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は(音節)🔗⭐🔉
は
①両声帯を接近させ、その間隙から出す無声摩擦音〔h〕と、母音〔a〕との結合した音節。〔ha〕 なお、江戸初期までは両唇音の〔F〕と母音〔a〕との結合した音節であった。
②平仮名「は」は「波」の草体。片仮名「ハ」は「八」の全画。
は【羽】🔗⭐🔉
は【葉】🔗⭐🔉
は【歯】🔗⭐🔉
は【歯】
①鳥類を除く脊椎動物の口腔内にあって、食物の摂取・咀嚼そしゃく、攻撃・防御にあずかる器官。哺乳類で特に発達し、人間では言語の発声にも関与する。主部は象牙質から成り、表面露出部はエナメル質、歯ぐきの中にある部分はセメント質でおおわれる。人間では小児期のもの(乳歯)は永久歯と生えかわる(一換性)。哺乳類以外のものでは多換性で、構造も働きもかなり異なる。古事記下「此の天皇…御―の長さ一寸ひとき、広さ二分ふたきだ」
歯(臼歯)
歯冠
歯根
エナメル質
象牙質
歯髄
歯肉
セメント質
根管
②歯の形をしているもの。宇治拾遺物語14「はきたる足駄の―をふみ折りつ」。「鋸の―」
⇒歯が浮く
⇒歯が立たない
⇒歯に合う
⇒歯に衣着せぬ
⇒歯の抜けたよう
⇒歯の根が合わぬ
⇒歯の根も食い合う
⇒歯の根を鳴らす
⇒歯亡び舌存す
⇒歯を噛む
⇒歯を食いしばる
⇒歯を切す
⇒歯を出す

は【端】🔗⭐🔉
は【端】
①はし。はた。万葉集15「山の―に月かたぶけば」
②はした。はんぱ。「―数」
は【波】🔗⭐🔉
は【波】
①なみ・津波を数える語。「第1―到着」
②㋐波斯ペルシアの略。
㋑波蘭ポーランドの略。
は【派】🔗⭐🔉
は【派】
流儀・宗旨などの分かれ。なかま。「同じ―に所属する」
は【破】🔗⭐🔉
は【破】
①雅楽で、序・破・急3楽章の一つ。拍節的リズムで、ゆったりと奏される楽章。曲によっては入破じゅはという。
②能楽では、楽章でなく、曲風で序・破・急を分け、破は変化をつけた部分。
は【覇】🔗⭐🔉
は【覇】
①諸侯の長。はたがしら。
②武力または謀術を以て天下を従えること。また、競技などで優勝すること。「―を競う」「―を唱える」
は(感動詞)🔗⭐🔉
は
〔感〕
①笑う声。はあ。宇治拾遺物語5「人皆―と笑ひけり」
②ややかしこまって答えたり、聞き返す時発する声。「―、そうです」「―、何とおっしゃいましたか」
③怪しむ時などに発する声。はて。狂言、かくすい聟「―、こりやどなたで御ざりまするぞ」
は(助詞)🔗⭐🔉
は
〔助詞〕
(現代語での発音はワ)
➊(係助詞)体言・副詞・形容詞や助詞などを受け、それに関して説明しようとする物事を取りあげて示す。取りあげるのは既に話題となるなど自明な内容で、その点に、事実の描写などで新たな話題を示す「が」との違いがあるとされる。格を表す語ではなく、主格・目的格・補格など種々の格の部分でも使われる。「は」を受けて結ぶ活用語は、余情を込めるなど特別な意味を表す場合を除いて、通常は終止形で結ぶ。→が。
①他と区別して取り出していう意を表す。古事記上「青山に鵼ぬえ―鳴きぬ」。万葉集20「足ひきの山菅の根し長く―ありけり」。源氏物語桐壺「はじめより我―と思ひ上がり給へる御方々」。「僕が帰るから、君―いなさい」「辛く―あるが頑張る」
②叙述の題目を提示する。万葉集1「大宮人―船並めて朝川渡り」。竹取物語「石つくりの皇子―心のしたくある人にて」。天草本平家物語「一の谷―、北は山、南は海」。「象―鼻が長い」「酒―静かに飲むのがいい」「花―桜木」
③連用修飾する語句に続き、前の語句の表す内容を強調する。万葉集2「わぎもこに恋ひつつあらず―秋萩の咲きて散りぬる花にあらましを」
④不定称の語に付いて、どの一つであってもの意で、全部がそうであることを表す。古今和歌集東歌「みちのくはいづく―あれど塩釜の浦漕ぐ舟の綱手かなしも」。「何―無くとも、あなたさえいればいい」
⑤仮定条件と解される文脈に用いる。「ば」と濁音化しても使われる(「ば」を未然形に接続する接続助詞とする説もある)。「ずは」は、江戸時代以後「ざあ」と転じて使われることもある。万葉集18「見ず―のぼらじ」。古今和歌集雑「恋ひしく―とぶらひ来ませ」。勅規桃源抄「卿相にならずわかへるまいと盟ちかうたほどに、不帰かえらぬぞ」。浄瑠璃、長町女腹切「逢たく―、半七ばかり明日おぢや」。いろは文庫「もしそれともに、途みちで逢はずば、観音堂で待合はさう」。歌舞伎、青砥稿花紅彩画「知らざあ言つて聞かせやせう」。「相手に知られて―困る」「行かず―なるまい」→ば。
➋(終助詞)文末にあって余情・詠嘆の意を表す。万葉集20「今日よりは顧みなくて大君の醜の御楯と出で立つ我―」。伊勢物語「いかがはせむ―」→わ。
➌(格助詞)方向を表す「へ」の上代東国方言。万葉集20「我が背なを筑紫―遣りてうつくしみ帯えひは解かななあやにかも寝む」
はあ🔗⭐🔉
はあ
〔感〕
①笑う声。古今著聞集17「―と笑ひて」
②応答の声。はい。「―、確かにそう申しました」
③意外に思って驚く時の声。
④相手の言葉が聞きとれない時に聞き返す語。「―、なんでしょうか」
ハーヴァード【John Harvard】🔗⭐🔉
ハーヴァード【John Harvard】
アメリカの牧師。イギリス生れ。遺言により財産と蔵書がハーヴァード大学の創立に際し寄付された。(1607〜1638)
⇒ハーヴァード‐だいがく【ハーヴァード大学】
ハーヴァード‐だいがく【ハーヴァード大学】🔗⭐🔉
ハーヴァード‐だいがく【ハーヴァード大学】
アメリカ合衆国最古の私立大学。マサチューセッツ州ケンブリッジにある。1636年創立。校名は後援者ジョン=ハーヴァードを記念したもの。
⇒ハーヴァード【John Harvard】
ハーヴェー【William Harvey】🔗⭐🔉
ハーヴェー【William Harvey】
イギリスの生理学者。血液循環の原理を発見。また、昆虫・哺乳類の発生を研究、「すべての動物は卵から生まれる」と主張。(1578〜1657)
ハーキュリーズ【Hercules】🔗⭐🔉
ハーキュリーズ【Hercules】
〔神〕
⇒ヘルクレス
は‐あく【把握】🔗⭐🔉
は‐あく【把握】
①にぎりしめること。手中におさめること。「実権を―する」
②しっかりと理解すること。「状況を―する」
ハーグ【Den Haag】🔗⭐🔉
ハーグ【Den Haag】
オランダ西部の都市。旧王宮と政府機関の所在地で、事実上の首都。国際的政治都市で、平和宮・国際司法裁判所がある。人口46万4千(2003)。正式名称ス‐フラーフェンハーヘ。英語名ヘーグ。→アムステルダム。
⇒ハーグ‐みっし‐じけん【ハーグ密使事件】
ハーグ‐みっし‐じけん【ハーグ密使事件】🔗⭐🔉
ハーグ‐みっし‐じけん【ハーグ密使事件】
韓国の李太王が1907年(明治40)ハーグで開かれた万国平和会議に日本の侵略の真相を訴えるため密使を派遣したが、会議参加を拒否された事件。→韓国併合
⇒ハーグ【Den Haag】
ハーグリーヴス【James Hargreaves】🔗⭐🔉
ハーグリーヴス【James Hargreaves】
イギリスの織布工。数本の糸を同時に紡ぐことができるジェニー紡績機を発明。産業革命の発端をつくった。(1720〜1778)
ハーケン【Haken ドイツ】🔗⭐🔉
ハーケン【Haken ドイツ】
(釘・鉤かぎの意)岩登りの際、安全確保・手がかりのために岩の割れ目に打ち込む釘。頭部の穴にカラビナをかけ、ザイルを通す。ピトン。
⇒ハーケン‐クロイツ【Hakenkreuz ドイツ】
ハーケン‐クロイツ【Hakenkreuz ドイツ】🔗⭐🔉
ハーケン‐クロイツ【Hakenkreuz ドイツ】
(鉤かぎ十字と訳す)卍まんじと同起源で右鉤、すなわち
。この印は1919年以来ナチ党の党旗に、35〜45年にはドイツの国旗にも用いられた。
⇒ハーケン【Haken ドイツ】

ハーゲンベック【Karl Hagenbeck】🔗⭐🔉
ハーゲンベック【Karl Hagenbeck】
ドイツのサーカス団長。1907年ハンブルクに動物園を創設。(1844〜1913)
ハーシェル【Frederick William Herschel】🔗⭐🔉
ハーシェル【Frederick William Herschel】
イギリスの天文学者。大型反射望遠鏡を作り、妹とともに観測。1781年に天王星を、次いで土星・天王星の衛星をそれぞれ2個発見したほか、2500の星雲、800の二重星を発見。(1738〜1822)
ハーシェル【John Frederick William Herschel】🔗⭐🔉
ハーシェル【John Frederick William Herschel】
イギリスの天文学者。F.W.ハーシェルの子。父を継ぎ、二重星および星雲の系統的観測をした。1833年全天観測のため喜望峰に行き、重要な観測に従事。また、写真術の発達に貢献。(1792〜1871)
ハース【Walter Norman Haworth】🔗⭐🔉
ハース【Walter Norman Haworth】
イギリスの有機化学者。糖類の環状構造を確定。カラーと協力してビタミンCの化学構造を決定、その合成に成功。ノーベル賞。(1883〜1950)
ハースト【William Randolph Hearst】🔗⭐🔉
ハースト【William Randolph Hearst】
アメリカの新聞王。1903〜07年下院議員。1930年代には、26の日刊紙、17の日曜紙のほか、多数の雑誌や放送局・通信社などを経営。(1863〜1951)
ハーダンガー‐ししゅう【ハーダンガー刺繍】‥シウ🔗⭐🔉
ハーダンガー‐ししゅう【ハーダンガー刺繍】‥シウ
ノルウェーのハーダンガー(Hardanger)地方の民俗刺繍。織糸を数えサテン‐ステッチで模様を刺した後、織糸を抜き、かがりにより装飾を施す。ドロンワークの一種。
ハーディー【Thomas Hardy】🔗⭐🔉
ハーディー【Thomas Hardy】
イギリスの作家・詩人。初め「緑の木陰」など牧歌的作品で出発、やがてウェセックス地方を背景に「テス」「日陰者ジュード」「カスターブリッジの市長」などの重厚な写実主義的小説を書いた。晩年、ナポレオン戦争を扱った大叙事詩劇「覇王」を完成。(1840〜1928)
ハーディ‐ガーディ【hurdy-gurdy】🔗⭐🔉
ハーディ‐ガーディ【hurdy-gurdy】
〔音〕円盤をハンドルで回転させ弦を摩擦して音を出す楽器。4本の弦のうち、2本は変化しない持続音を出し、2本は木製の鍵を押さえて旋律を奏する。10世紀頃からヨーロッパ各地に広まる。現在は民俗楽器として使用。
ハート【heart】🔗⭐🔉
ハート【heart】
①心臓。心。「―のこもった手紙」
②トランプの札の名。心臓を図案化し赤く描いたもの。
⇒ハート‐がた【ハート形】
⇒ハート‐カム【heart-cam】
⇒ハート‐ブレーク【heartbreak】
ハード【hard】🔗⭐🔉
ハード【hard】
①かたいさま。「―‐レンズ」
②きびしいさま。激しいさま。「―な練習」
③ハードウェアの略。
⇒ハード‐ウェア【hardware】
⇒ハード‐カバー【hard cover】
⇒ハード‐コア【hard core】
⇒ハード‐コート【hard court】
⇒ハード‐コピー【hard copy】
⇒ハード‐スケジュール【hard schedule】
⇒ハード‐ディスク【hard disk】
⇒ハードディスク‐レコーダー【hard disk recorder】
⇒ハード‐トップ【hardtop】
⇒ハード‐トレーニング【hard training】
⇒ハード‐ボイルド【hard-boiled】
⇒ハード‐ボード【hardboard】
⇒ハード‐ラック【hard luck】
⇒ハード‐ランディング【hard landing】
⇒ハード‐リカー【hard liquor】
⇒ハード‐ロック【hard rock】
⇒ハード‐ワーク【hard work】
ハード‐ウェア【hardware】🔗⭐🔉
ハード‐ウェア【hardware】
(金物かなものの意)コンピューター‐システムで、トランジスター・集積回路などから組み立てた計算機自体を、情報媒体に記録されたプログラム(ソフトウェア)と区別して呼ぶ語。放送のための設備、録音・録画のための装置などもいう。ハード。↔ソフトウェア。
⇒ハード【hard】
ハート‐がた【ハート形】🔗⭐🔉
ハート‐がた【ハート形】
心臓にかたどったかたち。
⇒ハート【heart】
ハード‐カバー【hard cover】🔗⭐🔉
ハード‐カバー【hard cover】
厚いボール紙にクロースや紙クロースを貼ったものを表紙とした本。硬表紙本。↔ペーパー‐バック。
⇒ハード【hard】
ハート‐カム【heart-cam】🔗⭐🔉
ハート‐カム【heart-cam】
ハート形をしているカム。等速回転運動から等速往復運動を得る場合に用いる。
⇒ハート【heart】
ハード‐コア【hard core】🔗⭐🔉
ハード‐コア【hard core】
①中核。
②性的描写が極端に露骨な小説・映画。ハード‐コア‐ポルノ。
⇒ハード【hard】
ハード‐コピー【hard copy】🔗⭐🔉
ハード‐コピー【hard copy】
①プリンターにより紙に打ち出されたコンピューターの出力。
②ブラウン管やスクリーン上の映像を、紙などの上に安定した画像として写しとったもの。
⇒ハード【hard】
ハード‐スケジュール【hard schedule】🔗⭐🔉
ハード‐スケジュール【hard schedule】
余裕がなく厳しい日程。
⇒ハード【hard】
ハード‐ディスク【hard disk】🔗⭐🔉
ハード‐ディスク【hard disk】
コンピューターの外部記憶装置の一種。磁性体を塗ったアルミニウムの円盤。記憶媒体として、大量のデータを高速で読み書きできる。固定ディスク。
⇒ハード【hard】
ハードディスク‐レコーダー【hard disk recorder】🔗⭐🔉
ハードディスク‐レコーダー【hard disk recorder】
①ハード‐ディスクを記憶媒体にした録音・再生装置。音楽制作現場で多く用いられる。同様の機能を持つパソコン用のソフトウェアを指すこともある。
②ハード‐ディスクにより画像と音声を記録・再生する装置。HDDレコーダー。
⇒ハード【hard】
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