複数辞典一括検索+
な🔗⭐🔉
な
(1)五十音図ナ行第一段の仮名。歯茎鼻音の有声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名「な」は「奈」の草体。片仮名「ナ」は「奈」の初二画。
な【七】🔗⭐🔉
な [1] 【七】
なな。ななつ。数を数えるときに用いる。「い,む,―,や」
な【名】🔗⭐🔉
な [0] 【名】
(1)人が認識した事物に,他の事物と区別するために言葉で言い表した呼称。名前。(ア)同じ性質を有する一定範囲の事物をひとまとめにした呼称。「東から吹く風の―を東風(コチ)という」「いかづちは―のみにもあらず,いみじうおそろし/枕草子 153」(イ)一定範囲の事物に属する個々の物に付けた呼称。「国の―」「―も知れぬ遠き島」
(2)人の呼び名。(ア)人ひとりひとりに付けた呼び名。姓に対して名前。「生まれた子に―を付ける」「娘の―は花子です」(イ)姓名。氏名。「私の―は田中花子です」「―を名乗れ」「―をばさかきの造(ミヤツコ)となむいひける/竹取」
(3)その呼び名とともに世にあらわれた評判。(ア)よい評判。名声。「世に―が高い」「―のある人」(イ)名誉。「―が傷つく」(ウ)あまりかんばしくない評判。うわさ。「―が立つ」
(4)実質を伴わない名称。(ア)名目。体裁。「ホテルとは―ばかりの安宿」(イ)表向きの理由。口実。「開発の―のもとに自然を破壊する」
(5)名義。「会社の―で申し込む」
(6)古く国語の単語分類に用いた語で,現在の名詞に相当するもの。室町時代の連歌論書にすでに見え,江戸時代の国学者富士谷成章もこれを用いた。
→装(ヨソイ)
→挿頭(カザシ)
→脚結(アユイ)
な【字】🔗⭐🔉
な 【字】
〔「な(名)」と同源〕
文字。字。「ま―」「か―」「高麗の上(タテマツ)れる表
(フミ),烏の羽に書けり。―,羽の黒きままに,既に識る者無し/日本書紀(敏達訓)」

な【肴】🔗⭐🔉
な 【肴】
野菜や魚・鳥獣の肉など,酒や飯に添える副食物の総称。さい。「前妻(コナミ)が―乞はさば,立柧
(タチソバ)の実の無けくを/古事記(中)」

な【菜】🔗⭐🔉
な [1] 【菜】
〔「な(肴)」と同源〕
(1)葉や茎を食用にする草の総称。菜っ葉。「―を漬ける」
(2)あぶらな。「―の花」
な【魚】🔗⭐🔉
な 【魚】
〔「な(肴)」と同源〕
うお。特に食用とするもの。さかな。「足日女(タラシヒメ)神の命(ミコト)の―釣らすと/万葉 869」
な【儺】🔗⭐🔉
な 【儺】
疫病の神を追い払う儀式。追儺(ツイナ)。「つごもりの日になりて―といふもの試みるを/蜻蛉(上)」
な【己・汝】🔗⭐🔉
な 【己・汝】 (代)
(1)一人称。わたくし。自分。自分自身。「常世辺(トコヨヘ)に住むべきものを剣太刀(ツルギタチ)―が心からおそやこの君/万葉 1741」
(2)二人称。対等もしくはそれ以下の相手に対して用いる。おまえ。なんじ。「吾はもよ女(メ)にしあれば,―を除(オキ)て男(オ)はなし,―を除て夫(ツマ)はなし/古事記(上)」「ほととぎす―が鳴く里のあまたあればなほうとまれぬ/古今(夏)」
〔上代には(1)よりも(2)の例が多い。(2)も中古になると「なが」という形でだけ用いられ,やがて用いられなくなる〕
→なれ(汝)
な🔗⭐🔉
な (副)
〔形容詞「なし」の語幹から派生した語という〕
動詞の連用形(カ変・サ変は未然形)の上に付いて,その動詞の表す動作を禁止する意を表す。特に,動詞の下にさらに「そ」「そね」を伴い,「な…そ」「な…そね」の形をとる場合が多い。「我が舟は比良の湊に漕ぎ泊てむ沖辺―離(サカ)りさ夜ふけにけり/万葉 274」「沖つかいいたく―はねそ辺(ヘ)つかいいたく―はねそ/万葉 153」「床敷きて我(ア)が待つ君を犬―吠えそね/万葉 3278」
な🔗⭐🔉
な [1] (感)
「なあ」に同じ。「―,君もそう思うだろう」
な🔗⭐🔉
な🔗⭐🔉
な (格助)
〔上代語。奈良時代にはすでに自由な用法がなく,限られた語の中にみられるだけである〕
名詞を受け,それが下の名詞に連体修飾語として続くことを示す。格助詞「の」「が」「つ」と同じ用法のもの。「手(タ)―末」「眼(マ)―かい」「眼(マ)―こ」など。
な🔗⭐🔉
な (終助)
〔上代語〕
動詞および一部の助動詞の未然形に接続する。
(1)話し手の希望や決意,また,聞き手に対する勧誘を表す。…したいな。…しようよ。「熟田津(ニキタツ)に舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出で―/万葉 8」「馬並(ナ)めていざ野に行か―萩の花見に/万葉 2103」「秋の田の穂向きの寄れる片寄りに君に寄りな―言痛(コチタ)くありとも/万葉 114」
(2)聞き手の行為に対する期待・願望を表す。…してほしい。「この御足跡(ミアト)八万(ヤヨロズ)光を放ち出だし諸々(モロモロ)救ひ済(ワタ)したまは―救ひたまは―/仏足石歌」
な🔗⭐🔉
な
■一■ (終助)
文末にあって,活用語の終止形や助詞(古くは体言にも)に接続する。
(1)感動や詠嘆の意を表す。「ずいぶん立派になった―」「かれぞこの常陸守の婿の少将―/源氏(東屋)」「花の色は移りにけり―/古今(春下)」
(2)軽い主張や断定,また念を押す意を表す。「あやまるなんて,いやだ―」「確かなことだと思う―」「あべの大臣,火ねずみの皮衣もていましてかぐや姫に住み給ふと―/竹取」
(3)同意を求め,また,相手の返答を誘う意を表す。「以前お会いしました―」「本の代金いくらだか覚えていないか―」
(4)「…ないかな」「…といいな」「…と思うがな」などの形で,軽い願望の意を表す。「だれか来ないか―」「早く来るといい―」「いいと思うが―」
(5)「…(て)ください」「…なさい」などに付いて,依頼・勧告の意を表す。「早く起きてください―」「勉強なさい―」
■二■ (間投助)
文節末に付いて,相手に言い聞かせるような気持ちを添える。「あの―,いいことを教えてやろう」「それから―,二軒ほど立ち寄っただけだよ」「鯉を求めてくれいと―仰せられてござる/狂言・鱸庖丁(虎寛本)」
〔現代語では,■一■(5)は女性の言葉,それ以外はもっぱら男性の言葉に用いられる〕
な🔗⭐🔉
な (終助)
動詞・助動詞の終止形(ラ行変格活用には連体形)に接続して,強い禁止の意を表す。「決して油断する―」「泣く―,泣く―」「竜の頸(クビ)の玉取りえずは,帰り来(ク)―/竹取」「我妹子を早み浜風大和なる我松椿吹かざる―ゆめ/万葉 73」
〔中世・近世には連用形や未然形にも接続することがあった。「ショセンコノ黄金ヲバシャントモトラセラレ―/天草本伊曾保」「万一うせたりとも物いふな。顔も見―/浄瑠璃・宵庚申(中)」「さては俺に此の邸へ来(コ)―との言分ぢやな/歌舞伎・富士見る里」〕
な🔗⭐🔉
な (終助)
〔補助動詞「なさる」の命令の言い方「なさい」を省略したものから。話し言葉でのぞんざいな言い方に用いられる。近世江戸語以降の語〕
動詞の連用形またはその撥音便の形,助動詞「せる」「させる」の連用形などに付いて,命令する気持ちを表す。「さっさと起き―」「早く入ん―」「あの人に持たせ―」
な🔗⭐🔉
な (接尾)
主に時を表す名詞に付いて,それを並列するのに用いられる。「朝―朝―」「朝―夕―」
な🔗⭐🔉
な (接尾)
〔上代語〕
人を表す語に付いて,親愛の意を添える。「せ―」「いも―ろ」
なあ🔗⭐🔉
なあ [1] (感)
呼びかけたり念を押したりする際に用いる語。親しい間柄に使われる。な。「―,そうだろう」
なあ🔗⭐🔉
なあ
■一■ (終助)
文末にあって,活用語の終止形や助詞に接続する。
(1)「な(終助・間投助){■一■(1)}」に同じ。「ほんとにきれいだ―」「一度,会いたかったろうに―」
(2)「な(終助・間投助){■一■(2)}」に同じ。「そいつは困った―」「君が優勝したんだって―」
(3)「な(終助・間投助){■一■(3)}」に同じ。「これでいいんだろう―」「あの本はどこで買ったか,君,覚えていないか―」
(4)「な(終助・間投助){■一■(4)}」に同じ。「早くバスが来ないか―」「もういいかげんに雨があがるといい―」
■二■ (間投助)
「な(終助・間投助){■二■}」に同じ。「そうは言っても―,なかなかうまくいかないんだよ」「それはです―,こういうようにやればいいんですよ」
〔「な(終助・間投助)」よりさらに強めた言い方で,もっぱら男性の言葉に用いられる〕
ナーガルジュナ
N
g
rjuna
🔗⭐🔉
ナーガルジュナ [5]
N
g
rjuna
〔仏〕 竜樹(密教では竜猛(リユウミヨウ))の梵語名。




ナーサリー
nursery
🔗⭐🔉
ナーサリー [1]
nursery
(1)保育所。託児所。
(2)子供部屋。


ナーシング-ホーム
nursing home
🔗⭐🔉
ナーシング-ホーム [6]
nursing home
医療と福祉が一体となった養護施設。特別養護老人ホームなど。


ナース
nurse
🔗⭐🔉
ナース [1]
nurse
(1)看護婦。
(2)乳母。


ナース-コール🔗⭐🔉
ナース-コール [4]
〔和 nurse+call〕
入院患者が,必要なときに看護婦を呼ぶための装置。
ナース-ステーション
nurse station
🔗⭐🔉
ナース-ステーション [5]
nurse station
病院で,看護婦詰め所。


ナース-センター🔗⭐🔉
ナース-センター [4]
〔和 nurse+center〕
退職した看護婦の再就職の斡旋や看護婦養成に関する情報提供などを行う機関。1992年(平成4)施行の看護婦等人材確保法に基づく。
ナース-バンク🔗⭐🔉
ナース-バンク [4]
〔和 nurse+bank〕
ナース-センターの前身。
な-あて【名宛て】🔗⭐🔉
な-あて [0] 【名宛て】
(1)書簡や小包・書類などを出す際,それらの受取人の名前を指定すること。また,その名前。あてな。
(2)名ざし。特に,遊女を指名すること。「突出しの其日よりお前を客の―にして/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
なあて-にん【名宛て人】🔗⭐🔉
なあて-にん [0][3] 【名宛て人】
(1)書類・荷物などの受取人として指定された人。
(2)特に,証券などの作成の際,指定される特定人。約束手形の受取人の類。
なあ-なあ🔗⭐🔉
なあ-なあ [3]
〔感動詞「なあ」を重ねたものから。「なあ,いいだろう」といった程度で,折り合いをつけることから〕
なれあい。妥協。「―で成立した議案」「―主義」
なあに🔗⭐🔉
なあに [1]
〔「なに」の転〕
■一■ (代)
不定の指示代名詞。よくわからない物事をさし示す。なに。「おかあさん,あれ―」「あなたの欲しいのは―」
〔多く子供どうしや大人が子供の相手をする際に用いる〕
■二■ (感)
(1)聞きなおすときや,問いかけるときに用いる語。なに。「―,どうしたの」
(2)相手の言葉を軽く否定して応答する際に用いる語。なに。「―,たいしたことはないよ」
(3)強い決意や意志・確信を表す場合に用いる語。「―,これしきのことに負けるものか」
ナーバス
nervous
🔗⭐🔉
ナーバス [1]
nervous
(形動)
神経質なさま。神経が過敏なさま。「図太そうだが意外に―な面がある」


ナーランダー
N
land
🔗⭐🔉
ナーランダー
N
land
インドのビハール州中部にある仏教遺跡。五世紀から一二世紀にかけて仏教教学の中心地として栄え,玄奘・義浄もここに学んだ。




なあ・る🔗⭐🔉
なあ・る (動ラ四)
〔「なはる」の転。近世遊里語〕
補助動詞として用いられる。動詞の連用形やそれに「お」「ご」を冠した語に付いて,尊敬の意を表す。…なさる。お…なさる。「今江戸から帰(ケエ)り―・つたから/洒落本・美地の蠣殻」「おやおや出(イデ)―・りまし/洒落本・見通三世相」
なあんて🔗⭐🔉
なあんて [1]
〔「なんて」をのばした語。話し言葉でのくだけた言い方に用いる〕
■一■ (副助)
無視または軽視する気持ちをこめて,事柄を例示する。などは。なんか。多く,子供が用いる。「学校―大きらい」
■二■ (終助)
照れた気持ちを表す。「などと言ったりして」の意で,表現内容を断定しないでぼかして言う場合に用いられる。俗に「なあんちゃって」とも言う。「私って,これでなかなかすごいんですよ―」「私なら一日で仕上げてみせる―」
ない【地震】🔗⭐🔉
ない ナ
【地震】
〔「な」は土地,「い」は居の意という〕
大地。「よる」「ふる」を伴って用いられ,地震の意を表す。なえ。「下動み,―が揺り来ば破れむ柴垣/日本書紀(武烈)」

ナイ
nay
🔗⭐🔉
ナイ [1]
nay
西アジア・中央アジア・北アフリカにある,葦の茎で作られる縦笛。ナーイ。ネイ。
→ナイ[音声]


な・い【無い・亡い】🔗⭐🔉
な・い [1] 【無い・亡い】 (形)[文]ク な・し
(1)(人間や物が)存在しない。完全な非存在の場合も,ある場面に不在の場合もある。「地獄は本当にあるか―・いか」「ほめられて喜ばない人は―・い」「ここに置いておいた消しゴムが―・い」「家には相談する相手も―・い」
(2)(事柄が)起こらない。行われない。「今日は授業が―・い」「この川の絶ゆること―・く/万葉 36」
(3)(人間や事物について)所有していない。(ア)人が財産などを所有していない。「家も―・いし,妻子も―・い」「今日は金が―・い」(イ)人や物がしかるべき属性を欠いている。「風格が―・い」「意味の―・い行為」「迫力の―・い時代劇」「このパンはひからびて味が―・い」(ウ)人がある能力・経験や感覚などをそなえていない。「学力が―・い」「知恵も―・いし,度胸も―・い」「いいアイディアが―・い」「やる気が―・い」
(4)数量・時間などを表す語を受けて,その数量や時間に達していない意を表す。「駅まで一キロも―・い」「試験まで一週間と―・い」
(5)(人間が)生存していない。死んでいる。《亡》「今は―・い人」
(6)他に類がない。またとない。「その時の情けなさそうな顔といったら―・かった」「―・きすきものにて,朝夕琴を指しおくことなかりけり/十訓 10」
(7)(「…こと」を受けて)(ア)否定を表す。「欲しくないことも―・いが,わざわざ買う気はしない」(イ)未経験であることを表す。「まだ食べたことが―・い」「こんなみじめな思いをしたことは―・い」(ウ)不必要であることを表す。「何も急ぐことは―・い」(エ)可能性がないことを表す。「まさか死ぬことも―・いだろう」
(8)(補助形容詞)
(ア)形容詞・形容動詞の連用形,および一部の助動詞「だ」「たい」「らしい」などの連用形の下に付いて,その状態の打ち消しを表す。「それほど寒く―・い」「あまり静かでは―・い」「顔を見たくも―・い」「学生らしく―・い」「ここに使はるる人にも―・きに/竹取」(イ)動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて,「…ている」「…てある」という状態の打ち消しを表す。「電車が全然動いて―・い」「彼は死んで―・い」「まだ夕食を食べて―・い」「窓があけて―・い」
(9)名詞の下に付いて,否定の意を表す形容詞をつくる。「頼り―・い」「情け―・い」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
[慣用] 罪が―・根も葉も―・満更でも―・身も蓋(フタ)も―・目が―/一も二も無く・声なき声・手もなく・武士に二言なし
ない【唯】🔗⭐🔉
ない 【唯】 (感)
応答の語。また,同意を表す語。はい。江戸時代,奴(ヤツコ)などが多く用いた。ねい。「『是そこな奴さま,ここへござんせ雇ひましよ』『― ― ―』/浄瑠璃・反魂香」
ない🔗⭐🔉
ない (助動)(なかろ・なく(なかつ)・ない・ない・なけれ・○)
動詞,助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「しめる」「たがる」の未然形に付く。ただし,動詞のうち,「ある」だけには付かない。また,サ変動詞には,未然形のうちの「し」の形に付く。
(1)動作・作用・状態などの打ち消しを表す。「酒も飲ま〈ない〉し,タバコも吸わ〈ない〉」「とても犬猫の面倒までは見きれ〈ない〉」
(2)文末にあって,問いかけや勧誘の意を表す。普通,上昇調のイントネーションを伴う。「ないか」の形をとることもある。「あなた,あしたはうちにい〈ない〉?」「いっしょに手伝ってくれ〈ない〉?」「もうぼつぼつ出かけ〈ない〉か」
(3)「ないで」の形で文末にあって,打ち消しの願望や婉曲な禁止の意を表す。「もうどこにも行か〈ない〉でね」「授業中だから,よそ見をし〈ない〉で」
〔(1)助動詞「ない」の起源は,上代東国方言の助動詞「なふ」と関連があるものともいわれる。文献上では,ロドリゲスの「日本大文典」に,関東方言で「アゲ〈ナイ〉,ヨマ〈ナイ〉,ナラワ〈ナイ〉」などと言うとあるのが早いもので,近世江戸語以降,しだいに広く用いられるようになった。(2)未然形「なかろ」に助動詞「う」の付いた「なかろう」は打ち消しの推量を表すが,この場合,現代語では「ないだろう」を用いることが多い。(3)連用形「なく」に接続助詞「て」の付いた「なくて」は,時に促音が添加されて「なくって」となることがある。「なかなか話が終わら〈なくっ〉てじりじりした」。また,連用形「なく」に助詞「ては」の付いた「なくては」は,話し言葉のくだけた言い方では,「なくちゃ」となることがある。「返事を早く出さ〈なくちゃ〉ならない」(4)連用形「なかっ」は助動詞「た」,助詞「たり」を伴って打ち消しの過去を表すが,これは明治以降,広く用いられるようになったもので,近世江戸語では一般には「なんだ」が用いられた。→なんだ。(5)用言にかかる用法や中止法に用いられる「ないで」を助動詞「ない」の連用形の一つの形と認める説もある。→ないで。(6)仮定形「なけれ」に接続助詞「ば」の付いた「なければ」は,話し言葉でのくだけた言い方では,「なけりゃ」「なきゃ」となることがある。「すぐ出かけ〈なけりゃ〉ならない」「早く行か〈なきゃ〉間に合わない」。なお,近世江戸語では,「なければ」に先立って「ないければ」という言い方が広く用いられた。→ないければ。(7)現代語では,助動詞「ない」は動詞「ある」には付かないが,近世では,「あらない」の例もごくまれにはみられる。「くびもこわいものではあら〈ない〉/おあむ物語」「せく事はあら〈ない〉/浄瑠璃・宵庚申(上)」〕
な・い🔗⭐🔉
な・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]ク な・し)〕
性質・状態を表す語(形容詞・形容動詞の語幹など)に付いて形容詞をつくり,程度のはなはだしい意を表す。「切―・い」「せわし―・い」
ナイアガラ
Niagara
🔗⭐🔉
ナイアガラ
Niagara
アメリカ合衆国とカナダとの国境,エリー湖とオンタリオ湖との間を流れるナイアガラ川にかかる大瀑布。高さ約50メートル,幅約1100メートルで川中島のゴート島をはさんで,アメリカ滝とカナダ滝に二分される。世界的な観光地。
ナイアガラ(カナダ滝)
[カラー図版]
ナイアガラ(アメリカ滝)
[カラー図版]




ナイアシン
niacin
🔗⭐🔉
ない-あわさ・る【綯い合(わ)さる】🔗⭐🔉
ない-あわさ・る ナヒアハサル [5] 【綯い合(わ)さる】 (動ラ五[四])
二つのものが合わさって,一つになる。「期待と不安が―・った感情」
ない-あわ・せる【綯い合(わ)せる】🔗⭐🔉
ない-あわ・せる ナヒアハセル [5] 【綯い合(わ)せる】 (動サ下一)
(1)糸・縄などをより合わせる。
(2)二つのものを合わせて,新しいものを作り出す。「作者の感性と知性を―・せた傑作」
ない-あん【内案】🔗⭐🔉
ない-あん [0] 【内案】
内々にとどめておくために作成された文案。
ない-い【内位】🔗⭐🔉
ない-い ―
[1] 【内位】
律令制で,出自や族姓の高い者に与えられた位。外位(ゲイ)に対する。内階。

ない-い【内意】🔗⭐🔉
ない-い [1] 【内意】
心中の考え。内々の意向。「―を伝える」
ナイーブ
naive
🔗⭐🔉
ナイーブ [2]
naive
(形動)
純真なさま。また,物事に感じやすいさま。素朴。「―な性格」
[派生] ――さ(名)


ない-いん【内印】🔗⭐🔉
ない-いん【内院】🔗⭐🔉
ない-え【内衣】🔗⭐🔉
ない-え 【内衣】
〔仏〕
(1)三衣の一。「安陀会(アンダエ)」に同じ。
(2)「裙子(クンス)」に同じ。
ない-えつ【内謁】🔗⭐🔉
ない-えつ [0] 【内謁】 (名)スル
内々で謁見すること。
ない-えつ【内閲】🔗⭐🔉
ない-えつ [0] 【内閲】 (名)スル
(1)内々で閲覧すること。
(2)内内で検閲すること。「原稿を―する」
ない-えん【内宴】🔗⭐🔉
ない-えん [0] 【内宴】
平安時代,正月二一日頃の子(ネ)の日に,帝が仁寿殿(ジジユウデン)に出御し,群臣・文人を召して催した宮中の私宴。「―に召されて/宇津保(菊の宴)」
ない-えん【内縁】🔗⭐🔉
ない-えん [0] 【内縁】
(1)実質的には夫婦関係にありながら,婚姻の届出をしていないために法律上の夫婦とは認められない男女関係。準婚として法律上の婚姻に準じて扱われる。「―の妻」
(2)内側のへり。
⇔外縁
(3)内々の関係。「―をさつぱりと切つて仕舞はば/浄瑠璃・先代萩」
ない-おう【内応】🔗⭐🔉
ない-おう [0] 【内応】 (名)スル
内部の者がひそかに敵に通ずること。裏切り。内通。「敵に―する」
ない-おう【内奥】🔗⭐🔉
ない-おう ―アウ [0] 【内奥】
(精神などの)内部の奥深いところ。
ない-おう【乃翁】🔗⭐🔉
ない-おう ―ヲウ 【乃翁】 (代)
〔「ない」は呉音〕
「だいおう(乃翁)」に同じ。[節用集(文明本)]
ない-か【内科】🔗⭐🔉
ない-か ―クワ [0] 【内科】
臨床医学の基礎をなす医学の一分科。患者の病気を診断し,病気の本態と原因を明らかにし,外科的操作によらず治療するもの。循環器・消化器・呼吸器・泌尿器・血液・内分泌など広範な領域にわたる。
ない-か🔗⭐🔉
ない-か (連語)
〔打ち消しの助動詞「ない」に終助詞「か」の付いたもの〕
(1)打ち消しの疑問の意を表す。「彼はまだ来―」
(2)勧誘の意を表す。「映画を見に行か―」
(3)婉曲的な命令の意を表す。「もう八時過ぎだ。早く起き―」
(4)希望の意を表す。「だれか遊びに来―なあ」
(5)控えめな依頼の意を表す。「ちょっと見せてくれ―」
〔打ち消しの疑問の意では「ないのか」の形も用いられる〕
な【名】(和英)🔗⭐🔉
な【菜】(和英)🔗⭐🔉
な【菜】
greens;vegetables.
なあてにん【名宛人】(和英)🔗⭐🔉
なあてにん【名宛人】
an addressee.→英和
⇒宛名.
ない【無い】(和英)🔗⭐🔉
ナイアガラ(和英)🔗⭐🔉
ナイアガラ
Niagara Falls.
ないい【内意】(和英)🔗⭐🔉
ないい【内意】
one's intention[wish];one's personal opinion (私見).〜を受けて by secret order.
ナイーブ(和英)🔗⭐🔉
ナイーブ
〜な na
ve.

ないえん【内縁】(和英)🔗⭐🔉
ないえん【内縁】
a common-law marriage.〜の夫婦となる live together without being legally married.〜の妻 a common-law wife.
ないか【内科】(和英)🔗⭐🔉
ないか【内科】
internal medicine;[医局]the internal department.内科医 a physician.→英和
大辞林に「な」で始まるの検索結果 1-83。もっと読み込む