複数辞典一括検索+
○眼を付けるがんをつける🔗⭐🔉
○眼を付けるがんをつける
相手の顔や眼をじっとみる意の俗語。言いがかりをつける口実として用いる表現。
⇒がん【眼】
き
①後舌面を軟口蓋に接し、破裂させて発する無声子音〔k〕と、母音〔i〕との結合した音節。〔ki〕 上代特殊仮名遣では奈良時代には、甲〔ki〕乙〔kï〕2類の別があった。
②平仮名「き」は「幾」の草体。片仮名「キ」はその上の部分の転形。
き【寸】
①古代の長さの単位。ほぼ今の寸すんに相当。景行紀「五いつ―」
②馬のたけを計るのに用いる語。4尺を標準とし、それを超す高さを一寸ひとき・二寸ふたき…と数え、5尺を十寸ときという。9寸以上を「丈たけに余る」という。宇津保物語吹上上「さまざまの斑ふち馬の、たけ八や―ばかり、年六つばかりなる」
き【匹・疋】
①反物の布帛を数える語。後撰和歌集秋「幾―ともえこそ見わかね秋山の紅葉の錦」
②馬などを数える語。詞花和歌集秋「幾―の駒といかで知らまし」
→ひき
き【木・樹】
①木本の植物。高木・低木の総称。たちき。樹木。万葉集6「言こと問はぬ―すら妹いもと兄せありとふを」。「―の股から生まれもせず」
②用材。材木。「―屋」
③(「柝」とも書く)拍子木ひょうしぎのこと。「―を入れる」
⇒木が入る
⇒木から落ちた猿
⇒樹静かならんと欲すれども風止まず
⇒木で鼻を括る
⇒木に竹を接ぐ
⇒木にも草にも心を置く
⇒木に縁りて魚を求む
⇒木の股から生まれもせず
⇒木の実は本へ
⇒木を見て森を見ず
き【牙】
きば。万葉集9「―喫かみたけびて」
き【生】
まじりけのないこと。人工を加えていないこと。純粋なこと。「ウィスキーを―で飲む」「―娘」「―糸」
き【君】
①「きみ」の略。枕草子108「わが―こそ、もの聞えん」
②平安時代、接尾語的に童女などの名に付ける語。源氏物語若紫「雀の子をいぬ―が逃がしつる」
き【杵】
きね。出雲風土記「―築つきたまひき」
き【柵・城】
敵を防ぐための構築物。垣や堀など。城塞。垂仁紀「稲を積みて―を作る」。播磨風土記「―を掘りし処は」
き【酒】
さけの古称。続日本紀26「黒くろ―白しろ―」。「み―」
き【黄】
色の名。菜の花の色やイチョウの葉の黄葉した色など。三原色の一つ。きいろ。「夕づく日入りてしまらく―なる空のいろ」(赤彦)
Munsell color system: 5Y8/14
⇒黄なる泉
⇒黄なる涙
⇒黄なる物
き【棺】
死体をおさめる木造の箱。ひつぎ。孝徳紀「―は以て骨を朽くたすに足るばかり」
き【着】
着ること。また、着るもの。神楽歌、宮人「―のよろしもよ」
き【葱】
ネギの古称。〈[季]冬〉。仁賢紀「秋―」
き【己】
(呉音はコ)十干じっかんの第6。つちのと。
き【危】
〔天〕二十八宿の一つ。危宿。うみやめぼし。
き【気】
➊天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの。また、その動き。
①風雨・寒暑などの自然現象。
②15日または16日間を1期とする呼び方。三分して、その一つを候と呼ぶ。→二十四節気。
③万物が生ずる根元。「天地正大の―」
➋生命の原動力となる勢い。活力の源。太平記8「皆―を挙げける上」。「牡丹切つて―の衰ひし夕かな」(蕪村)。「大いに―を吐く」
➌心の動き・状態・働きを包括的に表す語。ただし、この語が用いられる個々の文脈において、心のどの面に重点を置くかは様々である。
①(全般的に見て)精神。「―を静める」「―がめいる」「―が狂う」
②事に触れて働く心の端々。「―が散る」「―が多い」
③持ち続ける精神の傾向。人がら。「―が短い」「―がいい」
④ある事をしようとする心の動き。つもり。「どうする―だ」「―が知れない」「まるで―がない」
⑤ある事をしようとして、それに引かれる心。関心。「―をそそる」「―を入れる」「あの女に―がある」
⑥根気。「―が尽きた」
⑦あれこれと考える心。「―を揉もむ」「―に病む」「―を回す」「―が置けない」
⑧感情。気分。「―まずい」「―を悪くする」
➍はっきりとは見えなくても、その場を包み、その場に漂うと感ぜられるもの。
①空気。大気。「海の―を吸う」
②水蒸気などのように空中にたつもの。け。
③あたりにみなぎる感じ。「殺伐の―」
④呼吸。いきづかい。「―が詰まるような部屋」
➎その物本来の性質を形作るような要素。特有の香や味。け。「―の抜けたビール」
→け(気)
⇒気が合う
⇒気が改まる
⇒気がある
⇒気が多い
⇒気が大きい
⇒気が置けない
⇒気が重い
⇒気が軽い
⇒気が利く
⇒気が気でない
⇒気が差す
⇒気が知れない
⇒気が進まない
⇒気が済む
⇒気が急く
⇒気がそがれる
⇒気が立つ
⇒気が小さい
⇒気が散る
⇒気がつきる
⇒気が付く
⇒気が詰まる
⇒気が強い
⇒気が遠くなる
⇒気が通る
⇒気が咎める
⇒気が取り上す
⇒気が無い
⇒気が長い
⇒気が抜ける
⇒気が乗る
⇒気が早い
⇒気が張る
⇒気が晴れる
⇒気が引ける
⇒気が触れる
⇒気が減る
⇒気が紛れる
⇒気が回る
⇒気が短い
⇒気が向く
⇒気が滅入る
⇒気が揉める
⇒気が休まる
⇒気が若い
⇒気で気を病む
⇒気に入る
⇒気に掛かる
⇒気に食わない
⇒気に障る
⇒気にする
⇒気に留める
⇒気になる
⇒気に病む
⇒気は心
⇒気は世を蓋う
⇒気を入れる
⇒気を失う
⇒気を奪われる
⇒気を落とす
⇒気を利かせる
⇒気を配る
⇒気を使う
⇒気を尽くす
⇒気を付け
⇒気を付ける
⇒気を通す
⇒気を取られる
⇒気を取り直す
⇒気を取る
⇒気を抜く
⇒気を呑まれる
⇒気を吐く
⇒気を張る
⇒気を引き立てる
⇒気を引く
⇒気を触る
⇒気を紛らわす
⇒気を回す
⇒気を持たす
⇒気を揉む
⇒気を許す
⇒気を緩める
⇒気を良くする
き【希】
(呉音はケ)希臘ギリシアの略。
き【忌】
①喪中もちゅうでつつしんでいる一定の日数。いみ。「―が明ける」
②死者の命日。「河童―」
き【奇】
①普通と異なること。めずらしいこと。不思議。「事実は小説よりも―なり」
②2で割り切れないこと。↔偶
⇒奇を衒う
き【季】
①すえ。おわり。末っ子。↔孟。
②陰暦で四季の末の月。3月・6月・9月・12月の称。
③春夏秋冬すなわち四時の一つの称。
④一定の期間。
⑤1年を単位として数える語。1年を一季、半年を半季という。「年―奉公」
⑥連歌・俳諧で、四季折々の景物を詠じ入れること。
き【癸】
十干じっかんの第10。みずのと。
き【紀】
①とし。年代。歳星がその軌道を一周する期間で、中国では一まわり12年とする。
②(period)地質年代の時代区分の単位の一つ。地層区分単位のうち、系の単位に当たる地層が堆積した期間。代と世との間。中生代を三畳紀・ジュラ紀・白亜紀に区分する類。
③「日本書紀」の略。
④紀国きのくにの略。
き【紀】
姓氏の一つ。古代の豪族。武内宿祢たけのうちのすくねの子の紀角宿祢きのつののすくねが祖という。紀伊国を本居とする。姓は臣おみ。八色姓で朝臣。のち詩人・歌人を輩出。
⇒き‐の‐いらつめ【紀女郎】
⇒き‐の‐かいおん【紀海音】
⇒き‐の‐じょうたろう【紀上太郎】
⇒き‐の‐つらゆき【紀貫之】
⇒き‐の‐ときふみ【紀時文】
⇒き‐の‐とものり【紀友則】
⇒き‐の‐ないし【紀内侍】
⇒き‐の‐はせお【紀長谷雄】
⇒き‐の‐よしもち【紀淑望】
き【軌】
車の輪の通ったあと。わだち。車の通るべき道。
⇒軌を一にする
き【姫】
身分の高い女性。貴人の娘。ひめ。また、女性の美称。
き【記】
①書きつけること。また、書きつけたもの。文書。しるし。
②文章の一体。事実をありのまましるすもの。記事文。
③「古事記」の略。
き【起】
漢詩の初めの句、特に絶句の起承転結の起。起句。
き【飢】
(「饑」に通ずる)うえること。うえ。
き【鬼】
①死人のたましい。亡魂。
②〔天〕二十八宿の一つ。鬼宿。たまほめぼし。
き【基】
①もととなるもの。もとい。
②〔化〕(radical)化学反応の時、分解せずに一つのまとまった集団として振る舞うことの多い原子団。メチル基(CH3)・水酸基(OH)・硫酸基(SO4)の類。根。
③几帳・塔・機械など、据えて置くものを数える語。「石灯籠1―」「エンジン2―」
き【基】
唐代の法相宗の僧。長安の人。玄奘げんじょうの門に入り、その「成唯識論」の翻訳に参加。「成唯識論述記」など著作が多く、玄奘とともに法相宗を大成した。慈恩大師。基法師。後に窺基ききと称するのは誤り。(632〜682)
き【規】
①正しい円形を描く道具。コンパス。
②標準。おきて。さだめ。
き【喜】
七十七歳のこと。「―の字の祝い」→喜寿
き【揆】
中国の旧官職名。宰相のこと。
⇒揆を一にする
き【期】
①日時を定めること。待ちもうけること。「―をたがえず」
②とりきめた日時。一定の時から時までの間。「第16―生」
→ご(期)
き【棋・棊・碁】
①将棋・双六すごろくのこま。ごいし。
②将棋。囲碁いご。
き【貴】
①とうといこと。
㋐身分が高いこと。↔賤。
㋑高価なこと。
②相手に関する事柄に冠して敬意を表す語。「―社」
き【箕】
〔天〕二十八宿の一つ。箕宿。みぼし。
き【綺】
あやぎぬ。
き【器】
①うつわ。いれもの。道具。
②〔仏〕器世界の略。
き【畿】
帝都に近い帝王直轄の地域。帝都より四方500里以内の地。
き【冀】
①中国、春秋時代の国名。晋に滅ぼされた。
②中国河北省の別称。→冀州
き【機】
①はたおりの道具。また、組み立ててできた道具。
②物事のおこるきっかけ。はずみ。しおどき。「―を逸せず」「―が熟す」「―に乗ずる」「―をうかがう」
③素質。機根。性霊集9「迷悟―ことなり、感応一に非ず」
④大事なところ。主要。枢要。かなめ。
⑤飛行機。また、それを数える語。
⇒機が熟す
⇒機に臨み変に応ず
⇒機に因りて法を説く
き【騎】
馬に乗ること。また、乗った人。平家物語1「若き侍ども三十―ばかり召し具して」
き【饑】
食物が乏しくて苦しむこと。うえること。
き【驥】
1日に千里を走るという駿馬。千里の馬。
⇒驥も櫪に伏す
き
〔助動〕
(活用は特殊型。[活用]せ/○/き/し/しか/○)活用語の連用形に付く。ただしカ変動詞には「こし」「こしか」「きし」「きしか」、サ変動詞には「せし」「せしか」「しき」のように付く。今から、過去にあった事を思い起こす(回想する)意を表す。室町時代以降は「た」と同じ意味で用いた。
①過去を回想する意を表す。多くの場合、今ではもう取り返せない事という意がこもる。…た。…だった。古事記上「わがゐ寝し妹は忘れじ世のことごとに」。万葉集3「吾妹子が植ゑし梅の樹見るごとに心むせつつ涙し流る」
②(未来を含めて)ある時点で確実に起こったと認められる事態を表す。(「た」に通じる用法)…た。百二十句本平家「切られたりと聞えしかば」
③未然形「せ」に助詞「ば」が続き、過去の仮定を表す。もし…だったならば。多く助動詞「まし」と呼応する。現実とは反対のことを望む発想が多い。(なお「せ」はサ変の未然形とする説もある)万葉集2「高光るわが日の皇子のいましせば島の御門は荒れざらましを」
ぎ
「き」の濁音。後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と、母音〔i〕との結合した音節。〔gi〕 ただし語頭以外では一般に鼻音〔ŋi〕となる。上代特殊仮名遣では奈良時代に、甲〔gi〕乙〔gï〕2類の別があった。
ぎ【気】
(キの連濁。接尾語的に名詞に付いて)こころもち・気質・根性の意。「男―」→き(気)
ぎ【妓】
音曲・声楽などを以て酒席に侍する女。芸者。遊女。
ぎ【偽】
①いつわり。
②〔論〕
㋐対象や事態と一致しない認識。命題がとる真理値(真・偽)の一つ。
㋑誤った推理。↔真
ぎ【義】
①道理。条理。物事の理にかなったこと。人間の行うべきすじみち。
②利害をすてて条理にしたがい、人道・公共のためにつくすこと。
③意味。わけ。言葉の内容。
④(「仮の」の意)
㋐他人と名義上、親子・兄弟など肉親としての縁を結ぶこと。「―を結ぶ」
㋑人体の一部の代用とするもの。
⑤キリスト教で、神の正しさ。また人の、神の前の正しさ。
⇒義を見てせざるは勇無きなり
ぎ【疑】
〔仏〕煩悩の一つで、仏教の教えを信じきれず、疑いを抱くこと。
ぎ【儀】
①作法。礼式。「結婚の―」
②ことがら。わけ。御伽草子、文正草子「その―ならばかなし」。「余―なく」
③(主に文章語として)人を示す体言に添えて、それについて言えば、の意を示す。「私―」「その方―」
ぎ【戯】
芝居をすること。
ぎ【劓】
中国古代の鼻きりの刑。
ぎ【犠】
天地・宗廟を祭る際、祭壇に供えた生きた動物。もと純白の牛を用いた。いけにえ。
ぎ【魏】
①中国古代、戦国七雄の一つ。晋の六卿の一人、魏斯(文侯)が、韓・趙とともに晋を分割し、安邑に都した。のち大梁(河南開封)に遷る。山西の南部から陝西せんせいの東部および河南の北部を占めた。後に秦に滅ぼされた。(前403〜前225)
②中国、三国時代の国名。後漢の末、198年曹操が献帝を奉じて天下の実権を握って魏王となり、その子丕ひに至って帝位についた。都は洛陽。江北の地を領有。5世で晋に禅ゆずる。曹魏。(220〜265)
③(→)北魏に同じ。
ぎ【議】
①相談すること。「―を経る」
②〔法〕古代、特定の身分の者に対し、律が規定した刑法上の特典。該当者は慎重に審議して情状酌量、流罪以下ならば無審議で1等減。→六議りくぎ
ギア【gear】
①歯車。また、歯車の組合せによる動力の伝動装置。ギヤ。「―を切り換える」
②道具。装置。「ランニング‐―」
き‐あい【木藍】‥アヰ
(タデ科草本のアイ(草藍)に対して木の藍の意)
①マメ科の小低木。枝には銀白色の毛を散生。葉は羽状複葉。夏、小形紅色の蝶形花を開く。熱帯で栽培。かつて葉から藍だまを製した。色素はインジゴ。インド藍。
②琉球藍の別称。
き‐あい【気合】‥アヒ
①気が合うこと。気が合う人。
②こころもち。きもち。気分。好色五人女2「お―はいかがとやさしく尋ね」
③いき。呼吸。「両方の―が合う」
④精神を集中して事に当たる気勢または掛け声。「―がかかる」
⇒きあい‐じゅつ【気合術】
⇒きあい‐まけ【気合負け】
⇒気合に当たる
⇒気合に構う
⇒気合を入れる
きあい‐じゅつ【気合術】‥アヒ‥
気合を応用して行う一種の精神療法。
⇒き‐あい【気合】
広辞苑 ページ 4615 での【○眼を付ける】単語。