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州 す🔗🔉

【州】 6画 巛部 [三年] 区点=2903 16進=3D23 シフトJIS=8F42 《常用音訓》シュウ/す 《音読み》 シュウ(シウ)/ス〈zhu〉 《訓読み》 す/しま 《名付け》 くに 《意味》 {名}す。しま。なかす。砂がたまって、水面に出た陸地。〈同義語〉→洲。「三角州サンカクス」 {名}大陸。〈同義語〉→洲。「アジア州」「欧州」 {名}上古の中国では、名山大川にちなんで、全国を九つの州にわけた、その一つ。▽九州とは、冀キ州・[エン]州・青州・幽州・揚州・荊ケイ州・予州・并ヘイ州・雍ヨウ州をいう。▽異説もある。 {名}地方の行政区画。周代では、約二千五百戸を州といい、明ミン・清シン時代には一省を数十にわけ、大きいのを州、小さいのを県といった。「州郡」「跨州連郡=州ニ跨リ、郡ニ連ナル」〔→蜀志{形}なかすのように、まとまっているさま。 《解字》 象形。川の中になかすのできたさまを描いたもので、砂地の周囲を、水がとり巻くことを示す。欠けめなくとり巻く意を含む。 《単語家族》 周囲の周(まわりをとり巻く)舟(周囲をとり巻いて水のはいらぬふね)などと同系。 《類義》 洲は、州にさんずいを添えた字。大陸のことを、特にアジア洲のように書いたこともあるが、州・洲は区別するに及ばない。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

巣 す🔗🔉

【巣】 人名に使える旧字 11画 ツ部 [四年] 区点=3367 16進=4163 シフトJIS=9183 《常用音訓》ソウ/す 《音読み》 ソウ(サウ)/ジョウ(ゼウ)〈cho〉 《訓読み》 す/すくう(すくふ) 《名付け》 す 《意味》 {名}す。木の上に構えた鳥のす。〈類義語〉→栖セイ。「下者為巣=下キ者ハ巣ヲ為ル」〔→孟子{動}すくう(スクフ)。巣をつくる。「越鳥巣南枝=越鳥、南枝ニ巣クフ」〔→古詩十九首{名}盗賊のかくれがを鳥のすにたとえていう。「巣穴」「賊巣」 《解字》 会意。「鳥のすのかたち(のち西と書く)+木」で、高い木の上の鳥のすのこと。高く浮いて見える意を含む。 《単語家族》 藻ソウ(上に浮いたも)剿ソウ(表面をかすめとる)抄(表面をかすめとる)と同系。 《類義》 栖セイは、ざる状をした、す。おもにすにすむ意に用い、棲セイとも書く。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は11画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

推引 スイイン🔗🔉

【推引】 スイイン 人を引き立てて用いる。「推引後進=後進ヲ推引ス」

推恩 スイオン🔗🔉

【推恩】 スイオン・オンヲオス 愛情を人におよぼす。〔→孟子その人の親・先祖に対して爵位を授けること。

推移 スイイ🔗🔉

【推移】 スイイ 物事が次々にうつり変わる。「与世推移=世ト推移ス」〔→楚辞

推演 スイエン🔗🔉

【推演】 スイエン 原理をおし広めて適用する。『推衍スイエン』「推演兵法、作八陣図=兵法ヲ推演シ、八陣図ヲ作ル」〔→蜀志

栖 す🔗🔉

【栖】 10画 木部  区点=3220 16進=4034 シフトJIS=90B2 《音読み》 セイ/サイ〈x・q〉 《訓読み》 す/すむ 《意味》 {名}す。ざる状をした、鳥のすみか。〈同義語〉→棲セイ{動}すむ。鳥が、すでいこうように、動物が自分のすみかにすむ。〈同義語〉→棲。「栖息セイソク(=棲息)」 「栖栖セイセイ」とは、息をはずませて忙しそうなさま。せかせか。〈同義語〉棲棲。「微生畝謂孔子曰、丘何為是栖栖者与=微生畝孔子ニ謂ヒテ曰ハク、丘ナンスレゾカク栖栖タルヤ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。西は、ざる状をした、鳥のすを描いた象形文字。栖は「木+音符西」で、ざるの形をした木の上の鳥のす。 《類義》 住は、ひと所に定着してすむこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 〈注〉熟語は→【棲】を見よ。

棲 す🔗🔉

【棲】 12画 木部  区点=3219 16進=4033 シフトJIS=90B1 《音読み》 セイ/サイ〈x・q〉 《訓読み》 すむ/す 《意味》 {動}すむ。ねぐらにいこうように、ゆっくりとやすむ。ねぐらを設けてすむ。〈同義語〉→栖。「棲遅セイチ(ゆっくりやすむ、おくれる)」「同棲ドウセイ」 {名}す。鳥のねぐら。すみか。転じて、すまい。ねどこ。〈同義語〉栖。「二嫂、使治朕棲=二嫂ニハ、朕ガ棲ヲ治メシム」〔→孟子「棲棲セイセイ」とは、息づかいのせわしいさま。つぎつぎと事におわれて忙しいさま。〈同義語〉栖栖。 《解字》 形声。「木+音符妻セイ・サイ」。妻(つま)の原義とは関係がない。栖セイが本字で、西はざる状をした鳥のす。転じて、ねぐら、すまいの意となる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

水 すい🔗🔉

【水】 4画 水部 [一年] 区点=3169 16進=3F65 シフトJIS=9085 《常用音訓》スイ/みず 《音読み》 スイ〈shu〉 《訓読み》 みず(みづ)/すい 《名付け》 お・たいら・な・なか・み・みず・みな・ゆ・ゆく 《意味》 {名}みず(ミヅ)。外わくに従って形をかえ、低い所に流れる性質をもつ液体の代表。▽火に対して水といい、湯に対して水(特に冷たいみず)という。また柔弱なものの代表。「水火(みずと、ひ。生活の基本条件)」「知者楽水=知者ハ水ヲ楽シム」〔→論語{名}みず(ミヅ)。川や湖などのある場所。「滄浪水ソウロウノミズ(清らかな流れ。また滄浪という川の名)」「洞庭水ドウテイノミズ(洞庭湖)」「水陸」 {名}河川の名につけることば。「洛水ラクスイ」 {名}「水星」の略。 {名}五行の一つ。方角では北、色では黒、時節では冬、十干ジッカンでは壬ジンと癸キ、五音では羽に当てる。 {名}〔俗〕割増金や、手当。「貼水テンスイ(割増金)」 〔国〕「水素」の略。「水爆」みず(ミヅ)。相撲で、勝負が長びき力士が疲れたとき、しばらく引き離して休ませること。すい。七曜の一つ。「水曜日」の略。 《解字》 象形。みずの流れの姿を描いたもの。 《単語家族》 追(ルートについて進む)遂(ルートに従ってどこまでも進む)と同系。その語尾がnとなったのは順や巡(従う)、循(ルートに従う)などである。平准の准ジュン(平らに落ち着く)と同系だと考える説もある。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

水火 スイカ🔗🔉

【水火】 スイカ 水と火。日常の生活に必要なもの。「聖人治天下、使有菽粟如水火=聖人ノ天下ヲ治ムルヤ、菽粟有ルコト水火ノゴトクナラシム」〔→孟子洪水や火災のように勢いが盛んなこと。水におぼれ、火に焼かれるような苦しみ。「救民於水火之中=民ヲ水火ノ中ヨリ救フ」〔→孟子危険なもののたとえ。(6)水と火は性質が相反することから、仲の悪いことのたとえ。〔→潜夫論

水花 スイカ🔗🔉

【水花】 スイカ うきくさ。萍ヘイ・ビョウ。はすの花の別名。『水華スイカ』

水陰 スイイン🔗🔉

【水陰】 スイイン 水のこと。▽水は陰陽のうち陰に属する。川の南岸。▽川の南を陰、川の北を陽とする。山の場合はその反対。

水雲 スイウン🔗🔉

【水雲】 スイウン 水と雲。雲水。「鳳簫吹断水雲間=鳳簫吹断シテ水雲間カナリ」水上にあらわれた雲。海藻の名。もずくのこと。

水運 スイウン🔗🔉

【水運】 スイウン 陸運に対して、船で物資を運ぶこと。

水煙 スイエン🔗🔉

【水煙】 スイエン 水上にたつもや。水たばこ。塔の九輪の上についている炎の形をした飾り。▽「火」を忌みきらったことから。ミズケムリ〔国〕水がこまかく飛びちって煙のようになったもの。しぶき。

水駅 スイエキ🔗🔉

【水駅】 スイエキ 船着き場。

水甕 スイオウ🔗🔉

【水甕】 スイオウ 水がめ。『水缸スイコウ』

洲 す🔗🔉

【洲】 9画 水部 [人名漢字] 区点=2907 16進=3D27 シフトJIS=8F46 《音読み》 シュウ(シウ)/ス〈zhu〉 《訓読み》 す 《名付け》 くに 《意味》 {名}す。川の中の小島。なかす。〈同義語〉→州。「関関雎鳩、在河之洲=関関タル雎鳩ハ、河之洲ニ在リ」〔→詩経{名}大陸。「五大洲」「アジア洲」 《解字》 会意兼形声。州は、川の流れの中のなかすを描いた象形文字。洲は「水+音符州」で、水にとりまかれたなかすのこと。 《単語家族》 舟(まわりを囲んで水がはいらないようにしたふね)周(まわりをとりまく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

炊煙 スイエン🔗🔉

【炊煙】 スイエン 炊事をするかまどから出る煙。『炊烟スイエン』

笊 す🔗🔉

【笊】 10画 竹部  区点=6785 16進=6375 シフトJIS=E295 《音読み》 ソウ(サウ)/ショウ(セウ)〈zho〉 《訓読み》 ざる/す 《意味》 {名}ざる。割った竹であんだかご。「笊籬ソウリ(ざる)」 {名}す。ざるの形をした鳥のす。〈類義語〉→巣。 《解字》 会意兼形声。「竹+音符爪ソウ(ひっかく、さらえる)」。

簀 す🔗🔉

【簀】 17画 竹部  区点=6839 16進=6447 シフトJIS=E2C5 《音読み》 サク/シャク〈z〉 《訓読み》 す 《意味》 {名}す。竹をあんだすのこ。また、細い木や竹を並べて床にしく物。 {動}端がぎざぎざになるように積み重ねる。〈同義語〉→積。 《解字》 会意兼形声。「竹+音符責(=績。積み重ねてあむ)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

素足 スアシ🔗🔉

【素足】 ソソク 白い足。スアシ〔国〕はきものをはいていない足。はだし。たび・くつしたをはいていない足。

綏遠 スイエン🔗🔉

【綏遠】 スイエン 遠い地方をおさめて静める。

綏安 スイアン🔗🔉

【綏寧】 スイネイ 人民をおさめてやすらかにする。『綏安スイアン』▽「寧」も、やすらか。

翠羽 スイウ🔗🔉

【翠羽】 スイウ かわせみの羽。珍しいものとされ、装飾品の材料とされた。

翠雨 スイウ🔗🔉

【翠雨】 スイウ 青葉に降る雨。〈類義語〉緑雨。穀物の生長を助ける雨。美しい黒髪に降りかかる雨。

翠華 スイカ🔗🔉

【翠華】 スイカ かわせみの羽で飾った天子の旗。「翠華南幸=翠華南幸ス」〔陳鴻〕

翠幄 スイアク🔗🔉

【翠帷】 スイイ みどり色のとばり。『翠幄スイアク・翠帳スイチョウ』

翠蔭 スイイン🔗🔉

【翠陰】 スイイン =翠蔭。青葉のかげ。〈類義語〉緑陰。

翠煙 スイエン🔗🔉

【翠煙】 スイエン 青みを帯びた煙。青みを帯びたもや。遠くの青々とした森にかかっているもや。

翠蛾 スイガ🔗🔉

【翠蛾】 スイガ =翠娥。青黒い三日月形の眉マユ。美人の美しい眉のこと。転じて、美人のこと。

翠靄 スイアイ🔗🔉

【翠靄】 スイアイ 青みを帯びたもや。

衰運 スイウン🔗🔉

【衰勢】 スイセイ おとろえる運命。物事がおとろえていく傾向のこと。『衰運スイウン』

誰何 スイカ🔗🔉

【誰何】 スイカ 姓名や素性がはっきりしない人。「欲語向誰何=語ラント欲スルモ誰何ニ向カハン」〔→梅尭臣→〈意味〉

誰家 スイカ🔗🔉

【誰家】 スイカ・タガイエ だれの家。「誰家思婦秋擣帛=誰ガ家カ思婦秋ニ帛ヲ擣ツ」〔→白居易スイカ だれ。▽「家」は、人称につく助辞で俗語的表現。

邃宇 スイウ🔗🔉

【邃宇】 スイウ 大きくて奥ぶかい家。大邸宅。「高堂邃宇」〔→楚辞

酔歌 スイカ🔗🔉

【酔吟】 スイギン 酒に酔って詩や歌を口ずさむ。『酔歌スイカ』

酔臥 スイガ🔗🔉

【酔臥】 スイガ 酒に酔ってねころぶ。また、酒に酔って眠る。

酔翁 スイオウ🔗🔉

【酔翁】 スイオウ 酒に酔った老人。宋ソウの文人、欧陽脩オウヨウシュウの号。

酢 す🔗🔉

【酢】 12画 酉部 [常用漢字] 区点=3161 16進=3F5D シフトJIS=907C 《常用音訓》サク/す 《音読み》 サク/ソ/ス〈c〉/サク/ザク〈zu〉 《訓読み》 す/すい(すし)/むくいる(むくゆ) 《名付け》 す 《意味》 {名}す。すっぱい味の液体。長くすえおいて酸味をつけた汁のこと。〈同義語〉→醋{形}すい(スシ)。酢のような味がする。すっぱい。〈同義語〉→醋。〈類義語〉→酸サクス{動}むくいる(ムクユ)。客が主人に杯を返す。▽献(主人が客に酒を進める)に対することば。〈同義語〉→醋。〈類義語〉→酬。「酬酢(酒のやりとりを重ねる)」「或献或酢=或イハ献ジ或イハ酢ス」〔→詩経〕 《解字》 形声。「酉+音符乍」。醋(月日を重ねて、発酵した汁をねかせておく)と同じ。 《単語家族》 昔(月日を重ねたむかし)錯(金属を上に重ねてめっきする)と同系。 《類義》 →酸 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

酸 す🔗🔉

【酸】 14画 酉部 [五年] 区点=2732 16進=3B40 シフトJIS=8E5F 《常用音訓》サン/す…い 《音読み》 サン〈sun〉 《訓読み》 す/すい(すし) 《意味》 {名}す。すっぱい液体。穀物や乳を発酵させたり、果物の汁をとったりしてつくる。筋骨をスマートにし、からだを柔らげる作用があるとされた。〈類義語〉→醋ソ/サク→酢ソ/サク。「乳酸」「果酸」 {形}すい(スシ)。酢のような味がする。すっぱい。五味(辛・酸・苦・甘・鹹カン)の一つ。 {名}酸性をおびた水素化合物。水にとけると水素イオンを生じ、リトマス試験紙を赤くする。「塩酸」「酸性」 {形・名}つんと鼻をついて涙をうながすようなつらい感じがするさま。つらさ。わびしさ。「酸鼻(鼻につんとこたえて涙をさそうような)」「寒酸(貧しくてわびしい)」「辛酸(つらさ)」 {形}〔俗〕だるくてつらい。「腰酸ヤオスワン(こしがだるい)」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音シュン)は、「允イン(すらりとした柔らかい人の姿)+夂(足)」で、スマートにたった人をあらわす。酸はそれを音符とし、酉(さけ)を加えた字で、筋骨を柔らげ、スマートにする発酵液のこと。 《類義》 醋と酢とは、発酵した汁を長くすえおいて、すっぱい味を出したもの。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

醋 す🔗🔉

【醋】 15画 酉部  区点=7844 16進=6E4C シフトJIS=E7CA 《音読み》 サク/ソ/ス〈c〉/サク/ザク 《訓読み》 す/すい(すし)/むくいる(むくゆ) 《意味》 {名}す。すっぱい味の液体。酒、または酒かすを長くねかせて、発酵させたもの。 {形}すい(スシ)。すっぱい。〈同義語〉→酢。〈類義語〉→酸{動}むくいる(ムクユ)。杯をやりとりして応対する。客が主人に杯を返す。▽献(主人が客に酒をすすめる)に対することば。〈同義語〉→酢。〈類義語〉→酬。 《解字》 会意兼形声。「酉+音符昔(日を重ねる)」で、月日を重ねて、発酵した汁をねかせておくこと。 《単語家族》 昔(月日を重ねたむかし)錯(金属を上に重ねてめっきする)と同系。 《類義》 →酸 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鬆 す🔗🔉

【鬆】 18画 髟部  区点=8202 16進=7222 シフトJIS=E9A0 《音読み》 ショウ/シュ〈sng〉/ソウ〈sng〉 《訓読み》 ゆるい(ゆるし)/す 《意味》 {形}髪が一本ずつばらばらになるさま。 {形}ゆるい(ユルシ)。すきまがあいてゆるんでいる。すけている。緻密チミツでない。〈対語〉→緊。〈類義語〉→疏ソ→粗。 〔国〕す。大根やごぼうなどのしんに生じる穴。 《解字》 会意兼形声。松は、葉が一本ずつたてに離れて、すきまのあいたまつの木。鬆は「髟(かみの毛)+音符松(すきまがあく)」。

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