複数辞典一括検索+

ざい【財】🔗🔉

ざい】 (呉音。漢音はサイ) ①価値のあるもの。とみ。たから。所有物。「―を築く」 ②〔経〕人間の物質的・精神的生活にとって何らかの効用があるもの。→経済財→自由財 ⇒財を成す

ざい‐か【財貨】‥クワ🔗🔉

ざい‐か財貨‥クワ ①貨幣または有価物。「―をたくわえる」 ②〔経〕人間の欲望を満足させる物質。

ざい‐かい【財界】🔗🔉

ざい‐かい財界】 大資本を中心とした実業家・金融業者の社会。経済界。夏目漱石、道草「父はやがて―で有名な或人の名を挙げた」

ざい‐けい【財形】🔗🔉

ざい‐けい財形】 勤労者財産形成促進制度の略。住宅・年金など勤労者の財産形成の促進をねらいとして設けられた非課税の貯蓄優遇制度。1971年制定の勤労者財産形成促進法に基づく。「―貯蓄」「―年金」

ざい‐けい【財経】🔗🔉

ざい‐けい財経】 財政と経済。

ざい‐げん【財源】🔗🔉

ざい‐げん財源】 財貨を産み出し、また収得するもと。支出する金の出所。「―が乏しい」

ざい‐さん【財産】🔗🔉

ざい‐さん財産】 ①[漢書王莽伝下]財貨と資産。個人または集団の所有する、金銭や土地・建物・商品など経済的価値のあるものの総体。太平記17「山門の衆徒―を尽して」。「―を失う」「健康だけが私の―だ」 ②〔法〕民法上、人がその帰属主体となり、法律行為や相続の対象となりうるものの総体。 ⇒ざいさん‐か【財産家】 ⇒ざいさん‐かんじょう【財産勘定】 ⇒ざいさん‐く【財産区】 ⇒ざいさん‐けい【財産刑】 ⇒ざいさん‐けん【財産権】 ⇒ざいさん‐しゅっし【財産出資】 ⇒ざいさん‐しょとく【財産所得】 ⇒ざいさん‐ぜい【財産税】 ⇒ざいさん‐そうぞく【財産相続】 ⇒ざいさん‐ぶんり【財産分離】 ⇒ざいさん‐ほう【財産法】 ⇒ざいさん‐もくろく【財産目録】 ⇒ざいさん‐りゅうほ【財産留保】

ざいさん‐か【財産家】🔗🔉

ざいさん‐か財産家】 資産を多く持つ人。金持。 ⇒ざい‐さん【財産】 ○採算が合うさいさんがあう 費やした以上の収入が得られる。収支がひき合う。利益がある。採算がとれる。 ⇒さい‐さん【採算】 ○採算がとれるさいさんがとれる (→)「採算が合う」に同じ。 ⇒さい‐さん【採算】

ざいさん‐かんじょう【財産勘定】‥ヂヤウ🔗🔉

ざいさん‐かんじょう財産勘定‥ヂヤウ 簿記で、資産および負債に関する勘定。狭義には、資産に関する勘定のみをいう。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐く【財産区】🔗🔉

ざいさん‐く財産区】 市町村および特別区の一部が財産を有し、公の施設を設ける場合、その財産・施設の管理・処分などに関して認められる法人格。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐けい【財産刑】🔗🔉

ざいさん‐けい財産刑】 財産剥奪を内容とする刑罰。罰金・科料・没収の類。↔自由刑。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐けん【財産権】🔗🔉

ざいさん‐けん財産権】 所有権その他の物権・債権・特許権など、経済的利益の享受を目的とする権利。→身分権→参照条文:日本国憲法第29条 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐しゅっし【財産出資】🔗🔉

ざいさん‐しゅっし財産出資】 会社設立の際などに行われる金銭その他の財産を目的とする出資。金銭出資と現物出資。→出資⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐しょとく【財産所得】🔗🔉

ざいさん‐しょとく財産所得】 財産の利用から生ずる利得。地代・利子の類。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐ぜい【財産税】🔗🔉

ざいさん‐ぜい財産税】 ①狭義では、財産取得の事実に対して一回限り課する租税。 ②広義では、土地・家屋など特定種類の財産所有の事実に対して年々繰り返し課する租税。固定資産税・自動車税など。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐そうぞく【財産相続】‥サウ‥🔗🔉

ざいさん‐そうぞく財産相続‥サウ‥ 被相続人に属した財産上の権利義務のみを対象とする相続。↔身分相続。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐ぶんり【財産分離】🔗🔉

ざいさん‐ぶんり財産分離】 相続債権者・受遺者、または相続人の固有の債権者に、相続財産または相続人の固有財産の中から優先弁済を受けさせるために、その請求により、両財産を分離して清算をする裁判上の処分。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐ほう【財産法】‥ハフ🔗🔉

ざいさん‐ほう財産法‥ハフ ①私法関係のうち経済生活関係を規律する法の全体。民法第2編(物権)および第3編(債権)のこと。↔身分法。 ②簿記で、一会計期間の純資産の増減額を純損益とする考え方。↔損益法。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐もくろく【財産目録】🔗🔉

ざいさん‐もくろく財産目録】 (inventory)一定の時点において企業などが保有するすべての財貨および債権・債務を実地調査(棚卸し)して種類別に数量と評価額を決定し、その結果を一覧表示した目録。株式会社では、清算や更生などの際にのみ作成される。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざいさん‐りゅうほ【財産留保】‥リウ‥🔗🔉

ざいさん‐りゅうほ財産留保‥リウ‥ 隠居または入夫婚姻による家督相続の場合に、隠居者または女戸主が全財産を相続人に移転させず、その一部を自分に留保すること。1947年の民法改正で廃止。 ⇒ざい‐さん【財産】

ざい‐しき【財色】🔗🔉

ざい‐しき財色】 〔仏〕(「色」は物質の意)財物。

ざい‐しょう【財相】‥シヤウ🔗🔉

ざい‐しょう財相‥シヤウ 財務大臣の略称。

ざい‐せ【財施】🔗🔉

ざい‐せ財施】 〔仏〕三施の一つ。衣服・飲食・田宅・珍宝などを他に施すこと。

ざいせい‐インフレーション【財政インフレーション】🔗🔉

ざいせい‐インフレーション財政インフレーション】 財政上の赤字が原因となり、紙幣が増発されて起こる物価騰貴。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐か【財政家】🔗🔉

ざいせい‐か財政家】 財政の事務に通じた人。理財に巧みな人。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐がく【財政学】🔗🔉

ざいせい‐がく財政学】 国家および地方財政の原理・政策を研究する学問。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐かんぜい【財政関税】‥クワン‥🔗🔉

ざいせい‐かんぜい財政関税‥クワン‥ 財政上の収入を目的とする関税。収入関税。↔保護関税。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐こうちょく‐か【財政硬直化】‥カウ‥クワ🔗🔉

ざいせい‐こうちょく‐か財政硬直化‥カウ‥クワ 国または地方公共団体の予算編成において裁量の余地が乏しくなること。公債費・社会保障費・地方交付税交付金など法令に基づいて支出を義務づけられている経費や、国庫債務負担行為に基づく後年度負担などの増加(これらを当然増経費という)によって起こる。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐さいけん‐だんたい【財政再建団体】🔗🔉

ざいせい‐さいけん‐だんたい財政再建団体】 赤字に陥って自力での財政再建が難しくなり、国の管理下で支援を受けつつ再建を目指す地方公共団体。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐ざいさん【財政財産】🔗🔉

ざいせい‐ざいさん財政財産】 公用に供されることなく、単に経済的財産として保有される国の財産。国有財産法にいう普通財産。収益財産。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐しきん【財政資金】🔗🔉

ざいせい‐しきん財政資金】 財政収入および財政支出として国庫で受け払いされる資金。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐しゅうし‐きんこう‐ほう【財政収支均衡法】‥シウ‥カウハフ🔗🔉

ざいせい‐しゅうし‐きんこう‐ほう財政収支均衡法‥シウ‥カウハフ (Balanced Budget and Emergency Deficit Control Act)アメリカで、財政収支の均衡をめざして各年度の財政赤字目標額を設定した法律。1985年成立。法案提出者の名をとってグラム‐ラドマン‐ホリングス法とも呼ばれる。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐とうゆうし【財政投融資】🔗🔉

ざいせい‐とうゆうし財政投融資】 民間では事業の実施や資金調達が困難な場合に、国が財政政策として行う投資・融資。国の特別会計・公庫・公団事業団・地方公共団体等が対象。原資は、資金運用部の資金が中核であったが、2001年以降、財投債により調達された資金などが用いられる。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐はん【財政犯】🔗🔉

ざいせい‐はん財政犯】 行政犯の一種。財政法上の義務に違反する行為。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐ほう【財政法】‥ハフ🔗🔉

ざいせい‐ほう財政法‥ハフ ①財政に関する固有の法的規律の全体。 ②国の財政に関する基本の法律。1947年制定。財政処理の基本原則、ならびに予算・決算に関する制度を総合的に規定する。なお別に地方財政法がある。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざいせい‐みんしゅしゅぎ【財政民主主義】🔗🔉

ざいせい‐みんしゅしゅぎ財政民主主義】 国民・住民の代表機関である議会に、財政に関し強い権限を認める考え方・仕組み。予算の議会での議決、課税法律主義など。 ⇒ざい‐せい【財政】

ざい‐だん【財団】🔗🔉

ざい‐だん財団】 (foundation) ①一定の目的のために結合された財産の集合。抵当権設定のために設けた鉄道財団・工場財団・鉱業財団の類がその典型。→社団。 ②財団法人の略。 ⇒ざいだん‐さいけん【財団債権】 ⇒ざいだん‐ていとう【財団抵当】 ⇒ざいだん‐ほうじん【財団法人】

ざいだん‐さいけん【財団債権】🔗🔉

ざいだん‐さいけん財団債権】 破産法において、破産手続によらず、随時優先的に弁済される債権。破産手続の遂行上生じた債権が中心。→共益債権⇒ざい‐だん【財団】

ざいだん‐ていとう【財団抵当】‥タウ🔗🔉

ざいだん‐ていとう財団抵当‥タウ 鉄道抵当法(1905年制定)、鉱業抵当法(同年制定)、漁業財団抵当法(25年制定)、道路交通事業抵当法(52年制定)、観光施設財団抵当法(68年制定)などの特別法に基づき、事業用財産の全部または一部(財団)を目的として設定される抵当権。 ⇒ざい‐だん【財団】

ざいだん‐ほうじん【財団法人】‥ハフ‥🔗🔉

ざいだん‐ほうじん財団法人‥ハフ‥ 〔法〕民法上、慈善・学術・技芸その他の公益事業を目的とする財団で、主務官庁の許可を得て法人となったもの。→社団法人 ⇒ざい‐だん【財団】

ざい‐テク【財テク】🔗🔉

ざい‐テク財テク】 財務テクノロジーの略。企業や個人が金融商品や不動産に投資するなどして、資金の効率的な運用を図ること。

ざいとう‐きかん‐さい【財投機関債】‥クワン‥🔗🔉

ざいとう‐きかん‐さい財投機関債‥クワン‥ 財政投融資の対象機関が市場で発行する債券。2001年より、それらの機関は財投債による間接的な資金調達のほかに、この債券によって自ら資金を調達。 ⇒ざい‐とう【財投】

ざいとう‐さい【財投債】🔗🔉

ざいとう‐さい財投債】 財政融資資金特別会計国債の略。財政投融資の対象機関は、資金運用部の資金を借り入れていたが、2001年より財投機関債による自主調達のほかに、この国債によって特別会計が調達した資金を借り入れている。 ⇒ざい‐とう【財投】

ざい‐のう【財嚢】‥ナウ🔗🔉

ざい‐のう財嚢‥ナウ 財布。「―をはたく」

ざい‐ばつ【財閥】🔗🔉

ざい‐ばつ財閥】 ①巨大な独占的資本家・企業家の一団で、家族・同族が所有・支配する多角的事業経営体。戦前の三井・三菱・住友・安田など。俗に、金持ちの意にも用いる。 ②コンツェルンの同義語。 ⇒ざいばつ‐かいたい【財閥解体】

ざいばつ‐かいたい【財閥解体】🔗🔉

ざいばつ‐かいたい財閥解体】 1945年日本の降伏後、連合国軍最高司令官の覚書に基づき、財閥を分散させ、その経済的支配力を除いた経済民主化のための処置。 ⇒ざい‐ばつ【財閥】

さいふ‐じり【財布尻】🔗🔉

さいふ‐じり財布尻】 財布の底。財布の中に残った金銭。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の口を締めるさいふのくちをしめる🔗🔉

○財布の口を締めるさいふのくちをしめる むだな金を使わないように気をつける。節約する。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の底をはたくさいふのそこをはたく🔗🔉

○財布の底をはたくさいふのそこをはたく 持ち合せの金を全部使う。財布をはたく。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の紐が堅いさいふのひもがかたい🔗🔉

○財布の紐が堅いさいふのひもがかたい むだな金は一切使わない態度である。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の紐が長いさいふのひもがながい🔗🔉

○財布の紐が長いさいふのひもがながい けちであることのたとえ。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の紐を頸に懸けるよりは心に掛けよさいふのひもをくびにかけるよりはこころにかけよ🔗🔉

○財布の紐を頸に懸けるよりは心に掛けよさいふのひもをくびにかけるよりはこころにかけよ 金銭を盗まれないように心掛けるよりは、浪費しないように注意するがよい。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の紐を握るさいふのひもをにぎる🔗🔉

○財布の紐を握るさいふのひもをにぎる 家計など、金銭出納の権限を握る。財布の尻を押さえる。 ⇒さい‐ふ【財布】

○財布の紐をゆるめるさいふのひもをゆるめる🔗🔉

○財布の紐をゆるめるさいふのひもをゆるめる 浪費を多くする。 ⇒さい‐ふ【財布】 さいふ‐や割符屋】 割符の取扱いを業とする者。替銭屋。 ⇒さい‐ふ【割符】 さい‐ふり采振り】 ①采配をふる人。指揮者。 ②博打で采をふる役。 ③(→)采振木ざいふりぼくに同じ。 ざいふり‐ぼく采振木】 バラ科の落葉小高木。高さ約3メートル。新葉は白毛におおわれる。5弁の小白花を多数総状に開き、それを采配と見ての名という。果実は黒く豌豆えんどう大で食用。材は黄白色、硬くて緻密、諸種の器具用。シデザクラ。四手柳。 サイプレスcypress】 〔植〕(→)イトスギさい‐ぶん彩文】 いろどり。あや。文彩。 さい‐ぶん祭文⇒さいもん1 さい‐ぶん細分】 こまかく分けること。「学問分野の―化」 さい‐へい歳幣】 中国宋朝が講和条約にもとづいて遼や金に毎年支払った銀と絹。南北間の平和を保障し、経済活性化にも役立ったとされる。 ざい‐へい財幣】 金銭。貨幣。 さい‐べつ細別】 こまかく分けること。 さい‐ヘルニア臍ヘルニア】 臍帯または閉鎖不全の臍輪から腹部内臓が脱出する病態。臍帯ヘルニア・小児臍ヘルニア・成人臍ヘルニアなどがある。 さい‐へん再返・再篇「一巡いちじゅん2」参照。 さい‐へん再変】 再びかわること。 さい‐へん再編】 編成しなおすこと。 さい‐へん災変】 天変地異。自然界の異変。 さい‐へん砕片】 くだけたかけら。破片。 さい‐へん細片】 細かいかけら。「土器の―」 さい‐べん才弁】 すぐれた弁舌。 さい‐ほ宰輔】 天子を輔佐し、大政を統べるもの。宰相。 さい‐ほ採捕】 動植物を採集・捕獲すること。 さい‐ほ菜圃】 野菜を植えた畑。菜園。なばたけ。 さい‐ぼ歳暮】 (セイボとも) ①としのくれ。年末。歳末。 ②歳末の贈物。おせいぼ。 さい‐ほう才鋒】 きっさきのように鋭い才気。 さい‐ほう再訪‥ハウ 再び訪れること。 さい‐ほう西方‥ハウ ①西の方角。せいほう。 ②西方浄土の略。 ③浄土三部経の異称。 ⇒さいほう‐あんらくこく【西方安楽国】 ⇒さいほう‐ぎょうじゃ【西方行者】 ⇒さいほう‐ごくらく【西方極楽】 ⇒さいほう‐じゅうまんおくど【西方十万億土】 ⇒さいほう‐じょうど【西方浄土】 ⇒さいほう‐せかい【西方世界】 ⇒さいほう‐ねんぶつ【西方念仏】 ⇒さいほう‐の‐おしえ【西方の教え】 ⇒西方を誦す さい‐ほう砦堡】 とりで。でじろ。こじろ。 さい‐ほう採訪‥ハウ 主に史学や民俗学などで、研究資料を得るために地方や社寺などを訪ねること。 さい‐ほう細胞‥ハウ ⇒さいぼう さい‐ほう細報】 くわしい報告。詳報。 さい‐ほう裁縫】 布を裁って衣服に縫いあげること。針仕事。おはり。 さい‐ぼう才望‥バウ 才知と名望。才知のほまれ。 さい‐ぼう細胞‥バウ (サイホウとも) ①(cell)生物体を組成する構造的・機能的単位。分裂によって増殖する。核を持つ真核細胞と、核を持たず、より小形で構造の単純な原核細胞とがある。核以外の部分を細胞質と呼び各種の細胞小器官や顆粒を含む。動物細胞は細胞膜に包まれるだけであるが、植物細胞の外表面には細胞壁がある。大きさや形は、生物や組織の種類により極めて多様。 細胞の構造 細胞膜 液胞 小胞体 ゴルジ装置 細胞壁 核小体 核膜 葉緑体 ミトコンドリア【mitochondria】 ②工場・地域などに設けられる共産党の基礎組織の旧称。 ⇒さいぼう‐いでんがく【細胞遺伝学】 ⇒さいぼう‐うんどう【細胞運動】 ⇒さいぼう‐えき【細胞液】 ⇒さいぼう‐かく【細胞核】 ⇒さいぼう‐がく【細胞学】 ⇒さいぼう‐けんさ【細胞検査】 ⇒さいぼう‐こうがく【細胞工学】 ⇒さいぼう‐こっかく【細胞骨格】 ⇒さいぼう‐しつ【細胞質】 ⇒さいぼうしつ‐いでん【細胞質遺伝】 ⇒さいぼう‐しゅうき【細胞周期】 ⇒さいぼう‐しょうきかん【細胞小器官】 ⇒さいぼう‐しん【細胞診】 ⇒さいぼう‐せい‐ねんきん【細胞性粘菌】 ⇒さいぼう‐せいぶつがく【細胞生物学】 ⇒さいぼうせい‐めんえき【細胞性免疫】 ⇒さいぼうない‐しょうか【細胞内消化】 ⇒さいぼう‐ばいよう【細胞培養】 ⇒さいぼう‐ぶんかくほう【細胞分画法】 ⇒さいぼう‐ぶんれつ【細胞分裂】 ⇒さいぼう‐へき【細胞壁】 ⇒さいぼう‐まく【細胞膜】 ⇒さいぼう‐ゆうごう【細胞融合】 さい‐ぼう撮棒・材棒‥バウ (サキボウ(真木棒)の音便)武器として使う堅い木の棒。尖棒せんぼう。古今著聞集12「いとすくやかげなる法師、物の具はせで、ただ大きなる―ばかり持ちたる」→鉄かな撮棒 ざい‐ほう財宝】 財貨と宝物。宝。たからもの。「金銀―」 ⇒財宝は地獄の家苞 ざい‐ほう罪報】 罪業のむくい。 さいほう‐あんらくこく西方安楽国‥ハウ‥ (→)西方浄土に同じ。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐いでんがく細胞遺伝学‥バウヰ‥ 細胞学的に遺伝の機構を研究する学問。染色体の構造、分裂機構、核型、染色体異常と遺伝病の関係などの研究が中心。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐うんどう細胞運動‥バウ‥ 細胞の示す運動の総称。鞭毛運動・繊毛運動・アメーバ運動・原形質流動など。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐えき細胞液‥バウ‥ 植物細胞中の液胞にある液。→液胞⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐かく細胞核‥バウ‥ (→)核3に同じ。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐がく細胞学‥バウ‥ (cytology)生物を組成する細胞の構造・生理などを研究する学問。分子生物学の観点に立つ場合、細胞生物学とも呼ばれる。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐ぎょうじゃ西方行者‥ハウギヤウ‥ 西方浄土に往生することを願う念仏の行者。「―頓阿」 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐けんさ細胞検査‥バウ‥ (→)細胞診に同じ。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐こうがく細胞工学‥バウ‥ 培養細胞にさまざまな操作を加え、細胞の仕組みを解明したり、新しい性質をもつ細胞を作り出す技術の総称。細胞レベルのバイオテクノロジー。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐ごくらく西方極楽‥ハウ‥ (→)西方浄土に同じ。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐こっかく細胞骨格‥バウ‥ 細胞内にある繊維状の蛋白質。細胞の形態維持や運動、細胞内の物質輸送や原形質流動などに関わる。数種の蛋白質があり、それぞれ単量体が会合してできる。またその会合を調節することによって長さを変化させる。→微小管⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐じ西芳寺‥ハウ‥ 京都市西京区にある臨済系単立寺院。山号は洪隠山。天平(729〜749)年間行基の創建と伝える西方寺を、1339年(暦応2)夢窓疎石が開山となって禅寺として中興し、改称。疎石の築いた庭園は庭苔におおわれ、苔寺こけでらと通称。 さいぼう‐しつ細胞質‥バウ‥ (cytoplasm)細胞内の原形質のうち核以外の部分。酵素その他の蛋白質を含む基質中に、膜構造・繊維構造・顆粒構造をなし、諸機能を営む。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼうしつ‐いでん細胞質遺伝‥バウ‥ヰ‥ 核外遺伝子に支配される形質の遺伝現象。メンデルの法則に従わない。ミトコンドリアの遺伝、植物の葉の斑入りの遺伝などで知られている。核外遺伝。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐しゅうき細胞周期‥バウシウ‥ 細胞増殖において、DNA複製と細胞分裂が繰り返される周期。一般に、細胞が分裂するM期、DNAが合成されるS期、ならびにこれらに介在するG期、G期からなり、G→S→G→M→Gのように進行する。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐じゅうまんおくど西方十万億土‥ハウジフ‥ (→)西方浄土に同じ。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐しょうきかん細胞小器官‥バウセウ‥クワン (organelle)細胞内の機能的構造単位。もとは原生動物の糸胞・鞭毛・食胞・収縮胞などを指したが、広く真核生物の、後形質を除いた、ミトコンドリア・葉緑体・ゴルジ装置などをいう。細胞器官。オルガネラ。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐じょうど西方浄土‥ハウジヤウ‥ 阿弥陀仏の極楽浄土。人間界から西方十万億の仏土をへだててある。西方極楽。西方安楽国。西方十万億土。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐しん細胞診‥バウ‥ 喀痰かくたん・胸水・腹水・血液・分泌物・尿および生体から採取した細胞などを塗抹標本とし、細胞学的に病変を診断する方法。特に癌の診断に広く用いる。細胞検査。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐せい‐ねんきん細胞性粘菌‥バウ‥ 粘菌類の一群。栄養体である無数のアメーバ状単核細胞が集合して子実体を形成する。子実体には胞子を生じ、これが発芽して再びアメーバ状細胞を生じる。土壌中などに生息する。 細胞性粘菌の生活環(無性生殖) ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼう‐せいぶつがく細胞生物学‥バウ‥ もっぱら遺伝子・分子のレベルで細胞内の構造や現象を研究し、それを通じて高次生命現象を理解しようとする学問分野。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいぼうせい‐めんえき細胞性免疫‥バウ‥ 細胞が媒介する免疫反応。T細胞などが関与する。→リンパ球→体液性免疫⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐せかい西方世界‥ハウ‥ (→)西方浄土に同じ。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼうない‐しょうか細胞内消化‥バウ‥セウクワ 細胞が固形物をとりこみ、消化すること。固形物をとりかこむ食胞を形成し、そのなかに酵素を分泌して、消化・吸収を行う。原生動物のほか、海綿動物・刺胞動物・扁形動物、また高等動物の食細胞などに見られる。これに対し、消化管などでの消化を細胞外消化という。 ⇒さい‐ぼう【細胞】 さいほう‐ねんぶつ西方念仏‥ハウ‥ 西方浄土に往生することを願ってする念仏。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいほう‐の‐おしえ西方の教え‥ハウ‥ヲシヘ ①西方の天竺から伝来した仏の教え。 ②西方浄土に往生することをすすめる浄土教。 ⇒さい‐ほう【西方】 さいぼう‐ばいよう細胞培養‥バウ‥ヤウ 組織培養の一様式。器官・組織片を細胞に解離し、培養液を使ってガラス器内などで培養すること。 ⇒さい‐ぼう【細胞】

○財を成すざいをなす🔗🔉

○財を成すざいをなす 大きな財産を築く。 ⇒ざい【財】 さ‐いん左院‥ヰン 1871年(明治4)に設置された太政官の構成機関の一つ。立法について審議し、その議決を正院に上申する機関で、正院によって任免された議員により構成。75年廃止、元老院に受けつがれる。→右院→正院 さ‐いん鎖陰】 子宮膣腔が閉鎖した状態。処女膜閉鎖・膣閉鎖・頸管閉鎖の別がある。多くは先天性。後天性鎖陰は急性感染症・潰瘍・裂傷・腐食などにより生じる。 サインsign】 ①合図。記号。信号。また、看板。「―を送る」「ネオン‐―」 ②野球などで、味方どうしで交わす手振りなどによる指示。「バントの―」 ③署名。「書類に―する」 ⇒サイン‐アップ【sign-up】 ⇒サイン‐イン【sign in】 ⇒サイン‐かい【サイン会】 ⇒サイン‐ブック ⇒サイン‐プレー ⇒サイン‐ペン ⇒サイン‐ボード【sign board】 サインsine】 〔数〕三角関数の一つ。正弦。記号sin →三角関数⇒サイン‐ぼう【サイン棒】 ざ‐いん座員‥ヰン 演劇の一座に属している人。 ざ‐いん座隠・坐隠】 [世説新語巧芸](居ながらにして隠遁する意)囲碁の異称。また、碁を打つこと。浄瑠璃、国性爺合戦「市中をはなれし―の遊び」 ザインSein ドイツ】 〔哲〕存在。↔ゾルレン サイン‐アップsign-up】 (「登録申込み」の意)インターネットに接続できるように、プロバイダーに行う加入手続きのこと。 ⇒サイン【sign】 サイン‐インsign in】 コンピューターを利用するときに本人であることを証明するための手続き。 ⇒サイン【sign】 サイン‐かいサイン会‥クワイ 小説家や芸能人が自著などに署名をする催し。 ⇒サイン【sign】 サイン‐ブック (和製語sign book)サイン帳。署名帳。 ⇒サイン【sign】 サイン‐プレー (和製語sign play)野球などで、相手に気づかれないようにサインに従って行う攻撃や守備。 ⇒サイン【sign】 サイン‐ペン (和製語sign pen)細字用のフェルト‐ペン。商標名。 ⇒サイン【sign】 サイン‐ぼうサイン棒‥バウ (sine bar)角を精密に測定し、また与えられた角度に工作物を設定するために用いる測角器。 ⇒サイン【sine】 サイン‐ボードsign board】 看板。 ⇒サイン【sign】 さ‐う左右⇒そう さ・う障ふ・支ふサフ [一]〔自下二〕 つっかかる。さえぎられる。枕草子97「さし櫛みがくほどに、物につき―・へて折りたる心地」 [二]〔他下二〕 ⇒さえる(下一) ざ‐う座右⇒ざゆう ザウアークラウトSauerkraut ドイツ】 ドイツの漬物の一種。キャベツの細切りを薄塩で漬け、自然発酵させたもの。 サヴィニーFriedrich Karl von Savigny】 ドイツの法学者。歴史法学の樹立者。ローマ法の史的研究で業績を挙げた。著「現代ローマ法体系」など。(1779〜1861) サヴォイアSavoia イタリア】 アルプスのフランス側斜面の一地域。古く、フランス南東部からイタリア北西部を領有したサヴォイア家の支配下。1860年、サルデーニャ王(のちイタリア王)は中部イタリア合併承認の代償に、この地をフランスに割譲。フランス語名サヴォワ。 サヴォイ‐オペラSavoy operas】 (サヴォイはロンドンの劇場名)イギリスの劇作家ギルバート(W. S. Gilbert1836〜1911)台本・作詞、A.S.サリヴァン作曲の14編のオペレッタ。1871〜96年発表。イギリス音楽劇に新境地を開く。特に「ミカド」が有名。 サヴォナローラGirolamo Savonarola】 イタリアのドミニコ会修道士。峻烈な説教で人望を得、フィレンツェ市政の民主的改革を敢行し、保守派・教皇庁の怨みを買って焚刑ふんけいに処せられた。(1452〜1498) サウザンド‐アイランド‐ドレッシングThousand Island dressing】 マヨネーズにケチャップまたはチリソースを加え、刻んだピクルスやゆで卵などを混ぜ合わせたドレッシング。カナダのサウザンド‐アイランド地方の人の考案という。 サウサンプトンSouthampton】 イギリス、イングランド南部の港湾都市。天然の良港で、ピルグリム‐ファーザーズの出航地、大西洋航路の起点として知られる。人口21万5千(1996)。サザンプトン。 サウジ‐アラビアSaudi Arabia】 (サウード家のアラビア王国の意)アラビア半島の大半を占めるワッハーブ派のイスラム王国。聖地メッカ・メディナがある。ネジドを本拠としたサウード家が1925年ヘジャズを征服、32年国号をサウジ‐アラビア王国と称した。第二次大戦中より石油の採掘が盛ん。面積215万平方キロメートル。人口2253万(2004)。首都リヤド。→西アジア(図) サウジーRobert Southey】 イギリスの桂冠詩人・批評家。ワーズワース・コールリッジらとともに湖畔詩人と呼ばれた。詩「サラバ」、伝記「ネルソン」など。(1774〜1843) サウス‐カロライナSouth Carolina】 アメリカ合衆国南東部、大西洋岸の州。独立13州の一つ。農業・繊維産業が盛ん。州都コロンビア。→アメリカ合衆国(図) サウス‐ダコタSouth Dakota】 アメリカ合衆国中央北部の州。農業・牧畜業が盛ん。州都ピーア。→アメリカ合衆国(図) サウスポーsouthpaw】 ①(サウスは南部、ポーは手の意。アメリカ南部出身の大リーグ所属投手に左利きが多かったことから)野球で、左腕投手。 ②ボクシングなどで、左構えの選手。 サウディ‐アラビアSaudi Arabia⇒サウジ‐アラビア サウナsauna フィンランド】 フィンランド風の蒸気浴・熱気浴の風呂。石を熱した熱と、それに水をかけて得られる蒸気とで小部屋の温度・湿度を高め、そこに入って汗を流す。サウナ風呂。 サウラCarlos Saura】 スペインの映画監督。作「カラスの飼育」「カルメン」など。(1932〜) サウンsaung ビルマ】 ビルマ(ミャンマー)の撥弦楽器。舟の形をしたハープの一種で、弦数は13から16弦以上まで。座って演奏し、膝の上に置いて主に右手の指ではじく。ビルマの竪琴たてごと。 サウン サウンドsound】 音。音響。 ⇒サウンド‐エフェクト【sound effects】 ⇒サウンド‐スカルプチャー【sound sculpture】 ⇒サウンド‐スケープ【soundscape】 ⇒サウンド‐トラック【sound track】 ⇒サウンド‐ばん【サウンド版】 ⇒サウンド‐ボックス【sound box】 ⇒サウンド‐ボディー【sound-body】 サウンド‐エフェクトsound effects】 音響効果。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐スカルプチャーsound sculpture】 音の出る彫刻作品。視覚と聴覚とに働きかける目的で造形され、水力・風力・電力、また鑑賞者自身などが作品に動きや音を与えるもの。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐スケープsoundscape】 (landscapeをもじった造語)自然音・人工音を制御して作り出した音の環境。音景観。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐トラックsound track】 ①トーキー映画のフィルムの片側または両側に設けた、音声を記録する細い帯状の部分。音の波形を濃淡か面積の大小、あるいは磁気録音帯に記録する。 ②1に録音された音楽や音声。 ③サウンド‐トラック盤の略。映画の音楽・音声を収録したレコード・CD。サントラ。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐ばんサウンド版】 台詞せりふの入らない、音楽および音響だけを伴う映画。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐ボックスsound box】 ①弦楽器の共鳴箱。 ②旧式の蓄音機で、レコード針の振動を受けて音を発生する装置。 ⇒サウンド【sound】 サウンド‐ボディーsound-body】 (弦楽器などの)中空胴。響胴。 ⇒サウンド【sound】 さえ冴え・冱え】 ①澄みきること。光・色・寒気などのすんでとおること。「色調の―」 ②技などのあざやかさ。また、頭の働きや感覚の鋭さ。「腕の―」「勘の―」 ③遊里語で、興が増すこと。また、遊興。酒宴。 さえ采・賽】 双六すごろくのさい。奈良時代、サイの国語化した音として用いた。万葉集16「一二の目のみにあらず五六三四さへありけり双六の―」 さえサヘ (「支え」の意)山野に構えて禽獣をさえぎり捕らえるかこい。〈類聚名義抄〉 さえサヘ 〔助詞〕 (副助詞)体言・活用語の連用形・副詞・助詞など連用成分を受ける。格助詞の上下いずれにも付く。「添へ」が原義という。後世、助詞「だに」の衰退に伴い混用されることが多い。口語文法では係助詞とする。 ①現在有る作用・状態の程度が加わったり、範囲が広まったりする意を表す。その上…まで。…までも。万葉集6「橘は実―花―その葉―枝に霜降れど弥いや常葉とこはの樹」。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「未来に在す旦那に―疎ませうといふ事か」。「強風に加えて雨―降り出した」 ②程度の軽いものをあげて、それ以上のものを推測させる。…でも。…でさえ。中華若木詩抄「此画を愁なき人の見る―三峡の心がしてさびしきに愁人が見れば腸が寸々にきれてかなしいぞ」。日葡辞書「コレサエナラヌ」。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「此頃は一ぜん盛の客―ない」。「初心者で―すぐにできる」 ③仮定条件を表す句の中に用い、そのことだけで条件が満たされ他は不問にする意を表す。中華若木詩抄「命―あらば其人の開落は見るべき也」。歌舞伎、助六所縁江戸桜「金―とれば、云分ない」。「書物―あれば満足だ」 ざえ】 (ザイの転) ①学問。特に漢学。また、その学識。源氏物語帚木「―の際きわなまなまの博士」 ②芸術や芸能の技量。源氏物語絵合「琴きん弾かせ給ふことなむ一の―にて」 ③「ざえのおのこ」の略。宇津保物語蔵開下「神楽…―ども声よろしからんなど選びて」 さえ‐かえ・る冴え返る‥カヘル 〔自五〕 ①光や音などが非常によく澄む。また、冷えきる。新後拾遺和歌集「しぐれつる宵の村雲―・りふけ行く風にあられ降るなり」。「冬空に―・る月」 ②寒さがぶり返す。〈[季]春〉。玉葉集「―・り山風荒るる常磐木に降りもたまらぬ春のあわ雪」 ざえ‐が・る才がる】 〔自四〕 学識がありそうに振る舞う。 さえき佐伯‥ヘキ 姓氏の一つ。 ⇒さえき‐じょういん【佐伯定胤】 ⇒さえき‐ゆうぞう【佐伯祐三】 さ‐えき差役】 中国、宋代の課役法。農民を貧富によって9等に分け、上の4等から公用の力役に徴発、下の5等は免除した。王安石はこれを改めて募役法を行なったが、旧法党は差役法を復活させ、党争の一因となった。 さ‐えき差益】 ①売買の間に生ずる利益。「円高―」↔差損。 ②価格の改訂などで生じた利益。 さえき‐じょういん佐伯定胤‥ヘキヂヤウ‥ 法隆寺住職。奈良生れ。同寺勧学院を再興、また同寺を法相宗より分離し、聖徳宗の本山とした。(1867〜1952) ⇒さえき【佐伯】 さえき‐もん左掖門】 内裏正門の(内から見て)左の小門。右掖門に対する。→紫宸殿(図) さえき‐ゆうぞう佐伯祐三‥ヘキイウザウ 洋画家。大阪生れ。東京美術学校卒業後、渡仏。ヴラマンクに師事、はげしい筆触のパリ風景を描く。再渡仏して客死。(1898〜1928) ⇒さえき【佐伯】 さえ‐ぎ・る遮るサヘギル 〔他五〕 (サイギルの転) ①妨げる。中途で抑える。行動の邪魔をして止める。平家物語10「身を助からんと思ふ悪心のみ―・りて」。「言葉を―・る」 ②先立って行動する。太平記38「承はる旨なき間に―・つて使者をもつて申すなり」 ③間を隔てて見えなくする。「霧で視界が―・られる」 さえ‐さえ騒騒サヱサヱ (→)「さいさい(騒騒)」に同じ。 さえ‐ざえ冴え冴え・冱え冱え】 さえわたったさま。空気が澄んですがすがしいさま。清澄なさま。「―した月の影」「―とした表情」 ざえ‐ざえ・し才才し】 〔形シク〕 才知がありそうに見える。才知が表面にあらわれている。源氏物語若菜下「走り書きたる趣の―・しく」 さえざえ‐し・い冴え冴えしい】 〔形〕[文]さえざえ・し(シク) ①非常によくさえている。暁台句集「この宵朝はひときは事替りて…手づつ成なるも―・しく」 ②気持がはればれとしている。浮世床2「あなたにも、お―・しう」 さえ‐ざえ‐て冴え冴えて】 冴えた上にも冴えて。金葉和歌集「衣手に余呉よごの浦風―」 さえずり囀りサヘヅリ ①鳥がしきりに鳴くこと。また、その声。特に繁殖期における雄鳥の鳴き声。〈[季]春〉。「小鳥の―」→地鳴き。 ②やかましいおしゃべり。また、地方の人や外国人などの聞きわけにくい言葉。敏達紀「韓語からさえずり」。源氏物語松風「海人あまの―思し出でらる」 ③舞楽で舞人が漢文の詞句を朗詠すること。詠。 ④鯨の舌。 ⇒さえずり‐の‐ね【囀りの根】 さえずり‐とよ・む囀りとよむサヘヅリ‥ 〔自四〕 声が騒がしく響く。 さえずり‐の‐ね囀りの根サヘヅリ‥ 舌の根。 ⇒さえずり【囀り】 さえず・る囀るサヘヅル 〔自五〕 (サヒヅルの転) ①鳥がしきりに鳴きつづける。〈[季]春〉。古今和歌集「もも千鳥―・る春は物ごとにあらたまれどもわれぞふりゆく」。「すずめが―・る」 ②舞楽の舞の中で舞人が漢文の詞句を朗詠する。詠ずる。節をつけてうたう。字鏡集「詠、サヘヅル・ウタフ」 ③かしましくものを言う。よくしゃべる。源氏物語常夏「いとよげに今すこし―・れば、いふかひなしと思して」 ④(地方の人や身分の低い者、または外国人が)聞きとりにくい言葉でしゃべる。源氏物語須磨「そこはかとなく―・るも心のゆくへは同じことなるかなと」。今昔物語集31「胡えびすの人一時ばかり―・りあひて」 さ‐えださ枝】 (サは接頭語) ①(→)「えだ」に同じ。万葉集3「柘つみの―の流れ来ば」 ②横笛の名器の名。平敦盛の所持した「青葉の笛」と同じ物という。 ⇒さえだ‐ぐさ【さ枝草】 さえだ‐ぐささ枝草】 竹の異称。 ⇒さ‐えだ【さ枝】 さ‐えつ査閲】 実地に検査すること。特に、軍事教育の成績を査閲官が実地にしらべること。「演習を―する」 さえ‐な・うサヘナフ 〔他下二〕 (サヘ(障)ニア(合)フの約)防ぎとどめる。拒みとおす。万葉集20「―・へぬ命みことにあればかなし妹が手枕離れ」 ざえ‐なのり才名乗り】 神楽で、人長にんじょうの問いに対して才の男おのこが自分の得意の才芸を名乗り出る、滑稽な問答。宇津保物語嵯峨院「いとになく遊び給ふ。かくて、みな、―などす」 さえ‐にサヘ‥ (助詞サエに助詞ニの付いたもの)…までも。万葉集12「白しろたえの君が下紐われ―今日結びてな逢はむ日のため」 さえ‐にん支人サヘ‥ 仲裁する人。さえびと。裁人さいにんざえ‐の‐おのこ才の男‥ヲノコ 神楽で滑稽な演技をする役。ざえ。枕草子142「―召して声ひきたる人長にんじょうの心地よげさこそいみじけれ」 ざえ‐の‐おぼえ才の覚え】 学芸の心得。さいかく。 さえ‐の‐かみ障の神・塞の神・道祖神サヘ‥ (伊弉諾尊いざなぎのみことが伊弉冉尊いざなみのみことを黄泉よみの国に訪ね、逃げ戻った時、追いかけてきた黄泉醜女よもつしこめをさえぎり止めるために投げた杖から成り出た神)邪霊の侵入を防ぐ神。行路の安全を守る神。村境などに置かれ、近世にはその形から良縁・出産・夫婦円満の神ともなった。みちのかみ。道祖神どうそじん。さいのかみ。今昔物語集13「すべて人無し。只―の形を造りたる有り」 ⇒さえのかみ‐ば【道祖神場】 さえのかみ‐ば道祖神場サヘ‥ 「どんど場」参照。 ⇒さえ‐の‐かみ【障の神・塞の神・道祖神】 さえ‐まさ・る冴え勝る】 〔自四〕 ①寒さがいっそうひどくなる。古今和歌集「笹の葉におく霜よりも独り寝るわが衣手ぞ―・りける」 ②いっそう澄んでくる。千載和歌集「月の光の―・るかな」 さ‐えもん左衛門‥ヱ‥ ①左衛門督の略。 ②左衛門府の略。 ③土左衛門の略。溺死者の俗称。 ⇒さえもん‐の‐かみ【左衛門督】 ⇒さえもん‐の‐じん【左衛門の陣】 ⇒さえもん‐ふ【左衛門府】 さえもん‐の‐かみ左衛門督‥ヱ‥ 左衛門府の長官。 ⇒さ‐えもん【左衛門】 さえもん‐の‐じん左衛門の陣‥ヱ‥ヂン 建春門にあった左衛門府の詰所。また、建春門の称。→内裏(図)⇒さ‐えもん【左衛門】 さえもん‐ふ左衛門府‥ヱ‥ 「衛門府」参照。 ⇒さ‐えもん【左衛門】 さえ‐ゆ・く冴え行く】 〔自五〕 ①だんだん冷えて行く。金葉和歌集「衣手の―・くままに」 ②光や音などがだんだんに澄んで行く。長秋詠藻「衣打つ響きは月の何なれや―・くままに澄みのぼるらむ」 さ・える冴える・冱える】 〔自下一〕[文]さ・ゆ(下二) ①冷える。源氏物語総角「霜―・ゆる汀の千鳥」 ②光・音・色などが澄む。〈[季]冬〉。千載和歌集「五月雨の雲のたえまに月―・えて」。「―・えた音色」 ③頭や目の働きが鋭くなる。また、腕前などがあざやかである。「目が―・える」「―・えた弁舌」 ④(多く「―・えない」の形で)きわだったところがなく物足りない。「―・えない男」 さ・える障える・支えるサヘル 〔他下一〕[文]さ・ふ(下二) ①塞き止める。さえぎる。万葉集11「はしきやし誰が―・ふれかもたまほこの道見忘れて君が来まさぬ」 ②(多く「気に―・える」の形で)気にさわる。感情を害する。 さえ‐わた・る冴え渡る】 〔自五〕 ①一面に冷え冷えとする。万葉集13「立ち待つにわが衣手に置く霜も氷に―・り降る雪も凍り渡りぬ」 ②光や音などがくまなく澄む。澄みわたる。詞花和歌集「雲の上は月こそさやに―・れ」。「三味線の音が―・る」 ③頭の働きや腕前などがあざやかである。「料理の包丁が―・る」 さ‐えん茶園‥ヱン 茶ばたけ。ちゃえん。 さ‐えん差延】 (différance フランス)デリダの用語。「差異」と「遅延」を意味する語を組み合わせた造語で、差異を産み出す働きを表す。存在者の現前には常に他者との空間的差異(間)と自己自身との時間的差異(遅延)があり、実体的同一性は差延の一効果にすぎないとする。 さ‐えん菜園‥ヱン サイエンの転。和訓栞「―、菜園也」 さお竿・棹サヲ ①枝葉を取り去った竹の幹。「旗―」「物干し―」 ②船を進めるのに用いる長い棒。水棹みさお。万葉集18「船に乗り川の瀬ごとに―さしのぼれ」 ③秤竿はかりざおの略。→棹秤さおばかり。 ④間竿けんざおの略。日葡辞書「サヲヲウツ」 ⑤三味線の胴から上の、弦を張った長い部分。転じて、三味線。→三味線(図)。 ⑥「つりざお」の略。 ⑦卵塔・石灯籠などの柱状の部分。竿石さおいし→石灯籠(図)。 ⑧箪笥たんす・長持ながもちなどにさしてかつぐ棒。また、箪笥・長持などを数えるのに用いる語。「箪笥一―」 ⑨真っ直ぐに長い物のたとえ。「雁が―になる」 ⑩陰茎。 ⑪旗を数えるのに用いる語。欽明紀「五色幡二―」 ⑫羊羹ようかん・洲浜すはまなどの棹物菓子を数えるのに用いる語。 ◇1は「竿」、2・5・8・12は「棹」と書くのがふつう。 ⇒竿の先に鈴 さ‐おさ青サヲ (サは接頭語。サアオの約)まっさお。また、青白いこと。万葉集16「人だまの―なる君が」 さ‐おさ麻サヲ (サは接頭語)アサの古名。万葉集9「麻衣に青衿あおくびつけ直ひた―を裳には織り着て」 さ‐おさ緒サヲ (サは接頭語)緒。綱。万葉集14「赤駒を打ちて―ひき」 さお佐保サホ (サホとも)奈良市北部の地名。佐保川が流れる。奈良時代、高官の邸宅地。 さお‐いし竿石サヲ‥ (→)竿7に同じ。 さお‐いれ竿入れサヲ‥ 間竿けんざおで地積を測量すること。また、検地のこと。竿打ち。 さ‐おう沙翁‥ヲウ (シェークスピアに「沙吉比亜」と当てたことから)シェークスピアの、日本での異称。 ざおう蔵王‥ワウ ①蔵王権現ごんげんの略。 ②蔵王山の略。 ⇒ざおう‐おんせん【蔵王温泉】 ⇒ざおう‐ごんげん【蔵王権現】 ⇒ざおう‐さん【蔵王山】 ⇒ざおう‐どう【蔵王堂】 さおう‐うおう左往右往‥ワウ‥ワウ 多くの人が左右に行き交うこと。混乱して秩序のないこと。右往左往。 ざおう‐おんせん蔵王温泉‥ワウヲン‥ 蔵王山西方の山形市内にある温泉。泉質は硫黄泉で強酸性。 ⇒ざおう【蔵王】 ざおう‐ごんげん蔵王権現‥ワウ‥ 修験道の主尊。役行者えんのぎょうじゃが金峰山きんぷせんで修行中に感得したと伝える。一面三目二臂で魔障降伏ごうぶくの相をなし、右手に三鈷杵さんこしょを持ち上げ、左手は剣印で腰にあて、右足をあげた形をなす。吉野蔵王堂などにまつられる。蔵王菩薩。金剛蔵王。 蔵王権現 ⇒ざおう【蔵王】 ざおう‐さん蔵王山‥ワウ‥ 山形・宮城両県にまたがる火山群の総称。最高峰の熊野岳は標高1841メートル。古名、不忘山わすれずのやま・刈田嶺。山上に蔵王権現をまつる。樹氷が有名。山腹はスキー場、山麓に温泉がある。 蔵王連峰 撮影:山梨勝弘 蔵王山 撮影:関戸 勇 ⇒ざおう【蔵王】 さお‐うた棹歌サヲ‥ 船頭などが舟に棹さしながらうたう歌。ふなうた。 さお‐うち竿打ちサヲ‥ (→)「竿入れ」に同じ。 ざおう‐どう蔵王堂‥ワウダウ 奈良県吉野山にある役行者えんのぎょうじゃ創建の金峯山寺きんぷせんじの本堂。 ⇒ざおう【蔵王】 さ‐おおさ小峰‥ヲヲ (サは接頭語)小さい峰。こみね。古事記「大峰おおおには幡はり立て―には幡はり立て」 さお‐がしら竿頭サヲ‥ 同じ釣船の中で、その日一番多く魚を釣った人。 さお‐かぜ佐保風サホ‥ 佐保のあたりを吹く風。万葉集6「わが背子が着る衣きぬ薄し―はいたくな吹きそ」 さお‐がね竿金サヲ‥ 「竹流し」の別称。 さお‐がわ佐保川サホガハ (佐保はサホとも)奈良市佐保を経て、市の北部を西に流れ、南流して水谷みずや川・率いさ川・岩井川を合わせ、大川(大和川の上流)となる川。古歌では、千鳥・蛍の名所。(歌枕) さお‐こ棹子サヲ‥ 舟の艫ともにいて棹さす人。かじこ。 さお‐コンパス竿コンパスサヲ‥ 大きな円を描くために直線定規の両端に取り付けて用いる部品。普通のコンパスでは届かない場合に用いる。ビーム‐コンパス。 さお‐さ・す棹さすサヲ‥ 〔自五〕 棹を水底につきさして、舟を進める。転じて、時流に乗る。また、時流にさからう意に誤用することがある。万葉集20「夕潮に―・しくだり」。夏目漱石、草枕「情じょうに―・せば流される」。「時勢に―・す」 さ‐おしかさ牡鹿‥ヲ‥ (サは接頭語)おすの鹿。おじか。〈[季]秋〉。万葉集15「秋の野に―鳴きつ」 ⇒さおしか‐の【さ牡鹿の】 さおしか‐のさ牡鹿の‥ヲ‥ 〔枕〕 さ牡鹿の分け入る野の意で、「いりの(入野)」にかかる。万葉集10「―入野のすすき」 ⇒さ‐おしか【さ牡鹿】 さお‐だか竿鷹サヲ‥ 鷹狩の一種。隼はやぶさを馴養じゅんようして鴨などを捕獲する方法。竿を立てて鳥を追い、その竿を目当てに隼が獲物を捕らえることからの名。 さお‐だけ竿竹サヲ‥ 竿にした竹。竹の竿。 さお‐だち棹立ちサヲ‥ 馬などが前脚をあげて、後脚で立ちあがること。棒立ち。 さお‐つぎ竿継ぎサヲ‥ 木材継手の一種。材端に長い枘ほぞすなわち竿枘を作り、他の材に設けた枘穴に差し入れ、車知しゃちを打ち込んで固めるもの。 竿継ぎ さおつけ‐の‐お竿付の緒サヲ‥ヲ 旗を竿に結びつけるための紐。 さお‐づり竿釣サヲ‥ 釣竿を用いて魚を釣る方法。 さ‐おととし一昨昨年‥ヲトトシ さきおととし。竹取物語「―の二月の十日頃に」 さ‐おとめ早少女・早乙女‥ヲトメ (サは接頭語、神稲の意) ①田植をする女。植女うえめ。そうとめ。〈[季]夏〉。栄華物語根合「―の山田の代しろにおり立ちて」 ②おとめ。山家集「磯菜摘むあまの―心せよ」 ⇒さおとめ‐ばな【早乙女花】 さおとめ‐ばな早乙女花‥ヲトメ‥ ①ヘクソカズラの別称。 ②東北地方で、花菖蒲はなしょうぶ⇒さ‐おとめ【早少女・早乙女】 さお‐とり竿取サヲ‥ 江戸時代、検地や検見けみなど測量をする時、間竿けんざおを取り扱った者。 さお‐とり棹取サヲ‥ 船の楫かじとり。 さ‐おど・るさ躍る‥ヲドル 〔自四〕 (サは接頭語)おどる。はねる。万葉集19「杉の野に―・る雉きぎしいちじろく音にしも鳴かむ」

たから‐もち【宝持・財持】🔗🔉

たから‐もち宝持・財持】 裕福な人。富豪。〈日葡辞書〉 ⇒たから【宝・財・貨・幣】

[漢]財🔗🔉

 字形  筆順 〔貝部3画/10画/教育/2666・3A62〕 〔音〕ザイ(呉) サイ(漢) [意味] たから。人間にとって価値のある金銭や物資。まとまった資産。「財をなす」「財宝・財産・財布さいふ・財政・資財・散財・文化財」 [解字] 形声。「貝」(=財貨)+音符「才」(=つみかさねる)。積み重ねた金品の意。一説に、「才」を適当に切る意と解し、切り盛りして生活の素材とする金品の意とする。[戝]は異体字。 [下ツキ 家財・管財・器財・巨財・散財・私財・資財・借財・浄財・殖財・蓄財・余財・理財

広辞苑で始まるの検索結果 1-61もっと読み込む