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広辞苑の検索結果 (45)
ぎょう‐かい【業界】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐かい【業界】ゲフ‥
同じ産業にたずさわる人々の社会。特に、マスコミ・広告などに関係する人々の社会。「鉄鋼―」
⇒ぎょうかい‐し【業界紙】
⇒ぎょうかい‐ようご【業界用語】
ぎょうかい‐し【業界紙】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょうかい‐し【業界紙】ゲフ‥
ある特定の業界に関する報道を取り扱う新聞。業界新聞。
⇒ぎょう‐かい【業界】
ぎょうかい‐ようご【業界用語】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょうかい‐ようご【業界用語】ゲフ‥
ある特定の業界の中だけで通用することば。
⇒ぎょう‐かい【業界】
ぎょう‐きょう【業況】ゲフキヤウ🔗⭐🔉
ぎょう‐きょう【業況】ゲフキヤウ
ある産業または企業の景気の状況。
ぎょう‐ぎょう【業業】ゲフゲフ🔗⭐🔉
ぎょう‐ぎょう【業業】ゲフゲフ
①あやぶみ恐れるさま。
②盛んなさま。立派なさま。
ぎょう‐さい【業際】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐さい【業際】ゲフ‥
一つの分野でなく、いくつかの事業分野にわたること。
ぎょう‐しつ【業室】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐しつ【業室】ゲフ‥
(主として明治期に用いた語)研究室・実験室など学業のための部屋。森鴎外、大発見「運命は僕を―から引きずり出して」
ぎょう‐しゃ【業者】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐しゃ【業者】ゲフ‥
①商工業を営む人。営業者。企業者。「出入りの―」
②同業者。「―間の協定」
ぎょう‐しゅ【業主】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐しゅ【業主】ゲフ‥
事業または営業をする人。
ぎょう‐しゅ【業種】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐しゅ【業種】ゲフ‥
事業や営業の種類。
ぎょう‐せき【業績】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐せき【業績】ゲフ‥
事業・学術研究などの上でなしとげた仕事。また、そのできばえ。「―を挙げる」
⇒ぎょうせき‐きゅう【業績給】
⇒ぎょうせき‐そうば【業績相場】
ぎょうせき‐きゅう【業績給】ゲフ‥キフ🔗⭐🔉
ぎょうせき‐きゅう【業績給】ゲフ‥キフ
(→)能率給に同じ。
⇒ぎょう‐せき【業績】
ぎょうせき‐そうば【業績相場】ゲフ‥サウ‥🔗⭐🔉
ぎょうせき‐そうば【業績相場】ゲフ‥サウ‥
景気回復に伴う企業業績の上昇を背景として上向く相場。
⇒ぎょう‐せき【業績】
ぎょう‐たい【業態】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐たい【業態】ゲフ‥
営業や企業の状態・形態。
ぎょう‐てい【業体】ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょう‐てい【業体】ゲフ‥
①風采。風体。また、ふるまい。おこない。
②営業の状態。
ごう【業】ゴフ🔗⭐🔉
ごう‐いん【業因】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐いん【業因】ゴフ‥
〔仏〕苦楽の果報を招く因となる善悪の行為。今昔物語集1「衆生の善悪の果報、皆前世の―に依りて也」→業果
ごう‐か【業火】ゴフクワ🔗⭐🔉
ごう‐か【業火】ゴフクワ
〔仏〕
①悪業が身を害することを火にたとえていう語。
②罪人を焼く地獄の火。太平記15「―盛んに燃えて修羅の闘諍四方に聞ゆ」
ごう‐か【業果】ゴフクワ🔗⭐🔉
ごう‐か【業果】ゴフクワ
〔仏〕業因によって受ける報い。
○業が沸くごうがわく🔗⭐🔉
○業が沸くごうがわく
(西日本で)腹が立つ。
⇒ごう【業】
こう‐かん【公刊】
おおやけに刊行すること。
こう‐かん【公館】‥クワン
①公衆の用に供する建物。
②中国で地方の官舎。また、中流以上の邸宅。
③領事館・公使館・大使館の称。「在外―」
こう‐かん【交換】カウクワン
①とりかえること。やりとりすること。「物々―」「意見を―する」
②当事者相互の間に財およびサービスが有償的に移転されること。
③民法上、当事者が互いに金銭の所有権以外の財産権を移転する旨を約することによって成立する契約。
⇒こうかん‐がくせい【交換学生】
⇒こうかん‐かち【交換価値】
⇒こうかん‐き【交換機】
⇒こうかん‐きょうじゅ【交換教授】
⇒こうかん‐けいざい【交換経済】
⇒こうかん‐こうぶん【交換公文】
⇒こうかん‐しゅ【交換手】
⇒こうかん‐じょ【交換所】
⇒こうかん‐じょうけん【交換条件】
⇒こうかん‐じり【交換尻】
⇒こうかん‐せん【交換船】
⇒こうかん‐だい【交換台】
⇒こうかん‐ぶんごう【交換分合】
⇒こうかん‐ほうそく【交換法則】
⇒こうかん‐ゆけつ【交換輸血】
⇒こうかん‐りょく【交換力】
こう‐かん【交感】カウ‥
心や感情が通い合うこと。「霊との―」
⇒こうかん‐しんけい【交感神経】
こう‐かん【交歓・交驩】カウクワン
よろこびをともにわかち合うこと。互いに打ちとけて楽しむこと。「両チームが―する」「―会」
こう‐かん【光冠】クワウクワン
太陽や月のまわりに接して生じる美しい小光彩。太陽または月の光が雲の水滴に回折されてできるもので、外側が赤みを帯びる。
こう‐かん【光環】クワウクワン
(→)暈かさに同じ。
こう‐かん【向寒】カウ‥
寒かんに向かうこと。寒さに向かうこと。「―の折」
こう‐かん【好感】カウ‥
好ましい感じ。よい感情。「人に―を与える」「―の持てる人」
こう‐かん【好漢】カウ‥
よい男。好ましい男。「―惜しむべし」
こう‐かん【江漢】カウ‥
(Jianghan)
①中国湖北省の中部から南部にかけて広がる平原。湖沼多く、食糧などの重要産地。
②長江と漢水。
こう‐かん【巷間】カウ‥
ちまた。世間。「―の俗説」
こう‐かん【後勘】
①後日に受けるとがめ。後日の勘当。保元物語「宣旨の刻限うつり候ひなば―いかが」
②後々のことを考えること。
こう‐かん【後患】‥クワン
後日のうれえ。後々の心配。
こう‐かん【後漢】
五代の一国。後晋の将劉知遠が建国。都は東京とうけい(開封)。2世で後周に滅ぼされた。ごかん。(947〜950)
こう‐かん【後鑑】
後日の亀鑑。後々の手本。
こう‐かん【皇侃】クワウ‥
(オウガンとも)中国、南朝の儒者。梁の呉郡の人。論語・孝経・三礼さんらいに通達。著「礼記講疏」「礼記義」「論語義疏」など。(488〜545)
こう‐かん【皇漢】クワウ‥
皇国と中国。日本と中国。
⇒こうかん‐いがく【皇漢医学】
⇒こうかん‐やく【皇漢薬】
こう‐かん【校勘】カウ‥
くらべかんがえること。特に古典の刊本または写本をくらべ合わせて、その誤りを正し、あるいは相互の異同を調べ、できるだけその本の原本の形を再現しようとすること。
⇒こうかん‐がく【校勘学】
こう‐かん【浩瀚】カウ‥
(「浩」も「瀚」も広大の意)書籍の大部なこと。また、書籍の多いこと。「―の書」「―な蔵書」
こう‐かん【降鑒】カウ‥
神霊が天から人間界のことを見守ること。
こう‐かん【高官】カウクワン
地位の高い官。また、その官にある人。「高位―」
こう‐かん【黄巻】クワウクワン
(中国で、虫食いを防ぐために黄蘗きはだの樹皮で染めた黄色の紙を用いたからいう)書籍。
⇒こうかん‐せきじく【黄巻赤軸】
こう‐かん【構陥】
讒言ざんげんをして人を罪におとしいれること。
こう‐かん【槓桿・槓杆】
(lever)
①一定点を通る軸を中心に自由に回転し得る棒。ある点に力を加えて、他の点における力と釣合をとる装置。また、ある点の動きを他の点の動きに拡大または縮小する装置。梃子てこ。
②一端を構造体に固定した梁はり、すなわち片持梁。
こう‐かん【鋼管】カウクワン
鋼製の管。
こう‐かん【曠官】クワウクワン
官吏の身でありながら、その職務の責任をつくさないこと。
こう‐がん【向顔】カウ‥
対面すること。面会。対顔。幸若舞曲、満仲「この六七ヶ年が間、父母に―申さず」
こう‐がん【抗顔】カウ‥
①顔をあげて人に対すること。かおむけ。
②人もなげにふるまうこと。傍若無人。
こう‐がん【厚顔】
面つらの皮のあついこと。あつかましいこと。鉄面皮。「―な男」
⇒こうがん‐むち【厚顔無恥】
こう‐がん【紅顔】
女性の麗しい容貌。また、年若い頃の血色のつやつやした顔。万葉集5「嗟呼ああ痛しきかも、―は三従さんしょうと長とこしなえに逝ゆき」。「―の美少年」
こう‐がん【睾丸】カウグワン
哺乳類の精巣の別称。陰嚢いんのう中にあって精子の形成および男性ホルモン(テストステロン)の分泌を営む2個の卵円形生殖腺。きんたま。
ごう‐かん【合巻】ガフクワン
江戸後期、文化(1804〜1818)以後に流行した草双紙くさぞうしの一種。従来の黄表紙が5丁を1冊、数冊で1部としていた製本を合冊して1冊としたもの。それを1部1編として、長いものは数十編に及ぶ。各ページ絵入りの読物で、素材・表現ともに実録・読本よみほん・浄瑠璃・歌舞伎などの影響が著しい。
⇒ごうかん‐ぼん【合巻本】
⇒ごうかん‐もの【合巻物】
ごう‐かん【合歓】ガフクワン
①歓楽を共にすること。
②夫婦が同衾どうきんすること。
③(→)ネムノキの別称。
⇒ごうかん‐ぼく【合歓木】
ごう‐かん【剛悍】ガウ‥
たけくあらあらしいこと。
ごう‐かん【強姦】ガウ‥
暴行・脅迫の手段を用い、または心神喪失・抗拒不能を利用して女子を姦淫すること。無理やり女性と交わること。強淫。婦女暴行。↔和姦。
⇒ごうかん‐ざい【強姦罪】
ごう‐かん【業感】ゴフ‥
〔仏〕善悪の業因によって苦楽の果報を感受すること。
⇒ごうかん‐えんぎ【業感縁起】
ごう‐がん【傲岸】ガウ‥
おごりたかぶってへりくだらないこと。「―な態度」
⇒ごうがん‐ふそん【傲岸不遜】
こうかん‐いがく【皇漢医学】クワウ‥
中国から輸入され、日本特有の医学となったもの。古方学派・後世学派・古方後世折衷学派などがある。漢方医学。東洋医学。(書名別項)
⇒こう‐かん【皇漢】
こうかんいがく【皇漢医学】クワウ‥
漢方医学書。湯本求真(1876〜1941)著。1927年(昭和2)刊。
ごうかん‐えんぎ【業感縁起】ゴフ‥
一切の現象は衆生しゅじょうの業因によって生じたとする部派仏教の説。
⇒ごう‐かん【業感】
こうかん‐がく【校勘学】カウ‥
考証学の一種。典籍の文字・文章の訛誤について多くの異本と対照してその真偽を考え、正確な原文に復元して真の意味を探ろうとする学術。清の盧文弨ろぶんしょう・阮元げんげん・蔵庸ぞうよう・兪樾ゆえつ、日本の荻生徂徠おぎゅうそらい門下の山井崑崙や狩谷棭斎・海保漁村らがこれにすぐれる。
⇒こう‐かん【校勘】
こうかん‐がくせい【交換学生】カウクワン‥
学術・教育を通じて文化の交流と親善をはかるために、2カ国の大学間で相互に学生を派遣し留学・研究させること。また、その学生。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐かち【交換価値】カウクワン‥
他の商品の一定量と交換しうる、その商品の値打ち。→使用価値。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐き【交換機】カウクワン‥
電話交換機の略。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐きゅう【広寒宮】クワウ‥
[珂東先生竜城録上]月の世界にあるという宮殿。月宮殿。広寒府。
こうかん‐きょうじゅ【交換教授】カウクワンケウ‥
交換学生と同様の目的で、2カ国の大学間で相互に教授を派遣し講義を行うこと。また、その教授。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐けいざい【交換経済】カウクワン‥
経済主体間で財を交換することによって営まれる経済。→自然経済。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐げんしょう【宏観現象】クワウクワン‥シヤウ
地震発生の前に起こるとされる、地鳴り・発光や動物・電磁波・雲などにみられる異常現象。地震との因果関係は検証されていない。
こうかん‐こうぶん【交換公文】カウクワン‥
国家間の問題に関し当事国政府が公式書簡を取りかわして合意を達成する方式で、広義の条約の一種。また、その書簡。
⇒こう‐かん【交換】
こうがん‐ざい【抗癌剤】カウ‥
悪性腫瘍の増殖を抑え、治癒に向かわせる薬剤。アルキル化剤・代謝拮抗剤・抗生物質・植物アルカロイド・ホルモンその他があり、作用機序としてはDNA損傷・DNA合成阻害・細胞分裂阻害・代謝拮抗・癌の栄養阻害・酵素作用・ホルモン的効果などがある。→制癌剤
ごうかん‐ざい【強姦罪】ガウ‥
13歳以上の女子を強姦することによって成立する罪。13歳未満の女子に対しては本人の同意がある場合も成立。
⇒ごう‐かん【強姦】
ごうがん‐じ【仰願寺】ガウグワン‥
(江戸浅草にあった仰願寺の住職が延宝(1673〜1681)の頃、京橋一丁目越前屋九郎右衛門にあつらえて作らせたからいう)仏前などに灯ともす小さい蝋燭。仰願寺蝋燭。
こうかん‐しゅ【交換手】カウクワン‥
電話交換手の略。電話交換の作業をする人。森鴎外、不思議な鏡「店員やら給仕やら電話の―やら、色々の人がゐるらしい」
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐じょ【交換所】カウクワン‥
(→)手形交換所の略。
⇒こう‐かん【交換】
こうがんしょう【厚顔抄】‥セウ
注釈書。契沖著。3巻。1691年(元禄4)成る。上中2巻に書紀歌謡、下巻に古事記歌謡を解釈、諸説を挙げ批判して自説を述べる。古事記歌謡では独創的で、この方面最初の書。
こうかん‐じょうけん【交換条件】カウクワンデウ‥
相手の要求を受け入れる条件として自分の出す要求。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐じり【交換尻】カウクワン‥
手形交換所で手形の交換を行なった場合に生ずる差額。手形の持出高と持帰高との差。この差額は、各銀行が日本銀行に有する預金勘定を通じて決済される。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐しんけい【交感神経】カウ‥
(sympathetic nerve)自律神経の一つで、生体を活動的にする。中枢は脊髄の胸腰部側角にあり、神経線維は脊柱の両側にある交感神経幹ないし大動脈近くの神経節を経て、血管・皮膚・汗腺・内臓平滑筋・分泌腺などにひろく分布する。副交感神経系と拮抗きっこう的に作用する。興奮を伝達する物質はおもにノルアドレナリン。高次中枢は視床下部にある。→副交感神経→自律神経
⇒こう‐かん【交感】
こうかん‐せきじく【黄巻赤軸】クワウクワン‥ヂク
⇒おうかんしゃくじく
⇒こう‐かん【黄巻】
こうかん‐せん【交換船】カウクワン‥
交戦国が互いに在留民を交換するための船。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐だい【交換台】カウクワン‥
電話局や会社・役所などで電話をつなぐ所。「―を呼び出す」
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐とうそう【郊寒島痩】カウ‥タウ‥
中唐の孟郊と賈島かとうの詩風は、鋭く痩せ枯れて大らかさに欠けるの意。→元軽白俗げんけいはくぞく
こうかん‐ふ【広寒府】クワウ‥
(→)広寒宮に同じ。
ごうがん‐ふそん【傲岸不遜】ガウ‥
思い上がって人を見下し、自分を控えめにすることのないさま。
⇒ごう‐がん【傲岸】
こうかん‐ぶんごう【交換分合】カウクワン‥ガフ
土地利用を増進するため、二つ以上の耕地または鉱区の経営者が近接の耕地・鉱区を交換し合い、それぞれ分散した土地を併合すること。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐ほうそく【交換法則】カウクワンハフ‥
〔数〕数の加法(+)または乗法(×)において常に
a+b=b+a,
a×b=b×a
という交換関係があるという法則。一般に、集合に対して定義された二項演算
が任意のa、bに対しa
b=b
aをみたすとき、交換法則をみたすという。
⇒こう‐かん【交換】
ごうかん‐ぼく【合歓木】ガフクワン‥
(→)ネムノキの別称。
⇒ごう‐かん【合歓】
ごうかん‐ぼん【合巻本】ガフクワン‥
(→)合巻に同じ。
⇒ごう‐かん【合巻】
こうがん‐むち【厚顔無恥】
[文選、孔稚珪、北山移文「あに芳杜をして顔を厚くし、薜茘へいれいをして恥ずる無からしむべけんや」]他人に対する態度があつかましく、恥を知らない様子。無恥厚顔。
⇒こう‐がん【厚顔】
ごうかん‐もの【合巻物】ガフクワン‥
(→)合巻に同じ。
⇒ごう‐かん【合巻】
こうかん‐やく【皇漢薬】クワウ‥
(→)漢方薬の別称。
⇒こう‐かん【皇漢】
こうかん‐ゆけつ【交換輸血】カウクワン‥
体内の血液を交換する療法。特に母親との間の血液型不適合のため、溶血と黄疸の重い新生児に対して行う輸血療法。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐りょく【交換力】カウクワン‥
〔理〕二つの粒子が相互の間で位置・スピン・荷電などを交換することによって両粒子間に生じる量子論に特有な力。
⇒こう‐かん【交換】
こう‐き【口気】
①ものの言いぶり。くちぶり。語気。口吻。
②口から出る息。
こう‐き【口器】
昆虫などの口の周囲にあって食物を摂取する器官。付属肢が変化したもので、顎あごやひげから成り、咬み型、吸い型、舐め型などがある。
こう‐き【工期】
工事が行われる期間。「―を短縮する」
こう‐き【公器】
おおやけのもの。公共の機関。「新聞は社会の―」
こう‐き【孔器】
感覚器の一つ。マムシ・ガラガラヘビなどの眼の下に一対ある孔状のもの。赤外線を感受し、暗黒下でも餌となる小哺乳類などの存在を知る。
こう‐き【広軌】クワウ‥
鉄道のレールの間隔が標準軌間(1.435メートル)より広いもの。↔狭軌きょうき
こう‐き【弘毅】
度量が広く意志の強いこと。
こう‐き【光輝】クワウ‥
①ひかり。かがやき。「―を放つ」
②名誉。ほまれ。「―ある伝統」
こう‐き【好奇】カウ‥
珍しい物事、未知の事柄に強く気持がひかれること。「―の目」
⇒こうき‐しん【好奇心】
こう‐き【好期】カウ‥
よい時期。よい時。「ハゼ釣の―」
こう‐き【好機】カウ‥
よい機会。チャンス。「千載一遇の―」
⇒好機逸すべからず
こう‐き【拘忌】
縁起をかついでつまらないことにこだわること。
こう‐き【後記】
①後世の記録。太平記32「名将の御前にて紛れもなく討死して、―に留めよや」
②書籍などで、本文の後に記すこと。また、その記した文章。跋ばつ。あとがき。「編集―」
③その箇所より後の方に記すこと。「―の通り」↔前記
こう‐き【後喜】
後日の喜び。
⇒こうき‐の‐いわい【後喜の祝】
こう‐き【後期】
①ある期間を前・後の二つまたは前・中・後の三つに分けた場合の最後の時期。
②次の時期。次の期間。
⇒こうき‐いんしょうしゅぎ【後期印象主義】
⇒こうき‐こうれいしゃ【後期高齢者】
⇒こうき‐ちゅうとうきょういく【後期中等教育】
こう‐き【恒規】
常によるべき法則。常例。恒例。
こう‐き【洪基】
大きな事業の基礎。鴻基。
こう‐き【皇紀】クワウ‥
日本の紀元を、日本書紀に記す神武天皇即位の年(西暦紀元前660年に当たる)を元年として1872年(明治5)に定めたもの。→紀元
こう‐き【皇基】クワウ‥
天皇が国家を治める事業の基礎。
こう‐き【香気】カウ‥
よいにおい。香り。「―がただよう」
⇒こうき‐ふんぷん【香気芬芬】
こう‐き【候騎】
敵情をうかがう騎兵。斥候の騎兵。
こう‐き【校紀】カウ‥
学校内の風紀。
こう‐き【校規】カウ‥
学校で決めている規則。校則。
こう‐き【校旗】カウ‥
学校のしるしとする旗。
こう‐き【降旗】カウ‥
降伏の意思を表す白旗。
こう‐き【高貴】カウ‥
①官位・身分の高く貴いこと。「―な出」
②価が高く貴重なこと。
③高貴織の略。
⇒こうき‐おり【高貴織】
⇒こうき‐せっこく【高貴石斛】
こうき【康
】カウ‥
中国、清の聖祖(康
帝)朝の年号。(1662〜1722)
⇒こうき‐じてん【康
字典】
⇒こうきじてん‐たい【康
字典体】
⇒こうき‐てい【康
帝】
⇒こうき‐とじ【康
綴じ】
こう‐き【綱紀】カウ‥
(「綱」は大づな、「紀」は小づな)
①国家を治める根本の原則。国家の大法。また、一般に規律。
②統すべ治めること。物事をしめくくること。
⇒こうき‐しゅくせい【綱紀粛正】
こう‐き【興起】
①はじまること。
②勢いの盛んになること。意気のふるい起こること。「感奮―」
こう‐き【衡器】カウ‥
重さをはかる器具。秤はかり。
こう‐き【鴻基】
帝王の大事業の基礎。洪基。古事記序「王化の―」
こう‐ぎ【公儀】
①おおやけのこと。おもてむき。太平記39「これは心中の憤りにて、―に出すべき咎にもあらず」
②政府。
㋐朝廷。公家こうか。朝家。
㋑幕府。将軍家。太平記34「上に―を借つて、下に私の権威を貪らんと思へる心」
③役所。好色一代男4「人屋に入れられ、…朝夕の暮しも―の飯とは悲しく」
④世間。世間の作法。西鶴織留5「いかに―の大道なればとて」
⑤遊女のつとめ。
⇒こうぎ‐ざた【公儀沙汰】
⇒こうぎ‐しゃ【公儀者】
⇒こうぎ‐じゅうねん【公儀十年】
⇒こうぎ‐だて【公儀立て】
⇒こうぎ‐ぶり【公儀振り】
⇒こうぎ‐むき【公儀向】
こう‐ぎ【公議】
①朝廷や政府などの評議。政府の評定。太平記13「出雲の国へ流さるべしと、―すでに定まりにけり」
②公衆の是認する議論。世上一般の議論。公論。
③公平な議論。
⇒こうぎ‐しょ【公議所】
⇒こうぎ‐せいたい‐ろん【公議政体論】
⇒こうぎ‐にん【公議人】
こう‐ぎ【巧技】カウ‥
たくみなわざ。
こう‐ぎ【巧偽】カウ‥
たくみにいつわること。
こう‐ぎ【広義】クワウ‥
同じ言葉のさす意味に幅があるとき、さす範囲の広い方の意味。「―に解釈する」↔狭義
こう‐ぎ【交誼】カウ‥
交際のよしみ。親しいまじわり。友誼。「―を結ぶ」
こう‐ぎ【光儀】クワウ‥
他人の来訪の尊敬語。光来。光臨。東鑑1「醍醐禅師全成、同じく―あり」
こう‐ぎ【好誼】カウ‥
したしみ。好意による交際。「―を謝す」
こう‐ぎ【抗議】カウ‥
相手の発言・決定・行為などに対して反対の意見を申し立てること。「―を申し込む」「政府に―する」
こう‐ぎ【狎妓】カフ‥
かわいがっている芸妓。
こう‐ぎ【厚誼】
心からの親しいつきあい。手厚い親切。「永年の御―を感謝します」
こう‐ぎ【巷議】カウ‥
ちまたの議論。世間のうわさ。世評。
こう‐ぎ【後魏】
北魏の別称。
こう‐ぎ【恒儀】
恒例の儀式。しきたり。
こう‐ぎ【高義】カウ‥
高い徳義。深い恩義。
こう‐ぎ【高誼】カウ‥
なみなみならぬ親しいまじわり。多く、他人からの交誼を敬っていう。
こう‐ぎ【高議】カウ‥
他人の議論の尊敬語。
こう‐ぎ【講義】カウ‥
①書籍または学説の意味を説きあかすこと。講説。
②大学などで、教授者がその学問研究の一端を講ずること。普通、講読や演習に対比していい、また、大学の授業全般を指してもいう。「国文学概論の―」
③教導職の一つ。大・中・少の3等に分かれ、正と権とがあった。
⇒こうぎ‐しょ【講義所】
⇒こうぎ‐ろく【講義録】
ごう‐き【号旗】ガウ‥
合図の旗。しるしばた。
ごう‐き【拷器】ガウ‥
拷問に用いる器具。保元物語「五位以上の者―に寄せらるる事、先例まれなり」
ごう‐き【剛気・豪気】ガウ‥
①剛勇な気性。強くて屈しない意気。「―に構える」
②(「豪気」の場合)
⇒ごうぎ(豪儀)3
ごう‐き【剛毅・豪毅】ガウ‥
意志がしっかりして物事に屈しないこと。すぐれて強いこと。「―な性格」
⇒剛毅木訥仁に近し
ごう‐ぎ【合議】ガフ‥
二人以上の者が集まって協議すること。「―して決める」
⇒ごうぎ‐きかん【合議機関】
⇒ごうぎ‐さいばんしょ【合議裁判所】
⇒ごうぎ‐せい【合議制】
⇒ごうぎせい‐かんちょう【合議制官庁】
ごう‐ぎ【嗷議】ガウ‥
①衆をたのんで無理を言いたてること。太平記15「三塔―を以て」
②乱暴。暴力。暴行。〈日葡辞書〉。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―がさつを仕つたらば」
ごう‐ぎ【豪儀・豪気・強気】ガウ‥
①強情。頑固。狂言、花折「そのやうに―におしやるな」
②勢いのはげしいこと。程度の甚だしいこと。浮世風呂3「―といぢめたはな」
③(ゴウキとも)すばらしいさま。甚だしくよいこと。浮世風呂4「そいつは―だの」
こう‐きあつ【高気圧】カウ‥
①気体の圧力の高いこと。
②大気圧が周囲より高い所。高気圧の域内では下降気流があり、湿度は小さく、一般に天気がよいが、縁辺部では曇り・雨・雪になることがある。↔低気圧
が任意のa、bに対しa
b=b
aをみたすとき、交換法則をみたすという。
⇒こう‐かん【交換】
ごうかん‐ぼく【合歓木】ガフクワン‥
(→)ネムノキの別称。
⇒ごう‐かん【合歓】
ごうかん‐ぼん【合巻本】ガフクワン‥
(→)合巻に同じ。
⇒ごう‐かん【合巻】
こうがん‐むち【厚顔無恥】
[文選、孔稚珪、北山移文「あに芳杜をして顔を厚くし、薜茘へいれいをして恥ずる無からしむべけんや」]他人に対する態度があつかましく、恥を知らない様子。無恥厚顔。
⇒こう‐がん【厚顔】
ごうかん‐もの【合巻物】ガフクワン‥
(→)合巻に同じ。
⇒ごう‐かん【合巻】
こうかん‐やく【皇漢薬】クワウ‥
(→)漢方薬の別称。
⇒こう‐かん【皇漢】
こうかん‐ゆけつ【交換輸血】カウクワン‥
体内の血液を交換する療法。特に母親との間の血液型不適合のため、溶血と黄疸の重い新生児に対して行う輸血療法。
⇒こう‐かん【交換】
こうかん‐りょく【交換力】カウクワン‥
〔理〕二つの粒子が相互の間で位置・スピン・荷電などを交換することによって両粒子間に生じる量子論に特有な力。
⇒こう‐かん【交換】
こう‐き【口気】
①ものの言いぶり。くちぶり。語気。口吻。
②口から出る息。
こう‐き【口器】
昆虫などの口の周囲にあって食物を摂取する器官。付属肢が変化したもので、顎あごやひげから成り、咬み型、吸い型、舐め型などがある。
こう‐き【工期】
工事が行われる期間。「―を短縮する」
こう‐き【公器】
おおやけのもの。公共の機関。「新聞は社会の―」
こう‐き【孔器】
感覚器の一つ。マムシ・ガラガラヘビなどの眼の下に一対ある孔状のもの。赤外線を感受し、暗黒下でも餌となる小哺乳類などの存在を知る。
こう‐き【広軌】クワウ‥
鉄道のレールの間隔が標準軌間(1.435メートル)より広いもの。↔狭軌きょうき
こう‐き【弘毅】
度量が広く意志の強いこと。
こう‐き【光輝】クワウ‥
①ひかり。かがやき。「―を放つ」
②名誉。ほまれ。「―ある伝統」
こう‐き【好奇】カウ‥
珍しい物事、未知の事柄に強く気持がひかれること。「―の目」
⇒こうき‐しん【好奇心】
こう‐き【好期】カウ‥
よい時期。よい時。「ハゼ釣の―」
こう‐き【好機】カウ‥
よい機会。チャンス。「千載一遇の―」
⇒好機逸すべからず
こう‐き【拘忌】
縁起をかついでつまらないことにこだわること。
こう‐き【後記】
①後世の記録。太平記32「名将の御前にて紛れもなく討死して、―に留めよや」
②書籍などで、本文の後に記すこと。また、その記した文章。跋ばつ。あとがき。「編集―」
③その箇所より後の方に記すこと。「―の通り」↔前記
こう‐き【後喜】
後日の喜び。
⇒こうき‐の‐いわい【後喜の祝】
こう‐き【後期】
①ある期間を前・後の二つまたは前・中・後の三つに分けた場合の最後の時期。
②次の時期。次の期間。
⇒こうき‐いんしょうしゅぎ【後期印象主義】
⇒こうき‐こうれいしゃ【後期高齢者】
⇒こうき‐ちゅうとうきょういく【後期中等教育】
こう‐き【恒規】
常によるべき法則。常例。恒例。
こう‐き【洪基】
大きな事業の基礎。鴻基。
こう‐き【皇紀】クワウ‥
日本の紀元を、日本書紀に記す神武天皇即位の年(西暦紀元前660年に当たる)を元年として1872年(明治5)に定めたもの。→紀元
こう‐き【皇基】クワウ‥
天皇が国家を治める事業の基礎。
こう‐き【香気】カウ‥
よいにおい。香り。「―がただよう」
⇒こうき‐ふんぷん【香気芬芬】
こう‐き【候騎】
敵情をうかがう騎兵。斥候の騎兵。
こう‐き【校紀】カウ‥
学校内の風紀。
こう‐き【校規】カウ‥
学校で決めている規則。校則。
こう‐き【校旗】カウ‥
学校のしるしとする旗。
こう‐き【降旗】カウ‥
降伏の意思を表す白旗。
こう‐き【高貴】カウ‥
①官位・身分の高く貴いこと。「―な出」
②価が高く貴重なこと。
③高貴織の略。
⇒こうき‐おり【高貴織】
⇒こうき‐せっこく【高貴石斛】
こうき【康
】カウ‥
中国、清の聖祖(康
帝)朝の年号。(1662〜1722)
⇒こうき‐じてん【康
字典】
⇒こうきじてん‐たい【康
字典体】
⇒こうき‐てい【康
帝】
⇒こうき‐とじ【康
綴じ】
こう‐き【綱紀】カウ‥
(「綱」は大づな、「紀」は小づな)
①国家を治める根本の原則。国家の大法。また、一般に規律。
②統すべ治めること。物事をしめくくること。
⇒こうき‐しゅくせい【綱紀粛正】
こう‐き【興起】
①はじまること。
②勢いの盛んになること。意気のふるい起こること。「感奮―」
こう‐き【衡器】カウ‥
重さをはかる器具。秤はかり。
こう‐き【鴻基】
帝王の大事業の基礎。洪基。古事記序「王化の―」
こう‐ぎ【公儀】
①おおやけのこと。おもてむき。太平記39「これは心中の憤りにて、―に出すべき咎にもあらず」
②政府。
㋐朝廷。公家こうか。朝家。
㋑幕府。将軍家。太平記34「上に―を借つて、下に私の権威を貪らんと思へる心」
③役所。好色一代男4「人屋に入れられ、…朝夕の暮しも―の飯とは悲しく」
④世間。世間の作法。西鶴織留5「いかに―の大道なればとて」
⑤遊女のつとめ。
⇒こうぎ‐ざた【公儀沙汰】
⇒こうぎ‐しゃ【公儀者】
⇒こうぎ‐じゅうねん【公儀十年】
⇒こうぎ‐だて【公儀立て】
⇒こうぎ‐ぶり【公儀振り】
⇒こうぎ‐むき【公儀向】
こう‐ぎ【公議】
①朝廷や政府などの評議。政府の評定。太平記13「出雲の国へ流さるべしと、―すでに定まりにけり」
②公衆の是認する議論。世上一般の議論。公論。
③公平な議論。
⇒こうぎ‐しょ【公議所】
⇒こうぎ‐せいたい‐ろん【公議政体論】
⇒こうぎ‐にん【公議人】
こう‐ぎ【巧技】カウ‥
たくみなわざ。
こう‐ぎ【巧偽】カウ‥
たくみにいつわること。
こう‐ぎ【広義】クワウ‥
同じ言葉のさす意味に幅があるとき、さす範囲の広い方の意味。「―に解釈する」↔狭義
こう‐ぎ【交誼】カウ‥
交際のよしみ。親しいまじわり。友誼。「―を結ぶ」
こう‐ぎ【光儀】クワウ‥
他人の来訪の尊敬語。光来。光臨。東鑑1「醍醐禅師全成、同じく―あり」
こう‐ぎ【好誼】カウ‥
したしみ。好意による交際。「―を謝す」
こう‐ぎ【抗議】カウ‥
相手の発言・決定・行為などに対して反対の意見を申し立てること。「―を申し込む」「政府に―する」
こう‐ぎ【狎妓】カフ‥
かわいがっている芸妓。
こう‐ぎ【厚誼】
心からの親しいつきあい。手厚い親切。「永年の御―を感謝します」
こう‐ぎ【巷議】カウ‥
ちまたの議論。世間のうわさ。世評。
こう‐ぎ【後魏】
北魏の別称。
こう‐ぎ【恒儀】
恒例の儀式。しきたり。
こう‐ぎ【高義】カウ‥
高い徳義。深い恩義。
こう‐ぎ【高誼】カウ‥
なみなみならぬ親しいまじわり。多く、他人からの交誼を敬っていう。
こう‐ぎ【高議】カウ‥
他人の議論の尊敬語。
こう‐ぎ【講義】カウ‥
①書籍または学説の意味を説きあかすこと。講説。
②大学などで、教授者がその学問研究の一端を講ずること。普通、講読や演習に対比していい、また、大学の授業全般を指してもいう。「国文学概論の―」
③教導職の一つ。大・中・少の3等に分かれ、正と権とがあった。
⇒こうぎ‐しょ【講義所】
⇒こうぎ‐ろく【講義録】
ごう‐き【号旗】ガウ‥
合図の旗。しるしばた。
ごう‐き【拷器】ガウ‥
拷問に用いる器具。保元物語「五位以上の者―に寄せらるる事、先例まれなり」
ごう‐き【剛気・豪気】ガウ‥
①剛勇な気性。強くて屈しない意気。「―に構える」
②(「豪気」の場合)
⇒ごうぎ(豪儀)3
ごう‐き【剛毅・豪毅】ガウ‥
意志がしっかりして物事に屈しないこと。すぐれて強いこと。「―な性格」
⇒剛毅木訥仁に近し
ごう‐ぎ【合議】ガフ‥
二人以上の者が集まって協議すること。「―して決める」
⇒ごうぎ‐きかん【合議機関】
⇒ごうぎ‐さいばんしょ【合議裁判所】
⇒ごうぎ‐せい【合議制】
⇒ごうぎせい‐かんちょう【合議制官庁】
ごう‐ぎ【嗷議】ガウ‥
①衆をたのんで無理を言いたてること。太平記15「三塔―を以て」
②乱暴。暴力。暴行。〈日葡辞書〉。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―がさつを仕つたらば」
ごう‐ぎ【豪儀・豪気・強気】ガウ‥
①強情。頑固。狂言、花折「そのやうに―におしやるな」
②勢いのはげしいこと。程度の甚だしいこと。浮世風呂3「―といぢめたはな」
③(ゴウキとも)すばらしいさま。甚だしくよいこと。浮世風呂4「そいつは―だの」
こう‐きあつ【高気圧】カウ‥
①気体の圧力の高いこと。
②大気圧が周囲より高い所。高気圧の域内では下降気流があり、湿度は小さく、一般に天気がよいが、縁辺部では曇り・雨・雪になることがある。↔低気圧
ごう‐かん【業感】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐かん【業感】ゴフ‥
〔仏〕善悪の業因によって苦楽の果報を感受すること。
⇒ごうかん‐えんぎ【業感縁起】
ごうかん‐えんぎ【業感縁起】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごうかん‐えんぎ【業感縁起】ゴフ‥
一切の現象は衆生しゅじょうの業因によって生じたとする部派仏教の説。
⇒ごう‐かん【業感】
ごう‐く【業苦】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐く【業苦】ゴフ‥
〔仏〕前世の悪業あくごうによって現世で受ける苦しみ。源平盛衰記9「忽ちに―を離れて」
ごう‐く【業垢】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐く【業垢】ゴフ‥
〔仏〕悪業が苦果を招くことを垢にたとえた語。罪業のけがれ。
ごう‐さらし【業曝し】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐さらし【業曝し】ゴフ‥
①前世の悪業あくごうの報いによって、現世で恥をさらすこと。また、その者。因果ざらし。
②人をののしっていう語。恥さらし。浄瑠璃、女殺油地獄「ヤイ―め提婆だいばめ」
ごう‐しょう【業障】ゴフシヤウ🔗⭐🔉
ごう‐しょう【業障】ゴフシヤウ
〔仏〕三障または四障の一つ。悪業をつくって正道をじゃますること。悪業のさわり。ごっしょう。太平記33「是又未来永劫の―なり」
ごう‐つくばり【業突張り】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐つくばり【業突張り】ゴフ‥
強情で人に従わないこと。ひどく欲張りでがんこなこと。また、そういう人。ごうさらし。人情本、梅の春「呆れた―だア」。「―な爺さん」
○業に沈むごうにしずむ🔗⭐🔉
○業に沈むごうにしずむ
悪業あくごうのために苦しみを受け、輪廻りんねして浮かばれない。
⇒ごう【業】
こう‐にち【抗日】カウ‥
日本の侵略に対する抵抗。特に中国国民の武力による抵抗運動をいう。日本が二十一カ条要求を提出した1915年頃から排日運動が起こったが、満州事変の発生により抗日が叫ばれ、日中戦争下の抗日民族統一戦線結成で頂点に達した。
こうにほんぶんてん【広日本文典】クワウ‥
文法書。1冊。大槻文彦著。1897年(明治30)刊。初め「語法指南」として「言海」の巻頭に載せたものを増訂。西洋文典と古来の国語研究とを折衷し、組織立てたもので、現代日本文法学の基礎。ほかに別記1冊がある。
こう‐にゅう【購入】‥ニフ
あがない入れること。買い入れること。「図書を―する」
⇒こうにゅう‐つうちょう【購入通帳】
こうにゅう‐さい【後入斎】‥ニフ‥
人の尻について、自己の意見をもたずに行動する人をあざけっていう語。
こうにゅう‐つうちょう【購入通帳】‥ニフ‥チヤウ
統制物資などを一般消費者に配給するため都道府県知事が発給した書類。主要食糧購入通帳の類。
⇒こう‐にゅう【購入】
こう‐にん【工人】
工作する人。職人。職工。
こう‐にん【公人】
①⇒こうじん。
②⇒くにん
こう‐にん【公認】
国家・社会・政党などが正式に認めること。「―候補」
⇒こうにん‐かいけいし【公認会計士】
こうにん【弘仁】
平安前期、嵯峨・淳和天皇朝の年号。大同5年9月19日(810年10月20日)改元、弘仁15年1月5日(824年2月8日)天長に改元。
⇒こうにん‐きゃく【弘仁格】
⇒こうにん‐しき【弘仁式】
⇒こうにん‐じょうがん‐じだい【弘仁貞観時代】
こう‐にん【更任】カウ‥
あらため任ずること。
こう‐にん【後任】
前任者についで任務につくこと。また、その人。「―人事」
こう‐にん【候人】
①中世、蔵人くろうどと同じく殿上に祗候し、御膳に侍し、宿直を勤めた人。こうじん。
②比叡山の門跡もんぜきに奉仕する妻帯僧形の侍者。→侍法師
こう‐にん【降人】カウ‥
降参した人。こうじん。保元物語(金刀比羅本)「―ありやとて引きいだされむ時」
こう‐にん【降任】カウ‥
下級の役職にさげられること。↔昇任
こう‐にん【高人】カウ‥
身分の高い人。高家。こうじん。狂言、祢宜山伏「いかなる貴人―も下馬をし、一礼をなさるる」
ごう‐にん【業人】ゴフ‥
悪業あくごうのために悪い果報を受ける人間。極悪人。人をののしるのにもいう。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「ヤイここな運命つきの―め」
こうにん‐かいけいし【公認会計士】‥クワイ‥
他人の求めに応じ、報酬を得て、財務書類の監査または証明をすることを業とする者。1948年公認会計士法の制定により創設。会社の会計監査人は公認会計士または監査法人でなければならない。
⇒こう‐にん【公認】
こうにん‐きゃく【弘仁格】
701年(大宝1)から819年(弘仁10)までの補足法令集(詔勅・官符を集めたもの)。10巻。平城天皇の時代、藤原内麻呂・菅野真道らに勅して撰定させ、のち嵯峨天皇の時、藤原冬嗣らに勅して続修させた。散逸したが、「弘仁格抄」が残存。
⇒こうにん【弘仁】
こうにん‐しき【弘仁式】
701年から819年までの式(律令の施行細則)を集めたもの。40巻。弘仁格きゃくと同時に撰進させ、編者も弘仁格と同一。中世すでに散逸していたが、逸文がある。
⇒こうにん【弘仁】
こうにん‐じょうがん‐じだい【弘仁貞観時代】‥ヂヤウグワン‥
美術史上の時代区分の一つ。弘仁〜貞観(859〜877)を中心とする平安前期約100年間の称。大陸芸術の摂取と同時に、日本独自の様式の形成へ向かい、密教の興隆により重厚で神秘的な仏像・仏画が多く作られた。後の藤原時代に対する。
⇒こうにん【弘仁】
こうにん‐てんのう【光仁天皇】クワウ‥ワウ
奈良後期の天皇。天智天皇の皇孫。施基しき親王の第6王子。名は白壁しらかべ。藤原百川らにより擁立され、和気清麻呂を召還して改革を行う。(在位770〜781)(709〜781)→天皇(表)
こう‐ぬし【神主】カウ‥
(カミヌシの音便)
⇒かんぬし
こうねい【江寧】カウ‥
今の南京に置かれた隋以後の県の名。宋では府。明代前半は応天府と称した。
こう‐ねい【康寧】カウ‥
やすらかなこと。安寧。
こう‐ねつ【口熱】
口中の熱。
こう‐ねつ【高熱】カウ‥
高い温度。高い体温。「―を発する」
こう‐ねつ【黄熱】クワウ‥
⇒おうねつ
こうねつ‐ひ【光熱費】クワウ‥
電灯や燃料にかかる費用。電気料金・ガス代など。
こう‐ねん【光年】クワウ‥
光が1年間に進む距離、すなわち約9兆4600億キロメートル。天文学上の単位。→パーセク
こう‐ねん【行年】カウ‥
(ギョウネンとも)生まれてこのかたの年。年齢。生年しょうねん。〈日葡辞書〉
こう‐ねん【後年】
のちの年。数年のち。「―名投手に成長した」
⇒こうねんど‐ふたん【後年度負担】
こう‐ねん【荒年】クワウ‥
不作の年。凶年。
こう‐ねん【高年】カウ‥
年齢の高いこと。老年。
こうねん‐き【更年期】カウ‥
性成熟期から老年期への移行期。特に女性の月経周期が不規則になる頃から月経停止に至るまでの期間で、通常40〜55歳頃。
⇒こうねんき‐しょうがい【更年期障害】
こうねんき‐しょうがい【更年期障害】カウ‥シヤウ‥
更年期の女性に起こる健康上の障害。発汗・冷え症・肩凝り・頭痛・めまい・不眠・神経質・不安・抑鬱よくうつなど。
⇒こうねん‐き【更年期】
こうねんど‐ふたん【後年度負担】
国が国庫債務負担行為あるいは継続費によって、次年度以降の歳出予算に計上しなければならない額。
⇒こう‐ねん【後年】
こうの【河野】カウ‥
姓氏の一つ。中世、伊予の豪族。越智氏から出て、河野郷(現、松山市)を本拠とする。水軍勢力を形成。伊予守護。秀吉の四国征服で滅亡。
⇒こうの‐いちろう【河野一郎】
⇒こうの‐すいぐん【河野水軍】
⇒こうの‐とがま【河野敏鎌】
⇒こうの‐ひろなか【河野広中】
⇒こうの‐みちあり【河野通有】
⇒こうの‐よいち【河野与一】
こうの【幸野】カウ‥
姓氏の一つ。
⇒こうの‐ばいれい【幸野楳嶺】
こうのいけ【鴻池】
江戸時代、大坂の富商。山中鹿介の子とされる新六(1570〜1650)が始祖。自醸の上酒を江戸へ輸送、のち海陸運送業を創め、大名貸・両替業にも従事し、大坂随一の豪商となった。
⇒こうのいけ‐ぜんえもん【鴻池善右衛門】
こうのいけ‐ぜんえもん【鴻池善右衛門】‥ヱ‥
鴻池家当主の通称(第2代を除く)。第3代は、名は宗利。諸大名との取引は三十数藩に及び、酒造・運送業を廃し、両替商専門となった。1707年(宝永4)今の東大阪市の北部にいわゆる鴻池新田を開発。家訓を遺す。(1667〜1736)
⇒こうのいけ【鴻池】
こうの‐いちろう【河野一郎】カウ‥ラウ
政治家。神奈川県生れ。早大卒。朝日新聞社記者を経て、第二次大戦後自由党の結成に尽力、各省大臣を歴任。自由民主党党人派の領袖。日ソ国交回復に貢献。(1898〜1965)
河野一郎
撮影:田村 茂
⇒こうの【河野】
こう‐のう【功能】
①ききめ。効能。
②功績と才能。
こう‐のう【行嚢】カウナウ
郵袋ゆうたいの旧称。田山花袋、田舎教師「郵便集配人がズツクの―をかついで入つて来る」
こう‐のう【効能】カウ‥
ある結果をもたらすはたらき。薬などのききめ。しるし。効果。効用。「―がある」「―を並べる」
⇒こうのう‐がき【効能書き】
こう‐のう【後納】‥ナフ
時期をおくらせて金を納入すること。「授業料の―」
こう‐のう【後脳】‥ナウ
脊椎動物の発生初期胚の脳胞で3個のふくらみのうち最後部のもの。発生が進めば、さらに前後の2部にくびれ、前部(狭義の後脳)から小脳と橋きょう、後部から延髄が発達する。
こう‐のう【香嚢】カウナウ
御帳台みちょうだい内を浄化するために柱にかける、合香あわせごうを入れた袋。
こう‐のう【貢納】‥ナフ
みつぎものをおさめること。
こう‐のう【降納】カウナフ
旗などを降ろして収納すること。↔掲揚
こう‐のう【膠嚢】カウナウ
薬のカプセル。
ごう‐のう【豪農】ガウ‥
多くの土地と財産をもつ豊かな農家。
こうのう‐がき【効能書き】カウ‥
薬のききめを書き記したもの。のうがき。また、商品の宣伝文句。
⇒こう‐のう【効能】
ごう‐の‐がわ【江川】ガウ‥ガハ
中国地方第一の川。広島県北部に発源し、三次みよし盆地で3支流を合わせ、中国山地を横切り、島根県江津ごうつ市で日本海に注ぐ。長さ194キロメートル。ごうかわ。
こう‐の‐きみ【長官の君】カウ‥
(カミノキミの音便)(→)「こうのとの」に同じ。源氏物語浮舟「この―の御文」
こう‐の‐けさ【香の袈裟】カウ‥
香染めの袈裟。狂言、毘沙門連歌「香の衣に―、皆水晶の数珠じゅずを爪繰り」
こう‐の‐こし【香の輿】カウ‥
葬儀の時に焼香の香炉をのせて行く小さい輿。栄華物語月宴「―、火の輿など皆あるわざなり」
こう‐の‐ころも【香の衣】カウ‥
香染めの衣。御伽草子、梵天国「宝殿なる所に―に同じ袈裟かけて」
こう‐の‐ざ【甲の座】カフ‥
一番の上席。誹風柳多留23「―にゐる抜懸ぬけがけの手習ひ子」
こうのす【鴻巣】
埼玉県北東部、大宮台地の北端部にある市。中山道の宿駅から発達。園芸農業が盛ん、人形が有名。東京の衛星都市化が進行。人口12万。
⇒こうのす‐にんぎょう【鴻巣人形】
⇒こうのす‐びな【鴻巣雛】
こう‐の‐ず【香の図】カウ‥ヅ
①源氏香の図。正方形を縦5本の太線に分け、上方をつないでできる種々の形。→源氏香。
②床の落掛おとしがけ・上段框かまちを床柱にとりつける時の仕口しくちの一種。木口の形が「香の図」1を連想させるのでいう。
香の図
③「香の図」1にかたどった紋所の名。好色一代女5「舞鶴、―、無用の紋所を移し姿つくる」
こうの‐すいぐん【河野水軍】カウ‥
伊予の豪族河野氏が率いた海上勢力。源平合戦では源氏に味方し、南北朝動乱にも活躍したが、徐々に衰退。
⇒こうの【河野】
こうのす‐にんぎょう【鴻巣人形】‥ギヤウ
鴻巣付近で製造する練り物および張子はりこの人形。彩色は赤を基本とし、江戸時代、疱瘡ほうそう除けのまじないとして各地に出荷。鴻巣の赤物。
鴻巣人形
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒こうのす【鴻巣】
こうのす‐びな【鴻巣雛】
鴻巣で作られる雛人形。桐の粉を練り固め型で抜いて頭と手足とを作り、綿繻珍めんしゅちんなどの布で胴を包んだもの。前面下方と背後に、切り抜いて色彩を施した厚紙を飾り、黒く塗った台の上に立てる。
⇒こうのす【鴻巣】
こうの‐だい【国府台】コフ‥
千葉県市川市北西部の地名。古代、下総の国府の所在地。1538年(天文7)および64年(永禄7)、小田原の北条氏の軍が、房総の小弓御所足利氏や里見氏の軍を破った古戦場。鴻の台。
こうの‐とがま【河野敏鎌】カウ‥
政治家。土佐藩士。新政府の文部卿などを務めたが、「明治十四年の政変」で下野、大隈重信とともに立憲改進党を組織し副総理。憲法発布後、各省大臣を歴任。(1844〜1895)
⇒こうの【河野】
こう‐の‐との【長官の殿・督の殿・頭の殿・守の殿】カウ‥
(カミノトノの音便)衛門府・兵衛府・馬寮などの長官および国守の敬称。かんのとの。こうのきみ。宇治拾遺物語7「―だに、佐太とこそ召せ」
こう‐の‐とり【鸛】コフ‥
コウノトリ目コウノトリ科の鳥。羽毛は大部分白色で、翼の大部分が黒色。脚は赤色。くちばしを鳴らし、「かたかた」と音を立てる。形態・大きさ共にタンチョウに似るが、本種は樹上に営巣。東アジアに分布。ヨーロッパには近縁のヨーロッパ‐コウノトリが分布し、赤ん坊を運んでくる鳥とされる。日本では特別天然記念物に指定されたが絶滅、大陸から稀に冬鳥として渡来。鸛鶴こうづる。またコウノトリ目コウノトリ科の鳥は世界に約19種あり、いずれもツルに似るがくちばしが太く長い。
こうのとり
ニホンコウノトリ
提供:OPO
ヨーロッパコウノトリ
提供:OPO
コウノトリ
提供:NHK
コウノトリ
提供:NHK
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
こうの‐ばいれい【幸野楳嶺】カウ‥
日本画家。本名、直豊。京都生れ。中島来章に円山派を、塩川文麟に四条派を学ぶ。京都伝統の写生的な作風を後進に指導して、明治以後の京都日本画壇の隆盛に貢献。門下に竹内栖鳳せいほう・菊池芳文・川合玉堂ほか。(1844〜1895)
⇒こうの【幸野】
ごう‐の‐はかり【業の秤】ゴフ‥
地獄で、亡者の罪業の多少をはかるという秤。平家物語2「冥途にて、娑婆世界の罪人を、或いは―にかけ」
こうの‐ひろなか【河野広中】カウ‥
政治家。号は磐州。三春(福島県)出身。東北の自由民権派の中心人物となり、福島事件で投獄。のち衆議院議長・農商務大臣。晩年普通選挙運動にも尽力。(1849〜1923)
⇒こうの【河野】
こうのまい‐こうざん【鴻之舞鉱山】‥マヒクワウ‥
北海道北東部、北見地方紋別市にあった鉱山。金・銀を産した。1915年(大正4)発見、73年閉山。
こうの‐みちあり【河野通有】カウ‥
鎌倉後期の武将。伊予の人。弘安の役の際、敵船を襲ってその将を虜にし、敵船を焼いて帰還。( 〜1311)
⇒こうの【河野】
こう‐の‐もの【甲の物】カフ‥
(能の用語)高くうたう謡うたい。今の上歌あげうたなど。三道「下げて謡ふより―までの一謡」
こう‐の‐もの【香の物】カウ‥
野菜を塩・糠ぬか味噌などに漬けた食品。つけもの。こうこ。しんこ。夏目漱石、吾輩は猫である「―は頗るまづいが経験の為め沢庵を二切許りやつた事がある」
ごう‐の‐もの【剛の者】ガウ‥
(古くは清音。「豪の者」とも書く)
①すぐれて強い人。たけきもののふ。平家物語4「大力だいぢからの―」
②転じて、傑物けつぶつやしたたか者。
こう‐の‐もろなお【高師直】カウ‥ナホ
南北朝時代の武将。足利尊氏の執事。武蔵守。尊氏に従って南朝方と戦い軍功が多かったが、のちに尊氏の弟直義らと対立し、上杉能憲の一党のため弟師泰とともに殺された。「仮名手本忠臣蔵」では浅野長矩を苦しめる吉良上野介きらこうずけのすけに擬する。( 〜1351)
⇒こう【高】
こうの‐よいち【河野与一】カウ‥
哲学者。横浜生れ。東大卒。法大・東北大教授。西洋古典語・主要外国語に精通。西欧文化への深い造詣を示す名訳、博雅の随筆がある。著訳「ライプニッツ形而上学叙説」「アミエルの日記」「学問の曲り角」など。(1896〜1984)
⇒こうの【河野】
こう‐は【広播】クワウ‥
ひろくまくこと。こうはん。
こう‐は【光波】クワウ‥
光の波動。
こう‐は【洪波】
おおなみ。洪濤こうとう。
こう‐は【紅波】
血潮の流れを紅色の波にたとえていう語。謡曲、頼政「―は楯を流し」
こう‐は【硬派】カウ‥
①強硬な主義・意見を主張する党派。
②青少年などで、好んで腕力を振るう不良仲間。
③男女間の交際にきまじめな人。
④新聞社で、政治・経済などの記事をあつかう人の俗称。
↔軟派
こう‐ば【工場】
機械などを使って、比較的小規模に物品の製造や加工をする施設。「町―」→工場こうじょう
こう‐ば【行馬】カウ‥
①人馬通行止めの柵。
②杙くいの端に鉄釘を打ち付けた具。敵騎の進入を防ぐため陣前に設けた防御物。
こう‐ば【耕馬】カウ‥
耕作に使う馬。〈[季]春〉
こう‐ば【貢馬】
諸国から朝廷に献納する馬。
⇒こうば‐ぶぎょう【貢馬奉行】
こう‐ば【詬罵】
ののしりはずかしめること。
こう‐はい【功牌】
功労者に授与する牌。
こう‐はい【交配】カウ‥
受精・受粉すること。交雑と同義にも用いる。かけあわせ。「―種」
こう‐はい【伉配】カウ‥
夫婦。つれあい。
こう‐はい【光背】クワウ‥
仏像の背後につける光明を表す装飾。後光をかたどったもの。頭後にある円形または宝珠形のものを頭光ずこう、身後にある楕円形のものを身光、頭光と身光とを合わせたものを挙身きょしん光という。
⇒こうはい‐こうか【光背効果】
こう‐はい【向拝】カウ‥
⇒ごはい
こう‐はい【向背】カウ‥
①従うこととそむくこと。
②ようす。なりゆき。「―を決する」
こう‐はい【好配】カウ‥
①よい配偶。よいつれあい。
②よい配合。
③よい配当。
こう‐はい【後拝】
⇒ごはい
こう‐はい【後背】
せなか。うしろ。背面。
⇒こうはい‐しっち【後背湿地】
⇒こうはい‐ち【後背地】
こう‐はい【後輩】
①あとに生まれた人。
②学芸・地位などで或る人よりおくれて進む人。また、同じ学校・勤務先などにあとから入った人。「―の面倒を見る」↔先輩
こう‐はい【荒廃】クワウ‥
荒れすたれること。荒れはてること。「―した古寺」「人心の―」
こう‐はい【降灰】カウ‥
⇒こうかい
こう‐はい【高配】カウ‥
他人の配慮の尊敬語。
こう‐はい【項背】カウ‥
うなじとせなか。
こう‐はい【興敗】
興ることとやぶれること。
こう‐はい【興廃】
興ることとすたれること。「皇国の―」
こう‐はい【曠廃】クワウ‥
自分の務めをおろそかにすること。なげやり。
こうばい
(女房詞)海鼠腸このわた。
こう‐ばい【公売】
法律の規定に基づき公の機関により強制的に行われる売買。民事執行として行われる売却および租税滞納処分における換価処分が主なもの。「―処分」
こう‐ばい【勾配】
①傾斜面の傾きの度合。普通、傾斜面の水平方向の変化に対する水平面からの距離の比をいう。「急―」
②斜面。傾斜。
⇒こうばい‐おり【勾配織】
⇒こうばい‐かいき【勾配甲斐絹】
⇒こうばい‐ひょう【勾配標】
⇒勾配がぬるい
⇒勾配が早い
こう‐ばい【紅梅】
①紅色の花の梅。〈[季]春〉。枕草子37「木の花は濃きも薄きも―」
②紅梅色の略。
Munsell color system: 2.5R6.5/7.5
③紅梅襲がさねの略。
⇒こうばい‐いろ【紅梅色】
⇒こうばい‐うら【紅梅裏】
⇒こうばい‐おり【紅梅織・勾配織】
⇒こうばい‐がさね【紅梅襲】
⇒こうばい‐どの【紅梅殿】
⇒こうばい‐におい【紅梅匂】
⇒こうばい‐ばかま【紅梅袴】
⇒こうばい‐もち【紅梅餅】
⇒こうばい‐やき【紅梅焼】
こう‐ばい【黄梅】クワウ‥
熟して黄色くなった梅の実。
⇒こうばい‐の‐あめ【黄梅の雨】
こう‐ばい【購買】
①買うこと。買い入れること。購入。購求。
②購買部・購買組合の略。
⇒こうばい‐くみあい【購買組合】
⇒こうばい‐ぶ【購買部】
⇒こうばい‐りょく【購買力】
⇒こうばいりょく‐へいか【購買力平価】
こうばい‐いろ【紅梅色】
①染色の名。濃い桃色、また、紫を帯びた紅色。
Munsell color system: 2.5R6.5/7.5
②緯よこは紅、経たては紫の織物の色。
③(→)紅梅襲がさねに同じ。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうばい‐うら【紅梅裏】
紅梅色の裏地。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうばい‐おり【勾配織】
⇒こうばいおり(紅梅織)。
⇒こう‐ばい【勾配】
こうばい‐おり【紅梅織・勾配織】
経たてまたは緯よこあるいは経緯ともに太さの違う2種以上の糸を適当に配置し、表面に畝うねをあらわした織物。高配海気こうはいかいきはその一種。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうはい‐かいき【高配海気】カウ‥
(「勾配甲斐絹」とも書く)経たてにガス糸を用いて太い筋をあらわした海気織。明治年間よりアメリカへ盛んに輸出。
こうばい‐かいき【勾配甲斐絹】‥カヒ‥
⇒こうはいかいき(高配海気)。
⇒こう‐ばい【勾配】
こうばい‐がさね【紅梅襲】
襲かさねの色目。表は白、裏は蘇芳すおう。春に着用。
⇒こう‐ばい【紅梅】
⇒こうの【河野】
こう‐のう【功能】
①ききめ。効能。
②功績と才能。
こう‐のう【行嚢】カウナウ
郵袋ゆうたいの旧称。田山花袋、田舎教師「郵便集配人がズツクの―をかついで入つて来る」
こう‐のう【効能】カウ‥
ある結果をもたらすはたらき。薬などのききめ。しるし。効果。効用。「―がある」「―を並べる」
⇒こうのう‐がき【効能書き】
こう‐のう【後納】‥ナフ
時期をおくらせて金を納入すること。「授業料の―」
こう‐のう【後脳】‥ナウ
脊椎動物の発生初期胚の脳胞で3個のふくらみのうち最後部のもの。発生が進めば、さらに前後の2部にくびれ、前部(狭義の後脳)から小脳と橋きょう、後部から延髄が発達する。
こう‐のう【香嚢】カウナウ
御帳台みちょうだい内を浄化するために柱にかける、合香あわせごうを入れた袋。
こう‐のう【貢納】‥ナフ
みつぎものをおさめること。
こう‐のう【降納】カウナフ
旗などを降ろして収納すること。↔掲揚
こう‐のう【膠嚢】カウナウ
薬のカプセル。
ごう‐のう【豪農】ガウ‥
多くの土地と財産をもつ豊かな農家。
こうのう‐がき【効能書き】カウ‥
薬のききめを書き記したもの。のうがき。また、商品の宣伝文句。
⇒こう‐のう【効能】
ごう‐の‐がわ【江川】ガウ‥ガハ
中国地方第一の川。広島県北部に発源し、三次みよし盆地で3支流を合わせ、中国山地を横切り、島根県江津ごうつ市で日本海に注ぐ。長さ194キロメートル。ごうかわ。
こう‐の‐きみ【長官の君】カウ‥
(カミノキミの音便)(→)「こうのとの」に同じ。源氏物語浮舟「この―の御文」
こう‐の‐けさ【香の袈裟】カウ‥
香染めの袈裟。狂言、毘沙門連歌「香の衣に―、皆水晶の数珠じゅずを爪繰り」
こう‐の‐こし【香の輿】カウ‥
葬儀の時に焼香の香炉をのせて行く小さい輿。栄華物語月宴「―、火の輿など皆あるわざなり」
こう‐の‐ころも【香の衣】カウ‥
香染めの衣。御伽草子、梵天国「宝殿なる所に―に同じ袈裟かけて」
こう‐の‐ざ【甲の座】カフ‥
一番の上席。誹風柳多留23「―にゐる抜懸ぬけがけの手習ひ子」
こうのす【鴻巣】
埼玉県北東部、大宮台地の北端部にある市。中山道の宿駅から発達。園芸農業が盛ん、人形が有名。東京の衛星都市化が進行。人口12万。
⇒こうのす‐にんぎょう【鴻巣人形】
⇒こうのす‐びな【鴻巣雛】
こう‐の‐ず【香の図】カウ‥ヅ
①源氏香の図。正方形を縦5本の太線に分け、上方をつないでできる種々の形。→源氏香。
②床の落掛おとしがけ・上段框かまちを床柱にとりつける時の仕口しくちの一種。木口の形が「香の図」1を連想させるのでいう。
香の図
③「香の図」1にかたどった紋所の名。好色一代女5「舞鶴、―、無用の紋所を移し姿つくる」
こうの‐すいぐん【河野水軍】カウ‥
伊予の豪族河野氏が率いた海上勢力。源平合戦では源氏に味方し、南北朝動乱にも活躍したが、徐々に衰退。
⇒こうの【河野】
こうのす‐にんぎょう【鴻巣人形】‥ギヤウ
鴻巣付近で製造する練り物および張子はりこの人形。彩色は赤を基本とし、江戸時代、疱瘡ほうそう除けのまじないとして各地に出荷。鴻巣の赤物。
鴻巣人形
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒こうのす【鴻巣】
こうのす‐びな【鴻巣雛】
鴻巣で作られる雛人形。桐の粉を練り固め型で抜いて頭と手足とを作り、綿繻珍めんしゅちんなどの布で胴を包んだもの。前面下方と背後に、切り抜いて色彩を施した厚紙を飾り、黒く塗った台の上に立てる。
⇒こうのす【鴻巣】
こうの‐だい【国府台】コフ‥
千葉県市川市北西部の地名。古代、下総の国府の所在地。1538年(天文7)および64年(永禄7)、小田原の北条氏の軍が、房総の小弓御所足利氏や里見氏の軍を破った古戦場。鴻の台。
こうの‐とがま【河野敏鎌】カウ‥
政治家。土佐藩士。新政府の文部卿などを務めたが、「明治十四年の政変」で下野、大隈重信とともに立憲改進党を組織し副総理。憲法発布後、各省大臣を歴任。(1844〜1895)
⇒こうの【河野】
こう‐の‐との【長官の殿・督の殿・頭の殿・守の殿】カウ‥
(カミノトノの音便)衛門府・兵衛府・馬寮などの長官および国守の敬称。かんのとの。こうのきみ。宇治拾遺物語7「―だに、佐太とこそ召せ」
こう‐の‐とり【鸛】コフ‥
コウノトリ目コウノトリ科の鳥。羽毛は大部分白色で、翼の大部分が黒色。脚は赤色。くちばしを鳴らし、「かたかた」と音を立てる。形態・大きさ共にタンチョウに似るが、本種は樹上に営巣。東アジアに分布。ヨーロッパには近縁のヨーロッパ‐コウノトリが分布し、赤ん坊を運んでくる鳥とされる。日本では特別天然記念物に指定されたが絶滅、大陸から稀に冬鳥として渡来。鸛鶴こうづる。またコウノトリ目コウノトリ科の鳥は世界に約19種あり、いずれもツルに似るがくちばしが太く長い。
こうのとり
ニホンコウノトリ
提供:OPO
ヨーロッパコウノトリ
提供:OPO
コウノトリ
提供:NHK
コウノトリ
提供:NHK
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
こうの‐ばいれい【幸野楳嶺】カウ‥
日本画家。本名、直豊。京都生れ。中島来章に円山派を、塩川文麟に四条派を学ぶ。京都伝統の写生的な作風を後進に指導して、明治以後の京都日本画壇の隆盛に貢献。門下に竹内栖鳳せいほう・菊池芳文・川合玉堂ほか。(1844〜1895)
⇒こうの【幸野】
ごう‐の‐はかり【業の秤】ゴフ‥
地獄で、亡者の罪業の多少をはかるという秤。平家物語2「冥途にて、娑婆世界の罪人を、或いは―にかけ」
こうの‐ひろなか【河野広中】カウ‥
政治家。号は磐州。三春(福島県)出身。東北の自由民権派の中心人物となり、福島事件で投獄。のち衆議院議長・農商務大臣。晩年普通選挙運動にも尽力。(1849〜1923)
⇒こうの【河野】
こうのまい‐こうざん【鴻之舞鉱山】‥マヒクワウ‥
北海道北東部、北見地方紋別市にあった鉱山。金・銀を産した。1915年(大正4)発見、73年閉山。
こうの‐みちあり【河野通有】カウ‥
鎌倉後期の武将。伊予の人。弘安の役の際、敵船を襲ってその将を虜にし、敵船を焼いて帰還。( 〜1311)
⇒こうの【河野】
こう‐の‐もの【甲の物】カフ‥
(能の用語)高くうたう謡うたい。今の上歌あげうたなど。三道「下げて謡ふより―までの一謡」
こう‐の‐もの【香の物】カウ‥
野菜を塩・糠ぬか味噌などに漬けた食品。つけもの。こうこ。しんこ。夏目漱石、吾輩は猫である「―は頗るまづいが経験の為め沢庵を二切許りやつた事がある」
ごう‐の‐もの【剛の者】ガウ‥
(古くは清音。「豪の者」とも書く)
①すぐれて強い人。たけきもののふ。平家物語4「大力だいぢからの―」
②転じて、傑物けつぶつやしたたか者。
こう‐の‐もろなお【高師直】カウ‥ナホ
南北朝時代の武将。足利尊氏の執事。武蔵守。尊氏に従って南朝方と戦い軍功が多かったが、のちに尊氏の弟直義らと対立し、上杉能憲の一党のため弟師泰とともに殺された。「仮名手本忠臣蔵」では浅野長矩を苦しめる吉良上野介きらこうずけのすけに擬する。( 〜1351)
⇒こう【高】
こうの‐よいち【河野与一】カウ‥
哲学者。横浜生れ。東大卒。法大・東北大教授。西洋古典語・主要外国語に精通。西欧文化への深い造詣を示す名訳、博雅の随筆がある。著訳「ライプニッツ形而上学叙説」「アミエルの日記」「学問の曲り角」など。(1896〜1984)
⇒こうの【河野】
こう‐は【広播】クワウ‥
ひろくまくこと。こうはん。
こう‐は【光波】クワウ‥
光の波動。
こう‐は【洪波】
おおなみ。洪濤こうとう。
こう‐は【紅波】
血潮の流れを紅色の波にたとえていう語。謡曲、頼政「―は楯を流し」
こう‐は【硬派】カウ‥
①強硬な主義・意見を主張する党派。
②青少年などで、好んで腕力を振るう不良仲間。
③男女間の交際にきまじめな人。
④新聞社で、政治・経済などの記事をあつかう人の俗称。
↔軟派
こう‐ば【工場】
機械などを使って、比較的小規模に物品の製造や加工をする施設。「町―」→工場こうじょう
こう‐ば【行馬】カウ‥
①人馬通行止めの柵。
②杙くいの端に鉄釘を打ち付けた具。敵騎の進入を防ぐため陣前に設けた防御物。
こう‐ば【耕馬】カウ‥
耕作に使う馬。〈[季]春〉
こう‐ば【貢馬】
諸国から朝廷に献納する馬。
⇒こうば‐ぶぎょう【貢馬奉行】
こう‐ば【詬罵】
ののしりはずかしめること。
こう‐はい【功牌】
功労者に授与する牌。
こう‐はい【交配】カウ‥
受精・受粉すること。交雑と同義にも用いる。かけあわせ。「―種」
こう‐はい【伉配】カウ‥
夫婦。つれあい。
こう‐はい【光背】クワウ‥
仏像の背後につける光明を表す装飾。後光をかたどったもの。頭後にある円形または宝珠形のものを頭光ずこう、身後にある楕円形のものを身光、頭光と身光とを合わせたものを挙身きょしん光という。
⇒こうはい‐こうか【光背効果】
こう‐はい【向拝】カウ‥
⇒ごはい
こう‐はい【向背】カウ‥
①従うこととそむくこと。
②ようす。なりゆき。「―を決する」
こう‐はい【好配】カウ‥
①よい配偶。よいつれあい。
②よい配合。
③よい配当。
こう‐はい【後拝】
⇒ごはい
こう‐はい【後背】
せなか。うしろ。背面。
⇒こうはい‐しっち【後背湿地】
⇒こうはい‐ち【後背地】
こう‐はい【後輩】
①あとに生まれた人。
②学芸・地位などで或る人よりおくれて進む人。また、同じ学校・勤務先などにあとから入った人。「―の面倒を見る」↔先輩
こう‐はい【荒廃】クワウ‥
荒れすたれること。荒れはてること。「―した古寺」「人心の―」
こう‐はい【降灰】カウ‥
⇒こうかい
こう‐はい【高配】カウ‥
他人の配慮の尊敬語。
こう‐はい【項背】カウ‥
うなじとせなか。
こう‐はい【興敗】
興ることとやぶれること。
こう‐はい【興廃】
興ることとすたれること。「皇国の―」
こう‐はい【曠廃】クワウ‥
自分の務めをおろそかにすること。なげやり。
こうばい
(女房詞)海鼠腸このわた。
こう‐ばい【公売】
法律の規定に基づき公の機関により強制的に行われる売買。民事執行として行われる売却および租税滞納処分における換価処分が主なもの。「―処分」
こう‐ばい【勾配】
①傾斜面の傾きの度合。普通、傾斜面の水平方向の変化に対する水平面からの距離の比をいう。「急―」
②斜面。傾斜。
⇒こうばい‐おり【勾配織】
⇒こうばい‐かいき【勾配甲斐絹】
⇒こうばい‐ひょう【勾配標】
⇒勾配がぬるい
⇒勾配が早い
こう‐ばい【紅梅】
①紅色の花の梅。〈[季]春〉。枕草子37「木の花は濃きも薄きも―」
②紅梅色の略。
Munsell color system: 2.5R6.5/7.5
③紅梅襲がさねの略。
⇒こうばい‐いろ【紅梅色】
⇒こうばい‐うら【紅梅裏】
⇒こうばい‐おり【紅梅織・勾配織】
⇒こうばい‐がさね【紅梅襲】
⇒こうばい‐どの【紅梅殿】
⇒こうばい‐におい【紅梅匂】
⇒こうばい‐ばかま【紅梅袴】
⇒こうばい‐もち【紅梅餅】
⇒こうばい‐やき【紅梅焼】
こう‐ばい【黄梅】クワウ‥
熟して黄色くなった梅の実。
⇒こうばい‐の‐あめ【黄梅の雨】
こう‐ばい【購買】
①買うこと。買い入れること。購入。購求。
②購買部・購買組合の略。
⇒こうばい‐くみあい【購買組合】
⇒こうばい‐ぶ【購買部】
⇒こうばい‐りょく【購買力】
⇒こうばいりょく‐へいか【購買力平価】
こうばい‐いろ【紅梅色】
①染色の名。濃い桃色、また、紫を帯びた紅色。
Munsell color system: 2.5R6.5/7.5
②緯よこは紅、経たては紫の織物の色。
③(→)紅梅襲がさねに同じ。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうばい‐うら【紅梅裏】
紅梅色の裏地。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうばい‐おり【勾配織】
⇒こうばいおり(紅梅織)。
⇒こう‐ばい【勾配】
こうばい‐おり【紅梅織・勾配織】
経たてまたは緯よこあるいは経緯ともに太さの違う2種以上の糸を適当に配置し、表面に畝うねをあらわした織物。高配海気こうはいかいきはその一種。
⇒こう‐ばい【紅梅】
こうはい‐かいき【高配海気】カウ‥
(「勾配甲斐絹」とも書く)経たてにガス糸を用いて太い筋をあらわした海気織。明治年間よりアメリカへ盛んに輸出。
こうばい‐かいき【勾配甲斐絹】‥カヒ‥
⇒こうはいかいき(高配海気)。
⇒こう‐ばい【勾配】
こうばい‐がさね【紅梅襲】
襲かさねの色目。表は白、裏は蘇芳すおう。春に着用。
⇒こう‐ばい【紅梅】
ごう‐にん【業人】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐にん【業人】ゴフ‥
悪業あくごうのために悪い果報を受ける人間。極悪人。人をののしるのにもいう。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「ヤイここな運命つきの―め」
ごう‐の‐はかり【業の秤】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐の‐はかり【業の秤】ゴフ‥
地獄で、亡者の罪業の多少をはかるという秤。平家物語2「冥途にて、娑婆世界の罪人を、或いは―にかけ」
ごう‐はじ【業恥】ゴフハヂ🔗⭐🔉
ごう‐はじ【業恥】ゴフハヂ
(「強恥」とも書く)大きな恥。ひどい恥。浮世床初「―をはたきやがつた」
ごう‐びょう【業病】ゴフビヤウ🔗⭐🔉
ごう‐びょう【業病】ゴフビヤウ
悪業あくごうの報いでかかると考えられていた難病。保元物語(金刀比羅本)「―この時をかぎりとぞ」
ごう‐ふう【業風】ゴフ‥🔗⭐🔉
ごう‐ふう【業風】ゴフ‥
〔仏〕
①業の力を風にたとえたもの。善業は人を善い所へ、悪業は人を地獄へ吹きやるという。
②劫末・地獄などに吹く暴風。
○業を曝すごうをさらす🔗⭐🔉
○業を曝すごうをさらす
前世の悪業あくごうによって、この世で恥をさらす。
⇒ごう【業】
○業を煮やすごうをにやす🔗⭐🔉
○業を煮やすごうをにやす
腹立たしさに、心がいらいらする。「業が煮える」「業が湧く」とも。
⇒ごう【業】
ごっ‐しょう【業障】‥シヤウ🔗⭐🔉
ごっ‐しょう【業障】‥シヤウ
⇒ごうしょう(業障)。源氏物語夕霧「悪霊はしふねきやうなれど、―にまとはれたるはかなきものなり」
なり【業】🔗⭐🔉
なり【業】
生活のための職業。生業。なりわい。万葉集5「家に帰りて―をしまさに」
なり‐どころ【業所】🔗⭐🔉
なり‐どころ【業所】
①田と宅地。仁徳紀「逆流を塞ぎて田宅なりどころを全くせよ」
②古代、豪族の別宅とその周辺の私有地の称。普通、農園として経営された。田荘。たどころ。舒明紀「蘇我の田家なりどころに退りて、仕へず」
わざ【業・技】🔗⭐🔉
わざ【業・技】
①神意のこめられた行事。深い意味のある行為。万葉集9「この山を領うしはく神の昔より禁いさめぬ―ぞ」
②すること。しわざ。おこない。行為。万葉集4「あしひきの山にしをれば風流みやびなみわがする―をとがめたまふな」。「容易な―でない」
③つとめとしてすること。職としてすること。しごと。職業。源氏物語橋姫「持仏の御飾りばかりを―とせさせ給ひて」
④しかた。方法。技術。芸。至花道「闌たくるといふ事を―よと心得て上手の心位とは知らざるか」。「―を磨く」「―をきそう」
⑤仏事。法事。源氏物語夕霧「御息所の四十九日の―など」
⑥子を産むこと。お産。宇津保物語蔵開上「―をしつるとも思されず苦しきこともなくて起きゐ給へり」
⑦こと。ありさま。次第。源氏物語桐壺「いとわりなき―かなと言ひあはせつつなげく」
⑧わざわい。たたり。狂言、察化「荒立つれば、却つて―をなすものぢや」
⑨武道・相撲などで、相手に仕掛ける一定の型の動作。「―をかける」
◇「技」は4・9に使い、それ以外は「業」を使うのが普通。
わざ‐し【業師】🔗⭐🔉
わざ‐し【業師】
①相撲などで、技の巧みな人。
②術策に長じた人。策略家。
わざ‐びと【業人】🔗⭐🔉
わざ‐びと【業人】
技術のすぐれた人。わざにん。
わざ‐まえ【業前】‥マヘ🔗⭐🔉
わざ‐まえ【業前】‥マヘ
うでまえ。てなみ。技量。
[漢]業🔗⭐🔉
業 字形
筆順
〔
部8画/13画/教育/2240・3648〕
〔音〕ギョウ〈ゲフ〉(漢) ゴウ〈ゴフ〉(呉)
〔訓〕わざ・すでに (名)なり
[意味]
[一]ギョウ
①暮らしのためのしごと。つとめ。しわざ。わざ。「出版を業とする」「家業・職業・偉業・業務・業界」。いとなみ。「別業」
②特に、学芸のわざ。「学を修め業を習う」「授業・卒業・修業」
③すでに。もはや。「良業為取履=良(=張良)すでにために履くつを取る」〔史記〕
[二]ゴウ
①〔仏〕
㋐善悪の果報をもたらす原因となる前世の行為。「業に沈む」「業因・罪業・自業自得」
㋑前世の行いによって受ける報い。「業病・業苦」
②「業腹ごうはら」の略。「業を煮やす」
[解字]
もと、木部9画。凹凸のある板のついた、楽器を掛ける台の象形文字。
[下ツキ
悪業・偉業・医業・遺業・因業・営業・開業・家業・稼業・課業・画業・学業・勧業・官業・企業・機業・起業・休業・協業・虚業・漁業・近業・兼業・現業・功業・工業・興業・鉱業・鴻業・罪業・作業・座業・産業・蚕業・残業・三業地・始業・斯業・事業・地業・自業自得・失業・実業・就業・終業・襲業・醜業・従業・修業・受業・授業・宿業・巡業・商業・定業・所業・職業・世業・成業・正業・聖業・生業・盛業・専業・賤業・創業・操業・祖業・卒業・大業・怠業・適業・転業・同業・得業・乳業・農業・廃業・覇業・罷業・非業・副業・復業・分業・閉業・別業・本業・民業・夜業・訳業・窯業・余業・林業・烈業
筆順
〔
部8画/13画/教育/2240・3648〕
〔音〕ギョウ〈ゲフ〉(漢) ゴウ〈ゴフ〉(呉)
〔訓〕わざ・すでに (名)なり
[意味]
[一]ギョウ
①暮らしのためのしごと。つとめ。しわざ。わざ。「出版を業とする」「家業・職業・偉業・業務・業界」。いとなみ。「別業」
②特に、学芸のわざ。「学を修め業を習う」「授業・卒業・修業」
③すでに。もはや。「良業為取履=良(=張良)すでにために履くつを取る」〔史記〕
[二]ゴウ
①〔仏〕
㋐善悪の果報をもたらす原因となる前世の行為。「業に沈む」「業因・罪業・自業自得」
㋑前世の行いによって受ける報い。「業病・業苦」
②「業腹ごうはら」の略。「業を煮やす」
[解字]
もと、木部9画。凹凸のある板のついた、楽器を掛ける台の象形文字。
[下ツキ
悪業・偉業・医業・遺業・因業・営業・開業・家業・稼業・課業・画業・学業・勧業・官業・企業・機業・起業・休業・協業・虚業・漁業・近業・兼業・現業・功業・工業・興業・鉱業・鴻業・罪業・作業・座業・産業・蚕業・残業・三業地・始業・斯業・事業・地業・自業自得・失業・実業・就業・終業・襲業・醜業・従業・修業・受業・授業・宿業・巡業・商業・定業・所業・職業・世業・成業・正業・聖業・生業・盛業・専業・賤業・創業・操業・祖業・卒業・大業・怠業・適業・転業・同業・得業・乳業・農業・廃業・覇業・罷業・非業・副業・復業・分業・閉業・別業・本業・民業・夜業・訳業・窯業・余業・林業・烈業
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ぎょう【業】🔗⭐🔉
ぎょう ゲフ [1] 【業】
(1)仕事。業務。職業。「代々医を―とする」
(2)学問や技能を身につけようとすること。勉強。「―を修める」
ぎょう-かい【業界】🔗⭐🔉
ぎょう-かい ゲフ― [0] 【業界】
業種や取り扱い商品を同じくする仲間。また,そういう人々の社会。「出版―」
ぎょうかい-し【業界紙】🔗⭐🔉
ぎょうかい-し ゲフ― [3] 【業界紙】
ある特定の業界に関する情報のみを取り扱う新聞。業界新聞。
ぎょうかい-ひょうじゅん【業界標準】🔗⭐🔉
ぎょうかい-ひょうじゅん ゲフ―ヘウ― [5] 【業界標準】
⇒デファクト-スタンダード
ぎょう-かん【業間】🔗⭐🔉
ぎょう-かん ゲフ― [0] 【業間】
作業や授業の合間。「―体操」
ぎょう-きょう【業況】🔗⭐🔉
ぎょう-きょう ゲフキヤウ [0] 【業況】
経済全体の景気状態ではなく,個々の企業ないし産業の景気状況。
ぎょう-さ【業作】🔗⭐🔉
ぎょう-さ ゲフ― [0] 【業作】
仕事をすること。作業。「人の―を妨る等の如く/学問ノススメ(諭吉)」
ぎょう-さい【業際】🔗⭐🔉
ぎょう-さい ゲフ― [0] 【業際】
異なる事業分野にまたがること。「―市場の開拓」
ぎょう-しゃ【業者】🔗⭐🔉
ぎょう-しゃ ゲフ― [1] 【業者】
(1)事業や商売をしている人。「出入りの―」
(2)同じ業種の事業や商売をしている人。同業者。「―間の協定」
ぎょうしゃ-テスト【業者―】🔗⭐🔉
ぎょうしゃ-テスト ゲフ― [4] 【業者―】
民間業者が行う高等学校入試準備のための学力検査。
ぎょう-しゅ【業主】🔗⭐🔉
ぎょう-しゅ ゲフ― [1] 【業主】
事業または営業をする人。
ぎょう-しゅ【業種】🔗⭐🔉
ぎょう-しゅ ゲフ― [0][1] 【業種】
事業・営業の種類。
ぎょう-せき【業績】🔗⭐🔉
ぎょう-せき ゲフ― [0] 【業績】
事業や研究などでなしとげた実績。「新製品開発で―をあげる」
ぎょうせき-しゅぎ【業績主義】🔗⭐🔉
ぎょうせき-しゅぎ ゲフ― [5] 【業績主義】
近代社会の構成原理の一。人をその人の努力によって獲得されると考えられる業績によって評価しようとする考え方。メリトクラシー。
→属性主義
ぎょう-たい【業態】🔗⭐🔉
ぎょう-たい ゲフ― [0] 【業態】
(1)事業・営業の状態。「各企業の―を調査する」
(2)事業・営業の形態。「総合商社としての―をととのえる」
ぎょう-てい【業体】🔗⭐🔉
ぎょう-てい ゲフ― [0] 【業体】
(1)営業の状態。また,家業。業態(ギヨウタイ)。
(2)振る舞い。所行。また,風采(フウサイ)。風体(フウテイ)。「此様(コン)な身で此様な―で,此様な宿世(スクセ)で/にごりえ(一葉)」
ぎょう-てん【業転】🔗⭐🔉
ぎょう-てん ゲフ― [0] 【業転】
〔「業者間転売」の略〕
石油製品の流通などで,商社・ブローカー・特約店間で行われる横の取引。
ごう【業】🔗⭐🔉
ごう ゴフ [1] 【業】
(1)〔仏〕
〔梵 karman〕
身体・言語・心による人間の働き・行為。行為は必ずその結果をもたらし,また現在の事態は必ずそれを生む行為を過去に持っているとする思想は,インド思想に広く見られる。カルマ。羯磨(カツマ)。
⇔果報
(2)人が担っている運命や制約。主に悪運をいう。「―が深い」
ごう=が煮・える🔗⭐🔉
――が煮・える
いらいらする。しゃくにさわる。業が煎(イ)れる。業が湧(ワ)く。
ごう=を曝(サラ)・す🔗⭐🔉
――を曝(サラ)・す
前世の業によって,その世で恥をさらす。
ごう=を煮や・す🔗⭐🔉
――を煮や・す
思うように事が運ばずいらだつ。
ごう-か【業火】🔗⭐🔉
ごう-か ゴフクワ [1] 【業火】
(1)罪人を焼く地獄の火。
(2)悪業が身を害することを火にたとえていう語。
(3)はげしい火災。
ごう-かん【業感】🔗⭐🔉
ごう-かん ゴフ― [0] 【業感】
〔仏〕 行為の報いとして苦楽の結果を受けること。
ごう-く【業苦】🔗⭐🔉
ごう-く ゴフ― [1] 【業苦】
〔仏〕 前世の悪業(アクゴウ)がもととなって現世で受ける苦しみ。
ごう-く【業垢】🔗⭐🔉
ごう-く ゴフ― [1] 【業垢】
〔仏〕
(1)悪業が身をけがすことを垢(アカ)にたとえた語。業塵(ゴウジン)。
(2)悪業と煩悩(ボンノウ)。「―をのぞき解脱を得/浄土和讃」
ごう-さらし【業晒し・業曝し】🔗⭐🔉
ごう-さらし ゴフ― [3][0] 【業晒し・業曝し】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ごうざらし」とも〕
(1)前世の悪業の報いによって受けた恥を世間にさらすこと。また,その人。因果晒(インガザラ)し。
(2)人をののしっていう語。恥さらし。「いや―な男だぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
ごう-じ・みる【業染みる】🔗⭐🔉
ごう-じ・みる ゴフ― 【業染みる】 (動マ上一)
〔近世江戸語〕
世俗にすっかりなじむ。「なるほどお前まだも―・みないぞ/歌舞伎・四谷怪談」
ごう-しょう【業障】🔗⭐🔉
ごう-しょう ゴフシヤウ [0] 【業障】
〔仏〕
⇒ごっしょう(業障)
ごう-つくばり【業突く張り・強突く張り】🔗⭐🔉
ごう-つくばり [0][6] ゴフ― 【業突く張り】 ・ ガウ― 【強突く張り】 (名・形動)[文]ナリ
非常に欲が深く,意地汚いこと。非常に強情で意地っ張りなこと。また,そのさま。また,そのような人をののしる場合にも用いる。「―な奴」「あの―め」「食料(クイモノ)惜しがるなんち―もねえもんぢやねえか/土(節)」
ごう-どう【業道】🔗⭐🔉
ごう-どう ゴフダウ [0] 【業道】
〔仏〕 三道の一。煩悩(ボンノウ)に基づく善悪の行為。
ごう-にん【業人】🔗⭐🔉
ごう-にん ゴフ― [0] 【業人】
(1)前世の悪業の報いをうける人間。また,悪業を行う人。
(2)人をののしっていう語。業さらし。「やいここな運命つきの―め/浄瑠璃・用明天皇」
ごう-の-はかり【業の秤】🔗⭐🔉
ごう-の-はかり ゴフ― 【業の秤】
地獄にあって亡者の罪業をはかるという秤。「娑婆世界の罪人を或いは―にかけ/平家 2」
ごっ-しょう【業障】🔗⭐🔉
ごっ-しょう ―シヤウ [0] 【業障】
〔仏〕
(1)三障の一。成仏することを妨げる,身・口・意によって行う悪い行為。
(2)過去において行なった悪い行為によって生じた障害。ごうしょう。
なり【業】🔗⭐🔉
なり 【業】
暮らしをたてるための仕事。生業。なりわい。「荒雄らは妻子(メコ)の―をば思はずろ/万葉 3865」
なり-ところ【業所】🔗⭐🔉
なり-ところ 【業所】
(1)田地と宅地。田宅。「逆流(サカシマナル)を塞ぎて―を全くせよ/日本書紀(仁徳訓)」
(2)別荘。別宅。また,田荘。たどころ。「飛鳥皇女の―に幸(イデマ)す/日本書紀(持統訓)」
わざ【業】🔗⭐🔉
わざ [2] 【業】
(1)なんらかの意図をもってなしたこと。また,その行為。おこない。振る舞い。「妄想のなせる―」「凡人のなしうる―ではない」「神―」
(2)務めとしてすること。習慣となっている行為。仕事。「裁ち縫いの―に励む」「まどろまであはれいく夜になりぬらむただ雁がねを聞く―にして/和泉式部日記」「人の物を盗み取るを以て―とす/今昔 12」
(3)ありさま。事情。事の次第。「この影のやうにや痩せて侍る,あはれなる―かな/源氏(須磨)」「人に越えられからい目見る事は,さのみこそおはしある―なるを/大鏡(為光)」
(4)方法。手立て。手段。「夢のさとしありければ,ちがふる―もがなとて/蜻蛉(上)」「風をふせく便りもなく雨をもらさぬ―もなし/平家 9」
(5)重大な意味のこめられている行為や行事。「―(=出産)をしつるともおぼされず/宇津保(蔵開上)」「御―(=仏事)のことなどいそがせ給ふころ/大和 97」「五穀に―(=災)もなさず/仮名草子・伊曾保物語」
わざ-ごと【業事】🔗⭐🔉
わざ-ごと [0] 【業事】
特別の技術を必要とする動作や物事。
わざ-し【業師】🔗⭐🔉
わざ-し [2] 【業師】
(1)相撲などで,多彩な技をもって相手を破るのがうまい人。
(2)策に長じた人。「政界の―」
わざ-びと【業人】🔗⭐🔉
わざ-びと [0] 【業人】
技量・技術がすぐれている人。
わざ-まえ【業前】🔗⭐🔉
わざ-まえ ―マヘ [0][3] 【業前】
うでまえ。てなみ。技量。
ぎょう【業】(和英)🔗⭐🔉
ぎょうしゃ【業者】(和英)🔗⭐🔉
ぎょうしゃ【業者】
traders;the trade (業界).→英和
ぎょうしゅ【業種】(和英)🔗⭐🔉
ぎょうしゅ【業種】
a type of industry[business].業種別(にする) industrial classification (classify by industry).
ぎょうせき【業績】(和英)🔗⭐🔉
ぎょうせき【業績】
one'sachievements;results.業績報告書 a business report.学問的業績 one's academic[scholarly]achievements.
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