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【人】 2画 人部 [一年] 区点=3145 16進=3F4D シフトJIS=906C 《常用音訓》ジン/ニン/ひと 《音読み》 ジン/ニン〈rn〉 《訓読み》 ひと/ひとごとに/ひとびと 《名付け》 きよ・さね・たみ・と・ひこ・ひと・ひとし・ふと・むと・め 《意味》 {名}ひと。人間。「宋人ソウヒト(宋の国の人)」「人而無信、不知其可也=人ニシテ信無クンバ、其ノ可ナルコトヲ知ラザルナリ」〔→論語{名}ひと。他人。〈対語〉→己オノレ→我。「人我」「己欲立而立人=己立タント欲シテ人ヲ立ツ」〔→論語{副}ひとごとに。ひとびと。人々の略。「人給、家足=人ゴトニ給シ、家ゴトニ足ル」〔→史記{単位}人数を数えることば。「三人行必有我師焉=三人行ヘバ必ズ我ガ師有リ」〔→論語〕 《解字》 象形。人のたった姿を描いたもので、もと身近な同族や隣人仲間を意味した。▽孔子は、その範囲を「四海同胞」というところまで拡大し、広く隣人愛の心を仁ジン(ヒューマニズム)と名づけた。 《単語家族》 二ニ・ジ(二つくっついて並ぶ)爾ニ・ジ(そばにくっついている相手、なんじ)尼ニ(相並び親しむ人)仁と同系。 《類義》 →民 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

人一能之己百之 ヒトヒトタビシテコレヲヨクセバオノレコレヲヒャクタビス🔗🔉

【人一能之己百之】 ヒトヒトタビシテコレヲヨクセバオノレコレヲヒャクタビス〈故事〉他人が一度やってできることで、自分にできない場合は、百度もこれをやっておおいに努力する。〔→中庸

人口 ジンコウ🔗🔉

【人口】 ジンコウ 人の口。世間のうわさ。ある区域に住む人の数。

人工 ジンコウ🔗🔉

【人工】 ジンコウ 人間の力でつくること。

人才 ジンサイ🔗🔉

【人才】 ジンサイ =人材。すぐれた才能・学問があって役にたつ人。

人士 ジンシ🔗🔉

【人士】 ジンシ 教養と地位のある人。人々。

人之将死其言也善 ヒトノマサニシセントスルヤソノゲンヤヨシ🔗🔉

【人之将死其言也善】 ヒトノマサニシセントスルヤソノゲンヤヨシ〈故事〉人は死ぬまぎわになると、悪人でも本心にたちかえるから、そのときのことばはすぐれている。〔→論語〔国〕転じて、死ぬ直前の人のことばには真実がこもっている。

人莫躓於山而躓於垤 ヒトヤマニツマズクコトナクシテテツニツマズク🔗🔉

【人莫躓於山而躓於垤】 ヒトヤマニツマズクコトナクシテテツニツマズク〈故事〉大きな山にはつまずくことはないが、蟻塚アリヅカ(=垤)のような小さいものにはかえってつまずくものである。重大な物事は、気をつけて行うから失敗しないが、小さな物事は、軽く考えがちであるから、かえって失敗が多いということのたとえ。〔→淮南子

人日 ジンジツ🔗🔉

【人日】 ジンジツ 陰暦一月七日のこと。▽一日から六日までは家畜を占い、七日にその年の人事を占うことから。日本では、五節句の一つ。〔→荊楚歳時記

人心 ジンシン🔗🔉

【人心】 ジンシン 人々の心。人民の気持ち・考えのこと。〔→孟子道心に対して、人間の欲情から発する私欲。

人心如面 ジンシンハメンノゴトシ🔗🔉

【人心如面】 ジンシンハメンノゴトシ〈故事〉人々の顔がさまざまに異なっているように、人の心は一様でないこと。〔→左伝

人中騏驥 ジンチュウノキキ🔗🔉

【人中騏驥】 ジンチュウノキキ〈故事〉人々の中にいる一日に千里も走る名馬。非常にすぐれた人物のこと。〔→南史

人天 ジンテン🔗🔉

【人天】 ジンテン 人と天。また人道と天道。食べ物。▽天と同じように、人になくてはならないものの意。君主。ニンテン〔仏〕人間界と天上界。

人文 ジンブン🔗🔉

【人文】 ジンブン 天文・地文に対して、人間社会の文化。▽ジンモンとも読む。人間社会の筋道・倫理。人倫。人物と文物。

人外 ジンガイ🔗🔉

【人外】 ジンガイ 俗世の外。出家の境地のこと。ニンガイ〔国〕人の道理にはずれる行いをする者。

人処 ジンショ🔗🔉

【人処】 ジンショ 人のいる所。「欲投人処宿=人処ニ投ジテ宿セント欲ス」〔→王維

人世 ジンセイ🔗🔉

【人世】 ジンセイ 世の中。世間。

人生 ジンセイ🔗🔉

【人生】 ジンセイ 人がこの世に生きている間。人の一生。人間が生活し、生きていくこと。

人生七十古来稀 ジンセイシチジュウコライマレナリ🔗🔉

【人生七十古来稀】 ジンセイシチジュウコライマレナリ〈故事〉→「古希」

人生如朝露 ジンセイハチョウロノゴトシ🔗🔉

【人生如朝露】 ジンセイハチョウロノゴトシ〈故事〉人の一生は日の出とともに消える朝の露のように、はかないものである。〔→漢書

人生感意気 ジンセイイキニカンズ🔗🔉

【人生感意気】 ジンセイイキニカンズ〈故事〉人として生まれたからには、自分と意気投合する者のために事をなすべきである。「人生感意気、功名誰復論=人生意気ニ感ズ、功名誰カ復タ論ゼン」〔→魏徴

人民 ジンミン🔗🔉

【人民】 ジンミン 為政者に支配されている一般の人々。民。社会を構成する人々。

人気 ジンキ🔗🔉

【人気】 ジンキ 人の心。人々の考え・気持ちのこと。〔→荘子ニンキ〔国〕その地方の気風。世間での評判。ヒトケ〔国〕人のいるけはい。

人吏 ジンリ🔗🔉

【人吏】 ジンリ 命令のままに動くだけの役人。〔→韓詩外伝

人役 ジンエキ🔗🔉

【人役】 ジンエキ 人に使われる、身分が低い人。〔→孟子

人我 ジンガ🔗🔉

【人我】 ジンガ 他人と自分。〔→荘子ニンガ〔仏〕法我に対して、人間に常住不変の本体(=我)があるとすること。

人君 ジンクン🔗🔉

【人君】 ジンクン 君主。『人主ジンシュ』〔→孟子

人君之道 ジンクンノミチ🔗🔉

【人君之道】 ジンクンノミチ 君主としての度量。〔→蘇軾

人言 ジンゲン🔗🔉

【人言】 ジンゲン 人のことば。世の中の人のうわさ。〔→左伝

人災 ジンサイ🔗🔉

【人災】 ジンサイ 人の間の愛憎などによっておこる災い。〔国〕天災に対して、人の不注意でおこる災いや、事故。

人寿 ジンジュ🔗🔉

【人寿】 ジンジュ・ニンジュ 人間の寿命。

人臣 ジンシン🔗🔉

【人臣】 ジンシン 君主に仕える家来。臣下。

人身 ジンシン🔗🔉

【人身】 ジンシン 人間のからだ。人がら。〔→世説

人身御供 ヒトミゴクウ🔗🔉

【人身御供】 ヒトミゴクウ〔国〕昔、神の怒りをしずめるため、人をいけにえとして神に供えたこと。また、供えられる人。女性が他人の情欲のために犠牲になること。また、その女性。

人足 ニンソク🔗🔉

【人足】 ニンソク〔国〕雇われて力仕事をする労働者。

人妖 ジンヨウ🔗🔉

【人妖】 ジンヨウ 人がひき起こすあやしむべきできごと。人の怪物。

人径 ジンケイ🔗🔉

【人径】 ジンケイ 人のかようこみち。『人逕ジンケイ』

人事 ジンジ🔗🔉

【人事】 ジンジ 人間社会の事がら。「人事固以拙=人事ハ固ヨリ以テ拙ナリ」〔→陶潜個人の身分・能力・成績などに関した事がら。人が行う事がら。また、人としてなすべき事がら。〔俗〕贈り物。

人事不省 ジンジフセイ🔗🔉

【人事不省】 ジンジフセイ 重病・重傷などで意識不明になること。

人性 ジンセイ🔗🔉

【人性】 ジンセイ 人間がうまれつき持っている本来の性質。

人定 ジンテイ🔗🔉

【人定】 ジンテイ 人々が結束していっしょうけんめい行う。人が寝静まる。また、そのとき。深夜。人為的に決めること。本人にちがいないことを確かめること。

人非人 ニンピニン🔗🔉

【人非人】 ニンピニン〔国〕人間らしい心のない、人並み以下の人。ひとでなし。

人表 ジンピョウ🔗🔉

【人表】 ジンピョウ 人々の手本。「出于人表=人表ニ出ヅ」人々が考えてもみなかった思いがけないこと。人の意表。▽「表」は、外側。

人物 ジンブツ🔗🔉

【人物】 ジンブツ 人。人がら。才能・能力のあるすぐれた人。人と物。また、人と、人以外の鳥獣虫魚のこと。

人牧 ジンボク🔗🔉

【人牧】 ジンボク 地方の人民をおさめる人。地方官や諸侯のこと。▽「牧」は、養い育てる。

人和 ジンワ🔗🔉

【人和】 ジンワ 人が互いに親しみあってなごやかにすること。人の和。「地利不如人和=地ノ利ハ人ノ和ニ如カズ」〔→孟子

人為 ジンイ🔗🔉

【人為】 ジンイ 人間の力ですること。人間わざ。自然のままでなく、人手を加えること。

人界 ジンカイ🔗🔉

【人界】 ジンカイ・ニンガイ〔仏〕人間の住む世界・人間界。▽仏教では、迷いから悟りにいたる段階を六にわけ、人間界はその五界めに当たる。

人海 ジンカイ🔗🔉

【人海】 ジンカイ 非常に多くの人が集まっていることのたとえ。「人海戦術」

人後 ジンゴ🔗🔉

【人後】 ジンゴ 人のあと。他家のあとを継ぐこと。

人皇 ジンコウ🔗🔉

【人皇】 ジンコウ 中国太古の伝統上の皇帝。三代めの皇帝とされる。ニンノウ〔国〕神武天皇以後の天皇のこと。▽神代と区別していう。

人品 ジンピン🔗🔉

【人品】 ジンピン その人に備わっている品格。人の服装などのようす。なりふり。

人風 ジンプウ🔗🔉

【人風】 ジンプウ 人民の人情や風俗。民風。「以俟夫観人風者得焉=以テ夫ノ人風ヲ観ル者ノ得ンコトヲ俟ツ」〔→柳宗元

人面獣心 ジンメンジュウシン🔗🔉

【人面獣心】 ジンメンジュウシン・ニンメンジュウシン 人情がなく、冷酷な人。▽人の顔はしているが心は獣と同じ、の意。〔→史記

人格 ジンカク🔗🔉

【人格】 ジンカク〔国〕人に備わっている性格。人がら。社会の義務・責任・権利をもつ個人。意識を総括する統一体としての個人。人としての性格を備えていること。

人鬼 ジンキ🔗🔉

【人鬼】 ジンキ 死んだ人の魂。人と鬼。ヒトオニ〔国〕鬼のようにむごい人。

人馬平安 ジンバヘイアン🔗🔉

【人馬平安】 ジンバヘイアン 人も馬もなにごともなく無事である。旅が平安であること。

人道 ジンドウ🔗🔉

【人倫】 ジンリン 人間の仲間。人として守り行うべき道理。人と人との関係や君臣・父子・夫婦などの間で守るべき秩序。『人道ジンドウ』〔→孟子

人情 ニンジョウ🔗🔉

【人情】 ニンジョウ 人としての思いやりの心。情け。〔→礼記世間一般の人々の考え・気持ち。心付け。

人望 ジンボウ🔗🔉

【人望】 ジンボウ 世間の人から受ける信頼。尊敬。

人理 ジンリ🔗🔉

【人理】 ジンリ 人として行うべき道理。

人衆者勝天 ヒトオオケレバテンニカツ🔗🔉

【人衆者勝天】 ヒトオオケレバテンニカツ〈故事〉多数をたのめば、一時天道に勝って道理にはずれたこともできるが、天道が安定して道理が行われるようになると、そのような人間を破滅させてしまう。〔→史記

人間 ジンカン🔗🔉

【人間】 ジンカン 人が住む世。世間。「天上人間会相見=天上人間会ズ相ヒ見エン」〔→白居易ニンゲン〔国〕人。人類。▽仏典では、人界に住むものの意で使われる。「間」は、仲間。

人間万事塞翁馬 ジンカンバンジサイオウガウマ🔗🔉

【人間万事塞翁馬】 ニンゲンバンジサイオウガウマ・ジンカンバンジサイオウガウマ〈故事〉人の運・不運は予測できないものだというたとえ。〔→淮南子→「塞翁馬」

人間到処有青山 ジンカンイタルトコロセイザンアリ🔗🔉

【人間到処有青山】 ジンカンイタルトコロセイザンアリ〈故事〉〔国〕世間には、どこで死んでも骨を埋めるさわやかな山はある。故郷を出て、大いに活動すべきであるということをいう。▽釈月性シャクゲッショウの「題壁詩」の「埋骨何期墳墓地、人間到処有青山=骨ヲ埋ムル何ゾ墳墓ノ地ヲ期セン、人間到ル処青山有リ」から。

人琴之歎 ジンキンノタン🔗🔉

【人琴之歎】 ジンキンノタン〈故事〉人の死を悲しむ嘆き。→人琴倶亡ジンキントモニホロブ

人琴倶亡 ジンキントモニホロブ🔗🔉

【人琴倶亡】 ジンキントモニホロブ〈故事〉人の死を非常に悲しむときのことば。▽人も琴もともにほろぶの意。晋シンの王献之オウケンシがなくなったとき、王献之が愛用した琴の調子も狂ったという故事から。〔→晋書

人傑 ジンケツ🔗🔉

【人傑】 ジンケツ 多くの人の中で特にすぐれた人。

人道 ジンドウ🔗🔉

【人道】 ジンドウ 「人倫」と同じ。人として備えている品性。車道に対して、道路の両側などを人が歩くために仕切った部分。ニンドウ〔仏〕人間界。▽仏教では、迷いから悟りにいたる段階を六つにわけ、人道はその五番めに当たる。

人煙 ジンエン🔗🔉

【人煙】 ジンエン『人烟ジンエン』人家からたちのぼる炊事の煙。「平沙万里絶人煙=平沙万里人煙ヲ絶ツ」〔→岑参人家のこと。

人跡 ジンセキ🔗🔉

【人跡】 ジンセキ =人迹。人の足あと。人の行き来のこと。また、人が行き来したあとのこと。「人跡未踏」『人蹤ジンショウ』

人境 ジンキョウ🔗🔉

【人境】 ジンキョウ 人の住んでいる所。俗人が住む人間世界のこと。世間。「結廬在人境=廬ヲ結ンデ人境ニ在リ」〔→陶潜

人語 ジンゴ🔗🔉

【人語】 ジンゴ 人間のことば。人のうわさ。話し声。「空山不見人、但聞人語響=空山人ヲ見ズ、但ダ人語ノ響クヲ聞ク」〔→王維

人徳 ジントク🔗🔉

【人徳】 ジントク その人に備わっている徳。

人権 ジンケン🔗🔉

【人権】 ジンケン 人間がうまれながらに持っている、自由と平等の権利。「人権蹂躙ジュウリン」

人霊 ジンレイ🔗🔉

【人霊】 ジンレイ 心の働きを備えた人間のこと。

人寰 ジンカン🔗🔉

【人寰】 ジンカン 人の住む区域。俗人が住む世間のこと。人境。「迴頭下望人寰処=頭ヲ迴ラシテ下ノカタ人寰ヲ望ム処」〔→白居易

人頭 ジントウ🔗🔉

【人頭】 ジントウ・ニントウ 人の頭。人の数。

人頭税 ジントウゼイ🔗🔉

【人頭税】 ジントウゼイ 各個人に対して同額を課する税金。

人爵 ジンシャク🔗🔉

【人爵】 ジンシャク 人が定めた位。天爵に対して、人から与えられる位・名誉のこと。〔→孟子

人籟 ジンライ🔗🔉

【人籟】 ジンライ 天籟・地籟に対して、人の吹きならす鳴り物の音。笛の音や歌声など。〔→荘子人の世の物音。人のけはい。

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