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にんをみてほうをとけ【人を見て法を説け】🔗🔉

にんをみてほうをとけ【人を見て法を説け】 人を見て法を説け

ひとといれものはありしだい【人と入れ物は有り次第】🔗🔉

ひとといれものはありしだい【人と入れ物は有り次第】 人と器は、多ければ多いで余ることはなく、少なければ少ないで間に合わせて用が足りるということ。「人と入れ物とは有り合い」「人と入れ物とは有り合わせ」「人と器は有り合わせ」「人と道具は有り次第」とも。

ひととなる【人と成る】🔗🔉

ひととなる【人と成る】 一人前の大人になる。成人する。 《例文》 「郷里を離れ、他家で育てられて人と成った。」

ひととびょうぶはすぐにはたたず【人と屏風は直には立たず】🔗🔉

ひととびょうぶはすぐにはたたず【人と屏風は直には立たず】 びょうぶが真っすぐでは立たないように、人も正しい道理を主張してばかりいると世間は渡って行けないということ。 《類句》曲がらねば世が渡られぬ。

ひとにこうげなしこころにこうげあり【人に高下無し心に高下有り】🔗🔉

ひとにこうげなしこころにこうげあり【人に高下無し心に高下有り】 人間は平等であるが、人格には高い低いの区別があるということ。

ひとにはそうてみようまにはのってみよ【人には添うてみよ馬には乗ってみよ】🔗🔉

ひとにはそうてみようまにはのってみよ【人には添うてみよ馬には乗ってみよ】 馬には乗ってみよ人には添うてみよ

ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】🔗🔉

ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】 《人間の一生は、重い荷物を背負って遠い道を歩むようなものであるから》苦難に耐える忍耐と不断の努力とが必要であるということ。 《参考》 (イ)徳川家康(トクカ゛ワイエヤス)の遺訓の一つ。 (ロ)『論語(ロンコ゛)』の「任重くして道遠し」をもとにしたもので、遺訓はさらに「急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし」と続く。

ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】🔗🔉

ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】 世間の評判や取りざたは長くは続かず、やがて自然に消えていくものであるということ。 《類句》人の上も百日。善(ヨ)きも悪(ア)しきも七十五日。

ひとのおのれをしらざるをうれえずひとをしらざるをうれう【人の己を知らざるを患えず人を知らざるを患う】▽中国🔗🔉

ひとのおのれをしらざるをうれえずひとをしらざるをうれう【人の己を知らざるを患えず人を知らざるを患う】▽中国 人が自分の才能・能力や人格を認めてくれなくても少しも気に掛ける必要はなく、自分が他人の才能・能力や人格を正しく理解していないことを心配すべきであるということ。 《出典》 〔論語(ロンコ゛)・学而篇〕

ひとのくちおそろし【人の口恐ろし】🔗🔉

ひとのくちおそろし【人の口恐ろし】 ありもしないことまで伝える噂(ウワサ)や陰口(カケ゛ク゛チ)というものは恐ろしいものである。

ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】🔗🔉

ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】 世間の噂(ウワサ)は防ぎようがないということ。 《類句》世間の口に戸は立てられぬ。人口(シ゛ンコウ)閉ざしがたし。

ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】🔗🔉

ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】 他人がいくら大きな災難に遭っても平気でいられるが、自分の身にかかわる災難は、どんなわずかなものでも重大に感じられるということ。 《類句》人の子の死んだより我が子の転(コ)けた。

ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】🔗🔉

ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】 他人の疝気を頭痛に病む

ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】🔗🔉

ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】 《他人の宝を数えても利益にならないことから》自分にとってなんの利益にもならないことをすることのたとえ。 《類句》隣の宝を数える。

ひとのたんをいうなかれ【人の短を道う無かれ】▽中国🔗🔉

ひとのたんをいうなかれ【人の短を道う無かれ】▽中国 他人の欠点を非難するべきではないということ。 《出典》 人ノ短ヲ道ウ無カレ、己ノ長ヲ説ク無カレ。人ニ施(ホト゛コ)シテハ慎(ツツシ)ミテ念(オモ)ウコト勿(ナカ)レ、施シヲ受ケテハ慎ミテ忘ルルコト勿レ。〔崔〔えん〕(サイエン)・座右銘〕

ひとのなさけはよにあるとき【人の情けは世にある時】🔗🔉

ひとのなさけはよにあるとき【人の情けは世にある時】 他人が好意を寄せてくれるのは、こちらが世に時めいている間だけで、落ちぶれればだれも顧みなくなるのが常であるということ。「人の情けは世にある程(ホト゛)」とも。

ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝振り】🔗🔉

ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝振り】 《他人の妻や枯れ木の枝ぶりは気にしても仕方がないことから》よいの悪いのと気にしても何の役にも立たないことのたとえ。

ひとのはえおうよりおのれのはえおえ【人の蠅追うより己の蠅追え】🔗🔉

ひとのはえおうよりおのれのはえおえ【人の蠅追うより己の蠅追え】 他人の世話を焼いてあれこれ口出しするよりもまず自分の身の始末をきちんとすべきであるということ。「人の蠅を追うより自分の頭の蠅を追え」「頭の上の蠅を追え」とも。 《類句》人の事より足元の豆を拾え。

ひとのはなはあかい【人の花は赤い】🔗🔉

ひとのはなはあかい【人の花は赤い】 他人の物は何でもよく見えてうらやましいということのたとえ。 《類句》隣の花は赤い。隣の飯は白い。

ひとのふこうわがこうふく【人の不幸我が幸福】🔗🔉

ひとのふこうわがこうふく【人の不幸我が幸福】 人に起こった不幸が自分に幸福をもたらすこと。 他人の不幸は小気味よく感じられるということ。 《類句》隣の貧乏は鴨(カモ)の味。

ひとのふりみてわがふりなおせ【人の振り見て我が振り直せ】🔗🔉

ひとのふりみてわがふりなおせ【人の振り見て我が振り直せ】 他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省すべきであるということ。 《類句》人の上見て我が身を思え。

ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】🔗🔉

ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】 他人の物を利用して自分の利益になることをする。 《類句》人の賽銭(サイセン)で鰐口(ワニク゛チ)叩(タタ)く。人の牛蒡(コ゛ホ゛ウ)で法事する。

ひとのまさにしなんとする、そのげんやよし【人の将に死なんとする、其の言や善し】▽中国🔗🔉

ひとのまさにしなんとする、そのげんやよし【人の将に死なんとする、其の言や善し】▽中国 人が死に臨んで言うことばは、純粋で真実がこもっている。 《参考》 鳥の将に死なんとする、其の鳴くや哀し。 《出典》 〔論語(ロンコ゛)・泰伯篇〕

ひとはいちだいなはまつだい【人は一代名は末代】🔗🔉

ひとはいちだいなはまつだい【人は一代名は末代】 人の命は一代限りで死んで滅びるが、名声はいつまでも残るということ。 《類句》骨は朽ちても名は朽ちぬ。

ひとはうじよりそだち【人は氏より育ち】🔗🔉

ひとはうじよりそだち【人は氏より育ち】 氏より育ち

ひとはおちめがだいじ【人は落ち目が大事】🔗🔉

ひとはおちめがだいじ【人は落ち目が大事】 人は落ち目になったときが、その人の真価が現れる大事なときで、言動に注意して再興に努力しなければならないということ。 人を見捨てず落ち目になったときに同情や援助を与えるべきであるということ。

ひとはししてなをとどむ【人は死して名を留む】🔗🔉

ひとはししてなをとどむ【人は死して名を留む】 人は死んでも後世に名声を残すべきであるということ。 《参考》 豹は死して皮を留め人は死して名を留む。

ひとはぜんあくのともによる【人は善悪の友による】🔗🔉

ひとはぜんあくのともによる【人は善悪の友による】 人は付き合う友によって善にも悪にもなるものであるということ。 《類句》善悪は友による。朱に交われば赤くなる。

ひとはパンのみにていくるものにあらず【人はパンのみにて生くる者に非ず】▽西洋🔗🔉

ひとはパンのみにていくるものにあらず【人はパンのみにて生くる者に非ず】▽西洋 人間は物質だけで生きているものではなく、精神的生活がなくてはならないということ。 《参考》 Man shall not live by bread alone.の訳。 《出典》 〔新約聖書(シンヤクセイショ)・マタイ伝〕

ひとはばんぶつのれい【人は万物の霊】▽中国🔗🔉

ひとはばんぶつのれい【人は万物の霊】▽中国 人はあらゆる生き物の中で最もすぐれたものであるということ。「人間は万物の霊長なり」とも。 《出典》 惟(コ)レ天地ハ万物ノ父母、惟レ人ハ万物ノ霊ナリ。〔書経(ショキョウ)・泰誓上篇〕

ひとはひとわれはわれ【人は人我は我】🔗🔉

ひとはひとわれはわれ【人は人我は我】 他人のことはどうでもよく、自分は自分で自分の信念に従って行動せよということ。

ひとはみかけによらぬもの【人は見掛けによらぬもの】🔗🔉

ひとはみかけによらぬもの【人は見掛けによらぬもの】 人の能力・性格などは、外見だけではその評価を定めることはできないということ。「人は上辺(ウワヘ゛)によらぬもの」とも。

ひとはみめよりこころばえ【人は見目より心ばえ】🔗🔉

ひとはみめよりこころばえ【人は見目より心ばえ】 人は見目よりただ心

ひとはみめよりただこころ【人は見目よりただ心】🔗🔉

ひとはみめよりただこころ【人は見目よりただ心】 人は容姿の美しさより心の持ち方が大切であるということ。「見目より心」「人は見目より心ばえ」とも。 《参考》 「見目」は、「眉目(ミメ)」とも書く。

ひとはやまいのうつわ【人は病の器】🔗🔉

ひとはやまいのうつわ【人は病の器】 《人間の体は、病気の入れ物のようなものであるの意》人はいつ病気にかかるか分からないということ。

ひとをみたらどろぼうとおもえ【人を見たら泥棒と思え】🔗🔉

ひとをみたらどろぼうとおもえ【人を見たら泥棒と思え】 他人は軽々しく信用してはならないということのたとえ。 《類句》人見たら盗人(ヌスヒ゛ト)と思え。人を見たら鬼と思え。火を見たら火事と思え。 《対句》渡る世間に鬼はない。

ひとをもってげんをはいせず【人を以て言を廃せず】▽中国🔗🔉

ひとをもってげんをはいせず【人を以て言を廃せず】▽中国 たとえその人の人格が悪くても、その言うところが正しければその言を採用するということ。「人をもって言を捨てず」とも。 《出典》 子曰(イワ)ク、君子ハ言ヲ以テ人ヲ挙ゲズ。人ヲ以テ言ヲ廃セズト。〔論語(ロンコ゛)・衛霊公篇〕

ひとあるなかにひとなし【人ある中に人なし】🔗🔉

ひとあるなかにひとなし【人ある中に人なし】 世の中に人間はたくさんいるが、真に役だつりっぱな人間は少ないということ。

ひとこそひとのかがみ【人こそ人の鏡】🔗🔉

ひとこそひとのかがみ【人こそ人の鏡】 他人の言動はちょうど自分をうつす鏡のようなもの。他人を見て自分の至らない点を反省したり、改めたりする参考とせよということ。 〔類〕人を以て鑑と為す/他山の石

ひとといれものはありあわせ【人と入れ物は有り合わせ】🔗🔉

ひとといれものはありあわせ【人と入れ物は有り合わせ】 人なり器物なりは、その時に使える人や物を利用すればいいし、また、それでけっこう間に合うものだということ。 ◎「人と入れ物は有り次第」とも言う。

ひととびょうぶはすぐにはたたぬ【人と屏風は直ぐには立たぬ】🔗🔉

ひととびょうぶはすぐにはたたぬ【人と屏風は直ぐには立たぬ】 いくら自分が正しいからといって、それを強調するばかりで他人と折り合わなければ、世の中をうまく渡ってはいけないということ。 ◎→商人と屏風は直ぐには立たぬ

ひとにかたんとほっするものはかならずまずみずからかつ【人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ】🔗🔉

ひとにかたんとほっするものはかならずまずみずからかつ【人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ】 成功しようとしたり、他人よりすぐれた人間になろうとする者は、まず自分自身のいろいろな欲望を克服しなければならないということ。 〔出〕呂氏春秋(りょししゅんじゅう) 〔較〕He is not fit to command others that cannot command himself.(おのれを制する能わざる者は他人も制するにふさわしからず)

ひとにななくせ わがみにやくせ【人に七癖 我が身に八癖】🔗🔉

ひとにななくせ わがみにやくせ【人に七癖 我が身に八癖】 「なくて七癖あって四十八癖」と言われるように、人間には癖が多いものだが、とかく他人の癖は目につきやすく、自分の癖には存外自分で気づかない。だから、自分自身には他人以上の癖があると心得なければいけないということ。 ◎他人の癖を七つ見つけたときは、自分の癖は八つはあると思わなければいけないの意から。

ひとにはあかぬがやまいにあく【人には飽かぬが病に飽く】🔗🔉

ひとにはあかぬがやまいにあく【人には飽かぬが病に飽く】 別に病人に飽きたわけではないが、病気に飽きてしまったということ。長患いをすると、看病する人や周囲の人たちからきらわれることを言うことば。

ひとにはそうてみようまにはのってみよ【人には添うてみよ馬には乗ってみよ】🔗🔉

ひとにはそうてみようまにはのってみよ【人には添うてみよ馬には乗ってみよ】 →馬には乗ってみよ人には添うてみよ

ひとにひとくせ【人に一癖】🔗🔉

ひとにひとくせ【人に一癖】 だれしも必ず一つぐらいは癖があるもの、癖のない人などいないということ。 〔出〕白居易 〔類〕なくて七癖あって四十八癖

ひとにほどこしてはつつしみておもうことなかれ【人に施しては慎みて念うこと勿れ】🔗🔉

ひとにほどこしてはつつしみておもうことなかれ【人に施しては慎みて念うこと勿れ】 他人に恩恵を与えたときは、恩着せがましくならないように、つとめてそのことをすみやかに忘れるよう心がけなければならないということ。 〔出〕崔えん(さいえん)

ひとのあやまち わがしあわせ【人の過ち 我が幸せ】🔗🔉

ひとのあやまち わがしあわせ【人の過ち 我が幸せ】 他人の失敗が自分にとって幸運や利益になって転がり込むこと。 〔類〕隣の貧乏は鴨の味

ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする【人の痛いのは三年でも辛抱する】🔗🔉

ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする【人の痛いのは三年でも辛抱する】 他人がどんなに苦しんだり、困ったりしようと、自分は痛くもかゆくもないから平気だというたとえ。

ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】🔗🔉

ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】 苦しくて長い人生を生きるには、忍耐と努力をもって着実に歩んでいかなければならないという教え。 ◎徳川家康の遺訓として知られることば。 〔較〕The world is a long journey.(この世は長い旅である)

ひとのいっすん わがいっしゃく【人の一寸 我が一尺】🔗🔉

ひとのいっすん わがいっしゃく【人の一寸 我が一尺】 他人の欠点はささいなことでも目につくが、自分の欠点は、どんなに大きくてもなかなか気づかないものだということ。 ◎一寸は約三センチ、一尺は約三十センチ。他人の欠点は一寸ぐらいの小さなものでも気になるが、自分の欠点は一尺ぐらいの大きなものでも気づかないの意から。 〔類〕人の七難より我が十難

ひとのうそはわがうそ【人の嘘は我が嘘】🔗🔉

ひとのうそはわがうそ【人の嘘は我が嘘】 他人の話をそのまま受け売りすると、もしそれが嘘だったとき、自分が嘘をついたことになる。いたずらに受け売りの話などするなということ。 ◎「人の空言(そらごと)は我が空言」とも言う。

ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】🔗🔉

ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】 噂は長続きしないものだということ。だからあまり気にする必要はないということ。 ◎他人の噂というものは、七十五日もすれば飽きられ、忘れられてしまうの意から。 〔較〕A wonder lasts but nine days.(驚きも九日しか続かない)

ひとのおどるときはおどれ【人の踊る時は踊れ】🔗🔉

ひとのおどるときはおどれ【人の踊る時は踊れ】 みんながすることにはなるべく進んでとけ込み、自分もいっしょにやるほうがよいということ。 ◎みんなが興に乗って踊っているときは座をしらけさせないためにも、自分も踊るべきだの意から。

ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】🔗🔉

ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】 他人の口に戸を立てて口を封じることはできないように、人の噂(うわさ)話はやめさせることもできないし、防ぎようもないということ。 ◎「世間の口に戸は立てられぬ」とも言う。 〔例〕「人の口ならず我にも戸を立てよ」(古川柳) 〔類〕口から出れば世間 〔較〕People will talk.(人は口さがないもの)

ひとのくらくはかべひとえ【人の苦楽は壁一重】🔗🔉

ひとのくらくはかべひとえ【人の苦楽は壁一重】 壁一つ隔てれば向こう側のようすはわからないし、無関係になるように、他人の苦しみはしょせん、自分とはかかわりのないものだということ。

ひとのこころはおもてのごとし【人の心は面の如し】🔗🔉

ひとのこころはおもてのごとし【人の心は面の如し】 一人一人、人の顔が違うように、人の心もみな異なるということ。 ◎「面」は顔のこと。 〔出〕春秋左伝 〔類〕十人十色

ひとのこころはくぶじゅうぶ【人の心は九分十分】🔗🔉

ひとのこころはくぶじゅうぶ【人の心は九分十分】 人間が考えることはだれしも似たようなもので、大きな違いはないということ。 ◎「人の心は九合(くごう)十合」とも言う。

ひとのことはわれのこと【人の事は我の事】🔗🔉

ひとのことはわれのこと【人の事は我の事】 今はひとごとだと思っている他人の不幸が、いつか自分の身に巡ってこないとも限らないということ。 〔類〕昨日は人の身明日は我が身/浮世は回り持ち

ひとのことよりわがこと【人の事より我が事】🔗🔉

ひとのことよりわがこと【人の事より我が事】 他人の世話を焼くより、自分のためになることをしろということ。 〔類〕人の蠅を追うより己の蠅を追え/己の頭の蠅を追え/人の世話より我が身の世話 〔較〕Mind other men but most yourself.(他人もだが自分のことを第一に)

ひとのこのしんだよりわがこのこけた【人の子の死んだより我が子の転けた】🔗🔉

ひとのこのしんだよりわがこのこけた【人の子の死んだより我が子の転けた】 他人の子供の不幸はたとえ死ぬようにたいへんなことでもそれほどにも思わないが、自分の子となると、転んだというささいなことでも大騒ぎする。親にとって自分の子ほどかわいくてだいじなものはないということ。

ひとのごぼうでほうじする【人の牛蒡で法事する】🔗🔉

ひとのごぼうでほうじする【人の牛蒡で法事する】 ちゃっかりと他人のものを使って自分の義理を済ませるたとえ。 ◎他人が持って来た牛蒡で精進料理を作り、法事のもてなしをするの意から。 〔類〕人の褌で相撲を取る/他人の念仏で極楽参り

ひとのしちなんよりわがじゅうなん【人の七難より我が十難】🔗🔉

ひとのしちなんよりわがじゅうなん【人の七難より我が十難】 他人の欠点にはすぐ気づくが、自分の欠点となるとなかなかわからないものだということ。 ◎「人の七難より我が八難」とも言う。 〔類〕人の一寸我が一尺 〔較〕Our neighbor"s children are always the worst.(隣の子供がいつも悪い)

ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】🔗🔉

ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】 他人がこうむったひどい災難よりも、自分のちょっとした不幸のほうが大ごとだということ。

ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】🔗🔉

ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】 →他人の疝気を頭痛に病む

ひとのそらごとはわがそらごと【人の空言は我が空言】🔗🔉

ひとのそらごとはわがそらごと【人の空言は我が空言】 →人の嘘は我が嘘

ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】🔗🔉

ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】 →隣の宝を数える

ひとのたのまぬきょうをよむ【人の頼まぬ経を読む】🔗🔉

ひとのたのまぬきょうをよむ【人の頼まぬ経を読む】 頼まれもしないのにでしゃばってよけいな手出しをするたとえ。

ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝ぶり】🔗🔉

ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝ぶり】 どうでもよいことのたとえ。 ◎他人の女房や枯れ木の枝ぶりは、あれこれ言ってもはじまらないことから。

ひとのはえをおうよりおのれのはえをおえ【人の蠅を追うより己の蠅を追え】🔗🔉

ひとのはえをおうよりおのれのはえをおえ【人の蠅を追うより己の蠅を追え】 他人の世話を焼くよりも、まず自分がやらなければならないことをしっかりやれということ。 ◎他人にまとわりつく蠅を追い払う前に、まず自分にうるさくまとわりつく蠅を追い払えの意から。「己(おのれ)の頭の蠅を追え」とも言う。 〔類〕人の事より我が事

ひとのはなはあかい【人の花は赤い】🔗🔉

ひとのはなはあかい【人の花は赤い】 →隣の花は赤い

ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】🔗🔉

ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】 他人のものを巧みに利用して、抜け目なく自分の利益をはかることのたとえ。 ◎自分の褌は使わずに、他人のを借りてちゃっかりと相撲を取るの意から。 〔類〕人の牛蒡で法事する/舅の物で相婿もてなす/他人の念仏で極楽参り 〔較〕One beats the bush,and another catches the birds.(甲が藪(やぶ)をたたき乙が鳥を捕まえる)

ひとのまさにしなんとするそのげんやよし【人の将に死なんとするその言や善し】🔗🔉

ひとのまさにしなんとするそのげんやよし【人の将に死なんとするその言や善し】 人が死にぎわに語ることばには、人の心をうつ真実がこめられているということ。 ◎人が今まさに死ぬというときには、嘘(うそ)偽りのない善いことばを口にするの意から。→鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し 〔出〕論語 〔較〕Dying men speak true.(死ぬ人はほんとうのことを言う)

ひとのものよりじぶんのもの【人の物より自分の物】🔗🔉

ひとのものよりじぶんのもの【人の物より自分の物】 他人のものはそれがたとえどんなによくても自分がかってに使えるわけではない。だから、多少劣っているとしても自分のもののほうがよいということ。 〔類〕借り着より洗い着

ひとはいちだい なはまつだい【人は一代 名は末代】🔗🔉

ひとはいちだい なはまつだい【人は一代 名は末代】 人間は死ねばあとかたもなくなるが、名誉や名声は後世にまで残る。だから、末の世まで名をとどめるようなりっぱなことをせよということ。 〔類〕虎は死して皮を留め人は死して名を残す 〔較〕A man dies,his name remains.(人は死にその名は残る)

ひとはおちめがだいじ【人は落ち目が大事】🔗🔉

ひとはおちめがだいじ【人は落ち目が大事】 人は落ち目になると怪しげなさもしいことを言ったりしたりしがちなものだから、自戒して言動に気をつけよということ。また、人が落ち目になったときこそ援助や励ましを与えるのがほんとうの情けだということ。

ひとはぜんあくのともによる【人は善悪の友による】🔗🔉

ひとはぜんあくのともによる【人は善悪の友による】 →善悪は友による

ひとはばんぶつのしゃくどなり【人は万物の尺度なり】🔗🔉

ひとはばんぶつのしゃくどなり【人は万物の尺度なり】 →人間は万物の尺度

ひとはパンのみにていくるにあらず【人はパンのみにて生くるにあらず】🔗🔉

ひとはパンのみにていくるにあらず【人はパンのみにて生くるにあらず】 人間は物質的なものだけで生きているものではなく、精神的な支えがあってはじめて充実した生活ができるということ。 ◎キリストの山上の垂訓の一つで、『新約聖書・マタイによる福音書』にあることばから。英語はMan shall not live by bread alone.

ひとはみかけによらぬもの【人は見かけによらぬもの】🔗🔉

ひとはみかけによらぬもの【人は見かけによらぬもの】 人の能力とか性質とかは外見だけでは判断しにくく、中身と外見とは往々にして異なっていることが多いということ。 〔較〕Appearances are deceptive.(見かけは当てにならないものだ)

ひとはみめよりただこころ【人は見目よりただ心】🔗🔉

ひとはみめよりただこころ【人は見目よりただ心】 人は顔かたちの美しさよりも、性質のよいことのほうがたいせつだということ。 ◎「見目」は顔かたちのこと。単に「見目より心」とも言う。 〔類〕気量より気前 〔較〕The mind is the man.(心こそその人)

ひとはやまいのうつわ【人は病の器】🔗🔉

ひとはやまいのうつわ【人は病の器】 人はいつなんどきどんな病気にかかるかわからないということ。 ◎人間のからだは複雑かつ微妙にできているから、ちょっとしたことが原因で故障し、病気になりやすい。まるで病気の入れ物みたいなものだの意から。

ひとはわるかれ われよかれ【人は悪かれ 我善かれ】🔗🔉

ひとはわるかれ われよかれ【人は悪かれ 我善かれ】 他人がどんなにひどい目にあっていようと、自分さえよければかまわないということ。人間とはそういう利己的なものだということ。 ◎「悪かれ」は「わろかれ」とも言う。

ひとをうらむよりみをうらめ【人を怨むより身を怨め】🔗🔉

ひとをうらむよりみをうらめ【人を怨むより身を怨め】 人間はめんどうなことが自分に降りかかると、ややもすると原因や責任を人のせいにしがちなものだが、他人をうらむよりまず、自分の努力の足りなさ、いたらなさを反省せよということ。 〔出〕淮南子(えなんじ) 〔較〕Everyone is the son of his own work.(人はだれしもおのが所業の子である)

ひとをみたらどろぼうとおもえ【人を見たら泥棒と思え】🔗🔉

ひとをみたらどろぼうとおもえ【人を見たら泥棒と思え】 他人は信用できないもの。だから、みんな泥棒だと疑ってかかるくらい用心しろということ。 〔類〕火を見たら火事と思え 〔対〕七度尋ねて人を疑え 〔較〕They that think none ill are soonest beguiled.(だれをも悪く思わぬ人は早速にだまされる)

ひとをもってかがみとなす【人を以て鑑と為す】🔗🔉

ひとをもってかがみとなす【人を以て鑑と為す】 他人の言動を手本として、自分の戒めの材料とせよということ。 ◎「鑑」は手本、模範の意。 〔出〕漢書(かんじょ) 〔類〕他山の石/人こそ人の鏡

ひとをもってげんをはいせず【人を以て言を廃せず】🔗🔉

ひとをもってげんをはいせず【人を以て言を廃せず】 どんな人の意見でも、正しいと思えるときは正当に評価して、その意見を採用するということ。 ◎人のよしあしによってその意見を退けるようなまねはしないの意から。 〔出〕論語

人に合わせて自分もやれ🔗🔉

人に合わせて自分もやれ 【人の踊る時は踊れ】

人の不幸は我が不幸🔗🔉

人の不幸は我が不幸 【人の事は我の事】

人の物はよく見える🔗🔉

人の物はよく見える 【隣の花は赤い】

人をけなすのは気持ちがよい🔗🔉

人をけなすのは気持ちがよい 【人を謗るは鴨の味】

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