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凱 やわらぐ🔗🔉

【凱】 12画 几部 [人名漢字] 区点=1914 16進=332E シフトJIS=8A4D 《音読み》 ガイ/カイ〈ki〉 《訓読み》 たのしむ/やわらぐ(やはらぐ) 《名付け》 たのし・とき・よし 《意味》 {動}たのしむ。にこやかにたのしむ。「凱旋ガイセン」「凱歌ガイカ」 {形}やわらぐ(ヤハラグ)。なごやかなさま。「凱風ガイフウ」 {名・形}にこやかなよい人。にこやかでよい。「八元八凱ハチガンハチガイ(太古伝説時代の十六人の善良な才子のこと)」 《解字》 会意兼形声。豈ガイは、喜の字の上部と似て、豆(たかつき)にごちそうを盛ったさま。豈が「あに」と訓読される反問の副詞に専用されたため、凱の字がその原義をあらわすようになった。凱は「几+音符豈キ・ガイ」で、たのしく食事するの意をあらわす。 《熟語》 →熟語

和 やわらぎ🔗🔉

【和】 8画 口部 [三年] 区点=4734 16進=4F42 シフトJIS=9861 《常用音訓》オ/ワ/なご…む/なご…やか/やわ…らぐ/やわ…らげる 《音読み》 ワ/オ(ヲ)/カ(ク〈h・h〉〈hu・hu〉 《訓読み》 やわらげる/やわらぎ(やはらぎ)/やわらぐ(やはらぐ)/なごむ/なごやか(なごやかなり)/あえる(あふ)/なぎ 《名付け》 あい・あえ・かず・かた・かつ・かのう・たか・ちか・とし・とも・な・のどか・ひとし・まさ・ます・みきた・やす・やすし・やまと・やわ・やわら・よし・より・わたる 《意味》 {名}やわらぎ(ヤハラギ)。まるくまとまった状態。「平和」「調和」「和為貴=和ヲ貴シト為ス」〔→論語〕「地利不如人和=地ノ利ハ人ノ和ニ如カズ」〔→孟子ワス{形・動・名}いっしょに解けあったさま。また、成分の異なるものをうまく配合する。また、その状態。「和薬=薬ヲ和ス」「発而皆中節謂之和=発シテミナ節ニ中ルコレヲ和ト謂フ」〔→中庸ワス{動・名}やわらぐ(ヤハラグ)。なごむ。かどだたず、まるくおさまる。和解。「講和=和ヲ講ズ」「亟割地為和=亟ヤカニ地ヲ割キテ和ヲ為ス」〔→史記{形}なごやか(ナゴヤカナリ)。ゆったりとしてやわらいださま。「温和」「和気藹藹ワキアイアイ」 ワス{動}声や調子をあわせる。▽去声に読む。「唱和」「美人和之=美人コレニ和ス」〔→史記{動・名}プラスする。加えた結果。「総和」 {名}車の軾ショクにつける鈴。▽軛ヤクにつける鈴を鸞ラン・鑾ランという。「和鸞カラン」 {前}分離しないで。…ごとの、の意味をあらわすことば。「和衣睡(着物を着たままねむる)」 {接続}〔俗〕…と。〈同義語〉→与。 〔国〕日本のこと。また、日本語のこと。▽倭ワ(背のまるく曲がった低い人)のかわりに、よい意味を持つ字を当てたもの。「和服」「和文英訳」あえる(アフ)。野菜・魚介類などに酢・みそ・ごまなどをまぜあわせて調理する。なぎ。昼夜の境目に、風の向きが変わる間、海上の風や波がおだやかになる状態。 《解字》 会意兼形声。禾は粟アワの穂のまるくしなやかにたれたさまを描いた象形文字。窩カ(まるい穴)とも縁が近く、かどだたない意を含む。和は「口+音符禾カ」。 《類義》 温は、あたたかい意。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

夜話 ヤワ🔗🔉

【夜話】 ヤワ 夜、する話。よばなし。また、それが書かれている本。夜の対話。

孺 やわらぐ🔗🔉

【孺】 17画 子部  区点=5362 16進=555E シフトJIS=9B7D 《音読み》 ジュ/ニュウ〈r〉 《訓読み》 ちのみご/つま/おさない(をさなし)/やわらぐ(やはらぐ) 《意味》 {動}ちのみご。おさなくてからだがまだ柔らかい子。「孺子ジュシ」「婦孺フジュ(女や子ども)」 {名}つま。▽文語で、上品ないい方。「孺人ジュジン(ものごしが柔らかでしとやかなつま→大夫タイフ・大官のつまのこと)」 ジュナリ{形}おさない(ヲサナシ)。いとけない。〈類義語〉→幼ジュナリ{動・形}やわらぐ(ヤハラグ)。しっとりする。ものごしが柔らかい。「和楽且孺=和楽ニシテカツ孺ナリ」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。而ジは、柔らかく垂れたひげ。需は「雨+而」の会意文字で、ひげや、ひもが雨水にぬれて柔らかいことを示す。孺は「子+音符需ジュ」で、からだの柔らかい子ども。 《単語家族》 濡(ぬれて柔らかい)儒(ものごしの柔らかい文人・学者)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

廱 やわらぐ🔗🔉

【廱】 21画 广部  区点=5511 16進=572B シフトJIS=9C4A 《音読み》 ヨウ/ユ〈yng〉 《訓読み》 やわらぐ(やはらぐ) 《意味》 {動・形}やわらぐ(ヤハラグ)。やんわりと包みこむ。やんわりとしたさま。「廱廱ヨウヨウ(やんわりしたさま)」 {名}周囲を囲んだ家。 「辟廱ヘキヨウ(=辟雍)」とは、昔の大学で、礼儀・音楽・古典などを教えた所。▽周りを堀でとり囲んでいる。 《解字》 会意兼形声。下部の左側は、邑ユウ(むら)の周りを、川堀でまるく包んだことを示す会意文字。廱はそれを音符とし、广(いえ)と隹(とり)を加えた字で、かごの鳥を飼うように周囲を堀で囲んだ家。 《単語家族》 抱擁ホウヨウの擁(包み囲む)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

揉 やわらげる🔗🔉

【揉】 12画 部  区点=5770 16進=5966 シフトJIS=9D86 《音読み》 ジュウ(ジウ)/ニュウ(ニウ)〈ru〉 《訓読み》 もむ/やわらげる(やはらぐ) 《意味》 {動}もむ。もんでやわらかくする。「雑揉ザツジュウ(やわらかくしてまぜる)」 {動}やわらげる(ヤハラグ)。やわらかくする。また、やわらかくして、曲げたり伸ばしたりする。「揉木為耒=木ヲ揉ゲテ耒ヲ為ル」〔→易経{動}やわらげる(ヤハラグ)。従順にさせる。おとなしくさせてなびかせる。〈同義語〉→柔。「揉此万邦=コノ万邦ヲ揉グ」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。柔は「矛(ほこ)+木」からなり、武器の柄に用いる弾力のある木のこと。固(かたい)の反対で、柔軟なこと。揉は「手+音符柔」で、やわらかくする動作を示す。→柔 《単語家族》 鞣ジュウ(やわらかいかわ)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

柔 やわら🔗🔉

【柔】 9画 木部 [常用漢字] 区点=2932 16進=3D40 シフトJIS=8F5F 《常用音訓》ジュウ/ニュウ/やわ…らか/やわ…らかい 《音読み》 ジュウ(ジウ)/ニュウ(ニウ)〈ru〉 《訓読み》 やわらか/やわらかい(やはらかし)/やわらげる(やはらぐ)/やわら(やはら) 《名付け》 とお・なり・やす・やわ・やわら・よし 《意味》 {形}やわらかい(ヤハラカシ)。曲げても折れない。ねっとりしているさま。物や人などがしなやか。また人や風などがおだやか。〈対語〉→剛。〈類義語〉→軟。「柔軟」「柔和」 {動}やわらげる(ヤハラグ)。おだやかにする。「柔色=色ヲ柔ラグ」「柔遠人則四方帰之=遠人ヲ柔ラグレバスナハチ四方コレニ帰ス」〔→中庸〕 〔国〕やわら(ヤハラ)。柔術。 《解字》 会意。「矛(ほこ)+木」で、ほこの柄にする弾力のある木のこと。曲げても折れないしなやかさを意味する。→矛 《単語家族》 鞣ジュウ(なめし皮)紐ニュウ(しなやかなひも)乳(ねっとりしたちち)などと同系。 《異字同訓》 やわらかい/やわらかだ。 柔らかい/柔らかだ「柔らかい毛布。身のこなしが柔らかだ。物柔らかな態度」軟らかい/軟らかだ「表情が軟(柔)らかい。軟(柔)らかい話。軟(柔)らかな土」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

洽 やわらげる🔗🔉

【洽】 9画 水部  区点=6210 16進=5E2A シフトJIS=9FA8 《音読み》 コウ(カフ)/ギョウ(ゲフ)〈xi・qi〉/ゴウ(ゴフ)/コウ(カフ) 《訓読み》 あまねし/うるおす(うるほす)/やわらげる(やはらぐ)/かなう(かなふ) 《意味》 {形・動}あまねし。全部に行き渡っているさま。全体をおおう。〈類義語〉→浹ショウ。「博学洽聞コウブン」「猶未洽於天下=ナホイマダ天下ニ洽カラズ」〔→孟子{動}うるおす(ウルホス)。うるおいをもたせて調和させる。「洽于民心=民心ヲ洽ス」〔→書経{動}やわらげる(ヤハラグ)。かなう(カナフ)。心や関係がうちとけあって一つになる。心にぴったりかなう。〈類義語〉→叶→協→恰。「洽此四国=コノ四国ヲ洽ゲシム」〔→詩経〕「洽和コウワ」「不洽於心=心ニ洽ハズ」 {名}川名。陝西センセイ省東部にあり、黄河に注ぐ。洽水コウスイ。 《解字》 会意兼形声。合は「かぶせるしるし+口」の会意文字で、口にぴったりとふたをあわせたさまをあらわす。洽は「水+音符合」からなる。うるおって、ぴったり調和すること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

茹 やわらか🔗🔉

【茹】 9画 艸部  区点=7207 16進=6827 シフトJIS=E4A5 《音読み》 ジョ/ニョ〈r〉 《訓読み》 くう(くふ)/くらう(くらふ)/やわらか(やはらかなり)/ゆでる(ゆづ) 《意味》 {動}くう(クフ)。くらう(クラフ)。かんでやわらかくしてたべる。「不飲酒、不茹葷=酒ヲ飲マズ、葷ヲ茹ハズ」〔→荘子{名}やわらかい野菜。食用にする野菜。 {形}やわらか(ヤハラカナリ)。ぐにゃぐにゃしている。「茹魚ジョギョ(くさってぐにゃぐにゃになった魚)」 ジョタリ{動・形}やわらかくずるずるとつながる。また、そのさま。「抜茅茹=茅ヲ抜クニ茹タリ」〔→易経〕 〔国〕ゆでる(ユヅ)。熱湯でやわらかく煮る。 《解字》 会意兼形声。如は、しなやかに従う意を含む。茹は「艸+音符如」で、しなやかな菜のこと。 《単語家族》 女(しなやかなおんな)絮ジョ(やわらかいわた)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

諧 やわらぐ🔗🔉

【諧】 16画 言部  区点=7563 16進=6B5F シフトJIS=E67E 《音読み》 カイ/ゲ〈xi〉 《訓読み》 やわらぐ(やはらぐ)/やわらげる(やはらぐ)/かなう(かなふ)/ととのえる(ととのふ)/たわむれ(たはむれ) 《意味》 カイス{動}やわらぐ(ヤハラグ)。やわらげる(ヤハラグ)。調子をあわせてうち解ける。また、穏やかにする。「諧和」「如楽之和、無所不諧=楽ノ和スルガゴトク、諧ゲザルトコロ無シ」〔→左伝カイス{動}かなう(カナフ)。うまく調和する。成功する。 {動}ととのえる(トトノフ)。でこぼこをなくする。調和させる。物価を平らに安定させる。「諧価然後得去=価ヲ諧ヘテシカル後去ルヲ得」〔→後漢書{名}たわむれ(タハムレ)。調子のよいことば。じょうだん。また、こっけいなおもしろさ。〈同義語〉→詼。「諧謔カイギャク」 《解字》 会意兼形声。「言+音符皆」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

軟 やわらか🔗🔉

【軟】 11画 車部 [常用漢字] 区点=3880 16進=4670 シフトJIS=93EE 《常用音訓》ナン/やわ…らか/やわ…らかい 《音読み》 ナン/ネン/ゼン〈run〉 《訓読み》 やわらか/やわらかい(やわらかし) 《意味》 {形}やわらかい(ヤワラカシ)。ぐんにゃりとしているさま。かたい手ごたえがない。〈対語〉→硬。〈類義語〉→柔。「柔軟」「軟弱」 {形}ふやけて軽い。つまっていない。「軟半(二分の一弱)」 《解字》 会意兼形声。右側はもと「而(やわらかいひげ)+大」からなる会意文字で、やわらかでゆとりのあることを示す。軟の本字はそれを音符とし、車を加えた字で、車がやわらかく動いて、手ごたえのないことを示す。のち「車+欠(かがむ)」となった。 《類義》 柔は、しなやかなこと。 《異字同訓》 やわらかい/やわらかだ。 →柔 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

輯 やわらげる🔗🔉

【輯】 16画 車部  区点=2920 16進=3D34 シフトJIS=8F53 《音読み》 シュウ(シフ)/ジュウ(ジフ)〈j〉 《訓読み》 あつめる(あつむ)/やわらげる(やはらぐ) 《意味》 {名}車。また、車の、箱型をした、人の乗る部分。車のこし。「斉輯乎轡銜之際=輯ヲ轡銜ノ際ニ斉フ」〔→列子{動}あつめる(アツム)。材料をあつめて整理する。まとめる。かたづける。〈同義語〉集・緝。「編輯ヘンシュウ(=編集)」「輯録シュウロク(=集録)」 {動}やわらげる(ヤハラグ)。顔色などを穏やかにしてむつまじくする。〈同義語〉緝。「和輯ワシュウ」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音シュウ)は、よせあつめる意を含む。輯はそれを音符とし、車を加えた字で、車輪の中心に車輻シャフクがあつまって車輪を成すの意から、広く、あつめるの意となる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

雍 やわらぐ🔗🔉

【雍】 13画 隹部  区点=8022 16進=7036 シフトJIS=E8B4 《音読み》 ヨウ/ユ〈yng〉 《訓読み》 やわらぐ(やはらぐ)/ふさぐ/いだく 《意味》 {形・動}やわらぐ(ヤハラグ)。やんわりとつつんださま。やんわりとかかえこむ。また、なごやかに保つ。「雍和ヨウワ」「曷不粛雍=ナンゾ粛ミ雍ガザランヤ」〔→詩経{動}ふさぐ。ふさいで、通路を通じなくする。また、ふさがれて通じない。〈同義語〉→壅。「毋雍泉=泉ヲ雍グナカレ」〔→穀梁ヨウス{動}いだく。両手と胸の間にだく。〈同義語〉→擁。「雍樹ヨウジュ」 {名}まわりに堀をめぐらした建物。学校。〈同義語〉→廱。「辟雍ヘキヨウ(学校)」 {名}中国古代の九州の一つ。今の陝西センセイ省北西部から、甘粛カンシュク省にかけての地。雍州。▽去声に読む。 {名}秦シンの国のおこった地。今の陝西省中部の宝鶏・岐州のあたり。▽去声に読む。 《解字》 会意兼形声。雍のもとの字は、癰のを除いた部分と同じ。外わくで囲んで鳥を安全に守ることをあらわす。その左側の字(音ヨウ)は「水+邑(村里)」の会意文字で、堀をめぐらして、守った村や建物をあらわす。雍はその異体字。外部との道をふさいで、内部をなごやかに保つこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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