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こう【守・長官】(かう)🔗🔉

こう【守・長官】(かう) 「かみ(長官)」の変化した語。 ●守の君(きみ) =こう(守)の殿(との) ●守の殿(との) 国守、左馬頭、右馬頭、衛門督、兵衛督などを敬っていう語。こうどの。こうの君。こうの主。*蜻蛉‐下「かうのとのなりけり」 ●守の主(ぬし) =こう(守)の殿(との)

こう【鵠】(こふ)🔗🔉

こう【鵠】(こふ) 1 「はくちょう(白鳥)」の異名。 2 獣類の皮でつくった射侯(しゃこう)の、中央の的の部分。

こう【鸛】(こふ)🔗🔉

こう【鸛】(こふ) 「こうのとり(鸛)」の異名。

こう【工】🔗🔉

こう【工】 1 道具を使って物を造り出すこと。また、それを業とする者。細工をする人。工匠。職人。職工。たくみ。「士農工商」 2 いろいろと工夫すること。 3 雅楽の管楽器、篳篥(ひちりき)の上から八番目の穴の名。音は盤渉(ばんしき=ロ音)。

こう【亢】(カウ)🔗🔉

こう【亢】(カウ) 二十八宿の一つ。乙女座の東部、亢宿。あみぼし。

こう【公】🔗🔉

こう【公】 1 かたよらないこと。偏頗(へんぱ)のないこと。平等。 2 明らかなこと。かくさないこと。あからさまなこと。 3 朝廷。公儀。役所。官府。おおやけ。また、社会、世間。 4 旧華族制度五等爵の第一位。公爵。 5 宰相や大臣の尊称。「公卿」「三公」など。 6 もと、王公家軌範による公家を継いだ皇族待遇者。日韓併合の時、勅旨によって韓国の李および李を公としたのに始まる。 7 父、舅など、一般に長者や貴人を敬っていう語。 〔代名〕対称。同等の者に用いる。古くは目上の者に対して用いた。貴公。*洒・通言総籬‐二「これ公(コウ)が所に孔方は少々なしか」 〔接尾〕 1 貴人の姓名などに添えて敬意を表わす。*延慶本平家‐四「太政大臣師長公を始として」 2 同輩、もしくは目下の者の名前に付けて、親しさや、軽い軽蔑の意を表わす。近世以降の用法。*浄・仏御前扇車‐二「長公、お慈悲お助けと」

こう【爻】(カウ)🔗🔉

こう【爻】(カウ) 易(えき)の卦(け)を組み立てている横画。陽爻と陰爻の二種がある。

こう【功】🔗🔉

こう【功】 1 努力してなしとげた仕事。働きによって成功をおさめたそのてがら。働き。いさお。「功をたてる」 2 良い結果を生み出すための、長い間の努力、修練、経験などの効用。転じて、単なるききめ。*徒然草‐六九「書写の上人は、法華読誦の功つもりて」 3 労働の対価として支払われるもの。労賃。また、経費。 4 売官の任料として朝廷に納められる私財。 5 てがらに対し、賞として与えられるもの。「功田」「功位」など。 6 役者評判記の役者の位付けで、上上吉の上に冠せる文字の一つ。「大」と同じく、「至」の上、「白極(しろごく)」の下に位し、老功格別なものの地位の称。 7 金鵄(きんし)勲章、すなわち、旧陸海の軍人に授けた勲章の等級。功一級から功七級まであった。 8 (形動)強く勇猛なこと。また、そのさま。剛勇。*浄・鎌田兵衛名所盃‐名所屏風「薄手もおはぬ功の武者」 ●功成(な)り名(な)遂(と)ぐ 立派な仕事をし、あわせて名声を得る。 ●功を入(い)る 年功を経る。経験を積む。 ●功を終える 成就する。仕事を果たす。 ●功を奏(そう)す 功績を天子に申し上げるの意から転じて、事が成就する。成功する。 ●功を立(た)つ てがらを立てる。功績をあげる。*太平記‐三八「剣士尤功を立る時には」 ●功を積(つ)む 良い結果を生み出す行為を積み重ねる。良い結果を得るための努力を重ねる。

こう【巧】(カウ)🔗🔉

こう【巧】(カウ) (形動)たくみなこと。じょうずなこと。

こう【甲】(カフ)🔗🔉

こう【甲】(カフ) (字音は「カフ」であるが、2の亀の甲、爪の甲などの場合は、「和名抄」に「古布」と見えるように古くから「コフ」といったようである) 1 よろい。転じて、兜(かぶと)。*新訳華厳経音義私記「甲可夫刀」 2 表面の堅い部分。 亀(かめ)、蟹(かに)などの体の外部をおおっている堅い殻。こうら。「べっこう(鼈甲)」の略。手足の爪。また、爪の形をしたもの。手足の表面。手の甲。足の甲。*竜光院本妙法蓮華経平安後期点‐四「若し大地を以て足の甲(コフ)の上に置きて」頭の骨。頭蓋骨。 3 琵琶、三味線など弦楽器の胴のふくらんだ部分。*平家‐七「こうは紫藤のこう」 4 冠の磯(いそ)の上の広く平らな部分。 5 下駄の台。 6 十干(じっかん)の第一番目。転じて物事の等級などを表わすのに用いる。 十干の第一番目。きのえ。物事の等級の第一位。最もすぐれていること。*滑・八笑人‐初「上下(うへした)ひっくるめて甲乙なしのドロビイ」二つ以上の物事をさす時、その一つの名に代えて用いる記号。*令義解‐軍防「甲斬首五級、乙三級、丙四級」邦楽で高音をいう。かん。 7 (形動)強く勇猛なこと。また、そのさま。剛勇。*平家‐八「きこゆる甲(かう)の者、大ぢから也ければ」 地名「かい(甲斐)」の略。 ●甲が舎利(しゃり)になる (「甲」はよろい、一説に頭蓋骨とも。「舎利」は梵語で火葬に付した骨をいう)甲のような堅いものが粉々に砕けてしまうこと。めったにありえないことをいう。たとえどんなことがあっても、絶対に、断じてなどの意を表わす。*浄・薩摩歌‐夢分舟「かふがしゃりになるとても、親の手へは渡すまい」 ●甲に着(き)る 他人の威を借り、また、自分の地位や役目を鼻にかけて威張る。かさにきる。 ●甲の袈裟(けさ) (「甲」は「行」とも書き、条葉の意)すべて同質、同色の布で作った「平袈裟」に対して、へりなどに黒布を用いた袈裟。僧綱、有職の高僧が着用。律師から法師までは紫甲を、有司の僧は黄甲を、威儀師は赤甲を用いた。 ●甲の座(ざ) いちばんの上席。もっともよい場所。 ●甲の物(もの) 謡曲の高音で謡う部分。

こう【交】(カウ)🔗🔉

こう【交】(カウ) 1 季節、時期などのかわりめ。あいだ。 2 まじわり。つきあい。交際。

こう【好】(カウ)🔗🔉

こう【好】(カウ) 1 親しい交わり。親睦。 2 このむこと。すくこと。愛すること。「好不好」 3 仏語。仏の身体的特徴で見分けやすいものを「相」というのに対して、微細で見分けにくいものをいう。また、大まかな特徴の「相」に対して、これを細かに飾るものをいう。 〔接頭〕名詞の上に付けて、「よい」「このましい」「立派な」の意を表わす。「好景気」「好男子」「好人物」など。

こう【江】(カウ)🔗🔉

こう【江】(カウ) 1 大きい川。特に揚子江(ようすこう)。 2 特に、琵琶湖をさしていう。

こう【考】(カウ)🔗🔉

こう【考】(カウ) 1 考えること。考え。 2 律令時代、年に一度、官吏の勤務成績、才能、操行を調査、比較し、優劣を定めること。考課。また、その結果与えられる評点。考第。 3 考えを述べ記したもの。多く論文についていう。 4 死んだ父。亡父。先考。

こう【行】(カウ)🔗🔉

こう【行】(カウ) 1 行くこと。旅。たびだち。*波形本狂言・入間川「千里の行(カウ)も一歩よりおこると云が」 2 昔の中国で、楽曲の名称。また、その歌詞である楽府(がふ)の題名に用いられ、のち漢詩の一体となる。「短歌行」「琵琶行」など。 3 つらなること。また、そのもの。特に、文字などの縦または横のならび。連(つら)。列(れつ)。くだり。ぎょう。 4 おこない。ふるまい。行動。行為。 5 中国、隋・唐時代、同業商店のならびをいう。銀行、薬行などと使う。 6 中国、宋以後、都市の商人の同業組合。 7 位と官の間にはさんで、位が高く、官の低いことを表わす。ぎょう。*読・弓張月‐残「従五位下、行(カウ)対馬嶋守」 〔接尾〕文字などの行(ぎょう)数を数えるのに用いる。

こう【劫】(コフ)🔗🔉

こう【劫】(コフ) (梵kalpaの音訳「劫波(こうは)」の略) 1 仏語。きわめて長い時間。一般に、天人が方四十里の大石を薄衣で百年に一度払い、石を摩滅しても終わらない長い時間といい、また、方四十里の城に芥子(けし)を満たして、百年に一度、一粒ずつとり去り芥子はなくなっても終らない長い時間という。*宇津保‐俊蔭「知る人もなきに天の下にとどめ給て、こふの変はるまでおとづれ給はぬを」 2 囲碁で、一目(いちもく)を双方で交互に取りうる形のとき、先方に取られたあと、すぐには取り返せない約束のため、他の急所に打って、相手がそれに応じれば、一目を取り返すかたちで一目を争うこと。また、その繰り返し。*源氏‐空蝉「碁うちはてて<〈略〉>そこは持にこそあらめ。このわたりのこうをこそなどいへど」 ●劫入(い)る =こう(劫)を経る ●劫を経(へ)る 長い年月を経る。年功を積む。劫入る。

こう【坑・】(カウ)🔗🔉

こう【坑・】(カウ) 1 あな。地に掘った穴。主に、鉱物を掘りだすための穴をいう。 2 穴に埋めること。生き埋めにすること。*十善法語‐六「始皇の古書をやき、儒者を坑にし」

こう【孝】(カウ)🔗🔉

こう【孝】(カウ) 父母を大切にし、その言いつけをよく守ること。子としての道を尽くすこと。孝行。きょう。*落窪‐三「世の人は老いたる親の為にするかうこそはいと興あれと思ふことは」 ●孝は百行(ひゃっこう)の=本(もと)[=基(もとい)] 孝行はもろもろの善行の基となるものである。孝はあらゆる徳行のはじめである。

こう【更】(カウ)🔗🔉

こう【更】(カウ) 1 (夜警の者が更代(こうたい)する意から)一夜を五つに分けたその一つ一つをいう。日没から日の出までを五等分し、順々に「初更(午後八時頃)」、「二更(午後一〇時頃)」、「三更(午前零時頃)」、「四更(午前二時頃)」、「五更(午前四時頃)」とする。 2 あらためること。また、入れかえること。 ●更闌(た)く (「闌く」は盛りになるの意)夜がふける。

こう【肓】(クヮウ)🔗🔉

こう【肓】(クヮウ) 心臓の下、横隔膜の上。膏(こう)とともに古来、治療が及び難いと考えられていた部分。

こう【効】(カウ)🔗🔉

こう【効】(カウ) しるし。ききめ。効能。

こう【幸】(カウ)🔗🔉

こう【幸】(カウ) 1 さいわい。しあわせ。幸福。 2 天皇、法皇、上皇の外出。みゆき。御幸(ごこう)。

こう【庚】(カウ)🔗🔉

こう【庚】(カウ) 1 十干(じっかん)の第七番目。方位では西、五行では金、四季では秋に配する。かのえ。 2 よわい。年齢。

こう【侯】🔗🔉

こう【侯】 1 大名や小名。諸侯。 2 五等爵の第二位。特に、旧華族制度でいう。侯爵。 3 弓術で用いる的(まと)。

こう【🔗🔉

こう【 易の六十四卦の一つ。。上卦は乾(けん=天)、下卦は巽(そん=風)。天風ともいう。女の勢の盛んなさまを示し、別に女壮ともいう。

こう【恒】🔗🔉

こう【恒】 易の六十四卦の一つ。。上卦は震(しん=雷)、下卦は巽(そん=風)。雷風恒ともいう。雷と風が互いに呼応してやまないさまから、恒久の義を示すとする。

こう【紅】🔗🔉

こう【紅】 くれない。べにいろ。紅色。 ●紅を=さす[=潮(ちょう)す] くれない色にそめる。べに色になる。特に、はじらいや怒りで顔色が赤くなるのをいう。

こう【郊】(カウ)🔗🔉

こう【郊】(カウ) 1 町はずれの野。市外。郊外。 2 古く、中国で、天地をまつった祭。郊祀(こうし)。

こう【香】(カウ)🔗🔉

こう【香】(カウ) 1 かおり。よいにおい。か。「花の香」 2 薫物(たきもの)として用いる香料。香木。 (一般に)香料。香木。古くから邪気を払うものとして用いられたが、中古からその芳香を好み、くゆらせたり衣類にたきしめたりして珍重した。*宇津保‐楼上上「この楼の錦綾の、こくばくの年月、さまざまのかうどもの香(か)にしみたる」茶道で、茶席を清めるために、炭点前の時に用いる薫物。仏前にくゆらす香。 3 「こうどう(香道)」「こうあわせ(香合)」の略。 4 染物、織物、重ねの色などの名。 「こういろ(香色)」「こうぞめ(香染)」の略。織物の名。縦糸、横糸ともに濃い香色の糸で織ったもの。老人は、縦は香色、横は白色。襲(かさね)の色目の名。表裏ともに香色のもの。一説に表は濃い香色、裏は紅とも。老人は表が香色、裏は白。 5 味噌をいう女房詞。 6 薬味(やくみ)。 ●香の瓜(うり・ふり) 味噌漬(みそづけ)の白瓜をいう女房詞。 ●香の袈裟(けさ) 香染(こうぞめ)の袈裟。 ●香の輿(こし) 葬儀のとき、香をたいた香炉を入れて葬列に従う小さい輿。 ●香の衣(ころも) 香染(こうぞめ)の衣。特に、香染の僧衣。 ●香の図(ず) 1 香道で用いる源氏香の図。また、そのような型をしたもの。 2 紋所の名。1を図案化したもの。 3 建築の仕口の一つ。床(とこ)の落としがけなどを柱にはめ込むとき、凹形の穴を彫るのでこの名がある。 ●香の水(みず) 垂味噌(たれみそ)の汁をいう女房詞。 ●香の物(もの) ⇒親見出し ●香を聞(き)く 香をたいて、そのかおりをかぐ。香をかぐ。 ●香を闘(たたか)わす 複数の人がそれぞれの香をたいて、そのかおりの優劣を競い合う。

こう【候】🔗🔉

こう【候】 1 古く、中国で、時気の小変動があるとした一時期。すなわち、一年三六〇日を七二に区分したその一区ぎり五日間の称。 2 そのような時候。季候。「寒冷の候」

こう【剛】(カウ)🔗🔉

こう【剛】(カウ) (形動)⇒ごう(剛)

こう【校】(カウ)🔗🔉

こう【校】(カウ) 1 学校。まなびや。「我が校の生徒」 2 罪人の手、足、首などにはめる刑具。かせ。 3 写本の文字の誤りを較べ正すこと。校正すること。 4 「こうてい(校訂)」の略。 〔接尾〕校正の回数を数えるのに用いる。「初校」「再校」など。

こう【貢】🔗🔉

こう【貢】 みつぎもの。みつぎ。貢物(こうもつ)。

こう【降】(カウ)🔗🔉

こう【降】(カウ) 降参すること。敵に屈伏すること。降服。*金刀比羅本保元‐中「一日の命をたべとぞ降(カウ)は乞ふ」

こう【高】(カウ)🔗🔉

こう【高】(カウ) 姓氏。

こう【寇】🔗🔉

こう【寇】 外部から侵入してくる敵。外敵。賊。あだ。かたき。

こう【硬】(カウ)🔗🔉

こう【硬】(カウ) (形動) 1 かたいこと。堅牢なこと。また、強いこと。⇔軟。 2 取引市場で、強気なことをいう。

こう【項】(カウ)🔗🔉

こう【項】(カウ) 1 首のうしろの部分。くびすじ。うなじ。えりくび。 2 ある種類の事柄に属する。それぞれの事柄。事柄を小分けした一つ一つ。特に、法律、文章などの箇条。項目。事項。 3 歳入、歳出の予算、決算における区分の一つ。目的別に区分するときに用いる。款(かん)の下、目(もく)の上。 4 数学で、 多項式を構成する各単項式。数列および級数を構成するおのおのの数。または、式。比を構成するそれぞれの数。

こう【鉤】🔗🔉

こう【鉤】 1 まがった金属製のもの。かぎ、鎌、釣針の類。また、新月のたとえ。 2 筆の使い方。中指の先で筆管の前を押え止める。 3 画法。くまどること。くまどり。 四摂(ししょう)菩薩の一つ。釣針で魚を釣るのにたとえて、菩薩が衆生を誘引する段階をいう。金剛鉤菩薩。

こう【綱】(カウ)🔗🔉

こう【綱】(カウ) 1 つな。おおづな。 2 おおもと。根本のきまり。綱領。 3 「こうてい(綱丁)」の略。 4 生物の分類学上、門と目(もく)の間に設ける自然群。たとえば脊椎動物門では哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、円口類の綱に分ける。綱と目との間に亜綱をおくこともある。

こう【膏】(カウ)🔗🔉

こう【膏】(カウ) 1 動物からとったあぶら。 2 あぶらを主とした練り薬。あぶら薬。膏薬。 3 心臓の下の部分。肓(こう)とともに古来、治療できないと考えられた部分。

こう【誥】(カウ)🔗🔉

こう【誥】(カウ) 天子が布告する文。転じて、上から下へ申し渡すもの。また、任官の辞令。

こう【稿・藁】(カウ)🔗🔉

こう【稿・藁】(カウ) 1 詩文などをつくる際の下書き。草稿。原稿。 2 稲、麦などの茎。わら。 ●稿を起(お)こす 原稿を書き始める。起稿する。 ●稿を脱(だっ)す 原稿を書き上げる。脱稿する。

こう【衡】(カウ)🔗🔉

こう【衡】(カウ) 1 重さをはかる器具。はかり。また、はかりのさお。 2 重さの度合。目方をはかる標準。わが国では、以前は貫、現在はグラムを基本とする。はかりめ。重量。目方。 3 事物の軽量をはかりくらべること。 4 たいら。公平。また、公正を維持すること。つり合いのとれていること。

こう【鋼】(カウ)🔗🔉

こう【鋼】(カウ) 鉄と炭素の合金の総称。鉄と炭素だけの炭素鋼と、ニッケル、マンガン、クロムなどを加えた特殊鋼とがある。加工法、熱処理、添加元素の量などによって性質が著しく変化し、多くの種類がある。一般に用いられる鉄材のほとんどを占める。鋼鉄。はがね。スチール。

こう【薨】🔗🔉

こう【薨】 諸侯、貴人の死にいう。わが国の律令制では親王または三位以上の死去にいう。薨去。薨逝。薨卒(こうしゅつ)。

こう【講】🔗🔉

こう【講】 (歴史的かなづかいについては、漢音、呉音ともに「カウ」であるともされるが、本書では、漢音「カウ」、呉音「コウ」とする従来の説に従った) (カウ)講ずること。のべること。講義。講釈。 (コウ) 1 仏教の信者が集まり仏の徳を賛美する法会(ほうえ)。また、経典の講義や論議をする会。講会(こうえ)。 2 神社、仏閣への参詣や奉加、寄進などをする目的でつくられた信者の団体。伊勢講、稲荷講、大師講などの類。講中。講社。 3 (2から転じて)ある娯楽をしたり親睦のために同好者が集まった寄り合い。同好会。クラブ。 4 金の融通や貯蓄などの目的で組織した一種の相互扶助の団体。頼母子講、恵比須講、無尽講など。

こう【鴻】🔗🔉

こう【鴻】 1 鳥「ひしくい(菱喰)」の異名。 2 =こうのとり(鸛)

こう【簧】(クヮウ)🔗🔉

こう【簧】(クヮウ) 雅楽器の笙(しょう)についている金属製のリード。した。

こう【鎬・】(カウ)🔗🔉

こう【鎬・】(カウ) 中国、西周時代の周の都。陝西省西安の西南にあたる。鍋京。

こう【羹】(カウ)🔗🔉

こう【羹】(カウ) 肉、菜などを、汁を多くして煮たもの。すいもの。あつもの。

こう【国府】(コフ)🔗🔉

こう【国府】(コフ) 「こくふ(国府)」の変化した語。*催馬楽‐道の口「武生の己不(コフ)に我ありと」

こ・う【恋う】(こふ)🔗🔉

こ・う【恋う】(こふ) 〔他ハ上二〕(本来は、時間的、空間的、心理的に離れている物事を慕い、会えずに嘆く気持を表わす。また、上代では、「いにしへに恋ふる鳥かも」「君に恋ふらむ人」のように、「に」に受けるのが普通であった) 1 人、土地、植物、季節などを思い慕う。また、めでいつくしむ。*書紀‐斉明七年一〇月・歌謡「かくや姑悲(コヒ)むも、君が目を欲(ほ)り」 2 異性(時には同性)に特別の愛情を感じて思い慕う。恋する。恋慕する。*古事記‐上・歌謡「股長(ももなが)に寝(い)は寝(な)さむをあやにな古斐(コヒ)聞こし八千矛の神の命」*伊勢‐六三「ももとせにひととせたらぬつくも髪我をこふらし面影に見ゆ」 [補注]四段活用型の連体形や、上一段活用化した例が散見される。

こ・う【請う・乞う】(こふ)🔗🔉

こ・う【請う・乞う】(こふ) 〔他ワ五(ハ四)〕 1 他人に、物を与えてくれるよう求める。*古事記‐中・歌謡「前妻(こなみ)が肴(な)許波(コハ)さば」*源氏‐帚木「参るとて御返りこふ」 2 望みがかなうように神仏に求める。祈る。*万葉‐三六八二「天地の神を許比(コヒ)つつ吾待たむ」 3 ある事を他人に願い求める。願い望む。「案内を乞う」*書紀‐神代上(寛文版訓)「請(コフ)、姉、天国を照し臨みたまはんこと」

こう【恍】(クヮウ)🔗🔉

こう【恍】(クヮウ) 〔形動タリ〕うっとりするさま。おぼろげなさま。*随・孔雀楼筆記‐二「今日これを思へば、恍(カウ)として夢境の如し」

こう【皎】(カウ)🔗🔉

こう【皎】(カウ) 〔形動タリ〕 1 白く見えわたるさま。あきらかなさま。また、白くて清らかなさま。潔白。 2 特に、月の光が白く見えるさま。白くさえわたるさま。

こう【斯う】(かう)🔗🔉

こう【斯う】(かう) 〔副〕(副詞「かく」の変化語) 1 あり得る事態を観念的、限定的にとらえて、それを指示する。「と…こう…」のように対にしても用いる。ああ。どうこう。これこれ。かく。*伊勢‐二一「門に出でて、と見かう見みけれど」*人情・春色梅児誉美‐三「此糸が少しおめへに似てゐるゆゑ、真から斯(カウ)といふ気もねへが」 2 事態を、話し手が自分の立場から現実的、限定的にとらえて、それを指示する。このように。かく。*竹取「此の人々の年月を経て、かうのみいましつつのたまふことを、思ひ定めて」*平家‐四「いかに宣旨の御使をばかうはするぞ」 3 事態を、是認し、または納得する気持をこめて指示する。そう。かく。*宇津保‐藤原の君「ただかうなり。この事は」 4 事態のなりゆきが限界に達したことを認める気持を表わす。もうこれでおしまいだ。これまで。かく。*能因本枕‐二五六「のりはてて出て『かうか』といふに」*平家‐一「祇王すでに、いまはかうとて出でけるが」 5 動作を軽く指示する。このように。 話し手自身のことにいう。*虎寛本狂言・末広がり「扨私はもうかう参りまする」他人の動作をうながすときにいう。こうこう。*虎明本狂言・萩大名「かうとをらせられひ」*伎・幼稚子敵討‐二「サア、かふ御出なされませい」 〔感動〕 1 相手に呼びかけて注意をうながす。ぞんざいな言い方。ちょいと。おい。*洒・娼妓絹‐二「コウそこの紙につつんだ物はなんだ」 2 これから言うべき適当な表現を考えまよい、ためらいながら言い出そうとするときにはさむ語。ええと。 ●斯うしも (「し」「も」は助詞)「こう(斯)2」に強調の意を加える。このようにも。こんなふうにまあ。*蜻蛉‐上「いとかうしもあるはわれをたのまぬなめり」

こう【口】🔗🔉

こう【口】 〔接尾〕 1 人を数えるのに用いる。*法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年「合見前僧弐佰陸拾参口〈僧一百七十六口沙弥八十七口〉」 2 刀剣、その他の器具を数えるのに用いる。*書紀‐垂仁三九年一〇月「剣一千口を作る」

こう【喉】🔗🔉

こう【喉】 〔接尾〕魚の数を数えるのに用いる。尾(び)。こん。*平治‐下「一喉の魚を獄中になげ入れけるに」

こうあ【向阿】(カウア)🔗🔉

こうあ【向阿】(カウア) ⇒しょうけん(証賢)

こうあ【好阿】(カウア)🔗🔉

こうあ【好阿】(カウア) 江戸中期の滑稽本作者。姓は摩志田。号は静観房。大坂の医者。宝暦・明和頃の人。代表作「当世下手談義」「教訓続下手談義」。生没年不詳。

こう‐あ【興亜】🔗🔉

こう‐あ【興亜】 (「亜」は「亜細亜」の略)アジア諸国の勢いを盛んにすること。また、勢い盛んなアジア。第二次世界大戦終結以前に用いられた語。

こう‐あい【垢穢】🔗🔉

こう‐あい【垢穢】 あかとよごれ。あかがついてよごれていること。

こう‐あい【黄埃】(クヮウ‥)🔗🔉

こう‐あい【黄埃】(クヮウ‥) 黄色い土ぼこり。黄塵(こうじん)。

こう‐あく【好悪】(カウ‥)🔗🔉

こう‐あく【好悪】(カウ‥) 物事のよしあし。また、すききらい。こうお。

こう‐あつ【光圧】(クヮウ‥)🔗🔉

こう‐あつ【光圧】(クヮウ‥) 光や電磁波などが、それを吸収したり、反射したりする物体に与える圧力。

こう‐あつ【降圧】(カウ‥)🔗🔉

こう‐あつ【降圧】(カウ‥) 血圧を下げること。

こう‐あつ【高圧】(カウ‥)🔗🔉

こう‐あつ【高圧】(カウ‥) 1 強い圧力。 2 (高電圧の略)電気設備基準で、直流は七五〇、交流は四〇〇から、それぞれ七〇〇〇ボルトの範囲の電圧。

こうあつ‐かがく【高圧化学】(カウアツクヮガク)🔗🔉

こうあつ‐かがく【高圧化学】(カウアツクヮガク) 高圧下に現われる物質の化学変化を研究する学問。また、それを応用した工業。

こうあつ‐ガス【高圧ガス】(カウアツ‥)🔗🔉

こうあつ‐ガス【高圧ガス】(カウアツ‥) 圧縮または液化されて高圧下にあるガス。

こうあつ‐かんちょう【高圧浣腸】(カウアツクヮンチャウ)🔗🔉

こうあつ‐かんちょう【高圧浣腸】(カウアツクヮンチャウ) ゴム管を肛門に入れ、一メートルくらいの高さから圧を加えて浣腸液を注入する方法。

こうあつ‐ざい【降圧剤】(カウアツ‥)🔗🔉

こうあつ‐ざい【降圧剤】(カウアツ‥) 主に血管を拡張させることによって病的な高血圧を降下させるのに用いる血圧降下剤。

こうあつ‐すいぎんとう【高圧水銀灯】(カウアツ‥)🔗🔉

こうあつ‐すいぎんとう【高圧水銀灯】(カウアツ‥) 点灯中、管内の水銀蒸気圧が一〇気圧未満数気圧程度の水銀灯。

こうあつ‐せん【高圧線】(カウアツ‥)🔗🔉

こうあつ‐せん【高圧線】(カウアツ‥) 高電圧の電線。低圧の限度以上、七〇〇〇ボルト以下の電圧が流れる電線路。

こうあつ‐てき【高圧的】(カウアツ‥)🔗🔉

こうあつ‐てき【高圧的】(カウアツ‥) 〔形動〕当然こちらの言うことを聞くべきだという態度で相手を従わせようとするさま。高飛車。「高圧的な態度にでる」

こうあ‐ほうこうび【興亜奉公日】🔗🔉

こうあ‐ほうこうび【興亜奉公日】 国力増強・戦意高揚を意図して、昭和一四年八月一一日の内閣告諭により定められた毎月第一日の称。

こうあみ【幸阿弥】(カウアミ)🔗🔉

こうあみ【幸阿弥】(カウアミ) 姓氏。室町時代以来将軍家の蒔絵師の家柄。初世の号幸阿弥を氏として一九代世襲。足利義政の近習土岐四郎左衛門道長は、近江国栗本郡を所領、のち京都で蒔絵を習得、蒔絵師として、幸阿弥家の祖となる。六代長清は豊臣秀吉より蒔絵師として、天下一の号を授けらる。幸阿弥家の領地は大坂落城後没収、のち長晏が徳川家康より扶持方十人分を給され、さらに秀忠より二百石を与えらる。 初世、旧姓土岐。名は道長。通称四郎左衛門。足利八代将軍義政の近習となり、蒔絵を習得。能阿弥、相阿弥、土佐光信らの下絵を使って製作したという。(一四一〇〜七八) 五世。宗伯。三世宗全の次男。四世宗正の弟。作品に武藤家所蔵の「桜山鵲蒔絵硯箱」がある。(一四八四〜一五五七) 六世。長清。五世の長男。豊臣秀吉から天下一の称号を受けた。(一五〇六〜一六〇三) 七世。長晏。六世の長男。久次郎と称する。作品に京都高台寺霊屋の厨子の蒔絵扉が残る。(一五六九〜一六一〇) 一〇世。長重。七世の三男。狩野探幽の下絵を使い、徳川家光の長女千代姫の婚礼調度を製作。作品に「初音蒔絵三棚」がある。(一五九九〜一六五一)

こう‐あわせ【香合】(カウあはせ)🔗🔉

こう‐あわせ【香合】(カウあはせ) 1 合物(あわせもの)の一種。左右にわかれ、羅国(らこく)、採蘇羅(さそら)、真名盤(まなばん)、真中(まなか)、蘇門答剌(そもたら)、伽羅(きゃら)の六種の香木をその名を隠してたき、香の種類をかぎわけたり、優劣の判定をしたりする遊戯。 2 種々の香料を各人の秘法で調合し、練香にしたものを判者がたいて優劣を判定する遊戯。たきものあわせ。

こう‐あん【公安】🔗🔉

こう‐あん【公安】 公共の安寧。社会治安が保たれて民衆が安心して生活できること。

こう‐あん【公案】🔗🔉

こう‐あん【公案】 1 公文書の案文。官府の調書。 2 禅宗で、参禅者に出す課題。転じて、自然現象の一切を仏法を示す課題と見る見方。また、一般に難問、研究課題、問題をもいう。 3 =こうあん(考案)1

こうあん【弘安】🔗🔉

こうあん【弘安】 鎌倉時代、後宇多天皇、伏見天皇の代の年号。建治四年(一二七八)二月二九日改元。弘安一〇年一〇月以後は伏見天皇の代。弘安一一年(一二八八)四月二八日、正応となる。将軍惟康親王、執権北条時宗・貞時の時代。出典は「太宗実録」の「弘民之道」。 ●弘安の役(えき) 弘安四年の二度目の蒙古襲来。元のクビライは蒙古・高麗などの約一四万の大軍で攻めた。初め対馬、壱岐を侵し、のちに七月初旬博多湾に侵入したが、暴風雨と幕府軍の反撃によって敗退。→元寇

こう‐あん【考案・考按】(カウ‥)🔗🔉

こう‐あん【考案・考按】(カウ‥) 1 考え工夫すること。 2 (「考」も「按」もしらべる意)しらべること。考査。

こう‐あん【苟安】🔗🔉

こう‐あん【苟安】 =とうあん(偸安)

こう‐あん【香案】(カウ‥)🔗🔉

こう‐あん【香案】(カウ‥) 香炉をのせる机。

こうあん【康安】(カウアン)🔗🔉

こうあん【康安】(カウアン) 南北朝時代、北朝の後光厳天皇の代の年号。延文六年(一三六一)三月二九日改元。南朝、後村上天皇の代の正平一六〜一七年にあたる。康安二年(一三六二)九月二三日、貞治(じょうじ)となる。将軍足利義詮の時代。出典は「唐紀」の「作治康凱安之舞」および「史記正義」の「天下衆事咸得康安、以致天下太平」。

こうあん‐いいんかい【公安委員会】(‥ヰヰンクヮイ)🔗🔉

こうあん‐いいんかい【公安委員会】(‥ヰヰンクヮイ) 警察の運営を管理する合議制の行政機関。昭和二二年警察の民主化と政治的中立を図る目的で設置。国家公安委員会と都道府県公安委員会がある。なお、北海道には、ほかに方面公安委員会もおかれる。 一七九三年、フランス革命の時、国民公会が設置した委員会。ロベスピエールが委員となってからは革命政府の最高行政権力を掌握して恐怖政治を強行した。九五年廃止。

こうあん‐けいさつ【公安警察】🔗🔉

こうあん‐けいさつ【公安警察】 国家社会の安寧に対する危害の防止を目的とする治安警察。⇔私安警察

こう‐あんこく【孔安国】🔗🔉

こう‐あんこく【孔安国】 中国前漢の学者。字は子国。孔子一二世の孫。武帝の時、諫議大夫、臨淮太守となる。孔子の旧宅から発見された「尚書」「論語」「孝経」が、みな蝌蚪文字であったのを、解読し、「古文尚書」をおこしたといわれる。生没年不詳。

こうあん‐じょうれい【公安条例】(‥デウレイ)🔗🔉

こうあん‐じょうれい【公安条例】(‥デウレイ) 集会、集団行進、集団示威運動の取締りを目的として地方公共団体が制定した条例の通称。昭和二三年頃、大阪、京都、東京などで設けられ、以後全国各地で制定。

こうあん‐しょく【公安職】🔗🔉

こうあん‐しょく【公安職】 一般職の公務員のうち、警察官、皇宮警察官、入国警備官および刑務所、検察庁、公安調査庁、小年院、海上保安庁に勤務する職員。

こうあんしんさ‐いいんかい【公安審査委員会】(‥シンサヰヰンクヮイ)🔗🔉

こうあんしんさ‐いいんかい【公安審査委員会】(‥シンサヰヰンクヮイ) 法務省の外局の一つ。暴力主義的破壊活動を行なった団体の規制に関する審査、決定を行なう行政機関。昭和二七年破壊活動防止法に基づいて設置。

こうあんちょうさ‐ちょう【公安調査庁】(‥テウサチャウ)🔗🔉

こうあんちょうさ‐ちょう【公安調査庁】(‥テウサチャウ) 法務省の外局の一つ。暴力主義的破壊活動を行なった団体の規制に関する調査、処分の請求などを行なう行政機関。昭和二七年破壊活動防止法に基づいて設置。

こうあん‐てんのう【孝安天皇】(カウアンテンワウ)🔗🔉

こうあん‐てんのう【孝安天皇】(カウアンテンワウ) 第六代天皇。孝昭天皇の第二皇子。名は日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひとのみこと)。

こうあん‐ほう【構案法】(‥ハフ)🔗🔉

こうあん‐ほう【構案法】(‥ハフ) 一九一八年アメリカ合衆国の教育学者ウィリアム=キルパトリックによって提唱された教授学習形態。児童、生徒の自主的、行動的な学習活動を中心としているのが特徴。その後単元学習として広く普及。プロジェクト‐メソッド。

こうあん‐れい【興安嶺】🔗🔉

こうあん‐れい【興安嶺】 中国東北部、黒竜江省と内モンゴル自治区とにまたがる山地。黒竜江上流から南西に延びる大興安嶺(内興安嶺)と南東に延びる小興安嶺(外興安嶺)に分かれる。

こう‐い【公移】🔗🔉

こう‐い【公移】 中国で公用文書の総称。

こう‐い【功位】(‥ヰ)🔗🔉

こう‐い【功位】(‥ヰ) 1 功労と地位。 2 功労によって得た位階。

こう‐い【行為】(カウヰ)🔗🔉

こう‐い【行為】(カウヰ) 1 ある意思をもってする個人的なおこない。所為。「不正行為」 2 哲学では、自由意思による行動。責任を帰せられる行動。心理学では、環境からの刺激に反応する有機体の行動。 3 刑法上で、人間の自発的な意思のあらわれとしての身体の動作、または動作をしない状態。民法上では、法律行為。

こう‐い【好意】(カウ‥)🔗🔉

こう‐い【好意】(カウ‥) 人に対していだく、親切な心。親愛感。現代では、異性に対する愛情のやや遠まわしな表現にも用いられる。「君の好意を嬉しく思う」「好意を寄せる」

こう‐い【更衣】(カウ‥)🔗🔉

こう‐い【更衣】(カウ‥) 1 衣服を着かえること。衣がえ。こうえ。「更衣室」 2 後宮女官の名。もと、天皇の衣がえの御用を勤める役であったが、後、天皇の御寝に奉仕した。納言およびそれ以下の家柄の出身の女で、地位は女御の下。ふつう五位、まれに四位に進む者があった。*源氏‐桐壺「いづれの御時にか女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に」

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