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広辞苑の検索結果 (15)

あき‐び【明き日】🔗🔉

あき‐び明き日】 遊女が客との約束のない暇な日。好色一代男6「―を争ひ、此人忍ぶ事」

あした【朝・明日】🔗🔉

あした朝・明日】 ➊(古代には、昼間を中心にした時の表現法と夜間を中心にした時の表現法とがあり、「あした」は夜間を基準にした「ゆうべ」「よい」「よなか」「あかとき」「あした」の最終の部分)あさ。 ①夜が終わり明るくなって暫くの間。旦。万葉集10「―咲き夕は消ぬるつき草の」。万葉集15「よる見し君をあくる―あはずまにして」↔夕ゆうべ。 ②夫が来て泊まっていった翌朝。また夜中に何か事があった、その翌朝。源氏物語夕顔「霧のいと深き―、いたくそそのかされ給ひて、ねぶたげなる気色に、うち嘆きつつ出で給ふを」→あさ。 ➋今日の次の日。あす。明日。平家物語11「今夜こよいはとくとく帰れ。…―は急ぎ参れ」。「―参上します」 ⇒あした‐ぐさ【鹹草】 ⇒あした‐てんき【明日天気】 ⇒あした‐どころ【朝所】 ⇒あした‐の‐つゆ【朝の露】 ⇒あした‐の‐もの【朝の物】 ⇒あした‐ば【明日葉】 ⇒朝には紅顔ありて夕べには白骨となる ⇒朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり ⇒朝に夕べを謀らず ⇒明日は明日の風が吹く

あした‐てんき【明日天気】🔗🔉

あした‐てんき明日天気】 児童遊戯。はきものを空中に蹴り上げ、落下して表が出れば明日は天気、裏が出れば雨として占い遊ぶ。雨か日和か。 ⇒あした【朝・明日】

あした‐ば【明日葉】🔗🔉

あした‐ば明日葉】 (今日摘み取っても明日には葉が出るとの意)セリ科の大形多年草。八丈島など暖地の海浜に生じ、葉は羽状複葉、ウドに似て光沢があり、淡緑色。発育が速い。秋、散形花序の白い小花を密生。茎・葉には淡黄色の汁液を含む。芳香があり、葉と茎は食用。野菜としても栽培。ハチジョウソウ。アシタグサ。漢名、鹹草。〈[季]春〉 あしたば ⇒あした【朝・明日】 ○明日は明日の風が吹くあしたはあしたのかぜがふく 明日はまた別のなりゆきになる。世の中は何とかなるもので、先を思い煩うことはない。 ⇒あした【朝・明日】

○明日は明日の風が吹くあしたはあしたのかぜがふく🔗🔉

○明日は明日の風が吹くあしたはあしたのかぜがふく 明日はまた別のなりゆきになる。世の中は何とかなるもので、先を思い煩うことはない。 ⇒あした【朝・明日】 あしだ‐ひとし芦田均】 政治家。京都府出身。東大卒。外交官を経て代議士。民主党総裁。1948年首相在任中、昭電事件の責任を理由に政界を引退。著「芦田日記」。(1887〜1959) 芦田均 撮影:田村 茂 ⇒あしだ【芦田】 あし‐だま足玉】 足首の飾りにつけた玉。万葉集10「―も手玉ただまもゆらに織るはたを」 あし‐だまり足溜り】 ①しばらく足をとどめる所。転じて、ある行動のための根拠地。 ②足をかけるところ。あしがかり。 あしたれ‐ぼし足垂星】 二十八宿の一つ。蠍座さそりざの南東部。尾宿。尾あ‐ジチオンさん‐ナトリウム亜ジチオン酸ナトリウム】 (sodium dithionite)化学式NaSO 無色の結晶。強力な還元剤。染料合成原料・染色助剤・漂白剤などに用いる。ハイドロサルファイト・ヒドロ亜硫酸ナトリウムは誤称。 あし‐ついで足序で】 歩きついで。出かけたついで。 あし‐つ‐お足つ緒‥ヲ ①琴の弦の端を結びかがった糸。 ②太い綱。差縄。 あし‐づかい足遣い‥ヅカヒ ①足のつかいかた。あしどり。あしつき。 ②人形浄瑠璃の三人遣いで、両足の操作を担当する人。 あし‐つき足付】 ①歩く時の足の様子。歩きかた。あしどり。「よろよろした―」 ②器に足をつけたもの。 ③足付折敷の略。 ⇒あしつき‐おしき【足付折敷】 あし‐つき葦付】 淡水に生えるジュズモなどの藍藻類。葦または石に付着。食用。あしつきのり。万葉集17「―採ると瀬に立たすらし」 あし‐つぎ足継ぎ】 高くて手のとどかない場合に用いる台。ふみだい。ふみつぎ。 あしつき‐おしき足付折敷‥ヲ‥ 板製の足が底の左右についた折敷。普通は白木を用いる。あしうちおしき。あしうち。木具きぐ⇒あし‐つき【足付】 あし‐つけ足付】 足をつけた盆。あしつき。醒睡笑「芋を―の上へおとし」 あじ‐つけ味付けアヂ‥ 味をつけること。また、その具合。「塩で―する」 ⇒あじつけ‐のり【味付海苔】 ⇒あじつけ‐めし【味付飯】 あじつけ‐のり味付海苔アヂ‥ 乾海苔ほしのりの一種。調味液を付けあぶって乾燥させたもの。 ⇒あじ‐つけ【味付け】 あじつけ‐めし味付飯アヂ‥ 味つけをした飯。茶飯ちゃめし・ごもくめしなどの類。 ⇒あじ‐つけ【味付け】 あし‐づつ葦筒】 葦の茎の内側にあるあま皮。 ⇒あしづつ‐の【葦筒の】 あしづつ‐の葦筒の】 〔枕〕 「ひとへ(一重)」「薄し」にかかる。 ⇒あし‐づつ【葦筒】 あし‐づの葦角】 葦の新芽。葦の角。あしかび。古今和歌集六帖6「―の生ひ出し時に」 あし‐て足手】 足と手。てあし。また、身体。 ⇒あして‐かぎり【足手限り】 ⇒あして‐かげ【足手影】 ⇒あして‐がらみ【足手搦み】 ⇒あして‐そくさい【足手息災】 ⇒あして‐まとい【足手纏い】 あし‐で悪手】 下手な書。悪筆。 あし‐で葦手】 ①平安時代に行われた文字の戯書ざれがき。水辺に葦などの生えた風景に草・岩・松・水鳥などの形を仮名・漢字で絵画化して書いたもの。水手みずで。あしでがき。 葦手 ②散らし書き。 ⇒あしで‐え【葦手絵】 ⇒あしで‐がき【葦手書】 ⇒あしで‐がた【葦手形】 ⇒あしで‐の‐けん【葦手の剣】 ⇒あしで‐もじ【葦手文字】 あしで‐え葦手絵‥ヱ 葦手1を取り入れた絵画。歌絵うたえの一種となる場合もあるが、多くは料紙の下絵や蒔絵の文様として装飾的に用いられた。 ⇒あし‐で【葦手】 アジテーションagitation】 煽動せんどう。アジ。 アジテーターagitator】 煽動者。 あしで‐がき葦手書】 葦手に書くこと。また、書いたもの。あしで。 ⇒あし‐で【葦手】 あして‐かぎり足手限り】 足と手との力の続く限り。 ⇒あし‐て【足手】 あして‐かげ足手影】 ①すがた。おもかげ。謡曲、隅田川「都の人の―もなつかしう候へば」 ②人の往来のはげしい所。西鶴織留3「諸国の城下、又は入舟の湊などは、人の―にて」 ⇒あし‐て【足手】

あす【明日】🔗🔉

あす明日】 ①今日の次の日。あくるひ。あした。みょうにち。「―伺います」 ②比喩的に、近い未来。「―知らぬ身」「―の我が身」「日本の―を担う」 ⇒明日の事を言えば鬼が笑う ⇒明日の百より今日の五十 ⇒明日は淵瀬 ⇒明日は我が身

あす‐あさって【明日明後日】🔗🔉

あす‐あさって明日明後日】 明日か明後日かという、さしせまった時期。近日中。「―のうちにでき上がります」

あすか‐かぜ【明日香風】🔗🔉

あすか‐かぜ明日香風】 飛鳥地方に吹く風。万葉集1「袖吹きかへす―都を遠みいたづらに吹く」 ⇒あすか【飛鳥・明日香】

○明日の事を言えば鬼が笑うあすのことをいえばおにがわらう🔗🔉

○明日の事を言えば鬼が笑うあすのことをいえばおにがわらう 未来のことは予測できない。それを言うのは気が早いと、からかいの気持で言うことば。来年の事を言えば鬼が笑う。 ⇒あす【明日】

○明日の百より今日の五十あすのひゃくよりきょうのごじゅう🔗🔉

○明日の百より今日の五十あすのひゃくよりきょうのごじゅう 不確かなものより、たとえ少なくても確実に手に入るものの方がよいということ。 ⇒あす【明日】 あす‐は‐ひのき明日は桧】 (「明日はヒノキになろう」の意)アスナロの異称。枕草子40「―。この世近くも見えきこえず」

あす‐は‐ひのき【明日は桧】🔗🔉

あす‐は‐ひのき明日は桧】 (「明日はヒノキになろう」の意)アスナロの異称。枕草子40「―。この世近くも見えきこえず」 ○明日は淵瀬あすはふちせ (古今和歌集「世の中は何か常なる飛鳥あすか川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」による)この世は変わりやすく明日はどうなるか分からない。昨日の淵は今日の瀬。 ⇒あす【明日】

○明日は淵瀬あすはふちせ🔗🔉

○明日は淵瀬あすはふちせ (古今和歌集「世の中は何か常なる飛鳥あすか川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」による)この世は変わりやすく明日はどうなるか分からない。昨日の淵は今日の瀬。 ⇒あす【明日】 アスパラ アスパラガスの略。多く、野菜の名として言う。 アスパラガスasparagus】 ①ユリ科の多年草。南ヨーロッパ原産。葉は退化して褐色の鱗片となり、細枝は緑色で、密に分枝。雌雄異株。若い茎をグリーン‐アスパラガスとして生食、または軟白して缶詰にする。オランダキジカクシ。マツバウド。石刁柏せきちょうはく。上田敏、うづまき「石刀柏あすぱらがすの喰方も知つてるが」 アスパラガス ②1と同属の別種。葉を観賞用の切り花とし、よくカーネーションに添える。 アスパラギンasparagine】 α(アルファ)‐アミノ酸の一種。アスパラギン酸のβ(ベータ)‐アミド。最初アスパラガスから発見された。植物界に広く分布、テンサイの根、発芽したマメ類・ジャガイモなどに遊離状態で多量に存在する。 ⇒アスパラギン‐さん【アスパラギン酸】 アスパラギン‐さんアスパラギン酸】 (aspartic acid)アミノ酸の一つ。生体中に、遊離もしくは蛋白質の構成成分として含まれ、代謝に重要な役割を果たす。 ⇒アスパラギン【asparagine】 アズハル‐だいがくアズハル大学】 (al-Azhar)エジプトのカイロにあるイスラム最古の最高学府。970年設立のモスクに付設された神学校が起源。1936年モスクと大学が分離し、近代的総合大学となる。エジプトだけでなく全イスラム世界から留学生が集まる。 アスパルテームaspartame】 人工甘味料の一種。甘さは砂糖の約200倍。アスパラギン酸とフェニルアラニンの二つのアミノ酸が結合した構造をもつ。

○明日は我が身あすはわがみ🔗🔉

○明日は我が身あすはわがみ よくないことが、いつ自分自身にふりかかるかわからないということ。 ⇒あす【明日】 アスピーテAspite ドイツ(→)楯状たてじょう火山をいった語。 アスピックaspic】 肉・魚の出し汁にゼラチンを加えて作るゼリー。冷製料理にかけて光沢をつけたり、型に入れて他の材料とともに固めてゼリー寄せを作ったりするのに用いる。 アスピリンAspirin ドイツ】 アセチルサリチル酸の薬品名。白色無臭の粉末または鱗片状結晶。解熱・鎮痛および抗炎症剤。プロスタグランジンEの生合成を抑制する。 ⇒アスピリン‐スノー アスピリン‐スノー (和製語Aspirin snow)アスピリンの粉末のように、さらさらした粉雪。 ⇒アスピリン【Aspirin ドイツ】 あす・ぶ遊ぶ】 〔自五〕 アソブの転。通言総籬つうげんそうまがき「酒肴付て―・んできたア」 アスファルトasphalt】 天然に、または石油の蒸留残渣ざんさとして得られる黒色の固体または半固体。主成分は炭化水素。道路の舗装、建材、電線被覆に用いる。土瀝青どれきせい。地瀝青。森鴎外、舞姫「車道の土瀝青アスファルトの上を音もせで走るいろいろの馬車」 ⇒アスファルト‐コンクリート【asphalt concrete】 ⇒アスファルト‐ジャングル【asphalt jungle】 ⇒アスファルト‐ぼうすい【アスファルト防水】 ⇒アスファルト‐ルーフィング【asphalt roofing】 アスファルト‐コンクリートasphalt concrete】 アスファルトを泥状にとかし、砂利・砕石・石粉などを混合して道路・水利構造物の舗装などに用いるもの。 ⇒アスファルト【asphalt】 アスファルト‐ジャングルasphalt jungle】 生存競争の厳しい大都会を、弱肉強食のジャングルに見たてた語。 ⇒アスファルト【asphalt】 アスファルト‐ぼうすいアスファルト防水‥バウ‥ 屋根の防水法の一つ。アスファルト‐ルーフィングを積層して防水層とするもの。 ⇒アスファルト【asphalt】 アスファルト‐ルーフィングasphalt roofing】 繊維質のフェルトにアスファルトを浸透させたもの。屋根の防水などに用いる。 ⇒アスファルト【asphalt】 アスペクトaspect】 ①姿。局面。様相。 ②〔言〕相そう。動詞が表す動作や状態の時間的な局面・様相(例えば開始・終結・継続・反復)。完了形や進行形などの形式や、特別の動詞を用いて表現される。 ⇒アスペクト‐ひ【アスペクト比】 アスペクト‐ひアスペクト比】 (aspect ratio)縦横の比。とくに、画面や画像の縦と横の長さ(画素数)の比。 ⇒アスペクト【aspect】 アスベストasbestos(→)石綿いしわたアスペリティーasperity】 断層面で、通常は強く固着しているが、地震時に大きくずれ動く領域。地震時に限らずに動く領域と隣接し、地震の発生を理解する上で重要。 アスペルガー‐しょうこうぐんアスペルガー症候群‥シヤウ‥ 広汎性発達障害の一型。言語や認知の発達の明らかな遅れはないが、何らかの脳機能障害によって、対人関係とコミュニケーションの障害、物や習慣へのこだわり、環境の変化に対する過敏性など、自閉症特有の症状を生じる。オーストリアの小児科医アスペルガー(H. Asperger1906〜1980)が初めて報告。 あ‐ずま吾妻・吾嬬‥ヅマ わが妻。古事記「―はや」 あずま東・吾妻・吾嬬アヅマ ①(景行紀に、日本武尊やまとたけるのみことが東征の帰途、碓日嶺うすひのみねから東南を眺めて、妃弟橘媛おとたちばなひめの投身を悲しみ、「あづまはや」と嘆いたという地名起源説話がある)日本の東部地方。古くは逢坂の関以東、また伊賀・美濃以東をいったが、奈良時代にはほぼ遠江・信濃以東、後には箱根以東を指すようになった。 ②特に京都からみて関東一帯、あるいは鎌倉・鎌倉幕府・江戸をいう称。 ③東琴の略。 ⇒あずま‐あそび【東遊】 ⇒あずま‐うた【東歌】 ⇒あずま‐うど【東人】 ⇒あずま‐えびす【東夷・東蝦夷】 ⇒あずま‐おとこ【東男】 ⇒あずま‐おどり【東をどり】 ⇒あずま‐おのこ【東男】 ⇒あずま‐おみな【東女】 ⇒あずま‐おり【東折り】 ⇒あずま‐からげ【東絡げ】 ⇒あずま‐がらす【東烏】 ⇒あずま‐かり【東雁】 ⇒あずま‐がろう【東家老】 ⇒あずま‐かん【東艦】 ⇒あずま‐ぎく【東菊】 ⇒あずま‐くだり【東下り】 ⇒あずま‐げた【東下駄】 ⇒あずま‐ごえ【東声】 ⇒あずま‐コート【東コート】 ⇒あずま‐ごと【東琴】 ⇒あずま‐じ【東路】 ⇒あずま‐じょうるり【吾妻浄瑠璃】 ⇒あずま‐そだち【東育ち】 ⇒あずま‐っ‐こ【東っ子】 ⇒あずま‐つづれ【東綴れ】 ⇒あずま‐ど【東人】 ⇒あずま‐なまり【東訛】 ⇒あずま‐にしきえ【吾妻錦絵・東錦絵】 ⇒あずま‐ねざさ【東根笹】 ⇒あずま‐ばしょり【東端折り】 ⇒あずま‐はっけい【吾妻八景】 ⇒あずま‐びと【東人】 ⇒あずま‐ひゃっかん【東百官】 ⇒あずま‐まい【東舞】 ⇒あずま‐むすび【東結び・吾妻結び】 ⇒あずま‐め【東女】 ⇒あずま‐や【四阿・東屋・阿舎】 ⇒あずま‐やき【吾妻焼】 ⇒あずま‐わらわ【東孺・東豎子】 ⇒東男に京女 あずま‐あそび東遊アヅマ‥ 平安時代から行われた歌舞の一種。初めは東国地方の民間の歌舞であったが、宮廷に採用されて形を整え、神社の祭礼にも奏する。舞人4人または6人で、高麗笛こまぶえ・篳篥ひちりき・和琴わごんを用い、笏拍子しゃくびょうしを打つ。現在は宮中の皇霊祭や日光東照宮祭・賀茂祭・氷川神社祭などに行う。東舞あずままい。源氏物語若菜下「―の耳馴れたるはなつかしく面白く」 ⇒あずま【東・吾妻・吾嬬】 あずま‐うた東歌アヅマ‥ 万葉集巻14・古今和歌集巻20に載る東国の歌。方言が使われている。 ⇒あずま【東・吾妻・吾嬬】 あずま‐うど東人アヅマ‥ (アズマビトの音便)東国の人。古本説話集「―の歌いみじう好みよみけるが」 ⇒あずま【東・吾妻・吾嬬】 あずま‐えびす東夷・東蝦夷アヅマ‥ 京都の人が、東国の人、特に東国の武士の無骨さをあざけっていう語。 ⇒あずま【東・吾妻・吾嬬】 あずま‐おとこ東男アヅマヲトコ ①東国の男。万葉集20「とりが鳴く―の妻わかれ」 ②江戸生れの男。「―に京女」 ⇒あずま【東・吾妻・吾嬬】

みょう‐にち【明日】ミヤウ‥🔗🔉

みょう‐にち明日ミヤウ‥ 今日の次の日。あす。

大辞林の検索結果 (20)

あした【明日・朝】🔗🔉

あした [3] 【明日・朝】 (名) (1)今日の次の日。あくる日。あす。みょうにち。副詞的にも用いる。《明日》 (2)夜が終わって,明るくなった時。あさ。 ⇔夕べ 《朝》「―の露」 (3)翌日の朝。何か事のあった夜の明けた朝。《朝》「野分の―こそをかしけれ/徒然 19」 〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

あした=には紅顔(コウガン)ありて夕べには白骨(ハツコツ)となる🔗🔉

――には紅顔(コウガン)ありて夕べには白骨(ハツコツ)となる 〔蓮如の「御文章」より〕 人の生死の予知できないこと,世の無常なことにいう。

あした=に道を聞かば夕べに死すとも可なり🔗🔉

――に道を聞かば夕べに死すとも可なり 〔論語(里仁)〕 人としての道を悟ることができれば,すぐに死んでも悔いはない。

あした=に夕べを謀(ハカ)らず🔗🔉

――に夕べを謀(ハカ)らず 〔左氏伝(昭公元年)〕 事情が切迫していて,目前のことを考えるゆとりがない。

あした=は明日の風が吹く🔗🔉

――は明日の風が吹く 明日になればまた状況も変わってくる。くよくよ先のことを思いわずらっても仕方がないと楽観的にいう語。

あした-てんき【明日天気】🔗🔉

あした-てんき [4] 【明日天気】 子供の遊戯の一。履物を蹴(ケ)り上げて,落ちて表が出れば天気,裏が出れば雨として,翌日の天気を占う遊び。雨か日和(ヒヨリ)か。

あした-ば【明日葉・鹹草】🔗🔉

あした-ば [0] 【明日葉・鹹草】 セリ科の多年草。太平洋岸の暖地や伊豆七島の海岸に生える。高さ1〜2メートル。葉は大きな羽状複葉で,厚く柔らかい。発育が速く,摘んだ翌日には新しい葉が出るというのでこの名がある。若葉を食用とする。ハチジョウソウ。

あす【明日】🔗🔉

あす [2] 【明日】 (1)今日の次の日。副詞的にも用いる。あした。みょうにち。「試験は―行われる」 (2)近い将来。未来。「日本の―をひらく」 〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

あす=の百より今日(キヨウ)の五十(ゴジユウ)🔗🔉

――の百より今日(キヨウ)の五十(ゴジユウ) あてにならないものに期待をかけるより,多少は悪くとも確実なものの方がよいということ。

あす=は我が身🔗🔉

――は我が身 いつ自分自身のことになるかわからないということ。

あす=をも知れぬ身🔗🔉

――をも知れぬ身 明日には死ぬかもしれない我が身。この先どうなるかわからない自分の将来。明日知れぬ身。

あす-あさって【明日明後日】🔗🔉

あす-あさって [4] 【明日明後日】 あすかあさってか。近日中。「―のうちに返事します」「―に迫った命」

あすか【飛鳥・明日香】🔗🔉

あすか 【飛鳥・明日香】 〔「飛鳥」の表記は「あすか」にかかる枕詞「飛ぶ鳥の」から〕 奈良県高市郡明日香村付近一帯の地。耳成(ミミナシ)山以南,畝傍(ウネビ)山以東の飛鳥川の流域をいう。592年推古天皇が豊浦宮(トユラノミヤ)に即位以降,八世紀初めまで,帝都の所在地。皇居跡・皇陵・飛鳥寺・岡寺・高松塚古墳など,古寺・史跡に富む。((歌枕))「飛ぶ鳥の―の里を置きて去(イ)なば君があたりは見えずかもあらむ/万葉 78」

あすか-かぜ【明日香風】🔗🔉

あすか-かぜ 【明日香風】 飛鳥地方に吹く風。「采女(ウネメ)の袖吹きかへす―/万葉 51」

あす-は-ひのき【明日は檜】🔗🔉

あす-は-ひのき [4] 【明日は檜】 アスナロの別名。「―,この世にちかくもみえきこえず/枕草子 40」

あす-ひ【明日檜】🔗🔉

あす-ひ [0] 【明日檜】 アスナロの別名。

みょう-にち【明日】🔗🔉

みょう-にち ミヤウ― [1] 【明日】 きょうの次の日。あす。

あした【明日】(和英)🔗🔉

あした【明日】 tomorrow.→英和

あす【明日(の朝)】(和英)🔗🔉

あす【明日(の朝)】 tomorrow (morning).→英和

みょうにち【明日】(和英)🔗🔉

みょうにち【明日】 tomorrow.→英和

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