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おこ【痴・烏滸・尾籠】🔗⭐🔉
おこ ヲコ [1] 【痴・烏滸・尾籠】 (名・形動)[文]ナリ
(1)ばかげていること。愚かなさま。「―の沙汰(サタ)」「臆病未練の―の者/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(2)ふとどきなさま。不敵なさま。「朝比奈にみぎはまさりの大力,―の者と聞きたり/曾我 9」
お-こ【御子】🔗⭐🔉
お-こ [1] 【御子】
(1)他人の子供を丁寧にいう語。「かわいい―ですな」
(2)遊里で,茶屋の女房や遣り手などが遊女をさしていった語。「あの―は御気が軽いと茶屋は言ひ/柳多留 5」
お-こ【御蚕】🔗⭐🔉
お-こ [1] 【御蚕】
蚕(カイコ)の異名。「―様」
お-こう【御講】🔗⭐🔉
お-こう ―カウ [0][2] 【御講】
(1)古く,宮中や諸大寺で行われた仏事。法華八講(ホツケハツコウ)・唯識講(ユイシキコウ)・三論三十講など。
(2)真宗の寺院で,親鸞(シンラン)の忌日に行われる仏事。報恩講。[季]冬。
(3)仏教の信者が,称名・読経・聴法などのために,毎月,日を定めて行う会合。
お-こう【汚行】🔗⭐🔉
お-こう ヲカウ [0] 【汚行】
人間として恥ずべきおこない。
お-こう【汚垢】🔗⭐🔉
お-こう ヲ― [0] 【汚垢】
けがれ。あか。よごれ。
お-こうこう【御香香】🔗⭐🔉
お-こうこう ―カウカウ [2] 【御香香】
香々(コウコウ)を丁寧にいう語。おこうこ。
お-こうぞり【御髪剃り】🔗⭐🔉
お-こうぞり ―カウゾリ [0] 【御髪剃り】
⇒こうぞり(髪剃)(3)
おこ-え【痴絵・烏滸絵】🔗⭐🔉
おこ-え ヲコ
【痴絵・烏滸絵】
戯画。ざれ絵。「世に並びなき―の上手/今昔 28」

おこえ-がかり【御声掛(か)り】🔗⭐🔉
おこえ-がかり オコ
― [4] 【御声掛(か)り】
勢力や権力のある人の特別な口添え・命令・とりはからい。「社長の―で新事業を始める」

おこおこ・し【痴痴し】🔗⭐🔉
おこおこ・し ヲコヲコシ 【痴痴し】 (形シク)
非常にばかばかしい。ばかげている。「人々―・しく思ひける/盛衰記 43」
おこ-がまし・い【痴がましい・烏滸がましい】🔗⭐🔉
おこ-がまし・い ヲコ― [5] 【痴がましい・烏滸がましい】 (形)[文]シク をこがま・し
〔(2)が原義〕
(1)分不相応である。さしでがましい。出過ぎたことだ。「自分のことは棚にあげて,そんなことを言うとは―・い」「―・くも口出しする」
(2)いかにもばかげている。全くばかばかしい。「おりたちて乱るる人は,むべ,―・しきことも多からむ/源氏(紅葉賀)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
おこ-が・る【痴がる】🔗⭐🔉
おこ-が・る ヲコ― 【痴がる】 (動ラ四)
ばからしいと思う。愚かだと思う。「この聞く男ども―・り嘲りて/宇治拾遺 2」
お-こげ【御焦げ】🔗⭐🔉
お-こげ [2] 【御焦げ】
釜の底に,焦げついた飯。こげ。
お-こご【御供御】🔗⭐🔉
お-こご 【御供御】
〔「おくご(御供御)」の転〕
昼飯。「釈迦様の開帳の相伴やら―やら/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
おここ・し🔗⭐🔉
おここ・し (形シク)
沈着で,力強くいかめしい。「而して志尚(ミココロザシ)―・し/日本書紀(綏靖訓)」
おこ-ごと【痴言】🔗⭐🔉
おこ-ごと ヲコ― 【痴言】
たわむれごと。冗談。ばか話。「―にのたまひなすをも知らず/源氏(常夏)」
おこさこ【右近左近】🔗⭐🔉
おこさこ 【右近左近】
狂言の一。自分の田の稲を左近の牛に食われた右近は訴訟を起こそうとし,妻と訴訟の稽古をする。奉行に扮した妻に言いこめられてとり乱し,喧嘩(ケンカ)となる。内沙汰(ウチザタ)。
おこ-さま【御子様】🔗⭐🔉
おこ-さま [0] 【御子様】
(1)他人の子を敬っていう語。「―のお土産にどうぞ」
(2)子供。
おこさま-ランチ【御子様―】🔗⭐🔉
おこさま-ランチ [5] 【御子様―】
幼児向けの盛りつけ・飾りつけをした洋風定食。
おこし【起(こ)し】🔗⭐🔉
おこし [3] 【起(こ)し】
(1)立て起こすこと。「倒れた垣根を―にかかる」
(2)目覚めさせること。「寝ている父を―に行く」
(3)花札で,めくり札をめくること。
おこし-え【起(こ)し絵】🔗⭐🔉
おこし-え ―
[3] 【起(こ)し絵】
建物や樹木などの絵を切り抜いて厚紙で裏打ちし,枠組みの中に立て並べ立体的に構成したもの。灯火を点ずる仕掛けのものもある。芝居の舞台面や名所の風景などを題材とする。立て絵。立て版古(バンコ)。[季]夏。《―の男をころす女かな/中村草田男》

おこし-えず【起(こ)し絵図】🔗⭐🔉
おこし-えず ―
ヅ [4] 【起(こ)し絵図】
建物の壁面や天井などを描いた図を平面図の四周につづり合わせ,折り曲げて起こすと全体の様子が分かるように作ったもの。茶室の設計に古くから利用された。

おこし【
・興】🔗⭐🔉
おこし [2] 【
・興】
糯米(モチゴメ)や粟(アワ)を蒸し,乾かしてから炒ったものを,水飴(ミズアメ)と砂糖で板状に固めた菓子。ごま・落花生・大豆などを混ぜたものもある。おこしごめ。


おこし-ごめ【
米・興米】🔗⭐🔉
おこし-ごめ [3][0] 【
米・興米】
「おこし(
)」に同じ。




お-こし【御越し】🔗⭐🔉
お-こし [0] 【御越し】
(1)行くことの尊敬語。「どちらへ―ですか」
(2)来ることの尊敬語。「一度拙宅へも―下さい」
お-こし【御腰】🔗⭐🔉
お-こし [2] 【御腰】
腰巻をいう女性語。
おこし-ずみ【熾し炭】🔗⭐🔉
おこし-ずみ [3] 【熾し炭】
赤くおこった炭。また,炉などの種火とする,赤くおこした炭。
おこし-び【熾し火】🔗⭐🔉
おこし-び [3] 【熾し火】
赤くおこした炭火。
おこじょ🔗⭐🔉
おこじょ [2]
食肉目の哺乳類。体長25センチメートル前後でイタチに似るが小さい。夏毛は背面が褐色で腹面が純白,尾の先端は黒色。冬毛は尾端を除き純白。毛皮は優良。主食はネズミ・ウサギなど。ユーラシア・北アメリカの北部に分布し,日本では北海道と本州中部以北の山地にすむ。ヤマイタチ。エゾイタチ。クダギツネ。
→アーミン
おこ・す【起(こ)す・興す】🔗⭐🔉
おこ・す [2] 【起(こ)す・興す】 (動サ五[四])
(1)起きるようにする。(ア)倒れたりして横になっているものや,傾いているものを立てる。「倒れた苗木を―・す」「転んだ子供を―・してやる」「ベッドの上に体を―・す」(イ)眠っている人の目を覚まさせる。「朝六時に―・して下さい」
(2)地面などが平らになっている状態を破る。(ア)地面の表面を掘り返す。「畑を―・す」「畝を―・す」(イ)地面の表面にある物をはがす。「石を―・すとアリの巣が見つかる」(ウ)(花札・カルタなどで)伏せられている札を表に返す。「札を―・す」
(3)物事・事態・動きなどを生じさせる。また,意図的でなく,結果として,ある事態を生じさせる。「反乱を―・す」「水の力で電気を―・す」「腹痛を―・す」
(4)ある感情や意などを心の中に生じさせる。「やる気を―・す」「すぐにかんしゃくを―・す」「勉学意欲を―・させる教育」「道心を―・す」
(5)新たに物事を始める。組織などを作る。《起・興》「国を―・す」「会社を―・す」「事業を―・す」
(6)活動を盛んにさせる。《興》「産業を―・す」「没落した家を―・す」
(7)音声を文字化する。「録音テープを―・す」
(8)版に彫る。「此わけを板行に―・して/黄表紙・艶気樺焼」
(9)心をふるい立たせる。「大夫(マスラオ)の心振り―・し/万葉 3962」
〔「起きる」「起こる」に対する他動詞〕
[可能] おこせる
[慣用] 願を―・事を―・寝た子を―・筆を―・身を―
おこ・す【熾す】🔗⭐🔉
おこ・す [2] 【熾す】 (動サ五[四])
〔「起こす」と同源〕
炭などの火の勢いを盛んにする。また,炭などに火をつける。「うちわで火を―・す」
[可能] おこせる
おこ・す【遣す・致す】🔗⭐🔉
おこ・す 【遣す・致す】
■一■ (動サ下二)
(1)先方からこちらへ送ってくる。よこす。「白玉の五百箇集(イオツツド)ひを手に結び―・せむ海人(アマ)はむがしくもあるか/万葉 4105」
(2)(動詞の連用形に付いて)その動作がこちらへ向けて行われる意を表す。「度度ほのめかし―・せけれど/源氏(東屋)」
■二■ (動サ四)
{■一■}に同じ。「おのれ―・さずは胴切にしてやらう/狂言・太刀奪(虎寛本)」
〔下二段が室町末期に四段に変わったもの〕
おこぜ【
・虎魚】🔗⭐🔉
おこぜ ヲコゼ [2] 【
・虎魚】
カサゴ目の海魚のうちオコゼ類の総称。全長8〜25センチメートル。ハオコゼ・ダルマオコゼなどがいる。特に食用となるオニオコゼをさすことが多い。いずれも頭部がでこぼこで醜く,背びれのとげに毒腺をもつものが多く,刺されると激しく痛む。山の神の供物にするなど,山の神と関係のある伝承が多い。本州中部以南の海底に分布。夏が旬(シユン)。[季]夏。

おこそ-ずきん【御高祖頭巾】🔗⭐🔉
おこそ-ずきん ―ヅキン [4][5] 【御高祖頭巾】
四角な布で製したかぶりもの。耳へ掛け顔を表すかぶり方と,目のまわりだけ出して頭部全体を包むものがある。多く女性が防寒用に用いた。宝暦(1751-1764)頃から明治時代まで行われた。
〔日蓮上人像のかぶりものに似るからという〕
御高祖頭巾
[図]

お-こた🔗⭐🔉
お-こた [2]
〔「こた」は「こたつ(炬燵)」の略〕
こたつ。多く女性がいう。
おこたり【怠り】🔗⭐🔉
おこたり [0] 【怠り】
(1)怠ること。なまけること。手落ちがあること。「―なく準備する」「用意おさおさ―なし」
(2)怠慢や宿命によって生ずるあやまち。過失。失敗。また,罪。「ひがひがしき人に従ひにたる心の―ぞ/源氏(明石)」
(3)あやまちをわびること。謝罪。「泣く泣く―を言へど/堤中納言(はいずみ)」
おこたり-ぶみ【怠り文】🔗⭐🔉
おこたり-ぶみ 【怠り文】
あやまちを謝罪する文書。謝罪文。「かやうに名簿に―をそへていだす/宇治拾遺 11」
おこた・る【怠る】🔗⭐🔉
おこた・る [0][3] 【怠る】 (動ラ五[四])
(1)しなければならないことを,なまけ心や不注意によりしないままでいる。なまける。さぼる。「事件の報告を―・る」「注意義務を―・る」「準備を―・らない」
(2)病気の勢いが弱まる。良くなる。「―・りおはしまさずとも少しのしるしはあるべかりしことよ/大鏡(三条)」
(3)途切れる。中断する。「―・る間なく洩りゆかば,やがて尽きぬべし/徒然 137」
(4)油断する。気がゆるむ。「君はおぼし―・る時の間もなく/源氏(帚木)」
[可能] おこたれる
おこ-づ・く🔗⭐🔉
おこ-づ・く (動カ四)
〔「おこつく」とも〕
(1)ひくひくと動く。うごめく。「鼻のわたり―・きて語りなす/源氏(帚木)」
(2)調子づいてはね上がる。はずむ。「大石はづんで二つ三つどうどうどうと―・きて/浄瑠璃・虎が磨」
(3)ずきずき痛む。「合戦の疵口―・き/浄瑠璃・千本桜」
(4)力む。強がる。「さは言へとちよつと―・く/歌舞伎・韓人漢文」
(5)歌舞伎や舞踊で,つまずいてよろけたようなしぐさをする。
おこ-づ・く【痴づく】🔗⭐🔉
おこ-づ・く ヲコ― 【痴づく】 (動カ四)
(1)ばかげてみえる。愚かにみえる。「腰屈まりて―・きてなむありし/今昔 28」
(2)軽侮(ケイブ)の念をもつ。ばかにする。「男どもこれを聞きて―・き嘲りて/今昔 10」
おこつ・る【誘る】🔗⭐🔉
おこつ・る ヲコツル 【誘る】 (動ラ四)
だまして人を誘う。「盛りに宴饗(トヨノアカリ)を設けて虜(アタ)を―・りて取れ/日本書紀(神武訓)」
お-こと【御事】🔗⭐🔉
お-こと 【御事】
■一■ (名)
「御事始め」または「御事納め」の略。
■二■ (代)
二人称。相手に対して親しみの情をこめて呼ぶ語。そなた。「只―の苦しさをこそ存じ候へ/保元(中)」
おこと-おさめ【御事納め】🔗⭐🔉
おこと-おさめ ―ヲサメ [4] 【御事納め】
(1)江戸時代,陰暦二月八日に年神の棚をはずして正月の行事を終わること。ことおさめ。
(2)古く東国で,陰暦一二月八日に農事を終わることを祝って行なった行事。おこと。ことおさめ。
おこと-じる【御事汁】🔗⭐🔉
おこと-じる [4] 【御事汁】
江戸時代,「御事始め{(1)}」と「御事納め{(1)}」に食べたみそ汁。大根・里芋・牛蒡(ゴボウ)・こんにゃく・人参・豆腐などを入れて作った。おことに。
おこと-はじめ【御事始め】🔗⭐🔉
おこと-はじめ [4] 【御事始め】
(1)江戸時代,江戸で陰暦一二月八日,上方では一二月一三日,煤(スス)払いをして正月の準備を始めること。ことはじめ。[季]冬。
(2)古く東国で,陰暦二月八日に農事を始めることを祝って行なった行事。
おこと-てん【乎己止点・乎古止点・遠古登点】🔗⭐🔉
おこと-てん ヲコト― [3][0] 【乎己止点・乎古止点・遠古登点】
⇒をことてん(乎己止点)
オコナー
O'Connor
🔗⭐🔉
オコナー
O'Connor
(1)〔Feargus Edward O.〕
(1794-1855) イギリスのチャーチスト運動指導者。アイルランド出身。議員活動や機関紙発行などを通じて過激な運動を指導。オコンナー。
(2)〔Flannery O.〕
(1925-1964) アメリカの小説家。グロテスクなイメージや設定を用いてアメリカ南部の宗教観を探る。代表作「善人はなかなか見つからない」


おこない【行い(行ない)】🔗⭐🔉
おこない オコナヒ [0] 【行い(行ない)】
(1)一定の方法や習慣に従って物事をすること。行動。「慈悲の心を―で示す」
(2)日常の生活の仕方。品行。身持ち。「日頃の―が悪い」
(3)一定の作法に従ってなされる仏事や神事。仏道の修行。「―よりほかの事なくて月日を経るに/源氏(明石)」
おこない-がち【行ひ勝ち】🔗⭐🔉
おこない-がち オコナヒ― 【行ひ勝ち】
仏道修行ばかりすること。「行く末短う,物心ぼそうて,―になりにて侍れば/源氏(柏木)」
おこない-の-ぐ【行ひの具】🔗⭐🔉
おこない-の-ぐ オコナヒ― 【行ひの具】
勤行(ゴンギヨウ)の道具。「尼君の―のみあり/源氏(宿木)」
おこない-びと【行ひ人】🔗⭐🔉
おこない-びと オコナヒ― 【行ひ人】
仏道を修行する人。行者。修行者。「なにがし寺といふところに,かしこき―侍る/源氏(若紫)」
おこない-いだ・す【行ひ出だす】🔗⭐🔉
おこない-いだ・す オコナヒ― 【行ひ出だす】 (動サ四)
仏道修行の功徳や法力により,霊験を現す。「山寺には,いみじき光,―・したてまつれり/源氏(賢木)」
おこない-すま・す【行い澄ます】🔗⭐🔉
おこない-すま・す オコナヒ― [6] 【行い澄ます】 (動サ五[四])
(1)戒めを守り,けがれのない心で仏道を修行する。「僧庵に―・す」
(2)殊勝らしく振る舞う。とりすます。
おこない-やつ・る【行ひ窶る】🔗⭐🔉
おこない-やつ・る オコナヒ― 【行ひ窶る】 (動ラ下二)
厳しい仏道修行のためにやつれる。「―・れむもいとほしげになむ侍りし/源氏(手習)」
おこな・う【行う(行なう)】🔗⭐🔉
おこな・う オコナフ [0] 【行う(行なう)】 (動ワ五[ハ四])
(1)何らかの事柄や動作をする。多くは,一定の方式に従ってする,の意を含む。「練習を―・う」「熱心な討議が―・われる」「卒業式は三月二二日に―・われる」「言うは易く―・うは難し」
(2)規範や事の次第などに従って,適切に処理する。また,指図する。「米・魚など乞へば―・ひつ/土左」「夜は『門強くさせ』など,事―・ひたる/枕草子 177」「かせ杖をつきて走りまはりて―・ふなりけり/宇治拾遺 8」
(3)仏道の修行をする。仏事を法式どおりに営む。「持仏すゑ奉りて―・ふ,尼なりけり/源氏(若紫)」
(4)刑罰に処する。「重科に―・はるべしときこゆ/平家 2」
[可能] おこなえる
おこなわ・れる【行われる(行なわれる)】🔗⭐🔉
おこなわ・れる オコナハレル [0] 【行われる(行なわれる)】 (動ラ下一)[文]ラ下二 おこなは・る
広く世の中にゆきわたる。はやる。もてはやされる。「この説が今は―・れている」
おこのみ-やき【お好み焼(き)】🔗⭐🔉
おこのみ-やき [0] 【お好み焼(き)】
水で溶いた小麦粉に,桜えび・いか・肉・野菜など好みの材料を混ぜて,熱した鉄板の上で焼いて食べる食べ物。
お-こぼれ【お零れ】🔗⭐🔉
お-こぼれ [2] 【お零れ】
他人の余り物。残り物。余沢(ヨタク)。「―をちょうだいする」「―にあずかる」
おこま-さいざ【お駒才三】🔗⭐🔉
おこま-さいざ 【お駒才三】
浄瑠璃「恋娘昔八丈」の通称。また,その主人公,城木屋お駒と髪結い才三郎のこと。
おこ-め・く【痴めく】🔗⭐🔉
おこ-め・く ヲコ― 【痴めく】 (動カ四)
ふざける。愚かに見える。「―・い給へる大臣にて/源氏(常夏)」
お-こも【御薦】🔗⭐🔉
お-こも [0] 【御薦】
〔「こも」は「薦(コモ)被(カブ)り」の略。近世にできた語〕
乞食(コジキ)。ものもらい。
お-こもり【御籠り】🔗⭐🔉
お-こもり [0] 【御籠り】 (名)スル
祈願のため社寺にこもること。参籠(サンロウ)すること。
おこよ-げんのじょう【おこよ源之丞】🔗⭐🔉
おこよ-げんのじょう 【おこよ源之丞】
歌舞伎「夢結蝶鳥追(ユメムスブチヨウニトリオイ)」の通称。世話物。河竹黙阿弥(モクアミ)作。1856年初演。鳥追いのおこよと旗本阿古木源之丞との身分をこえた恋愛を描いたもの。雪駄(セツタ)直し長五郎。
おこら-ご【御子良子】🔗⭐🔉
おこら-ご 【御子良子】
伊勢神宮などで,神饌(シンセン)に奉仕する童女。おくらご。「―の一もとゆかし梅の花/笈の小文」
おこり【起(こ)り】🔗⭐🔉
おこり [3] 【起(こ)り】
(1)物事の始まり。起源。「祭りの―」「地名の―」
(2)原因。「争いの―」
おこり【瘧】🔗⭐🔉
おこり [3] 【瘧】
一定の周期で発熱し,悪寒やふるえのおこる病気。マラリア性の熱病の昔の名称。わらわやみ。おこりやみ。[季]夏。
おこり-いし【瘧石】🔗⭐🔉
おこり-いし [3] 【瘧石】
それに触れると瘧にかかるとして忌む石。また,瘧の平癒を祈願すると効果があるという石。
おこり-び【瘧日】🔗⭐🔉
おこり-び 【瘧日】
瘧の発作が周期的におこる日。[日葡]
おこり-ぶるい【瘧慄】🔗⭐🔉
おこり-ぶるい ―ブルヒ 【瘧慄】
瘧の発作による,からだのふるえ。
おこり-じょうご【怒り上戸】🔗⭐🔉
おこり-じょうご ―ジヤウゴ [4] 【怒り上戸】
酒に酔うと怒り出すくせのあること。また,その人。
おこりっ-ぽ・い【怒りっぽい】🔗⭐🔉
おこりっ-ぽ・い [5] 【怒りっぽい】 (形)
怒りやすい。すぐに腹を立てる性質である。「年をとって―・くなった」
おこりん-ぼう【怒りん坊】🔗⭐🔉
おこりん-ぼう ―バウ [3] 【怒りん坊】
少しのことにも,すぐ腹を立てる人。よく怒る人。怒りっぽい人。おこりんぼ。
おこ・る【怒る】🔗⭐🔉
おこ・る [2] 【怒る】 (動ラ五[四])
(1)腹を立てる。立腹する。いかる。「真っ赤になって―・る」
(2)しかる。「先生に―・られる」
[可能] おこれる
おこ・る【起(こ)る】🔗⭐🔉
おこ・る [2] 【起(こ)る】 (動ラ五[四])
(1)物事・事態や動きが新しく生じる。おきる。「事件が―・った」「摩擦で静電気が―・る」「突然,喚声が―・った」「ぜんそくの発作が―・る」
(2)ある感情や欲望などが心の中に生ずる。「いたずら心が―・る」「悪心が―・る」
(3)勢いがさかんになる。「国が―・る」
(4)それまで静かだったものが立ち上がって行動を始める。「山の人,―・りののしりしかば/栄花(暮待つ星)」
おこ・る【熾る】🔗⭐🔉
おこ・る [2] 【熾る】 (動ラ五[四])
〔「起こる」と同源〕
炭に火がついて盛んに燃える。また,炭に火が移る。おきる。「火鉢の火が真っ赤に―・る」
おこ・る【興る】🔗⭐🔉
おこ・る [2] 【興る】 (動ラ五[四])
〔「起こる」と同源〕
新しく生じて勢いが盛んになる。おきる。「スイスには時計産業が―・った」「モンゴル高原に―・った大帝国」
お-こわ【御強】🔗⭐🔉
お-こわ ―コハ [0] 【御強】
(1)〔もと女房詞〕
強飯(コワメシ)。赤飯。
(2)〔「おお恐(コワ)」の転〕
だますこと。特に,美人局(ツツモタセ)のことをいった近世語。「地獄の女の―にかかつちやあ,男がたたねえ/歌舞伎・四谷怪談」
オコンネル
Daniel O'Connell
🔗⭐🔉
オコンネル
Daniel O'Connell
(1775-1847) アイルランドの民族運動指導者。カトリック教徒の解放に努力し,アイルランド併合法撤廃協会を設立して独立運動を推進。


おこえがかり【お声掛りで】(和英)🔗⭐🔉
おこえがかり【お声掛りで】
on the recommendation(推薦で);→英和
at a person's suggestion.
おこぜ【
】(和英)🔗⭐🔉
おこぜ【
】
《魚》a stingfish.

おこたる【怠る】(和英)🔗⭐🔉
おこたる【怠る】
neglect;→英和
be neglectful.
おこない【行い】(和英)🔗⭐🔉
おこなわれる【行なわれる】(和英)🔗⭐🔉
おこなわれる【行なわれる】
(1) be done[acted,performed](なされる).
(2) be put in practice (実施);be put in force (法律・規則が).
(3) take place[be held](挙行).
(4) prevail (流行);→英和
be in vogue.
おこり【起り】(和英)🔗⭐🔉
おこりじょうご【怒り上戸】(和英)🔗⭐🔉
おこりじょうご【怒り上戸】
a quarrelsome drinker.
おこりっぽい【怒りっぽい】(和英)🔗⭐🔉
おこりっぽい【怒りっぽい】
quick-[hot-]tempered;touchy.→英和
おこりんぼ【怒りんぼ】(和英)🔗⭐🔉
おこりんぼ【怒りんぼ】
a quick-[hot-]tempered person.
おこる【怒る】(和英)🔗⭐🔉
おこる【怒る】
get angry;lose one's temper.怒って in anger;angrily.
おこる【起こる】(和英)🔗⭐🔉
おこる【起こる】
(1)[発生]happen[occur];→英和
take place;break out (戦争・火事など).
(2)[起因]arise;→英和
originate;→英和
be caused.
(3) be generated (電気など);be kindled[made](火が);have an attack(病気が).→英和
おこる【興る】(和英)🔗⭐🔉
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