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〔接助〕活用語の已然形を承けて逆接の条件を表す。ただし形容詞を承ける場合、上代では已然形「けれ」「しけれ」の形が未発達であったため、上代特有の已然形「け」「しけ」の形を承ける。 1 逆接の確定条件を表す。…けれども。*古事記‐上・歌謡「赤玉は緒さへ光れ杼(ド)白玉の君がよそひし貴くありけり」*万葉‐八〇四「たまきはる命惜しけ騰(ド)せむ術もなし」 2 条件に対して、常にそれと背反する一定の結果を生ずることを表す。いかに…しても。…の場合でも。*万葉‐一〇六「二人行け杼(ド)行き過ぎかたき秋山を」*源氏‐若紫「よからねどむげに書かぬこそわろけれ」 [補注]上代、散文においては「ども」にくらべて用例が少ないが、「万葉集」ではほとんど同様(「ど」約三〇〇、「ども」約二二〇)に用いられ、中古の男性による作品ではほぼ同様であるが、中古の女流作品では「ど」が圧倒的に多用されたのに対し、漢文訓読では「ども」がもっぱら用いられた。この傾向は中世初期まで続くが、しだいに「ど」は用いられなくなり、中世末期に至ると日常語からはほとんど消えて、文語化したらしい。近世前期の上方語にはわずかに見られるが、後期江戸語にはまれとなる。

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〔接頭〕 1 名詞・形容詞・形容動詞、時には動詞の上にも付いて、ののしる気持をこめる。近世以来の上方の俗語で、現在も関西方面を主として用いられている。「ど根性」「どしぶとい」「どあつかましい」など。どう。 2 名詞や形容詞の上に付いて、まさにそれに相当する意であることを強調する俗語。「ど真ん中」「どぎつい」など。

ど【ど・ド】🔗🔉

ど【ど・ド】 (「と」の濁音)⇒と(と・ト)

ど【土】🔗🔉

ど【土】 1 つち。土壌(どじょう)。 2 土地。大地。国土。領地。地方。場所。*高野本平家‐二「此土(ド)の人にも似ず」 3 五行の一つ。季節では土用、方位では中央、色では黄、天体の五星では土星にあたる。 4 「土曜」の略。古暦で、七曜の一つ。また、現今の暦で一週間の七番目。「どう」とのばして発音する場合が多い。 土佐国の略。 「トルコ(土耳古)」の略。

ど【奴】🔗🔉

ど【奴】 1 下層の使用人。しもべ。やっこ。召使。下僕。奴隷 2 (名詞に付いて接尾語のように用いられ)そのような人をあざけり、ののしっていう語。「売国奴」「守銭奴」など。

ど【弩】🔗🔉

ど【弩】 石弓(いしゆみ)のこと。

ど【度】🔗🔉

ど【度】 1 物事の程度をさしていう。ほど。限り。「ふざけるのも度が過ぎている」「進退度に当たる」「親密の度を増す」 2 ころ。時代。多く時代を表す語に付けて用いる。「天保度」「化政度」など。 3 測量、測定する器具にしるされる目盛り。また、その単位。 温度、経緯度、音階、アルコール含有量など、さまざまな単位として用いる。角度の単位。円周を三六〇に等分し、その一単位の円周が中心をふくむ角を一度という。視力の程度、または眼鏡の強度。「近眼の度が進む」 4 割合。数を表す語に付けて用いる。*伎・八重霞曾我組糸‐三立「平常は四六度(ド)でございますが、今日は<略>両一でござります」 5 仏門にはいって出家、受戒すること。「得度」「度僧」などと複合して用いる。 〔接尾〕回数を数えるのに用いる。たび。 ●度を失(うしな)う 狼狽して言動に平常の状態を失う。あわててとり乱す。 ●度を=過(す)ごす[=越(こ)す] 適切な度合を越す。物事を過度に行う。

ど【🔗🔉

ど【 割り竹を円筒状に編んで、一方を円錐状に閉じて作り、一方の入口の部分に返しをつけて、鰻(うなぎ)や泥鰌(どじょう)などがはいりやすく、出ることができないようにつくった漁具。うえ。うけ。

ど【駑】🔗🔉

ど【駑】 1 にぶい馬。のろい馬。駑馬。 2 転じて、にぶく愚かなこと。のろま。

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(イタリア英do)ハ調長音階の第一音の音名。基本音階の主音。日本音名のハ、ドイツ音名のCに当たる。また階名唱法における長音階の第一音。

ドア🔗🔉

ドア (英door)〈ドアー〉家屋や乗り物などの、おもに蝶番(ちょうつがい)で開閉する方式の扉。

ど‐あい【度合】(‥あひ)🔗🔉

ど‐あい【度合】(‥あひ) 性質や状態の深浅・濃淡・強弱・高低・優劣などの程度。ほどあい。ほど。

ドア‐エンジン🔗🔉

ドア‐エンジン (英door engine)電車などのドアを開閉するための動力装置。空気圧、油圧などを用いる。

と‐あさ【遠浅】🔗🔉

と‐あさ【遠浅】 =とおあさ(遠浅)1

と‐あたり【戸当】🔗🔉

と‐あたり【戸当】 1 開き戸を閉じる時、戸が行き過ぎないように方立(ほうだ)てや枠(わく)に取りつけた突起物。 2 戸を開く時、戸が腰羽目(こしはめ)や笠木(かさぎ)などの突起物に当たるのを防ぐために幅木に取りつけた化粧金具。

ドア‐チェーン🔗🔉

ドア‐チェーン (英door chain)玄関や勝手口のドアの内側にとりつける鎖。ドアが鎖の長さまでしか開かないため防犯用になる。

ドア‐チェック🔗🔉

ドア‐チェック (英door check)開いたドアを自動的に静かに閉じる装置。

ど‐あつ【土圧】🔗🔉

ど‐あつ【土圧】 土砂の圧力。

ドア‐ボーイ🔗🔉

ドア‐ボーイ (洋語door boy)ホテルなどで、ドアの所に立ち、客の送り迎え、扉の開閉などのサービスをするボーイ。ドアマン。

ドア‐マット🔗🔉

ドア‐マット (英doormat)玄関口に敷き、はき物の泥をぬぐうための靴ふき。

ドア‐マン🔗🔉

ドア‐マン (英doorman)=ドアボーイ

と‐ある🔗🔉

と‐ある 〔連体〕(「と」は副詞)特に意識しないが、たまたま行き合わせた物事であることを示す。偶然目についた、という気持を込め、連体詞「ある」と同じように用いる。ちょっとした。たまたまそこにある。「とある店」*太平記‐五「宮をばとある辻堂の内に置き奉りて」

どい【土井】(どゐ)🔗🔉

どい【土井】(どゐ) 姓氏。

ど‐い【土居】(‥ゐ)🔗🔉

ど‐い【土居】(‥ゐ) 1 土を盛り上げてつくった土手。堤。 2 城の周囲にめぐらした土を盛った垣。城壁。城塁。 3 中世、家屋集落の周囲に防御のため、築きめぐらした土塁。転じて、土豪の屋敷をさす。堀内(ほりのうち)。 4 中世、領主・地頭などの直轄地。 5 家や家具の土台。つちい。 6 「どいげた(土居桁)」の略。 7 「どいぶき(土居葺)」の略。 岡山県東部、作東町の地名。江戸時代は出雲街道の佐用と勝又との間の宿駅として栄えた。幕府の直轄地。

どい【土居】(どゐ)🔗🔉

どい【土居】(どゐ) 姓氏。伊予の豪族河野氏の支族。鎌倉時代通成が伊予国土居に居住し、姓とした。南北朝時代に、河野氏は北朝に属したが、通成の一族は同族得能氏とともに南朝に味方して挙兵。建武新政崩壊後も四国における南朝方の中心として活躍したが、次第に衰退し、河野氏とともに滅んだ。

とい‐あらわ・す【問い顕わす】(とひあらはす)🔗🔉

とい‐あらわ・す【問い顕わす】(とひあらはす) 〔他サ四〕問いかけて事柄を明らかにする。*源氏‐橋姫「ものの心をとひあらはさむも、ことごとしくおぼえたまふ」

とい‐あわ・す【問い合わす】(とひあはす)🔗🔉

とい‐あわ・す【問い合わす】(とひあはす) 〔他サ下二〕⇒といあわせる(問合) 〔他サ五(四)〕聞いてたしかめる。問い合わせる。「都合を問い合わす」

とい‐あわせ【問合】(とひあはせ)🔗🔉

とい‐あわせ【問合】(とひあはせ) 問い合わせること。聞き合わせ。照会。「及落の問い合わせ」

とい‐あわ・せる【問い合わせる】(とひあはせる)🔗🔉

とい‐あわ・せる【問い合わせる】(とひあはせる) 〔他サ下一〕とひあは・す〔他サ下二〕聞いてたしかめる。聞き合わせる。照会する。「日時を問い合わせる」*源氏‐桐壺「如何にすべきわざにかとも、とひあはすべき人だになきを」

と‐いう【と言う】(‥いふ)🔗🔉

と‐いう【と言う】(‥いふ) →と(助詞)の子見出し

とい‐おと・す【問い落とす】(とひ‥)🔗🔉

とい‐おと・す【問い落とす】(とひ‥) 〔他サ四〕巧妙に問いかけて、相手の心のうちを聞き出す。*甲陽軍鑑‐品一三「それは状にて顕るるも、問落されて顕るるも、道理はひとつ所へ参り候」

とい‐おんせん【土肥温泉】(とひヲンセン)🔗🔉

とい‐おんせん【土肥温泉】(とひヲンセン) 静岡県、伊豆半島西部、土肥町にある温泉。泉質は石膏泉。リューマチ、湿疹(しっしん)などにきく。

とい‐かえ・す【問い返す】(とひかへす)🔗🔉

とい‐かえ・す【問い返す】(とひかへす) 〔他サ五(四)〕 1 一度たずねたことをまた繰り返してたずねる。 2 相手の問いに答えないで、反対にこちらから質問する。反問する。

とい‐かか・る【問い掛かる】(とひ‥)🔗🔉

とい‐かか・る【問い掛かる】(とひ‥) 〔他ラ四〕問う。たずねる。*栄花‐若ばえ「女房のなりなどとひかからせ給て」

とい‐かけ【問掛】(とひ‥)🔗🔉

とい‐かけ【問掛】(とひ‥) 問いかけること。問いかけたこと。「問い掛けに答える」

とい‐か・ける【問い掛ける】(とひ‥)🔗🔉

とい‐か・ける【問い掛ける】(とひ‥) 〔他カ下一〕とひか・く〔他カ下二〕 1 問いをしかける。質問しかける。たずねる。 2 問いはじめる。たずねようとする。

とい‐かわ・す【問い交わす】(とひかはす)🔗🔉

とい‐かわ・す【問い交わす】(とひかはす) 〔他サ四〕互いにたずねあう。*源氏‐玉鬘「いつとてもかたみにやどる所もとひかはして」

と‐いき【吐息】🔗🔉

と‐いき【吐息】 思わず知らずほっとつく息。落胆したり、深く思い悩んだりした時、また、緊張がゆるんだ時などに大きくはく息。ためいき。「青息吐息」

とい‐き・く【問い聞く】(とひ‥)🔗🔉

とい‐き・く【問い聞く】(とひ‥) 〔他カ四〕問いたずねる。聞きただす。*大和‐一四七「とひきくほどに夜も明けにければ」

とい‐きり【問切】(とひ‥)🔗🔉

とい‐きり【問切】(とひ‥) 最終の年忌。最終年回は四九年目・三三年目とする地方が多い。この供養の後は仏壇から位牌を取り除き、以後の年忌は営まず、御先祖様という一体のものとしてまつる。弔上げ。

と‐い‐きん【斗為巾】(‥ヰ‥)🔗🔉

と‐い‐きん【斗為巾】(‥ヰ‥) 箏の弦の名称。十三弦の箏の上三弦のことで、第十一弦を斗、第十二弦を為、第十三弦を巾という。

とい‐くち【問口】(とひ‥)🔗🔉

とい‐くち【問口】(とひ‥) 中古、出産後第三夜の産養(うぶやしない)に粥(かゆ)をすする時の問答に問いをだす者。⇔言口(いいくち)

どい‐げた【土居桁】(ドゐ‥)🔗🔉

どい‐げた【土居桁】(ドゐ‥) 小屋の内部で、跳木(はねぎ)あるいは出梁(だしばり)を支える桁。土居梁。土居。

とい‐さ・く【問い放く】(とひ‥)🔗🔉

とい‐さ・く【問い放く】(とひ‥) 〔自カ下二〕問いやる。言いやる。質問する。*続日本紀‐宝亀二年二月二二日・宣命「我が問比佐気(とヒサケ)むと悔しみ惜しみ」

と‐いし【砥石】🔗🔉

と‐いし【砥石】 物を研削・研磨する石。天然のものと人造のものがあり、粒子の荒さにより荒砥・中砥・仕上げ砥などに分類する。砥。砥礪(しれい)。

とい‐しき【問職】(とひ‥)🔗🔉

とい‐しき【問職】(とひ‥) 中世、荘官の職務の一つ。また、それに随伴する得分権。港湾などに居住して主として年貢米の輸送や保管にあたったもの。のち、各地の荘園の問職を兼ね、問丸に発展する。問丸職。

と‐いた【戸板】🔗🔉

と‐いた【戸板】 1 雨戸の板。特に、人や物をのせて運ぶ時の戸をいう。「戸板にごろつく豆のよう」 2 鮃(ひらめ)の大形のものをいう。といたびらめ。

ど‐いつ【何奴】🔗🔉

ど‐いつ【何奴】 〔代名〕不定称。乱暴ないい方で、男性語。 1 人をさしていう。「だれ(誰)」に相当する。どのやつ。どやつ。「どこのどいつだ」「どいつもこいつも」 2 物をさしていう。「どれ」に相当する。「どいつを買おうか」

ドイツ【独逸】🔗🔉

ドイツ【独逸】 (Deutschland)ヨーロッパ大陸の中央部、北はバルト海・北海の海岸から南はアルプスに至る間の地域。民族大移動後に定着したゲルマン諸族がフランクに征服され、八四三年、現在のドイツの起源となった東フランク王国が成立。九六二年神聖ローマ帝国に発展したが、半独立の諸侯が割拠し、一八七一年、プロシアによって統一が成りドイツ帝国が誕生。専制政治と近代的経済政策で海外に植民地をもつ大帝国に発展し諸列強と対立、第一次世界大戦が起こった。敗戦と革命によりワイマール共和国が成立したが、経済の破綻がナチスの台頭を許し、第二次世界大戦が発生。一九四五年再び敗れて占領され、四九年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)、ドイツ民主共和国(東ドイツ)が生まれた。九〇年東西ドイツが統一されてドイツ連邦共和国。首都ベルリン。住民は主にゲルマン人で、多少ケルト人・ローマ人・スラブ人と混合し、中・近世を通じてドイツ民族が形成された。言語はドイツ語。内面的・意志的傾向をもつ独特の思想・文化を発展させた。一五一七年マルチン=ルターの宗教改革があり、大部分は新教徒。英語名ジャーマニー。

ど‐いっき【土一揆】🔗🔉

ど‐いっき【土一揆】 =つちいっき(土一揆)

ドイツ‐あざみ【ドイツ薊】🔗🔉

ドイツ‐あざみ【ドイツ薊】 ノアザミの園芸品種。自生種は紅紫色、極めてまれに白色だが、古くから栽培され園芸種には青紫色、紅色、桃色などさまざまなものが作られている。日本特産だが、大正の頃からこの名で呼ぶようになり、特に花色の濃いものを呼ぶことが多い。はなあざみ。

ドイツ‐あやめ【ドイツ菖蒲】🔗🔉

ドイツ‐あやめ【ドイツ菖蒲】 アヤメ科の多年草。ヨーロッパ産の野生種の交配によって作られた園芸種で、多くの品種があり、観賞用として世界的に広く栽培される。根茎は太く、横にはう。葉は剣状で長さ約四〇センチメートル、幅約三センチメートル。外花被は広大で垂れ、基部に黄白色の毛を密生する。内花被は大形の倒卵形で直立し、上半部は内曲する。紫、淡紫、紅紫、黄白、黄、橙、桃、赤色などがある。根茎は薬用とする。

ドイツ‐かくめい【ドイツ革命】🔗🔉

ドイツ‐かくめい【ドイツ革命】 =じゅういちがつかくめい(十一月革命)

ドイツ‐ご【ドイツ語】🔗🔉

ドイツ‐ご【ドイツ語】 インド‐ヨーロッパ語族ゲルマン語派西ゲルマン語群に属する言語。ドイツ、オーストリアのほか、スイス、ルクセンブルク、ベルギーなどの一部で話される。南部の高地ドイツ語と北部の低地ドイツ語とに二分され、現在の標準ドイツ語は前者から出ている。かなり複雑な語形変化をもつこと、複合語が豊富なことなどが特徴。学術用語など、日本語にはいった語も多い。

ドイツ‐ごい【ドイツ鯉】(‥ごひ)🔗🔉

ドイツ‐ごい【ドイツ鯉】(‥ごひ) コイの飼育品種。ドイツ、オーストリアなどで改良された。日本には明治三七年に初めて輸入された。体の鱗(うろこ)が著しく変化しているのが特徴で、各ひれの基部にだけわずかに鱗の残っているものをカワゴイ、側線上に大形の鱗のあるものをカガミゴイという。成長がよく、耐寒性があるといわれるが、日本では鱗の異様な形がきらわれ、あまり普及していない。

ドイツ‐しゃかいみんしゅとう【ドイツ社会民主党】(‥シャクヮイミンシュタウ)🔗🔉

ドイツ‐しゃかいみんしゅとう【ドイツ社会民主党】(‥シャクヮイミンシュタウ) ドイツの政党。一八九〇年、ドイツ社会主義労働党が改称して成立。翌年エルフルト綱領を決定。第一次世界大戦後の十一月革命に成功してワイマール共和国を樹立、政治の主導権を握った。ナチス政権のもとでは弾圧されたが、第二次世界大戦後に復活、東ドイツでは共産党と合同して統一社会党となり、西ドイツでは、民主社会主義を指導原理とする国民政党に脱皮、一九六九年にはブラント政権を実現した。

ドイツ‐すずらん【ドイツ鈴蘭】🔗🔉

ドイツ‐すずらん【ドイツ鈴蘭】 スズランの一型。時に変種として扱われる。ヨーロッパ原産で、現在日本で栽培されているものの大部分を占めている。日本産のものより葉、花ともに大形で、香気も強く、丈夫。

ドイツ‐たいそう【ドイツ体操】(‥タイサウ)🔗🔉

ドイツ‐たいそう【ドイツ体操】(‥タイサウ) ドイツで発達した器械体操・手具体操・徒手体操の総称。自然性を尊重、全身的総合的修練を重視することを特徴とし、鉄棒・平行棒・鞍馬・つり輪などの器械器具を多角的に利用、また徒手体操ではリズムを重視する。

ドイツ‐とうひ【ドイツ唐檜】(‥タウヒ)🔗🔉

ドイツ‐とうひ【ドイツ唐檜】(‥タウヒ) マツ科の常緑高木。ヨーロッパの山地に生え、並木、防風樹、造園樹として広く植えられている。高さ三〇〜五〇メートル、七〇メートルに達することがある。樹冠は円錐形、葉は線形、長さ一〜二・五センチメートル、暗緑色で光沢がある。球果は円筒形ないし長楕円体で大きい。クリスマスツリーに多く用いられる。ヨーロッパとうひ。

ドイツ‐のうみんせんそう【ドイツ農民戦争】(‥ノウミンセンサウ)🔗🔉

ドイツ‐のうみんせんそう【ドイツ農民戦争】(‥ノウミンセンサウ) 西南ドイツを中心に起こった農民の大一揆。ルターの宗教改革運動に刺激され、一五二四年チューリンゲンその他で相ついで蜂起。貧農層が力を握ったが、翌年夏までに鎮圧された。

ドイツ‐みんしゅきょうわこく【ドイツ民主共和国】🔗🔉

ドイツ‐みんしゅきょうわこく【ドイツ民主共和国】 (Deutsche Demokratische Republik)中部ヨーロッパのドイツ東部を占めた共和国。一九四九年、ドイツの降伏後ソ連が占領した地域に成立。社会主義を国家体制とする。首都東ベルリン。九〇年西ドイツと統一、ドイツ連邦共和国。東ドイツ。東独。

とい‐つ・める【問い詰める】(とひ‥)🔗🔉

とい‐つ・める【問い詰める】(とひ‥) 〔他マ下一〕とひつ・む〔他マ下二〕真実を言うまで、どこまでも厳しく問いただす。詰問(きつもん)する。*徒然草‐二四三「問つめられて、え答へずなり侍りつ」

ドイツ‐もじ【ドイツ文字】🔗🔉

ドイツ‐もじ【ドイツ文字】 ローマ字が一二世紀頃から変形されてできた字体。西ヨーロッパで広く用いられたが、ルネサンス以後はドイツにだけ残り、ドイツでも第二次世界大戦後はふつうのローマ字にほぼきりかえられた。亀甲(かめのこ)文字。

ドイツ‐れんぽう【ドイツ連邦】(‥レンパウ)🔗🔉

ドイツ‐れんぽう【ドイツ連邦】(‥レンパウ) ウィーン会議の結果一八一五年に成立した全ドイツ的な連邦組織。三五君主国、四自由市からなる。連邦議会所在地はフランクフルト、議長はオーストリア。プロイセン‐オーストリア戦争の結果、一八六六年解体。

ドイツ‐れんぽうきょうわこく【ドイツ連邦共和国】(‥レンパウキョウワコク)🔗🔉

ドイツ‐れんぽうきょうわこく【ドイツ連邦共和国】(‥レンパウキョウワコク) (Bundesrepublik Deutschland)中部ヨーロッパのドイツ西部・南部を占めた共和国。一九四九年、ドイツの降伏後英・米・仏の占領した地域に成立。首都ボン。西ドイツ。西独。九〇年東西ドイツ統合後の正称。首都ベルリン。

どい‐としかつ【土井利勝】(どゐ‥)🔗🔉

どい‐としかつ【土井利勝】(どゐ‥) 江戸初期の幕府の重臣。古河藩主。三河国(愛知県)の人。幼名松千代。通称甚三郎。水野元信の子。二代将軍秀忠、三代将軍家光に仕え老中、大老などを歴任。(一五七三〜一六四四)

とい‐とむらい【問弔】(とひとむらひ)🔗🔉

とい‐とむらい【問弔】(とひとむらひ) (「といとぶらい」とも)死者の冥福を祈ること。追善供養。

とい‐なみ【とい波】(とゐ‥)🔗🔉

とい‐なみ【とい波】(とゐ‥) (「とい」は上二段動詞「とう」の連用形から)高くうねり立つ波。高く盛りあがる波。*万葉‐二二〇「沖見れば跡位浪(とヰなみ)立ち」

どい‐はり【土居梁】(ドゐ‥)🔗🔉

どい‐はり【土居梁】(ドゐ‥) =どいげた(土居桁)

どい‐ばんすい【土井晩翠】(どゐ‥)🔗🔉

どい‐ばんすい【土井晩翠】(どゐ‥) ⇒つちいばんすい(土井晩翠)

どい‐ぶき【土居葺】(ドゐ‥)🔗🔉

どい‐ぶき【土居葺】(ドゐ‥) 瓦屋根の葺土を受けるために(こけら)のような薄い板でふいたもの。土居。

とい‐ふ・る【問い触る】(とひ‥)🔗🔉

とい‐ふ・る【問い触る】(とひ‥) 〔自ラ下二〕たずね及ぶ。質問してくる。*蜻蛉‐中「いかにぞとだにとひふれざなり」

とい‐まる【問丸】(とひ‥)🔗🔉

とい‐まる【問丸】(とひ‥) (「問」は当て字で、倉庫の意の「てい(邸)」の変化というが未詳。「丸」は商家の屋号・船名につける語) 1 中世、港や都市に居住して、年貢米など物資の保管、運送や配船、中継取引および船商人への宿所提供などを業とした人。またその業務。問屋。津屋(つや)。 2 =といや(問屋)3

ドイム🔗🔉

ドイム (duim)オランダの旧制の長さの単位。一センチメートルに等しい。

トイ‐メン【対面】🔗🔉

トイ‐メン【対面】 (中国語から) 1 マージャンで卓を隔てた向かい側の席。また、その席の人。 2 (1から)真向かいの席、場所。また、その席の人。

とい‐や【問屋】(とひ‥)🔗🔉

とい‐や【問屋】(とひ‥) (「とい」は「といまる(問丸)」の「とい」と同じ) 1 =といまる(問丸)1 2 =といやば(問屋場) 3 品物を買い集めて、卸(おろし)売りする商家。とんや。「そうは問屋がおろさない」 4 自分の名で他人のために物品の販売または買入をすることを業とするもの。取次商の一種。とんや。 5 江戸時代、大坂堂島の米市場での浜方の一つ。正米及び帳合米を売買するもの。帳合方や積方に対していう。 6 =といややく(問屋役)

といや‐まち【問屋町】(とひや‥)🔗🔉

といや‐まち【問屋町】(とひや‥) 問屋が多く並んでいる町。

といや‐やく【問屋役】(とひや‥)🔗🔉

といや‐やく【問屋役】(とひや‥) 江戸時代、宿駅に置かれた問屋場の責任者。宿駅および助郷の人馬を指揮し、公私の旅客と荷物の継ぎ送りや休泊に関する事務を管掌した。問屋。

とい‐よ・る【問い寄る】(とひ‥)🔗🔉

とい‐よ・る【問い寄る】(とひ‥) 〔自ラ四〕 1 ある人の所へたずねていく。訪問する。おとずれる。*浮・日本永代蔵‐一「茶屋にとひ寄(ヨリ)」 2 近寄って質問する。質問しながら近づいていく。

ドイリー🔗🔉

ドイリー (英doily)卓上用の小型のしきもの。レース、リンネル、紙などでつくられ、フィンガーボールや花びんなどの下じきにする。

ドイル🔗🔉

ドイル (Sir Arthur Conan Doyle サー=アーサー=コナン―)イギリスの小説家。開業医のかたわら、私立探偵シャーロック=ホームズの活躍する一連の探偵小説を発表し、本格的推理小説というジャンルを確立したといわれる。代表作「シャーロックホームズの冒険」。(一八五九〜一九三〇)

トイレ🔗🔉

トイレ 「トイレット」の略。

どう🔗🔉

どう 〔副〕(「どこ(何処)」「どち(何方)」などにみられる、「ど」の変化か。なお、「ロドリゲス大文典」の表記などから、もとは「だう」であったとし、これが「かう→こう」「さう→そう」の類にならって「どう」になったともいわれる 1 よくわからないことを不定・未定の状態として指示する。どのように。どんなふうに。→どうか・どうして・どういう・どうにか。「未来はどうなるかわからない」*波形本狂言・合柿「うそを吹とはどふする事でござる」 2 現実のある事柄を、理解できず、肯定しがたいものとして、拒否・非難の気持をこめてさし示す。なんと。→どうした。*滑・浮世風呂‐二「コレサ、おまへがたはどうしたもんだへ」 3 あり得る事態のいっさいを、その極端な場合をも含めて、観念的にさし示す。→どうあっても・どうしても。*狂言記・八句連歌「どうおっしゃれても、今日はなりませぬ」 4 呼びかけて相手の気分、意向を軽く問い確かめ、物を勧めたりするときに用いる。いかが。いかがですか。「もう一杯どう」 ●どうあっても どういう状態でも。何とあっても。強い命令や意志の表現に用いる。*虎寛本狂言・地蔵舞「いやいや、どふ有ても成らぬ事でおりゃる」 ●どう致しまして 相手のことばに対して、それをていねいに打ち消しながら返す挨拶(あいさつ)のことば。

どう【同・仝】🔗🔉

どう【同・仝】 1 おなじであること。ひとしいこと。 2 前に出てきた字句を繰り返して書く代わりに用いる語。「三月一日出発、同七日到着」 3 前に出てきた事柄を受けて、連体詞的に「その…」の意で用いる。「同問題」

どう【胴】🔗🔉

どう【胴】 1 頭・頸・尾・四肢を除いた体部の総称。動物体の中心となる部分で、内臓諸器官が納められている。哺乳類・両生類・爬虫類・鳥類・節足動物では胸・腹・背に区別されるが、魚類や多くの無脊椎動物のようにその区別が不十分なものもある。 2 鎧(よろい)の胸と腹部をおおう部分。前後の立挙(たてあげ)と衡胴(かぶきどう)からなる。 3 剣道の防具で、胸と腹部をおおう部分。また、その部分に打ち込んだときのきまり手の技。あるいは、そこへ打ち込むときの掛け声。 4 物の腹部にあたり、中が空になっている部分。 =どう(筒)4牛車(ぎっしゃ)の車箱。和船の船体中央部。腰当、筒関の位置に相当する。「胴の間」やかん、鉄びん、火鉢などの本体。 5 額仕立の和服で、額の部分をのぞいた表地の部分。 6 きもたま。こころ。性根。度胸。→胴が据わる・胴を据える。 7 ⇒どう(筒) ●胴が据(す)わる 性根がすわる。度胸が定まる。肝(きも)がすわる。 ●胴の間(ま) ⇒親見出し ●胴を据(す)える 度胸を定める。覚悟をきめる。

どう【動】🔗🔉

どう【動】 動くこと。変わること。乱れること。「動と静」 ●動無(な)し 動ずる様子がない。心を動かしたり何かしようとするけはいがない。*源氏‐帚木「心も騒ぎて、したひ来たれど、どうもなくて、奥なる御座にいり給ぬ」

どう【堂】(ダウ)🔗🔉

どう【堂】(ダウ) 1 土台の上に高く作った建物。客に接したり、礼楽を行ったりするものについていう。表御殿。正殿。 2 神仏をまつる建物。 3 朝廷で、長官の執務する所。 4 公会堂・議事堂など、多人数が集会する建物。「一堂に会す」 〔接尾〕屋号・雅号、または建造物の名前などに添えて用いる。「静嘉堂」「大雅堂」「哲学堂」など。 ●堂に入(い)る (「どう(堂)に昇り室に入る」から)学問・技芸、その他修練を必要とする事柄について、よく身についてその深奥に達している。転じて、すっかりなれて身につく。堂奥(どうおう)に入る。「堂に入った司会ぶり」 ●堂に昇(のぼ)り室(しつ)に入(い)る (「論語‐先進」による語。「堂」は中国の建物で表の客間、「室」はその奥座敷)学問・技芸などが、しだいに進歩してその深奥に達するたとえ。

どう【筒】🔗🔉

どう【筒】 1 双六や博打(ばくち)で賽を入れて振り出すつつ。また、それを振る役。*浄・丹波与作待夜の小室節‐中「瀬田の九三がどうの時、百切張って見たれば」 2 (「胴」とも)「どうおや(筒親)」「どうとり(筒取)」「どうもと(筒元)」の略。「胴を取る」 3 牛車の部分の名。車輪の中心で、輻(や)が集中している太く丸い部分。その中を車軸が貫いている。轂(こしき)。 4 (「胴」とも)太鼓・鼓(つづみ)などの打楽器で、中央のくりぬいて空洞になった部分。

どう【道】(ダウ)🔗🔉

どう【道】(ダウ) 1 道路。みち。 2 人の従い守るべき正しいおしえ。道徳などのおしえ。みち。道理。 3 学問・技芸などの、専門分野。分野それぞれのやりかた。 4 仏語。 八正道のこと。仏の教え。仏道、すなわち、さとり。仏になるための修行。 5 道教。 6 行政上の区画。 中国で、唐時代、全国を十道に分けた、現在の「省」に当たる区画。清時代には、省の下位の区画。わが国の律令制で、畿内のほかの諸国を大別した行政区画。すなわち、東海・東山・北陸・山陰・山陽・南海・西海の七道。朝鮮で行われている最上位の地方区画。 7 都・府・県と同等の普通地方公共団体。現在は、北海道だけ。また、北海道の略。「道南(北)」

どう【銅】🔗🔉

どう【銅】 銅族元素の一つ。元素記号 Cu 原子番号二九。原子量六三・五四六。赤色の金属光沢をもつ金属。等軸晶系。天然には黄銅鉱・斑銅鉱・輝銅鉱・赤銅鉱・藍銅鉱・孔雀石などとして産出。最も古くから用いられた金属で、展性・延性・加工性にすぐれ、強さがある。二酸化炭素・二酸化硫黄または塩分を含む湿気中では表面に明緑色の緑青(ろくしょう)を生じる。酸に侵されやすい。熱および電気の良導体で伝導率は銀についで大きい。電気導体・合金材などとして広く用いられる。 〔接尾〕銅銭を数えるのに用いる。文(もん)。

どう【幢】(ダウ)🔗🔉

どう【幢】(ダウ) 1 竿の先端に、種々に彩色した布でつくった旗をつけたもの。軍陣などの指揮や、儀式に用いた。はたほこ。幢の旗。 2 (1から)魔軍を破摧する法(のり)の王である仏を象徴して1を仏菩薩の荘厳具としたもの。竜や宝珠を上端につけて竿につるし、堂内の柱にかける。→法幢。 3 とばり。たれぎぬ。

どう🔗🔉

どう 〔感動〕牛・馬をひくときのかけ声。進めたり停止させたりする時の掛け声で、一般には「どうどう」と二度繰り返すことが多く、また、特に「しい」と対応して停止させる時に用いる。

どう🔗🔉

どう 〔接頭〕接頭語「ど」に同じ。「どう因果」「どう乞食」など。

とう‐あ【東亜】🔗🔉

とう‐あ【東亜】 アジア州の東部。中国・日本・朝鮮などの総称。極東。

どう‐あい【胴間】(‥あひ)🔗🔉

どう‐あい【胴間】(‥あひ) 胴の長さ。胴のたけ。

どう‐あく【獰悪】(ダウ‥)🔗🔉

どう‐あく【獰悪】(ダウ‥) (形動)凶悪で荒々しいこと。

どう‐あげ【胴上・胴揚】🔗🔉

どう‐あげ【胴上・胴揚】 1 多くの人が群がって、ひとりの人のからだを横にして、腕にささえて、何度も空中に投げあげること。ふつう、祝福・親愛の情などを表す場合に行われるが、制裁のため、あるいはふざけて行うこともある。 2 江戸時代、一二月一三日の煤払いのあと、祝儀と称して面白半分に、女中などを1と同様にしたことをさす。煤の胴上げ。

とう‐あつ【等圧】🔗🔉

とう‐あつ【等圧】 気圧が等しいこと。

どう‐あつ【動圧】🔗🔉

どう‐あつ【動圧】 流れている流体の示す総圧力のうち、流れの方向に垂直においた障害物のうける圧力。流体の単位体積あたりの運動エネルギーに相当する値をもち、密度をρ、速度をνとすると、その大きさは1/2ρν2となる。

とうあつ‐せん【等圧線】🔗🔉

とうあつ‐せん【等圧線】 天気図上で、気圧の等しい地点を連ねた線。

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