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広辞苑の検索結果 (49)
はさ【稲架】🔗⭐🔉
はさ【稲架】
(新潟・富山・福井・岐阜などで)稲掛け。稲架とうか。はざ。〈[季]秋〉
は‐さい【破砕・破摧】🔗⭐🔉
は‐さい【破砕・破摧】
やぶりくだくこと。また、やぶれくだけること。「岩石の―」「敵を―する」
⇒はさい‐き【破砕機】
はさい‐き【破砕機】🔗⭐🔉
はさい‐き【破砕機】
(→)クラッシャーに同じ。
⇒は‐さい【破砕・破摧】
はさか・う【挟かふ】ハサカフ🔗⭐🔉
はさか・う【挟かふ】ハサカフ
〔自四〕
はさまる。猿蓑「塩魚の歯に―・ふや秋の暮」(荷兮)
はさ‐がた【夾形】🔗⭐🔉
はさ‐がた【夾形】
結髪用具。長さ約1尺、幅約5分ほどの羅うすものの紐。飾り紐に使う。
は‐さき【刃先】🔗⭐🔉
は‐さき【刃先】
刀などのきっさき。刀鋩とうぼう。
は‐さき【羽先】🔗⭐🔉
は‐さき【羽先】
はねの先端。
は‐さき【葉先】🔗⭐🔉
は‐さき【葉先】
①葉の先端。ようせん。
②(→)「かいさき(櫂先)」2に同じ。
はささ・く【馳ささく】🔗⭐🔉
はささ・く【馳ささく】
〔他下二〕
馳せさせる。万葉集14「小お林に駒を―・け」
はさ・す【馳さす】🔗⭐🔉
はさ・す【馳さす】
〔他下二〕
馳せさせる。走らせる。万葉集14「さざれ石に駒を―・せて」
はさつ‐おん【破擦音】🔗⭐🔉
はさつ‐おん【破擦音】
〔言〕(affricate)破裂音の直後に摩擦音がつづき、全体で一つの単音と見なされる音。〔ts〕〔dz〕〔tʃ〕〔dʒ〕など。
はさま・る【挟まる】🔗⭐🔉
はさま・る【挟まる】
〔自五〕
物と物との間に入って動きがとれなくなる。宇治拾遺物語13「股に―・りてある折」。「扉に手が―・る」「二人の間に―・って苦労する」
はさみ【挟み・挿み】🔗⭐🔉
はさみ【鋏・剪刀】🔗⭐🔉
はさみ【鋏・剪刀】
①2枚の刃で挟むようにして物を切る道具。切符などに穴をあけるパンチのこともいう。〈倭名類聚鈔15〉
②(「螯」「鉗」とも書く)節足動物のカニ・サソリなどの脚の(→)鋏1のような部分。これを持つ脚を特に鋏脚(鉗脚かんきゃくとも)という。
③(じゃんけんで)2本の指を伸ばした形。ちょき。「石、紙、―」
⇒はさみじょう‐かかくさ【鋏状価格差】
⇒はさみ‐ばん【鋏盤】
⇒はさみ‐むし【鋏虫・蠼螋】
⇒鋏を入れる
はさみ‐あ・げる【挟み上げる】🔗⭐🔉
はさみ‐あ・げる【挟み上げる】
〔他下一〕[文]はさみあ・ぐ(下二)
箸などで、はさんで持ち上げる。
はさみ‐いた【挟板】🔗⭐🔉
はさみ‐いた【挟板】
門の左右に取り付ける板作りの袖。はさいた。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐い・れる【挟み入れる】🔗⭐🔉
はさみ‐い・れる【挟み入れる】
〔他下一〕[文]はさみい・る(下二)
①物の間に入れこむ。はさみこむ。
②はさんで他へ移し入れる。
はさみ‐うち【挟み撃ち】🔗⭐🔉
はさみ‐うち【挟み撃ち】
相手を両側から挟むようにして攻撃すること。「敵を―にする」
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐う・つ【挟み撃つ】🔗⭐🔉
はさみ‐う・つ【挟み撃つ】
〔他五〕
敵を中に挟んで、左右または前後から攻撃する。
はさみ‐おび【挟み帯】🔗⭐🔉
はさみ‐おび【挟み帯】
はさみ結びにすること。さしこみおび。つっこみおび。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐かせ【挟械】🔗⭐🔉
はさみ‐かせ【挟械】
掘建ほったて柱の根を固めるために、その左右に取り付ける根かせ。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐がみ【挟み紙】🔗⭐🔉
はさみ‐がみ【挟み紙】
①書物の中の必要な箇所に注意のために挟む紙片。しおり。
②重ねてある物品の間に挟んで、傷がつかないようにする紙。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐き・る【剪み切る】🔗⭐🔉
はさみ‐き・る【剪み切る】
〔他四〕
鋏で切り取る。
はさみ‐ゲージ【挟みゲージ】🔗⭐🔉
はさみ‐ゲージ【挟みゲージ】
限界ゲージの一種。ゲージの口を工作物にあてがい、円筒形・球形の直径、直方体の厚さなどが許しうる上限と下限の間に入っているかどうか検査するのに用いる。スナップ‐ゲージ。
挟みゲージ
⇒はさみ【挟み・挿み】
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐ことば【挟み詞・挿語】🔗⭐🔉
はさみ‐ことば【挟み詞・挿語】
①文の中に挟み込むことば。
②(→)唐言からことに同じ。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐こ・む【挟み込む】🔗⭐🔉
はさみ‐こ・む【挟み込む】
〔他五〕
物の間に入れこむ。はさみいれる。
はさみ‐ざかな【挟み肴】🔗⭐🔉
はさみ‐ざかな【挟み肴】
酒宴などの席で、大きな器に盛って箸で挟み取って配る肴。とりざかな。はさみもの。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐じょう【挟み状】‥ジヤウ🔗⭐🔉
はさみ‐じょう【挟み状】‥ジヤウ
直訴じきその時などに、竹の先または木の枝に挟み、高く捧げて差し出す書状。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみじょう‐かかくさ【鋏状価格差】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
はさみじょう‐かかくさ【鋏状価格差】‥ジヤウ‥
〔経〕(→)シェーレに同じ。
⇒はさみ【鋏・剪刀】
はさみ‐しょうぎ【挟み将棋】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
はさみ‐しょうぎ【挟み将棋】‥シヤウ‥
将棋の遊びの一つ。双方とも将棋盤の端に横1列に九つの駒を並べ、これを交互に動かし、相手の駒を前後または左右から挟んで取る。早く相手の駒を取り尽くした方が勝ち。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐だけ【挟み竹】🔗⭐🔉
はさみ‐だけ【挟み竹】
①ものを挟むために一端を割った竹。
②2枚の板の間に衣服の類を入れて、これを更に割竹で挟み、にない持つもの。戦国時代から使用。後の挟箱。〈日葡辞書〉
③読みかけなどの目じるしに、書物の間に挟んでおく竹。夾算きょうさんの類。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐だ・す【挟み出す】🔗⭐🔉
はさみ‐だ・す【挟み出す】
〔他五〕
はさんで取り出す。つまみ出す。
はさみ‐ばこ【挟箱】🔗⭐🔉
はさみ‐ばこ【挟箱】
①外出に際し、具足や着替用の衣服などを中に入れ、棒を通して従者にかつがせた箱。「挟み竹」2に由来する名称。→先箱→後箱→両掛りょうがけ。
挟箱
②(挟箱風の略)「おたふくかぜ」の異称。
⇒はさみ【挟み・挿み】
②(挟箱風の略)「おたふくかぜ」の異称。
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐ばん【鋏盤】🔗⭐🔉
はさみ‐ばん【鋏盤】
(→)シヤー(shear)2に同じ。
⇒はさみ【鋏・剪刀】
はさみ‐むし【鋏虫・蠼螋】🔗⭐🔉
はさみ‐むし【鋏虫・蠼螋】
ハサミムシ目の昆虫の総称。また、その一種。体長1〜3センチメートル、体は細長でやや硬く、尾端に鋏状付属物があり、前翅は短い。地中・石下などに穴をあけてすむ。雌は卵および孵化ふか直後の幼虫を保護する性質がある。雑食性。しりはさみ。〈[季]夏〉
ハサミムシ
撮影:海野和男
⇒はさみ【鋏・剪刀】
⇒はさみ【鋏・剪刀】
はさみ‐むすび【挟み結び】🔗⭐🔉
はさみ‐むすび【挟み結び】
締めた帯の端を結ばず、折って挟んでおくこと。挟み帯。好色一代男1「訳知立なる茶繻子の幅広、―にして」
挟み結び
⇒はさみ【挟み・挿み】
⇒はさみ【挟み・挿み】
はさみ‐もの【挟み物・挿み物】🔗⭐🔉
はさみ‐もの【挟み物・挿み物】
①板・扇・紙などを竹の串に挟んで騎射うまゆみの的まととしたもの。
挟み物
②(→)「挟み肴」に同じ。
⇒はさみ【挟み・挿み】
○鋏を入れるはさみをいれる
①鋏で切る。
②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。
③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。
④フィルムを検閲でカットする。
⇒はさみ【鋏・剪刀】
②(→)「挟み肴」に同じ。
⇒はさみ【挟み・挿み】
○鋏を入れるはさみをいれる
①鋏で切る。
②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。
③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。
④フィルムを検閲でカットする。
⇒はさみ【鋏・剪刀】
○鋏を入れるはさみをいれる🔗⭐🔉
○鋏を入れるはさみをいれる
①鋏で切る。
②樹木や頭髪の刈込をする。手入れをする。
③乗客などの差し出す切符にパンチで穴をあける。
④フィルムを検閲でカットする。
⇒はさみ【鋏・剪刀】
はさ・む【挟む・挿む】
〔他五・下二〕
①物と物との間にさし入れて両側から固定する。物と物との間に入れて落ちないようにする。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとにとり与ふ物しなければ男じものわき―・みもち」。大鏡伊尹「みづから下がさねの尻―・みて乗り給ひぬ」。天草本平家物語「重俊といふ者これを聞いて足を―・うでさまざまに痛めて問うた」。「箸で―・む」「本の間にしおりを―・む」「耳に―・む」
②中間の位置に置く。間に入れる。古今著聞集19「左右の殿上人、階を―・めて欄干に候ひて」。「川を―・んで相対する」「昼休みを―・んだ午前午後の試験」「口を―・む」「疑いを―・む」
③持つ。所有する。日葡辞書「ウマイッピキハサムホドノヒトデゴザル」
はさ・む【鋏む・剪む】
〔他五〕
(「挟む」の転義)鋏で切る。はさみきる。つむ。源氏物語若菜下「忌む事の力もやとて、御いただきしるしばかり―・みて」。天草本平家物語「あまりのせん方なさに、白髪を―・みおろすを」。「枝を―・む」
は‐ざむらい【端侍・葉侍】‥ザムラヒ
取るに足りないつまらぬ武士。はむしゃ。
はざ‐め【
・睆】
二重まぶたの目。〈新撰字鏡2〉
はざ‐め【狭め】
(「挟目」か)
①物と物との間。能因本枕草子硯きたなげに「おき口の―に塵ゐなど」
②(接尾語的に)…おき。日葡辞書「イチニチ(一日)ハザメ」
ばさら【婆娑羅・時勢粧】
(「跋折羅ばざら」から。室町時代の流行語)
①派手にみえを張ること。だて。太平記21「例の―に風流をつくして」
②遠慮なく振る舞うこと。しどけないこと。乱れること。狼藉ろうぜき。
⇒ばさら‐え【婆娑羅絵】
⇒ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】
⇒ばさら‐がみ【婆娑羅髪】
⇒ばさら‐ろうぜき【婆娑羅狼藉】
ばざら【縛日羅・跋折羅・伐折羅】
〔仏〕(梵語vajra)金剛のこと。→金剛杵こんごうしょ。
⇒ばざら‐だいしょう【伐折羅大将】
ばさら‐え【婆娑羅絵】‥ヱ
扇・団扇・絵馬などに描いた粗放な風流画。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】‥アフギ
はでな扇。また、婆娑羅絵を描いた扇。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばさら‐がみ【婆娑羅髪】
ばさばさになった髪。乱れ髪。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばざら‐だいしょう【伐折羅大将】‥シヤウ
薬師十二神将の一つ。勢至菩薩せいしぼさつを本地とし、丑うし神将とされるが、十二支との結びつきは必ずしも一定しない。多く忿怒相を表し右手に剣を持つ。ばしゃらだいしょう。
⇒ばざら【縛日羅・跋折羅・伐折羅】
ばさら‐ろうぜき【婆娑羅狼藉】‥ラウ‥
乱暴すること。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
バサロ【Vasallo】
背泳のスタートの仕方の一つ。潜水したまま両手を前方に伸ばし、ドルフィン‐キックで進むもの。アメリカ人、ヴァサロ(J. Vasallo1961〜)の名に因む。
は‐ざわり【歯触り】‥ザハリ
食べ物などを歯で噛かんだ時の感じ。「さわやかな―」
は‐さん【破産】
①家産を破り失うこと。身代かぎり。胆大小心録「火にかかりて―した後は」
②〔法〕債務者がその債務を完済することができない状態に陥った場合に、総債権者に公平な弁済を受けさせようとする裁判上の手続。→会社更生法。
⇒はさん‐かんざいにん【破産管財人】
⇒はさん‐さいけん【破産債権】
⇒はさん‐ざいだん【破産財団】
⇒はさん‐せんこく【破産宣告】
⇒はさん‐ほう【破産法】
は‐さん【破算】
⇒ごはさん(御破算)
は‐さん【配盞】
さかずきを人にさすこと。日葡辞書「ゴハサンアレ」
ばさん【馬山】
⇒マサン
はさん‐かんざいにん【破産管財人】‥クワン‥
裁判所の選任により、裁判所の監督の下に破産財団に属する財産の管理と処分に当たる者。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐さいけん【破産債権】
破産手続において、届出・確定を経て、破産財団から平等弁済すなわち配当を受け得る債権。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐ざいだん【破産財団】
破産手続開始の決定を受けた債務者の財産。その管理処分権は破産管財人の手に移る。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐せんこく【破産宣告】
裁判所が破産手続を開始する旨を宣言する決定。1922年(大正2)制定の旧破産法のもとでの用語。
⇒は‐さん【破産】
ハサン‐バンナー【Ḥasan al-Bannā】
エジプトの学校教師・イスラム運動指導者。1928年ムスリム同胞団を設立。エジプト革命前の動乱期に秘密警察によって暗殺。(1906〜1949)
はさん‐ほう【破産法】‥ハフ
裁判上の破産手続を定めた法律。1922年(大正11)制定、2004年新法制定。
⇒は‐さん【破産】
はし【梯】
はしご。かけはし。垂仁紀「神庫ほくらの為に―を造たてむ」
はし【觜・嘴】
くちばし。伊勢物語「白き鳥の―と足と赤き」
はし【階】
庭から屋内に昇る階段。きざはし。あがりだん。源氏物語桐壺「御―のもとに」
はし【端】
①物の末の部分。先端。万葉集5「短きものを―きると云へるがごとく」。「縄の―」
②中心から遠い、外に近い所。へり。ふち。源氏物語空蝉「このきはに立てたる屏風も、―の方おし畳まれたるに」。源氏物語若紫「今日しも―におはしましけるかな」。「部屋の―に置く」
③切り放した部分。切れ端。枕草子7「ただ木の―などのやうに思ひたるこそ、いといとほしけれ」。「布の―」
④多くの中の一部分。蜻蛉日記上「世の中に多かる古物語の―などを見れば」。「言葉の―に出る」
⑤あとが続く最初の部分。きっかけ。いとぐち。端緒。「事件解決の―をつかむ」「―から片づける」
⑥あいだ。あわい。万葉集2「行く鳥の争ふ―に」
⑦書物の初めの方の部分。袖。↔奥。
⑧端女郎はしじょろうの略。
はし【箸】
中国や日本などで、食事などに物を挟み取るのに用いる細長く小さい2本の棒。木・竹・金属・象牙などで作る。古事記上「―其の河より流れ下る」
⇒箸が転んでもおかしい年頃
⇒箸が進む
⇒箸で含めるよう
⇒箸にも棒にもかからない
⇒箸の上げ下ろし
⇒箸より重い物は持ったことがない
⇒箸を下ろす
⇒箸をつける
⇒箸を取る
⇒箸を持って食うばかりに
はし【橋】
①おもに水流・渓谷、または低地や他の交通路の上にかけわたして通路とするもの。橋梁きょうりょう。伊勢物語「―を八つわたせるによりてなむ八橋といひける」。「―をかける」
②転じて、かけわたすもの。仲介。媒介。
⇒橋が無ければ渡られぬ
⇒橋を掛ける
⇒橋を渡す
はし【波斯】
①中国におけるペルシアの古称。波斯国。
②日本で、マレー半島地方の古称。
は・し【疾し】
〔形シク〕
はやい。とし。万葉集12「石いわ走る垂水たるみの水の―・しきやし」
は・し【愛し】
〔形シク〕
いとしい。かわいい。万葉集2「み吉野の玉松が枝は―・しきかも」
はじ【恥・辱】ハヂ
①恥じること。(過失や失敗をして)面目を失うこと。万葉集3「山守のありける知らにその山に標しめ結ゆひ立てて結ひの―しつ」
②名誉をけがされること。不名誉。恥辱ちじょく。侮辱。源氏物語桐壺「かかる折にもあるまじき―もこそと心づかひして」。「―をしのぶ」
③恥ずべきことを知ること。名誉を重んずること。廉恥心。平家物語5「―をもおもひ、名をもをしむ程のものは、奈良坂にて討死し」。「―を知れ」
⇒恥あり
⇒恥隠る
⇒恥なし
⇒恥の上の損
⇒恥の上塗り
⇒恥の掻上げ
⇒恥の恥
⇒恥も外聞もない
⇒恥をかく
⇒恥を曝す
⇒恥を知る
⇒恥を雪ぐ
⇒恥を捨つ
⇒恥を見す
はじ【端】
ハシの訛。
はじ【土師】
(ハニシの約)大和政権で葬式・陵墓・土器製作などを担当した氏うじ。はにし。
はじ【黄櫨】
①ハゼノキの別称。神代紀下「梔、此をば―と云ふ」
②襲かさねの色目。表は赤、裏は黄。または、表は黄、裏は薄萌葱うすもえぎ。
③(→)「はじいろ」に同じ。
は‐じ【把持】‥ヂ
①手にしっかり持つこと。手に握ること。
②〔心〕(→)保持2に同じ。
ば‐し【馬歯】
自分の年齢の謙譲語。犬馬の歯よわい。馬齢。
ばし
〔助詞〕
(係助詞ハに強意の間投助詞シが付いて、語頭が濁音化したもの)平安末期より用いられた。江戸時代にはあまり使われなくなり、現在、佐賀・鹿児島方言に残っている。主として禁止・推量・疑問の文中、また条件を表す文に用いて、強調を表す。平家物語6「これ―出し参らすな」。三体詩絶句抄「此の曹侍御は湖湘に謫せられて―あるか」。尾崎紅葉、二人比丘尼色懺悔「麁忽そこつ―のたまふな」
パジ
(朝鮮語paji)朝鮮の民族服で、男性が穿くズボン状の袴はかま。または、女性がチマの下に着ける下着。バチ。
はし‐あらい【箸洗い】‥アラヒ
懐石料理で、八寸の前に、小さな器で出すごく薄味の吸物。一口吸い物。湯吸い物。一口椀。小吸い物。
・睆】
二重まぶたの目。〈新撰字鏡2〉
はざ‐め【狭め】
(「挟目」か)
①物と物との間。能因本枕草子硯きたなげに「おき口の―に塵ゐなど」
②(接尾語的に)…おき。日葡辞書「イチニチ(一日)ハザメ」
ばさら【婆娑羅・時勢粧】
(「跋折羅ばざら」から。室町時代の流行語)
①派手にみえを張ること。だて。太平記21「例の―に風流をつくして」
②遠慮なく振る舞うこと。しどけないこと。乱れること。狼藉ろうぜき。
⇒ばさら‐え【婆娑羅絵】
⇒ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】
⇒ばさら‐がみ【婆娑羅髪】
⇒ばさら‐ろうぜき【婆娑羅狼藉】
ばざら【縛日羅・跋折羅・伐折羅】
〔仏〕(梵語vajra)金剛のこと。→金剛杵こんごうしょ。
⇒ばざら‐だいしょう【伐折羅大将】
ばさら‐え【婆娑羅絵】‥ヱ
扇・団扇・絵馬などに描いた粗放な風流画。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】‥アフギ
はでな扇。また、婆娑羅絵を描いた扇。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばさら‐がみ【婆娑羅髪】
ばさばさになった髪。乱れ髪。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
ばざら‐だいしょう【伐折羅大将】‥シヤウ
薬師十二神将の一つ。勢至菩薩せいしぼさつを本地とし、丑うし神将とされるが、十二支との結びつきは必ずしも一定しない。多く忿怒相を表し右手に剣を持つ。ばしゃらだいしょう。
⇒ばざら【縛日羅・跋折羅・伐折羅】
ばさら‐ろうぜき【婆娑羅狼藉】‥ラウ‥
乱暴すること。
⇒ばさら【婆娑羅・時勢粧】
バサロ【Vasallo】
背泳のスタートの仕方の一つ。潜水したまま両手を前方に伸ばし、ドルフィン‐キックで進むもの。アメリカ人、ヴァサロ(J. Vasallo1961〜)の名に因む。
は‐ざわり【歯触り】‥ザハリ
食べ物などを歯で噛かんだ時の感じ。「さわやかな―」
は‐さん【破産】
①家産を破り失うこと。身代かぎり。胆大小心録「火にかかりて―した後は」
②〔法〕債務者がその債務を完済することができない状態に陥った場合に、総債権者に公平な弁済を受けさせようとする裁判上の手続。→会社更生法。
⇒はさん‐かんざいにん【破産管財人】
⇒はさん‐さいけん【破産債権】
⇒はさん‐ざいだん【破産財団】
⇒はさん‐せんこく【破産宣告】
⇒はさん‐ほう【破産法】
は‐さん【破算】
⇒ごはさん(御破算)
は‐さん【配盞】
さかずきを人にさすこと。日葡辞書「ゴハサンアレ」
ばさん【馬山】
⇒マサン
はさん‐かんざいにん【破産管財人】‥クワン‥
裁判所の選任により、裁判所の監督の下に破産財団に属する財産の管理と処分に当たる者。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐さいけん【破産債権】
破産手続において、届出・確定を経て、破産財団から平等弁済すなわち配当を受け得る債権。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐ざいだん【破産財団】
破産手続開始の決定を受けた債務者の財産。その管理処分権は破産管財人の手に移る。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐せんこく【破産宣告】
裁判所が破産手続を開始する旨を宣言する決定。1922年(大正2)制定の旧破産法のもとでの用語。
⇒は‐さん【破産】
ハサン‐バンナー【Ḥasan al-Bannā】
エジプトの学校教師・イスラム運動指導者。1928年ムスリム同胞団を設立。エジプト革命前の動乱期に秘密警察によって暗殺。(1906〜1949)
はさん‐ほう【破産法】‥ハフ
裁判上の破産手続を定めた法律。1922年(大正11)制定、2004年新法制定。
⇒は‐さん【破産】
はし【梯】
はしご。かけはし。垂仁紀「神庫ほくらの為に―を造たてむ」
はし【觜・嘴】
くちばし。伊勢物語「白き鳥の―と足と赤き」
はし【階】
庭から屋内に昇る階段。きざはし。あがりだん。源氏物語桐壺「御―のもとに」
はし【端】
①物の末の部分。先端。万葉集5「短きものを―きると云へるがごとく」。「縄の―」
②中心から遠い、外に近い所。へり。ふち。源氏物語空蝉「このきはに立てたる屏風も、―の方おし畳まれたるに」。源氏物語若紫「今日しも―におはしましけるかな」。「部屋の―に置く」
③切り放した部分。切れ端。枕草子7「ただ木の―などのやうに思ひたるこそ、いといとほしけれ」。「布の―」
④多くの中の一部分。蜻蛉日記上「世の中に多かる古物語の―などを見れば」。「言葉の―に出る」
⑤あとが続く最初の部分。きっかけ。いとぐち。端緒。「事件解決の―をつかむ」「―から片づける」
⑥あいだ。あわい。万葉集2「行く鳥の争ふ―に」
⑦書物の初めの方の部分。袖。↔奥。
⑧端女郎はしじょろうの略。
はし【箸】
中国や日本などで、食事などに物を挟み取るのに用いる細長く小さい2本の棒。木・竹・金属・象牙などで作る。古事記上「―其の河より流れ下る」
⇒箸が転んでもおかしい年頃
⇒箸が進む
⇒箸で含めるよう
⇒箸にも棒にもかからない
⇒箸の上げ下ろし
⇒箸より重い物は持ったことがない
⇒箸を下ろす
⇒箸をつける
⇒箸を取る
⇒箸を持って食うばかりに
はし【橋】
①おもに水流・渓谷、または低地や他の交通路の上にかけわたして通路とするもの。橋梁きょうりょう。伊勢物語「―を八つわたせるによりてなむ八橋といひける」。「―をかける」
②転じて、かけわたすもの。仲介。媒介。
⇒橋が無ければ渡られぬ
⇒橋を掛ける
⇒橋を渡す
はし【波斯】
①中国におけるペルシアの古称。波斯国。
②日本で、マレー半島地方の古称。
は・し【疾し】
〔形シク〕
はやい。とし。万葉集12「石いわ走る垂水たるみの水の―・しきやし」
は・し【愛し】
〔形シク〕
いとしい。かわいい。万葉集2「み吉野の玉松が枝は―・しきかも」
はじ【恥・辱】ハヂ
①恥じること。(過失や失敗をして)面目を失うこと。万葉集3「山守のありける知らにその山に標しめ結ゆひ立てて結ひの―しつ」
②名誉をけがされること。不名誉。恥辱ちじょく。侮辱。源氏物語桐壺「かかる折にもあるまじき―もこそと心づかひして」。「―をしのぶ」
③恥ずべきことを知ること。名誉を重んずること。廉恥心。平家物語5「―をもおもひ、名をもをしむ程のものは、奈良坂にて討死し」。「―を知れ」
⇒恥あり
⇒恥隠る
⇒恥なし
⇒恥の上の損
⇒恥の上塗り
⇒恥の掻上げ
⇒恥の恥
⇒恥も外聞もない
⇒恥をかく
⇒恥を曝す
⇒恥を知る
⇒恥を雪ぐ
⇒恥を捨つ
⇒恥を見す
はじ【端】
ハシの訛。
はじ【土師】
(ハニシの約)大和政権で葬式・陵墓・土器製作などを担当した氏うじ。はにし。
はじ【黄櫨】
①ハゼノキの別称。神代紀下「梔、此をば―と云ふ」
②襲かさねの色目。表は赤、裏は黄。または、表は黄、裏は薄萌葱うすもえぎ。
③(→)「はじいろ」に同じ。
は‐じ【把持】‥ヂ
①手にしっかり持つこと。手に握ること。
②〔心〕(→)保持2に同じ。
ば‐し【馬歯】
自分の年齢の謙譲語。犬馬の歯よわい。馬齢。
ばし
〔助詞〕
(係助詞ハに強意の間投助詞シが付いて、語頭が濁音化したもの)平安末期より用いられた。江戸時代にはあまり使われなくなり、現在、佐賀・鹿児島方言に残っている。主として禁止・推量・疑問の文中、また条件を表す文に用いて、強調を表す。平家物語6「これ―出し参らすな」。三体詩絶句抄「此の曹侍御は湖湘に謫せられて―あるか」。尾崎紅葉、二人比丘尼色懺悔「麁忽そこつ―のたまふな」
パジ
(朝鮮語paji)朝鮮の民族服で、男性が穿くズボン状の袴はかま。または、女性がチマの下に着ける下着。バチ。
はし‐あらい【箸洗い】‥アラヒ
懐石料理で、八寸の前に、小さな器で出すごく薄味の吸物。一口吸い物。湯吸い物。一口椀。小吸い物。
はさ・む【挟む・挿む】🔗⭐🔉
はさ・む【挟む・挿む】
〔他五・下二〕
①物と物との間にさし入れて両側から固定する。物と物との間に入れて落ちないようにする。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとにとり与ふ物しなければ男じものわき―・みもち」。大鏡伊尹「みづから下がさねの尻―・みて乗り給ひぬ」。天草本平家物語「重俊といふ者これを聞いて足を―・うでさまざまに痛めて問うた」。「箸で―・む」「本の間にしおりを―・む」「耳に―・む」
②中間の位置に置く。間に入れる。古今著聞集19「左右の殿上人、階を―・めて欄干に候ひて」。「川を―・んで相対する」「昼休みを―・んだ午前午後の試験」「口を―・む」「疑いを―・む」
③持つ。所有する。日葡辞書「ウマイッピキハサムホドノヒトデゴザル」
はさ・む【鋏む・剪む】🔗⭐🔉
はさ・む【鋏む・剪む】
〔他五〕
(「挟む」の転義)鋏で切る。はさみきる。つむ。源氏物語若菜下「忌む事の力もやとて、御いただきしるしばかり―・みて」。天草本平家物語「あまりのせん方なさに、白髪を―・みおろすを」。「枝を―・む」
は‐さん【破産】🔗⭐🔉
は‐さん【破産】
①家産を破り失うこと。身代かぎり。胆大小心録「火にかかりて―した後は」
②〔法〕債務者がその債務を完済することができない状態に陥った場合に、総債権者に公平な弁済を受けさせようとする裁判上の手続。→会社更生法。
⇒はさん‐かんざいにん【破産管財人】
⇒はさん‐さいけん【破産債権】
⇒はさん‐ざいだん【破産財団】
⇒はさん‐せんこく【破産宣告】
⇒はさん‐ほう【破産法】
は‐さん【破算】🔗⭐🔉
は‐さん【破算】
⇒ごはさん(御破算)
は‐さん【配盞】🔗⭐🔉
は‐さん【配盞】
さかずきを人にさすこと。日葡辞書「ゴハサンアレ」
はさん‐かんざいにん【破産管財人】‥クワン‥🔗⭐🔉
はさん‐かんざいにん【破産管財人】‥クワン‥
裁判所の選任により、裁判所の監督の下に破産財団に属する財産の管理と処分に当たる者。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐さいけん【破産債権】🔗⭐🔉
はさん‐さいけん【破産債権】
破産手続において、届出・確定を経て、破産財団から平等弁済すなわち配当を受け得る債権。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐ざいだん【破産財団】🔗⭐🔉
はさん‐ざいだん【破産財団】
破産手続開始の決定を受けた債務者の財産。その管理処分権は破産管財人の手に移る。
⇒は‐さん【破産】
はさん‐せんこく【破産宣告】🔗⭐🔉
はさん‐せんこく【破産宣告】
裁判所が破産手続を開始する旨を宣言する決定。1922年(大正2)制定の旧破産法のもとでの用語。
⇒は‐さん【破産】
ハサン‐バンナー【Ḥasan al-Bannā】🔗⭐🔉
ハサン‐バンナー【Ḥasan al-Bannā】
エジプトの学校教師・イスラム運動指導者。1928年ムスリム同胞団を設立。エジプト革命前の動乱期に秘密警察によって暗殺。(1906〜1949)
🄰HACCP🔗⭐🔉
HACCP(ハサップ)
[hazard analysis and critical control point]食品の製造過程で,厳格に衛生・品質の管理を行う方法.
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はさ【稲架】🔗⭐🔉
はさ [2][1] 【稲架】
〔「はざ」とも〕
刈り取った稲をかけて乾かす設備。いねかけ。はで。はせ。はぜ。[季]秋。《ひろ
と―の日なたの日のにほひ/長谷川素逝》

と―の日なたの日のにほひ/長谷川素逝》
は-さい【破砕・破摧】🔗⭐🔉
は-さい [0] 【破砕・破摧】 (名)スル
こなごなにすること。「数艘の敵艦を―するとも/近世紀聞(延房)」
はさい-き【破砕機】🔗⭐🔉
はさい-き [2] 【破砕機】
岩石などを細かに砕く機械。クラッシャー。
はさい-たい【破砕帯】🔗⭐🔉
はさい-たい [0] 【破砕帯】
断層に沿って岩石が破壊された帯状の部分。断層角礫や断層粘土が,ある幅で一定の方向に分布する。大規模な断層には大規模な破砕帯を伴う場合が多い。
はさか・う【挟かふ】🔗⭐🔉
はさか・う ハサカフ 【挟かふ】 (動ハ四)
はさまる。「塩魚の歯に―・ふや秋の暮(荷兮)/猿蓑」
はさき【波崎】🔗⭐🔉
はさき 【波崎】
茨城県南東部,鹿島郡の町。鹿島灘に面し,利根川河口北岸を占める。対岸は銚子市。水産加工や化学工業が立地。
はさ・す【馳さす】🔗⭐🔉
はさ・す 【馳さす】 (動サ下二)
走らせる。「小石(サザレイシ)に駒を―・せて心痛み/万葉 3542」
はさつ-おん【破擦音】🔗⭐🔉
はさつ-おん [3] 【破擦音】
破裂音を伴った摩擦音。ある調音点での閉鎖が開放されると同時に,同一調音点で摩擦音が行われ,その連続で一つの単音とみなされる音。普通 [t
][d
][ts][dz]などの類。
][d
][ts][dz]などの類。
はさま【迫】🔗⭐🔉
はさま 【迫】
宮城県北部,登米(トメ)郡の町。東部を迫川が南流する。白鳥の飛来地として知られる伊豆沼はラムサール条約登録湿地。
はさま・る【挟まる】🔗⭐🔉
はさま・る [3] 【挟まる】 (動ラ五[四])
(1)物と物との間の狭い所にはいる。「魚の骨が歯に―・る」「かばんが電車のドアに―・る」
(2)二つの主となるものや対立するものの間にはいる。「番組の間にコマーシャルが―・る」「姑と妻の間に―・って困っている」
[慣用] 奥歯に物が―
はさみ【挟み・挿み】🔗⭐🔉
はさみ [3] 【挟み・挿み】
〔動詞「はさむ」の連用形から〕
(1)はさむこと。「書類―」
(2)囲碁で,「かかり」などの石に対して,両側から攻めるために打つ手。
はさみ-いた【挟み板】🔗⭐🔉
はさみ-いた [4] 【挟み板】
(1)文書・記録などをはさんでおく板。夾板(キヨウバン)。
(2)門の両側にある板作りのそで。門柱に彫った溝に挟み込むところからいう。
はさみ-うち【挟み撃ち】🔗⭐🔉
はさみ-うち [3] 【挟み撃ち】 (名)スル
間に挟んで両側から攻撃すること。「敵を―にする」
はさみ-おび【挟み帯】🔗⭐🔉
はさみ-おび [3] 【挟み帯】
「挟み結び」に同じ。
はさみ-がみ【挟み紙】🔗⭐🔉
はさみ-がみ [3] 【挟み紙】
(1)書物などの間に,備忘のために紙をはさむこと。また,その紙。
(2)傷のつきやすい物を重ねるときに,間に紙をはさむこと。また,その紙。
はさみ-ゲージ【挟み―】🔗⭐🔉
はさみ-ゲージ [4] 【挟み―】
限界ゲージの一。外側寸法が所定の値にあるかどうかを検査する器具。一本のゲージの両端に上限と下限の寸法に整えた口が設けてあり,これに検査するものをあてがって測る。スナップ-ゲージ。
はさみ-ことば【挟み詞・挿み語】🔗⭐🔉
はさみ-ことば [4] 【挟み詞・挿み語】
(1)文章の間に挿み入れた言葉。挿入語。挿入句。
(2)江戸時代,明和(1764-1772)頃に深川遊里から流行した言い方。言葉の中に種々の音節をはさみ,仲間以外の者には理解しにくいようにしたもの。言葉の各音節のあとに,それと同列のカ行音をはさむのが普通。「いやなひと」を「いキやカなカひキとコ」という類。また,どの音のあとにもキやシをはさむものなどもあった。のちには子供の遊びとなった。唐言(カラコト)。
はさみ-じょう【挟み状】🔗⭐🔉
はさみ-じょう ―ジヤウ [0][3] 【挟み状】
直訴などをする際に,竹の先や木の枝にはさんで差し出す書状。
はさみ-しょうぎ【挟み将棋】🔗⭐🔉
はさみ-しょうぎ ―シヤウ― [4] 【挟み将棋】
将棋の駒と盤を使ってする遊びの一種。盤の端に双方とも駒を横一列に並べ,交互に前後または左右に動かし,相手の駒をはさんでとり合うもの。
はさみ-だけ【挟み竹】🔗⭐🔉
はさみ-だけ [3] 【挟み竹】
(1)書物の間にはさんで目印とした竹。
(2)衣服などを持ち運ぶときに,二枚の板で上下からおおった上を竹ではさんで,担いだもの。
はさみ-ばこ【挟み箱】🔗⭐🔉
はさみ-ばこ [3] 【挟み箱】
衣服などを持ち運ぶための長方形の浅い箱,蓋(フタ)に棒をとりつけてあり,従者に担がせた。
挟み箱
[図]
[図]
はさみ-むすび【挟み結び】🔗⭐🔉
はさみ-むすび [4] 【挟み結び】
女帯の結び方の一。帯の端を結ばずに,折り畳んではさんでおくもの。はさみおび。
はさみ-もの【挟み物】🔗⭐🔉
はさみ-もの [0][3] 【挟み物】
的の一種。板・扇・紙などを串にはさんで的としたもの。
挟み物
[図]
[図]
はさみ【鋏・剪刀】🔗⭐🔉
はさみ [3][2] 【鋏・剪刀】
〔「挟(ハサ)み」と同源〕
(1)二枚の刃ではさんで物を切る道具。裁ち鋏・花鋏など。
(2)切符などに穴をあける道具。パンチ。
(3)(「螯」「鉗」と書く)カニ・サソリなどの脚の,可動指があって,餌(エサ)などをはさむことのできる部分。
(4)じゃんけんで,二本の指を伸ばした形。ちょき。
はさみ-じょう-かかくさ【鋏状価格差】🔗⭐🔉
はさみ-じょう-かかくさ ―ジヤウ― [8] 【鋏状価格差】
「鋏状(キヨウジヨウ)価格差」に同じ。
はさみ-むし【鋏虫・
】🔗⭐🔉
はさみ-むし [3] 【鋏虫・
】
(1)革翅目に属する昆虫の総称。
(2)革翅目の昆虫の一種。体長20ミリメートル内外。体は細長く,光沢のある黒褐色。尾端にはさみがある。ごみや枯れ葉などの下にすむ。世界各地に分布。
鋏虫(2)
[図]

】
(1)革翅目に属する昆虫の総称。
(2)革翅目の昆虫の一種。体長20ミリメートル内外。体は細長く,光沢のある黒褐色。尾端にはさみがある。ごみや枯れ葉などの下にすむ。世界各地に分布。
鋏虫(2)
[図]
はさみ【波佐見】🔗⭐🔉
はさみ 【波佐見】
長崎県東部,東彼杵(ヒガシソノギ)郡の町。近世以来の窯業地で,波佐見焼を産する。波佐見温泉がある。
はさみ-い・れる【挟み入れる】🔗⭐🔉
はさみ-い・れる [0][5] 【挟み入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はさみい・る
(1)物と物との間にはさんで入れる。はさみ込む。「本の間にしおりを―・れる」
(2)はさんで他に移し入れる。
はさみ-う・つ【挟み撃つ】🔗⭐🔉
はさみ-う・つ [4][0] 【挟み撃つ】 (動タ五[四])
敵を間にはさんで両側から攻撃する。「前後から―・つ」
はさみ-き・る【剪み切る】🔗⭐🔉
はさみ-き・る [4][0] 【剪み切る】 (動ラ五[四])
はさみで切り取る。
はさみ-こ・む【挟み込む】🔗⭐🔉
はさみ-こ・む [4][0] 【挟み込む】 (動マ五[四])
物と物との間にはさんで入れる。「広告を新聞に―・む」
[可能] はさみこめる
はさみ-だ・す【挟み出す】🔗⭐🔉
はさみ-だ・す [4][0] 【挟み出す】 (動サ五[四])
はさんで外へ取り出す。「毛虫を―・す」
はさ・む【挟む・挿む】🔗⭐🔉
はさ・む [2] 【挟む・挿む】
■一■ (動マ五[四])
(1)物を両側から押さえつける。また,二本の棒などで押さえて持つ。「本を小脇に―・む」「はしで―・む」
(2)ある物の間やすき間に物を入れる。「本にしおりを―・む」「パンにソーセージを―・む」「菜の花を摘み取つて髪に―・みながら/斑鳩物語(虚子)」
(3)ある物を間に置いて位置する。「テーブルを―・んで向かい合う」「川を―・んで山がそびえ立つ」
(4)ある動作の途中に他のことをわりこませる。「一〇分休憩を―・んで会議を再開する」「わきから口を―・む」「疑いを―・む余地がない」
(5)(「耳にはさむ」の形で)聞き込む。「小耳に―・む」
[可能] はさめる
■二■ (動マ下二)
{■一■}に同じ。「左右の殿上人,階(キザハシ)を―・めて欄干に候て/著聞 19」
はさ・む【剪む・鋏む】🔗⭐🔉
はさ・む 【剪む・鋏む】 (動マ五[四])
〔「挟む」と同源〕
はさみで切る。「枝を―・む」「いと長き髪をかきなでて尼に―・みつ/平中 38」
[可能] はさめる
は-さん【破産】🔗⭐🔉
は-さん [0] 【破産】 (名)スル
(1)財産をすべて失うこと。「事業に失敗して―する」
(2)債務者が債務の完済をできなくなった状態。また,そうなった場合に,債務者の総財産をすべての債権者に公平に分配できるようにする裁判上の手続き。
はさん-かんざいにん【破産管財人】🔗⭐🔉
はさん-かんざいにん ―クワンザイ― [0] 【破産管財人】
裁判所により選任され,破産財団の管理・処分,破産債権の調査・確定,財団債権の弁済などを行う者。
はさん-さいけん【破産債権】🔗⭐🔉
はさん-さいけん [4] 【破産債権】
破産手続において,破産財団からの公平な配当を要求することができる債権。破産債権は債権確定の手続きを経て確定された債権のみが配当にあずかることができる。
はさん-ざいだん【破産財団】🔗⭐🔉
はさん-ざいだん [4] 【破産財団】
破産者が破産宣告の際に有する財産。破産手続において,破産債権者に対して配当される。
はさん-せんこく【破産宣告】🔗⭐🔉
はさん-せんこく [4] 【破産宣告】
裁判所による破産手続開始の宣言。
はさん-ほう【破産法】🔗⭐🔉
はさん-ほう ―ハフ 【破産法】
破産について規定する法律。実体規定・手続規定などからなる。1922年(大正11)制定。
は-さん【破算】🔗⭐🔉
は-さん [0] 【破算】
⇒ごはさん(御破算)
はさまる【挾まる】(和英)🔗⭐🔉
はさまる【挾まる】
get in;be caught;lie(介在する).→英和
はさみ【鋏】(和英)🔗⭐🔉
はさみ【鋏】
(a pair of) scissors;→英和
clippers (羊毛・植木用の);a punch (切符切り);→英和
claws (かに・えびの).〜を入れる cutwith scissors;trim (庭木に);→英和
punch (切符に).
はさみうち【挾み撃ちにする】(和英)🔗⭐🔉
はさみうち【挾み撃ちにする】
attack from both flanks[sides].
はさみむし【はさみ虫】(和英)🔗⭐🔉
はさみむし【はさみ虫】
an earwig.→英和
はさむ【挾む】(和英)🔗⭐🔉
はさん【破産】(和英)🔗⭐🔉
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