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○南瓜に目鼻かぼちゃにめはな🔗🔉

○南瓜に目鼻かぼちゃにめはな 太って丸く醜い顔の女の形容。 ⇒カボチャ【南瓜】 カボチャ‐やろう南瓜野郎‥ラウ 容貌のみにくい男をののしっていう語。 ⇒カボチャ【南瓜】 カポックkapok】 (もとマレー語)(→)パンヤに同じ。 ⇒カポック‐の‐き【カポックの木】 カポック‐の‐きカポックの木】 ①パンヤ科の大高木。熱帯アジアの原産。幹には板根が発達、枝を四方に広げる。葉は掌状複葉。長さ10センチメートル余の果実を下垂し、熟すと開裂して長毛のある種子を出す。この種毛をカポックまたはパンヤといい、枕やクッションに詰める。 ②観葉植物として栽培されるウコギ科ワタノキ属の常緑低木。東南アジア原産といわれ、園芸界ではカポックまたはホンコンカポックの名で流通。 ⇒カポック【kapok】 ガボットgavotte フランス】 16世紀頃よりフランスを中心に流行した活発で優美な2拍子の舞踏。また、その曲。18世紀には器楽組曲の1楽章にも用いた。 か‐ほど斯程】 これほど。これくらい。 かぼと‐いせき河姆渡遺跡‥ヰ‥ 中国浙江省、杭州湾南岸にある新石器時代初期、前5000〜前3300年の遺跡。豚や水牛を飼い、水稲耕作が華南で古くから行われていたこと、その年代が華北の畑作農耕に匹敵するものであることを示す。 カポネAlphonso Capone】 アメリカのギャングの首領。俗にアル=カポネ。禁酒法制定以来、酒の密売などあらゆる反社会的な行為をした。(1899〜1947) が‐ほん画本グワ‥ ①絵の手本。また、絵の素材。 ②絵を集めた本。 ガボンGabon】 アフリカ中部、ギニア湾に臨む共和国。1910年以来仏領赤道アフリカの一部、60年独立。原油産出国。面積26万7000平方キロメートル。人口132万(1995)。首都リーブルヴィル。→アフリカ(図) かほん‐か禾本科クワ‥クワ 〔植〕イネ科の旧称。 かま (形が鎌に似ることからいう)魚の鰓蓋えらぶたに続く、胸びれのついている部分。 かま】 ①草・柴などを刈るのに用いる道具。三日月形の刃に木の柄をつけたもの。神楽歌、賤家の小菅「賤家しずやの小菅―もて刈らば」 山鎌 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 稲刈鎌 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 稲鎌 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 鎌(一覧) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②鎖鎌くさりがまの略。 ③鎌槍かまやりの略。 ④1のように曲がった刃。 ⑤根性がねじけていること。口やかましいこと。また、そういう人。浄瑠璃、女殺油地獄「サア母の―がわせた」。「―親父おやじ」 ⑥紋所の名。1にかたどり、また取り合わせたもの。 ⑦鎌継かまつぎの略。 ⇒鎌をかける かま竈・釜・窯・缶】 ①《竈》(→)「かまど」に同じ。顕宗紀「―傍わきに居ゑて」 ②《釜》飯を炊いたり湯を沸かしたりする金属製の器。鍋よりも深く造り、胴に鍔つばをつける。はがま。まろがなえ。宇治拾遺物語18「五石なはの―を五、六舁きもてきて」 釜 釜 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ③《釜》茶道で湯を沸かすのに用いる器。→茶釜。 ④《釜》蝸牛かたつむりの殻。狂言、蝸牛「―打割らう」 ⑤味方。仲間。傾城買四十八手「こつちの―にすると、又よき事あり」 ⑥渓流の小さな淵。 ⑦滝壺。 ⑧⇒おかま(御釜)4。 ⑨《窯》物を高温度に熱し、または溶かすのに用いる装置。多くは煉瓦で築造。「陶器の―」 ⑩《缶》(→)ボイラーに同じ。 かま嘉麻】 福岡県中部の市。遠賀川上流域に位置する農業地域。かつては筑豊炭田で栄えた。人口4万6千。 がま (vug)岩石や地層のなかにある空洞で、種々の鉱物の美しい結晶を産するもの。晶洞。 がま】 (古くはカマ)ガマ科の多年草。淡水の湿地に生える。高さ約2メートル。葉は厚く、長さ1メートル以上、幅約2センチメートル、編んでむしろを製する。雌雄同株。夏、約20センチメートルのろうそく形の緑褐色の花序(穂)をつける。これを蒲団ふとんの芯に入れ、また、油を注いでろうそくに代用、火口ほくちを造る材料とした。みすくさ。「蒲」「蒲の穂」は〈[季]夏〉。古事記「―の花を取りて、敷き散らして」 がま が‐ま蝦蟇・蝦蟆】 ヒキガエル。〈[季]夏〉。日葡辞書「カマ」 が‐ま降魔】 〔仏〕(ガウマの約) ⇒ごうま ガマGama⇒ヴァスコ=ダ=ガマ かま‐あげ釜揚げ】 ①釜揚げ饂飩うどんの略。 ②イワシなどの稚魚を塩ゆでしたもの。 ⇒かまあげ‐うどん【釜揚げ饂飩】 かまあげ‐うどん釜揚げ饂飩】 ゆでたうどんを釜から揚げ、ゆで汁と共に器に入れつけ汁をつけて食べる料理。かまあげ。 ⇒かま‐あげ【釜揚げ】 かま‐あし鎌足・鎌脚】 ①立った時、足の先が内の方に曲がった足つき。 ②座る時、足くびを外の方に出す足つき。 ⇒かまあしむし‐もく【鎌足虫目】 がま‐あし蝦蟇足】 蛙泳ぎの足つき。かえるあし。 かまあしむし‐もく鎌足虫目】 昆虫綱の一目。原始的な微小昆虫で、無変態。体長1ミリメートル内外。触角も眼もない。落葉の下などに生息。日本にはカマアシムシ科のヨシイムシなど5科約50種が分布。原尾類。 よしいむし ⇒かま‐あし【鎌足・鎌脚】 カマーバンドcummerbund】 タキシードを着る時、ウェストに巻く幅広いバンド。インドや中近東の男性が用いる飾り帯に由来する。 がま‐あんこう蝦蟇鮟鱇‥カウ ガマアンコウ科の海産の硬骨魚。アンコウ類を前後に伸ばしたような体形で、背びれ前部に強大な3棘がある。全長約60センチメートル。大西洋東部に産。また、ガマアンコウ科魚類の総称。 カマーンチェkamānche ペルシア】 イランの弓で弾く弦楽器。椀型の胴と長い棹を持ち、4弦を基本とする。 かまい構いカマヒ ①心にかけること。世話をやくこと。もてなし。「どうかお―なく」 ②さわり。さしつかえ。故障。 ③江戸時代の刑罰の一つ。→かまえ5⇒かまい‐て【構い手】 かまいし釜石】 岩手県東部の市。釜石湾に臨む港湾・製鉄都市。人口4万3千。 ⇒かまいし‐こうざん【釜石鉱山】 かまいし‐こうざん釜石鉱山‥クワウ‥ 釜石市西部にある鉄鉱山。幕末、大島高任たかとうが洋式高炉を建設し、近代製鉄業の発祥地。 ⇒かまいし【釜石】 かま‐いたち鎌鼬】 物に触れても打ちつけてもいないのに、切傷のできる現象。昔は鼬のしわざと考え、この名がある。越後七不思議の一つに数え、信越地方に多い。鎌風。〈[季]冬〉 かまい‐つ・ける構い付けるカマヒ‥ 〔他下一〕 あれこれ相手をする。とりあう。「子供を―・けない」 かまい‐て構い手カマヒ‥ かまってやる人。相手になる人。世話する人。 ⇒かまい【構い】 かまい‐て構ひてカマヒ‥ 〔副〕 (カマヘテの訛)必ず。きっと。決して。謡曲、隅田川「―静かに召され候へ」 かま‐いと釜糸】 釜から繰り取ったままで、まだ撚りをかけてない絹糸。 かま‐いり釜煎り・釜熬り】 戦国時代の極刑。大罪人を熱湯をわかした釜の中に入れて煮殺した。かまゆで。 ⇒かまいり‐ちゃ【釜炒り茶】 かまいり‐ちゃ釜炒り茶】 熱した釜で炒って作った茶。煎茶の多くは茶葉を蒸して作るのに対していう。中国茶の大半、佐賀県の嬉野茶うれしのちゃ、熊本県・宮崎県の青柳茶など。 ⇒かま‐いり【釜煎り・釜熬り】 かま‐いれ鎌入れ】 稲や麦などを刈り始めること。 かま・う構うカマフ [一]〔自五〕 ①(多く打消の語を伴う)気にする。かかわる。関与する。狂言、居杭「とかく世間は何といふとも―・はず、さいさい見舞うてくれい」。「損得に―・わず働く」「身なりに―・わない人」 ②つかえる。さしつかえる。西鶴織留4「我等が鼻が高いによつて、こなたの下尾垂さげおだれへ―・ひまして出入りに難儀をしまする」。「何を書いても―・わない」 ③(他動詞的にも使われ)気を使って相手をする。世話をやく。遊子方言「とりこみまして、ろくにお―・ひも申しませぬ」。梅暦「私わちきにはさつぱり―・つておくれでないものを」 ④獣や鳥が交尾する。〈日葡辞書〉 [二]〔他五〕 ①強く干渉して、一定の場所での居住などを禁止する。追放する。風来六部集「すでに市川の苗字を削られ芝居も―・はるべき程のことなり」 ②相手にしてふざける。からかう。「犬を―・う」 [三]〔他下二〕 ⇒かまえる(下一) がま‐うちわ蒲団扇‥ウチハ 蒲の葉を編んで作った団扇。 かま‐うで釜茹で】 カマユデの転。 かま‐うら竈占】 朝飯を炊く時、かまどから出る炎の有様でその日の天気を予知する占い。 かまえ構えカマヘ ①くみたて。つくり。また、構築物。平家物語2「堂舎高くそびえて、三重の―を青漢の内に挿み」。「豪壮な―」 ②準備を整えること。思慮・工夫を十分にめぐらすこと。源氏物語浮舟「いささか、人に知らるまじき―は、いかがすべき」。「和戦両様の―」 ③こしらえごと。また、計略。今昔物語集5「此を云はすべき―をたばかり給ひけるやう」 ④みがまえ。身体のそなえ。殊に、武道の姿勢。「正眼の―」 ⑤江戸時代、一定地域から追放し、立入を禁止する刑。かまい。 ⑥漢字の部首の名称。「くにがまえ(囗)」「もんがまえ(門)」の類。 ⇒かまえ‐うち【構内】 かまえ‐い・ず構へ出づカマヘイヅ 〔他下二〕 こしらえ出す。しでかす。堤中納言物語「物はかなき障子の紙のあな―・でて」 かまえ‐うち構内カマヘ‥ 構えの内部。やしきうち。 ⇒かまえ【構え】 かまえ‐て構へてカマヘ‥ 〔副〕 ①待ち設けて。用心して。注意して。宇治拾遺物語3「人はただ、歌を―よむべし」 ②必ず。きっと。狂言、禁野「―雉子はこちへおこさしめ」 ③(下に禁止の語を伴う)決して。浄瑠璃、生玉心中「―人の名をいふな」。「―他言無用」 かま・える構えるカマヘル 〔他下一〕[文]かま・ふ(下二) (噛み合わせて組み立てる意) ①(整った形に)組み立ててつくる。建てる。万葉集9「磐いわ―・へ作れる塚を」。「邸宅を―・える」「店を―・える」「一家を―・える」 ②あらかじめ用意する。準備しととのえる。宇津保物語俊蔭「針を―・へて釣るに」 ③事をなすため心に用意する。計画する。たくらむ。蜻蛉日記「いと心安しと聞く人なれば、何か、さわざわざしう―・へ給はずともありなむ」。今昔物語集9「この―・ふる事を知らずして、その教へに随ひて」。「事を―・える」 ④(自動詞的にも使う)事に備えて、ある姿勢・態度をとる。身構える。宇治拾遺物語14「引倒されぬべきを、―・へてふみ直りて立てれば」。狂言、鱸庖丁「いかにもいんぎんに―・へて」。「バットを―・える」「お高く―・える」「ストライキを―・える」「上段に―・える」「―・えた物言い」 ⑤こじつける。こしらえごとをする。十訓抄「笛とらむと思ふ心の深さにこそさまざま―・へけれ」。「讒言を―・える」 がま‐おうぎ蒲扇‥アフギ (→)「がまうちわ」に同じ。 かま‐おね鎌尾根‥ヲ‥ 鎌の刃のように切り立ったけわしい尾根。 かま‐おやじ鎌親父‥オヤヂ 根性のまがったおやじ。 がま‐がえる‥ガヘル ヒキガエルの別称。 かまがさき釜ヶ崎】 大阪市西成区の北東部、あいりん地区の旧称。 かま‐かま・し囂囂し】 〔形シク〕 やかましい。かまびすしい。〈新撰字鏡11かま‐がみ竈神(→)「かまのかみ」1に同じ。好色一代男3「あらおもしろの―や」 かまがや鎌ヶ谷】 千葉県北西部の市。銚子から江戸へ鮮魚を輸送した木下きおろし街道の宿駅から発達。ナシの産地としても知られる。近年住宅地化が進行。人口10万3千。 かま‐き蒲笥】 (カマケの訛)叺かますかま‐ぎ竈木・薪】 たきぎ。まき。 ⇒かまぎ‐だいく【竈木大工】 かまぎ‐だいく竈木大工】 腕のわるい大工。 ⇒かま‐ぎ【竈木・薪】 かま‐きり鎌切・蟷螂・螳螂】 ①カマキリ目の昆虫の総称。頭は三角形、前肢は鎌状の捕獲肢となり、他の虫を捕らえて食う。緑色または褐色。熱帯産には紫紅など美しいものがある。鎌虫。蠅取虫。疣虫いぼむし。疣じり。疣むしり。とうろう。〈[季]秋〉 オオカマキリ 提供:ネイチャー・プロダクション ②カジカ科の川魚。アユカケの別称。 ⇒かまきり‐もどき【擬蟷螂】 かまきり‐もどき擬蟷螂】 アミメカゲロウ目カマキリモドキ科の昆虫の総称。カマキリに似て前胸が細長く、前脚は鎌状だが、翅は透明で翅脈は網目状。小虫を捕食する。 ⇒かま‐きり【鎌切・蟷螂・螳螂】 かま・く感く】 〔自下二〕 ⇒かまける(下一) がま‐ぐち蝦蟇口】 (開いた形がガマの口に似るからいう)口金のついた金入れ。「―を開ける」 かま‐くび鎌首】 ①鎌のように曲がった形の首。主として、蛇などが攻撃などの際もちあげた首。「―をもたげる」 ②鎖鎌で敵の首をかき切ること。また、その切り取った首。 かま‐くら 秋田県横手地方での小正月の行事。子供たちが雪で室むろを作り、水神を祭り、15日の朝、その前で火を焚いて鳥追いの歌を歌う。〈[季]新年〉 かまくら 提供:NHK かまくら鎌倉】 神奈川県南東部の市。横浜市の南に隣接。鎌倉幕府跡・源頼朝屋敷址・鎌倉宮・鶴岡八幡宮・建長寺・円覚寺・長谷の大仏・長谷観音などの史跡・社寺に富む。風致にすぐれ、京浜の住宅地。人口17万1千。 鎌倉 撮影:関戸 勇 ⇒かまくら‐アカデミア【鎌倉アカデミア】 ⇒かまくら‐あまござん【鎌倉尼五山】 ⇒かまくら‐うだいじん【鎌倉右大臣】 ⇒かまくら‐えび【鎌倉蝦】 ⇒かまくら‐おおばんやく【鎌倉大番役】 ⇒かまくら‐かいどう【鎌倉街道】 ⇒かまくら‐かんれい【鎌倉管領】 ⇒かまくら‐ぐう【鎌倉宮】 ⇒かまくら‐くぼう【鎌倉公方】 ⇒かまくら‐ごえ【鎌倉声】 ⇒かまくら‐ござん【鎌倉五山】 ⇒かまくら‐ごしょ【鎌倉御所】 ⇒かまくら‐さげお【鎌倉下緒】 ⇒かまくら‐さんだいき【鎌倉三代記】 ⇒かまくら‐じだい【鎌倉時代】 ⇒かまくらじだい‐ぶんがく【鎌倉時代文学】 ⇒かまくら‐どの【鎌倉殿】 ⇒かまくら‐の‐だいぶつ【鎌倉の大仏】 ⇒かまくら‐ばくふ【鎌倉幕府】 ⇒かまくら‐ひば【鎌倉桧葉】 ⇒かまくら‐ふ【鎌倉府】 ⇒かまくら‐ぶし【鎌倉武士】 ⇒かまくら‐ぼり【鎌倉彫】 ⇒かまくら‐むしゃ【鎌倉武者】 ⇒かまくら‐やき【鎌倉焼】 ⇒かまくら‐やま【鎌倉山】 ⇒かまくら‐よう【鎌倉様】 かまくら鎌倉】 姓氏の一つ。 ⇒かまくら‐かげまさ【鎌倉景政】 かまくら‐アカデミア鎌倉アカデミア】 1946年日本の文化と民主主義再興を担う人材の養成のため、教授と学生の相互練磨による自由大学として鎌倉に創設された学園。三枝博音らが運営。50年財政難により廃校。鎌倉大学校。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐あまござん鎌倉尼五山】 鎌倉にある五つの尼寺。→尼寺五山⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐うだいじん鎌倉右大臣】 源実朝さねともの敬称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐えび鎌倉蝦】 (鎌倉沖で多く獲れたからいう)イセエビの別称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐おおばんやく鎌倉大番役‥オホ‥ 鎌倉時代、御家人に課せられた役。幕府の警衛および諸門の監守に任じたもの。鎌倉大番。関東番役。→大番役⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐かいどう鎌倉街道‥ダウ 鎌倉と各地を結ぶ主要な道。鎌倉時代、幕府の御家人らが鎌倉に向かう道として発展。京鎌倉往還のほか、関東地方では「上かみの道」(上道・武蔵路とも。武蔵府中・関戸などを通る)・「中の道」(中道。上の道の東側)・「下しもの道」(下道。海側を通る)が有名。鎌倉道。鎌倉往還。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐かげまさ鎌倉景政】 平安後期の武士。平景正。権五郎と称。相模の人。源義家の臣。後三年の役に、敵に右眼を射られた際の豪勇ぶりは有名。生没年未詳。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐かんれい鎌倉管領‥クワン‥ 関東管領の別称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ぐう鎌倉宮】 鎌倉市二階堂にある元官幣中社。護良もりよし親王を祀る。大塔おおとうの宮。 鎌倉宮 撮影:関戸 勇 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐くぼう鎌倉公方‥バウ 鎌倉府の長官として関東を支配した足利氏の称。尊氏の子基氏に始まり、執事上杉氏を関東管領に任じて統治。鎌倉御所。関東公方。→足利(系図)→古河こが公方⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ごえ鎌倉声‥ゴヱ 鎌倉なまり。関東弁。中世、京都弁を標準としていった語。申楽談儀「―の、事によつて、正直に成る時の有るが如し」 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ござん鎌倉五山】 足利義満のとき定めた鎌倉の臨済宗の五大寺、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の総称。関東五山。→京都五山⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ごしょ鎌倉御所】 ①鎌倉幕府の将軍。また、その邸宅。 ②(→)鎌倉公方の別称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐さげお鎌倉下緒‥ヲ 刀の下緒で、普通の長さの半分のもの。栗くり形に通した一端の輪に他端を通して締める一重ひとえのもの。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐さんだいき鎌倉三代記】 浄瑠璃。時代物。 ①5段。紀海音作。1716年(享保1)大坂豊竹座初演。源頼家の外舅比企能員よしかずの謀叛を中心に脚色する。 ②10段。双木千竹ほか増補。1781年(天明1)江戸肥前座初演。大坂夏の陣を鎌倉時代に移して脚色する。「近江源氏先陣館」の後編にあたる。後に歌舞伎化。 →文献資料[鎌倉三代記] ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐じだい鎌倉時代】 源頼朝が鎌倉に幕府を開いてから、1333年(元弘3)北条高時の滅亡に至るまで約150年間の称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくらじだい‐ぶんがく鎌倉時代文学】 鎌倉時代に作られた文学。内容・思想・文体などの上で、公家的な平安時代文学から武家的・庶民的な室町時代文学への過渡的な色彩もあり、和歌における新古今集や金槐集、随筆の方丈記と徒然草、保元・平治・平家などの軍記物語、数多くの説話集などは特に代表的。和漢混淆文の発達と仏教思想、特に無常観の浸透も注目される。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐どの鎌倉殿】 源頼朝以後、鎌倉幕府の首長の敬称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐の‐だいぶつ鎌倉の大仏】 鎌倉市長谷はせの高徳院(浄土宗)の庭に露座する金銅の阿弥陀如来。坐像で像高11.39メートル。1252年(建長4)鋳造を始めたといわれる。長谷の大仏。 鎌倉の大仏 撮影:関戸 勇 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ばくふ鎌倉幕府】 鎌倉に開いた日本最初の武家政権。始期については1183年(寿永2)、85年(文治1)など諸説がある。源氏将軍は3代で絶え、その後北条氏が権を握ったが、1333年(元弘3)滅ぶ。→執権3。 鎌倉幕府(将軍一覧) 1 源頼朝 2 源頼家 3 源実朝 4 藤原頼経 5 藤原頼嗣 6 宗尊親王 7 惟康親王 8 久明親王 9 守邦親王 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ひば鎌倉桧葉】 チャボヒバの別称。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ふ鎌倉府】 室町幕府が東国支配のため鎌倉に設置した政庁。鎌倉公方くぼうの下で関東管領らが政務を執った。関東府。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ぶし鎌倉武士】 鎌倉幕府に仕える武士。関東の武士。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐ぼり鎌倉彫】 漆器の一種。木地に図様を薄肉彫りして漆を塗るもの。朱塗一色、あるいは朱と緑の漆を塗り分けたものが多い。鎌倉中期の仏師康円が中国の彫漆器を模して仏具を刻んだのに始まると伝える。 鎌倉彫 撮影:関戸 勇 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐むしゃ鎌倉武者(→)鎌倉武士に同じ。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐やき鎌倉焼】 鎌倉蝦えびを殻のまま塩焼にすること。また、そのもの。 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐やま鎌倉山】 ①鎌倉周辺の山。万葉集14「薪たきぎる―の木垂こだる木を」 ②鎌倉幕府、また鎌倉をいう。歌舞伎、助六所縁江戸桜「敵左衛門祐経は―に礎いしずえ堅く時めく大名」 ⇒かまくら【鎌倉】 かまくら‐よう鎌倉様‥ヤウ 鎌倉武士およびその婦女などの風俗の様式。 ⇒かまくら【鎌倉】 か‐まけ蚊負け】 ①蚊に刺されてひどく腫れること。また、そういう体質。 ②夏に多い馬の皮膚病。 かま‐け蒲笥(→)かますに同じ。 かま・ける感ける】 〔自下一〕[文]かま・く(下二) ①感ずる。感動する。心が動く。皇極紀「中臣鎌子連すなはち遇めぐまるるに―・けて」。万葉集16「翁の歌に…―・けて居らむ」 ②一つのことに心を取られて、他がおろそかになる。拘泥する。狂言、財宝「渡世に―・けまして、御無沙汰を致いて御座る」。「雑事に―・ける」 かま‐ご竈子】 下男と下女とが夫婦となって生んだ子の、代々その主家に仕えるもの。庭子にわこ。かまふだい。 がまごおり蒲郡‥ゴホリ 愛知県南東部の市。渥美あつみ湾に面し、風光にすぐれ、三谷みや温泉などを中心にした観光・保養地。人口8万2千。 カマサイトkamacite】 ニッケルを少量含む鉄からなる等軸晶系の鉱物。鋼灰色の塊状で、隕鉄の主成分。地球上では玄武岩中にも産出。 かま‐ささげ鎌豇豆】 インゲンマメの別称。 かま‐さし鎌差】 鎌の刃を差し込む鞘さやがまさし‐なわ蒲差縄‥ナハ 馬をひく白い手綱たづな。ひきさしなわ。 かま‐し釜師】 茶の湯に用いる釜を鋳造する職人。釜大工。 かま・し囂し】 〔形シク〕 (語幹カマはカマビスシ・アナカマのカマと同じ)さわがしい。やかましい。栄華物語月宴「さまざま耳―・しきまでの御祈りども」 がまし・い 〔接尾〕[文]がま・し(シク) 体言・副詞または動詞の連用形などに付いて形容詞をつくる。…らしい。…の風がある。…のきらいがある。源氏物語「かごと―・しき虫の声かな」。源氏物語夕霧「あるまじき名を立ち、罪得―・しき時」。「差し出―・い」「晴れ―・い」 かま‐しき釜敷】 ①釜・鉄瓶などをすえておく時に敷く具。多く藁・藤蔓などで、輪の形に平たくつくる。 ②紋所の名。輪を種々に組み合わせたものの俗称。種類が多い。 かま‐しし羚羊・氈鹿】 カモシカの古名。皇極紀「米だにも食げて通らせ―の老翁おじかま‐じめ竈注連・竈標】 竈祓かまばらいのこと。 がま‐しゅ蝦蟇腫】 口腔底の唾液腺に生じる嚢腫のうしゅ。舌下に発生し、粘液で満たされ、次第に他の側に広がる。外観はガマの腹部に似る。 かま‐じゅうもんじ鎌十文字‥ジフ‥ 鎌状の枝の出た十文字槍。両鎌槍。 かまじょう‐せっけっきゅう‐ひんけつ鎌状赤血球貧血‥ジヤウセキ‥キウ‥ 赤血球が鎌の刃状を呈する先天性貧血症の一種。遺伝的な血色素異常によるもので、溶血が起こりやすく、脾腫ひしゅ・黄疸おうだんを伴う。アフリカの熱帯地方に多く、ほかに中東やアメリカ大陸に広く分布。 かま‐じるし窯印】 陶磁器や窯道具を共同の窯で焼成する際に、識別のために製品の底・肩・胴などに付ける簡単な記号。 かます】 (「蒲簀」の意で、古くは蒲で造った) ①藁むしろを二つ折りにして作った袋。主に穀物・塩・石炭などを入れるのに用いる。かまけ。孝徳紀「二―賜ふ」 ②1の形に似た、刻み煙草などを入れる、油紙または皮裂かわぎれの小袋。泉鏡花、義血侠血「油紙の蒲簀莨入かますたばこいれを取出し、急遽いそがはしく一服を吃して」 ⇒かます‐ご【叺子】 ⇒かます‐ずきん【叺頭巾】 ⇒かます‐そで【叺袖】 かます魳・梭魚・梭子魚・魣】 カマス科の硬骨魚の総称。日本産のものは全長約30センチメートル。体は細長く頭は長大で、口は大きく歯は鋭い。青緑色のものと淡緑で赤みを帯びたものとがある。干物としても賞味。ヤマトカマス・アカカマス・オニカマスなど。 あかかます アカカマス 提供:東京動物園協会 ⇒かます‐きっさき【魣切先】 かま・す噛ます・嚼ます・咬ます】 〔他五〕 ①歯の間に押し入れておさえる。「さるぐつわを―・す」 ②動かないようにすき間に押し入れる。「くさびを―・す」 ③相手に何かをしかける。強い衝撃を加える。「一発―・す」「はったりを―・す」 かま‐すえ釜据え‥スヱ 茶道の水屋道具の一つ。釜を据え置くのに用いる杉材の台。 かます‐きっさき魣切先】 刀の刃の先端が三角形で丸みのないもの。かますさき。 ⇒かます【魳・梭魚・梭子魚・魣】 かます‐ご叺子】 玉筋魚いかなごの幼魚。叺1に包んで輸送することから、関西地方でいう。〈[季]春〉 ⇒かます【叺】 かます‐ずきん叺頭巾‥ヅ‥ 叺の形をした頭巾。 ⇒かます【叺】 かます‐そで叺袖】 叺の形をした袖。 ⇒かます【叺】 がま‐ずみ莢蒾】 スイカズラ科の落葉低木。各地の山地に自生。高さ2メートル。葉は小形卵形で、対生。枝・葉に毛が多い。夏、5弁の小白花を散房花序に密生。秋、果実は小豆大で紅色。若葉・果実は食用。コバノガマズミ・ミヤマガマズミなど近縁種がある。 ガマズミ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ガマズミ(実) 提供:ネイチャー・プロダクション かませ‐いぬ噛ませ犬・咬ませ犬】 (闘犬の用語から)主役を引き立てるために、一方的に負ける役目の者をいう俗語。

広辞苑 ページ 4070 での○南瓜に目鼻単語。