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あながち【強ち】🔗🔉

あながち【強ち】 《判断や主張の内容を受けて、下に打ち消しを伴って》全面的に断定できないという話し手の気持ちを表す。一概に。必ずしも。 「彼女の主張は━間違いとは言えない」 「社長の言い分も━に否定はできない」

がんどう‐がえし【強盗返し(龕灯返し)】ガンダウガヘシ🔗🔉

がんどう‐がえし【強盗返し(龕灯返し)】ガンダウガヘシ 歌舞伎で、それまでの背景を後ろに倒すとともに底になっていた次の背景を立ち上げて場面を転換させる大道具の仕掛け。どんでんがえし。がんどう。

がんどう‐ちょうちん【強盗灯(龕灯灯)】🔗🔉

がんどう‐ちょうちん【強盗灯(龕灯灯)】ガンダウチャウチン 銅・ブリキなどで釣鐘つりがね形の枠を作り、中に自由に回転するろうそく立てと反射鏡を取りつけたちょうちん。光は正面だけを照らす。忍び提灯ぢょうちん

きょう【強】キャウ🔗🔉

きょう【強】キャウ 接尾端数を切り捨てたことを表す。 「千人━の人数」 「四メートル━の高さ」 (造) つよい。つよいもの。 「━大・━力・━風」 「屈━・最━」 ⇔ 強める。 「補━・増━」 しいる。むりやり。 「━行・━制」

きょう‐あつ【強圧】キャウ━🔗🔉

きょう‐あつ【強圧】キャウ━ 名・他サ変強い力や権力で押さえつけること。 「━的な態度」

きょう‐い【強意】キャウ━🔗🔉

きょう‐い【強意】キャウ━ 文章表現で、ある部分の意味を強めること。 「━の助詞」

きょう‐うん【強運】キャウ━🔗🔉

きょう‐うん【強運】キャウ━ 運が強いこと。また、強い運勢。 「━の持ち主」

きょう‐か【強化】キャウクヮ🔗🔉

きょう‐か【強化】キャウクヮ 名・他サ変力や物を補って、さらに強くすること。 「チーム[戦力・規制]を━する」 「━合宿[ガラス]」 ⇔弱化

きょう‐き【強記】キャウ━🔗🔉

きょう‐き【強記】キャウ━ 名・他サ変記憶力がすぐれていること。また、よく記憶すること。 「博覧━」

きょう‐けん【強肩】キャウ━🔗🔉

きょう‐けん【強肩】キャウ━ 野球で、球を遠くまで投げられること。また、その強い肩の力。

きょう‐けん【強健】キャウ━🔗🔉

きょう‐けん【強健】キャウ━ 名・形動体が強くて丈夫なこと。 「━な肉体」 「身体━」 ‐さ

きょう‐けん【強堅】キャウ━🔗🔉

きょう‐けん【強堅】キャウ━ 名・形動強くてしっかりしていること。強固。堅固。 「━な意志」 ‐さ

きょう‐けん【強権】キャウ━🔗🔉

きょう‐けん【強権】キャウ━ 国家がもつ司法上・行政上の強い権力。 「━発動(=強権を実際に用いること)」 関連語 大分類‖権利‖けんり 中分類‖権利‖けんり

きょう‐こ【強固(鞏固)】キャウ━・キョウ━🔗🔉

きょう‐こ【強固(鞏固)】キャウ━・キョウ━ 形動しっかりして動かないさま。 「━な意志」 「基盤を━にする」

きょう‐こう【強行】キャウカウ🔗🔉

きょう‐こう【強行】キャウカウ 名・他サ変反対や障害を押しきって、強引に行うこと。 「悪天候の中で試合を━する」 「━突破[採決]」 関連語 大分類‖行う‖おこなう 中分類‖実行‖じっこう

きょう‐こう【強攻】キャウ━🔗🔉

きょう‐こう【強攻】キャウ━ 名・他サ変無理を承知で、強引に攻めること。 「━策をとる」

きょう‐こう【強硬】キャウカウ🔗🔉

きょう‐こう【強硬】キャウカウ 名・形動自分の意見などを強く主張してゆずらないこと。 「━に反対する」 「━な態度を崩さない」

きょう‐ごう【強豪】キャウガウ🔗🔉

きょう‐ごう【強豪】キャウガウ 強くて手ごわいこと。また、その人。 「世界の━を相手に善戦する」

きょう‐こうぐん【強行軍】キャウカウグン🔗🔉

きょう‐こうぐん【強行軍】キャウカウグン 軍隊で、早く目的地に着くために日程を詰めて行うきびしい行軍。 無理な日程で強引に事を進めること。 「三日間の━で県下を遊説して回る」 ◆「強硬軍」と書くのは誤り。

きょう‐こく【強国】キャウ━🔗🔉

きょう‐こく【強国】キャウ━ 強大な軍事力と経済力をもつ国。 ⇔弱国

きょう‐さん【強酸】キャウ━🔗🔉

きょう‐さん【強酸】キャウ━ 水溶液中での電離度が大きい酸。塩酸・硝酸・硫酸など。 ⇔弱酸

きょう‐しゃ【強者】キャウ━🔗🔉

きょう‐しゃ【強者】キャウ━ 強い人。 「━の論理」 ⇔弱者

きょう‐じゃく【強弱】キャウ━🔗🔉

きょう‐じゃく【強弱】キャウ━ 強いことと弱いこと。また、強さの程度。 「材質の━を測定する」 「音に━の変化をつける」

きょうじゃく‐ひょうご【強弱標語】キャウジャクヘウゴ🔗🔉

きょうじゃく‐ひょうご【強弱標語】キャウジャクヘウゴ 楽曲演奏の音の強弱を指示する標語。フォルテ・ピアニシモなど。 ◇「f」「pp」など、楽譜に記す略号を強弱記号という。

きょう‐しゅう【強襲】キャウシフ🔗🔉

きょう‐しゅう【強襲】キャウシフ 名・他サ変激しい勢いでおそいかかること。 「敵の城を━する」 「ピッチャー━のヒット」 関連語 大分類‖争い‖あらそい 中分類‖攻撃‖こうげき

きょう‐しん【強震】キャウ━🔗🔉

きょう‐しん【強震】キャウ━ 強い地震動。強震動。 「━計」 気象庁の旧震度階級(八階級)の一つで、震度五に当たるもの。

きょうしん‐ざい【強心剤】キャウシン━🔗🔉

きょうしん‐ざい【強心剤】キャウシン━ 衰えた心臓の機能を回復させるために使う薬剤。ジギタリス・アドレナリン・ドーパミンなど。

きょう‐せい【強制】キャウ━🔗🔉

きょう‐せい【強制】キャウ━ 名・他サ変権力・威力・腕力などによって、当人の意思にかかわりなく、無理にあることをさせること。 「労働を━する」 「━的に参加させる」 「━送還」 関連語 大分類‖止める‖やめる 中分類‖規制‖きせい

きょう‐せい【強請】キャウ━🔗🔉

きょう‐せい【強請】キャウ━ 名・他サ変無理にたのむこと。また、ゆすること。 「寄付を━する」

きょうせい‐しっこう【強制執行】キャウセイシッカウ🔗🔉

きょうせい‐しっこう【強制執行】キャウセイシッカウ 債権者の申し立てにより、国家権力によって私法上の請求権を実現させる手続き。

きょうせい‐しょぶん【強制処分】キャウセイ━🔗🔉

きょうせい‐しょぶん【強制処分】キャウセイ━ 刑事訴訟の手続きで、犯罪捜査の必要上強制的に行うことのできる処分。逮捕・勾留・捜索・押収など。

きょう‐そう【強壮】キャウサウ🔗🔉

きょう‐そう【強壮】キャウサウ 名・形動体力があって元気なこと。 「━剤」

きょう‐だ【強打】キャウ━🔗🔉

きょう‐だ【強打】キャウ━ 名・他サ変 強く打つこと。 「横転して頭部を━した」 野球で、球を強く打つこと。また、打者が積極的に打っていくこと。 関連語 大分類‖打つ‖うつ 中分類‖打つ‖うつ

きょう‐だい【強大】キャウ━🔗🔉

きょう‐だい【強大】キャウ━ 名・形動強くて大きいこと。 「━な権力[勢力]を誇る」 ⇔弱小 ‐さ

きょう‐だしゃ【強打者】キャウ━🔗🔉

きょう‐だしゃ【強打者】キャウ━ 野球で、長打力をもつ選手。スラッガー。

きょう‐ちょう【強調】キャウテウ🔗🔉

きょう‐ちょう【強調】キャウテウ 他サ変ある事柄を特に強く主張すること。 「法改正の必要性を━する」 他サ変ある部分を特に目立たせること。 「同意語を重ねて文意を━する」 「赤を━して描いた絵」 相場が着実に上昇しようとしている状態。

きょう‐ちょく【強直】キャウ━🔗🔉

きょう‐ちょく【強直】キャウ━ 自サ変かたくこわばること。硬直。 「筋肉が━する」 形動意志が強くて正直なこと。 「律儀で━な人」 ‐さ

きょう‐てき【強敵】キャウ━🔗🔉

きょう‐てき【強敵】キャウ━ 強い敵。また、手ごわい相手。 「━が現れる」 ⇔弱敵 関連語 大分類‖自己と他者‖じことたしゃ 中分類‖‖てき

きょう‐でん【強電】キャウ━🔗🔉

きょう‐でん【強電】キャウ━ 産業に使用する大電力・高電圧・大電流。 電力の発生、電気エネルギーの伝送、熱エネルギーへの変換などを扱う電気工学部門の通称。 ◆⇔弱電

きょう‐ど【強度】キャウ━🔗🔉

きょう‐ど【強度】キャウ━ 強さの程度。 「鉄骨の━をはかる」 度合い・程度がはなはだしいこと。 「━の近視に悩む」 ⇔軽度

きょう‐はく【強迫】キャウ━🔗🔉

きょう‐はく【強迫】キャウ━ 名・他サ変 あることをするように無理に要求すること。 「結婚しようと━する」 「寄付を━する」 民法で、相手に害悪の生じることを知らせて恐怖心を起こさせ、自由な意思決定を妨げること。

きょうはく‐かんねん【強迫観念】キャウハククヮンネン🔗🔉

きょうはく‐かんねん【強迫観念】キャウハククヮンネン 考えまいとしても強く心にまとわりついて離れない不安・不快な考え。

きょう‐ふう【強風】キャウ━🔗🔉

きょう‐ふう【強風】キャウ━ 強い風。 「━にあおられる」 関連語 大分類‖風‖かぜ 中分類‖‖かぜ

きょう‐へい【強兵】キャウ━🔗🔉

きょう‐へい【強兵】キャウ━ 強い兵士・軍隊。 軍事力を増強すること。 「富国━」

きょう‐べん【強弁(強辯)】キャウ━🔗🔉

きょう‐べん【強弁(強辯)】キャウ━ 名・他サ変むりに理屈をつけて言いはること。 「犯意のないことを━してはばからない」 「自分は正しいと━する」

きょう‐ぼう【強暴】キャウ━🔗🔉

きょう‐ぼう【強暴】キャウ━ 名・形動強くて荒々しいこと。 ‐さ

きょう‐まく【鞏膜(強膜)】キョウ━・キャウ━🔗🔉

きょう‐まく【鞏膜(強膜)】キョウ━・キャウ━ 眼球の角膜以外の部分をおおう、白くて堅い繊維質の膜。眼球の前面では白目の部分。 「━炎」 「強膜」は代用表記。

きょう‐よう【強要】キャウエウ🔗🔉

きょう‐よう【強要】キャウエウ 名・他サ変無理に要求すること。 「寄付[自白]を━する」 関連語 大分類‖要求‖ようきゅう 中分類‖要求‖ようきゅう

きょうりき‐こ【強力粉】キャウリキ━🔗🔉

きょうりき‐こ【強力粉】キャウリキ━ たんぱく質・グルテンを多く含み、粘りけの強い小麦粉。パン・パスタなどに用いる。

きょう‐りょく【強力】キャウ━🔗🔉

きょう‐りょく【強力】キャウ━ 名・形動力・作用などが強いこと。 「改革を━に推進する」 「━なエンジン」 ‐さ 関連語 大分類‖力ちから‖ちから 中分類‖‖ちから

きょう‐れつ【強烈】キャウ━🔗🔉

きょう‐れつ【強烈】キャウ━ 形動力・作用などが強く激しいさま。 「━なにおいが鼻を刺す」 「━な印象を受ける」 ‐さ

ごう【強】ガウ🔗🔉

ごう【強】ガウ (造) つよい。 「━情・━欲」 無理に行う。おしつける。 「━引・━姦ごうかん・━奪・━盗」

ごう‐いん【強引】ガウ━🔗🔉

ごう‐いん【強引】ガウ━ 形動 すじの通らないやり方で物事を行うさま。相手の意や物事の道理を考慮せず無理やりに行うさま。 「━に奪い取る」 「━なドリブル」 ある物事をほかの物事に無理に関係づけるさま。 「━な論法」 ‐さ

ごう‐かん【強姦】ガウ━🔗🔉

ごう‐かん【強姦】ガウ━ 名・他サ変暴力や脅迫によって異性(特に女性)を犯すこと。レイプ。 「━罪」 ⇔和姦

ごう‐ぎ【豪儀】ガウ━🔗🔉

ごう‐ぎ【豪儀】ガウ━ 形動規模が大きく、はでなさま。豪気ごうき。 「世界一周旅行とは━な話だ」 「豪気」「強気」とも。 ‐さ

ごう‐きゅう【強弓】ガウ━🔗🔉

ごう‐きゅう【強弓】ガウ━ つるの張りが強く、引くときに強い力を必要とする弓。また、それを引く人。つよゆみ。

ごう‐しゅ【強酒・豪酒】ガウ━🔗🔉

ごう‐しゅ【強酒・豪酒】ガウ━ 名・形動酒を大量に飲み、酒に強いこと。また、その人。

ごう‐じょう【強情(剛情)】ガウジャウ🔗🔉

ごう‐じょう【強情(剛情)】ガウジャウ 名・形動人のことばを聞き入れず、どこまでも自分の考えや行動を押し通そうとすること。 「━を張る」 「━に押し黙る」 「頑固」は性質そのものにいい、「強情」は対人関係を前提にしていう趣が強い。 ‐さ

ごう‐そ【強訴】ガウ━🔗🔉

ごう‐そ【強訴】ガウ━ 名・自サ変正規の手続きを踏まず、徒党を組んで上位者に訴え出ること。 嗷訴」とも。 関連語 大分類‖要求‖ようきゅう 中分類‖訴訟‖そしょう

ごう‐だつ【強奪】ガウ━🔗🔉

ごう‐だつ【強奪】ガウ━ 名・他サ変暴力や脅迫によって強引に奪い取ること。 「現金を━する」 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖奪う‖うばう

ごう‐だん【強談】ガウ━🔗🔉

ごう‐だん【強談】ガウ━ 名・他サ変むりやりに話をつけること。強談判こわだんぱん

ごう‐つくばり【業突く張り・強突く張り】ゴフ━・ガウ━🔗🔉

ごう‐つくばり【業突く張り・強突く張り】ゴフ━・ガウ━ 名・形動非常に欲張りでがんこなこと。また、その人。 ◇人をののしる語としても使う。「この━め」

ごう‐とう【強盗】ガウタウ🔗🔉

ごう‐とう【強盗】ガウタウ 暴力や脅迫によって他人の金品を奪うこと。また、その者。 「銀行━」 「━罪」 関連語 大分類‖犯罪‖はんざい 中分類‖泥棒‖どろぼう

ごう‐ゆう【豪勇】ガウ━🔗🔉

ごう‐ゆう【豪勇】ガウ━ 名・形動強くて勇ましいこと。また、その人。 「━の士」 「剛勇」「強勇」とも。 ‐さ 関連語 大分類‖心‖こころ 中分類‖勇気‖ゆうき

ごう‐よく【強欲(強慾)】ガウ━🔗🔉

ごう‐よく【強欲(強慾)】ガウ━ 名・形動非常に欲が深いこと。 「━な人」 「━非道」 ‐さ

ごう‐りき【強力】ガウ━🔗🔉

ごう‐りき【強力】ガウ━ 形動力が強いこと。また、その人。 登山者の荷物を背負って道案内をする人。 ◆「剛力」とも。

こわ・い【強い】コハイ🔗🔉

こわ・い【強い】コハイ 水分が少なくて堅いさま。 「飯が━」 容易に意見を変えないさま。強情だ。強硬だ。 「情の━人」

こわ‐いけん【強意見】コハ━🔗🔉

こわ‐いけん【強意見】コハ━ 〔古い言い方で〕厳しくいましめること。手厳しい訓戒。

こわ‐だんぱん【強談判】コハ━🔗🔉

こわ‐だんぱん【強談判】コハ━ 強い態度で相手に迫るかけあい。手厳しい談判。

ごわ‐つ・く【強つく】ゴハ━🔗🔉

ごわ‐つ・く【強つく】ゴハ━ 自五かたくなって、ごわごわする。 「髪が━」 「のりのきいたシーツが━」

こわ‐ば・る【強張る】コハ━🔗🔉

こわ‐ば・る【強張る】コハ━ 自五やわらかいものが、つっぱったように固くなる。 「緊張のあまり体が━」 「━・った表情」

こわ‐めし【強飯】コハ━🔗🔉

こわ‐めし【強飯】コハ━ もち米を蒸した飯。特に、もち米に小豆などを入れて蒸した赤飯。こわいい。おこわ。

こわもて【面・怖面】コハモテ🔗🔉

こわもて【面・怖面】コハモテ 名・形動こわい顔つき。また、(こわい顔をして)強硬な態度で相手にのぞむこと。 「━に意見をする」 ◇「こわおもて」の転。

こわ‐もて【強持て・怖持て】コハ━🔗🔉

こわ‐もて【強持て・怖持て】コハ━ 相手に恐れられ、それだけ丁重に扱われること。 「━のする人」

しい‐て【強いて】シヒ━🔗🔉

しい‐て【強いて】シヒ━ 困難・反対・不都合などを押し切って物事を行うさま。あえて。むりに。むりやり。 「━言えば、歌舞伎より文楽に関心がある」

し・いる【強いる】シヒル🔗🔉

し・いる【強いる】シヒル 他上一あることをむりにさせる。強制する。強要する。 「大国が隣国に譲歩を━」 「寄付[負担]を━」 「苦戦を━・いられる」 し・ふ(上二) 関連語 大分類‖止める‖やめる 中分類‖規制‖きせい

したた‐か【強か】🔗🔉

したた‐か【強か】 形動強くて、容易には屈しないさま。また、世なれていて、手ごわいさま。 「━な豪傑」 「世知辛い世を━に生きる」 ‐さ 程度・分量などがはなはだしいさま。ひどく。たくさん。 「━(に)頭を打つ」 「━酒を飲む」

つよ・い【強い】🔗🔉

つよ・い【強い】 物理的な力が大きい。 人などが、物を動かしたり押さえつけたりする力が大きい。 「動作はのろいが、力は━」 「押す力が━」 「手を━・く握る」 「ひもを━・く結ぶ」 自然現象のもつエネルギーの作用が大きい。 「今日の風は━」 「水圧が━」 「上下に━揺れを感じる」 勝負などで、相手をしのぐ力を持っている。 「兄は弟よりけんかが━」 「○○高は野球が━」 体(の一部)が丈夫で、機能的に優れている。 「胃腸[足腰]が━」 《「…に━」の形で》外からの作用に対して、しっかりと耐える力がある。 「この建物は地震に━」 「寒さに━体質」 《「…に━」の形で》その方面やそのような状況について、優れた力を持っている。 「語学[機械・変化球]に━」 相互の結びつきがしっかりしている。強固だ。 「両国の結びつきは━」 自己を制御する力や物事に耐える力が大きい。 「意志が━」 「穏やかだが、芯しんは━人だ」 「我慢━・粘り━」 精神のあり方にきわだった特徴がある。 「責任感[関心]が━」 「気が━」 「━不満を抱く」 物事の与える刺激や作用が大きい。 「今日は日差しが━」 「この薬品は毒性が━」 「彼女は姉の影響が━」 「万能の天才といった印象が━」 人が他に与える精神的な作用が大きい。 「発言権が━」 「反対勢力の抵抗が━」 「━口調で謝罪を迫る」 「━・く注意する」 (数量的な)度合いや対比の差が大きい。きつい。 「傾斜の度合いが━」 「度の━眼鏡」 「(アルコール度の)━酒」 「赤みがやや━」 ◆⇔弱い ‐さ/‐み

つよ‐が・る【強がる】🔗🔉

つよ‐が・る【強がる】 自五強いようによそおう。 「ばかにされまいとしてしきりに━」 強がれる 強がり「━を言う」

つよき【強き】🔗🔉

つよき【強き】 強いこと。また、強いもの。 「━をくじく」 ◇文語形容詞「強し」の準体用法。

つよ‐き【強気】🔗🔉

つよ‐き【強気】 名・形動 気性が強く、他に譲らないこと。 「━な性格」 状況が自分の方に有利になると見込んで、大胆に積極的な態度に出ること。 「━な発言をくり返す」 「━の姿勢」 取引で、相場が上がると予想すること。また、上がると予想して買い続けること。 「市況が━に転じる」 ◆⇔弱気

つよ‐ごし【強腰】🔗🔉

つよ‐ごし【強腰】 名・形動態度が強硬で、相手に譲ろうとしないこと。 ⇔弱腰

つよ‐さ【強さ】🔗🔉

つよ‐さ【強さ】 物理的な力の大きさ。強度。 「地震の━は震度で表す」 強いか弱いかの度合い。 「横綱の━は比類がない」 相当に強いこと。 「酒の━は父親譲りだ」 強み。 「彼の━は、バックに有力者がいることだ」 ◆弱さ

つよ‐び【強火】🔗🔉

つよ‐び【強火】 火力の強い火。 ⇔弱火 関連語 大分類‖火‖ひ 中分類‖‖ほのお

つよ‐ふくみ【強含み】🔗🔉

つよ‐ふくみ【強含み】 取引で、相場が上がりそうな気配を示していること。つよぶくみ。 ⇔弱含み

つよま・る【強まる】🔗🔉

つよま・る【強まる】 自五だんだん強くなる。高まる。 「風雨[火勢]が━」 「愛情[痛み]が━」 「対立[期待・連帯感]が━」 ⇔弱まる

つよ‐み【強み】🔗🔉

つよ‐み【強み】 他より強い側面。優位に立つ点。強さ。 「結束が固いことがチームの━だ」 ⇔弱み 関連語 大分類‖力ちから‖ちから 中分類‖‖ちから

つよ・める【強める】🔗🔉

つよ・める【強める】 他下一それまでよりも強くする。 「炎が火勢を━」 「語気を━」 「発言権を━」 「確信[疑惑]を━」 「混乱[連帯]を━」 「警戒を━」 ⇔弱める つよ・む(下二) 強め

つわ‐もの【兵・強者】ツハ━🔗🔉

つわ‐もの【兵・強者】ツハ━ 兵士。武士。また、勇ましい武人。 勇気があって、非常に強い人。また、ある方面ですぐれた手腕を発揮する人。 「柔道部の━」 関連語 大分類‖戦争‖せんそう 中分類‖軍人‖ぐんじん

ねだ・る【強請る】🔗🔉

ねだ・る【強請る】 他五甘えたり無理を言ったりして、欲しいものを請い求める。 「親に小遣いを━」 「あれを買ってと━」 「スターにサインを━」 「せがむ」に似るが、「せがむ」は自分の要求を無理にとおそうとする意が強く、「ねだる」は相手の好意に甘えようとする意が強い。 関連語 大分類‖要求‖ようきゅう 中分類‖要求‖ようきゅう

ゆすり【強請🔗🔉

ゆすり【強請 人の弱みにつけこんで金品をおどし取ること。また、その人。 「━たかり」 関連語 大分類‖要求‖ようきゅう 中分類‖要求‖ようきゅう

ゆす・る【揺する】🔗🔉

ゆす・る【揺する】 他五 揺り動かす。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「クリの木を━・って実を落とす」 「容器を━・って溶液を攪拌かくはんする」 「体を━・って酔客を起こす」 「肩を━・って笑う」 「足を小刻みに━」 「そよ風が木の葉を━」 人をおどして金品を取り上げる。ゆすりを働く。 「金を━・られる」 強請る」とも書くが、かな書きが一般的。 ゆすり 関連語 大分類‖要求‖ようきゅう 中分類‖要求‖ようきゅう

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