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広辞苑の検索結果 (59)
こう【鵠】コフ🔗⭐🔉
こう【鵠】コフ
白鳥の古名。〈倭名類聚鈔18〉
こう【鸛】コフ🔗⭐🔉
こう【鸛】コフ
コウノトリのこと。
こう【長官】カウ🔗⭐🔉
こう【長官】カウ
カミの音便。「―の君」「―の殿」などと熟して用いる。
こ‐う【国府】🔗⭐🔉
こ‐う【国府】
コクフの転。
こう【工】🔗⭐🔉
こう【工】
(呉音はク)
①ものを作ることを職とする人。「士農―商」
②工学・工業の略。
こう【亢】カウ🔗⭐🔉
こう【亢】カウ
〔天〕二十八宿の一つ。亢宿。あみぼし。
こう【公】🔗⭐🔉
こう【公】
(呉音はク)
①おおやけ。朝廷。官府。国家。
②社会。世間または衆人。おもてむき。
③主君。諸侯。貴人。
④周の五等の爵の第1位。方100里の地を領有。
⑤華族制度の五等爵の第1位。公爵。
⑥昔の大臣の称。また、大臣となった人につける敬称。「菅―」
⑦もと王公家軌範による公家を襲ついだ皇族待遇者。→公族。
⑧貴人などへの敬称。代名詞的にも用いる。
⑨名などの下につけて親しみまたはさげすみの意を表す。「忠犬ハチ―」
こう【孔】🔗⭐🔉
こう【孔】
①孔あな。孔を数える語。「左手で3―を押さえる」
②孔子の略。「―廟」
こう【功】🔗⭐🔉
こう【巧】カウ🔗⭐🔉
こう【巧】カウ
たくみなこと。じょうずなこと。「―を弄する」
こう【甲】カフ🔗⭐🔉
こう【交】カウ🔗⭐🔉
こう【交】カウ
①まじわること。つきあうこと。「水魚の―」
②かえること。かわること。また、かわりめ。「明治大正の―に際し」「夏秋の―」
こう【好】カウ🔗⭐🔉
こう【好】カウ
よいこと。うまいこと。たくみなこと。「―リリーフ」
こう【攷】カウ🔗⭐🔉
こう【攷】カウ
調べてかんがえること。「万葉集―」
こう【江】カウ🔗⭐🔉
こう【江】カウ
①大きい川。
②長江の称。
③近江国おうみのくにの略。
④江戸の略。
こう【考】カウ🔗⭐🔉
こう【考】カウ
①考え調べた結果を記述したもの。「浮世絵類―」
②死んだ父。↔妣ひ。
③律令制の官吏の評定。考課。
こう【行】カウ🔗⭐🔉
こう【劫】コフ🔗⭐🔉
こう【坑】カウ🔗⭐🔉
こう【坑】カウ
地に掘った穴。
こう【抗】カウ🔗⭐🔉
こう【抗】カウ
さからうこと。はりあうこと。はむかうこと。「―ヒスタミン剤」
こう【更】カウ🔗⭐🔉
こう【更】カウ
①日没から日出までの間を5等分して呼ぶ時刻の名。
②夜がふけること。「―たける」
こう【幸】カウ(姓氏)🔗⭐🔉
こう【幸】カウ
姓氏の一つ。
⇒こう‐よしみつ【幸祥光】
こう【庚】カウ🔗⭐🔉
こう【庚】カウ
十干じっかんの第7。かのえ。
こう【侯】🔗⭐🔉
こう【侯】
①封建時代の地域支配者。大小名。
②五等爵の第2位。侯爵。
こう【洪】🔗⭐🔉
こう【洪】
洪牙利ハンガリーの略。
こう【皇】クワウ🔗⭐🔉
こう【皇】クワウ
(呉音はオウ)すめらぎ。天皇に関して用いられる語。
こう【紅】🔗⭐🔉
こう【紅】
(慣用音はク)
①くれない。べにいろ。
②女性の意。
こう【香】カウ🔗⭐🔉
こう【候】🔗⭐🔉
こう【候】
時節。季節。「春暖の―」
こう【校】カウ🔗⭐🔉
こう【校】カウ
①教育の場。まなびや。また、学校などを数える語。「わが―では」
②比べ調べること。考えあわすこと。また、校正の回数を数える語。
③陣営で大将のいる所に設けた柵さく。転じて、指揮官。
④律令制の軍団で兵士200人から成る軍隊。校尉が統率する。
こう【高】カウ🔗⭐🔉
こう【高】カウ
①たかいこと。たかさ。
②数量・値・程度・地位・年齢などがたかいこと。「―エネルギー」
③他人の言動などを敬っていう語。
④高等・高等学校の略。
こう【高】カウ(姓氏)🔗⭐🔉
こう【寇】🔗⭐🔉
こう【寇】
外から侵攻すること。侵入する敵。あだ。「―をなす」
こう【港】カウ🔗⭐🔉
こう【港】カウ
みなと。舟着き場。
こう【硬】カウ🔗⭐🔉
こう【硬】カウ
かたいこと。かたくななこと。手ごわいこと。「―と軟とを使いわける」↔軟
こう【項】カウ🔗⭐🔉
こう【項】カウ
①事柄を分けた一つ一つ。法律・文章などの箇条。
②歳入歳出の予算または決算上の区分。款かんの下。項の下をさらに目もくなどに分ける。
③〔数〕
㋐多項式を組みたてる単位。したがって多項式はいくつかの項の和となる。
㋑分数で分子または分母。
㋒比における各量。
㋓数列または級数をなす各数。
こう【溝】🔗⭐🔉
こう【溝】
みぞ。ほり。用水路。
こう【鉱・礦】クワウ🔗⭐🔉
こう【鉱・礦】クワウ
①地中にある金属の原石。あらがね。
②鉱山。
こう【鈎・勾】🔗⭐🔉
こう【鈎・勾】
〔数〕鈎股弦こうこげんの一つ。
こう【膏】カウ🔗⭐🔉
こう【膏】カウ
あぶらぐすり。「絆創―」
こう【衡】カウ🔗⭐🔉
こう【衡】カウ
①秤竿はかりざお。はかり。
②重さをはかること。おもさ。「度量―」
こう【鋼】カウ🔗⭐🔉
こう【鋼】カウ
①きたえた鉄。はがね。スチール。
②鉄と炭素との合金。炭素濃度2.0パーセント以下。諸種の成型が可能であり、また、熱処理によって性質を著しく変化させることができる。広義には他の諸元素を添加した特殊鋼をも含み、炭素だけを含むものは炭素鋼または普通鋼という。→鋳鉄ちゅうてつ
こう【薨】🔗⭐🔉
こう【薨】
死ぬこと。特に貴人の死にいう。
こう【講】カウ🔗⭐🔉
こう【講】カウ
①仏典を講義する法会。最勝王講・法華八講など。伊勢物語「―の終るほどに歌よむ人々を召し集めて」
②仏・菩薩・祖師などの徳を讃嘆する法会。
③神仏を祭り、または参詣する同行者で組織する団体。二十三夜講・伊勢講・稲荷講・大師講の類。
④一種の金融組合または相互扶助組織。頼母子たのもし講・無尽講の類。
こ・う【乞う・請う】コフ🔗⭐🔉
こ・う【乞う・請う】コフ
〔他五〕
①神仏・主君・親などに対して人・臣下・子などが祈り、また、たのみ求める。祈る。お願いする。万葉集3「木綿ゆうだたみ手にとりもちてかくだにもわれは―・ひなむ君にあはじかも」。「出馬を―・う」「許しを―・う」
②人に対し物を与えよと求める。欲し望む。所望する。古事記中「前妻こなみが肴な―・はさば」。万葉集3「潮干なば玉藻かりつめ家の妹が浜づと―・はば何を示さむ」。「家宝を―・いうける」
⇒乞う御期待
こ・う【恋う】コフ🔗⭐🔉
こ・う【恋う】コフ
〔他五〕[文]こ・ふ(上二)
(本来、上二段動詞。室町期頃から四段にも活用。現代語では主に終止形が用いられる。また、上一段の用例も見られる)あるひとりの異性に身も心もひかれる意が原義で、奈良時代、「君に恋う」のように、助詞「に」をうけたが、平安時代から助詞「を」をうけるのが一般となった。
①心ひかれる相手に会いたいと強く思う。亡くなった人などを慕い思う。慕い求める。恋い慕う。万葉集6「わがせこに―・ふれば苦し」。宇津保物語嵯峨院「若君達、父君を―・ひつつ打ち泣きて居給へるを」。「亡き母を―・う」
②(場所・事物などを)遠くから慕い思う。こがれる。万葉集15「いつしかも見むと思ひし粟島を外よそにや―・ひむ行くよしを無み」。「故郷を―・う」「過ぎた昔を―・う」
③めでる。めでいつくしむ。万葉集3「石竹なでしこのその花にもが朝な朝さな手に取り持ちて―・ひぬ日無けむ」
こう【斯う】カウ🔗⭐🔉
こう【斯う】カウ
[一]〔副〕
(カクの音便)かように。このように。源氏物語若紫「すずろなる人は、―はありなむや」
[二]〔感〕
町人などが話を切り出すため他人に呼び掛けるのに使った語。これ。おい。ねえ。東海道中膝栗毛初「―、弥次さん」
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こう【長官】🔗⭐🔉
こう カウ 【長官】
「かみ(長官)」の転。「―の殿」「―の君」
こう【鵠】🔗⭐🔉
こう コフ 【鵠】
白鳥の異名。くくひ。こひ。[和名抄]
こう【鸛】🔗⭐🔉
こう コフ [1] 【鸛】
コウノトリの異名。
こう【工】🔗⭐🔉
こう 【工】
名詞の下に付けて接尾語的に用いる。
(1)工員・職工の意を表す。「旋盤―」「熟練―」
(2)工業高校の略。「浜松―」
こう【亢】🔗⭐🔉
こう カウ 【亢】
二十八宿の一。東方の星宿。亢宿。あみぼし。
こう【公】🔗⭐🔉
こう [1] 【公】
■一■ (名)
(1)おおやけ。おもてむき。官府。個人に対するもの。「―と私(シ)の別をわきまえる」「義勇,―に奉ずる」
(2)五等爵の第一位。公爵。
■二■ (代)
二人称。封建領主・大臣・身分の高い人など,また一般に他人を敬っていう語。また,同輩の者にも用いる。貴公。「―もっていかんとなす」
■三■ (接尾)
(1)身分の高い人の名に付けて,敬意を表す。「家康―」
(2)人や動物の名前に付けて,親しみ,あるいはやや軽んずる気持ちを表す。「忠犬ハチ―」「熊―」
こう【功】🔗⭐🔉
こう [1] 【功】
(1)成しとげた仕事。特に成功をおさめた立派な仕事をいう。手柄。いさお。功績。「―を急ぐ」「立案者として―があった」「―に報いる」
(2)経験の蓄積。年功。「年の―」「舞台では随分―を積んだ古強者(フルツワモノ)である/社会百面相(魯庵)」
こう【巧】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【巧】
たくみな技術。「文(アヤ)は人の目を奪ふ。―は人の目を掠める/虞美人草(漱石)」
こう【甲】🔗⭐🔉
こう カフ [1] 【甲】
(1)カメ・カニなどの体をおおう硬い殻。甲羅(コウラ)。「亀の―より年の功」
(2)手足の表面。手首から先の,外側の面。足首から先の,上側の面。「手の―」
(3)十干の第一。きのえ。
(4)等級・成績などをつけるときに用いて,一番上位を表す。「殊勲―」
(5)二人以上の人,または二つ以上の物事があるとき,その一つの名にかえて用いる。「―は乙に賃貸料を支払う」
(6)よろい。かぶと。[和名抄]
(7)箏(ソウ)・琵琶などの胴の表面または背面の湾曲した板の部分。
(8)「かん(甲)」に同じ。
こう【交】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【交】
(1)つきあい。まじわり。「―を結ぶ」
(2)年・月・季節のかわりめ。「夏秋の―」
こう【江】🔗⭐🔉
こう カウ 【江】
(1)大きな川。
(2)長江の別名。
(3)琵琶湖の古名。「―をわたりて坂本にまゐりしかば/正統記(後醍醐)」
こう【行】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【行】
(1)行くこと。特に,旅行などで歩きまわること。「―を共にする」
(2)隋唐時代,都市の特定地区(市)に限って営業を許された同業種から成る商店街。
(3)唐の中期以後,同業者が営業独占と互助の目的で作った商人組合。
(4)〔もと楽府(ガフ)の楽曲のこと〕
古詩の一体。唐代以降は,多く叙事詩。「琵琶―」
こう【劫】🔗⭐🔉
こう コフ 【劫】
(1) [1]
〔仏〕
〔梵 kalpa の音訳「劫波」の略〕
ほとんど無限ともいえるほどの長い時間の単位。具体的な長さは諸説あって一定しない。
(2) [0][1]
囲碁で,交互に相手方の一石を取ることができる形。これを反復すると勝負がつかないため,一手以上他に打ったあとでなければ取れない。「―を立てる」
こう【孝】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【孝】
両親を敬い,子としての道を尽くすこと。孝行。「親に―を尽くす」
こう【更】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【更】
一夜を五等分した,時間の単位。初更・二更・三更・四更・五更とする。季節によって長さが異なる。中国・朝鮮の古い制度の伝わったもの。
こう【抗】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【抗】
名詞の上について,「…に抵抗する」「…をおさえる」などの意で複合語を作る。「―ヒスタミン剤」「―貧血作用」
こう【効】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【効】
ききめ。しるし。効能。「薬石―なく不帰の人となった」
こう【国府】🔗⭐🔉
こう コフ 【国府】
「こくふ(国府)」の転。「武生(タケフ)の―に我はありと,親に申したべ/催馬楽」
こう【幸】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【幸】
さいわい。しあわせ。
こう【庚】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【庚】
十干の第七。かのえ。
こう【侯】🔗⭐🔉
こう [1] 【侯】
(1)大小名。諸侯。「老―」
(2)五等爵の第二位。侯爵。
こう【紅】🔗⭐🔉
こう [1] 【紅】
くれない。べに色。
こう【香】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【香】
(1)焚(タ)いてその匂いを賞するもの。香木と,種々の香木・香料を粉末にして練り合わせた練り香とがある。沈香(ジンコウ)・伽羅(キヤラ)・白檀(ビヤクダン)・麝香(ジヤコウ)など。
(2)仏前で焚く香料。
(3)「香道(コウドウ)」「香合わせ」の略。
(4)〔仏〕
〔梵 gandha〕
六境の一。鼻で感じる対象。
(5)「香色(コウイロ)」の略。「―のうすものの二藍の御直衣/枕草子 35」
(6)味噌の異名。[日葡]
(7)襲(カサネ)の色目の名。表は濃い香色,裏は紅。
(8)織り色の名。経(タテ)は濃い香色,緯(ヨコ)は白。
こう【候】🔗⭐🔉
こう [1] 【候】
時候。季候。「盛夏の―」
こう【校】🔗⭐🔉
こう カウ 【校】
■一■ [1] (名)
(1)学びや。学校。「わが―の選手」
(2)校正。「―を重ねる」
■二■ (接尾)
助数詞。校正の回数を数えるのに用いる。「初―」「三―」
こう【貢】🔗⭐🔉
こう [1] 【貢】
みつぎもの。「―を奉る」
こう【項】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【項】
(1)事柄を順序だてて分けたときの,一つ一つ。箇条書きにしたものの各条。項目。事項。「次の各―に答えよ」
(2)〔数〕(ア)多項式を構成するそれぞれの単項式。(イ)数列・級数で,そのおのおのの数や式。
(3)首の後ろの部分。くびすじ。えりくび。「―を掴んでむずと引き寄せ/義経記 3」
こう【溝】🔗⭐🔉
こう [1] 【溝】
数の単位。穣(ジヨウ)の一万倍。すなわち一〇の三二乗。[塵劫記]
こう【稿】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【稿】
詩文などの下書き。原稿。「―を草する」
こう【蝗】🔗⭐🔉
こう クワウ [1] 【蝗】
イナゴ。また,イナゴによる災害。
こう【鋼】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【鋼】
2パーセント以下の炭素を含有する鉄。炭素鋼ともいう。製錬の過程で,銑鉄から炭素を減らして得られる。炭素含量によって硬さなどの性質が種々に変化する。鋼鉄。はがね。スチール。
こう【薨】🔗⭐🔉
こう [1] 【薨】
貴人の死。特に律令制では,親王および三位以上の人の死にいう。薨去。
こう【講】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【講】
(1)講ずること。講義すること。講義。
(2)僧による仏典の講読や説法を中心とする仏事。法華八講・最勝講など。講会(コウエ)。
(3)僧や信徒が集まって行う各種の仏教儀式。涅槃(ネハン)講・地蔵講・報恩講など。
(4)中世中頃以後,民衆のあいだで作られた仏事や神事を行うための結社。寺院・神社などを維持したり,集団参詣を行なった。近世になると,行楽を主目的として名山・霊場などへ集団参詣するためのものも生まれた。富士講・伊勢講など。
(5)貯蓄・融資などのための相互扶助団体。頼母子(タノモシ)講など。
こう【高】🔗⭐🔉
こう カウ 【高】
姓氏の一。南北朝時代の武家。代々足利家に仕え,師重は足利尊氏を執事として助けた。師重の子師直・師泰も尊氏を支えたが,尊氏の弟直義と対立し,一族は衰亡。
こ・う【恋う】🔗⭐🔉
こ・う コフ [1] 【恋う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
思い慕う。愛する。懐かしく思う。「母を―・う」「故郷を―・う気持ちがつのる」「妻―・ふ鹿の音/松の葉」
■二■ (動ハ上二)
(1)人,特に異性を恋する。ほれる。「出で立たむ力をなみと隠り居て君に―・ふるに心どもなし/万葉 3972」「まだ見ぬ人を―・ふるものとは/伊勢 101」
(2)慕わしく思う。「君をこそ兄君よりはいみじう―・ひ聞え給ふめれ/大鏡(伊尹)」
(3)(ある場所や物を)懐かしく思う。「人皆の見らむ松浦の玉島を見ずてや我は―・ひつつ居らむ/万葉 862」「月のおもしろかりける夜,こぞを―・ひて/古今(恋五詞)」
〔本来は上二段活用の語で,中世末期以降四段にも活用された。現代語では「恋い慕う」「恋いこがれる」のように複合動詞として多く用いられ,単独で用いられることは少ない〕
こ・う【請う・乞う】🔗⭐🔉
こ・う コフ [1] 【請う・乞う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ある物を与えてくれるよう,またある事をしてくれるよう相手に求める。「この道の専門家に教えを―・う」「近日上映。―・う,御期待」「みどり子の乳(チ)―・ふがごとく/万葉 4122」
(2)願いの叶(カナ)うよう神仏に祈る。「天地(アメツチ)の神を―・ひつつ我(アレ)待たむはや来ませ君待たば苦しも/万葉 3682」
こう【恍】🔗⭐🔉
こう クワウ [1] 【恍】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)うっとりするさま。「―として夢み惚として覚め/世路日記(香水)」
(2)はっきり見分けがたいさま。「―たる月日を返すに難きいたづらの身や/ふところ日記(眉山)」
こう【皎】🔗⭐🔉
こう カウ [1] 【皎】 (ト|タル)[文]形動タリ
白く光り輝くさま。「―として玉の如く麗はしきも/思出の記(蘆花)」
こう【斯う】🔗⭐🔉
こう カウ [0][1] 【斯う】
■一■ (副)
〔「かく(斯)」の転〕
(1)ある場面の様子をさしていう。話し手の身近の場面についていう。「―なればしめたものだ」「―暑くてはかなわない」
(2)話した内容や心の中で考えた事柄などをさす。「―しろああしろと口うるさい」「山路を登りながら―考えた/草枕(漱石)」
(3)事態のなりゆきが限界に達したことを認める気持ちを表す。もうこれまで。「祇王すでに今は―とて出でけるが/平家 1」
(4)動作を軽く指示する。「さて私はもう―参りまする/狂言・末広がり(虎寛本)」
■二■ (感)
(1)言いよどんだり,ためらいながら言ったりするときに用いる語。あの。ええと。「―,どうだえ,狼は出やしますまいねえ/塩原多助一代記(円朝)」
(2)呼びかけの言葉。ぞんざいな言い方。おい。なあ。「―,おめえん所のおかみさんもお髪(グシ)はお上手だの/滑稽本・浮世風呂 2」
こう【口】🔗⭐🔉
こう 【口】 (接尾)
助数詞。
(1)人を数えるのに用いる。たり。「狛(コマ)の虜(トリコ)十―を献ず/日本書紀(欽明)」
(2)刀などを数えるのに用いる。「千―の剣/読本・弓張月(続)」
こう-あ【興亜】🔗⭐🔉
こう-あ [1] 【興亜】
アジア(亜細亜)諸国の勢力を盛んにすること。第二次大戦前に用いられた語。
こうあ-いん【興亜院】🔗⭐🔉
こうあ-いん ―
ン 【興亜院】
日中戦争長期化に伴い,1938年(昭和13)対中国政策一元化のために設置された内閣直属機関。42年大東亜省設置により廃止。

こうあ-ほうこうび【興亜奉公日】🔗⭐🔉
こうあ-ほうこうび [6] 【興亜奉公日】
国民精神総動員運動の一環として実施された生活規制。1939年(昭和14)9月1日から毎月一日をあて,料理飲食店での飲酒を禁止するなどした。
こうあ【向阿】🔗⭐🔉
こうあ カウア 【向阿】
⇒証賢(シヨウケン)
こう-あい【黄埃】🔗⭐🔉
こう-あい クワウ― [0] 【黄埃】
黄色の土ぼこり。黄塵。
こうあか-ちゃき【甲赤茶器】🔗⭐🔉
こうあか-ちゃき カフアカ― [5] 【甲赤茶器】
薄茶器(ウスチヤキ)の一。身は浅く黒漆塗り,蓋は深く朱漆塗りとしたもの。裏千家五代常叟宗室の好み。
こう-あつ【光圧】🔗⭐🔉
こう-あつ クワウ― [0] 【光圧】
光が物体にあたって反射・吸収されるとき,物体の表面におよぼす圧力。100ワットの電球から1メートルの所で1平方メートルあたり 10

ニュートン程度。放射圧。



こうあつ-かがく【高圧化学】🔗⭐🔉
こうあつ-かがく カウ―クワ― [5] 【高圧化学】
高圧下(10〜10
気圧程度)の物質の構造・性質,化学反応などを研究する化学の一分野。ダイヤモンドやセラミックスの製造,アンモニア・ポリエチレンの重合などに利用される。

こうあつ-ガス【高圧―】🔗⭐🔉
こうあつ-ガス カウ― [5] 【高圧―】
圧縮または液化されて高圧下にあるガス。
こうあつ-がま【高圧釜】🔗⭐🔉
こうあつ-がま カウ― [0][4] 【高圧釜】
⇒圧力釜(アツリヨクガマ)
こうあつ-かんちょう【高圧浣腸】🔗⭐🔉
こうあつ-かんちょう カウ―クワンチヤウ [5] 【高圧浣腸】
多量の浣腸液を高い圧力を加えて肛門から注入する方法。大腸検査の前処置や腸重積症の治療に用いる。
こうあつ-けいざい【高圧経済】🔗⭐🔉
こうあつ-けいざい カウ― [5] 【高圧経済】
国内の需要が供給を上回り,それがまた投資を誘発してさらに需要圧力を高める傾向をもつ経済。物価の上昇や輸入の急増による国際収支の悪化をもたらす。
⇔低圧経済
こうあつ-さんそ-りょうほう【高圧酸素療法】🔗⭐🔉
こうあつ-さんそ-りょうほう カウ―レウハフ [8] 【高圧酸素療法】
高圧酸素室に患者を入れて気圧を上げ,血液中の酸素の濃度を増やすことで効果を得る治療法。一酸化炭素中毒・シアン中毒・心筋梗塞などの治療に用いる。
こうあつ-せん【高圧線】🔗⭐🔉
こうあつ-せん カウ― [0] 【高圧線】
高電圧の送電線や配電線。
こうあつ-たい【高圧帯】🔗⭐🔉
こうあつ-たい カウ― [0] 【高圧帯】
帯状にひろがった,周囲より気圧の高い区域。この圏内では一般に晴天が続く。
こうあつ-てき【高圧的】🔗⭐🔉
こうあつ-てき カウ― [0] 【高圧的】 (形動)
一方的に相手をおさえつけ,従わせようとするさま。高飛車。「―な態度」
こうあつ-ざい【降圧剤】🔗⭐🔉
こうあつ-ざい カウアツ― [4][0] 【降圧剤】
血圧を下げる薬。高血圧症の治療に用いる。
こうあみ【幸阿弥】🔗⭐🔉
こうあみ カウアミ 【幸阿弥】
(1410-1478) 室町後期の蒔絵(マキエ)師。本名,土岐四郎左衛門道長。足利義政に仕え,入道して幸阿弥と称す。大和絵風の文様に伝統的な技法を駆使した細密な蒔絵を作った。子孫は代々幸阿弥を名乗り,将軍家の御用蒔絵師を務め,一九代まで続いた。
こう-あわせ【香合(わ)せ】🔗⭐🔉
こう-あわせ カウアハセ [3] 【香合(わ)せ】
(1)二種の香木をたいて,その匂いや香銘の優劣を競う合わせ物の一種。
(2)「薫物合(タキモノアワセ)」に同じ。
こう-あん【公安】🔗⭐🔉
こう-あん [0] 【公安】
公共の安寧(アンネイ)。国家や社会の秩序が保たれていること。
こうあん-いいんかい【公安委員会】🔗⭐🔉
こうあん-いいんかい ―
ンクワイ [6] 【公安委員会】
(1)警察の民主的・中立的な管理をつかさどることを目的とし,1947年(昭和22)の警察法により設けられた一種の行政委員会。国家公安委員会と都道府県公安委員会とがある。
(2)フランス革命中の1793年4月,国民公会内に設置された行政委員会。ロベスピエールの加入以後,革命独裁機関として恐怖政治を断行。テルミドールの反動後は権限を失った。


こうあん-けいさつ【公安警察】🔗⭐🔉
こうあん-けいさつ [5] 【公安警察】
国家の秩序維持と安全のために,反体制的運動や組織を取り締まる警察活動。
→政治警察
こうあん-じょうれい【公安条例】🔗⭐🔉
こうあん-じょうれい ―デウ― [5] 【公安条例】
公共の秩序を維持する名目で,集会・デモなどの規制・取り締まりに関して地方公共団体が制定する条例の通称。事前の届け出または許可などを規制の内容とする。
こうあん-しょく【公安職】🔗⭐🔉
こうあん-しょく [3] 【公安職】
一般職公務員のうち,警察官・皇宮警察官・入国警備官および検察庁・公安調査庁・海上保安庁・刑務所・少年院に勤務する職員のこと。
こうあん-ちょうさ-ちょう【公安調査庁】🔗⭐🔉
こうあん-ちょうさ-ちょう ―テウサチヤウ [7] 【公安調査庁】
1952年(昭和27),破壊活動防止法により設けられた法務省の外局。暴力的破壊活動を行う団体の調査や解散指定の請求などを行う。その請求を審査・決定する機関として,公安審査委員会がある。
こう-あん【公案】🔗⭐🔉
こう-あん [0] 【公案】
(1)中国の役所の文書。調書。裁判記録。
(2)禅宗で,修行者が悟りを開くため,研究課題として与えられる問題。優れた修行者の言葉や事績から取られており,日常的思考を超えた世界に修行者を導くもの。
こう-あん【考案】🔗⭐🔉
こう-あん カウ― [0] 【考案】 (名)スル
工夫をめぐらし,考え出すこと。「―者」「新製品を―する」
こう-あん【苟安】🔗⭐🔉
こう-あん [0] 【苟安】 (名)スル
一時の安楽をむさぼること。偸安(トウアン)。「一時を―せり/日本開化小史(卯吉)」
こう-あん【香案】🔗⭐🔉
こう-あん カウ― [0] 【香案】
香炉をのせる机。香几(コウキ)。
こうあん【弘安】🔗⭐🔉
こうあん 【弘安】
年号(1278.2.29-1288.4.28)。建治の後,正応の前。後宇多・伏見天皇の代。
こうあん-の-えき【弘安の役】🔗⭐🔉
こうあん-の-えき 【弘安の役】
1281年(弘安4)の二度目の蒙古襲来。
→元寇(ゲンコウ)
こうあん【康安】🔗⭐🔉
こうあん カウアン 【康安】
北朝の年号(1361.3.29-1362.9.23)。延文の後,貞治の前。後光厳(ゴコウゴン)天皇の代。
こう-あんこく【孔安国】🔗⭐🔉
こう-あんこく 【孔安国】
中国,前漢の儒者。字(アザナ)は子国。孔子一二世の孫。武帝の時,孔子の旧宅から蝌蚪(カト)文字で書かれた「尚書」「論語」「孝経」「礼記」が出たので,「今文尚書」と比較研究,「古文尚書」の注釈を著す。生没年未詳。
こうあん-てんのう【孝安天皇】🔗⭐🔉
こうあん-てんのう カウアンテンワウ 【孝安天皇】
記紀の所伝で第六代天皇,日本足彦国押人尊(ヤマトタラシヒコクニオシヒトノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。孝昭天皇の皇子。在位102年という。
こうあん-ほう【構案法】🔗⭐🔉
こうあん-ほう ―ハフ [0] 【構案法】
⇒プロジェクト-メソッド
こうあん-れい【興安嶺】🔗⭐🔉
こうあん-れい 【興安嶺】
中国の東北部にある古期褶曲山脈。大興安嶺と小興安嶺の総称。狭義には南北に走る大興安嶺をさす。シンアン-リン。
こう-い【好意】🔗⭐🔉
こう-い カウ― [1] 【好意】
(1)このましいと思う気持ち。また,慕わしい気持ち。好感。好感情。
⇔敵意
「ひそかに―を抱く」「―を寄せる」
(2)親切な気持ち。「人の―に甘える」「―を無にする」
こう-い【行為】🔗⭐🔉
こう-い カウ
[1] 【行為】
(1)個人がある目的を持って意識的にするおこない。行動。ふるまい。しわざ。所為。
(2)〔哲〕 自由な意志に基づいて選択され,実行された身体的動作で道徳的評価の対象となるもの。
(3)法律上の効果を発生させる原因となる,人の自発的な意思活動。「不法―」
〔明治期の造語〕

こう-い【攻囲】🔗⭐🔉
こう-い ―
[1] 【攻囲】 (名)スル
包囲して攻撃すること。せめかこむこと。「敵の城を―する」「―軍」

こう-い【更衣】🔗⭐🔉
こう-い カウ― [1] 【更衣】
(1)衣服を着がえること。衣がえ。着がえ。「―室」
(2)平安時代,後宮の女官の一。女御(ニヨウゴ)に次ぎ,普通五位,まれに四位。もと天皇の衣がえをつかさどったが,のち天皇の御寝に奉仕した。
こう-い【更位】🔗⭐🔉
こう-い カウ
[1] 【更位】
「重祚(チヨウソ)」に同じ。

こう【功】(和英)🔗⭐🔉
こう【功】
merits;services;credit.→英和
〜により for[in recognition of]one's services.年の〜 the wisdom of age.
こう【幸】(和英)🔗⭐🔉
こう【幸】
good luck.〜か不幸か fortunately or unfortunately.
こう【甲】(和英)🔗⭐🔉
こう【鋼】(和英)🔗⭐🔉
こう【鋼】
⇒鋼鉄.
こう【稿を起こす】(和英)🔗⭐🔉
こう【稿を起こす】
begin writing.
こうあつ【高圧】(和英)🔗⭐🔉
こうあつ【高圧】
(1)[電流]high tension[voltage].(2)[気圧]high pressure.(3)[圧制]high-handedness.〜的(に) high-handed(ly).‖高圧線 a high-tension wire[line].高圧電流 high-voltage current.高圧鍋(なべ) a pressure cooker.
こうアレルギー【抗アレルギー(の)】(和英)🔗⭐🔉
こうアレルギー【抗アレルギー(の)】
antiallergic.
こうあん【公安】(和英)🔗⭐🔉
こうあん【公安】
public peace[safety].‖公安委員(会) a public safety commissioner (commission).公安官《鉄道》a public security officer.公安条令 the Public Safety Regulations.
こうあん【考案】(和英)🔗⭐🔉
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