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【名】 6画 口部 [一年] 区点=4430 16進=4C3E シフトJIS=96BC 《常用音訓》ミョウ/メイ/な 《音読み》 メイ/ミョウ(ミャウ)〈mng〉 《訓読み》 な/なづける(なづく)/なあり 《名付け》 あきら・かた・な・なづく・もり 《意味》 {名}な。人の名前。人の本名。▽中国では元服(=冠)すると名のほかに字アザナをつけ、長上に対する場合には本名を、友人の間では字を呼ぶ。また、屈原(原は字)の本名は平であるように、名と字は意味上関連するものが多い。「姓李氏、名耳、字伯陽=姓ハ李氏、名ハ耳、字ハ伯陽ナリ」〔→史記{名}な。内容を「実」というのに対して、それをあらわすことばのこと。転じて、称号・ことば・文字・表現など。「名家(中国の論理学派)」「刑名学」「名学(論理学のこと)」「必也正名乎=必ズヤ名ヲ正サンカ」〔→論語{名}な。評判。「文名」「揚名於後世=名ヲ後世ニ揚グ」〔→孝経{形}有名である。すぐれているさま。「名勝」「常為名大夫=常ニ名大夫ト為ス」〔→史記{動}なづける(ナヅク)。命名する。「自名秦羅敷=ミヅカラ秦羅敷ト名ヅク」〔古楽府〕 {動}なあり。有名になっている。「名海内=海内ニ名アリ」 {単位}人数を数えるときのことば。「三名」 《解字》 会意。「夕(三日月)+口」で、薄暗いやみの中で自分の存在を声で告げることを示す。よくわからないものをわからせる意を含む。 《単語家族》 鳴(鳥が自分の所在をわからせる→声を出してなく)命(自分の気持ちや意志を声でわからせる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

名人 メイジン🔗🔉

【名人】 メイジン 技芸にすぐれた人。名手。名高い人。誉れある人。〔国〕将棋や囲碁の名人戦の優勝者に与えられる称号。

名士 メイシ🔗🔉

【名士】 メイシ 才能・人格のすぐれた人。有名な人。官職につかないすぐれた人物。

名尸 メイシ🔗🔉

【名尸】 メイシ 名誉のためにあくせくする人。〔→荘子

名王 メイオウ🔗🔉

【名王】 メイオウ すぐれた君主。匈奴キョウドの諸王のうち、特に位の高い王。「尽係名王頸、帰来報天子=コトゴトク名王ノ頸ヲ係ケ、帰リ来タリテ天子ニ報ゼン」〔→王維

名月 メイゲツ🔗🔉

【名月】 メイゲツ 美しい月。陰暦八月十五日の夜の月。中秋の名月。

名分 メイブン🔗🔉

【名分】 メイブン 「名義」と同じ。地位・仕事に応じて守らなければならない本分。分際。身分などに応じて守らなければならない道徳的な立場。

名号 ミョウゴウ🔗🔉

【名号】 メイゴウ 呼び名。称号。名声。よい評判。ミョウゴウ〔仏〕仏の名。▽「名」は、阿弥陀アミダ・薬師など仏の名。「号」は、如来ニョライというような仏の通称。

名君 ナヌシ🔗🔉

【名主】 メイシュ すぐれた君主。『名君メイクン』ミョウシュ〔国〕領主にかわって荘園を管理し年貢の徴収などをした者。ナヌシ〔国〕江戸時代、町村の長。町奉行・代官などの支配を受けて公務を担当した。庄屋。

名世 メイセイ🔗🔉

【名世】 メイセイ 世に名を知られた人。名高い人。また、その時代にあって非常にすぐれていること。〔→孟子

名正言順 ナタダシケレバゲンジュンナリ🔗🔉

【名正言順】 ナタダシケレバゲンジュンナリ 事物の名が正しくついていると、話の筋が通る。▽「論語」子路篇から。

名田 ミョウデン🔗🔉

【名田】 メイデン 人民の所有する田地。民有地。ミョウデン〔国〕その地の開墾者や、それを買い入れた者の名をつけて呼んだ田地。

名目 ミョウモク🔗🔉

【名目】 メイモク・ミョウモク 名を呼び、目をつける。ほめたたえる。物事の名称。〔国〕見せかけの理由。口実。

名浮於行 ナオコナイヨリフナリ🔗🔉

【名浮於行】 ナオコナイヨリフナリ〈故事〉評判が実際の行い以上に高いこと。▽「浮」は、上にあること。〔→礼記

名字 ミョウジ🔗🔉

【名字】 メイジ 名と、字アザナ。実名と、呼び名。誉れ。名誉。名称。ミョウジ〔国〕姓。苗字ミョウジ。

名工 メイコウ🔗🔉

【名匠】 メイショウ すぐれた職人。また、すぐれた芸術家。『名工メイコウ』

名位 メイイ🔗🔉

【名位】 メイイ 名声と、位。名誉と官位のこと。

名花 メイカ🔗🔉

【名花】 メイカ 名高い花。人にもてはやされる美しい花。「名花傾国両相歓=名花傾国両ツナガラ相ヒ歓ブ」〔→李白美しい女性。特に、名高い芸妓ゲイギ。『名伎メイギ』

名吟 メイギン🔗🔉

【名吟】 メイギン すぐれた詩歌。すぐれた吟詠。

名言 ミョウゴン🔗🔉

【名言】 メイゲン すぐれたことば。有名なことば。ミョウゴン〔仏〕仏法の名目と、その内容をなす文句。

名状 メイジョウ🔗🔉

【名状】 メイジョウ 名と、ありさま。名前と、形状。ありさまをいいあらわす。形容する。

名価 メイカ🔗🔉

【名声】 メイセイ よい評判。高い誉れ。『名価メイカ・名聞メイブン・ミョウモン』「水北山人得名声、去年去作幕下士=水北ノ山人名声ヲ得テ、去年去リテ幕下ノ士トナレリ」〔→韓愈

名利 ミョウリ🔗🔉

【名利】 メイリ・ミョウリ 名誉と、利益。誉れと、徳。「朝露貪名利、夕陽憂子孫=朝露ニ名利ヲ貪リ、夕陽ニ子孫ヲ憂フ」〔→白居易

名学 メイガク🔗🔉

【名学】 メイガク すぐれた学者。論理学のこと。▽ギリシア語logikeの訳語。

名刹 メイサツ🔗🔉

【名刹】 メイサツ 名高い寺院。有名な寺。

名刺 メイシ🔗🔉

【名刺】 メイシ 人にあうときに差し出す紙の名札。▽古くは、竹や木を削ったものに自分の姓名を書いて用いた。『名紙メイシ』

名実 メイジツ🔗🔉

【名実】 メイジツ 名と、実。名称と、実際の内容。名誉と実益。「後名実者自為也=名実ヲ後ニスル者ハミヅカラ為ニスルナリ」〔→孟子

名姓 メイセイ🔗🔉

【名姓】 メイセイ 名前と、名字。姓名。

名者実之賓 ナハジツノヒン🔗🔉

【名者実之賓】 ナハジツノヒン〈故事〉実が主で、名は実によりそう客である。名は実質に従属するものである。〔→荘子

名産 メイサン🔗🔉

【名物】 メイブツ 土地の等級と、その産物。名前と、物。有名な物。〔国〕その土地の名高い産物。『名産メイサン』

名法 メイホウ🔗🔉

【名法】 メイホウ すぐれた方法。りっぱなおきて。名家と、法家。いずれも春秋戦国時代の思想家の流派。

名家 メイカ🔗🔉

【名門】 メイモン 名高い家がら。名誉ある一族。『名家メイカ・名閥メイバツ・名族メイゾク』

名宰 メイサイ🔗🔉

【名相】 メイショウ すぐれた宰相。有名な大臣。『名宰メイサイ』

名家 メイカ🔗🔉

【名家】 メイカ 「名門」と同じ。その分野ですぐれた名高い人。その道の達人。春秋戦国時代の学問の一派。その学問は、名と実との関係を説いた一種の論理学。公孫竜・恵施ケイシなどの学者がいた。

名酒 メイシュ🔗🔉

【名酒】 メイシュ すぐれた酒。よい酒。「偶有名酒、無夕不飲=タマタマ名酒有レバ、夕トシテ飲マザル無シ」〔→陶潜

名将 メイショウ🔗🔉

【名将】 メイショウ すぐれた将軍。有名な武将。

名称 メイショウ🔗🔉

【名称】 メイショウ 名前。呼び名。誉れ。名誉。〔→史記

名流 メイリュウ🔗🔉

【名流】 メイリュウ すぐれた人々。名士たち。

名教 メイキョウ🔗🔉

【名教】 メイキョウ 名目を正す教え。秩序を保とうとする儒教道徳のこと。儒教では、君臣・父子・仁・義・礼・智などの名目をたてて本分を守らせようとした。老荘の無名の教えに対していう。〔→晋書儒教のこと。

名族 メイゾク🔗🔉

【名族】 メイゾク 「名門」と同じ。名前と名字。氏名のこと。

名著 メイチョ🔗🔉

【名著】 メイチョ すぐれた著書。りっぱな書物。名が世にあらわれる。認められて名声が広まること。

名望 メイボウ🔗🔉

【名望】 メイボウ 名声と、人望。

名勝 メイショウ🔗🔉

【名勝】 メイショウ けしきのよい土地。有名なすぐれた人。

名筆 メイヒツ🔗🔉

【名筆】 メイヒツ よい筆。すぐれた筆跡。りっぱな書画。

名義 メイギ🔗🔉

【名義】 メイギ 名前。名前と、その意味。『名分メイブン』〔国〕表向きの名前。

名数 メイスウ🔗🔉

【名数】 メイスウ 戸籍。数字のついた名詞。四書・五経・十二支の類。単位のついた数。一グラム、三メートルの類。〈対語〉無名数。

名跡 メイセキ🔗🔉

【名跡】 メイセキ =名迹。すぐれた行い。『名蹟メイセキ』ミョウセキ〔国〕受け継ぐべき家名。相続すべき名字。跡目。

名節 メイセツ🔗🔉

【名節】 メイセツ 名誉と、節操。誉れと操。「在世崇名節、飄如赴燭蛾=世ニ在リテ名節ヲ崇ブモ、飄トシテ燭ニ赴ク蛾ノゴトシ」〔→黄庭堅

名僧 メイソウ🔗🔉

【名僧】 メイソウ すぐれた僧。徳の高い僧。〈類義語〉高僧。

名誉 メイヨ🔗🔉

【名誉】 メイヨ 才能や努力によって得たよい評判。また、その光栄。身の誉れ。体面。

名銜 メイカン🔗🔉

【名銜】 メイカン 姓名と、官位。

名器 メイキ🔗🔉

【名器】 メイキ すぐれた器。有名な器物。名高い器具。名(爵位)と器(爵位によってたまわる車や衣服)。

名論 メイロン🔗🔉

【名論】 メイロン 誉れと、評判。すぐれた議論。

名儒 メイジュ🔗🔉

【名儒】 メイジュ すぐれた儒学者。

名蹟 メイセキ🔗🔉

【名蹟】 メイセキ 「名跡」と同じ。すぐれた筆跡。また、りっぱな書。

名籍 ミョウセキ🔗🔉

【名籍】 メイセキ・ミョウセキ 姓名・身分などを記載した公の台帳。戸籍。

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