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広辞苑の検索結果 (33)

やわ【和・柔】ヤハ🔗🔉

やわ和・柔ヤハ やわらかなさま。弱いさま。こわれやすいさま。「―な地面」「―な立て付け」「人間の出来が―だ」

や‐わ【夜話】🔗🔉

や‐わ夜話】 ①夜間にする談話。また、それを筆記した書物。よばなし。転じて、肩のこらない、軽い話。 ②禅家で、夜、修行のためにする訓話。

や‐わヤハ🔗🔉

や‐わヤハ 〔副〕 (助詞ヤハから)反語・疑問に用いる。どうして。なんで。やわか。源平盛衰記23「中にとりこめ候はんには、―一人も遁れ出づべき」

やわ・い【柔い】ヤハイ🔗🔉

やわ・い柔いヤハイ 〔形〕[文]やは・し(ク) ①やわらかい。 ②弱い。柔弱である。「そんな―・い神経ではやっていけない」 ③柔和である。

やわ‐かヤハカ🔗🔉

やわ‐かヤハカ 〔副〕 ①反語を表す。どうしてか。いかでか。やわ。太平記17「―叶ふべき」 ②万に一つも。よもや。謡曲、檀風「―さやうには仰せ候ふまじ」

やわ・し【飢し】🔗🔉

やわ・し飢し】 〔形ク〕 (歴史的仮名遣ヤハシとも)飢えている。南海寄帰内法伝平安後期点「腹餓ヤワシと雖も、終宵詎たれか非時の過を免れむ」

やわ・す【和す】ヤハス🔗🔉

やわ・す和すヤハス 〔他四〕 ①やわらかにする。 ②やわらげる。平穏にする。万葉集20「まつろへぬ人をも―・し」

やわた【八幡】ヤハタ🔗🔉

やわた八幡ヤハタ ①京都府南部の市。市域西部の男山丘陵にある石清水いわしみず八幡宮の門前町として発達。男山団地などの建設により人口が急増。人口7万4千。 ②千葉県市川市の地名。 ③⇒やはた⇒やわた‐ぐろ【八幡黒】 ⇒やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】 ⇒やわた‐の‐やぶしらず【八幡の不知藪】 ⇒やわた‐まき【八幡巻】

やわた‐ぐろ【八幡黒】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐ぐろ八幡黒ヤハタ‥ 純黒に染めた柔軟な革。石清水いわしみず八幡宮の神人らが製したのでこの名がある。下駄の鼻緒に使用。 ⇒やわた【八幡】

やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】ヤハタ‥バウ🔗🔉

やわた‐ごぼう八幡牛蒡ヤハタ‥バウ 山城国八幡山(現、京都府八幡市)あたりから産出する、名物のゴボウ。淀川上下の舟へは、これを「たたき」にして売った。 ⇒やわた【八幡】

やわた‐ごま【八幡駒】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐ごま八幡駒ヤハタ‥ 青森県八戸はちのへで作られる、木製彩色馬の玩具。八戸市西郊にある櫛引くしびき八幡宮の例大祭で売られた。

やわた‐せいてつじょ【八幡製鉄所】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐せいてつじょ八幡製鉄所ヤハタ‥ 軍需産業の中心として日本鉄鋼業の発達を主導した国営製鉄所。1901年(明治34)福岡県遠賀郡八幡町(現、北九州市八幡東区)で操業開始。日本最初の銑鋼一貫製鉄所。34年民間鉄鋼企業の一部と合同して半官半民の日本製鉄株式会社となる。第二次大戦後、富士製鉄・八幡製鉄の2社に分割解体。70年再合併して新日本製鉄となる。

やわた‐そう【八幡草】ヤハタサウ🔗🔉

やわた‐そう八幡草ヤハタサウ ユキノシタ科の多年草。深山の渓間・樹陰などに自生。葉は大形、円い楯形で7浅裂。6月頃、淡黄色の小さな五弁花を多数総状に密生。タキナショウマ。少女草。

やわた‐の‐やぶしらず【八幡の不知藪】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐の‐やぶしらず八幡の不知藪ヤハタ‥ 八幡2にある藪。八幡不知森しらずのもりともいい、ここに入れば再び出ることができないとか、祟たたりがあるとかいわれる。転じて、出口のわからないこと、迷うことなどのたとえ。やわたしらず。 ⇒やわた【八幡】

やわたはま【八幡浜】ヤハタ‥🔗🔉

やわたはま八幡浜ヤハタ‥ 愛媛県西部、宇和海に臨む市。佐田岬半島基部にあり、九州との連絡港。トロール漁業・水産加工業が発達。ミカンの産地。人口4万1千。

やわた‐まき【八幡巻】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐まき八幡巻ヤハタ‥ 牛蒡ごぼうを芯にして穴子・鰻うなぎなどで巻き、つけ焼きにした料理。八幡牛蒡に因んだ名。 ⇒やわた【八幡】

や‐わたり【家渡り】🔗🔉

や‐わたり家渡り】 引越し。転宅。やうつり。〈文明本節用集〉 ⇒やわたり‐がゆ【家渡り粥】

やわ‐はだ【柔肌】ヤハ‥🔗🔉

やわ‐はだ柔肌ヤハ‥ (女性の)やわらかな肌。にきはだ。にこはだ。「―の熱き血潮に触れもみでさびしからずや道を説く君」(晶子)

やわ‐やわ【柔柔】ヤハヤハ🔗🔉

やわ‐やわ柔柔ヤハヤハ ①もの柔らかなさま。たおやか。大唐西域記長寛点「風俗淳和ヤハヤハなり」 ②(女房詞) ㋐ぼたもち。 ㋑綿わた。 ㋒吉野紙・奈良紙。

やわら【柔ら】ヤハラ🔗🔉

やわら柔らヤハラ ①やわらかいさま。万葉集14「海原うなはらの根―小菅」 ②柔術・柔道の異称。浮世物語「居合いあい・―・兵法なんど」 ③船の接触の際の衝撃をやわらげるために、舷側に下げておくもの。かませ。じんた。 ⇒やわら‐がかり【柔ら懸り】 ⇒やわら‐とり【柔取】

やわらヤハラ🔗🔉

やわらヤハラ 〔副〕 そろそろ。そっと。しずかに。やおら。源氏物語薄雲「―づつ引き入りたまひぬるけしきなれば」。平家物語1「―此の刀を抜き出し」 ⇒やわら‐やわら

やわら‐か【柔らか・軟らか】ヤハラカ🔗🔉

やわら‐か柔らか・軟らかヤハラカ ①堅くないさま。しなやかなさま。ふっくらしているさま。柔軟。源氏物語空蝉「皆しづまれる夜の、御衣のけはひ―なるしも、いとしるかりけり」。「―に煮る」「体が―だ」「―な布団」 ②おとなしいさま。おだやか。源氏物語帚木「ひたぶるに子めきて―ならむ人を」。「―な物言い」 ③堅苦しくないさま。型にはまらず融通がきくさま。「―な話」「―な考え方」 ⇒やわらか‐もの【柔らか物】

やわらか・い【柔らかい・軟らかい】ヤハラカイ🔗🔉

やわらか・い柔らかい・軟らかいヤハラカイ 〔形〕[文]やはらか・し(ク) ①物の性質・状態が、堅くない。しなやかである。ふっくらしている。「―・いパン」「膝を―・く曲げる」 ②状況に応じて融通がきく。「頭が―・い」 ③おだやかである。おとなしい。「人あたりが―・い」 ④堅苦しくない。くだけている。「―・い話」「―・い読み物」 ◇「柔」は「剛」の、また、「軟」は「硬」の、それぞれ対語の意味で使われることが多い。「柔」は、力を加えて変形しても元に戻る場合、「軟」は、力を加えると変形しやすく元に戻らない場合によく使う。

やわら‐がかり【柔ら懸り】ヤハラ‥🔗🔉

やわら‐がかり柔ら懸りヤハラ‥ 徐々におだやかにかかってゆくこと。 ⇒やわら【柔ら】

やわら‐がみ【和良紙】ヤハラ‥🔗🔉

やわら‐がみ和良紙ヤハラ‥ (→)吉野紙の別称。

やわらか‐もの【柔らか物】ヤハラカ‥🔗🔉

やわらか‐もの柔らか物ヤハラカ‥ ①手ざわりのやわらかい織物。絹物。 ②つやっぽい読み物。 ⇒やわら‐か【柔らか・軟らか】

やわら・ぐ【和らぐ】ヤハラグ🔗🔉

やわら・ぐ和らぐヤハラグ [一]〔自五〕 ①やわらかになる。柔軟になる。 ②(風景・気候・感情・気質などが)おだやかになる。柔和になる。きびしさがなくなる。源氏物語匂宮「すこしなよび―・ぎ過ぎて、好いたる方に引かれ給へり」。「寒さが―・ぐ」「気持が―・ぐ」「緊張が―・ぐ」 ③親しむようになる。睦まじくなる。 [二]〔他下二〕 ⇒やわらげる(下一)

やわらげ【和らげ】ヤハラゲ🔗🔉

やわらげ和らげヤハラゲ 難解な語の解説。天草本平家物語「分別しにくき言葉の―」

やわら・げる【和らげる】ヤハラゲル🔗🔉

やわら・げる和らげるヤハラゲル 〔他下一〕[文]やはら・ぐ(下二) ①やわらぐようにする。三蔵法師伝永久点「邦国を弼たすけ諧ヤハラク」。平家物語4「入道相国の謀反の心をも―・げ給へとの御祈念のため」。「怒りを―・げる」 ②(言葉・文章などを)わかりやすいようにする。平易にする。くだく。十訓抄「万葉集を―・げられけるも」。「表現を―・げる」

やわら‐とり【柔取】ヤハラ‥🔗🔉

やわら‐とり柔取ヤハラ‥ 柔術をすること。また、それに巧みな人。 ⇒やわら【柔ら】

やわら‐やわらヤハラヤハラ🔗🔉

やわら‐やわらヤハラヤハラ 〔副〕 そろそろと。しずかに。徐々に。 ⇒やわら

や‐わり【矢割り】🔗🔉

や‐わり矢割り】 石にうがった穴に鉄の楔くさびを差し込んで玄能げんのうで打ち割ること。 ○矢を刺すやをさす 弓に矢をつがえる。 ⇒や【矢・箭】 ○矢を矧ぐやをはぐ ①竹に羽を付けて矢をつくる。 ②弓に矢をつがえる。 ⇒や【矢・箭】 ○矢を向けるやをむける 攻撃の目標とする。「非難の―」 ⇒や【矢・箭】

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や-わ【夜話】🔗🔉

や-わ [1] 【夜話】 (1)夜する話。よばなし。 (2)気楽に話すような調子で書かれた書物。「音楽―」 (3)禅家で,修行のために夜話す訓話。

やわ【柔】🔗🔉

やわ ヤハ [1] 【柔】 (形動)[文]ナリ (1)弱々しいさま。こわれやすいさま。「素材が―でこまる」「―な神経ではつとまらない」 (2)物足りないさま。いい加減なさま。「―な学者より余程勉強している」 (3)ものやわらかなさま。柔和なさま。「兎角人の内は,女房が―だと収まりやあ付ねえやつよ/人情本・春の若草」

や-わ🔗🔉

や-わ ―ハ (連語) 〔係助詞「や」に係助詞「は」の付いたもの〕 ⇒やは(連語)

やわ・い【柔い】🔗🔉

やわ・い ヤハイ [2] 【柔い】 (形)[文]ク やは・し (1)「柔らかい」に同じ。「―・い土」 (2)弱い。もろい。「―・い造作」 [派生] ――さ(名)

やわ-か🔗🔉

やわ-か ヤハ― (副) 〔「か」は係助詞〕 (1)反語の意を表す。どうして…しようか。「―怺(コラ)へ候や/太平記 17」 (2)万が一にも。よもや。「―さやうには仰せられ候まじ/謡曲・檀風」 (3)それでもなお。「御内方へとは大やうなり,―通ると広言して/曾我 9」

やわ・し【飢し】🔗🔉

やわ・し 【飢し】 (形ク) 空腹である。ひもじい。「粥を飲みて―・きを忍び/東大寺風誦文稿」

やわ・す【和す】🔗🔉

やわ・す ヤハス 【和す】 (動サ四) 〔「やはらか」の「やは」の動詞化〕 (1)静まらせる。やわらげる。「言直し―・しまして/祝詞(大殿祭)」 (2)平定する。服従させる。「ちはやぶる人を―・せとまつろはぬ国を治めと/万葉 199」

やわた【八幡】🔗🔉

やわた ヤハタ 【八幡】 (1)千葉県市川市の地名。 (2)京都府南部の市。木津川・桂川・宇治川が合流して淀川となる狭隘部の南東部を占める。もと淀川水運の河港,石清水(イワシミズ)八幡宮の門前町として発達。住宅地化が進む。 (3)石清水八幡宮のこと。「―を伏し拝み/太平記 4」

やわた-ぐろ【八幡黒】🔗🔉

やわた-ぐろ ヤハタ― [3] 【八幡黒】 黒く染めた柔らかな革。下駄の鼻緒などに用いた。八幡{(3)}の神人が製したという。

やわた-ごぼう【八幡牛蒡】🔗🔉

やわた-ごぼう ヤハタ―バウ [4] 【八幡牛蒡】 八幡{(2)}あたりでとれるゴボウ。

やわた-まき【八幡巻(き)】🔗🔉

やわた-まき ヤハタ― [0] 【八幡巻(き)】 下煮したゴボウを芯(シン)にしてアナゴ・ウナギ・牛肉などで巻き,煮たり,付け焼きにした料理。牛蒡巻き。

やわた-せいてつじょ【八幡製鉄所】🔗🔉

やわた-せいてつじょ ヤハタ― 【八幡製鉄所】 1901年(明治34),重工業の基礎となる鉄鋼の国産化を目指し,高炉による銑鋼一貫生産を開始した官営製鉄所。軍需産業の基幹として政府および軍の管轄下に置かれ,34年(昭和9),鉄鋼トラストである日本製鉄株式会社に発展した。第二次大戦後,富士・八幡の両社に分割解体,70年再び合併して,新日本製鉄となった。

やわた-そう【八幡草】🔗🔉

やわた-そう ヤハタサウ [0] 【八幡草】 ユキノシタ科の多年草。深山に生える。根葉は大形の盾形で掌状に浅裂し,長い柄につく。初夏,高さ約50センチメートルの花茎の頂に黄白色の小五弁花を集散花序につける。

やわたはま【八幡浜】🔗🔉

やわたはま ヤハタハマ 【八幡浜】 愛媛県西部,宇和海に面する市。紡織業のほか,漁業・水産加工業が盛ん。山地斜面には夏ミカン・温州ミカンの畑が多い。

やわた-やま【八幡山】🔗🔉

やわた-やま ヤハタ― 【八幡山】 男山の異称。((歌枕))「―西に嵐の秋ふけば/秋篠月清集(秋)」

や-わたり【家渡り】🔗🔉

や-わたり 【家渡り】 引っ越し。やうつり。「―の祝とて,人あつまり/咄本・醒睡笑」

やわ-はだ【柔肌】🔗🔉

やわ-はだ ヤハ― [0] 【柔肌】 柔らかな肌。主に,若い女性の肌にいう。「―のあつき血潮に触れも見で/みだれ髪(晶子)」

やわ-やわ【柔柔】🔗🔉

やわ-やわ ヤハヤハ [1] 【柔柔】 ■一■ (副) (1)いかにもやわらかなさま。「ツガサクラの花が,青く―と,穂を抜いてゐる/日本北アルプス縦断記(烏水)」 (2)物腰のやわらかなさま。しなやかなさま。「なつかしくらうたげに―とのみ見え給ふ御けはひの/源氏(若菜下)」 ■二■ (名) (1)〔近世女性語〕 ぼたもち。 (2)〔女房詞〕 吉野紙。[御湯殿上(文明一七)]

やわら【柔ら・軟ら・和ら】🔗🔉

やわら ヤハラ [0] 【柔ら・軟ら・和ら】 ■一■ (名) (1)柔道。柔術。 (2)船が接触した時の衝撃を少なくするため舷側に下げる藁(ワラ)製の球。かませ。じんた。 ■二■ (名・形動) (1)やわらかなこと。多く複合語として用いる。「―だたみ」「―炭(ズミ)」 (2)おだやかで温厚な・こと(さま)。「私が―で申すうち,お返しなさるが,あなたのお為/歌舞伎・四谷怪談」

やわら-がみ【和ら紙】🔗🔉

やわら-がみ ヤハラ― [3] 【和ら紙】 やわらかな紙。鼻紙などに用いる。吉野紙。

やわら-とり【柔ら取り】🔗🔉

やわら-とり ヤハラ― 【柔ら取り】 柔術の古称。また,それに巧みな人。「与作は取手―/浄瑠璃・丹波与作(中)」

やわら【谷和原】🔗🔉

やわら 【谷和原】 茨城県南西部,筑波郡の村。小貝(コカイ)川・鬼怒(キヌ)川が南流する低平地。近世,伊奈半十郎父子が開発。

やわら🔗🔉

やわら ヤハラ (副) そっと。静かに。そろそろと。「火のほのぐらき方に向かつて,―此の刀を抜き出だし/平家 1」 〔歴史的仮名遣いは,一般にこの語を「柔らか」などと同源とみて,「やはら」とする。しかし,「やをら」の転じた形ともみられ,その場合には歴史的仮名遣いが「やわら」となる〕

やわら-やわら🔗🔉

やわら-やわら ヤハラヤハラ (副) そっと。そろそろと。「上なる土をば―と静かに返して/謡曲・谷行」

やわ-らか【柔らか・軟らか】🔗🔉

やわ-らか ヤハ― [3][4] 【柔らか・軟らか】 (形動)[文]ナリ (1)ふんわりしているさま。「―な土」「―な御飯」 (2)しなやかなさま。柔軟なさま。「―な体」「―な身のこなし」「―な頭」 (3)荒々しくないさま。穏やかなさま。「―な光」「―な表現」「―な声」「―な物腰」

やわらか-もの【柔らか物】🔗🔉

やわらか-もの ヤハ― [0] 【柔らか物】 手ざわりのやわらかな織物。絹織物。「いつも―を着ている」

やわらか・い【柔らかい・軟らかい】🔗🔉

やわらか・い ヤハラカイ [4] 【柔らかい・軟らかい】 (形)[文]ク やはらか・し 〔「柔らか」の形容詞化〕 (1)固くなくて,ふんわりしている。また,しなやかである。「―・い布団」「体が―・い」「肌ざわりが―・い」 (2)穏やかなさま。「―・い物腰」「―・い日ざし」 (3)堅苦しくない。くだけている。また,融通性に富んでいる。「―・い話」「頭が―・い」 ⇔かたい [派生] ――さ(名)――み(名)

やわらぎ【和らぎ】🔗🔉

やわらぎ ヤハラギ [0] 【和らぎ】 やわらぐこと。おだやかになること。また,その状態。

やわら・ぐ【和らぐ】🔗🔉

やわら・ぐ ヤハラグ [3] 【和らぐ】 〔形容動詞「やはら」の動詞化〕 ■一■ (動ガ五[四]) (1)激しさや厳しさが静まる。穏やかになる。「寒さが―・ぐ」「表情が―・ぐ」 (2)打ち解ける。むつまじくなる。「兄弟よろこび―・ぎて/日本書紀(顕宗訓)」 (3)やわらかになる。「水がかかれば殊の外―・いでよい/狂言記・皸」 ■二■ (動ガ下二) ⇒やわらげる

やわらげ【和らげ】🔗🔉

やわらげ ヤハラゲ 【和らげ】 難解な事柄を,やさしく説明すること。「フンベツシニクキコトバノ―/天草本伊曾保」

やわら・げる【和らげる】🔗🔉

やわら・げる ヤハラゲル [4] 【和らげる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 やはら・ぐ (1)やわらぐようにする。「緊張を―・げる」「男女の中をも―・げ/古今(仮名序)」 (2)わかりやすくする。平易にする。「万葉集を―・げられけるもこの御すすめとぞ/十訓 7」

やわら-こ・い【柔らこい】🔗🔉

やわら-こ・い ヤハラ― 【柔らこい】 (形)[文]ク やはらこ・し 〔近世上方語〕 やわらかい。「御当地のは―・いばかりで/滑稽本・浮世風呂 2」

や-わり【矢割(り)】🔗🔉

や-わり [0] 【矢割(り)】 石を割る方法の一。石にうがった穴に鉄の楔(クサビ)を差し込んで,玄能(ゲンノウ)で打ち割るもの。

やわらか【柔らかな(に)】(和英)🔗🔉

やわらか【柔らかな(に)】 soft(ly);→英和 gentle(-tly);→英和 mild(ly);→英和 tender(ly).→英和

やわらぐ【和らぐ】(和英)🔗🔉

やわらぐ【和らぐ】 soften;→英和 lessen (苦痛などが);→英和 calm[cool]down (心が);moderate (暑さが).→英和

やわらげる【和らげる】(和英)🔗🔉

やわらげる【和らげる】 soften;→英和 [苦痛などを]allay;→英和 ease;→英和 lessen;→英和 relieve;→英和 [心を]soothe;→英和 calm (down).→英和

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