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は【は・ハ】🔗⭐🔉
は【は・ハ】
五十音図の第六行第一段(ハ行ア段)に置かれ、五十音順で第二十六位のかな。いろは順では第三位で、「ろ」のあと「に」の前に位置する。現代標準語の発音では、咽頭の無声摩擦音h(ほぼ母音aの構えで声帯の振動を除いた際に呼気が軟口蓋にあたって生ずる摩擦音)と母音aとの結合した音節haにあたり、これを清音の「は」という。これに対して、「は」に濁点をつけた「ば」は、両唇の閉鎖による有声破裂音bの結合した音節baにあてられ、これを「は」の濁音という。また、「は」に半濁点をつけた「ぱ」は、両唇の閉鎖による無声破裂音pの結合した音節paにあてられ、これを「は」の半濁音という。歴史的かなづかいでは、語中語末の「は」をwaと読む場合が多い。現代かなづかいでは、「は」を助詞のwaに用いる。「は」の字形は、「波」の草体から出たもの、「ハ」の字形は、「八」(または「半」の初二画)を用いたものである。ローマ字では、清音にha、濁音にba、半濁音にpa、また、助詞の「は」にはwaをあてる。
は【刃】🔗⭐🔉
は【刃】
(「は(歯)」と同源)物を切る道具の、切るための薄く鋭くなっている部分。「刃がこぼれる」
●刃を拾(ひろ)う
内曇(うちぐもり)という砥石(といし)を薄くして和紙に張りつけたものを親指の腹にあてて、刃文に従って刃を擦り白くする。
は【羽】🔗⭐🔉
は【羽】
1 鳥類の全身を覆う毛。羽毛。
2 鳥類の飛行用の羽(はね)。つばさ。
3 昆虫の飛行用の翅(はね)。
4 矢につける鳥のはね。方向を固定するためのもの。矢羽。
5 弓に弦を張った際の弓の握りと弦の捜(さぐり)との間の距離。その広いのを「ふとい」または「たかい」、狭いのを「ほそい」または「ひくい」という。
6 茶釜で、釜の胴まわりにひさしのようにうすく張り出した部分。古い蘆屋釜、天明釜などに多い。
7 「はぶり(羽振)」の略。
8 ⇒わ(羽)
●羽=が利(き)く[=を利(き)かす]
羽振りがよい。勢力がある。一説に「歯が利く」とし、歯が立つの意とする。*浄・
狩剣本地‐一「恨みいうてもはがきかぬ」
●羽の林(はやし)
=はね(羽根)の林

は【葉】🔗⭐🔉
は【葉】
植物の茎に側生する扁平な構造で、光合成・水分の蒸散・呼吸作用を営む主要な器官。表皮系・基本組織系・維管束系よりなり、葉身、葉柄、托葉などに分化する。葉身の形により単葉・複葉、あるいは普通葉・鱗片葉・苞葉などの区別がある。葉が本来の形・作用を変え、保護・貯蔵・生殖作用などを営む変態葉を呈することもある。
●葉をかいて根を断つ
枝葉を除こうとして大切な根本を滅ぼしてしまう。
は【歯】🔗⭐🔉
は【歯】
1 鳥類を除くほとんどの脊椎動物の口腔内に生ずる、骨のように堅い器官。消化器の一部として、食物の保持、破砕などに重要な役割をもつ。また、動物では武器としても使われ、ヒトでは言語の発声にも関与する。動物の種類により歯質、発達の程度、形態、発生部位などが異なり、その動物の種類や年齢の判定に役立つ。ヒトの場合、象牙質を基礎に、歯冠部はエナメル質、歯根部はセメント質に覆われた石灰化組織で、上下の顎骨に生ずる。象牙質の内部は中空で、歯髄で満たされている。歯牙。
2 器具、機械などの縁に細かく並んだ刻み目。鋸(のこぎり)や歯車などのぎざぎざになっている部分、櫛の髪を梳(す)く部分など。
3 車輪の縁。
4 下駄・足駄の下につけた板の称。
●歯が浮(う)く
1 歯の根がゆるむ。また、すっぱいものを食べたり、不快な音を聞いたりして、歯の根もとがゆるむように感ずる。
2 軽はずみで気障(きざ)な言行を、見たり聞いたりして、不快な気持になる。「歯が浮くお世辞」
●歯が立(た)つ
自分の力が及ぶ。相手に対抗して張りあうことができる。手にあう。多く打消を伴って用いる。「難問で歯が立たない」
●歯に合(あ)う
かむことができる。食べることができる。口にあう。転じて、その人に適する。
●歯に衣(きぬ)着せぬ
つつみ隠すことなく、思ったままを率直に言う。はっきりと、飾らないで言う。
●歯の抜けたよう
まばらでふぞろいなさま。また、あるはずのものが欠けて、さびしい様子。
●歯の根が合わぬ
寒さや恐怖のために、ふるえおののくさまにいう。
●歯の根も食い合う
きわめて親密な間柄などにいう。
●歯亡(ほろ)び舌(した)存(そん)す
(「説苑‐敬慎」の故事から)剛強なものはかえって早く滅び柔軟なものが後まで生き残るというたとえ。
●歯を噛(か)む
1 激怒する。
2 くやしさや怒りをこらえる。
●歯を食(く)いしばる
くやしさや怒り、または苦痛などを必死にこらえる。
●歯を切(せっ)す
歯をくいしばる。切歯(せっし)する。
●歯を出(だ)す
歯をむきだして怒る。感情をむきだしにしてしかりつける。
は【端】🔗⭐🔉
は【端】
1 はし。はた。へりの部分。ふち。「口の端」*万葉‐三六二三「出の波(ハ)に月傾けば」
2 はんぱであること。はした。*申楽談儀「児(ちご)なんどをばはにいだすべからず」
3 三味線楽器の用語。棹や胴の表面から弦までの距離をいう。
〔語素〕
1 数の程度を表す。「年端」など。
2 場所を表す。「行き端」「逃げ端」など。


は【翳】🔗⭐🔉
は【翳】
=さしば(翳)〔十巻本和名抄‐六〕
は【ハ】🔗⭐🔉
は【ハ】
西洋音階の日本音名の第一音。ハ調の主音。ドイツ・イギリス音名のCに当たる。
は【派】🔗⭐🔉
は【派】
流儀や主義、思想、態度などを同じくすることによってできた集団・仲間。流派。また、接尾語的に、それらの仲間を表す語の下に付いて、それが一つのまとまった組織・系統や傾向を持つことを示すのにも用いる。「長老派」
は【破】🔗⭐🔉
は【破】
1 雅楽で、曲の構成単位およびその様式(曲風)の名称。拍子にはまり、ゆるやかな速度(延拍子)で演奏される。
2 能の一日の番組編成や一曲の脚本構成などを三部に分けた中間の部分。序をうけて展開部となる。
3 連歌・連句で、一巻の構成の三区分のうち中間の波瀾曲折を尽くして盛りあがる部分。
●破の舞(まい)
1 能楽の舞事の一種。序の舞・中の舞など他の舞事のあとに、謡一段を経て、同じシテによって舞われる。テンポの軽いごく短い舞。前の舞の余韻をなす舞。また、その囃子事の名称。
2 歌舞伎囃子の一つ。大鼓・小鼓・能管で演奏する囃子。
は【覇】🔗⭐🔉
は【覇】
1 武力または術数をもって治国の政策とすること。覇道。
2 諸侯のはたがしら。諸大名の首領。
3 その範囲内の首領や中心勢力となるもの。「覇を唱える」
4 競技で優勝すること。「覇を競う」
は🔗⭐🔉
は
〔感動〕
1 勢いよく笑う声。はあ。*平家‐三「一同にはとわらひあへり」
2 応答のことば。はい。現代語で、極度に緊張しているときに用いる。「は、只今参ります」
3 相手の言うことを聞き返すことば。ややかしこまって用いる。「は、何ですか?」
4 驚いたり、喜んだり、当惑したときに発する声。*虎明本狂言・薬水「は、是はいかな事」
は🔗⭐🔉
は
〔係助〕(現在では「わ」と発音する)
文中の連用語を受け、述語との結びつきを強める。
1 体言・体言に準ずる語句およびこれらに助詞の付いたもの、副詞などを受ける。
叙述の題目を提示する。*万葉‐四四二五「防人に行く波(ハ)誰が背と問ふ人を」
連用語を対比的に提示する。*古事記‐上・歌謡「青山に
(ぬえ)波(ハ)鳴きぬさ野つ鳥雉(きざし)波(ハ)響む」
対比すべき事柄を言外におくことにより強める。*万葉‐八二一「飲みての後波(ハ)散りぬともよし」
地名に関して、それを含むさらに広い地域を先に提示する特殊な用法。「東京は神田の生まれ」
2 複合動詞の中間に入り、あるいは活用語の連用形・副詞などを受けて強調し、打消または逆接の表現に続く。*万葉‐一八〇七「髪だにも掻き者(ハ)梳(けづ)らず」
3 「ずは」の形で用いられた上代の特別用法。→ずは1。
4 形容詞および打消の助動詞「ず」の連用形を受け、仮定条件を表す。→「ずは」の補注(2)。*万葉‐四〇三九「布勢の浦を見ず波(ハ)上(のぼ)らじ年は経ぬとも」
(まれに)連体修飾の文節を受け、対比的に被修飾語との関係を強める。*方丈記「一条よりは南、九条より北」
〔終助〕文末にあって感動を表す。上代には単独のものはほとんどなく、「はや」「はも」の形をとる。*古事記‐中・歌謡「火中に立ちて問ひし君波(ハ)も」









はあ🔗⭐🔉
はあ
〔感動〕
1 勢いよく笑う声。はは。*古今著聞集‐一七・六〇五「はあと笑ひて」
2 かしこまって応答するときのことば。また、相手の話に相槌をうって応ずることば。はい。*虎明本狂言・文荷「『やがてこひ』『はあ』」
3 相手の言うことを聞き返すことば。「はあ?」
4 驚いたり、喜んだり、当惑したりするときに発する声。*虎明本狂言・文荷「はあ、ひきさひた」
5 間をもたせるために自分の話の中にはさむことば。*狂言記・仏師「これははあ。ころわいは好いが」
ハーキュリーズ🔗⭐🔉
ハーキュリーズ
(英Hercules)〈ハーキュリース〉ギリシア神話の英雄ヘラクレスの英語名。
は‐あく【把握】🔗⭐🔉
は‐あく【把握】
1 手でにぎりとること。つかむこと。とらえること。また、その分量。
2 完全に理解すること。「要旨を把握する」
ハーグ🔗⭐🔉
ハーグ
(Den Haag)オランダ南西部、南ホーラント州の州都。王宮・国会・政府・最高裁判所が所在する、同国の事実上の首都。国際司法裁判所・国際仲裁裁判所がある。英国名ヘーグ。
ハーグ‐みっしじけん【ハーグ密使事件】🔗⭐🔉
ハーグ‐みっしじけん【ハーグ密使事件】
一九〇七年、韓国が日本の侵略行為から自国の独立を守るため第二回ハーグ平和会議に密使を派遣、侵略の真相を訴えようとして会議参加を拒否された事件。
ハーケン🔗⭐🔉
ハーケン
(ドイツMauerhakenの略)登山で、岩登りをする際、岩の裂け目などにハンマーで打ち込んで、確保、手がかり、足場として用いる金属製のくさび。
ハーケンクロイツ🔗⭐🔉
ハーケンクロイツ
(ドイツHakenkreuz)ナチス‐ドイツの党章。」であらわす。ヒトラーによってナチス‐ドイツの国旗に採用された。鉤十字。
ハーゲンベック🔗⭐🔉
ハーゲンベック
(Karl Hagenbeck カール―)ドイツの動物調教師。動物園園長として動物の飼育と収容方法を改善、自然の生活状態に近づけるように努めた。著「動物と人間について」。(一八四四〜一九一三)
ハーシェル🔗⭐🔉
ハーシェル
(Sir Frederick William Herschel サー=フレデリック=ウィリアム―)ドイツ生まれのイギリスの天文学者。大反射望遠鏡を製作、天王星を発見し、統計恒星天文学の開祖となる。星雲・二重星を多数発見した。(一七三八〜一八二二)
(Sir John Frederick William Herschel サー=ジョン=フレデリック=ウィリアム―)イギリスの天文学者。
の子。星雲や二重星を観測、二重星四、〇〇〇個、星雲・星団五〇〇個を発見した。(一七九二〜一八七一)



ハース🔗⭐🔉
ハース
(Walter Norman Haworth ウォルター=ノーマン―)イギリスの有機化学者。糖類の研究を行い、カラー(Paul Karrer)と協力してビタミンCの合成に成功。(一八八三〜一九五〇)
ハースト🔗⭐🔉
ハースト
(William Randolph Hearst ウィリアム=ランドルフ―)アメリカの新聞経営者。「ニューヨーク‐ジャーナル」を初めとし、情報産業の各分野に進出し、ニュース本位で大衆向きの娯楽紙を開発。新聞王と呼ばれた。(一八六三〜一九五一)
はあ‐ちゃん🔗⭐🔉
はあ‐ちゃん
1 (愚か者をいう、力士仲間の隠語が一般に俗語として用いられるようになったものか)どこか少しぬけているように感じられる者。
2 (「はあ」を「ドレミハ」の「ハ」に連想して、「みいちゃん」と並べていったとか、「みよちゃん」「はなちゃん」で女性の代表名としたとかいわれる)おんなこども、一般大衆の意で軽蔑していう。「みいちゃんはあちゃん」
ハーディ🔗⭐🔉
ハーディ
(Thomas Hardy トーマス―)イギリスの小説家、詩人。人間の意志と宇宙を支配する運命との相克をテーマとした悲劇的小説を書いた。社会の因襲に対する現実暴露的手法が激しい非難を浴び、のちには詩作をもっぱらとした。代表作「テス」。(一八四〇〜一九二八)
ハート🔗⭐🔉
ハート
(英heart)
1 心。感情。また、愛情。おもいやり。「ハートをつかむ」
2 トランプの紋票の一つ。心臓を象徴する赤い「
」のしるし。また、それのついた札。

ハード🔗⭐🔉
ハード
(英hard)
〔語素〕
1 堅いこと、堅牢であることを表す語。「ハード‐カバー」など。
2 きびしいこと、激しいことなどの意を添える語。「ハード‐トレーニング」「ハード‐スケジュール」など。
〔形動〕仕事や運動などがきびしいさま。


ハード‐ウェア🔗⭐🔉
ハード‐ウェア
(英hardware)
1 金物。
2 電子機器の物理的装置。⇔ソフトウェア
ハート‐がた【ハート形・ハート型】🔗⭐🔉
ハート‐がた【ハート形・ハート型】
「ハート2」の形。
ハード‐トップ🔗⭐🔉
ハード‐トップ
(英hardtop)鋼板屋根でセンターピラーがなく、窓が広い車体型式の乗用車。
ハード‐トレーニング🔗⭐🔉
ハード‐トレーニング
(英hard training)きびしい練習。猛訓練。
ハード‐ボイルド🔗⭐🔉
ハード‐ボイルド
(アメリカhard−boiled元来は「(卵の)固ゆで」の意)小説で、感傷を排し、ことさらに文体、主人公の性格、行動などの冷酷を装った内容をもつ作風。一九三〇年代のアメリカ文学に始まった傾向。特に推理小説で、謎の論理的な解決の過程を描くことを主眼とする本格派に対して、探偵の行動を描くことを主眼とする傾向をいう。
ハード‐ボード🔗⭐🔉
ハード‐ボード
(英hardboard)パルプを接着剤を加えて高温で圧縮し成形した板。硬質繊維板。
ハードリング🔗⭐🔉
ハードリング
(英hurdling)陸上競技で、ハードルをとびこすこと。
ハードル🔗⭐🔉
ハードル
(英hurdle)
1 陸上競技の障害競走のコースに置く障害器具。台のついた木製などの枠。高さが調節できる。
2 「ハードルきょうそう(―競走)」の略。
ハードル‐きょうそう【ハードル競走】(‥キャウソウ)🔗⭐🔉
ハードル‐きょうそう【ハードル競走】(‥キャウソウ)
陸上競技で、トラック上に配置されたハードルをとび越えて速さを競う競技種目。種目は男子では一一〇メートル高障害、二〇〇メートル低障害、四〇〇メートル中障害、女子では、一〇〇メートル障害、二〇〇メートル障害がある。ハードル。
はあ‐はあ🔗⭐🔉
はあ‐はあ
〔副〕(激しい息づかいの音から)
1 胸をおどらせて、心配するさま。はらはら。*雑俳・耳勝手「傍からハアハア思ふ水ばな」
2 急激な運動などで息を切らすさま。
3 強く息をふきかける音。また、その様子。
〔感動〕応答のことば「はあ」を重ねた語。「はあはあ、わかりました」


ハーバー🔗⭐🔉
ハーバー
(Fritz Haber フリッツ―)ドイツの化学者。ガス反応の熱力学を研究、ボッシュとともにアンモニア合成法を考案。著「工業ガス反応における熱力学」など。(一八六八〜一九三四)
ハーバー🔗⭐🔉
ハーバー
(英harbo(u)r)港のこと。船着き場。
ハーバード🔗⭐🔉
ハーバード
(John Harvard ジョン―)イギリス生まれのアメリカの宣教師。遺言で財産の一部と蔵書全部によりハーバード大学の基礎をつくった。(一六〇七〜三八)
ハーバード‐だいがく【ハーバード大学】🔗⭐🔉
ハーバード‐だいがく【ハーバード大学】
(Harvard College)アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市にある私立の総合大学。一六三六年創立のアメリカ最古の大学。
ハーフ🔗⭐🔉
ハーフ
(英half)
1 半分。二分の一。他の外来語とともに語素的に用いる。「ハーフコート」「ベターハーフ」など。
2 (英half-bloodの略)混血児。あいの子。
3 スポーツ用語。
ラグビーやサッカーなどの試合で、競技時間を前半・後半に分けて行うときの、前半・後半のそれぞれのこと。
ハーフバックのこと。
ゴルフで、一ラウンドのうちアウトあるいはインをいう。



ハープ🔗⭐🔉
ハープ
(英harp)〈ハルプ〉撥弦楽器の一種。古代エジプト、インド、ビルマ、ギリシアなどの竪琴(たてごと)から発達し、一八、九世紀に近代ハープとして完成。四七本の腸(またはナイロン)弦、絹弦、金属弦、共鳴板と共鳴胴、金属製の支柱、台座、糸倉、七つのペダルからなり、椅子にかけて指奏する。
ハーフ‐コート🔗⭐🔉
ハーフ‐コート
(洋語half coat)身丈(みたけ)が腰位の外套(がいとう)。半コート。半上衣。
ハーフサイズ‐カメラ🔗⭐🔉
ハーフサイズ‐カメラ
(英half-size camera)三五ミリ判のフィルムを使用し、三五ミリ判の二分の一の大きさ、すなわち、二四ミリメートル×一八ミリメートルの画面に撮影するカメラ。
ハープシコード🔗⭐🔉
ハープシコード
(英harpsichord)鍵盤楽器の一つ。ピアノの前身で、一六〜一八世紀にバロック音楽の主要な独奏・合奏楽器。鍵盤をたたくと爪が弦をはじいて発音する。チェンバロ。クラブサン。
ハーフ‐スイング🔗⭐🔉
ハーフ‐スイング
(英half swing)野球で、打者がバットを振りかけて、途中で思いとどまる行為をいう。
ハーフ‐タイム🔗⭐🔉
ハーフ‐タイム
(英half time「(定められた)時間の半分」の意)サッカー、ラグビー、バスケットボール、ホッケーなどで、試合の競技時間を二等分した中間の休憩時間。
ハーフ‐ティンバー🔗⭐🔉
ハーフ‐ティンバー
(英half-tinberedから)木造建築の一様式。柱、梁、斜材などはそのまま外にむきだしにし、その間に石、煉瓦、土を充填して壁とした。一五世紀から一七世紀にかけてイギリスで盛行。
ハーフ‐トーン🔗⭐🔉
ハーフ‐トーン
(英halftone)
1 画面の明部と暗部の中間の部分の調子。
2 印刷で、線画などに対して、濃淡のある網版をいう。
3 音楽で、半音をいう。
ハーフ‐バック🔗⭐🔉
ハーフ‐バック
(英halfback)ラグビー、サッカー、ホッケーなどで、前衛の後方の位置。また、その位置につくプレーヤーをいう。中衛。中堅。ハーフ。
ハーフ‐メード🔗⭐🔉
ハーフ‐メード
(洋語half made)半分既製で、注文に応じ寸法を合わせて仕上げをする洋服。また、そのような作り方。
ハーベー🔗⭐🔉
ハーベー
(William Harvey ウィリアム―)〈ハービー〉イギリスの生理学者。中世以来支配的であったガレノスの説をしりぞけ、血液循環説を提唱。実験生理学を再興・進展させ近代生物学・生理学の先駆者となった。主著「心臓と血液の運動に関する解剖学的研究」。(一五七八〜一六五七)
ハーマン🔗⭐🔉
ハーマン
(Johann Georg Hamann ヨハン=ゲオルク―)ドイツの詩人、哲学者。啓蒙主義の合理思想に反対し、ヤコービとともに信仰哲学を説いた。(一七三〇〜八八)
ハーモニー🔗⭐🔉
ハーモニー
(英harmony)
1 和声のこと。
2 いくつかの事柄や存在などの間の調和。諧調。
ハーモニウム🔗⭐🔉
ハーモニウム
(英harmonium)〈ハーモニューム〉リードオルガン属の有鍵楽器の一つ。自由簧(こう=した)を発音源とし、空気を吹き出させて明快な表情の音色を出すのが特色。
ハーモニカ🔗⭐🔉
ハーモニカ
(英harmonica)〈ハモニカ〉リードオルガン属の楽器の一つ。木のわく組内に音列をなす金属小片の簧(こう=した)を、吹奏または吸奏して演奏する。簧の音列の仕組みによって、単音、複音、オクターブ、半音階のほか種々の調性のものがある。
ハーモニカ‐ながや【ハーモニカ長屋】🔗⭐🔉
ハーモニカ‐ながや【ハーモニカ長屋】
(ハーモニカに似るところから)細長い一棟を横に小さく区切った長屋。
ハーモニックス🔗⭐🔉
ハーモニックス
(英harmonics)
1 =ばいおん(倍音)
2 オルガンで倍音などを重ねて音色を多彩にする音栓。
3 =フラジオレット2
ハーラー‐ダービー🔗⭐🔉
ハーラー‐ダービー
(アメリカhurler derby ハーラーは投手のこと)野球のリーグ戦で、そのシーズンを通しての投手の勝ち星争い、または勝率争いをいう。
は‐あり【羽蟻】🔗⭐🔉
は‐あり【羽蟻】
夏、交尾期になって羽の生じたアリやシロアリ。飛蟻(ひぎ)。はねあり。《季・夏》
ハーレム🔗⭐🔉
ハーレム
→ハレム
ハーレム🔗⭐🔉
ハーレム
(Harlem)アメリカ合衆国ニューヨーク市の地区名。第二次世界大戦前後から黒人やプエルトリコ人が多く居住し、スラム化が著しい。
ハーン🔗⭐🔉
ハーン
(Otto Hahn オットー―)ドイツの物理学者、化学者。ラジオトリウム、ラジオアクチニウムなどを発見、その後、ウラン、トリウムの核分裂を研究。(一八七九〜一九六八)
(Lafcadio Hearn ラフカディオ―)⇒こいずみやくも(小泉八雲)


はい【灰】(はひ)🔗⭐🔉
はい【灰】(はひ)
1 物の燃え尽きた後に残る粉状の物質。もえがら。
2 転じて価値のないもの。ちりあくた。
●灰=後(おく)る[=返(かえ)る]
紫の色がさめる。紫色を染めるのに椿の灰を入れたところから、色があせてくるのを灰の力が不足したとして、おくるといったもの。*源氏‐末摘花「むらさきの紙の、年へにければ、はひをくれ」
●灰差(さ)す
灰を加える。紫色を染めるのに椿の灰を加える。
●灰に=なす[=する]
1 燃やして灰にする。焼き払う。
2 死者を火葬して、骨にする。
●灰=に[=と]なる
燃え果てて灰と化す。死んで火葬に付されて骨となる。また、築きあげたものなどが、無価値なものになる。灰燼に帰す。
はい【
】(はひ)🔗⭐🔉
はい【
】(はひ)
(「這(は)い」の意)蓮(はす)の地下茎。蓮根(れんこん)。

はい【鮠】🔗⭐🔉
はい【鮠】
「はえ(鮠)」の変化した語。
はい【蠅】(はひ)🔗⭐🔉
はい【蠅】(はひ)
「はえ(蠅)」の変化した語。
はい🔗⭐🔉
はい
〔感動〕
1 あらたまって応答するとき、または、相手のことばに承諾した意を表すときに用いることば。*松翁道話‐三・下「権兵衛とよべば、ハイと返事をする」
2 何か行動に移ろうとするときなどに、注意を促したり、挨拶のことばの上に軽く添えたりして用いることば。*人情・春色梅児誉美‐三「ハイお茶を一つ」
3 自分の話の末尾に添えて、ややへりくだって確かにそのとおりであると念を押す気持を添えるのにいうことば。*滑・浮世床‐初「兎角若へ者はさう行かねへものさハイ」
4 牛馬を進めるときのかけ声。
はい【拝】🔗⭐🔉
はい【拝】
1 おがむこと。頭を下げて敬礼すること。
2 「はいぶ(拝舞)」の略。
3 手紙などで、自分の名の下に付けて、相手に敬意を表す語。
はい【杯・盃】🔗⭐🔉
はい【杯・盃】
さかずき。酒を入れる器。また、酒。「杯を重ねる」
〔接尾〕(撥音のあとでは「ばい」に、促音のあとでは「ぱい」になる)
1 容器に入れた液体、飯などを数えるのに用いる。*滑・浮世床‐初「あまざけ三盃(バイ)呑で」
2 タコ、イカ、アワビなどの類を数えるのに用いる。
3 船を数えるのに用いる。
4 江戸時代、「両」に相当する単位として用いる。*浮・傾城色三味線‐大坂「妄の小るゐに弐百はいつけて」
5 芝居小屋で、見物人の数を数えるのに用いる。五〇人を一杯という。


はい【肺】🔗⭐🔉
はい【肺】
1 五臓の一つ。高等脊椎動物の呼吸器官。発生的には消化器官である食道の一部が変化してできたもの。肺臓。
2 「はいびょう(肺病)」の略。
3 (航空機などの)エンジン。「片肺飛行」
はい【胚】🔗⭐🔉
はい【胚】
受精後の卵細胞の発生初期の個体。
多細胞動物の発生初期に見られる卵割を始めた後の発生しつつある個体。発生段階に応じて桑実胚、胞胚、原腸胚、神経胚などと呼ぶ。
植物では受精卵がある程度発達した胞子体。胚子。


はい【俳】🔗⭐🔉
はい【俳】
1 「はいかい(俳諧)」「はいく(俳句)」の略。
2 滑稽。たわむれ。
はい【敗】🔗⭐🔉
はい【敗】
負けること。やぶれること。また、試合などに負けた回数を数えるのに用いる。「一勝二敗」
はい【牌】🔗⭐🔉
はい【牌】
1 ふだ。かけふだ、たてふだなどの類をいう。
2 メダル。
はい【輩】🔗⭐🔉
はい【輩】
1 並んでいること。列。
2 同じ仲間。ある部類に属する者。ともがら。また、ある語の下に付いて、「…という連中」「…といった人達」の意でも用いる。
3 相手。
はい【佩】🔗⭐🔉
はい【佩】
〔接尾〕刀剣の類を数えるのに用いる。ふり。*長門本平家‐七「秋霜一佩」
ハイ🔗⭐🔉
ハイ
〔語素〕(英high)高さや程度が高い、また、主要である、大きいなどの意で、他の外来語と複合して用いる。「ハイ‐ジャンプ」「ハイ‐スクール」など。
はい‐あが・る【這い上がる】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐あが・る【這い上がる】(はひ‥)
〔自ラ五(四)〕はってあがる。はうようにして上にあがる。はいのぼる。*今昔‐二九・八「水より這上(はひあがり)て」
はい‐あし【這足】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐あし【這足】(はひ‥)
はって行く足どり。
ハイアシンス🔗⭐🔉
ハイアシンス
→ヒヤシンス
はい‐あつ【背圧】🔗⭐🔉
はい‐あつ【背圧】
蒸気機関、内燃機関および蒸気タービンで、排出される口の蒸気・ガスの圧力をいう。
ハイアライ🔗⭐🔉
ハイアライ
(スペインjai alai)スペインの代表的な球技。一七世紀ごろバスク地方に起こる。大理石の壁にぶつけた硬球をラケットで敵味方交互に打ち合う。
はい‐あん【廃案】🔗⭐🔉
はい‐あん【廃案】
議決・採用されないで廃止となった議案、または考案。
はい‐い【配意】🔗⭐🔉
はい‐い【配意】
心をくばること。心くばり。配慮。
はい‐い【敗衣】🔗⭐🔉
はい‐い【敗衣】
やぶれた着物。弊衣(へいい)。
はい‐い【廃位】(‥ヰ)🔗⭐🔉
はい‐い【廃位】(‥ヰ)
迫って君主を位から去らせること。君主を位から追うこと。
はい‐いし【灰石】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐いし【灰石】(はひ‥)
高温の火山灰が厚く堆積し、内部が熔結したもの。特に九州の阿蘇火山や鹿児島湾岸の火山のものをいう。
はい‐い・ず【這い出ず】(はひいづ)🔗⭐🔉
はい‐い・ず【這い出ず】(はひいづ)
〔自ダ下二〕
1 =はいでる(這出)*枕‐一五一「肥えたるちご<略>はひいでたるも」
2 こそこそ出る。動作主を卑しめていう。*浄・国性爺合戦‐五「己日本の小国よりはい出」
はい‐いで【這出】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐いで【這出】(はひ‥)
1 はい出ること。はいで。
2 門の出口。また、門から外。はしりいで。
はい‐いり【這入】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐いり【這入】(はひ‥)
1 はって中にはいること。
2 門の入り口。また、門から邸宅までの間。
はい‐い・る【這い入る】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐い・る【這い入る】(はひ‥)
〔自ラ四〕はって内にはいる。はいこむ。また、そっとはいる。忍んではいる。*宇津保‐吹上上「まづ吹上の宮にはいいりて」
はい‐いろ【灰色】(はひ‥)🔗⭐🔉
はい‐いろ【灰色】(はひ‥)
1 灰のように薄黒い色。ねずみ色。
2 (色相が陰鬱なところから)陰気でさびしいこと。また、無味乾燥なこと。「灰色の人生」
3 (黒と白の中間の色であるところから)主義主張・所属などのはっきりしないこと。また、犯罪の事実の有無がはっきりしないこと。「灰色高官」
はいいろ‐がん【灰色雁】(はひいろ‥)🔗⭐🔉
はいいろ‐がん【灰色雁】(はひいろ‥)
ガンカモ科の大形のガン。全長七五〜八五センチメートル。全体に灰色で、脚はピンク色、くちばしの色は、ヨーロッパ産で黄色、シベリア産ではピンク色。沼地や草原で草を好んで食べる。ヨーロッパを中心にシベリア南部にまで分布。家禽化してツールーズ、エムデンなどのガチョウの品種が作り出された。
はいいろ‐カンガルー【灰色カンガルー】(はひいろ‥)🔗⭐🔉
はいいろ‐カンガルー【灰色カンガルー】(はひいろ‥)
カンガルー科の哺乳類。体長一〜一・五メートル、尾長約一メートルの大形のカンガルーで、体色は多くは灰色。ふつう四〇頭ぐらいの群をつくる。オーストラリア・タスマニアの平原にすむ。おおカンガルー。
はいいろ‐ぎつね【灰色狐】(はひいろ‥)🔗⭐🔉
はいいろ‐ぎつね【灰色狐】(はひいろ‥)
イヌ科の哺乳類。体長六〇センチメートル前後で、ふつうのキツネより小さい。背は暗灰色で、体側から足にかけて橙赤色を帯びた毛が混ざり、尾にはたてがみ状の縦縞が走る。木登りがうまく、小動物・家禽などを捕食する。アメリカ合衆国から南アメリカにかけての森林などにすむ。
はいいろ‐ぐま【灰色熊】(はひいろ‥)🔗⭐🔉
はいいろ‐ぐま【灰色熊】(はひいろ‥)
クマ科の哺乳類。体長一・二〜一・八メートル、肩高約一メートル、肩が高く盛り上がり、頭が大きく額が高い。木登りがうまく、性質は荒く、シカや家畜を襲う。北アメリカのロッキー山脈北部にすむ。
はい‐いん【排印】🔗⭐🔉
はい‐いん【排印】
活字を組んで印刷すること。書籍などを出版すること。
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