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正 まと🔗🔉

【正】 5画 止部 [一年] 区点=3221 16進=4035 シフトJIS=90B3 《常用音訓》ショウ/セイ/ただ…しい/ただ…す/まさ 《音読み》 セイ/ショウ(シャウ)〈zhng・zhng〉 《訓読み》 まさ/ただしい(ただし)/ただす/まと/まさに/まさしく/かみ 《名付け》 あきら・おさ・かみ・きみ・さだ・たか・ただ・ただし・ただす・つら・なお・のぶ・まさ・まさし・よし 《意味》 {形・名}ただしい(タダシ)。まっすぐであるさま。まっすぐであること。〈対語〉→邪(よこしま)。「公正」「正義」「其身正、不令而行=ソノ身正シケレバ、令セズシテ行ハル」〔→論語{動}ただす。まっすぐにする。また、誤りを道理にあうように直す。「改正」「就有道而正焉=有道ニ就イテ正ス」〔→論語{形}まともであるさま。また、まっすぐに向いているさま。まんなかの。〈対語〉→反→裏。「正面」「正中」「正坐セイザ」 {形}まじりけのないさま。また、ほんとうのものであるさま。〈類義語〉→純。「正白(まっしろ)」「正方形」 {形}主なものである。本式のものである。〈対語〉→副→従→略。「正式」「正三位」「正本」 {名}役目の長官。「楽正(音楽をつかさどる役所の長官)」 {名・形}ちょうどの時刻。また、時刻がちょうどであるさま。「正五時」「正午(ちょうど十二時)」 {名}中国の暦法で、一年の基準になるもの。▽去声に読む。「正月」「正朔セイサク(こよみ)」「改正(王朝が変わった時、正月をいつとするかの規準を改めて、新たに暦をきめること)」 {名}まと。弓を射てまっすぐにあてるまと。「正鵠セイコク(まとの中心)」 {副}まさに。まさしく。ちょうど。「正当其時=正ニソノ時ニ当タル」「正唯弟子不能学也=正ニコレ弟子学ブアタハザルナリ」〔→論語{名}数学で、負に対して、零より大きいこと。プラス。「正数」 〔国〕かみ。四等官で、司・監の第一位。 《解字》 会意。「一+止(あし)」で、足が目標の線めがけてまっすぐに進むさまを示す。征(まっすぐに進む)の原字。 《単語家族》 聖(純正な人)貞(ただしい)挺(まっすぐ)などと同系。また是ゼ・シ(ただしい)と縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

的 まと🔗🔉

【的】 8画 白部 [四年] 区点=3710 16進=452A シフトJIS=9349 《常用音訓》テキ/まと 《音読み》 テキ/チャク〈d・d〉 《訓読み》 まと/あきらか(あきらかなり) 《名付け》 あきら・まさ・まと 《意味》 {名}まと。はっきりと目だつようにかかげた目標。「弓的(弓のまと)」「目的」 {形}あきらか(アキラカナリ)。はっきりとわかるほどに目だっている。「的的」「小人之道、的然而日亡=小人ノ道ハ、的然トシテ日ニ亡ブ」〔→中庸{形}目標にあたるさま。また、物事の要点をついているさま。「的中」「的確」 {名}女がひたいにつける目だった飾り。たかまゆ。 {助}〔俗〕所属・修飾の関係をあらわすことば。…の。〈同義語〉→底。「我的書ウオダシュー(私の本)」 {助}〔俗〕…のもの、…したもの、…する人、などの意をあらわす助詞。「我的ウオダ(私のもの)」「買的マイダ(買ったもの)」「看門的カンメンダ(門番)」 〔国〕名詞につけて、「…のような」「…の性質をおびた」「…の状態である」などの意をあらわすことば。また、英語の‐ticの語釈にも当てる。「私的」「科学的」 《解字》 会意兼形声。勺シャクは、一部分を特にとり出すさまを描いた象形文字。的は「白+音符勺」で、一部分だけ特にとりあげて、白くはっきりと目だたせること。→勺 《単語家族》 杓シャク(一部だけ特にくみあげるしゃく)釣チョウ(魚だけを特に高く抜きあげてとる)擢テキ(特定の物だけを抜きあげる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

破的 マトヲヤブル🔗🔉

【破的】 ハテキ・マトヲヤブル 的にあてる。転じて、道理にあった話のこと。〔→世説

紆 まとう🔗🔉

【紆】 9画 糸部  区点=6894 16進=647E シフトJIS=E2FC 《音読み》 ウ〈y〉 《訓読み》 まがる/まげる(まぐ)/めぐる/めぐらす/まとう(まとふ)/まつわる(まつはる) 《意味》 {動}まがる。まげる(マグ)。また、かがめる。〈同義語〉→迂。〈類義語〉→枉オウ。「紆曲ウキョク」「紆回ウカイ」「中弱則紆=中弱ケレバスナハチ紆ル」〔→周礼〕「紆体衡門=体ヲ衡門ニ紆グ」〔→漢書{動}めぐる。めぐらす。まとう(マトフ)。まつわる(マツハル)。ぐるりとまきつく。また、ぐるりとまきつける。 ウタリ{形}気持ちがのびやかになれない。気がふさぐさま。〈対語〉→暢チョウ。「紆結ウケツ」「我思鬱以紆=我ガ思ヒハ鬱トシテモッテ紆タリ」〔→曹植〕 《解字》 会意兼形声。于ウは、のび出た息が一線につかえてまがるさまを描いた指事文字。まがる意を含む。紆は「糸+音符于」。 《単語家族》 迂ウ(まわり道する)盂ウ(型にくぼんだ器)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

糾 まとう🔗🔉

【糾】 9画 糸部 [常用漢字] 区点=2174 16進=356A シフトJIS=8B8A 《常用音訓》キュウ 《音読み》 キュウ(キウ)〈ji〉 《訓読み》 あざなう(あざなふ)/よじる(よづ・よぢる)/よりなわ(よりなは)/よじれる(よぢる)/まとう(まとふ)/ただす 《名付け》 ただ・ただし・ただす 《意味》 {動}あざなう(アザナフ)。よじる(ヨヅ・ヨヂル)。ひもをよりあわせる。また、転じて、人々をひとまとめに寄せ集める。「糾合」 {名}よりなわ(ヨリナハ)。よりあわせたなわ。 {動・形}よじれる(ヨヂル)。まとう(マトフ)。何本ものひも状のものがよじれる。また、中心となる物にいくすじもがまといつく。「糾紛(よじれて乱れる)」「糾纏キュウテン(よじれてまといつく)」 {動}ただす。横にそれないように、中心に向けて締める。悪人を締めあげる。きつくとり締まる。〈同義語〉→糺。〈類義語〉→絞。「糾察」「以五刑糾万民=五刑ヲモッテ万民ヲ糾ス」〔→周礼〕 《解字》 会意兼形声。右側の字(音キュウ)は、二本のひもをよじるさまを描いた象形文字。糾はそれを音符とし、糸を加えた字で、ひもをあわせて一本によりあわせること。 《単語家族》 叫(のどを締めて金切り声を出す)求(中心にむけてぐっと締める)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

絡 まとう🔗🔉

【絡】 12画 糸部 [常用漢字] 区点=4577 16進=4D6D シフトJIS=978D 《常用音訓》ラク/から…まる/から…む 《音読み》 ラク〈lu・lo〉 《訓読み》 からまる/まとう(まとふ)/からむ/からます/つなぐ/つながる/すじ(すぢ) 《名付け》 つら・なり 《意味》 ラクス{動}まとう(マトフ)。からむ。からます。ひっかけてつなぐ。糸を糸車のわくにひっかける。「絡糸=糸ヲ絡ス」「籠絡ロウラク(からめこむ、まるめこむ)」 ラクス{動}つなぐ。つながる。横につなぐ。線と線または点と点の間をつなぐ。「連絡」「絡繹ラクエキ」 {名}糸をからませて編んだもの。「纓絡ヨウラク(編んだ首飾り)」「網絡(あみ)」 {名}馬の首にからませるひきづな。〈類義語〉→羈キ。「羈絡キラク」 {名}すじ(スヂ)。漢方医学で、たての大すじ(経脈)の間を横につなぐ細いすじ(血管や神経)のこと。〈類義語〉→経。「脈絡(細いつながり)」 {名}果実の中の繊維。 {名}天の体系(天維)に対して、地の体系のこと。「地絡」「坤絡コンラク(大地)」 《解字》 形声。絡は「糸+音符各ラク」で、両側の間をひもでつなぐこと。▽各は、カク・ラクの両音をあらわす。 《単語家族》 略(田の中の連絡みち)路(連絡してつなぐ道)と同系。梁リョウ(両側をつなぐかけはし)は、絡の語尾の音が鼻音に転じたことば。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

綢 まとう🔗🔉

【綢】 14画 糸部  区点=6934 16進=6542 シフトJIS=E361 《音読み》 チュウ(チウ)/ジュウ(ヂウ)〈chu〉/トウ(タウ)〈ta〉 《訓読み》 まとう(まとふ)/しげし/つつむ 《意味》 {動}まとう(マトフ)。びっしりと周囲に巻きつける。また、ひもを巻きつけてしばる。「綢繆チュウビュウ」 チュウタリ{形}しげし。こまやか。目がびっしりとつまっている。「綢直チュウチョク(気質がこまやかで正直なさま)」 {名}織りめの細かい絹織物。 {動}つつむ。外からぐるりとつつむ。▽韜トウに当てた用法。 《解字》 会意兼形声。「糸+音符周シュウ(びっしりつまる、とりまく)」で、万遍なくゆきわたる、びっしりとりまくなどの意を含む。 《単語家族》 周到の周稠チュウ(穀物がびっしりと生える)と同系。 《類義》 →帛 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

繆 まとう🔗🔉

【繆】 17画 糸部  区点=6957 16進=6559 シフトJIS=E378 《音読み》 ビュウ(ビウ)/ミュウ(ミウ)〈mu〉/ム/ボウ〈mu〉/リュウ(リウ)/ル〈li〉/ビュウ(ビウ)/ミュウ(ミウ)〈mi〉/ボク/モク〈mio〉 《訓読み》 たばねる(たばぬ)/くくる/くびれる(くびる)/まとう(まとふ)/まつわる(まつはる)/あやまる/あやまり/いつわる(いつはる) 《意味》 {動}たばねる(タバヌ)。まといつける。ひもや、なわで破れめをつくろう。「綢繆チュウビュウ」 {動}くくる。くびれる(クビル)。くくってしめる。▽摎リュウ・コウに当てた用法。〈類義語〉→絞。「即自繆死=スナハチミヅカラ繆レテ死ス」〔→漢書{動}まとう(マトフ)。まつわる(マツハル)。まつわりつく。もつれる。〈類義語〉→纏テン。「山川相繆=山川アヒ繆フ」〔→蘇軾{動・名}あやまる。あやまり。まちがえる。くい違う。まちがい。くい違い。▽謬ビュウに当てた用法。「乖繆カイビュウ」「紕繆ヒビュウ」「誤繆ゴビュウ(=誤謬)」 {動}いつわる(イツハル)。とりちがえさせる。だまして、まちがえさせる。 ボクタリ{形}もの静かなさま。深く思うさま。〈同義語〉→穆。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音リュウ・リョウ)は、乱れる、まといつくという基本義をもつ。繆はそれを音符とし、糸を加えた字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

繞 まとう🔗🔉

【繞】 18画 糸部  区点=6969 16進=6565 シフトJIS=E385 《音読み》 ジョウ(ゼウ)/ニョウ(ネウ)〈ro・ro〉 《訓読み》 まとう(まとふ)/まつわる(まつはる)/めぐる 《意味》 {動}まとう(マトフ)。まつわる(マツハル)。まつわりつく。「繞繞ジョウジョウ」 {動}めぐる。まわりを回る。とりまく。〈類義語〉→遶ジョウ。「黄蘆苦竹繞宅生=黄蘆苦竹宅ヲ繞リテ生ズ」〔→白居易〕 《解字》 形声。「糸+音符ギョウ」。 《単語家族》 撓トウ(しなやかに曲がる)遶ジョウ(遠まわり、めぐる)と同糸。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

繚 まとう🔗🔉

【繚】 18画 糸部  区点=6971 16進=6567 シフトJIS=E387 《音読み》 リョウ(レウ)〈lio〉/リョウ(レウ)〈lio〉 《訓読み》 まとう(まとふ)/まつわる(まつはる)/めぐる/めぐらす 《意味》 {動}まとう(マトフ)。まつわる(マツハル)。長いものがずるずる続く。また、からみつく。〈類義語〉→纏テン{動}めぐる。めぐらす。回りをとりまく。また、回りをとりまかせる。〈類義語〉→遶ジョウ→繞ジョウ{名}つづれ織り。かがり糸。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音リョウ)は、ずるずるつづくの意を含む。繚はそれを音符とし、糸を加えた字。 《単語家族》 遼リョウ(遠く長くつづく)僚(ずらりと並ぶなかま)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

纏 まとい🔗🔉

【纏】 21画 糸部  区点=3727 16進=453B シフトJIS=935A 【纒】異体字異体字 22画 糸部 区点=6985 16進=6575 シフトJIS=E395 《音読み》 テン/デン〈chn〉 《訓読み》 まとう(まとふ)/まつわる(まつはる)/まとい(まとひ) 《意味》 {動}まとう(マトフ)。まつわる(マツハル)。まきつけて締める。また、まつわりつく。「纏足テンソク」「以綵糸纏之=綵糸ヲモッテコレニ纏フ」〔燕京歳時記〕 〔国〕まとい(マトヒ)。さおの先に飾りをつけ、下に馬簾バレンを垂らしたもの。一軍の陣所や消防の一隊の目じるしとする。 《解字》 会意兼形声。「糸+音符廛テン(ある所にへばりつく)」。ひもや布を一か所にへばりつくようにまきつけること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鵠 まと🔗🔉

【鵠】 18画 鳥部  区点=2584 16進=3974 シフトJIS=8D94 《音読み》 コク/ゴク〈h・g〉 《訓読み》 くぐい(くぐひ)/しろい(しろし)/まと 《意味》 {名}くぐい(クグヒ)。鳥の名。大形の水鳥。全身が白くて光沢があり、首が長い。羽が大きく、高く飛ぶ。はくちょう。「鴻鵠コウコク」「鴻コウ」とも。▽今は天鵝という。 {形}鵠のように大きい。〈類義語〉→鴻。「鵠志コクシ」 {形}しろい(シロシ)はくちょうのようにしろい。「鵠髪コクハツ」 {名}まと。弓のまとの中心のしろい星。ずぼし。▽今はgと読む。「正鵠セイコク」「発而不失正鵠=発シテ正鵠ヲ失ハズ」〔→礼記〕 《解字》 形声。「鳥+音符告」で、しろい鳥のこと。 《単語家族》 皓コウ(しろい)晧コウ(しろい)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

麻頭 マトウ🔗🔉

【麻頭】 マトウ 麻の切れ端。麻くず。

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