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はいかんをいだす【肺肝を出だす】▽中国🔗🔉

はいかんをいだす【肺肝を出だす】▽中国 心の奥を打ち明ける。本心をさらけ出す。「肺肝を抜く」「肺肝を明かす」「肺肝を披(ヒラ)」とも。 《例文》 「肺肝を出だして語り合う。」 《参考》 「肺肝」は、肺臓と肝臓のことで、心の意。 《出典》 〔韓愈(カンユ)・柳子厚墓誌銘〕

はいかんをくだく【肺肝を摧く】▽中国🔗🔉

はいかんをくだく【肺肝を摧く】▽中国 心のすべてを尽くして考える。心を砕く。「肺肝を砕く」「肺肝を尽くす」「肺肝を苦しむ」とも。 《例文》 「この件については社長は肺肝をくだいて考えておられます。」 《参考》 「肺肝」は、肺臓と肝臓のことで、心の意。 《出典》 〔杜甫(トホ)・垂老別〕

はいぐんのしょうはへいをかたらず【敗軍の将は兵を語らず】▽中国🔗🔉

はいぐんのしょうはへいをかたらず【敗軍の将は兵を語らず】▽中国 《戦いに敗れた大将は戦術について語ることはできないの意》失敗した者はその物事について意見を述べる資格がないということ。また、物事に失敗した者は失敗の言い訳をすべきではないということのたとえ。「敗軍の将は兵を談ぜず」「敗軍の将は勇を語らず」とも。 《出典》 広武君(コウフ゛クン)(漢の韓信(カンシン)に捕らえられた、趙(チョウ)の軍略家)辞謝シテ曰(イワ)ク、臣聞ク、敗軍ノ将ハ以(モッ)テ勇ヲ言ウ可(ヘ゛)カラズ、亡国ノ大夫(タイフ)ハ以テ存(ソン)ヲ図ル可カラズト。〔史記(シキ)・淮陰侯伝〕

はいすいのじん【背水の陣】▽中国🔗🔉

はいすいのじん【背水の陣】▽中国 《海や川などを背にした、退却できない陣の意》失敗すれば滅びる覚悟で事に当たること。 《参考》 昔、漢の名将韓信(カンシン)が趙(チョウ)軍を攻めたとき、川を後ろにして陣を敷き、味方に決死の覚悟で敵に当たらせ、勝利を得たという。 《出典》 〔史記(シキ)・淮陰侯伝〕

はいたつばはのめぬ【吐いた唾は呑めぬ】🔗🔉

はいたつばはのめぬ【吐いた唾は呑めぬ】 一度口に出して言ったことは取り消しても間に合わないことのたとえ。 《類句》口から出れば世間。 《対句》吐いた唾を呑む。

はいちゅうのだえい【杯中の蛇影】▽中国🔗🔉

はいちゅうのだえい【杯中の蛇影】▽中国 疑えば何でもない事にも神経を悩ますことのたとえ。 《参考》 (イ)晋(シン)の楽広(カ゛クコウ)が河南の長官をしていたころ、親しい友人が久しぶりに訪ねて来たので、どうして長らく見えなかったのかと問うと、友人は、「この前酒をごちそうになったとき、杯の中に蛇が見えた。それを飲んで以来病気になってしまったのだ。」と答えた。楽広が不思議に思って考えると、その酒宴が行われた部屋の壁に弓が掛けてあり、弓には蛇の絵が描かれていたことに思い当たった。楽広が、その弓の絵が杯の酒に映っていたことを説明すると、友人の病気はたちまち治ったという。 (ロ)「蛇影」は「じゃえい」とも読む。 《出典》 〔晋書(シンシ゛ョ)・楽広伝〕 《類句》疑心暗鬼。

はいとなる【灰となる】🔗🔉

はいとなる【灰となる】 焼失する。 《例文》 「長年の研究資料が火事でまたたくまに灰となってしまった。」 死者が火葬にされる。「灰になる」とも。

はいふきからじゃがでる【灰吹きから蛇が出る】🔗🔉

はいふきからじゃがでる【灰吹きから蛇が出る】 わずかなことから思いがけない結果が生じることのたとえ。また、意外な所から意外な物が出ることのたとえ。 《参考》 「灰吹き」は、たばこの吸いがらを入れるための筒。 《類句》瓢箪(ヒョウタン)から駒(コマ)が出る。

はいふをつく【肺腑を衝く】🔗🔉

はいふをつく【肺腑を衝く】 《心の奥底を突くの意》深い感動を与える。「肺腑を突く」「肺腑を貫く」とも。 《例文》 「この檄文(ケ゛キフ゛ン)には一言一言肺腑を衝くものがある。」

はえばたてたてばあゆめのおやごころ【這えば立て立てば歩めの親心】🔗🔉

はえばたてたてばあゆめのおやごころ【這えば立て立てば歩めの親心】 わが子の成長を待ち望む親の心をいう。 《参考》 「這えば立て立てば歩めと親心わが身に積もる老いを忘れて」という道歌から。

はか【破瓜】▽中国🔗🔉

はか【破瓜】▽中国 女子の16歳のこと。 《例文》 「破瓜期(女子の思春期)」 男子の64歳のこと。 《参考》 「瓜(うり)」の字を縦に真ん中で二つに分けると「八」の字が二つになり、それを2×8=16、または8×8=64にかけたことば。 《出典》 碧玉(ヘキキ゛ョク)破瓜ノ時、郎(ロウ)為(タメ)ニ情顛倒(テントウ)ス。〔玉台新詠(キ゛ョクタ゛イシンエイ)・孫綽(ソンシャク)・碧玉情人歌〕

はがうく【歯が浮く】🔗🔉

はがうく【歯が浮く】 酸っぱい物を食べたり、キイキイといういやな音を聞いたりして歯が浮き上がるように感じる。 軽薄な言動や見えすいた世辞などを見聞きして不快になる。 《例文》 「乳くさい学生のアベックなどを見ると、歯の浮くような気がするのだったが、」《徳田秋声(トクタ゛シュウセイ)・縮図》

はかがゆく【量が行く】🔗🔉

はかがゆく【量が行く】 仕事が順調に早く進む。はかどる。 《例文》 「きょうは8人で稲を刈ったので、たいへん量が行った。」 《参考》 「はか」は、仕事の進みぐあい。

はがたたない【歯が立たない】🔗🔉

はがたたない【歯が立たない】 堅くて噛(カ)めない。 むずかしくて理解できない。 相手が強すぎて対抗できない。 《例文》 「あの男のセールスぶりにはとても歯が立たない。」

はかりがたきはひとごころ【測り難きは人心】🔗🔉

はかりがたきはひとごころ【測り難きは人心】 人の心は、外から推し量ることができないから、理解しがたいものである。 《類句》分からぬものは夏の日和(ヒヨリ)と人心。

はかりごとはみつなるをたっとぶ【謀は密なるを貴ぶ】▽中国🔗🔉

はかりごとはみつなるをたっとぶ【謀は密なるを貴ぶ】▽中国 計略は、漏れやすいものであるから秘密にすべきであるということ。「謀は密なるを良しとす」とも。 《出典》 〔三略(サンリャク)・上略〕

はかりごとをいあくのうちにめぐらしかちをせんりのほかにけっす【籌を帷幄の中に運らし勝ちを千里の外に決す】▽中国🔗🔉

はかりごとをいあくのうちにめぐらしかちをせんりのほかにけっす【籌を帷幄の中に運らし勝ちを千里の外に決す】▽中国 《戦地を遠く離れた作戦本部で戦略を練り、戦地の敵を破るの意》計画・はかりごとが非常にすぐれていることのたとえ。 《参考》 (イ)「帷幄」は、作戦計画を立てる所。 (ロ)前漢の劉邦(リュウホウ)が天下を得たときに、部下の張良(チョウリョウ)の手柄をたたえて言ったことば。 《出典》 〔漢書(カンシ゛ョ)・高帝紀〕

はきだめにつる【掃き溜めに鶴】🔗🔉

はきだめにつる【掃き溜めに鶴】 《掃きだめに鶴が舞い下りたように》つまらない所に不似合いなすぐれたものが現れることのたとえ。「芥溜(コ゛ミタ)めに鶴」とも。 《類句》天水桶(テンスイオケ)に竜(リュウ)。塵塚(チリツ゛カ)に鶴。

はきょう【破鏡】▽中国🔗🔉

はきょう【破鏡】▽中国 《割れた鏡の意》夫婦の離縁のたとえ。 《例文》 「破鏡の嘆(タン)を見る。」 《参考》 昔、中国で、夫婦が離れ離れになるとき、鏡を二つに割ってそれぞれ一片を持ち、再会の際の証(アカシ)とすることを約束したが、妻が他の男性と通じたところ、その鏡がかささぎとなって夫のところに飛んで行ったため不義が知られてしまい、離縁されたという。 《出典》 〔神異経(シンイケイ)〕 《類句》破鏡再び照らさず。

はきょうふたたびてらさず【破鏡再び照らさず】▽中国🔗🔉

はきょうふたたびてらさず【破鏡再び照らさず】▽中国 《割れた鏡は2度と物を映すことはないの意》いったん離婚すると、元に返ることができないことのたとえ。 《参考》 古代の中国では、夫婦が別れるとき、鏡を二つに割って、各自がその一方を所持したという。 《出典》 落花枝ニ上リ難ク、破鏡重ネテハ照ラサズ。〔伝灯録(テ゛ントウロク)〕

はくがきんをやぶる【伯牙琴を破る】▽中国🔗🔉

はくがきんをやぶる【伯牙琴を破る】▽中国 自分の心を理解してくれる親友に死別することのたとえ。「伯牙琴(コト)を破る」「伯牙琴を断つ」「伯牙絶絃」「断琴」「破琴」「琴の緒を絶つ」とも。 《参考》 (イ)春秋時代、琴の名手伯牙の演奏を親友の鐘子期(ショウシキ)はよく聞き分けた。その鐘子期が死ぬと、伯牙は聞き手を失ったと嘆き、絃を断ち切って生涯琴を弾かなかったという。 (ロ)この故事から、心を理解してくれる親友のことを「知音(チイン)」、そのような交際のことを「断琴の交わり」という。 《出典》 伯牙琴ヲ鼓シ、鐘子期之(コレ)ヲ聴ク、……鐘子期死ス。伯牙琴ヲ破リ絃ヲ断チ、終身復(マタ)琴ヲ鼓セズ。以為(オモ)エラク、世ニ復為(タメ)ニ琴ヲ鼓スルニ足ル者無シト。〔呂氏春秋(リョシシュンシ゛ュウ)・本味篇〕

はくがつく【箔が付く】🔗🔉

はくがつく【箔が付く】 世間一般に認められ、その人の値打ちが高まって威厳が備わる。 《例文》 「文学賞を受賞して一段と箔が付いた。」 《参考》 「箔」は、金や銀などの金属を紙のように薄く延ばしたもの。装飾に用いる。

はくがんしする【白眼視する】▽中国🔗🔉

はくがんしする【白眼視する】▽中国 人を冷淡な目つきで見ること。軽べつして冷淡な態度であしらう。 《参考》 竹林の七賢の一人である、晋(シン)の阮籍(ケ゛ンセキ)が、気に入らない客に対しては白眼で対し、気に入った客には青眼(黒眼)で迎えたということから。 《出典》 能(ヨ)ク青白眼ヲ為(ナ)シ、礼俗ノ士ヲ見レバ、白眼ヲ以(モッ)テ之(コレ)ニ対ス。〔晋書(シンシ゛ョ)・阮籍伝〕

はくぎょくろうちゅうのひととなる【白玉楼中の人となる】▽中国🔗🔉

はくぎょくろうちゅうのひととなる【白玉楼中の人となる】▽中国 文人墨客(ホ゛ッカク)が死ぬこと。「白玉楼中の人と化す」「白玉楼成る」「白玉楼に上る」とも。 《参考》 唐の詩人李賀(リカ゛)が死ぬとき、天帝の使者が来て「この度天帝は白玉楼を建てられ、君を召してその記を作らせることになった。」と言ったという。 《出典》 〔唐詩紀事(トウシキシ゛)・李賀〕

はくしにかえす【白紙に返す】🔗🔉

はくしにかえす【白紙に返す】 今までのいきさつをなかったこととし、以前の状態に戻す。 《例文》 「こんなにもめてはしかたがない。いったん白紙に返して考え直そう。」

はくしゃをかける【拍車を掛ける】🔗🔉

はくしゃをかける【拍車を掛ける】 物事の進行を一段と速めること。「拍車を加える」とも。 《例文》 「施設の充実に拍車を掛ける。」 《参考》 「拍車」は、馬の腹をけって速く走らせるときに使う、乗馬用の靴(クツ)の踵(カカト)に付ける金具。

はくしゅうのみさお【柏舟の操】▽中国🔗🔉

はくしゅうのみさお【柏舟の操】▽中国 夫の死後、妻が再婚しないで亡夫への操を守り通すこと。 《参考》 (イ)「柏舟」は、柏(カシワ)の木で作った舟のこと。 (ロ)周王朝のころ、衛(エイ)の国の太子共伯(キョウハク)の妻の姜(キョウ)は、夫の死後、父母の勧める再婚を断り、「舟が水を離れないように、一度嫁(トツ)いだら離れてほかに行ったりはしない。」という内容の「柏舟」と題する詩を作ったという。 《出典》 〔詩経(シキョウ)〕

はくちゅうのかん【伯仲の間】▽中国🔗🔉

はくちゅうのかん【伯仲の間】▽中国 《長兄と次兄の間柄の意》両者の才能や手腕が共にすぐれていて優劣の差がないこと。 《例文》 「勢力は伯仲の間にして勝敗は予断を許さぬ。」 《参考》 「伯」は、長兄。「仲」は、次兄。 《出典》 傅毅(フキ)ノ班固(ハンコ)ニ於(オ)ケルヤ、伯仲ノ間ノミ。〔魏文帝(キ゛ノフ゛ンテイ)・典論〕

はくはつさんぜんじょう【白髪三千丈】▽中国🔗🔉

はくはつさんぜんじょう【白髪三千丈】▽中国 長年の憂いのために頭髪がすっかり白くなり、伸びほうだいに長くなってしまったと、老いて積もった人生の憂いを嘆くたとえ。 《出典》 白髪三千丈、愁イニ縁(ヨ)リテ箇(カク)ノ似(コ゛ト)ク長シ。知ラズ明鏡ノ裏(ウチ)、何(イス゛レ)ノ処(トコロ)ニカ秋霜ヲ得タル。〔李白(リハク)・秋浦歌〕 大げさな表現のたとえ。 《例文》 「白髪三千丈式の文章。」

はくばはうまにあらず【白馬は馬に非ず】▽中国🔗🔉

はくばはうまにあらず【白馬は馬に非ず】▽中国 《白い色の馬は馬ではないの意》詭弁(キヘ゛ン)を弄(ロウ)して間違った理屈を正しいと思い込ませることのたとえ。 《参考》 (イ)昔、趙(チョウ)の公孫竜(コウソンリュウ)は、「馬とは形をいうものだから馬は馬である。白馬の白は毛色をいうのだから白馬は白馬である。故に白馬は馬ではない。」と唱えた。 (ロ)堅白同異の弁。 《出典》 〔公孫竜(コウソンリュウ)・白馬論〕

はくばひばろん【白馬非馬論】▽中国🔗🔉

はくばひばろん【白馬非馬論】▽中国 堅白同異の弁

はくび【白眉】▽中国🔗🔉

はくび【白眉】▽中国 多くの同類の中で最もすぐれたもの。 《例文》 「この随筆集の中では表題作が白眉といえよう。」 《参考》 三国時代、蜀(ショク)の馬(ハ゛)氏の優秀な5人の兄弟の中で、眉(マユ)に白い毛があった長兄の馬良(ハ゛リョウ)が最もすぐれていたという。 《出典》 〔三国志(サンコ゛クシ)・馬良伝〕

はくひょうをふむがごとし【薄氷を履むが如し】▽中国🔗🔉

はくひょうをふむがごとし【薄氷を履むが如し】▽中国 《薄い氷を踏んで歩くようであるの意》非常に危険な場合に臨むことのたとえ。 《出典》 戦戦兢兢(キョウキョウ)トシテ深淵(シンエン)ニ臨ムガ如ク、薄氷ヲ履ムガ如シ。〔詩経(シキョウ)・小雅・小旻〕 《類句》深淵に臨むが如し。

はくへきのびか【白璧の微瑕】▽中国🔗🔉

はくへきのびか【白璧の微瑕】▽中国 《白くて美しい宝玉にある、わずかな傷の意》ほとんど完全なものにある、ごくわずかな欠点のたとえ。 《出典》 白璧ノ微瑕ハ、惟(タ)ダ閑情(カンシ゛ョウ)ノ一賦(イッフ゜)ニ在リ。〔昭明太子(ショウメイタイシ)・陶淵明集序〕

はくめんのしょせい【白面の書生】▽中国🔗🔉

はくめんのしょせい【白面の書生】▽中国 年が若く経験に乏しい学者のたとえ。 《出典》 陛下(ヘイカ)今国ヲ伐(ウ)タント欲シテ、白面ノ書生ノ輩(ヤカラ)ト之(コレ)ヲ謀(ハカ)ル。事何ニ由(ヨ)ッテカ済(ナ)ラン。〔宋書(ソウシ゛ョ)・沈慶之伝〕

はこやのやま【藐姑射の山】▽中国🔗🔉

はこやのやま【藐姑射の山】▽中国 上皇の御所のこと。仙洞(セントウ)御所。 《参考》 中国で、伝説上の北海にあって仙人(センニン)が住んでいるという山の名から。 《出典》 藐(ハル)カナル姑射ノ山ニ神人ノ居(ス)メル有リ。〔荘子(ソウシ゛)・逍遥遊篇〕

はしがころんでもわらう【箸が転んでも笑う】🔗🔉

はしがころんでもわらう【箸が転んでも笑う】 思春期の娘などがつまらない出来事にもよく笑うということ。「箸が転んでもおかしい」とも。

はしがなければわたられぬ【橋が無ければ渡られぬ】🔗🔉

はしがなければわたられぬ【橋が無ければ渡られぬ】 《橋がかかっていなくては川も渡れないの意》間に立って仲立ちをしてくれる人がいないと物事がうまく運ばないということ。また、目的を達するには、まず手段が必要であるということ。

はしにもぼうにもかからない【箸にも棒にも掛からない】🔗🔉

はしにもぼうにもかからない【箸にも棒にも掛からない】 《細い箸にも太い棒にも引っ掛からないの意》どうにも取り扱いようがなくて困ることのたとえ。また、何のとりえもないことのたとえ。「著にも掛からない」とも。 《例文》 「箸にも棒にも掛からない放蕩(ホウトウ)息子。」

はじのうわぬり【恥の上塗り】🔗🔉

はじのうわぬり【恥の上塗り】 恥をかいた上にまた恥をかくこと。 《例文》 「見えすいた弁解をするのは恥の上塗りだ。」 《類句》恥の掻(カ)き上げ。

はじのかきあげ【恥の掻き上げ】🔗🔉

はじのかきあげ【恥の掻き上げ】 恥の上塗り

はじまらない【始まらない】🔗🔉

はじまらない【始まらない】 今さらそうしても何の役にも立たない。 《例文》 「今さら泣いても始まらない。」

はじめあるものはかならずおわりあり【始め有るものは必ず終わり有り】▽中国🔗🔉

はじめあるものはかならずおわりあり【始め有るものは必ず終わり有り】▽中国 物事には必ず始めと終わりがあり、永久に滅びないというものはない。「始め有れば終わり有り」とも。 《出典》 生有ル者必ズ死有リ、始メ有ル者必ズ終ワリ有ルハ自然ノ道ナリ。〔揚子法言(ヨウシホウケ゛ン)・君子篇〕

はじめからちょうろうにはなれず【始めから長老にはなれず】🔗🔉

はじめからちょうろうにはなれず【始めから長老にはなれず】 沙弥から長老にはなれぬ

はじめちょろちょろなかかっかおやがしぬともふたとるな【始めちょろちょろ中かっか親が死ぬとも蓋取るな】🔗🔉

はじめちょろちょろなかかっかおやがしぬともふたとるな【始めちょろちょろ中かっか親が死ぬとも蓋取るな】 飯を上手に炊くには、火は始めは弱く中程からは強くして、ふたは絶対に取ってはいけないということ。 《類句》始めどんどん中ちょろちょろぐつぐつ煮えに火を引いて三尺去って猿眠(サルネフ゛)り親が死ぬとも蓋取るな。始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな。

はじめににどなし【始めに二度なし】🔗🔉

はじめににどなし【始めに二度なし】 物事の始めというのは一度きりで、やり直しは利かない。物事は始めが大事であるということ。

はじめのささやきはのちのどよみ【初めの囁きは後のどよみ】🔗🔉

はじめのささやきはのちのどよみ【初めの囁きは後のどよみ】 最初はひそかに話されていた噂(ウワサ)も、後には世の評判になって言い騒がれるということ。

はじめはんぶん【始め半分】🔗🔉

はじめはんぶん【始め半分】 物事は最初を確実に行えば半ば終わったと同様であるということ。 《類句》始めが大事。

はいかんをくだく【肺肝を砕く】🔗🔉

はいかんをくだく【肺肝を砕く】 非常に苦心することの形容。 ◎「肺肝」は肺臓と肝臓のことで、昔はここでものを考えると思われていたところから心の意に用いられ、その心を砕くほど考えるの意から。 〔出〕杜甫(とほ) 〔例〕「肺肝を砕いて藪医(やぶい)また殺し」(古川柳)

はいぐんのしょうはへいをかたらず【敗軍の将は兵を語らず】🔗🔉

はいぐんのしょうはへいをかたらず【敗軍の将は兵を語らず】 失敗した者は、もうそのことについてとやかく弁解したり、意見を述べる資格がないということ。 ◎「兵」は兵術・兵法のこと。戦いに敗れた将軍は兵法について語る資格がないの意から。 〔出〕史記 〔較〕Give losers leave to speak.(敗者にも発言を許せ)

はいすいのじん【背水の陣】🔗🔉

はいすいのじん【背水の陣】 もう一歩も退くことのできない立場に立ち、必死の覚悟で事に当たること。 ◎中国漢の韓信(かんしん)が趙(ちょう)と戦ったとき、わざと川に背に陣を敷き、退却すればおぼれるほかない捨て身の態勢で戦い、ついに敵を破ったという故事から。 〔出〕史記 〔較〕burn one"s boats(背後のボートを焼く)

はいたつばはのめぬ【吐いた唾は呑めぬ】🔗🔉

はいたつばはのめぬ【吐いた唾は呑めぬ】 一度口から出したことばはもう取り消すことができない。だから、ことばは注意して、慎重にしゃべれということ。 〔類〕口から出れば世間 〔較〕A word once out flies everywhere.(吐いたことばはいたるところに飛ぶ)

はいちゅうのだえい【杯中の蛇影】🔗🔉

はいちゅうのだえい【杯中の蛇影】 疑うと、なんでもないことにもおびえて気に病むようになるということ。 ◎中国漢の楽広(がっこう)という人の友達が、杯(さかずき)に映った影を蛇の影だと思い込み、その杯の酒を飲んでしまったことを気にして病気になったが、楽広に「それは壁にかけてあった弓の影だ」と説明されると、たちまち病気が治ったという故事から。「蛇影」は「じゃえい」とも言う。 〔出〕晋書(しんじょ) 〔類〕疑心暗鬼を生ず/窃ぷの疑い/幽霊の正体見たり枯れ尾花

はいばんろうぜき【杯盤狼藉】🔗🔉

はいばんろうぜき【杯盤狼藉】 酒宴のあとの、杯(さかずき)や皿などがだらしなくあちこちに散乱しているようす。 ◎「盤」は皿、「狼藉」は狼(おおかみ)が草を藉(し)いて寝たあとが乱れていること。つまり杯や皿が乱雑に散らかっているということから。 〔出〕史記

はいふきからじゃがでる【灰吹きから蛇が出る】🔗🔉

はいふきからじゃがでる【灰吹きから蛇が出る】 わずかなことから、また、思いがけないところから思いがけないものが生じるたとえ。 ◎「灰吹き」は、きせるでたばこの吸い殻をたたいて落とす筒。その筒から蛇が出るということから。 〔類〕瓢箪から駒が出る

はいふをえぐる【肺腑を抉る】🔗🔉

はいふをえぐる【肺腑を抉る】 相手の心の深いところに強い衝撃を与えることの形容。 ◎「肺腑」は肺臓のこと。転じて心の奥底のこと。「肺腑を突く」とも言う。

はえばたて たてばあゆめのおやごころ【這えば立て 立てば歩めの親心】🔗🔉

はえばたて たてばあゆめのおやごころ【這えば立て 立てば歩めの親心】 子供がつつがなく成長するのを願う親の気持ちを言うことば。

はか【破瓜】🔗🔉

はか【破瓜】 →破瓜の年

はかのとし【破瓜の年】🔗🔉

はかのとし【破瓜の年】 女子の十六歳、思春期の年ごろのこと。また、男子の六十四歳、晩年のこと。 ◎「破瓜」は、瓜(うり)の字を二つに破(わ)ると八の字が二つでき、八と八を足して十六になることから女子の十六歳を言う。また、八と八を掛けると六十四になることから男子の六十四歳のこと。

はかりごとはみつなるをたっとぶ【謀は密なるを貴ぶ】🔗🔉

はかりごとはみつなるをたっとぶ【謀は密なるを貴ぶ】 計略は、決して外部に漏れないように秘密にすることがたいせつだということ。 ◎「謀は密なるをよしとす」とも言う。 〔出〕三略

はかりごとをいあくにめぐらしかちをせんりのほかにけっす【籌を帷幄に運らし勝ちを千里の外に決す】🔗🔉

はかりごとをいあくにめぐらしかちをせんりのほかにけっす【籌を帷幄に運らし勝ちを千里の外に決す】 計略・計画の巧みなことのたとえ。 ◎「籌」は計略のこと。「帷幄」は垂れ幕と引き幕のことから、幕を張りめぐらした本陣・本営のこと。「千里の外」は遠く離れた場所のこと。本陣の中で作戦計画を練り、遠く離れた戦場で勝利を決めるの意から。「籌策(ちゅうさく)を帷幄の中に運らし勝ちを千里の外に決す」とも言う。 〔出〕史記

はがんいっしょう【破顔一笑】🔗🔉

はがんいっしょう【破顔一笑】 顔をほころばせ、にっこりと笑うこと。

はきだめとかねもちはたまるほどきたない【掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い】🔗🔉

はきだめとかねもちはたまるほどきたない【掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い】 金持ちになればなるほど欲深でけちになるということ。 ◎「掃き溜め」はごみ捨て場のこと。 〔類〕金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い/吝ん坊と灰吹きは溜まるほど汚い

はきだめにつる【掃き溜めに鶴】🔗🔉

はきだめにつる【掃き溜めに鶴】 その場所にふさわしくない、際だってすぐれた人がいることのたとえ。 ◎「掃き溜め」はごみ捨て場のこと。汚い掃き溜めに舞い降りた美しい鶴の意から。「ごみ溜めに鶴」とも言う。 〔類〕鶏群の一鶴(いっかく) 〔較〕a jewel in a dunghill(糞(ふん)の山の中に宝石)

はきょう ふたたびてらさず【破鏡 再び照らさず】🔗🔉

はきょう ふたたびてらさず【破鏡 再び照らさず】 →落花枝に返らず破鏡再び照らさず

はくいんぼうしょう【博引旁証】🔗🔉

はくいんぼうしょう【博引旁証】 例や証拠を数多く引用して説明すること。 ◎「博引」は広く例を引くこと。「旁証」は「傍証」とも書き、事実を裏づける間接的な証拠のこと。

はくが ことをやぶる【伯牙 琴を破る】🔗🔉

はくが ことをやぶる【伯牙 琴を破る】 自分を理解してくれた無二の親友に死別して悲嘆に暮れることのたとえ。 ◎中国春秋時代、琴の名手、伯牙が自分の琴の音を理解してくれた友人鍾子期(しょうしき)が死んでしまってから、二度と琴を弾こうとしなかったという故事から。→知音(ちいん) 〔出〕呂氏春秋(りょししゅんじゅう)

はくがつく【箔がつく】🔗🔉

はくがつく【箔がつく】 経験を積んだり、世間に認められるようなことをやって、貫禄がつくこと。 ◎「箔」は金属を薄く打ちのばして物の表面を飾るもの。それがついてりっぱになることから。

はくがんし【白眼視】🔗🔉

はくがんし【白眼視】 人を意地の悪い目で見て、冷たくあしらうこと。 ◎白い眼(め)で視(み)るの意から。中国晋(しん)の阮籍(げんせき)が気に入る人は青眼で迎え、気に入らない人には白眼(しろめ)を向けて見たという故事から。 〔出〕晋書(しんじょ) →青眼(せいがん)

はくぎょくろうちゅうのひととなる【白玉楼中の人となる】🔗🔉

はくぎょくろうちゅうのひととなる【白玉楼中の人となる】 文人墨客が死ぬこと。 ◎「白玉楼」は、文人墨客が死後に行くと言われる高楼のことで、その中の人となるの意から。 〔出〕唐詩紀事

はくさせいしょう【白砂青松】🔗🔉

はくさせいしょう【白砂青松】 白い砂浜と青い松がいろどっている、海辺の美しい景色を形容することば。 ◎「白砂」は「はくしゃ」とも読む。

はくしじゃっこう【薄志弱行】🔗🔉

はくしじゃっこう【薄志弱行】 意志が薄弱で、事をおこなう気力に欠けること。 〔類〕優柔不断

はくしゃをかける【拍車をかける】🔗🔉

はくしゃをかける【拍車をかける】 ものごとの進みぐあいをよりいちだんと速めることの形容。 ◎「拍車」は乗馬靴のかかとにつける金具で、これで馬の腹をけると、馬が刺激を受けて速く走ることから。「拍車を加える」とも言う。

はくじゅ【白寿】🔗🔉

はくじゅ【白寿】 九十九歳のこと。 ◎「百」の文字から上の「一」を除くと「白」になることから。

はくじんふむべし【白刃踏むべし】🔗🔉

はくじんふむべし【白刃踏むべし】 きわめて勇気のあることのたとえ。 ◎「白刃」は刀の抜き身。危険な白刃を踏むことをあえて辞さないの意から。 〔出〕中庸(ちゅうよう)

はくちゅうのかん【伯仲の間】🔗🔉

はくちゅうのかん【伯仲の間】 ほとんど差がなく、いずれがすぐれているか優劣がつけにくいこと。 ◎中国で兄弟を上から順に伯(はく)・仲(ちゅう)・叔(しゅく)・季(き)と言い、長兄と次兄を意味する伯と仲ではあまり年齢に差がないところから。 〔出〕曹丕(そうひ) 〔類〕兄たり難く弟たり難し

はくちょうのうた【白鳥の歌】🔗🔉

はくちょうのうた【白鳥の歌】 詩人や音楽家などが死ぬ前に作った最後の詩歌や歌曲のこと。 ◎白鳥が死ぬ直前歌うと言われる歌から。そのとき白鳥は最も美しい声で歌うという北欧の伝説がある。 〔較〕The swan sings before death.(白鳥は死の前に歌う)

はくはつさんぜんじょう【白髪三千丈】🔗🔉

はくはつさんぜんじょう【白髪三千丈】 長年の悩みや悲しみのために、頭髪が白くなり、長く伸びたことを言うことば。 〔出〕李白(りはく)

はくばはうまにあらず【白馬は馬に非ず】🔗🔉

はくばはうまにあらず【白馬は馬に非ず】 ごまかしの論法でこじつけること。 ◎中国周代の公孫竜(こうそんりゅう)が唱えた「馬はその形から馬というのである。白馬はその毛色から白馬というのだから、白馬は馬ではない」という詭弁(きべん)から。「白馬非馬論」とも言う。 〔出〕列子 〔類〕堅白同異の弁

はくひょうをふむがごとし【薄氷を履むが如し】🔗🔉

はくひょうをふむがごとし【薄氷を履むが如し】 きわめて危険なことのたとえ。 ◎危険なことといったら、まるで薄く張った氷の上を歩くようなものだの意から。 〔出〕詩経(しきょう) 〔類〕危うきこと虎の尾を踏むが如し/危うきこと累卵の如し 〔較〕walk on eggs(卵の上を歩く)

はくび【白眉】🔗🔉

はくび【白眉】 同類のものの中で、際だってすぐれた人やもののこと。 ◎中国蜀(しょく)の馬子(ばし)には五人のすぐれた子がいたが、とりわけ長男の馬良(ばりょう)が優秀で、その眉(まゆ)に白い毛がまじっていたという故事から。 〔出〕蜀志(しょくし) 〔較〕a man among a thousand(千人中ただ一人の人間)

はくへきのびか【白璧の微瑕】🔗🔉

はくへきのびか【白璧の微瑕】 ほぼ完全無欠なものに、ほんのちょっとした欠点があることのたとえ。 ◎「白璧」は白い宝玉の意。その宝玉にある微(かす)かな瑕(きず)の意から。 〔出〕昭明太子(しょうめいたいし) 〔類〕玉に瑕(きず)

はくめんのしょせい【白面の書生】🔗🔉

はくめんのしょせい【白面の書生】 年が若く、まだ経験の浅い学者や学生のこと。 ◎「白面」は年齢が若く経験の浅い青白い顔、「書生」は勉強中の者の意。 〔出〕宋書(そうじょ)

はくゆ つえになく【伯兪 杖に泣く】🔗🔉

はくゆ つえになく【伯兪 杖に泣く】 中国漢の伯兪が、ある日母に打たれて泣いた。それまでは打たれて泣いたことはなかったので、母が不思議に思って理由をたずねると、今まで痛かったが、今は痛くなく、母の力が弱くなったのを知って泣いたのですと答えたという故事。 ◎単に「杖に泣く」とも言う。石川啄木(たくぼく)の「たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」と歌っているのは同じこと。 〔出〕説苑(ぜいえん)

はくらく【伯楽】🔗🔉

はくらく【伯楽】 素質のある者を見抜き、それを育てるのがうまい人のこと。 ◎「伯楽」は、中国春秋時代の有名な馬の鑑定家。

はくらんきょうき【博覧強記】🔗🔉

はくらんきょうき【博覧強記】 広い知識を持ち、記憶力にすぐれていること。 ◎書物を博(ひろ)く見てものごとをよく知り、しっかりと記憶しているの意から。

はしにあたりぼうにあたる【箸に当たり棒に当たる】🔗🔉

はしにあたりぼうにあたる【箸に当たり棒に当たる】 腹立ちまぎれに八つ当たりするたとえ。 ◎腹の立った原因とはなんのかかわりもない箸や棒に当たり散らすことから。

はしにもぼうにもかからぬ【箸にも棒にも掛からぬ】🔗🔉

はしにもぼうにもかからぬ【箸にも棒にも掛からぬ】 あまりにひどすぎてどうにもこうにも取り扱いようのないたとえ。また、なに一つ取り柄のないたとえ。 ◎細くて小さな箸にも太くて大きな棒のどちらにも引っかからないの意から。 〔例〕「箸にも棒にもかからぬで肩にかけ」(古川柳) 〔類〕酢でも蒟蒻でも

はしのころんだもおかしい【箸の転んだもおかしい】🔗🔉

はしのころんだもおかしい【箸の転んだもおかしい】 若い娘が、箸が転がるというようななんでもないことにもおかしがって笑い出すこと。

はじとあたまはかきしだい【恥と頭は掻き次第】🔗🔉

はじとあたまはかきしだい【恥と頭は掻き次第】 どんなに恥をかいてもいっこうに平気でいること。頭を掻きたいだけ掻くように、恥の掻き放題をまるで気にとめないこと。

はじのうわぬり【恥の上塗り】🔗🔉

はじのうわぬり【恥の上塗り】 恥をかいた上にまた恥を重ねること。不名誉なことをしたあげく、さらに不名誉なことをしでかすこと。

はじめあるものはかならずおわりあり【始めあるものは必ず終わりあり】🔗🔉

はじめあるものはかならずおわりあり【始めあるものは必ず終わりあり】 ものごとにはその始めがあるように必ず終わりがある。生まれたものにはいつか必ず死が訪れ、栄えているものにも必ず滅びるときがくるということ。 〔出〕法言 〔較〕All things must have their end.(すべてのものごとは終わりなかるべからず)

はじめがだいじ【始めが大事】🔗🔉

はじめがだいじ【始めが大事】 なにごとも始めが重要で、始めにしたことがあとあとまで影響する。だから、事を始めるときにはよく考えて慎重にやらなければならないということ。 〔類〕始め半分 〔較〕A good beginning makes a good ending.(始めよければ終わりよし)

はじめちょろちょろなかぱっぱおやはしぬともふたとるな【始めちょろちょろ中ぱっぱ親は死ぬとも蓋取るな】🔗🔉

はじめちょろちょろなかぱっぱおやはしぬともふたとるな【始めちょろちょろ中ぱっぱ親は死ぬとも蓋取るな】 炊き始めは弱火で、中ほどは強火にし、蓋は炊き終わるまで絶対取ってはいけないという飯の炊き方を教えることば。 ◎「始めちょろちょろ中かっか赤子泣くとも蓋取るな」とも言う。

はじめのかちはくそがち【始めの勝ちは糞勝ち】🔗🔉

はじめのかちはくそがち【始めの勝ちは糞勝ち】 →先勝ちは糞勝ち

はじめのささやきのちのどよみ【始めの囁き後のどよみ】🔗🔉

はじめのささやきのちのどよみ【始めの囁き後のどよみ】 始めはわずかな人たちの間でひそひそと噂(うわさ)されていたことも、やがて世間に広く知れわたって大騒ぎとなり、評判になるということ。 ◎「どよみ」は、どよめきの意。

はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし【始めは処女の如く後は脱兎の如し】🔗🔉

はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし【始めは処女の如く後は脱兎の如し】 始めはたいしたことがないように見せかけて相手を油断させ、あとになると目を見張るような力を発揮するたとえ。また、始めはのろのろとしていながら、あとですばやい行動を取るたとえ。 ◎始めはあたかも恥じらう処女のようになよなよと見せかけて敵を安心させ、後には逃げる兎のようにすばしっこく行動するの意から。 〔出〕孫子(そんし)

はじめはんぶん【始め半分】🔗🔉

はじめはんぶん【始め半分】 なにごとも始めが肝心で、始めがうまくいけば半分は終わったようなもの。だから、最初を慎重に心してやれということ。 〔類〕始めが大事 〔較〕Well begun is half done.(始めがよければ半分終わったのと同じこと)

はじめよければおわりよし【始めよければ終わりよし】🔗🔉

はじめよければおわりよし【始めよければ終わりよし】 始めがうまくいけば、すべて順調に進み、最後によい結果を得る。だから、最初は慎重でなければならないということ。 ◎英語のA good beginning makes a good ending.から。 〔類〕始めが大事/始め半分

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