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す(音節)🔗🔉

①舌端を前硬口蓋に寄せて発する無声摩擦子音〔s〕と母音〔u〕との結合した音節。〔su〕 ②平仮名「す」は「寸」の草体。片仮名「ス」は「須」の草体の旁つくりの終りの部分。

す【洲・州】🔗🔉

洲・州】 水流に運ばれた土砂が堆積して、河川・湖海の水面上に現れた所。砂洲さす

す【素】🔗🔉

】 ①ありのまま。「―のままの演技」「―顔」 ②なにも伴わないこと。「―で浄瑠璃を語る」「―で踊る」「―手」「―うどん」 ③(他の語の上に付けて) ㋐軽蔑の意をこめて、ただの、みすぼらしい、などの意を表す語。「―寒貧」「―町人」 ㋑程度のはなはだしいことを示す語。「―早い」「―ばしこい」→そ(素)

す【巣・窼・栖】🔗🔉

巣・窼・栖】 ①鳥・獣・虫などがこもりすむ所。「―箱」 ②(比喩的に)人が住みつく所。「愛の―」「古―」 ③ひそむ所。かくれが。狂言、武悪「えい―を見付ておぢやる」 ④クモの網。 ⇒巣をくう

す【酢・醋・酸】🔗🔉

酢・醋・酸】 3〜5パーセントの酢酸さくさんを主成分とする酸味のある液体調味料。米などの穀物・果実を原料として酢酸発酵させた醸造酢と、酢酸を水で薄めて醸造酢を加えた合成酢とがある。 ⇒酢が過ぎた ⇒酢でさいて飲む ⇒酢でも蒟蒻でも ⇒酢に当て粉に当て ⇒酢にも味噌にも ⇒酢の蒟蒻の ⇒酢を買う ⇒酢を乞う

す【簀】🔗🔉

】 ①篠竹・葦または割竹であらく編んだむしろ。 ②葭簀よしずの略。 ③簀子すのこ

す【鬆】🔗🔉

】 ①大根・牛蒡ごぼうなどの心しんに多くの細い孔を生じた部分。「―が立つ」 ②鋳物を造る際、溶融状態の金属が鋳型に流し込まれ、冷却して収縮するとき、金属内部に生じることのある空洞部分。巣。

す【簾】🔗🔉

(→)「すだれ」に同じ。源氏物語帚木「―の内より聞えたるも」

す【馬尾】🔗🔉

馬尾】 ①馬の尾の毛を細工に用いる時の称。ばす。 ②馬の毛などを縦横に編んで目をすかしたもの。

す【数】🔗🔉

⇒すう(数)

す【為】🔗🔉

】 [一]〔自サ変〕 ⇒する。 [二]〔他サ変〕 ⇒する

す(助動詞)🔗🔉

〔助動〕 ➊(活用は四段型。[活用]さ/し/す/す/せ/せ)奈良時代のみに使われた。動詞の未然形に付く。「寝」「着る」「見る」などの動詞に付く場合、音韻変化を起こして、「寝す」「着す」「見す」という形になる。尊敬・親愛を表す。…なさる。…していらっしゃる。古事記「玉手さし枕き股長に寝は寝さむを」。万葉集1「やすみししわが大君神ながら神さびせすと」。万葉集4「わが背子が着せる衣の針目落ちず」。万葉集17「少女おとめらが春菜摘ますと」。万葉集20「大君の見しし野辺には標しめ結ふべしも」 ➋(活用は下二段型。[活用]せ/せ/す/する/すれ/せよ)四段・ナ変・ラ変活用動詞およびその型の活用の助動詞の未然形に付く。主に物語文学系に用いられた。→さす→しむ。 ①使役を表す。…せる。…させる。万葉集7「白玉を手には纏かずに箱のみに置けりし人そ玉なげかする」。古今和歌集「夏山に鳴くほととぎす心あらば物思ふ我に声な聞かせそ」。伊勢物語「そこなる人にみな滝の歌よます」 ②自分の身に及ぶ他者の動作・作用を、自分がそうするよう放任・許容した形で表したもの。本来受身で表す事態を、受身の被害感覚を避けて使役にする表現。中世の軍記物に多く、負け惜しみの受身などともいう。…に任せる。…れる。平家物語11「内裏を焼かせつる事こそ安からね」 ③尊敬を表す語とともに用いて尊敬の意を強める。源氏物語桐壺「今ひときざみの位をだにと贈らせ給ふなりけり」。源氏物語絵合「上も思し宣はせき」 ④謙譲を表す語とともに用いて謙譲の意を強める。枕草子138「蓑虫のやうなる童のおほきなる、白き木に立文をつけて、これ奉らせんといひければ」

す【候】🔗🔉

】 〔助動〕 サウラフ(候)の略サウのさらに転じたもの。閑吟集「嵐では無げに―よの」

す(助詞)🔗🔉

〔助詞〕 (間投助詞)文末や文中の語句の切れ目に使い、相手に念を押す意を表す。さ。浮世風呂4「自然とおとなしくなるからじやまにもならねへ―」

す【主】🔗🔉

】 〔接尾〕 (上方語)氏名・称呼の下に付けて、尊敬の意を表す。「太夫―」→しゅ(主)

すあいスアヒ🔗🔉

すあいスアヒ 銃の筒の中。銃腹じゅうふく。〈日葡辞書〉

すあい【牙儈・牙婆・数間・仲】スアヒ🔗🔉

すあい牙儈・牙婆・数間・仲スアヒ 売買の仲買をすること。また、それを業とする人。また、その手数料。さいとり。すわい。 ⇒すあい‐おんな【牙儈女】 ⇒すあい‐とり【牙儈取】

すあい‐おんな【牙儈女】スアヒヲンナ🔗🔉

すあい‐おんな牙儈女スアヒヲンナ 江戸時代、上方で主に呉服類の売買取次をし、傍ら売春をした女。好色一代女5「独りは室町の―」 ⇒すあい【牙儈・牙婆・数間・仲】

すあい‐とり【牙儈取】スアヒ‥🔗🔉

すあい‐とり牙儈取スアヒ‥ 売買の取次をして利益をとること。また、その人。 ⇒すあい【牙儈・牙婆・数間・仲】

す‐あえ【酢和え】‥アヘ🔗🔉

す‐あえ酢和え‥アヘ 食物を酢であえること。また、そのあえたもの。狂言、岡太夫「貝の―に鶏冠海苔とっさかのりばし参つたか」

す‐あお【素襖】‥アヲ🔗🔉

す‐あお素襖‥アヲ ⇒すおう

す‐あがり【素上り】🔗🔉

す‐あがり素上り】 遊郭で、引手茶屋を通さずに、直接に妓楼にあがること。

す‐あげ【素揚げ】🔗🔉

す‐あげ素揚げ】 材料に衣をつけずに油で揚げること。また、揚げたもの。

す‐あし【素足】🔗🔉

す‐あし素足】 ①履物をはかない足。三蔵法師伝永久点「衣、帯するに及ばず、跣スアシにして走る」。「―で飛び出す」 ②足袋や靴下をはかない足。はだし。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「雪間に―」。「―に下駄をつっかける」

す‐あたま【素頭】🔗🔉

す‐あたま素頭】 笠も頭巾もかぶらない、むき出しの頭。

す‐あな【巣穴】🔗🔉

す‐あな巣穴】 獣・虫などが巣としている穴。

す‐あま【素甘】🔗🔉

す‐あま素甘】 (スハマ(洲浜)の転)菓子の名。 ㋐(→)「すはま」4に同じ。 ㋑糝粉しんこを湯で練って蒸し、白砂糖を混ぜ、再び蒸して作る餅菓子。多く、粗めのすだれで巻いて形をつけ、適宜小口から切って仕上げる。

スアレス【Francisco Suárez】🔗🔉

スアレスFrancisco Suárez】 スペインのイエズス会士・神学者・法哲学者。自然法と諸国家の法とを区別した国際法学の創始者の一人。また、その形而上学的著作はデカルトなど後世に影響。(1548〜1617)

す‐あわせ【素袷】‥アハセ🔗🔉

す‐あわせ素袷‥アハセ 襦袢ジバンを着ないで、素肌に袷を着ること。

すい【水】🔗🔉

すい】 ①五行ごぎょうの第5。時季では冬、方位では北、十干では壬・癸に当てる。五星では水星。 ②仏教で、四大の一つ。 ③水素の略。 ④水曜の略。 ⑤「こおりすい(氷水)」の略。みぞれ。 ⑥漢方で、気が体内で液化し、無色の体液となったもの。→気血水

すい【粋】🔗🔉

すい】 ①すぐれたもの。「―を集める」 ②(「推」の字を当てる説、「すき(好)」の音便とする説などもある)人情に通じ、ものわかりのよいこと。特に、花柳界または芸人社会などの事情に通じて、挙止行動、自らその道にかなうこと。また、その人。いき。好色一代男6「―らしき男ははまらせ、初心なる人には泪こぼさせ」 ⇒粋が川へ陥る ⇒粋が身を食う ⇒粋をきかす

すい【推】🔗🔉

すい】 ①おしはかること。浮世床「今思へば―が悪いわい」 ②⇒すい(粋)2

すい【膵】🔗🔉

すい】 (宇田川榛斎しんさいが創った国字。「医範提綱」で用いた)(→)膵臓すいぞうに同じ。

すい【錐】🔗🔉

すい】 〔数〕(→)錐体に同じ。「3角―」

すい【錘】🔗🔉

すい】 糸をつむぐ道具。つむ。また、それを数える単位。「5万―」

すい【騅】🔗🔉

すい】 ①葦毛の馬。あしげうま。 ②[史記項羽本紀「時に利あらず騅逝かず」]楚の項羽の愛馬の名。

す・い【酸い】🔗🔉

す・い酸い】 〔形〕[文]す・し(ク) 酢のような味である。酸味がある。すっぱい。今昔物語集28「酒少し濁りて―・き様なれども」 ⇒酸いも甘いも噛み分ける

すい【候】🔗🔉

すい】 〔助動〕 ス(候)の命令形。狂言、入間川「お直り―。成敗いたす」

スイアーブ【Suyāb・砕葉・素葉】🔗🔉

スイアーブSuyāb・砕葉・素葉】 (アーブはトルコ語で「川」の意)中央アジア、天山山脈北麓チュー河畔にあったオアシス都市。現在のキルギス共和国トクマク付近。679年焉耆えんきに代わり唐の安西四鎮の一つ。719年西突厥のトゥルギシュが占領。

すいあげ‐しゅんせつき【吸上げ浚渫機】スヒ‥🔗🔉

すいあげ‐しゅんせつき吸上げ浚渫機スヒ‥ 海底の土砂を水とともに吸い上げて取り除く装置。送泥管を利用して埋立て地まで運ぶものが多い。 ⇒すい‐あげ【吸上げ】

すいあげ‐しゅんせつせん【吸上げ浚渫船】スヒ‥🔗🔉

すいあげ‐しゅんせつせん吸上げ浚渫船スヒ‥ 渦巻ポンプにより水底から土砂を吸い上げる浚渫船。ポンプ船。 ⇒すい‐あげ【吸上げ】

すいあげ‐ポンプ【吸上げポンプ】スヒ‥🔗🔉

すいあげ‐ポンプ吸上げポンプスヒ‥ ポンプの一種。シリンダー内をピストンが上下して水を吸い上げる装置のもの。普通の井戸ポンプの類。 ⇒すい‐あげ【吸上げ】

すい‐あ・げる【吸い上げる】スヒ‥🔗🔉

すい‐あ・げる吸い上げるスヒ‥ 〔他下一〕[文]すひあ・ぐ(下二) ①吸いこんで上へあげる。「ポンプで水を―・げる」 ②他人の得た利益を自分の方に取り込む。 ③一般の希望や意見を取り上げる。「会員の意見を―・げる」

すいあつ‐かん【水圧管】‥クワン🔗🔉

すいあつ‐かん水圧管‥クワン 水力発電所で高所から水車に水を導く管。内部の水圧に耐え得るように作り、鋼管・鉄筋コンクリート管などを用いる。導水管。ペンストック。 ⇒すい‐あつ【水圧】

すいあつ‐き【水圧機】🔗🔉

すいあつ‐き水圧機】 水圧によって仕事をする機械の総称。主要部はシリンダー・ピストン(あるいはラム)・配水弁から成る簡単なもので、作動は活発で大きな圧力を生じ、振動なく、運動は確実で安定している、などの特徴をもつ。水圧リベッター・水圧プレス・水圧ホイストなど種類が多く、用途もかなり広い。 ⇒すい‐あつ【水圧】

スー【四】🔗🔉

スー】 中国語の四

スー【sou フランス】🔗🔉

スーsou フランス】 フランスの旧銅貨。5サンチームに当たる。

スー【Sioux】🔗🔉

スーSioux】 北アメリカ先住民の一部族。ダコタ族としても知られる。

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