)仲間から除外すること。浮世風呂4「あの小娘は―にするがいい」 しん‐とく神徳】 神の功徳。神の威徳。 しん‐どく心読】 心で読むこと。 しんどく身毒】 中国の「史記」に見えるインドの呼称。Sindhu(インダス川およびその流域の古称)の音写で、申毒・新陶・辛頭・信度・信図・身度などとも表記。 しん‐どく真読】 経典の文句を省略せずに全部読むこと。↔転読 しん‐どく慎独】 [大学「君子は必ず其の独りを慎む也」・中庸「君子慎其独也」]自分ひとりで、他人のいない所でも、身を慎むこと。また、常に自己の心中に注意して雑念の起こらないようにすること。 じん‐とく人徳】 その人に自然に備わっている徳。にんとく。「―のある人」 じん‐とく仁徳】 仁愛の徳。なさけぶかい徳。にんとく。「―をほどこす」 じん‐とく仁篤】 なさけぶかくねんごろなこと。 しんとく‐いん慎徳院‥ヰン 徳川家慶の諡号しごうしん‐とくしゅう真徳秀‥シウ 南宋の政治家・儒者。字は景元、号は西山、諡おくりなは文忠。福建浦城の人。官は参知政事に至る。朱子学の体制教学化に貢献。著「大学衍義」「心経」など。(1178〜1235) しん‐とくせん沈徳潜】 清の詩人。江蘇長洲(蘇州)の人。字は確士、号は帰愚。晩年、内閣学士・礼部侍郎、太子太傅を加えられた。乾隆時代の詩壇の重鎮で、格調説を唱えて袁枚えんばいと対した。「古詩源」「唐詩別裁集」「唐宋八大家文読本」など歴代の詩文に関する著が多い。(1673〜1769) しんとく‐どう振徳堂‥ダウ 日向飫肥おび藩(現、宮崎県日南市)の藩校。1831年(天保2)設立。 しんとくまるしんとく丸】 説経浄瑠璃。また、その主人公。正本は1648年(正保5)刊。→俊徳丸 しんど‐はさい‐き心土破砕機】 心土を切削して亀裂を入れ、透水性をよくする農業機械。サブソイラー。 ⇒しん‐ど【心土】 シンドバッドSindbād】 (インダス川下流の地域名Sind アラビアと都市の意のābād ペルシアとの合成語か)「アラビアン‐ナイト」中の航海談の主人公。バグダードの豪商として、7度に及ぶ航海でのさまざまな冒険を語る。船乗りシンドバッド。 しん‐トマスせつ新トマス説】 〔宗〕(→)ネオ‐トミズムに同じ。 しんとみ‐ざ新富座】 歌舞伎劇場。1872年(明治5)に猿若町から新富町に移転した守田座(もと森田座)が、75年に改称。12代守田勘弥の活躍で文明開化期に一時代を築く。関東大震災で焼失。 しん‐どめ心止め・芯止め】 植物の成長点を除去すること。一般に農作物・園芸植物で、主軸の芽など、先端を摘みとる作業。必要以上の伸長を止め、適切な開花・結実をうながすため、あるいは整形のために行う。摘心。 しん‐とり芯取り】 ろうそくの芯を切るはさみ。〈日葡辞書〉 しん‐どり後取】 (シリトリの転) ①宮中で、元日より3日間、天皇の屠蘇とそ・白散びゃくさんなどの余りをいただく役。蔵人から大酒の者が選ばれたという。 ②(→)次姫じひめに同じ。 ③「鼻取はなどり参照。 じん‐とり陣取りヂン‥ 児童遊戯の一つ。二組に分かれ互いに定めた陣地を攻めて奪い合うもの。 しん‐とりそ新鳥蘇】 雅楽の高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの舞楽曲。↔古鳥蘇 じん‐ど・る陣取るヂン‥ 〔自五〕 ①陣を構えてそれに拠る。陣を取る。「対岸に―・る」 ②ある場所を占有する。「最前列に―・る」 シンドロームsyndrome(→)症候群しん‐な親和‥ワ ⇒しんわ シンナーthinner】 塗料の粘度を下げるために加える揮発性の混合溶剤。芳香族炭化水素(トルエンなど)・アルコール類・酢酸エステル類などを配合する。中枢神経麻痺作用があり、吸引によって酩酊めいてい状態となるが、依存性があり、常習すると中毒性精神病となる。1972年から使用が規制されている。 ジンナーMuḥammad Alī Jinnāh】 パキスタン建国の父。1916年、ムスリム連盟議長。初代のパキスタン総督。尊称はカーエデアーザム(偉大な指導者)。(1876〜1948) カラチ ジンナーの墓 撮影:小松義夫 しん‐ない心内】 心の中。内心。 しんない新内】 新内節の略。 ⇒しんない‐ながし【新内流し】 ⇒しんない‐ぶし【新内節】 じん‐ない陣内ヂン‥ 陣屋のうち。 しんない‐おん唇内音】 〔言〕「三内音さんないおん参照。 しんない‐ながし新内流し】 新内節を語って町を流して歩くこと。また、その人。〈[季]夏〉 ⇒しんない【新内】 しんない‐ぶし新内節】 浄瑠璃の一流派。遠祖は宮古路豊後掾ぶんごのじょう門下の富士松薩摩掾さつまのじょう(1686〜1757)。鶴賀若狭掾わかさのじょうが中興の祖で、この流儀(当時は鶴賀節)の基礎を固めた。2世鶴賀新内( 〜1810)が美声で評判を高めて以来「新内節」の呼称が定着し、富士松・鶴賀をはじめとする同系統の諸派を包括した流名となる。心中道行物を主とし人情の機微を語る。 ⇒しんない【新内】 しん‐ないまくえん心内膜炎】 心臓の内膜、特に弁膜の炎症。細菌(連鎖球菌・ブドウ球菌など)の感染によるものと、リウマチ・膠原こうげん病などによるものとがある。前者は弁膜の破壊・感染性血栓を生じ、血行を介して敗血症、諸臓器の感染病巣を伴う。後者は急性期にはおおむね無症状であるが弁膜の変形を後に遺のこし心臓弁膜症を招く。 しん‐なし心無し】 しんを入れないもの。内部の空虚なもの。 ⇒しんなし‐けんさくばん【心無し研削盤】 しんなし‐けんさくばん心無し研削盤】 丸棒を円形に研削仕上げする機械。センターやチャックを用いず、所要直径の間隔に並置した研削砥石車に加工物を送り、所要直径に研削する装置になっているもの。 ⇒しん‐なし【心無し】 しんな‐ぞめ親和染】 江戸中期に行われた文様染の一種。三井親和の篆書てんしょの筆跡を模様として染め出したもの。 しんなり 軟らかくしなやかなさま。たおやかなさま。「熱湯を通して―させたキャベツ」「―ともたれかかる」 ⇒しんなり‐づよ・い【しんなり強い】 しんなり‐づよ・いしんなり強い】 〔形〕 しなやかで強い。ねばりづよい。 ⇒しんなり しん‐なんぴん沈南蘋】 清代の画家。名は詮、字は衡之。浙江呉興の人。色彩あざやかな写実的花鳥画に巧みで、1731年(享保16)長崎に渡来して在住2年、熊斐ゆうひらが師事し、日本の花鳥画に大きな影響を与えた。生没年不詳。→南蘋派 しんなんよう新南陽‥ヤウ 山口県南部の旧市名。→周南 しん‐に心耳】 (ニは呉音)心中にあるとされた耳。また、心で聞くこと。心。 しん‐に瞋恚】 シンイの連声。謡曲、一角仙人「竜王は―の甲冑を帯し」 しん‐に真に】 〔副〕 まことに。ほんとうに。「―平和を願う」

しん‐とく【神徳】🔗🔉

しん‐とく神徳】 神の功徳。神の威徳。

しんとく‐いん【慎徳院】‥ヰン🔗🔉

しんとく‐いん慎徳院‥ヰン 徳川家慶の諡号しごう

しん‐とくしゅう【真徳秀】‥シウ🔗🔉

しん‐とくしゅう真徳秀‥シウ 南宋の政治家・儒者。字は景元、号は西山、諡おくりなは文忠。福建浦城の人。官は参知政事に至る。朱子学の体制教学化に貢献。著「大学衍義」「心経」など。(1178〜1235)

しん‐とくせん【沈徳潜】🔗🔉

しん‐とくせん沈徳潜】 清の詩人。江蘇長洲(蘇州)の人。字は確士、号は帰愚。晩年、内閣学士・礼部侍郎、太子太傅を加えられた。乾隆時代の詩壇の重鎮で、格調説を唱えて袁枚えんばいと対した。「古詩源」「唐詩別裁集」「唐宋八大家文読本」など歴代の詩文に関する著が多い。(1673〜1769)

しんとく‐どう【振徳堂】‥ダウ🔗🔉

しんとく‐どう振徳堂‥ダウ 日向飫肥おび藩(現、宮崎県日南市)の藩校。1831年(天保2)設立。

しんとくまる【しんとく丸】🔗🔉

しんとくまるしんとく丸】 説経浄瑠璃。また、その主人公。正本は1648年(正保5)刊。→俊徳丸

しん‐トマスせつ【新トマス説】🔗🔉

しん‐トマスせつ新トマス説】 〔宗〕(→)ネオ‐トミズムに同じ。

しんとみ‐ざ【新富座】🔗🔉

しんとみ‐ざ新富座】 歌舞伎劇場。1872年(明治5)に猿若町から新富町に移転した守田座(もと森田座)が、75年に改称。12代守田勘弥の活躍で文明開化期に一時代を築く。関東大震災で焼失。

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しん-と【信徒】🔗🔉

しん-と [1] 【信徒】 ある宗教を信仰し,その教団に属する者。また一般に,ある宗教の信者。

しん-と【神都】🔗🔉

しん-と [1] 【神都】 伊勢神宮のある,三重県伊勢市の異名。

しん-と【新都】🔗🔉

しん-と [1] 【新都】 新しく定められた都。 ⇔旧都

しん-と【新渡】🔗🔉

しん-と [1] 【新渡】 〔古く「しんど」とも〕 新たに外国から渡来したこと。また,そのもの。いまわたり。しんわたり。 ⇔古渡(コト)

しん-と🔗🔉

しん-と [0] (副)スル (1)静まりかえって物音のしないさま。しいんと。「場内は―して咳一つ聞こえない」 (2)寒さや音などが身にしみとおるさま。「夜も更けて―寒くなつたが/婦系図(鏡花)」

しん-とう【心頭】🔗🔉

しん-とう [0] 【心頭】 こころ。心中。「怒り―に発する」

しん-とう【神灯】🔗🔉

しん-とう [0] 【神灯】 神に供える灯火。

しん-とう【神統】🔗🔉

しん-とう [0] 【神統】 神の系統。

しんとう-き【神統記】🔗🔉

しんとう-き [3] 【神統記】 (1)〔theogony〕 多神教で,神話を体系化して神々の発生してきた系統を明らかにした書物。神統譜。 (2)〔(ギリシヤ) Theogonia 神々の誕生の意〕 古代ギリシャの叙事詩。紀元前700年頃の詩人ヘシオドス作。宇宙の誕生からゼウスによる世界の支配までの過程をうたい,ホメロス詩とともに神界の組織体系の大綱を与えた。

しん-とう【神道】🔗🔉

しん-とう ―タウ [1] 【神道】 (1)日本民族固有の伝統的な宗教的実践と,それを支えている生活態度および理念。アニミズムやシャーマニズムなどから発し,次第に祖先神・氏神・国祖神の崇拝を中心とするものになり,大和朝廷によって国家的祭祀(サイシ)として制度化された。外来信仰である仏教に対して形成された概念で,その後,仏教や儒教の影響を受けながら,両部神道・伊勢神道・吉田神道・垂加神道・復古神道など多くの神道理論が生まれた。明治以後,神社は国家の管理下に置かれ,伊勢神宮を頂点とする国家神道が形成されたが,第二次大戦後,神道指令により解体された。かんながらの道。 (2)仏教に対して,鬼神を信ずる邪教。「若くより邪見深くして―に仕へて三宝を信ぜず/今昔 7」

しんとう-ごぶしょ【神道五部書】🔗🔉

しんとう-ごぶしょ ―タウ― [1]-[2] 【神道五部書】 伊勢神道の根本教典とされる「天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記」「伊勢二所皇太神御鎮座伝記」「豊受皇太神御鎮座本紀」「造伊勢二所太神宮宝基本紀」「倭姫命世記」の五書。伊勢神宮外宮の神官度会(ワタライ)氏が内宮に対し,その地位を引き上げるために古人に仮託して創作したものとされる。

しんとう-じゅうさんぱ【神道十三派】🔗🔉

しんとう-じゅうさんぱ ―タウジフサン― [1]-[3][7] 【神道十三派】 第二次大戦まで,神社神道(国家神道)に対し,教祖・教理・教会・教師の宗教的組織をもち,宗教団体として公認されていた教派神道の一三の教派。 →神道十三派[表]

しんとう-しゅうせいは【神道修成派】🔗🔉

しんとう-しゅうせいは ―タウシウセイ― 【神道修成派】 神道十三派の一。新田邦光(クニテル)が創始。1876年(明治9)に独立。造化の三神を尊信し,三神より受けた心魂こそ一身の根本であるから,これを愛養保存・修理固成することが大切だと説く。山岳信仰の講社を基盤としている。修成派。

しんとう-しれい【神道指令】🔗🔉

しんとう-しれい ―タウ― 【神道指令】 1945年(昭和20),GHQ が日本政府に対して発した覚書「国家神道・神社神道に対する政府の保証・支援・保全・監督ならびに弘布の廃止に関する件」の通称。この結果,神社は在来の国家的性格を改めて宗教法人として発足することとなった。

しんとう-だいきょう【神道大教】🔗🔉

しんとう-だいきょう ―タウ―ケウ 【神道大教】 神道十三派の一。教派化した神道事務局が,1884年(明治17)稲葉正邦を管長として純然たる教団となったもの。初め「神道」と称したが,1940年(昭和15)現在名に改称。宮中三殿に奉戴された神霊をまつり,かんながらの道を実践・宣揚することを主旨とする。

しんとう-たいせいきょう【神道大成教】🔗🔉

しんとう-たいせいきょう ―タウ―ケウ 【神道大成教】 神道十三派の一。幕臣平山省斎が1882年(明治15)に「大成教」の名で創始。1952年(昭和27)現名に改称。

しんとう-むそうりゅう【神道夢想流】🔗🔉

しんとう-むそうりゅう ―タウムサウリウ 【神道夢想流】 杖術・棒術などの一派。夢想権之助(本姓,平野)勝吉が宮本武蔵に敗れて発奮し,杖の用法を考案したという。黒田藩に伝承した。

しんとう-むねんりゅう【神道無念流】🔗🔉

しんとう-むねんりゅう ―タウ―リウ 【神道無念流】 剣・居合術の一派。祖は福井兵右衛門嘉平(ヨシヒラ)(1701-1782)。門人,戸賀崎熊太郎のときから名声が高まったという。

しんとう-ゆいいちきょう【神道唯一教】🔗🔉

しんとう-ゆいいちきょう ―タウ―ケウ 【神道唯一教】 〔両部神道に対し,ただ一つのかんながらの道を説く教えの意〕 吉田神道の別名。

しんとう-りゅう【神道流】🔗🔉

しんとう-りゅう ―タウリウ 【神道流】 剣・槍・薙刀(ナギナタ)・忍術・軍学などの一派。祖は飯篠(イイザサ)長威斎家直。塚原卜伝の新当流,上泉秀綱の新陰流と鼎立(テイリツ)して後世まで影響を及ぼし,分派も多い。天真正伝香取神道流。

しん-とう【唇頭】🔗🔉

しん-とう [0] 【唇頭】 くちびるの先。くちさき。

しん-とう【浸透・滲透】🔗🔉

しん-とう [0] 【浸透・滲透】 (名)スル (1)液体がしみとおること。「雨水が―する」 (2)思想などが,人々の間にしみとおり広がること。「自由の気風が―する」 (3)溶媒の分子のみを通す半透膜を隔てて溶液を接したとき,溶媒の分子が,溶液を薄める方向に膜を通りぬけて拡散する現象。

しんとう-あつ【浸透圧】🔗🔉

しんとう-あつ [3] 【浸透圧】 半透膜を隔てて溶媒と溶液をおいたとき,溶媒の一部が膜を透過して溶液側へ移動することによって平衡に達する。その際に両液の間に生じる圧力差。その大きさは溶液の濃度差と絶対温度に比例する。

しん-とう【深悼】🔗🔉

しん-とう ―タウ [0] 【深悼】 (名)スル ふかくいたみ悲しむこと。「恩師の急逝を―する」

しん-とう【新刀】🔗🔉

しん-とう ―タウ [0] 【新刀】 (1)新しくつくった日本刀。 (2)日本刀の時代区分の一。古刀に対応する名称。慶長(1596-1615)頃から安永(1772-1781)頃までの作刀をいい,初期のものを慶長新刀,次いで寛文新刀と称する。江戸時代における造語。 →新新刀

しん-とう【新党】🔗🔉

しん-とう ―タウ [1][0] 【新党】 新しい政党・党派。

しん-とう【震盪・震蕩・振盪】🔗🔉

しん-とう ―タウ [0] 【震盪・震蕩・振盪】 (名)スル 激しく揺れ動くこと。激しく振り動かすこと。「日夜劇しく―する刺戟とに駆られて何事をも凝(ジツ)と考へる閑もなく/門(漱石)」

しん-とう【親等】🔗🔉

しん-とう [0] 【親等】 親族関係の親疎を示す等級。親子を一親等として数え始める。兄弟は二親等,おじ・おばは三親等など。

しん-とう【慎到】🔗🔉

しん-とう ―タウ 【慎到】 中国,戦国時代の趙の思想家。黄老の学を修め,法家の先駆をなしたといわれるが,思想・伝記とも未詳。その著「慎子」の現存部分も偽作という説がある。生没年未詳。

しん-とうきょうこくさいくうこう【新東京国際空港】🔗🔉

しん-とうきょうこくさいくうこう シントウキヤウコクサイクウカウ 【新東京国際空港】 千葉県成田市三里塚にある空港。東京羽田の東京国際空港の過密緩和のために計画され,主として国際線航空機の発着を受け持つ。1978年(昭和53)開港。

しんとうしゅう【神道集】🔗🔉

しんとうしゅう シンタウシフ 【神道集】 説話集。一〇巻,五〇条。文和・延文年間(1352-1361)に安居院(アグイ)流唱導関係者の手により成ると見られる。東国を中心とした神社の由来・縁起などの説話をおさめる。地方民衆のための唱導書か。諸社根元抄。神道根元抄。

しんとうじょ【新唐書】🔗🔉

しんとうじょ シンタウジヨ 【新唐書】 中国,二十四史の一。唐代の歴史を記した書。二二五巻。北宋の欧陽脩(オウヨウシユウ)らの撰。1060年完成。仁宗の詔により「旧唐書(クトウジヨ)」を改修・補正したもの。本紀一〇巻,志五〇巻,表一五巻,列伝一五〇巻。唐書。

しんとうすいこでん【神稲水滸伝】🔗🔉

しんとうすいこでん シンタウ― 【神稲水滸伝】 読本。二八編一四〇冊。岳亭定岡・知足館松旭作。岳亭定岡他画。1829年より81年(明治14)頃までの刊。結城合戦を舞台として「水滸伝」を翻案したもの。俊傑神稲水滸伝。

しんとう-りゅう【新当流】🔗🔉

しんとう-りゅう シンタウリウ 【新当流】 剣術の一派。塚原卜伝が鹿島の古伝と称される刀法から工夫して創始。卜伝流。

しん-とく【神徳】🔗🔉

しん-とく [0] 【神徳】 神の功徳。神の人間に加える力。

しんとく【信徳】🔗🔉

しんとく 【信徳】 ⇒伊藤(イトウ)信徳

しん-とくせん【沈徳潜】🔗🔉

しん-とくせん 【沈徳潜】 (1673-1769) 中国,清代の文芸評論家。字(アザナ)は確士,号は帰愚。格調説を唱え,漢・魏の古詩や盛唐の今体詩を尊び,「古詩源」「唐・明・清詩別裁集」「唐宋八家文読本」を編した。

しんとくまる【しんとく丸】🔗🔉

しんとくまる 【しんとく丸】 ⇒俊徳丸(シユントクマル)

しん-トマスせつ【新―説】🔗🔉

しん-トマスせつ [5] 【新―説】 ⇒ネオ-トミスム

しんとみ【新富】🔗🔉

しんとみ 【新富】 (1)宮崎県中東部,児湯郡の町。一ッ瀬川河口北岸にある。新田原に古墳群と航空自衛隊基地がある。 (2)東京都中央区の地名。築地外国人居留地の開設時に遊廓が置かれ,新島原と称された。

しんとみ-ざ【新富座】🔗🔉

しんとみ-ざ 【新富座】 歌舞伎劇場。1872年(明治5)東京京橋区新富町に一二世守田勘弥が建てた。江戸の森田座の後身。1923年(大正12)焼失。

しんと【信徒】(和英)🔗🔉

しんと【信徒】 ⇒信者.

しんと(和英)🔗🔉

しんと 〜した deathly quiet;silent (as the grave).→英和 〜している Silence reigns.

しんとう【神道】(和英)🔗🔉

しんとう【神道】 Shinto(ism).

しんとう【浸透】(和英)🔗🔉

しんとう【浸透】 penetration.〜する permeate;→英和 penetrate.→英和

しんとう【親等】(和英)🔗🔉

しんとう【親等】 the degree of relationship.三親等 a relative in the third degree.

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