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広辞苑の検索結果 (47)

か‐げん【管弦・管絃】クワ‥🔗🔉

か‐げん管弦・管絃クワ‥ (カンゲンの約) ①音楽。かんげん。 ②歌舞伎囃子の一つ。時代物の御殿の場に用い、大太鼓と能管で奏するもの。

かん【管】クワン🔗🔉

かんクワン ①くだ。気体・液体などの輸送に用いる長い中空円筒。 ②笛・笙・フルートなどの、くだ状の楽器。「―のパート」 ③筆・笛などを数える語。 ④つかさどること。支配すること。

かん‐か【管下】クワン‥🔗🔉

かん‐か管下クワン‥ 管轄する範囲内にあること。管内。「警視庁―」

かん‐がい【管外】クワングワイ🔗🔉

かん‐がい管外クワングワイ 管轄区域の外。

かんかい‐かんちょう【管海官庁】クワン‥クワンチヤウ🔗🔉

かんかい‐かんちょう管海官庁クワン‥クワンチヤウ (法律用語)船舶・船員などに関する海事行政をつかさどる官庁。

かん‐がく【管楽】クワン‥🔗🔉

かん‐がく管楽クワン‥ 管楽器で奏する音楽。吹奏楽。

かん‐かつ【管轄】クワン‥🔗🔉

かん‐かつ管轄クワン‥ (「管」は門戸を開閉するかぎ、「轄」は車輪の外れるのを防ぐくさび)権限によって支配すること。また、その支配の及ぶ範囲。国家または公共団体が取り扱う事務について、地域・事項・人件上、限界された範囲。「県庁の―外」 ⇒かんかつ‐さいばんしょ【管轄裁判所】 ⇒かんかつ‐ちがい【管轄違い】

かん‐がっき【管楽器】クワンガク‥🔗🔉

かん‐がっき管楽器クワンガク‥ 気息で管内の空気を振動させて楽音を奏する気鳴楽器。木管楽器(笛・フルート・クラリネットなど)と金管楽器(トランペット・ホルンなど)との別がある。吹奏楽器。

かんかつ‐さいばんしょ【管轄裁判所】クワン‥🔗🔉

かんかつ‐さいばんしょ管轄裁判所クワン‥ 特定の事件について管轄権を有する裁判所。 ⇒かん‐かつ【管轄】

かんかつ‐ちがい【管轄違い】クワン‥チガヒ🔗🔉

かんかつ‐ちがい管轄違いクワン‥チガヒ ①管轄の規定に反した手続をすること。 ②提起された訴えが、その裁判所の管轄権に属さないこと。 ⇒かん‐かつ【管轄】

かん‐き【管窺】クワン‥🔗🔉

かん‐き管窺クワン‥ [晋書王献之伝「管中に豹を窺うかがうに、時に一斑を見るのみ」](管の穴から豹を見ると、その皮の一つのまだらしか見えないことから)見識の狭いこと。管見。

かん‐く【管区】クワン‥🔗🔉

かん‐く管区クワン‥ 管轄する区域。 ⇒かんく‐きしょうだい【管区気象台】

かんく‐きしょうだい【管区気象台】クワン‥シヤウ‥🔗🔉

かんく‐きしょうだい管区気象台クワン‥シヤウ‥ 気象庁の地方支分部局としての気象台。札幌・仙台・東京・大阪・福岡の5カ所に設置。管内の気象や津波に関する予報警報と通信に当たって地域の中枢的役割を持つ。 ⇒かん‐く【管区】

かん‐けん【管見】クワン‥🔗🔉

かん‐けん管見クワン‥ (管くだを通して見る意)狭い見識。自分の見識や見解を謙遜していう語。管窺かんき。「―によれば」

かん‐げん【管弦・管絃】クワン‥🔗🔉

かん‐げん管弦・管絃クワン‥ ①管楽器(笛・笙など)と弦楽器(箏・琵琶など)。糸竹しちく・いとたけ。 ②雅楽で、舞を伴わず管・弦・打楽器による合奏のみ行う演出法。↔舞楽。 →かげん⇒かんげん‐がく【管弦楽】 ⇒かんげん‐がくだん【管弦楽団】 ⇒かんげんがく‐ほう【管弦楽法】 ⇒かんげん‐こう【管弦講】 ⇒かんげん‐さい【管弦祭】 ⇒かんげん‐ぶがく【管弦舞楽】

かんげん‐がく【管弦楽】クワン‥🔗🔉

かんげん‐がく管弦楽クワン‥ 比較的規模の大きな合奏。またそのための音楽。弦楽器を主体とし、それに管楽器・打楽器が加わる。オーケストラ。 ⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんげん‐がくだん【管弦楽団】クワン‥🔗🔉

かんげん‐がくだん管弦楽団クワン‥ 管弦楽を演奏する団体。オーケストラ。 ⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんげんがく‐ほう【管弦楽法】クワン‥ハフ🔗🔉

かんげんがく‐ほう管弦楽法クワン‥ハフ (orchestration)管弦楽における個々の楽器の用法や組合せ法。楽器法ともいう。 ⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんげん‐こう【管弦講】クワン‥カウ🔗🔉

かんげん‐こう管弦講クワン‥カウ 仏前で読経に合わせて管弦を奏し、仏を供養する法会。 ⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんげん‐さい【管弦祭】クワン‥🔗🔉

かんげん‐さい管弦祭クワン‥ ①神輿みこしを船中に奉安し、海上で管弦を吹奏して神霊を慰める神事。厳島いつくしま神社では陰暦6月17日の夜行い、おかげん祭という。 ②5月に行われる京都嵯峨の車折くるまざき神社の祭礼。三船みふね祭。→三船さんせんの才⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんげん‐ぶがく【管弦舞楽】クワン‥🔗🔉

かんげん‐ぶがく管弦舞楽クワン‥ 舞楽は原則として弦楽器(箏・琵琶など)を使わないが、例外的に使う場合の演出の称。 ⇒かん‐げん【管弦・管絃】

かんざい‐にん【管財人】クワン‥🔗🔉

かんざい‐にん管財人クワン‥ 破産者や更生会社の財産を管理処分する人、あるいは民事再生手続において、債務者の財産を管理処分する人。「破産―」「更生―」「再生―」

かんし【管子】クワン‥🔗🔉

かんし管子クワン‥ ①管仲かんちゅうの敬称。 ②斉せいの富民・治国・敬神・布教の術を述べた書。管仲の著というが、実は戦国・秦・漢の書。原本は86編といわれるが、現存76編、24巻。

かん‐しゅ【管主】クワン‥🔗🔉

かん‐しゅ管主クワン‥ (→)貫首かんじゅ3に同じ。

かん‐しゅ【管守】クワン‥🔗🔉

かん‐しゅ管守クワン‥ 保管し守護すること。また、その人。番人。

かん‐しゅく【管叔】クワン‥🔗🔉

かん‐しゅく管叔クワン‥ 周の文王の第3子。武王の弟。周公旦の兄。管に封ぜられ、殷の遺民を治めたが、紂ちゅうの子武庚を擁して周にそむいたので、周公に殺された。管叔鮮。

かん‐しょう【管掌】クワンシヤウ🔗🔉

かん‐しょう管掌クワンシヤウ ①つかさどること。「政府―」 ②旧制で、市町村長などに故障のある時、監督官庁が官吏を派遣してその職務を執行すること。

かん‐じょう【管状】クワンジヤウ🔗🔉

かん‐じょう管状クワンジヤウ くだのような形。 ⇒かんじょう‐か【管状花】 ⇒かんじょう‐こつ【管状骨】

かんじょう‐か【管状花】クワンジヤウクワ🔗🔉

かんじょう‐か管状花クワンジヤウクワ キク科の頭花を構成する小花しょうかの一種。花弁の大部分が合体して管状をなすもの。キク・アザミの小花の類。筒状花。 ⇒かん‐じょう【管状】

かんじょう‐こつ【管状骨】クワンジヤウ‥🔗🔉

かんじょう‐こつ管状骨クワンジヤウ‥ (→)長骨に同じ。 ⇒かん‐じょう【管状】

かん‐じょうし【管城子】クワンジヤウ‥🔗🔉

かん‐じょうし管城子クワンジヤウ‥ [韓愈、毛穎伝]筆の異称。

かん・する【管する】クワン‥🔗🔉

かん・する管するクワン‥ 〔他サ変〕[文]管す(サ変) ①とりしまる。管轄する。つかさどる。 ②心にかける。かかわりを持つ。正法眼蔵随聞記3「人も―・せざるなり」

かん‐せい【管制】クワン‥🔗🔉

かん‐せい管制クワン‥ ①㋐ものごとを集中的に管理および制御すること。 ㋑国家が非常の場合、ある事物を強制的に管理・制限すること。「灯火―」 ②航空交通管制の略。 ⇒かんせい‐とう【管制塔】

かんせい‐とう【管制塔】クワン‥タフ🔗🔉

かんせい‐とう管制塔クワン‥タフ 飛行機の離着陸に関わる許可や指示を行う場所。視界を確保するため、塔の上などに設置される。タワー。コントロール‐タワー。 ⇒かん‐せい【管制】

くだ【管・筟】🔗🔉

くだ管・筟】 ①円く細長く、中のうつろなもの。 ②機はたの緯糸よこいとを巻いて、梭の内部に装着するもの。 ③糸繰車の「つむ」にさして糸を巻きつける小さい軸。 ④「管の笛」の略。万葉集2「吹き響せる―の音も」 ⇒管を用いて天を窺う

くだ‐がゆ【管粥】🔗🔉

くだ‐がゆ管粥】 短い管を、1年の月の数または占おうとする穀物の数だけ作り、粥の煮えるところに入れて、粒の入り具合でその年の豊凶を占う神事。

くだ‐ぎつね【管狐】🔗🔉

くだ‐ぎつね管狐】 ①想像上の小さい狐。通力を具え、これを使う一種の祈祷師がいて、竹管の中に入れて運ぶという。 ②〔動〕オコジョの別称。

くだ‐くらげ【管水母】🔗🔉

くだ‐くらげ管水母】 クダクラゲ目のヒドロ虫類の総称。外洋性で海中に浮遊。一個体のように見えるが、群体。各個体は形や機能を異にし、浮袋・遊泳器官・栄養体・生殖体などの役割を分け持つ。刺胞の毒は強く、劇痛を生じさせる。カツオノエボシやカツオノカンムリなど種類が多い。

くだ‐さんご【管珊瑚】🔗🔉

くだ‐さんご管珊瑚】 八放サンゴ亜綱クダサンゴ目のサンゴ。縦に平行に並んだ暗赤色の細い管から成る骨格をもち、これらの管は水平板で連結され束状になる。管の先端からポリプが出る。サンゴ礁を作る動物の一つ。

くだ‐しゅびき【管朱引】🔗🔉

くだ‐しゅびき管朱引】 書籍中の年号・官位・地名・人名などにのしるしを朱でつけること。(和漢三才図会)

くだ‐そうじき【管掃除器】‥サウヂ‥🔗🔉

くだ‐そうじき管掃除器‥サウヂ‥ ボイラーの水管のスケール(湯垢)を取り除く器具。棒の先に掻取り装置をつけたものを回転または往復運動させる。チューブ‐クリーナー。

くだ‐たま【管玉】🔗🔉

くだ‐たま管玉】 竹管状の玉。普通は径0.5〜1センチメートル前後、長さ3〜4センチメートル前後で、多数連ねて装身具とする。古墳時代のものは多く緑色の碧玉で作る。 管玉

くだ‐の‐ふえ【小角・管の笛】🔗🔉

くだ‐の‐ふえ小角・管の笛】 管状の小さい笛。戦場で大角はらのふえと共に用いた。くだぶえ。くだ。

くだ‐まき【管巻】🔗🔉

くだ‐まき管巻】 ①(鳴く声が糸車を繰る音に似ているからいう)クツワムシの異称。 ②梭に入れる管に緯糸よこいとを巻きつけること。

くだ‐やり【管槍】🔗🔉

くだ‐やり管槍】 近世の槍の一種。柄に手頃の金属製の管を通し、柄の先のけら首に近い所にこれを留める鍔つばがある。左手でその管を握り、右手で柄をしごいて突く。浄瑠璃、堀川波鼓「いふも―人は武士」 管槍

○管を用いて天を窺うくだをもちいててんをうかがう🔗🔉

○管を用いて天を窺うくだをもちいててんをうかがう [荘子秋水]管の穴からのぞいただけで天を判断するように、狭い見識で広大な物事に勝手な判断を下すこと。「管中に豹ひょうを見る」も同趣意。 ⇒くだ【管・筟】 くだん】 (クダリの音便) ①(→)「くだり(件)」2に同じ。「依って―の如し」 ②(「―の」の形で)いつものきまりの。例の。保元物語「―の大矢を打ちくはせ」 くだん九段】 東京都千代田区の一地区。九段坂近辺一帯の称。 ⇒くだん‐ざか【九段坂】 くだん九段】 箏曲。段物。「九段の調しらべ」の略。九つの段から成る。 くだん‐ざか九段坂】 (江戸時代に坂に9層の石段を築いて徳川氏の御用屋敷の長屋があり、九段屋敷と称したことによる)市ヶ谷から靖国神社脇を経て神田方面に下る長い坂。 ⇒くだん【九段】 くだん・す下んす】 〔自サ変〕 (本来は遊里語)クダサンスの訛。浄瑠璃、博多小女郎波枕「金貸して―・せ」 くちたか。仁徳紀「百済の俗ひと此の鳥を号なづけて―と曰ふ。…是今時いまの鷹なり」 くち】 ➊動物が体内に食物を摂取する、あな状の器官。高等動物では、唇・歯・舌などをそなえて消化管につながり、また人類などでは音声を発するのにも使う。鳥類では嘴くちばしとなる。古事記「垣もとに植ゑしはじかみ―ひびく我は忘れじ」。枕草子73「鳥の声も、はじめは羽のうちに鳴くが、―をこめながら鳴けば」 ➋動物の口に似たもの。 ①外から内に通ずる所。 ㋐物や人の出入りする所。また、中の物を出し入れする(せばまった)所。栄華物語音楽「御車寄せ奉る。―には大宮・皇太后宮奉りつ」。宇治拾遺物語3「ひさご…―あけんとするに」。「戸―」「座敷―」 ㋑そこから目的地などにはいって行く所。「登山―」「須走―」 ㋒内外の境である開口部。「川―」「湯が湧いて出る―」 ②物がはいり込み得る場所。 ㋐就職や縁談などの先。世間胸算用3「奉公の―」。「嫁入りの―」 ㋑物事全体をいくつかに分けた、その一つ一つ。同類のうちの一つ。「儲け話に一―入れてもらおう」「別の―にしてはいかが」 ③(飲食物をとる始めの所であることから)物事の始めの部分。拾遺和歌集物名「あしびきの山の木の葉の落ち―は」。「宵の―」「―あけ」 ④浄瑠璃の一段の最初の部分。 ⑤物の端部。へり。さき。浄瑠璃、十二段「膝の―をば箆深のぶかに射させ」 ⑥内に通ずるあな。「衝突で船腹にぽっかり―があく」「傷―」 ➌動物や器物などの口に当てる具。 ①馬などの口につけるなわ。万葉集3「大御馬おおみまの―抑へ駐て」 ②器物の口をふさぐためのもの。栓。「びんに―をかう」 ➍ものを言うこと。 ①言葉。物言い。また、うわさ。宇津保物語梅花笠「仏の御事ならぬ事をば―にまねばで勤め行ひつる」。「―が達者だ」「―約束」「人の―が気にかかる」 ②歌の詠みぶり。狂言、皹あかがり「汝は何れもへ交つて歌よむが、殊の外―が良いと聞いた」 ③(芸人等に対する)客からの呼び出し。転じて比喩的に、誘い。 ➎(飲食の器官であることから) ①飲食。生計。 ②食料を必要とする人数。「―を減らす」 ③味覚。「甘―の酒」 ➏(助数詞) ①食べ物を口に入れる回数。「一―で食べる」 ②申込みや割当ての単位を数える語。「一―1万円の寄付に二―応じる」 ③刀剣の数を表すのに添える語。「銅剣300―が出土」 ⇒口開く ⇒口が上がる ⇒口がうまい ⇒口がうるさい ⇒口が奢る ⇒口が重い ⇒口が掛かる ⇒口が堅い ⇒口が軽い ⇒口が腐っても ⇒口が肥える ⇒口が裂けても ⇒口が過ぎる ⇒口が酸っぱくなる ⇒口が滑る ⇒口が干上がる ⇒口が塞がらぬ ⇒口が減らない ⇒口が曲がる ⇒口から高野 ⇒口から先に生まれる ⇒口が悪い ⇒口食うて一杯 ⇒口では大坂の城も立つ ⇒口と腹とは違う ⇒口なお乳臭 ⇒口に合う ⇒口に入る ⇒口に風邪を引かす ⇒口に藉く ⇒口にする ⇒口に税はかからぬ ⇒口に出す ⇒口に絶つ ⇒口にのぼる ⇒口に乗る ⇒口にはいる物なら按摩の笛でも ⇒口に針 ⇒口に任せる ⇒口に蜜あり腹に剣あり ⇒口は口、心は心 ⇒口は禍の門 ⇒口も八丁手も八丁 ⇒口より出せば世間 ⇒口を合わせる ⇒口を入れる ⇒口を掛ける ⇒口を固める ⇒口を利く ⇒口を切る ⇒口を極める ⇒口を消す ⇒口を過ごす ⇒口を酸っぱくする ⇒口を滑らせる ⇒口を添える ⇒口を揃える ⇒口を出す ⇒口を叩く ⇒口を垂れる ⇒口を衝いて出る ⇒口を噤む ⇒口を慎む ⇒口を尖らせる ⇒口を閉ざす ⇒口を濁す ⇒口を拭う ⇒口を濡らす ⇒口を糊する ⇒口を挟む ⇒口を引き垂る ⇒口を開く ⇒口を封ずる ⇒口を塞ぐ ⇒口を守る瓶の如くす ⇒口を毮る ⇒口を割る くち朽ち・腐】 ①朽ちること。朽ちたこと。 ②「老いぼれた」「くさった」など、人をののしり、また、自分をへりくだる意を表す語。源氏物語夢浮橋「なにがしが母なる―尼の侍るを」 く‐ち駆馳】 ①車馬を馳せること。 ②世事に奔走すること。馳駆。 く‐ち 〔代〕 (コチの転)こちら。当方。わたくし。狂言、釣女「そちのを―へかやせ」 ぐち 〔動〕イシモチの俗称。 ぐ‐ち愚知・愚智】 おろかなことと知恵のあること。愚者と知者。 ぐ‐ち愚痴】 ①〔仏〕理非の区別のつかないおろかさ。「―邪見」 ②言っても仕方のないことを言って嘆くこと。また、その言葉。「―をこぼす」「―を聞いてやる」 ⇒愚痴の闇 ぐち】 〔接尾〕 …ごと。…ぐるみ。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「釜―そつと取つて来い」 くち‐あい口合‥アヒ ①お互いの話がよくあうこと。あいくち。 ②口をきいて保証に立つ人。仲介に立つ人。仲人。 ③上方語で、地口じぐちのこと。語呂。しゃれ。 ④話の切り出し方。

[漢]管🔗🔉

 字形  筆順 〔竹部8画/14画/教育/2041・3449〕 〔音〕カン〈クヮン〉(呉)(漢) 〔訓〕くだ [意味] ①中空の長い円筒。くだ。「血管・信管・水道管・管見」。特に、 ㋐ふえ。「管楽器・管弦・金管・木管」 ㋑筆の軸。「筆管・彩管」 ②わくをはめて、その範囲内を受け持つ。つかさどる。「管轄・管内・管理・保管・所管」 [解字] 形声。「竹」+音符「官」(=やねの下に人の集団を囲いこむ)。まるくまわりを囲んだ中空の竹の意。 [下ツキ 移管・煙管・鉛管・気管・金管・血管・彩管・糸管・蛇管・主管・所管・信管・専管・竹管・鉄管・導管・道管・導水管・土管・尿管・能管・配管・被管・筆管・保管・脈管・毛管・盲管・毛細管・木管・雷管・涙管・只管ひたすら

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かん【管】🔗🔉

かん クワン 【管】 ■一■ [1] (名) (1)中空で円柱状の棒。つつ。くだ。 (2)管楽器。笛・ラッパなど。 ■二■ (接尾) 助数詞。笛・筆などくだ状の物を数えるのに用いる。「笛一―」

かん-か【管下】🔗🔉

かん-か クワン― [1] 【管下】 官庁・役所などが管轄している範囲内。管轄下。「警視庁―の事件」

かん-がい【管外】🔗🔉

かん-がい クワングワイ [1] 【管外】 管轄する区域の外。 ⇔管内

かん-がく【管楽】🔗🔉

かん-がく クワン― [0] 【管楽】 管楽器で演奏する音楽。吹奏楽。

かん-かつ【管轄】🔗🔉

かん-かつ クワン― [0] 【管轄】 (名)スル 与えられた権限によって一定範囲を支配すること。また,その支配する権限の及ぶ範囲。「―区域」「―官庁」「通産省の―する業種」「―外の出来事」

かんかつ-さいばんしょ【管轄裁判所】🔗🔉

かんかつ-さいばんしょ クワン― [0][9] 【管轄裁判所】 その事件について裁判権を行使できる裁判所。

かん-がっき【管楽器】🔗🔉

かん-がっき クワンガクキ [3] 【管楽器】 管で作られている楽器の総称。吹き口から息を吹き込み,管内の空気を振動させて音を出す楽器。発生当時の材質から,木管楽器と金管楽器に大別される。

かん-く【管区】🔗🔉

かん-く クワン― [1] 【管区】 管轄する区域。

かんく-きしょうだい【管区気象台】🔗🔉

かんく-きしょうだい クワン―キシヤウ― [0] 【管区気象台】 気象庁の地方機関。地方気象台・測候所などを管掌する。札幌・仙台・東京・大阪・福岡にある。

かん-けん【管見】🔗🔉

かん-けん クワン― [0] 【管見】 〔管の穴から見る意〕 (1)見識がせまいこと。 (2)自分の知識・意見をへりくだっていう語。「―によれば」

かん-げん【管弦・管絃】🔗🔉

かん-げん クワン― [0] 【管弦・管絃】 (1)横笛などの管楽器と箏・琵琶などの弦楽器。楽器の総称としていう。また,楽器を演奏すること。「城のうちにて―し給ひつるは/平家 9」 (2)雅楽で,舞を伴わない,楽器だけによる演奏形態。

かんげん-がく【管弦楽】🔗🔉

かんげん-がく クワン― [3] 【管弦楽】 (1)種々の管楽器・弦楽器・打楽器を組み合わせた洋楽の大規模な合奏。普通,各声部に複数の奏者のいるものをいう。オーケストラ。 (2){(1)}で演奏する楽曲。 →管弦楽/「惑星」より第4曲「木星」 (ホルスト)[音声]

かんげん-がくだん【管弦楽団】🔗🔉

かんげん-がくだん クワン― [5][6] 【管弦楽団】 管弦楽を演奏する楽団。オーケストラ。

かんげん-こう【管弦講・管絃講】🔗🔉

かんげん-こう クワン―カウ 【管弦講・管絃講】 音楽を奏して行う仏事。「―行ひ給ひて後生をとぶらひ給へ/盛衰記 32」

かんげん-さい【管絃祭】🔗🔉

かんげん-さい クワン― 【管絃祭】 (1)広島県厳島神社で,陰暦六月一七日に行う祭り。夕方の満潮時に御輿(ミコシ)を船に据え,雅楽を奏しながら諸神社を巡り神事を行う。 (2)京都府車折神社の三船祭(ミフネマツリ)の別名。

かんげん-ぶがく【管弦舞楽】🔗🔉

かんげん-ぶがく クワン― [5] 【管弦舞楽】 管楽器と打楽器に弦楽器も加えて演奏した舞楽。

かんけんき【管見記】🔗🔉

かんけんき クワンケンキ 【管見記】 西園寺家伝来の記録。一〇五巻。西園寺家歴代の日記を中心に収める。公衡卿記。管見公衡記。西園寺家記録。

かんこうじせこう-かんりぎし【管工事施工管理技士】🔗🔉

かんこうじせこう-かんりぎし クワンコウジセコウクワンリギシ [3]-[7] 【管工事施工管理技士】 建築業法に基づき,建設工事に伴う配管設備工事の施工計画作成や工程管理などを行う者。

かん-ざい【管財】🔗🔉

かん-ざい クワン― [0] 【管財】 財産を管理すること。「―会社」

かんざい-にん【管財人】🔗🔉

かんざい-にん クワン― [0] 【管財人】 〔「財産管理人」の略〕 破産・和議・更生の手続き中,財産を管理する人。 →破産管財人 →更生管財人

かんし【管子】🔗🔉

かんし クワンシ 【管子】 (1)管仲(カンチユウ)の尊称。 (2)中国古代の政治論文集。管仲の著と伝えられるが,一人の作ではなく戦国時代から漢代にかけて成立したとみられる。現存七六編。経済政策や富国強兵策などを記す。

かん-しゅ【管主】🔗🔉

かん-しゅ クワン― [1] 【管主】 「貫首(カンジユ){(3)}」に同じ。

かん-しゅ【管守】🔗🔉

かん-しゅ クワン― [1] 【管守】 (名)スル 保管し守ること。また,その人。

かん-しゅく【管叔】🔗🔉

かん-しゅく クワン― 【管叔】 (?-前1110頃) 周の文王の第三子。武王の弟。周公旦の兄。名は鮮。管(現河南省鄭州(テイシユウ)付近)に封ぜられたが,武王の死後,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の子武庚を擁して周にそむき周公に殺された。

かんし-るい【管歯類】🔗🔉

かんし-るい クワンシ― [3] 【管歯類】 臼歯に特徴的な管状の構造を持つ哺乳類の一グループ。現生種はツチブタのみ。中新世以後の化石種が発見されているが,進化史的に大きな発展をしたとは考えられず,系統分類学上の位置づけは不明な点が多い。

かん・する【管する】🔗🔉

かん・する クワン― [3] 【管する】 (動サ変)[文]サ変 くわん・す (1)とりしまる。管轄する。「是は本邦警視本局の―・する所にして/八十日間世界一周(忠之助)」 (2)心にかける。「学人祇管打坐して他を―・することなかれ/正法眼蔵随聞記」

くだ【管】🔗🔉

くだ [1] 【管】 (1)断面が円形で,中が空になっている細長いもの。普通,液体や気体を通すのに用いる。「ゴムの―で水を吸い上げる」 (2)機(ハタ)を織るとき,緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。 (3)糸繰り車のつむに差して,糸を巻きつける軸。 (4)「管の笛(フエ)」に同じ。「吹き鳴せる―の音も/万葉 199」

くだ=を用いて天を窺(ウカガ)う🔗🔉

――を用いて天を窺(ウカガ)う 〔荘子(秋水)〕 細い管の穴から天をのぞく。見識の狭いたとえ。管の穴から天をのぞく。

くだ-いと【管糸】🔗🔉

くだ-いと [0] 【管糸】 機(ハタ)の管に巻いたよこ糸。

くだ-がゆ【管粥】🔗🔉

くだ-がゆ [0] 【管粥】 粥占(カユウラ)の一種。 →粥占

くだ-ぎつね【管狐】🔗🔉

くだ-ぎつね [3] 【管狐】 (1)憑(ツ)き物の一。想像上の生き物でキツネに似,竹筒中に飼われ,種々の通力を備えていて飼い主のために働くとされる。 (2)オコジョの別名。

くだ-さんご【管珊瑚】🔗🔉

くだ-さんご [3] 【管珊瑚】 花虫綱の腔腸動物。赤い管状の骨格が多数束のようになって,水平な横板でつながり群体をつくる。熱帯地方に分布し,サンゴ礁をつくる。パイプオルガンサンゴ。

くだ-ジバン【管―】🔗🔉

くだ-ジバン 【管―】 近世,男性用の夏の肌着。細いアシやシノダケを短く切って糸を通して編んだもの。管肌着。

くだ-しゅびき【管朱引き】🔗🔉

くだ-しゅびき [0] 【管朱引き】 書物の中の年号・官位・書物名などに,朱で短冊形のしるしをつけること。

くだ-たま【管玉】🔗🔉

くだ-たま [0] 【管玉】 古代の装身具の一。竹管状の玉で,普通,直径5ミリメートル,長さ3〜5センチメートルほど。多く碧玉(ヘキギヨク)などで作られ,連ねて首飾りなどとした。縄文後期から用いられた。 →竹玉(タカダマ)

くだ-つぎて【管継(ぎ)手】🔗🔉

くだ-つぎて [3] 【管継(ぎ)手】 鋼管・鋳鉄管・合成樹脂管などで,管径の異なる管をつないだり,方向を変えるためなどに用いる特殊な形の管。T 形・ Y 形・十字形・ L 形などのものがある。異形管。かんつぎて。

くだ-の-ふえ【管の笛・小角】🔗🔉

くだ-の-ふえ 【管の笛・小角】 古く,戦場で用いたという角製の小笛。くだ。くだぶえ。[和名抄]

くだ-まき【管巻(き)】🔗🔉

くだ-まき [0] 【管巻(き)】 (1)管{(2)}に緯(ヨコ)糸を巻きつけること。 (2)クツワムシの異名。地方によりウマオイやヤブキリなどをさす。

かん【管】(和英)🔗🔉

かん【管】 a tube;→英和 a pipe (ガス・水道の).→英和

かんか【管下の[に]】(和英)🔗🔉

かんか【管下の[に]】 under the jurisdiction[control].→英和

かんかつ【管轄】(和英)🔗🔉

かんかつ【管轄】 jurisdiction;→英和 control.→英和 〜する control;govern.→英和 ‖管轄争い a jurisdictional dispute.管轄官庁 the competent authorities.管轄区域 a district of jurisdiction.管轄内(外)の within (outside) the jurisdiction.

かんがっき【管楽器】(和英)🔗🔉

かんがっき【管楽器】 a wind instrument;the wind (総称).→英和

かんく【管区】(和英)🔗🔉

かんく【管区】 a district (under jurisdiction).→英和 管区気象台 a district meteorological observatory.

かんげんがく【管弦楽】(和英)🔗🔉

かんげんがく【管弦楽】 orchestral music.‖管弦楽団 an orchestra.管弦楽器 wind and stringed instruments.

かんざいにん【管財人】(和英)🔗🔉

かんざいにん【管財人】 an administrator;→英和 a receiver (清算の).

くだ【管】(和英)🔗🔉

くだ【管】 a pipe;→英和 a tube.→英和 管をまく grumble over one's cups.

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