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乍 たちまち🔗⭐🔉
【乍】
5画 丿部
区点=3867 16進=4663 シフトJIS=93E1
《音読み》 サ
/ジャ
〈zh
〉
《訓読み》 たちまち/ながら
《意味》
{副}たちまち。急に。さっと。「今、人乍見孺子将入於井=今、人乍チ孺子ノマサニ井ニ入チントスルヲ見レバ」〔→孟子〕
{副}たちまち。乍A乍Bの形で、Aがおこるかと思えば、急にBがおこるの意をあらわすことば。「先王之道、乍存乍亡=先王ノ道モ、乍チ存シ乍チ亡ズ」〔→史記〕
〔国〕ながら。…にもかかわらず。また、…しつつ。
《解字》
象形。刃物でさっと
形に切るさまを描いたもので、刃物で切れめをいれること、ある動作をすることをあらわす。作サク・サ(さっと切る→はじめて動作をおこす)の原字。詐(つくりことば)・昨サク(昔セキに当てて用いる)の音符となる。作が作為の意に専用されたため、乍は急切な動作をあらわす副詞となった。▽万葉仮名では、乍A乍Bの場合の意味を誤解して「…しつつ」と訓じたため、のち「…ながら」の訓が生じた。








們 たち🔗⭐🔉
【們】
10画 人部
区点=4878 16進=506E シフトJIS=98EC
《音読み》 モン
/ボン
〈m
n〉
《訓読み》 たち/ら
《意味》
{助}〔俗〕たち。ら。人間の複数を示す接尾辞。▽宋ソウ・元ゲン代以後、俗語で用いる。〈同義語〉→懣。「我們ウオメン(わたしたち)」「他們ターメン(かれら)」
《解字》
形声。「人+音符門」。




咋 たちまち🔗⭐🔉
【咋】
8画 口部
区点=2680 16進=3A70 シフトJIS=8DEE
《音読み》
サク
/シャク
〈z
〉/
サ
/シャ
〈zh
・zh
〉
《訓読み》 たちまち
《意味》

{動}舌づつみを打って物を食べる。
{動}舌打ちしてほめる。▽中国ではほめるときにも舌打ちする。「好評咋咋コウヒョウサクサク」
{動}ざわざわとやかましくしゃべる。
{副}たちまち。ちらりと、ほんのしばしの意をあらわすことば。▽乍サ(たちまち)に当てた用法。
《解字》
形声。「口+音符乍」で、舌打ちの音を示す凝声語。
《熟語》
→熟語















太刀 タチ🔗⭐🔉
【太刀】
タチ〔国〕
刀剣の総称。
腰に帯びる儀仗ギジョウ用の長い刀。


忽 たちまち🔗⭐🔉
【忽】
8画 心部
区点=2590 16進=397A シフトJIS=8D9A
《音読み》 コツ
/コチ
〈h
〉
《訓読み》 たちまち/ゆるがせにする(ゆるがせにす)
《意味》
{副}たちまち。いつのまにか。うっかりしているまに。〈類義語〉→俄ガ/ニワカ。「忽然」「忽聞=忽チ聞ク」「歳月忽已晩=歳月、忽チスデニ晩シ」〔→古詩十九首〕
{形}心がうつろなさま。よく見定められないさま。とりとめのないさま。〈同義語〉→惚。
{形・動}ゆるがせにする(ユルガセニス)。気にとめないさま。気にとめずにほうっておく。しっかりととらえずに放置する。「忽略コツリャク」「禍乱生於所忽=禍乱ハ、忽ニスル所ヨリ生ズ」〔→通鑑〕
{単位}数の単位。一の十万分の一。糸の十分の一。微の十倍。
《解字》
会意兼形声。勿ブツは、吹き流しがゆらゆらして、はっきりと見えないさまを描いた象形文字。忽は「心+音符勿」で、心がそこに存在せず、はっきりしないまま見すごしていること。→勿
《単語家族》
勿(ない)
没(見えなくなる)などと同系。
《類義》
俄ガは、きわだった断層が生じる意を含み、がくっと驚く、にわかに変化するなどの場合の副詞に用いる。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要人名









橘 たちばな🔗⭐🔉
橘化為枳 タチバナカシテカラタチトナル🔗⭐🔉
【橘化為枳】
タチバナカシテカラタチトナル〈故事〉淮南ワイナン地方の橘を淮北ワイホクに移植すると、からたちに変わる。境遇によって人の気質が変わることのたとえ。〔→晏子〕
溘 たちまち🔗⭐🔉
倏 たちまち🔗⭐🔉
【倏】
11画 犬部
区点=6439 16進=6047 シフトJIS=E0C5
《音読み》 シュク
〈sh
〉
《訓読み》 たちまち
《意味》
{副}たちまち。あっという間に。
《解字》
会意兼形声。「犬+音符攸ユウ」で、犬がからだを細長くしてさっと走り抜けるさまをあらわす。
《単語家族》
條(=条。細長い枝)
脩シュウ(細長い干し肉)と同系。
《熟語》
→熟語





立 たちどころに🔗⭐🔉
【立】
5画 立部 [一年]
区点=4609 16進=4E29 シフトJIS=97A7
《常用音訓》リツ/リュウ/た…つ/た…てる
《音読み》 リツ
/リュウ(リフ)
〈l
〉
《訓読み》 たつ/たてる(たつ)/たちどころに/リットル
《名付け》 たか・たかし・たち・たつ・たつる・たて・たる・はる
《意味》
{動}たつ。たてる(タツ)。しっかりと両足を地につけてたつ。安定させてたてる。「起立」「立像」「立不中門=立ツニ門ニ中セズ」〔→論語〕
{動}たつ。足を地につけて、しっかりと生活をする。「三十而立=三十ニシテ立ツ」〔→論語〕
{動}たてる(タツ)。組織・きまり、仕事の基礎などをしっかりきめる。〈対語〉→廃(やめる)。〈類義語〉→樹(たてる)。「自立」「立国=国ヲ立ツ」「立法度=法度ヲ立ツ」
{動}たつ。たてる(タツ)。位につく。とりあげて位につかせる。後つぎにきめる。〈類義語〉→廃(やめさせる)。「立太子=太子ヲ立ツ」「立其中子=ソノ中子ヲ立ツ」〔→史記〕
{動}たつ。季節の気配がたちおこる。「立春」
{副}たちどころに。「立応=立チドコロニ応ズ」「剣堅故不可立抜=剣堅シ故ニタチドコロニ抜クベカラズ」〔→史記〕
〔国〕リットル。容積の単位。一リットルは約五合五勺。▽フランス語litreに当てた字。
《解字》
会意。「大(ひと)+―線(地面)」で、人が両足を地につけてたったさまを示す。両手や両足をそろえて安定する意を含む。▽リフ→リュウの音は建立コンリュウの場合に用い、リフ→リツの音は入声ニツショウ(つまり音)を日本で促音ツであらわす習慣によってなまった音。
《単語家族》
笠リフ→リュウ(頭上にしっかりとのせるかさ)
拉ラフ→ラツ(両手を対象につけてつかまえる)と同系。
《類義》
→建
《異字同訓》
たつ/たてる。 立つ/立てる「演壇に立つ。席を立つ。使者に立つ。危機に立つ。見通しが立つ。うわさが立つ。立ち合う。柱を立てる。計画を立てる。手柄を立てる。顔を立てる。立て直す」建つ/建てる「家が建つ。ビルを建てる。銅像を建てる。建て前」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語













資 たち🔗⭐🔉
【資】
13画 貝部 [五年]
区点=2781 16進=3B71 シフトJIS=8E91
《常用音訓》シ
《音読み》 シ
〈z
〉
《訓読み》 もと/たち/たすける(たすく)/とる/はかる
《名付け》 すけ・たすく・ただ・とし・もと・やす・よし・より
《意味》
{名}もと。用だてるためにそろえた品物や金銭。もとで。「資金」「軍資(軍用金)」「資斧シフ(生活費)」
{名}それによって事をなすための、もとづくところ。よりどころ。「資格」
{名}たち。元来備わっていて、やがて役だつべき能力やからだつき。もちまえ。〈類義語〉→質。「資質」「天資(うまれつき)」
シス{動}たすける(タスク)。とる。金品を用だててたすける。また、金品や条件を与える。あつらえて役だてる。もとでとして利用する。「資生」「資助」「資敵国=敵国ニ資ス」「王、資臣万金=王、臣ニ万金ヲ資ス」〔→国策〕
シス{動}はかる。いろいろな意見を用意して相談すること。▽咨シ(はかる)に当てた用法。「事君先資其言=君ニ事フルニハ先ダツテソノ言ヲ資ル」〔→礼記〕
《解字》
会意兼形声。次シは「二(そろえる)+欠(人がしゃがんだ姿)」からなり、ざっと持ち物をそろえるの意を含む。資は「貝(財貨)+音符次」で、金銭や物品をざっとそろえておいて、用だてること。→次
《単語家族》
姿シ(ざっと身づくろいする、もちまえ)
茨シ(かや草をざっと並べる)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物










質 たち🔗⭐🔉
【質】
15画 貝部 [五年]
区点=2833 16進=3C41 シフトJIS=8EBF
【貭】異体字異体字
11画 貝部
区点=7636 16進=6C44 シフトJIS=E6C2
《常用音訓》シチ/シツ/チ
《音読み》
シツ
/シチ
〈zh
〉/
チ
〈zh
〉
《訓読み》 もと/しろ/たち/ただす
《名付け》 かた・さだ・さだむ・すなお・ただ・ただし・ただす・み・もと
《意味》

{名}もと。しろ。なかにつまっているもの。なかみ。内容。〈対語〉→形。「実質」「形質倶変=形質トモニ変ズ」「君子義以為質=君子ハ義モッテ質ト為ス」〔→論語〕
{名}たち。もってうまれたなかみそのもの。もちまえ。うまれつき。「素質」「性質」
{名・形}飾りけのないそのもののまま。生地のまま。すなおである。〈対語〉→文。「質、勝文則野=質、文ニ勝テバスナハチ野ナリ」〔→論語〕
シッス{動}ただす。なかみをつきつめる。問いただす。「質問」「質諸鬼神而無疑=コレヲ鬼神ニ質シテ疑ヒ無シ」〔→中庸〕

{名}あかしをたてるだけの値うちあるものとして、相手にあずけおく人や物。人質や抵当。「納質=質ヲ納ル」「交質=質ヲ交ス」
チス{動}人質にする。抵当に入れる。
《解字》
会意。斤キンは、重さを計る重りに用いたおの。質は「斤二つ(重さが等しい)+貝(財貨)」で、Aの財貨と匹敵するだけなかみのつまったBの財貨をあらわす。名目に相当するなかみがつまっていることから、実質、抵当の意となる。
《単語家族》
実ジツ(なかみ)
緻チ(きめ細かくなかみがつまる)
室シツ(つまったへや)
窒チツ(つまる)などと同系。また真シン(なかみがつまる)は、その語尾が転じたことば。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語





















館 たち🔗⭐🔉
【館】
16画 食部 [三年]
区点=2059 16進=345B シフトJIS=8AD9
【舘】異体字異体字
16画 舌部
区点=2060 16進=345C シフトJIS=8ADA
《常用音訓》カン
《音読み》 カン(ク
ン)
〈gu
n〉
《訓読み》 やかた/たち/たて
《名付け》 いえ・たて
《意味》
{名}やかた。役人や用人たちがはいる、周囲にへいをめぐらした建物。転じて、公用の人や食客をとめる家。また、王室の人を住まわせる別邸。「公館(官舎)」「築王姫之館于外=王姫ノ館ヲ外ニ築ク」〔→左伝〕
{名}やど。やどや。「旅館」
{名}公用に使う大きな建物。「会館」「商館」「迎賓館」
{名}文筆にたずさわる人のいる役所。また、その役所につける名称。「弘文館(唐代に置かれた、図書館兼学校の名)」「留館(地方に転出せず、中央の役所に留任する)」「散館(任官して赴任する)」
カンス{動}やかたや役所を設ける。
カンス{動}泊まる。また、食客として住みこむ。「謀館=館セント謀ル」「館於上宮=上宮ニ館ス」〔→孟子〕
〔国〕
やかた。仮に設けた家。また、身分の高い人の邸宅。やしき。▽訓の「やかた」は「や(屋)+かた(形)」から。
やかた。大臣や主君、その夫人などをさす尊敬語。
たち・たて。小規模な城。とりで。
《解字》
会意兼形声。官は「宀(やね、いえ)+阜の上部(=隊。集団、つみかさね)」の会意文字で、公用人が隊をなしている家をあらわす。のち、官が役人をあらわすことばとなったので、食印をそえて、公用者が食事するやしきをあらわした。館は「食+音符官」。
《単語家族》
完カン(まるく囲む)
院(へいで囲んだ家)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
















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