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がく‐や【楽屋】🔗⭐🔉
がく‐や【楽屋】
①雅楽で、楽人の奏楽所。
②能・芝居などで、舞台の後ろにある部屋。役者が出演の準備を行い、または休息する場所。
③比喩的に、物事の内幕。内情。「―が丸見えだ」
⇒がくや‐いちょう【楽屋銀杏】
⇒がくや‐いり【楽屋入り】
⇒がくや‐うら【楽屋裏】
⇒がくや‐おち【楽屋落ち】
⇒がくや‐がお【楽屋顔】
⇒がくや‐すずめ【楽屋雀】
⇒がくや‐とうどり【楽屋頭取】
⇒がくや‐とんび【楽屋鳶】
⇒がくや‐ばなし【楽屋話】
⇒がくや‐ばん【楽屋番】
⇒がくや‐ぶろ【楽屋風呂】
⇒楽屋から火を出す
⇒楽屋で声を嗄らす
がくや‐いちょう【楽屋銀杏】‥イチヤウ🔗⭐🔉
がくや‐いちょう【楽屋銀杏】‥イチヤウ
役者や女の髪の結い方。鬘下かずらしたの一種。
楽屋銀杏
⇒がく‐や【楽屋】

がくや‐いり【楽屋入り】🔗⭐🔉
がくや‐いり【楽屋入り】
役者が出勤して楽屋に入ること。
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐うら【楽屋裏】🔗⭐🔉
がくや‐うら【楽屋裏】
①楽屋の内部。
②関係者だけの内情。内幕。
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐おち【楽屋落ち】🔗⭐🔉
がくや‐おち【楽屋落ち】
芝居または落語などで、楽屋仲間にだけ通じて一般の人にはわからないことを言うこと。転じて、関係者にだけ理解できて他人には分からないこと。東海道中膝栗毛4「此膝栗毛の世話事は…―を載せず」
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐すずめ【楽屋雀】🔗⭐🔉
○楽屋で声を嗄らすがくやでこえをからす🔗⭐🔉
○楽屋で声を嗄らすがくやでこえをからす
苦労しても功のないことにいう。
⇒がく‐や【楽屋】
かくや‐どうしん【隔夜道心】‥ダウ‥
(→)隔夜上人に同じ。
⇒かく‐や【隔夜】
がくや‐とうどり【楽屋頭取】
楽屋の一切の取締りに任ずる人。舞台の世話、楽屋中の監督、観客への声触れ、代役の選定、閉場の口上などを行う。頭取。歌舞伎、三人吉三廓初買ト書「此の時、―出て」
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐とんび【楽屋鳶】
楽屋によく出入りし、芝居通ぶっている人。→廊下鳶。
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐ばなし【楽屋話】
うちわの話。内緒話。人情本、春色辰巳園「幇間たいこもちの―で、まことにおかしかつたが」
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐ばん【楽屋番】
劇場の楽屋にいて、役者の出入りや諸道具の世話をする人。
⇒がく‐や【楽屋】
かぐや‐ひめ【かぐや姫】
竹取物語の女主人公。
→文献資料[竹取物語]
がくや‐ぶろ【楽屋風呂】
劇場にある役者専用の風呂。
⇒がく‐や【楽屋】
かぐ‐やま【香具山・香久山】
奈良県橿原市の南東部にある山。標高152メートル。耳成山みみなしやま・畝傍山うねびやまと共に大和三山と称する。樹木が繁茂して美しい。麓に埴安池はにやすのいけの跡がある。天あまの香具山。(歌枕)
香具山
撮影:的場 啓
かく‐やまい【膈病】‥ヤマヒ
(→)膈症に同じ。
かく‐やらい【角矢来】
竹を縦横に組み、その透き間が角形となるようにつくった矢来。→菱矢来
かく‐ゆう【客遊】‥イウ
[史記鄒陽伝「鄒陽客遊し、讒を以て禽とりこにせらる」]仕官や勉学のため、故郷をはなれて他国へ行くこと。
かくゆう【覚猷】‥イウ
平安後期の天台座主・画僧。源隆国の子。四天王寺別当・園城寺長吏などを歴任し、鳥羽上皇の厚遇を得て鳥羽離宮内の証金剛院に住み、鳥羽僧正と称された。仏教図像の研究をし、醍醐寺蔵「不動明王立像」などの本格的仏画のほか、諷刺的な戯画にも巧みであったと伝えられ、「鳥獣戯画」の作者の一人に擬せられる。(1053〜1140)→鳥羽絵
がく‐ゆう【学友】‥イウ
①同じ学校で学ぶ友。
②学問上の友。
かく‐ゆうごう【核融合】‥ガフ
①〔理〕水素・ヘリウム・リチウムなどの軽い原子核が融合して重い原子核になる原子核反応。その際、中性子などと共に大量のエネルギーを放出する。恒星のエネルギー源や水素爆弾はこれに基づく。熱核反応。融合反応。
②〔生〕(karyogamy)細胞融合の後、核が合一する現象。特に、後生動物の受精に際して起こる二つの配偶子の核の合一。
かく‐ゆえ‐に【斯く故に】‥ユヱ‥
このようであるから。万葉集3「―見じといふものを」
かく‐よう【斯く様】‥ヤウ
このよう。こんなさま。大鏡時平「―の歌や詩などを」
かく‐よう【各様】‥ヤウ
様子がそれぞれであること。さまざま。「各人―」
がくよう【岳陽】‥ヤウ
(Yueyang)中国湖南省北東部、洞庭湖が長江へ流出する水路の起点に位する河港・工業都市。旧称、巴陵はりょう・岳州。人口91万3千(2000)。
⇒がくよう‐ろう【岳陽楼】
がく‐よう【学庸】
「大学」と「中庸」の併称。
がくよう‐ひん【学用品】
児童・生徒の学習に必要な、ノートや鉛筆などの文房具。
がくよう‐ろう【岳陽楼】‥ヤウ‥
岳陽市の西門にある城楼。唐の張説ちょうえつや杜甫の詩以来、洞庭湖の眺望絶佳の所として有名。
⇒がくよう【岳陽】
かく‐よく【鶴翼】
鶴が左右のつばさを張ったように、敵兵を中にとりこめようとする陣形。両翼に鉄砲隊を配置。→魚鱗3
鶴翼
かく‐よくし【核抑止】
(nuclear deterrence)核兵器によって相手国を恐れさせ、攻撃を思いとどまらせるとして核兵器保有を正当化する説。「―戦略」
か‐くら【狩座】
狩猟を行う地域。猟場。
⇒かくら‐やま【狩倉山・鹿倉山】
かぐら【神楽】
(「かむくら(神座)」の転)
①皇居および皇室との関連が深い神社で神をまつるために奏する歌舞。伴奏楽器は笏拍子しゃくびょうし・篳篥ひちりき・神楽笛かぐらぶえ・和琴わごんの4種。毎年12月に賢所かしこどころで行われるものが代表的。2と区別する場合は御神楽みかぐらという。神遊かみあそび。〈[季]冬〉。源氏物語若菜「年ごとの春秋の―」
神楽
②民間の神社の祭儀で奏する歌舞。1と区別する場合は里神楽さとかぐらという。全国各地に様々な系統がある。
③能の舞事。リズム豊かな曲で、小鼓が神楽特有の譜を奏し、女神・巫女などが幣みてぐらを手に舞う。
④狂言の舞事。能とは別の曲。巫女が鈴と扇を手にして舞う。
⑤歌舞伎囃子の一群。宮神楽・早神楽・本神楽・夜神楽(大べし)・三保神楽・岩戸・「あばれ」などがあり、神社またはその付近の場面に用いるのを原則とする。
⑥地歌。手事物。18世紀中頃、津山検校作曲。賀茂社の神楽とその弥栄を歌ったもの。別称、洞ほらの梅。
⇒かぐら‐うた【神楽歌】
⇒かぐら‐お【神楽男】
⇒かぐら‐おもて【神楽面】
⇒かぐら‐ざさ【神楽笹】
⇒かぐら‐ざめ【神楽鮫】
⇒かぐら‐し【神楽師】
⇒かぐら‐じし【神楽獅子】
⇒かぐら‐すず【神楽鈴】
⇒かぐら‐せん【神楽銭】
⇒かぐら‐だいこ【神楽太鼓】
⇒かぐら‐づき【神楽月】
⇒かぐら‐でん【神楽殿】
⇒かぐら‐どう【神楽堂】
⇒かぐら‐ばやし【神楽囃子】
⇒かぐら‐ひめ【神楽姫】
⇒かぐら‐ぶえ【神楽笛】
⇒かぐら‐め【神楽女】
⇒かぐら‐めん【神楽面】
かくら・う【隠らふ】カクラフ
〔自四・下二〕
(カクルに接尾語フの付いたもの)隠れる。万葉集3「渡る日の影も―・ひ」。祝詞、儺祭詞「けがらはしき疫えやみの鬼の、所々村々に蔵こもり―・ふるをば」
かぐら‐うた【神楽歌】
神楽に用いる歌謡。神楽1では、庭燎にわび・採物とりもの・大前張おおさいばり・小前張・星歌などより成る。神楽2では系統により様々なものがある。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐お【神楽男】‥ヲ
神楽を奏する男。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐おもて【神楽面】
神楽を奏する人々。源氏物語若菜下「酔ひすぎにたる―どもの、おのが顔をば知らで」
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐が‐おか【神楽岡】‥ヲカ
京都市左京区にある小さい丘。西側斜面に吉田神社がある。吉田山。
かくらく【隠らく】
(カクルのク語法)隠れること。万葉集7「見まく欲りわがする里の―惜しも」
かぐら‐ざさ【神楽笹】
オカメザサの異称。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐ざめ【神楽鮫】
カグラザメ科の海産の軟骨魚。全長約5メートル。体は黒灰色、下面は灰色。口は大きく裂け、鰓孔えらあなは6対。太平洋・大西洋の深みに分布。
⇒かぐら【神楽】
かぐらさん
舟など重い物を引っ張るために、綱を巻きつける轆轤ろくろ。
かぐら‐し【神楽師】
里神楽を舞う人。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐じし【神楽獅子】
神前で奉納する獅子舞。特に、太神楽だいかぐらなど神楽系統の獅子舞をいう。獅子神楽。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐すず【神楽鈴】
①里神楽を舞う時に用いる鈴。鈴を12個または15個結んで柄をつけたもの。
②紋所の名。1を図柄としたもの。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐せん【神楽銭】
神楽を舞わせた礼として奉納する金銭。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐だいこ【神楽太鼓】
里神楽に用いる大太鼓。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐づき【神楽月】
陰暦11月の異称。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐でん【神楽殿】
神社の境内に設けて神楽を奏する殿舎。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐どう【神楽堂】‥ダウ
①(→)神楽殿に同じ。
②神楽を舞う巫女みこ。誹風柳多留5「―帰るを見れば夫婦なり」
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐ばやし【神楽囃子】
里神楽の囃子。関東では祭囃子一般を指して言う。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐ひめ【神楽姫】
(→)「かぐらめ」に同じ。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐ぶえ【神楽笛】
主に御神楽に用いる横笛。長さ約45.5センチメートル。歌口のほか六つの指孔があり、雅楽の竜笛や高麗笛こまぶえに比して管が長く、音律がやや低い。竜笛よりは細いが、高麗笛より太く、「太笛ふとぶえ」ともいう。やまとぶえ。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐め【神楽女】
神楽を奏する女。
⇒かぐら【神楽】
かぐら‐めん【神楽面】
里神楽に使う仮面。素戔嗚尊すさのおのみこと・日本武尊やまとたけるのみこと・天狗・おかめ・ひょっとこ等。
⇒かぐら【神楽】
かくら‐やま【狩倉山・鹿倉山】
鎌倉〜江戸時代、狩猟のために指定された山野。
⇒か‐くら【狩座】
かく‐らん【霍乱】クワク‥
暑気あたりの病。普通、日射病を指すが、古くは吐瀉としゃ病も含めて用いた。〈[季]夏〉。「鬼の―」
かく‐らん【攪乱】
(コウランの慣用読み)かき乱すこと。「敵の後方を―する」
がく‐らん【学らん】
(「らん」は洋服を意味する江戸時代の隠語「ランダ」からという)詰め襟の学生服。特に、丈の長いもの。
かく‐り【客裡・客裏】
①旅行中。旅にある間。〈日葡辞書〉
②まだ一寺の住持にならない、行脚あんぎゃ中の僧。
かく‐り【隔離】
①へだたること。へだて離すこと。
②感染症の拡大を防ぐため、患者を一定の場所にへだて離すこと。
③〔生〕交配可能な生物集団が別の群に分かれ、相互に交配されないようになること。→隔離説。
⇒かくり‐しょぶん【隔離処分】
⇒かくり‐せつ【隔離説】
⇒かくり‐びょうしゃ【隔離病舎】
がく‐り【学理】
学問上の原理や理論。
かく‐りき【脚力】
手紙や品物を運び届ける人夫。飛脚。今昔物語集27「西の国より―にてのぼりける男」
がく‐りき【学力】
⇒がくりょく。浄瑠璃、天神記「わが―異国にも隠れなく」
かくり‐しょぶん【隔離処分】
伝染病予防法に規定されていた、伝染病患者またはその疑いのある者を強制的に隔離する行政処分。
⇒かく‐り【隔離】
かくり‐せつ【隔離説】
生物進化の要因として地理的隔離に特に重きをおく説。
⇒かく‐り【隔離】
かく‐りつ【格率】
〔哲〕(maxim)古代からライプニッツの頃までは、証明なしに認められる自明の命題・公理などの意。カントは行為の個人的・主観的規則の意味に用い、普遍的道徳法則から区別した。近世以後は行為や論理の規則の簡潔な言表の意。箴言集(maximes)の意味でも用いる。準則。
かく‐りつ【確立】
しっかりとうち立てること。しかと定まって動かないこと。「制度を―する」
かく‐りつ【確率】
(probability)ことがらの起きる確からしさを数量的に表したもの。数学では、集合Sとその任意の部分集合A、Bに対し、実数p(A)がp(A)≧0,p(S)=1,A∩B=φなら
p(A∪B)=p(A)+p(B)
を満たすように定められるとき、p(A)をAの確率(公理的確率)、(S,p)を確率空間、pを確率分布・確率測度、Aを事象という。Sとして標本空間、p(A)としてAのSに対する相対頻度(または標本空間を大きくしたとき、それが限りなく近づく値)をとる統計的確率(経験的確率)と、(S,p)を理論的に設定する数学的確率(先験的確率)とがある。数学的確率・経験的確率がともに定められることがらに対しては、両確率は等しいと考えられる。公算。蓋然率。蓋然量。蓋然性。→頻度。
⇒かくりつ‐かてい【確率過程】
⇒かくりつ‐ごさ【確率誤差】
⇒かくりつ‐ちゅうしゅつ【確率抽出】
⇒かくりつ‐の‐かほうていり【確率の加法定理】
⇒かくりつ‐ぶんぷ【確率分布】
⇒かくりつ‐ぶんぷ‐きょくせん【確率分布曲線】
⇒かくりつ‐へんすう【確率変数】
⇒かくりつ‐みつど‐かんすう【確率密度関数】
⇒かくりつ‐よほう【確率予報】
⇒かくりつ‐ろん【確率論】
がく‐りつ【楽律】
日本伝統音楽で、音律のこと。
かくりつ‐かてい【確率過程】‥クワ‥
ある確率的な対象の状態が、時間の経過とともに偶然的に変動して行く様子を数学的に記述したもの。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐ごさ【確率誤差】
(probable error)ある変量(例えば測定値)が平均値からずれる誤差を表す量。この誤差の範囲内に入る確率は2分の1である。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐ちゅうしゅつ【確率抽出】‥チウ‥
(→)無作為抽出に同じ。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐の‐かほうていり【確率の加法定理】‥ハフ‥
いくつかの排反する事象のどれかが起こるという事象の確率は、それぞれの確率の和に等しい、という定理。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐ぶんぷ【確率分布】
確率変数の値に、その値をとる確率を対応させる関数。確率分布を表にしたものが確率分布表。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐ぶんぷ‐きょくせん【確率分布曲線】
連続的な確率変数Xに対して幅dの相対度数多角形をつくる。dを限りなく小さくしたとき、それがある一定の曲線に近づくとみて、その曲線をXの確率分布曲線という。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐へんすう【確率変数】
標本空間Sを定義域とする関数Xのこと。普通、Xの値である従属変数と関数記号を同じ文字で表す。SをXの値で示すことが多い。連続的に変化する確率変数を連続的、そうでないときを離散的という。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐みつど‐かんすう【確率密度関数】‥クワン‥
確率分布曲線をグラフとする関数。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐よほう【確率予報】
天気予報の一種。将来の天気の状態を断定せず、その状態が実現する確率を予報する。→降水確率予報。
⇒かく‐りつ【確率】
かくりつ‐ろん【確率論】
確率分布およびその応用を研究する数学の一部門。
⇒かく‐りつ【確率】
がくり‐と
〔副〕
急に折れたり衰えたりするさま。がっくり。「―外れる」
かくり‐びょうしゃ【隔離病舎】‥ビヤウ‥
伝染病予防法に規定されていた、伝染病患者を隔離するための病舎。
⇒かく‐り【隔離】
かく‐りょ【客旅】
旅行。また、旅人。
かくり‐よ【隠り世】
あの世。よみの国。↔現世うつしよ
がく‐りょ【学侶】
①学友。まなびのとも。
②仏道を修学する僧。学生がくしょう。
③高野三方さんかたの一つ。高野山で、真言教学を専ら修める僧、またはその集団。学侶方がくりょがた。
かく‐りょう【廓寥】クワクレウ
がらっとして、さみしいさま。
かく‐りょう【閣僚】‥レウ
内閣を組織する各国務大臣。「―名簿」
がく‐りょう【学料】‥レウ
(→)学問料に同じ。
⇒がくりょう‐でん【学料田】
がく‐りょう【学寮】‥レウ
①学校の寄宿舎。
②平安時代、大学寮の寄宿寮。
③寺院で僧の修学する所。
④湯島聖堂に属した生徒の寮室。
がくりょう‐でん【学料田】‥レウ‥
(→)勧学田に同じ。
⇒がく‐りょう【学料】
かく‐りょく【角力】
力をくらべること。相撲すもう。
かく‐りょく【核力】
極めて近接した核子(陽子と中性子)相互間に働く強い力。核子は核力の働きで結合して原子核をつくる。
がく‐りょく【学力】
①学問の力量。がくりき。
②〔教〕学習によって得られた能力。学業成績として表される能力。「―向上」
⇒がくりょく‐けんさ【学力検査】
がくりょく‐けんさ【学力検査】
学習の結果を測定するための検査。学業成績テスト。
⇒がく‐りょく【学力】
かく‐りん【獲麟】クワク‥
(孔子が「春秋」を著し、「西狩獲麟」の句を以て筆を絶って死んだことに基づく。麟は麒麟)
①絶筆。物事の終末。
②誤用されて、孔子の死をいい、更に転じて、臨終、または臨終の辞世の意となった。
かく‐りん【鶴林】
(釈尊の入滅を悲しみ、沙羅双樹さらそうじゅが鶴の羽のように白く変わって枯死したという伝説に基づく)沙羅双樹林の異称。転じて、釈尊の死、すなわち仏涅槃ぶつねはん。つるのはやし。
がく‐りん【学林】
学問を学ぶ所。また、学校・塾などの名称とする。
かくりんぎょくろ【鶴林玉露】
宋の羅大経の随筆集。天地人の3集に分かち、18巻。1252年完成。詩話・語録・小説の体で、文人・道学者・山人の語をのせ、朱熹しゅき・張栻ちょうしょくなどの語を引き、欧陽修・蘇軾そしょくの文を称揚した。
かくりん‐じ【鶴林寺】
兵庫県加古川市にある天台宗の寺。通称、刀田の太子。秦河勝はたのかわかつが聖徳太子の令旨を奉じて建立したと伝える。
かく・る【隠る】
〔自下二〕
⇒かくれる(下一)
かくれ【隠れ】
①かくれて人目につかないこと。源氏物語夢浮橋「―あるべき事にもあらず」
②外から見えない所。ものかげ。また、かくれどころ。源氏物語宿木「北面などやうの―ぞかし」
③しり。臀部。神代紀上「尻かくれに在るは黒雷くろいかずちと曰ふ」
④明らかでないこと。不明瞭なこと。狂言、樽聟「御人体と申し。―は御座らぬ」
⇒かくれ‐あそび【隠れ遊び】
⇒かくれ‐あな【隠れ穴】
⇒かくれ‐い【隠れ居】
⇒かくれ‐いわ【隠れ岩】
⇒かくれ‐うお【隠れ魚】
⇒かくれ‐おに【隠れ鬼】
⇒かくれ‐おび【隠れ帯】
⇒かくれ‐おんようじ【隠れ陰陽師】
⇒かくれ‐が【隠処・隠れ家】
⇒かくれ‐がお【隠れ顔】
⇒かくれ‐かご【隠れ駕籠】
⇒かくれ‐がさ【隠れ笠】
⇒かくれ‐がに【隠れ蟹】
⇒かくれ‐キリシタン【隠れ切支丹】
⇒かくれ‐ご【隠れ子】
⇒かくれ‐ごころ【隠れ心】
⇒かくれ‐ごと【隠れ言】
⇒かくれ‐ごと【隠れ事】
⇒かくれ‐ざと【隠れ里】
⇒かくれ‐づま【隠れ夫】
⇒かくれ‐づま【隠れ妻】
⇒かくれ‐どころ【隠れ所】
⇒かくれ‐ぬ【隠沼】
⇒かくれぬ‐の【隠沼の】
⇒かくれ‐の‐みや【幽宮】
⇒かくれ‐ば【隠れ場】
⇒かくれ‐ばいじょ【隠れ売女】
⇒かくれ‐びょうぶ【隠れ屏風】
⇒かくれ‐べんけい【隠れ弁慶】
⇒かくれ‐みち【隠れ道】
⇒かくれ‐みの【隠れ蓑】
⇒隠れも無い
かくれ‐あそび【隠れ遊び】
①かくれんぼう。宇津保物語初秋「―をやし侍らん」
②人に隠れて遊興すること。尾崎紅葉、三人妻「茶屋待合へ出入ることを憚り―の場所無きに弱らせられけるに」
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐あな【隠れ穴】
獣類などの隠れひそむ穴。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐い【隠れ居】‥ヰ
隠れていること。また、その所。雅兼集「―のこがくれの月のもるのみや」
⇒かくれ【隠れ】
かく‐れい【客礼】
客として待遇する礼。きゃくれい。
かく‐れい【革令】
陰陽道おんようどうで甲子かっしの年をいう。この年には変乱が多いとして、日本では改元するのが例であった。→三革
かく‐れい【格例】
しきたり。慣例。規則。格式。
かく‐れい【閣令】
明治憲法下で内閣総理大臣がその主任事務について職権または特別の委任によって発した命令。今の内閣府令に当たる。
かく‐れい【鶴唳】
鶴の鳴くこと。また、その声。「風声―」
がく‐れい【学齢】
保護者が義務教育を受けさせる義務を負っている期間の子どもの年齢。現在では満6歳に達した日の翌日以後の最初の学年の初めから満15歳に達した日の属する学年の終りまでの年齢。「―に達する」
⇒がくれい‐じどう【学齢児童】
⇒がくれい‐じんこう【学齢人口】
⇒がくれい‐せいと【学齢生徒】
⇒がくれい‐ぼ【学齢簿】
がくれい‐じどう【学齢児童】
小学校に就学する年齢にある者。満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12歳に達した日の属する学年の終りまでの者。
⇒がく‐れい【学齢】
がくれい‐じんこう【学齢人口】
学齢にある児童・生徒の総人数。
⇒がく‐れい【学齢】
がくれい‐せいと【学齢生徒】
中学校に就学する年齢にある者。小学校の課程修了後、満15歳に達した日の属する学年の終りまでの者。
⇒がく‐れい【学齢】
がくれい‐ぼ【学齢簿】
市町村教育委員会が編成する学齢児童・学齢生徒に関する帳簿。氏名、住所、生年月日、性別、保護者氏名、就学校名、入学・転学・卒業の年月日などを記載。
⇒がく‐れい【学齢】
かくれ‐いわ【隠れ岩】‥イハ
水中にかくれて見えない岩。暗礁。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐うお【隠れ魚】‥ウヲ
カクレウオ科の海産硬骨魚。全長約20センチメートル。体は細長くウナギ形。ナマコ類の腸内に隠れる習性がある。本州中部以南に分布。広義にはシロカクレウオ科魚類の総称。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐おに【隠れ鬼】
かくれんぼう。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐おび【隠れ帯】
コガネグモ科やウズグモ科のクモの一部の種が網に付着させる特殊な白い糸の帯。紫外線を反射して獲物の昆虫を誘引するという説が有力。白帯。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐おんようじ【隠れ陰陽師】‥ヤウ‥
公認されていない陰陽師。もぐりの陰陽師。今昔物語集24「験ありける―をよく語らひて」
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐が【隠処・隠れ家】
①人目を避けて身をひそめ隠れている場所。世をのがれて隠れ住む家。「―をつきとめる」
②陰になって見えない所。ものかげ。
③(「隠架」とも書く)茶道具の一つ。五徳形の蓋置きの別称。陰架いんか。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐がお【隠れ顔】‥ガホ
はたから見えているのに、ものかげに隠れていると思っている顔つき、様子。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐かご【隠れ駕籠】
辻などに客待ちして、客を乗せる町駕籠。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐がさ【隠れ笠】
かぶれば身を隠すことができるという笠。拾遺和歌集雑賀「かくれみの―をも得てしがな」→隠れみの。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐がに【隠れ蟹】
カクレガニ科のカニの総称。一般に甲は丸みを帯び、歩脚は細い。二枚貝類・ナマコ類などに共生するものが多い。カキ・アサリなどの殻内にすむオオシロピンノ、フジナマコの消化管肛門部にすむフジナマコガニなど。
⇒かくれ【隠れ】
がく‐れき【学歴】
学業に関する経歴。
⇒がくれき‐しゃかい【学歴社会】
かくれき‐がん【角礫岩】
角稜を有する岩石の破片(角礫)が堆積して、砂・粘土などの膠着こうちゃく物によって固結した岩石。角稜岩。角蛮岩。
がくれき‐しゃかい【学歴社会】‥クワイ
職業や社会的地位、収入、さらには人物の評価までが学歴によって決められる社会。学歴が過度に重視される社会。
⇒がく‐れき【学歴】
かくれ‐キリシタン【隠れ切支丹】
江戸幕府のキリシタン禁制後、ひそかに信仰を持続した信者。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐ご【隠れ子】
かくれんぼう。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐ごころ【隠れ心】
世を避けて隠れようとする心。出家しようとする心。宇津保物語俊蔭「―ある人なり」
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐ごと【隠れ言】
かげぐち。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐ごと【隠れ事】
①かくれんぼう。
②人に隠れてすること。かくしごと。
⇒かくれ【隠れ】
かくれ‐ざと【隠れ里】
①世のわずらわしさを避け、世間を離れてかくれ住む所。特に、貴人が山奥にかくれ住んで作った部落をいい、伝説化している所が多い。
②山中や地下にあるといわれる人に知られぬ別世界。多くは椀わん貸し伝説に結びつく。
③公認されていない遊里。岡場所おかばしょ。
⇒かくれ【隠れ】



がくや‐とうどり【楽屋頭取】🔗⭐🔉
がくや‐とうどり【楽屋頭取】
楽屋の一切の取締りに任ずる人。舞台の世話、楽屋中の監督、観客への声触れ、代役の選定、閉場の口上などを行う。頭取。歌舞伎、三人吉三廓初買ト書「此の時、―出て」
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐とんび【楽屋鳶】🔗⭐🔉
がくや‐ばなし【楽屋話】🔗⭐🔉
がくや‐ばなし【楽屋話】
うちわの話。内緒話。人情本、春色辰巳園「幇間たいこもちの―で、まことにおかしかつたが」
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐ばん【楽屋番】🔗⭐🔉
がくや‐ばん【楽屋番】
劇場の楽屋にいて、役者の出入りや諸道具の世話をする人。
⇒がく‐や【楽屋】
がくや‐ぶろ【楽屋風呂】🔗⭐🔉
がくや‐ぶろ【楽屋風呂】
劇場にある役者専用の風呂。
⇒がく‐や【楽屋】
たのし‐や【楽し屋】🔗⭐🔉
たのし‐や【楽し屋】
暮しの豊かな家。西鶴織留1「ひそかにしての―なり」
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がく-や【楽屋】🔗⭐🔉
がく-や [0] 【楽屋】
(1)劇場・寄席などで,出演者が準備・休息をする部屋。
(2)物事の裏面。内幕。
(3)雅楽で,楽人の演奏する所。また,舞人が装束を着用する所。
がくや=から火を出・す🔗⭐🔉
――から火を出・す
自分で災いをひきおこす。内部から騒動を起こす。
がくや=で声を嗄(カラ)・す🔗⭐🔉
――で声を嗄(カラ)・す
努力しても無益なことのたとえ。
がくや-いちょう【楽屋銀杏】🔗⭐🔉
がくや-いちょう ―イチヤウ [4] 【楽屋銀杏】
(1)江戸時代,歌舞伎役者の髪形。鬘(カツラ)をつけるために鬢(ビン)を低くとり,髷(マゲ)を小さく結うもの。鬘下。
(2)江戸時代の婦人の結髪の一。いちょうがえしのごく低いもの。
がくや-いり【楽屋入り】🔗⭐🔉
がくや-いり [0] 【楽屋入り】 (名)スル
役者・俳優が劇場に出勤して楽屋にはいること。
がくや-うら【楽屋裏】🔗⭐🔉
がくや-うら [0] 【楽屋裏】
(1)楽屋の内部。
(2)一般の人には知られていない実情や秘密の事情。内情。内幕。「―をさらけ出す」「社長交代の―」
がくや-おち【楽屋落ち】🔗⭐🔉
がくや-おち [0] 【楽屋落ち】
(1)演芸などで,楽屋の仲間の者だけに通じて観客にはわからないことを舞台で言うこと。
(2)仲間うちだけにわかって,他の者にはわからないこと。「―の駄洒落」
がくや-すずめ【楽屋雀】🔗⭐🔉
がくや-すずめ [4] 【楽屋雀】
(1)楽屋によく出入りして,芝居や役者の消息に通じている人。
(2)世間の裏面・内幕に通じている人。
がくや-とうどり【楽屋頭取】🔗⭐🔉
がくや-とうどり [4] 【楽屋頭取】
楽屋に関係する一切の事の取り締まりに当たる人。頭取。
がくや-とんび【楽屋鳶】🔗⭐🔉
がくや-とんび [4] 【楽屋鳶】
素人で,楽屋に出入りしては通ぶっている人。
がくや-ばなし【楽屋話】🔗⭐🔉
がくや-ばなし [4] 【楽屋話】
楽屋内での話。転じて,内輪のはなし。内緒ばなし。
がくや-ばん【楽屋番】🔗⭐🔉
がくや-ばん [0] 【楽屋番】
楽屋において諸道具の番や,役者のための使い走りなどをする人。
がくや-ぶぎょう【楽屋奉行】🔗⭐🔉
がくや-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【楽屋奉行】
室町時代,将軍が諸大名の邸宅に行った際,接待の猿楽を催す楽屋を管理させるため臨時に命じた職。
がくや-ぶろ【楽屋風呂】🔗⭐🔉
がくや-ぶろ [0][4] 【楽屋風呂】
劇場内にある,化粧を洗い落とすための俳優専用の風呂。
がくや【楽屋】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「楽屋」で始まるの検索結果。