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「な」の種類と用法 ▼文頭に使われるもの 1 注意を引きつける感動詞。「、もう許してくれよ」→な(感動詞) ▼文と文の間で接続詞などの一部として使われるもの 2 連語「なので」の一部。「昨日は休みです。ので、仕事の準備はしてません」◇近年の言い方。→なので 3 「そんな」を略したもの。「の、知るもんか」「わけ、ないだろ」◇ぞんざいな言い方。「(ん)なの」「(ん)なこと」「(ん)なわけ」などの形で使う。→そんな 4 「それなら(ば)」を略した「なら」の一部。「ら、仕方ないか」→なら(接続詞) ▼文末に使われるもの 5 詠嘆や自問、質問、詰問などを表す終助詞。「きれいだ」「今日は晴れる」「帰っていいか」「よくもやった」→な(終助詞) 6 禁止を表す終助詞。「決して見る」「絶対に油断する」「情報に踊らされる」→な(終助詞) 7 ぞんざいな命令を表す終助詞。「なさい」の略。「ちょっと来」「もうやめ」→な(終助詞) 8 形容動詞の活用語尾。連体形で文を終わらせ、感動を表す。「まあ、なんときれい」「そんなご無体▼文中の文節末に使われるもの 9 念押しの終助詞。「おれは、今度、見合いをするんだよ」→な(終助詞) ▼体言の前に使われるもの 10 形容動詞や形容動詞型活用の助動詞の連体形の活用語尾。「きれい花」「安易方法」「彼も来るよう話だったけど」 11 形容動詞の語幹や連体詞の一部。「そんこと」「大き人」◇活用語尾とは見なされない。 10が「きれいだ」「安易だ」など、「な」を「だ」にして言い切りの形になるのに対し、11は「そんだ」「大きだ」のようには言えない。「そんな」「あんな」などは、「そんなだ」「そんなに」のように活用する形容動詞で、「同じだ」と同様に連体修飾には語幹をそのまま使う特殊な活用をする。 12 名詞や副詞の後ろに使われるもの。「…の」や「…である」を用いるところを「…な」で言うもの。本来は使われなかったものが徐々に増えている。「問題日本語(問題の/問題である日本語)」「突然訪問(突然の訪問)」「拠出金が最大ことが判明した(最大であることが)」→変な「な」の付け方 13 連語「ってな」の一部。この「な」は「ような」の略。というような。「おれは知らんって態度は許せない」→ってな ▼「の」の前に使われるもの 14 形容動詞・形容動詞型活用の助動詞、助動詞「だ」の連体形。「健康のは良いことだ」「涙が出てきそうの」「それでも医者のか」 ▼接尾語「さ」や助動詞「そうだ」の前に使われるもの 15 形容詞の語幹の一部、助動詞「ない」の語幹。「少そうだ」「重くさそうだ」「分からそうだ」→そうだ無い(形容詞)ない(助動詞) 「な」「の」の基本的な違い 1 状態・感情を表すものには「な」が付き、もの・ことを表すものには「の」が付く。 2 「の」には、「である」の意味で、状態・感情を表すものに付く場合がある。(したがって、「正式会員/正式会員」など、両方の言い方が存在する)。 3 「…な○○」「…の○○」の、「…」の部分をもの・ことと見るときは「…の」が使われる。「自然変化」は変化が自然に行われる意を表すが、「自然変化」はこの意味のほかに、自然自体が変化する意を表すこともある。 「な」「の」の使い分け 「な」「の」の使い分けには揺れがあるが、次のような使い分けが標準になる。 ▼「優秀な人」のように、主に「な」が付く 明らか・曖昧・鋭敏・カラフル・奇麗・クール・軽快・こまやか・盛ん・斬新・静か・単純・派手・卑劣・ほがらか・まじめ・優秀・ロマンチック・〜的(機械的) ▼「独身の人」のように、主に「の」が付く 厚手・永遠・覚悟・各種・金色・偶然・高齢・最高・初期・瞬間・常識・都会・デパート・独身・特定・日本・晴れ・普通・本心・緑・〜性(植物性)・〜制(旧制) ▼「正式の会員/正式な会員」のように、「の」「な」のどちらも付く ありがち・安心・いろいろ・おざなり・格別・過度・肝心・黄色・共通・金ぴか・互角・小柄・最適・さまざま・自然・種々・上等・正式・底抜け・手近・得意・特別・ハイレベル・反対・ビジネスライク・非常識・非凡・不特定・マイペース・真っ白・ミクロ・優勢  *「〜的」には、古くは「の」が付いたが、現在では「な」の方が優勢。→  *「不〜」「非〜」など否定の派生語は、「合法/非合法」「健康/不健康」「適当/不適当」「完全/不完全」のように、元の語・派生語ともに「な」が付くものもある。しかし、「特定/不特定」「統一/不統一」「景気/不景気」「常識/非常識」など派生語の方にしか「な」が付かないものが多い。  *「最〜」は、「最大・最小・最速・最高・最重量・最大限・最新」など「の」が付くのが標準的。ただし、「最適」には「の」「な」のどちらも付く。  *「高齢・年配・未成年」など年齢に関する語や、「早期・初期」「瞬間・長期間」など時間を表す語には、「の」が付くのが標準的。  *色彩は、「〜色(金色・桃色・朱色・ねずみ色)」「紫・緑・漆黒・紺碧・深紅」など、「の」が付くのが優勢。ただし、「純白」「真っ〜(白・黒・赤・青)」「黄色」および俗語の「真っ黄色」などには「の」「な」のどちらも付く。  *「いろいろ」「さまざま」「種々」には「な」「の」ともに付くが、「いろいろ」「さまざま」には「な」が付き、「種々」には「の」が付くことが多い。  *擬態語は、状態を表すものなので、「な」「の」ともに付くことができる。ただし、古くは「の」が付くことが一般的で、「すべすべな肌」「ぱさぱさなリンゴ」など、「な」を付けるとやや俗な印象を与えるものも少なくない。  *外来語は、原語が形容詞であるものには「な」が付くことが多い。日本語への入り方によっては「の」も付く。 変な「な」の付け方もの・ことを表す語に「な」を付ける 〔×〕…科学イベント・学生考え・日本人 ▼もの・ことだけでなく状態・感情も表す語に「な」を付ける(「の」のほうが標準的)。 〔×または〕…異例試み・いつも薄着人・大人女になりたい・顔見知り社員・片思い関係・酒好きで辛党私・感激旨さ・個別判断・最高瞬間・賛成人・至福ひととき・重症患者・旬しゅん野菜・傷心日々・絶対自信・左右対称図形・長身人・直接原因・低額商品・部長と同格ポスト・ドキドキ毎日・日本式やり方・悲運死を遂げる・問題日本語・洋風建物 後ろに来る語と「な」「の」の関係 ▼主に「な」を受けるもの だけだ…「単に年が一つ下だけだ」 だけに…「相手が子供だけに対応が難しい」 ので…「まだ子供ので理解できない」 のに…「小学生のによくやったなあ」 ものか(終助詞)…「彼が犯人ものか」 もので…「まだ学生もので」  *原因・理由を表す場合は、「…な」が使われやすい。名詞に付く「な」は助動詞「だ」の連体形。 ▼主に「の」を受けるもの 至いたり…「若気至りだ」「何とも迷惑至りだ」 限り…「光栄限りだ」◇「限り」が極限の意味でない場合は、「な」も受ける。→限りきわみ…「贅沢ぜいたく極みだ」  *極限や傾向を表す場合は、「…の」が使われやすい。 ▼意味や用法によって使いわけたり、「な」「の」の両方を受けたりするもの あまり・上・くせに・せい・ため・つもり・はず・ようだ・わけ・わり…「至って健康ため薬とは縁がない/健康ために運動する」「不安あまり/不安あまり眠れない」→あまりくせにせいためつもりはずようだわけわり

な【名】🔗🔉

な【名】 ある事物を他の事物と区別するための呼び方。名前。名称。 「草木[劇団]の━」 ある人を他の人と区別するための呼び方。姓名、姓、名、愛称など。名前。 「━を名乗れ」 「七時に山田の━で予約しました」 「息子の━は太郎です」 名義。 「姉の━で融資を受ける」 世間に認められている評判。名声。また、うわさ。 「代表選手の━に恥じない活躍」 「功成り━遂ぐ(=立派な仕事をし、名声をあげる)」 表向きの名目や体裁。 「公園とは━ばかりの空き地」

な【菜】🔗🔉

な【菜】 葉・茎を食用とする野菜。なっぱ。 油菜あぶらな。 「━の花」

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親しみを込めて、相手の注意を引きつける。 「━、これでいいだろ?」 「━、許してくれよ」 ◇助詞「な」から。より意味を強めて「なあ」とも。 「花子、、もう許してくれよ、。」のように、文中や文末に現れることもあるが、前や後の部分とは切って発音される。「許してくれよな」のように前の部分と連続して発音される場合の「な」は、終助詞。

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終助 《文節末に付いて》念を押す気持ちで、相手の注意を引きつけたり、自分に言い聞かせたりする。 「あの、ここでは、タバコはいけないんだ」 「おれ、今度、見合いをするんだよ」 ◇多く男性が親しい間柄で使う。 《文末に付いて》 詠嘆を表す。 「きれいだ」 「すごい」 「早く帰りたい 自分に言い聞かせる気持ちで、推量自問納得などを表す。 「今日は晴れる」 「だれか来た」 「やっぱり私には無理だったんだ 断定・質問・依頼・勧誘などをやわらげる。 「私は反対だ」 「もらっていいか?」 「頑張ろう」 「気をつけて」 「こちらにいらっしゃい」 「よく降ります注文する時の「おれ、カツ丼」は、名詞で言い切る「おれ、カツ丼」に終助詞「な」が付いたもので、助動詞「だ」の連体形ではない。 相手の行為を非難したり詰問したりするのに使う。 「よくもやった」 「おい、犯人はおまえだ 《動詞や動詞型活用の助動詞の終止形に付いて》強い禁止を表す。 「走る!」 「子供には読ませる」 「ご同輩よ、心配し給う 意味や語調を弱めた言い方に、「…なよ」「…てくれるな」がある。「泣くなよ」「泣いてくれるな」 丁寧語に付いた「…てくださいます」は、主に年配の女性が使う。また、男性の親しみを込めた言い方に、「…ない」がある。「もう泣くない」 《動詞や動詞型活用の助動詞の連用形に付いて》ぞんざいな調子の命令を表す。 「ちょっと来」 「やってみ」 「やめ」 ◇「なさい」の略。多く男性が親しい間柄で使う。 ◆の「な」は、さらに後ろに終助詞「よ」やの「な」が付くことがある。「油断するには、より意味を強めた言い方に「なあ」がある。

な【那】🔗🔉

な【那】 (造)なんぞ。どの。 「━辺」 ◇梵語ぼんごなど、外国語の音写に使う。「刹━せつな・檀━だんな

な【奈】🔗🔉

な【奈】 (造)どうして。どの。 「━辺」 ◇梵語ぼんごなど、外国語の音写に使う。「━落」

なあ🔗🔉

なあ な(感)

なあ🔗🔉

なあ 終助な(終助) 「いいなあ

ナース[nurse]🔗🔉

ナース[nurse] 看護師。 「━コール(=入院患者の手もとにある看護師を呼び出す装置)」 「━ステーション(=病院で、看護師の詰め所)」

な‐あて【名宛て】🔗🔉

な‐あて【名宛て】 郵便物・書類などを出すとき、その受取人の名前を指定すること。また、その名前。あて名。 「名宛」も好まれる。

なあ‐なあ🔗🔉

なあ‐なあ いい加減なところで折り合いをつけること。なれあい。 「━で話を決める」 ◇感動詞「なあ」を重ねたものから。

なあに🔗🔉

なあに 相手のことばを、それほどのことはないと軽く否定するときに発する語。 「━、大したことはないよ」 不定の指示代名詞尋ねるときの「なに」の、くだけた言い方。 「あれ━」 ◆「なに」の転。

ナーバス[nervous]🔗🔉

ナーバス[nervous] 形動神経質なさま。神経過敏なさま。 「入試が近づいて━になる」

ない🔗🔉

ない 「…ない」の種類 1 形容詞「ない」 試合がない・金も時間もない・見たことはない・彼が来るはずがない形容詞「ない」 2 補助形容詞「ない」 悪くない・少なくない・静かではない・犯人は僕じゃない補助形容詞「ない」 3 1・2の「ない」が付いた形容詞 大人げない・差し支えない・仕方ない・如才ない・素っ気ない・頼りない・だらしない・違いない・とんでもない・情けない・みっともない・面目めんぼくない・もったいない・申し訳ない・やるせない形容詞「ない」の語法 4 接尾語「ない」が付いた形容詞 あどけない・えげつない・おぼつかない・かたじけない・ぎこちない・しどけない・切ない・せわしない・はしたない接尾語「ない」 5 助動詞「ない」が付いたもの 知らない・飽き足りない・書けない・構わない・くだらない・済まない・足りない・つまらない・ほかならない・やむを得ない・相談しない・誠意が感じられない助動詞「ない」  *5の「ない」は、打ち消しの助動詞「ぬ」に置き換えられるが、1〜4は置き換えられない。「知らぬ・くだらぬ・相談せぬ」「×おぼつかぬ・かたじけぬ」  *1〜3の「ない」は漢字「無い」と書くこともできる。4と5は漢字では書かない。  *形容詞・接尾語・助動詞の「ない」がどういう語に付くかという接続情報は、それぞれの「ない」項目を参照。→形容詞「ない」接尾語「ない」助動詞「ない」の語法  *上のほか、「危ない・きたない・少ない」など、語源が不明な形容詞もある。→危ない汚い少ない 「…ない」の丁寧表現 ▼「…ない」の終止形+「です」 試合がないです・悪くないです・仕方ないです・かたじけないです・知らないです  *1〜5に用いる。「か」「よ」「ね」などの終助詞を伴わずに「です」で言い切る形は、多少ぎこちない。そのため、「テレビがありません」「かたじけない次第です」「もったいないことです」などと、「ないです」の形を避けることも多い。→「です」の表現 ▼「…ない」の連用形+「ございます」 試合がのうございます・少なくのうございます・情けのうございます・かたじけのうございます  *1〜4に用いる。ただし、5でも例外的に用いるものがある(「足りのうございます」など)。古風な言い方で、現在はあまり用いない。→「です」の表現 ▼「ない」を「ありません」「ございません」に換える。 テレビがありません・悪くありません・金も時間もございません・少なくございません  *1・2では換えることができるが、4・5ではできない(×かたじけありません・飽き足りございません)。  *3は、定着しているもの(申し訳ありません・申し訳ございません)から、定着していないもの(×みっともありません・みっともございません)までさまざま。「とんでもありません」「とんでもございません」は広く使われているが、不自然に感じる人もいる。 ▼動詞連用形+「ません」 構いません・済みません・つまりません・ほかなりません・相談しません・感じられません  *5に用いる。1〜4には用いない(×おぼつきません)。ただし5でも、「くだりません」など、用いられないものもある。「頼りません」は、3の「頼りない」の丁寧形ではなく、5の「頼らない」の丁寧形である。  *さらに「です」を付けた「…ませんです」は、言い切りの形では崩れた言い方となる。→「ません」の語法  *上のほかにも、さまざまな丁寧表現を用いる。「悪くないと思います」「とんでもないことでございます」「みっともなく感じます」など。 「そうだ」「すぎる」との接続 ▼1〜3の、形容詞・補助形容詞「ない」と、形容詞「…ない」の場合は、「さ」を介して付く。 〔なさそうだ〕…試合はなさそうだ・悪くなさそうな味だ・頼りなさそうに見える 〔なさすぎる〕…お金がなさすぎる・彼の話は面白くなさすぎる・情けなさすぎて呆れる ▼4の接尾語「ない」が付いた形容詞の場合は、「な」に直接付くのが一般的だが、慣用で「さ」を介して使うものもある。 〔なさそうだ/なそうだ〕…ぎこちな(さ)そうだ・切な(さ)そうだ 〔なさすぎる/なすぎる〕…あどけな(さ)すぎる・はしたな(さ)すぎる ▼5の助動詞「ない」の場合は、「な」に直接付く。 〔なそうだ〕…彼は知らなそうだ・彼は飽き足りなそうだ・済まなそうに謝る・つまらなそうな様子だ 〔なすぎる〕…本を読まなすぎる・くだらなすぎる番組  *5は、「さ」を介した形でも用いられるが、慣用になじまない。「知らなさそうだ・読まなさすぎる」  *「そうだ」と類義の接尾語「げ」を、5の助動詞「ない」に付ける人もいるが、標準的な言い方ではない。「×済まなげ・つまらなげ」→「げ」の語法「なげ」の語法

な・い【無い(亡い)】🔗🔉

な・い【無い(亡い)】 〔「ある」の対〕 《人・動物以外の物体を主語にして》ものが存在しない。 「この部屋にはテレビが━」 「捜しても財布が━」 人・動物の場合は「いる」の打ち消し形「いない」を使う。 《人や動物など意思を持つものを主語にして》 《存在の有無を問題にして》特徴づけられた人・動物が存在しない。いない。 「彼にかなう者は━」 「賛同者は全く━・かった」 「この世には神も仏も━のだろうか」 「いない」よりも、やや文章語的。 人が死んでもうこの世にいない。生存していない。 「彼死して既に━」 「今は亡き師」のように文語形を使うことも多い。 「亡い」と書く。 《抽象的な事柄を主語にして》 事柄や状態、関係などが存在しない。 「芸術に理解が━」 「言動にそつが━」 「痛み[記憶・落ち着き]が━」 「この件とは[この件には]関係が━」 「際限も━」 行為や出来事、現象などが起こらない。 「留守中に電話は━・かったか?」 「今日は学校[授業]が━」 「変化が━」 「一か月も雨が━」 方法や選択肢が存在せず行えない。 「手の施しようが━」 「彼に頼むほか━」 所有されたり含まれたりする状態で存在しない。持っていない。 「私には兄弟が━」 「貧乏暮らしで私には金も時間も━」 「彼にはまったくくったくが━」 でも、その持ち主や起こる場所に焦点が当たると、この用法になる。「この市は空港[美術館]が━」 《「…に━」の形で状況や場面を表す語を受けて》特定の状態や段階に置かれていない。 「人口は増加の傾向には━」 「忠告できる立場に━」 「柄にも━・く照れている」 《「…も[と]━」の形で数値を受けて》その数量に及ばない意を表す。…に達しない。 「歩いて一〇分も━距離」 「二つと━宝」 《「…しか━」の形で数値を受けて》数量がわずかにそれだけである意を表す。 「ツアーの参加者は三人しか━」 《「…と━・く」の形で疑問詞や疑問詞を含む文を受けて》それと特定できないが。 「誰と━・く話し出した」 「何度と━・く繰り返される」 《「…とも━・く」の形で文を受けて》特にそうしようと意識せずに。 「誰に聞かすとも━・くつぶやいている」 《「…ことが━」の形で》→ことがない 《「…ことは━」の形で》→ことはない 《「…なくは━」「…ないことは━」「…ないでは━」などの形で》二重否定を表す。 「数学の勉強はつまらなくは━」 「勧められたら読まないでは━」 →ないことはない 《「…はずが━」「…わけが━」の形で》可能性がない。 「彼が来るはずが━」 「そんな説明で納得するわけ━だろう」 《「━・くして」の形で、名詞を受けて》それを欠いた状態で。 「彼の協力━・くしてこの事業の完成はあり得ない」 「信じること━・くして生きられようか」 →なしに 名詞に付いて形容詞や副詞を作る。「頼り━・心━・だらし━・しかた━・相違━」「何[どこ・それ]と━・く」 「はてし」「詮せん」「たわい」「いとま」「跡形あとかた」「余念」「絶え間」「意気地」「すべ」などは、「…が[も]ない」「…が[も]ありません」の形で使うことが多く、「…がある」の形はあまり使われない。 補形 《主に形容(動)詞型の活用語の連用形に付いて》打ち消しの意を表す。 「評判ほどには面白く━」 「ベテランらしく━失敗だ」 「もう子供では━のだから」 「穏やかで━話だなあ」 《「…で━」の形で、動詞の連体形を受けて》禁止を表す。 「断じてくじけるで━ぞ」 「つべこべお言いで━よ」 ◇古い言い方。 ◆「ない」のコラム はかな書きが多い。「亡」はもっぱらで使う。はかな書きが一般的。 文語形「無し」を使うことも多い。「何の報告も無し」「成算我に無し」などのほか、「良くも無し、悪くも無し、まあ十人並というところでしょう岡本綺堂」のように、連用形「なく」と同じように使う場合もある。 ‐げ/‐さ 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

無い袖そでは振れない🔗🔉

無い袖そでは振れない 実際に持っていなければ出したくとも出せない。 「援助はしたいが━」 「いくら催促されても━よ」

ない🔗🔉

ない 助動 形型なかろ‐なく・なかっ‐ない‐ない‐なけれ‐○ 打ち消しを表す。 「なかなか来━ね」 「誰もい━よ」 「結婚するかし━か、それが問題だ」 「彼が休むなんて考えられ━ことだ」 →ぬ(助動特活型) 《「…なく(は)ない」「…ないことはない」「…ないではない」など、二重否定の形で》肯定の意味をやわらげたり強めたりする。 「彼女の気持ちは分からなくはない(=少しは分かる)」 「練習は決してつまらなくない(=大いに面白い)」 「…なく(は)ない」などの、後ろのほうの「ない」は補助形容詞。 《「━の」「━のか」の形で、疑問詞を伴った文に付いて、下降調のイントネーションと強い語勢を伴って》詰問の意を表す。 「どうして私の言うことが聞け━の」 「これを見て何も思わ━のか」 《文末で単独で、あるいは「…━の」の形で、下降調のイントネーションを伴って》目下の相手に対する禁止を表す。 「きょろきょろし━」 「先生に口答えし━の」 《下降調のイントネーションを伴い、「…━か」の形で》目下の相手に対する命令を表す。 「早くし━か」 「おとなしくし━か」 ◆ 動詞、動詞型活用の助動詞の未然形に付く。サ変動詞は「し」に付いて「しない」となる。なお、「愛しない」は「愛する(サ変)」に、「愛さない」は「愛す(五段)」に付いたもの。 助動詞「ぬ」と異なり、助動詞「ない」は動詞「ある」には付かない(「優しくあらねば/×あらなければ」「自分のためにあらず/×あらない」)。「ある」の打ち消しには形容詞の「ない」を使う(「優しくなければ」「自分のためでない」)。 接続助詞「て」に続く「なくて」は「ないで」と比べて用法が限られ、主として接続表現に使われる。→「ないで」の語法 「ない」のコラム 相手の意向や考えを尋ねる場合、「一緒に来るか/来ないか」「時間はありますか/ありませんか」のように、直接の疑問と打ち消しの疑問とができる。直接の疑問表現が話し手の意向を押しつけたり、聞き手に答えを強要するようなニュアンスを伴ったりするのに対して、打ち消しの疑問表現は、相手の意向を尊重するニュアンスが加わり、丁寧さが増す。同様に、の「早くしないか」も、「早くしろ」と比べると一方的な命令というよりは、(脅したり諭したりはするものの)聞き手の意志でそうさせるというニュアンスを伴う。 「背中が汚れているか/汚れていないか、見てくれない?」のように、「〜か(どうか)」を伴う表現も、同様の場面で両形が使われるが、直接の形は、ある程度確信を持って予測している場合に使われるのに対し、打ち消しの形の方は可能性が比較的低い、また、そうなっていてほしくないといった望ましくない場合に使われやすい。 「とんでもないこと/とんだこと」「滅相めっそうもないこと/滅相なこと」など、直接の形と打ち消しの形が同じような意味で使われるものがある。若者のことばでは、本来打ち消しの形でないと意味をなさない「なにげなく」「さりげなく」などが「なにげに」「さりげに」の形で誤用されている。

な・い🔗🔉

な・い 接尾《性質・状態などを表す語に付いて形容詞を作る》程度のはなはだしい意を表す。 「あどけ━・しどけ━・はした━・えげつ━・せわし━・切せつ━」 「ない」のコラム

ない【内】🔗🔉

ない【内】 (造) ある範囲にはいるもの。うち。 「━部・━出血」 「室━・体━」 「予算━・時間━」 ⇔ 表向きでない。 「━密・━祝言」

ない‐あつ【内圧】🔗🔉

ない‐あつ【内圧】 内部からの圧力。 「ボイラーの━を下げる」 「組織の━が高まる」 「脳━」 ⇔外圧

ない‐い【内意】🔗🔉

ない‐い【内意】 公にしていない心中の考え。内々の意向。 「━を漏らす」

ナイーブ[naive]🔗🔉

ナイーブ[naive] 形動素朴で飾りけがないさま。また、純真で物事に感じやすいさま。 「━な性格」 ‐さ

ない‐いん【内因】🔗🔉

ない‐いん【内因】 そのもの自体に内在する原因。 ⇔外因

ない‐えつ【内謁】🔗🔉

ない‐えつ【内謁】 名・自サ変非公式に身分の高い人に会うこと。内々の謁見。 「大統領に━する」

ない‐えん【内苑】━ヱン🔗🔉

ない‐えん【内苑】━ヱン 皇居・神社などの敷地内にある庭。 ⇔外苑

ない‐えん【内縁】🔗🔉

ない‐えん【内縁】 事実上は婚姻関係にありながら婚姻の届出をしていないために法律上の夫婦とは認められない男女関係。 関連語 大分類‖人生‖じんせい 中分類‖結婚‖けっこん

ない‐おう【内応】🔗🔉

ない‐おう【内応】 名・自サ変内部の者がひそかに敵方と通じること。内通。 「敵方に/と━する」 関連語 大分類‖協力‖きょうりょく 中分類‖協力‖きょうりょく

ない‐おう【内奥】━アウ🔗🔉

ない‐おう【内奥】━アウ 内部の奥深いところ。 「心の━を分析する」

ない‐か【内科】━クヮ🔗🔉

ない‐か【内科】━クヮ 主として内臓の病気を診断し、薬物療法などによって治療する医学の一分野。 ⇔外科

ない‐かい【内海】🔗🔉

ない‐かい【内海】 陸地で囲まれ、海峡によって外洋とつながっている海域。地中海・瀬戸内海など。うちうみ。 ⇔外海

ない‐かい【内界】🔗🔉

ない‐かい【内界】 人間の意識・感情などが存在する内面の世界。 ⇔外界

ない‐がい【内外】━グヮイ🔗🔉

ない‐がい【内外】━グヮイ ものの内部と外部。内側と外側。 国内と国外。 「━の情勢」 くらい。前後。 「一〇日━で完成する」

ない‐かく【内角】🔗🔉

ない‐かく【内角】 多角形の隣り合った二辺がつくる角のうち、多角形の内部の角。 野球で、本塁ベースの打者に近い側。インコーナー。近め。 ◆⇔外角

ない‐かく【内郭(内廓)】━クヮク🔗🔉

ない‐かく【内郭(内廓)】━クヮク 内側の囲い。うちぐるわ。 「城の━」 ⇔外郭

ない‐かく【内閣】🔗🔉

ない‐かく【内閣】 国の行政権を担当する最高の合議機関。首長である内閣総理大臣と、その他の国務大臣で組織される。

ないかくかんぼう‐ちょうかん【内閣官房長官】━クヮンバウチャウクヮン🔗🔉

ないかくかんぼう‐ちょうかん【内閣官房長官】━クヮンバウチャウクヮン 国務大臣の一つ。閣議事項の整理や行政各部の総合調整などを行う内閣官房の長官として諸事務を統轄し、内閣総理大臣の政務を補佐する。

ないかく‐そうりだいじん【内閣総理大臣】🔗🔉

ないかく‐そうりだいじん【内閣総理大臣】 内閣の首長である国務大臣。国会議員の中から国会の議決によって指名され、天皇により任命される。内閣を組織して閣議を主宰するほか、内閣を代表して行政各部を指揮・監督し、内閣府の長として所管の事務を担当する。総理。総理大臣。首相。

ないかく‐ふ【内閣府】🔗🔉

ないかく‐ふ【内閣府】 内閣官房長官のもとで内閣の事務を助け、国の重要政策に関する基本的な方針の審議と発議などを行う国の行政機関。経済財政諮問会議・総合科学技術会議・中央防災会議・男女共同参画会議などが置かれる。また、沖縄及び北方対策担当、金融担当などの特命担当大臣が置かれる。 ◇総理府・経済企画庁・沖縄開発庁を統合して二〇〇一年一月に発足。

ない‐が‐しろ【蔑ろ】🔗🔉

ない‐が‐しろ【蔑ろ】 名・形動あってもないもののようにあなどり軽んじること。 「親を━にする」 ◇「無きが代しろ」の転。

ない‐かん【内患】━クヮン🔗🔉

ない‐かん【内患】━クヮン 内部の心配事。特に、国家などの内部にある、争いなどのわざわい。内憂。 「━外憂」 ⇔外患

ない‐かん【内観】━クヮン🔗🔉

ない‐かん【内観】━クヮン 名・他サ変 仏教で、精神を統一して自分自身の心を観察すること。 心理学で、自分自身の精神状態やその働きをみずから観察すること。自己観察。内省。 関連語 大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい 中分類‖反省‖はんせい

ない‐き【内規】🔗🔉

ない‐き【内規】 ある組織・団体などの内部にだけ適用するきまり。

ない‐ぎ【内儀】🔗🔉

ない‐ぎ【内儀】 他人の妻の敬称。 「お━」 ◇江戸時代、特に町家の主婦に対して使った。 関連語 大分類‖親族‖しんぞく 中分類‖‖つま

ない‐きょく【内局】🔗🔉

ない‐きょく【内局】 中央官庁の内部に設置され、大臣・次官の監督を直接に受ける局。

ない‐きん【内勤】🔗🔉

ない‐きん【内勤】 名・自サ変官庁・会社・銀行などで、勤務先の内部で仕事をすること。また、その人。 ⇔外勤

ない‐くう【内宮】🔗🔉

ない‐くう【内宮】 伊勢神宮の皇大神宮こうたいじんぐう。祭神は天照大神あまてらすおおみかみ。 ⇔外宮げくう

ない‐けい【内径】🔗🔉

ない‐けい【内径】 円筒や球体の内側の直径。 ⇔外径

ない‐けん【内見】🔗🔉

ない‐けん【内見】 名・他サ変公開しないで内々に見ること。 「賃貸物件を━する」 関連語 大分類‖見る‖みる 中分類‖見る‖みる

ない‐げんかん【内玄関】━ゲンクヮン🔗🔉

ない‐げんかん【内玄関】━ゲンクヮン 家族などが日常出入りするために設けた玄関。うちげんかん。 ⇔表玄関

ない‐こう【内向】━カウ🔗🔉

ない‐こう【内向】━カウ 名・自サ変心理学で、心の働きがもっぱら自分の内面に向かうこと。 「人とも接することなく、━していく」 「━的な性格」 ⇔外向

ない‐こう【内攻】🔗🔉

ない‐こう【内攻】 名・自サ変 病気が症状として外に現れず、体の内部に広がって内臓器官をおかすこと。 感情が外に現れず、内部に向かって鬱積うっせきすること。 「怒り[不満]が━する」

ない‐こう【内訌】🔗🔉

ない‐こう【内訌】 〔文〕組織などの内部に起こるもめごと。うちわもめ。

ない‐こう【内腔】━カウ🔗🔉

ない‐こう【内腔】━カウ 管状または袋状の構造で、内側の空洞の部分。 「食道━」 ◇医学では「ないくう」という。

ない‐こう【内港】━カウ🔗🔉

ない‐こう【内港】━カウ 港湾の内側にあって、船客の乗降や貨物の荷役を行う区域。 ⇔外港

ないごう‐がいじゅう【内剛外柔】ナイガウグヮイジウ🔗🔉

ないごう‐がいじゅう【内剛外柔】ナイガウグヮイジウ 外柔内剛

ない‐こうしょう【内交渉】━カウセフ🔗🔉

ない‐こうしょう【内交渉】━カウセフ 正式の交渉の前に行う、非公式の交渉。内々の交渉。

ない‐こく【内国】🔗🔉

ない‐こく【内国】 その国のうち。国内。 「━航路」 「━民待遇(=通商・入国・居住・営業などに関して、相手国の国民に自国民と同等の待遇を与えること)」

ない‐ことは‐な・い🔗🔉

ない‐ことは‐な・い 連語二重否定の形で、肯定の意味をやわらげたり強めたりする。ないわけではない。ないではない。なくはない。〔上の「ない」が形容詞の場合〕 「自信なら━」 「反対意見が━」 〔上の「ない」が助動詞の場合〕 「授業はつまら━」

ない‐さい【内妻】🔗🔉

ない‐さい【内妻】 内縁関係にある妻。 ⇔正妻本妻

ない‐さい【内済】🔗🔉

ない‐さい【内済】 名・他サ変〔文〕表ざたにしないで、内々で事を処理すること。

ない‐さい【内債】🔗🔉

ない‐さい【内債】 政府・企業などが国内の市場で発行・募集する公債や社債。内国債。 ⇔外債

ない‐ざい【内在】🔗🔉

ない‐ざい【内在】 名・自サ変ある事物・性質などが、そのものの内部におのずから存在すること。 「個人に━する可能性」 ⇔外在 関連語 大分類‖有る‖ある 中分類‖存在‖そんざい

ない‐し【内資】🔗🔉

ない‐し【内資】 国内の事業に投資される自国の資本。内国資本。 ◇「外資」に対していう。

ない‐し【乃至】🔗🔉

ない‐し【乃至】 数量などの上限と下限を示し、その間のすべての数量の可能性を表す。…から…まで。 「一週間━一〇日のうちに結論が出る」 または。あるいは。 「北━北東の風が吹く模様」 「修士━はそれに準ずる能力の認められる者」

ない‐じ【内示】🔗🔉

ない‐じ【内示】 名・他サ変公式に知らせる前に、内々に通知すること。 「━が出る」 「━を受ける」 関連語 大分類‖指示‖しじ 中分類‖指示‖しじ

ない‐じ【内耳】🔗🔉

ない‐じ【内耳】 脊椎せきつい動物の耳の最深部。平衡感覚をつかさどる半規管・前庭ぜんていと聴覚をつかさどる蝸牛かぎゅうとからなる。

ないし‐きょう【内視鏡】━キャウ🔗🔉

ないし‐きょう【内視鏡】━キャウ 体腔たいこうや内臓の内部を観察するための医療器具。気管支鏡・胃鏡・腹腔ふっこう鏡など。 ◇現在はファイバースコープが広く用いられる。

ない‐しつ【内室】🔗🔉

ない‐しつ【内室】 〔古風な言い方で〕貴人の妻の敬称。また一般に、他人の妻の敬称。令室。 「ご━」

ない‐じつ【内実】🔗🔉

ない‐じつ【内実】 内部の実情。 本当のところ。実のところ。 「━困っている」 ◇副詞的に使う。 関連語 大分類‖事‖こと 中分類‖事態‖じたい 大分類‖内容‖ないよう 中分類‖内容‖ないよう

ない‐しゃく【内借】🔗🔉

ない‐しゃく【内借】 名・他サ変 内密に金銭を借りること。 受け取るべき金の一部を前借りすること。うちがり。

ない‐じゅ【内需】🔗🔉

ない‐じゅ【内需】 国内の需要。 「━拡大」 ⇔外需

ない‐しゅう【内周】━シウ🔗🔉

ない‐しゅう【内周】━シウ 物のうちまわり。また、その長さ。 ⇔外周 関連語 大分類‖所‖ところ 中分類‖周囲‖しゅうい

ないじゅう‐がいごう【内柔外剛】ナイジウグヮイガウ🔗🔉

ないじゅう‐がいごう【内柔外剛】ナイジウグヮイガウ 内心は柔弱だが、うわべは強そうに見えること。 ⇔外柔内剛

ない‐しゅうげん【内祝言】━シウゲン🔗🔉

ない‐しゅうげん【内祝言】━シウゲン 内輪の者だけで行う婚礼。

ない‐しゅっけつ【内出血】🔗🔉

ない‐しゅっけつ【内出血】 名・自サ変血液が血管から、組織の内部や体腔たいこう内に流出すること。

ない‐しょ【内緒(内証・内所)】🔗🔉

ない‐しょ【内緒(内証・内所)】 表向きにしないで内々に隠しておくこと。内密。ないしょう。 「その件は━にしておこう」 「━話」 内証ないしょう ◆「内証」の転。 関連語 大分類‖隠す‖かくす 中分類‖秘密‖ひみつ

ない‐じょ【内助】🔗🔉

ない‐じょ【内助】 表立たない、内部からの援助。特に、妻が家庭にあって夫の活躍を支えること。 「━の功」

ない‐しょう【内証】🔗🔉

ない‐しょう【内証】 仏教で、自分の心のうちで真理を悟ること。 内輪の事情。特に、内々の財政状態。家計。 内緒ないしょ

ない‐じょう【内情】━ジャウ🔗🔉

ない‐じょう【内情】━ジャウ 外に知られていない内部の事情。 「会社の━を探る」 関連語 大分類‖隠す‖かくす 中分類‖秘密‖ひみつ

ない‐しょく【内食】🔗🔉

ない‐しょく【内食】 家庭内で調理して食事をすること。また、その食事。うちしょく。 ◇外食・中食なかしょくに対していう。

ない‐しょく【内職】🔗🔉

ない‐しょく【内職】 名・自サ変 本職のほかに収入を得るためにする仕事。副業。 家計を助けるために自宅でする賃仕事。 〔俗〕授業などの最中にこっそり別の勉強などをすること。

ない‐しん【内心】🔗🔉

ない‐しん【内心】 表面には出さない気持ち。心のうち。 「━は穏やかでない」 ◇副詞的にも使う。 三角形に内接する円の中心。三角形の各内角の二等分線の交点に一致する。 ⇔外心

ない‐しん【内申】🔗🔉

ない‐しん【内申】 名・他サ変内々に申し伝えること。また、その文書。 「書面で市長に━する」

ない‐しん【内診】🔗🔉

ない‐しん【内診】 名・他サ変 医師が自分の医院・診療所内で診察すること。宅診。 直腸内や膣ちつ内を診察すること。 「産婦人科で━を受ける」

ない‐じん【内陣】━ヂン🔗🔉

ない‐じん【内陣】━ヂン 神社の本殿や寺院の本堂の奥にあって、神体や本尊を安置してある所。 ⇔外陣げじん

ないしん‐しょ【内申書】🔗🔉

ないしん‐しょ【内申書】 入学者選抜の資料として、その生徒の学業成績・人物評価などを記し、在学校の校長から志望校の校長に送る書類。調査書。

ない‐しんのう【内親王】━シンワウ🔗🔉

ない‐しんのう【内親王】━シンワウ 皇室典範で、嫡出の皇女および嫡男系嫡出の皇孫である女子。 ⇔親王 律令制で、天皇の姉妹および皇女。

ナイス[nice]🔗🔉

ナイス[nice] 感心してほめるときに発する語。 「━、見事なプレーだ」 (造)うまい、すばらしい、かっこいい、などの意を表す。 「━ショット・━ガイ」

ない‐せい【内政】🔗🔉

ない‐せい【内政】 国内の政治。 「━干渉」 関連語 大分類‖治める‖おさめる 中分類‖政治‖せいじ

ない‐せい【内省】🔗🔉

ない‐せい【内省】 名・他サ変 自分自身の言動や考えを深くかえりみること。 「自己を深く━する」 心理学で、自分自身の精神状態やその働きをみずから観察すること。自己観察。内観。 関連語 大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい 中分類‖反省‖はんせい

ない‐せき【内戚】🔗🔉

ない‐せき【内戚】 父方の親類。ないしゃく。 ⇔外戚

ない‐せつ【内接・内切】🔗🔉

ない‐せつ【内接・内切】 名・自サ変 多角形の各頂点が同一円周上にあること。 一つの円が同一多角形の各辺に接すること。 一つの円が他の円の内側にあり、その円周上の一点で接すること。 関連語 大分類‖当たる‖あたる 中分類‖接する‖せっする

ない‐せん【内戦】🔗🔉

ない‐せん【内戦】 一国内に起こる戦争。 ⇔外戦

ない‐せん【内線】🔗🔉

ない‐せん【内線】 内側の線。 屋内の電線。 会社・官庁などで、内部間の連絡に使われる電話線。 「━番号」 ◆⇔外線

ない‐そう【内装】━サウ🔗🔉

ない‐そう【内装】━サウ 建物・乗り物などの内部の設備や装飾。また、その工事。 ⇔外装

ない‐ぞう【内蔵】━ザウ🔗🔉

ない‐ぞう【内蔵】━ザウ 名・他サ変その物の内部に持っていること。 「DVDを━した装置」

ない‐そん【内孫】🔗🔉

ない‐そん【内孫】 うちまご。 ⇔外孫がいそん

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