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うな‐さか【△海△境】🔗⭐🔉
うな‐さか【△海△境】
海神の国と人の国とを隔てると信じられていた境界。海のさかい。海の果て。「即ち―を塞(さ)へて返り入りましき」〈記・上〉
うに【海=胆・海=栗】🔗⭐🔉
うに【海=胆・海=栗】
ウニ綱の棘皮(きよくひ)動物の総称。殻は半球形・円錐形・円盤形などで、表面は栗のいが状のとげに覆われ、とげの間から細い糸状の管足を出して運動する。口器は下面中央にあり、「アリストテレスの提灯(ちようちん)」とよばれ、肛門は背面中央にある。すべて海産で、生殖巣を食用にするものにアカウニ・バフンウニ・ムラサキウニなどがある。《季 春》
(「雲丹」とも書く)ウニの生殖巣。生で食べるほか、練りうになどにもする。




うみ【海】🔗⭐🔉
うみ【海】
地球上の陸地でない部分で、全体が一続きになって塩水をたたえている所。地球表面積の四分の三を占め、約三億六〇〇〇万平方キロメートル。海洋。「川が―に注ぐ」「―に浮かぶ船」
陸(りく)。
陸地の中で、広くくぼんで水をたたえている場所。大きな湖沼。みずうみ。「余呉の―」
ある事物が大量に集まっている所。一面に広がっていること。「血の―」「あたり一面火の―となる」
硯(すずり)の、水をためておく所。
陸(おか)。






海に千年山に千年🔗⭐🔉
海に千年山に千年
「海千山千(うみせんやません)」に同じ。
海の物とも山の物ともつか
ない🔗⭐🔉
海の物とも山の物ともつか
ない
物事の正体・本質がつかめず、将来どうなっていくか見当のつかないたとえ。海とも山とも知れず。「始めたばかりで、まだ―
ない新商売だ」


海も見えぬに船(ふな)用意🔗⭐🔉
海も見えぬに船(ふな)用意
物事を早まってすること、手回しのよすぎることのたとえ。
海を山にする🔗⭐🔉
海を山にする
無理なことをするたとえ。
海を渡・る🔗⭐🔉
海を渡・る
海を渡って外国へ行く。また、外国に伝わる。「国宝が初めて―・る」「日本の技術が―・る」
うみ‐イグアナ【海イグアナ】🔗⭐🔉
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
イグアナ科の爬虫(はちゆう)類。海に潜る唯一のトカゲで、全長約一・五メートル。ガラパゴス諸島に分布。海岸に群れをなし、岩礁の海藻類を食べる。うみとかげ。
うみ‐う【海×鵜】🔗⭐🔉
うみ‐う【海×鵜】
ウ科の海鳥。全長八四センチくらい。全身緑黒色。水に潜って巧みに魚を捕らえる。東アジア特産で、海岸の岩壁に集団営巣する。訓練して鵜飼いに使う。
うみ‐うし【海牛】🔗⭐🔉
うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、頭部に牛の角に似た触角と、後部にえらをもつ。色の目立つものが多く、浅海の岩上や海藻の間にすみ、多くは海藻を食べる。


うみ‐うなぎ【海×鰻】🔗⭐🔉
うみ‐うなぎ【海×鰻】
アナゴやウミヘビなど、形状がウナギに似た海水魚のこと。
うみ‐がめ【海×亀】🔗⭐🔉
うみ‐がめ【海×亀】
ウミガメ科およびオサガメ科のカメの総称。いずれも海産で、大形。四肢はひれ状。産卵のときは陸に上がる。《季 夏》「灯台がともる―縛られゐて/誓子」


うみ‐がも【海×鴨】🔗⭐🔉
うみ‐がも【海×鴨】
カモ類のうち、主に海にすむものの総称。
うみ‐がらす【海×烏・海×鴉】🔗⭐🔉
うみ‐がらす【海×烏・海×鴉】
ウミスズメ科の海鳥。全長四四センチくらい。背面は灰黒色、腹部は白い。日本では北海道沿岸の島などの岩場で繁殖。オロロン鳥。ロッペン鳥。

うみぎく‐がい【海菊貝】‐がひ🔗⭐🔉
うみぎく‐がい【海菊貝】‐がひ
ウミギクガイ科の二枚貝。潮間帯付近の岩礁に、右殻の殻頂で固着。殻長八センチくらい。殻表は大小のとげ状の突起で覆われ、一部は平たく菊の花びら状。色は紅・紫褐色など。本州中部以南に分布。食用。うみぎく。
うみ‐サボテン【海サボテン】🔗⭐🔉
うみ‐サボテン【海サボテン】
花虫綱ウミサボテン科の腔腸(こうちよう)動物。海の砂泥底にすみ、棍棒(こんぼう)状の群体をなし、淡肉色。夜になると五〇センチも伸びて発光するが、昼間は縮んで砂中に隠れる。本州以南に分布。


うみ‐ぞい【海沿い】‐ぞひ🔗⭐🔉
うみ‐ぞい【海沿い】‐ぞひ
海に沿った陸地。沿岸。海辺。また、海に沿っていること。「―の町」
うみ‐たなご【海×
】🔗⭐🔉
うみ‐たなご【海×
】
スズキ目ウミタナゴ科の海水魚。沿岸の藻の多い所にすむ。全長約二五センチ。体は卵形で著しく側扁する。体色は鉄青色または銅赤色。卵胎生で、稚魚を一〇〜三〇匹産む。美味。たなご。

うみ‐つ‐じ【海つ路】‐ぢ🔗⭐🔉
うみ‐つ‐じ【海つ路】‐ぢ
《「つ」は「の」の意の格助詞》「うみじ」に同じ。「―の和(な)ぎなむ時も渡らなむかく立つ波に船出すべしや」〈万・一七八一〉
うみ‐つばめ【海×燕】🔗⭐🔉
うみ‐つばめ【海×燕】
ミズナギドリ目ウミツバメ科の海鳥の総称。コシジロウミツバメ・ハイイロウミツバメなど。全長一四〜二五センチ。全体に黒褐色のものが多い。翼は長く、尾はツバメのように切れ込み、足指には水かきがある。繁殖期には小島に群集し、岩の裂け目や傾斜地に掘った穴に白い卵を一個産む。かいえん。

うみにいくるひとびと【海に生くる人々】🔗⭐🔉
うみにいくるひとびと【海に生くる人々】
葉山嘉樹(はやまよしき)の長編小説。大正一五年(一九二六)刊。貨物船の海上労働者たちが、しだいに階級意識に目覚めていく過程を描いた、プロレタリア文学の代表作。
うみ‐の‐いえ【海の家】‐いへ🔗⭐🔉
うみ‐の‐いえ【海の家】‐いへ
夏の間、海水浴客のために、海浜につくられる宿泊施設や、更衣・休憩・食事などのための仮小屋。《季 夏》
うみ‐の‐さち【海の幸】🔗⭐🔉
うみ‐の‐さち【海の幸】
「海幸(うみさち)」に同じ。
山の幸。

うみ‐の‐ひ【海の日】🔗⭐🔉
うみ‐の‐ひ【海の日】
国民の祝日の一。七月二〇日。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。平成八年から実施。
うみ‐びらき【海開き】🔗⭐🔉
うみ‐びらき【海開き】
海水浴場をその年に初めて一般の人々に開放すること。また、その日。《季 夏》
かい‐い【海尉】‐ヰ🔗⭐🔉
かい‐い【海尉】‐ヰ
海上自衛官の階級の一。海佐と准海尉との間で、一・二・三等がある。諸外国海軍および旧日本海軍の大・中・少尉に相当する。
かい‐いき【海域】‐ヰキ🔗⭐🔉
かい‐いき【海域】‐ヰキ
ある限られた範囲の海。「日本の―」
かい‐いん【海印】🔗⭐🔉
かい‐いん【海印】
仏語。静かに澄みわたった大海が万物を映し出すように、仏の知恵は宇宙のすべてのことを知っているということ。
かい‐いん【海員】‐ヰン🔗⭐🔉
かい‐いん【海員】‐ヰン
船長以外の船舶の乗組員。
かいいん‐ざんまい【海印三×昧】🔗⭐🔉
かいいん‐ざんまい【海印三×昧】
仏語。仏が華厳(けごん)経を説いたときに入ったという三昧。一切の事物が映し出される、静かに動じない仏の心。海印定(かいいんじよう)。
かいいん‐じ【海印寺】🔗⭐🔉
かいいん‐じ【海印寺】
韓国慶尚南道陝川郡の伽
山(かやさん)にある寺。山号は伽
山。韓国三宝寺刹の一。八〇二年、新羅(しらぎ)の哀荘王が創建。一三世紀開板の高麗版大蔵経の版木を所蔵。


かいいん‐めいぼ【海員名簿】カイヰン‐🔗⭐🔉
かいいん‐めいぼ【海員名簿】カイヰン‐
船長が備えておく書類の一つで、海員の氏名・生年月日・住所や雇用契約などを記したもの。
かい‐う【海宇】🔗⭐🔉
かい‐う【海宇】
《「宇」は四方の果ての意》天下。国内。海内(かいだい)。
かい‐う【海△芋】🔗⭐🔉
かい‐う【海△芋】
オランダカイウの別名。
かい‐うん【海運】🔗⭐🔉
かい‐うん【海運】
船舶で旅客や貨物を運ぶこと。
かいうん‐ぎょう【海運業】‐ゲフ🔗⭐🔉
かいうん‐ぎょう【海運業】‐ゲフ
海上輸送によって利益を得ることを目的とする事業。また、その会社。
かいうん‐どうめい【海運同盟】🔗⭐🔉
かいうん‐どうめい【海運同盟】
同一航路に定期船を就航させている海運業者間において、相互間の競争を抑制し他者の参入を制するため、運賃率・配船計画その他の営業上の事項について協定をする国際カルテル。運賃同盟。
かい‐えん【海塩】🔗⭐🔉
かい‐えん【海塩】
海水から製した食塩。
かい‐えん【海×燕】🔗⭐🔉
かい‐えん【海×燕】
ウミツバメのこと。
イトマキヒトデの別名。
タコノマクラの別名。



かいえん‐たい【海援隊】カイヱン‐🔗⭐🔉
かいえん‐たい【海援隊】カイヱン‐
江戸末期、坂本竜馬らが長崎亀山で組織した貿易結社。慶応元年(一八六五)結成、当初は亀山社中と称したが、同三年竜馬が隊長となって改称。主として薩長両藩のために西洋の物産・武器・船舶などの輸入に当たった。竜馬死後の同四年解散。
かいおう‐せい【海王星】カイワウ‐🔗⭐🔉
かいおう‐せい【海王星】カイワウ‐
太陽系の八番目の惑星。太陽からの平均距離四五億四四〇万キロ、すなわち三〇・一一〇四天文単位、公転周期一六四・七七四年、赤道半径二万四七六四キロ。質量は地球の一七・一五倍あり、自転周期は〇・六七一日。四本の環とトリトンなど八個の衛星をもつ。一八四六年にベルリン天文台のJ=G=ガレが発見した。ネプチューン。
かい‐がい【海外】‐グワイ🔗⭐🔉
かい‐がい【海外】‐グワイ
海の向こうの国。外国。「―に進出する」「―旅行」
かいがいけいざいきょうりょく‐ききん【海外経済協力基金】カイグワイケイザイケフリヨク‐🔗⭐🔉
かいがいけいざいきょうりょく‐ききん【海外経済協力基金】カイグワイケイザイケフリヨク‐
発展途上国の経済開発資金を供給するための融資機関。また、その基金。全額政府出資の資本金と借入金を資金としている。昭和三六年(一九六一)設立。
かいがい‐しんぶん【海外新聞】カイグワイ‐🔗⭐🔉
かいがい‐しんぶん【海外新聞】カイグワイ‐
幕末に横浜で発行された、海外のニュースを中心とした新聞のこと。「官板(かんばん)海外新聞」「海外新聞」など。
かいがい‐とこう【海外渡航】カイグワイトカウ🔗⭐🔉
かいがい‐とこう【海外渡航】カイグワイトカウ
飛行機や船で外国に行くこと。
かいがいとこう‐きんしれい【海外渡航禁止令】カイグワイトカウ‐🔗⭐🔉
かいがいとこう‐きんしれい【海外渡航禁止令】カイグワイトカウ‐
江戸幕府の鎖国政策の一部をなす法令。寛永一〇年(一六三三)奉書船以外の日本船の海外渡航を禁じ、同一二年海外渡航と在外日本人の帰国を全面的に禁止した。
かいがい‐ほうそう【海外放送】カイグワイハウソウ🔗⭐🔉
かいがい‐ほうそう【海外放送】カイグワイハウソウ
外国に向けて発信される放送。国際放送。
かい‐かく【海角】🔗⭐🔉
かい‐かく【海角】
陸地が海に細く突き出した先端の部分。岬。
かい‐がく【海岳】🔗⭐🔉
かい‐がく【海岳】
海と山。大恩のたとえに用いられる。「―の鴻恩(こうおん)実以て報答(ほうとう)奉るべきようもこれなく候」〈染崎延房・近世紀聞〉
かい‐かん【海関】‐クワン🔗⭐🔉
かい‐かん【海関】‐クワン
海港に置かれた税関。本来、清代の中国で外国貿易のための開港場に設けられたものをいう。
かい‐がん【海岸】🔗⭐🔉
かい‐がん【海岸】
陸地が海と接する地帯。海辺。
かいがん‐きこう【海岸気候】🔗⭐🔉
かいがん‐きこう【海岸気候】
海岸に特徴的な気候。海洋気候と内陸気候の中間の特性を示し、気温の年変化・日変化は内陸より小さく、海陸風が発達する。
かいがん‐きょく【海岸局】🔗⭐🔉
かいがん‐きょく【海岸局】
洋上の船舶と交信するために陸上に設置された無線局。
かいがん‐こうがく【海岸工学】🔗⭐🔉
かいがん‐こうがく【海岸工学】
海岸の水理現象や、海岸構造物などを工学的に研究する学問。
かいがん‐さきゅう【海岸砂丘】‐サキウ🔗⭐🔉
かいがん‐さきゅう【海岸砂丘】‐サキウ
海岸にみられる、風の作用で砂が堆積(たいせき)して生じた小高い丘。海岸線に平行するもの、斜交した砂丘列を作るものなどがある。
かいがん‐しんしょく【海岸浸食】🔗⭐🔉
かいがん‐しんしょく【海岸浸食】
打ち寄せる波の力によって、海岸が少しずつ削られていくこと。
かいがん‐せん【海岸線】🔗⭐🔉
かいがん‐せん【海岸線】
陸地と海水面との境界にあたるとみなされる線。満潮時の境界線を高潮海岸線、干潮時のものを低潮海岸線といい、ふつう地形図では前者、海図では後者が描かれている。汀線(ていせん)。
海岸に沿う鉄道線路。


かいがん‐だんきゅう【海岸段丘】‐ダンキウ🔗⭐🔉
かいがん‐だんきゅう【海岸段丘】‐ダンキウ
過去の海底が相対的に隆起して形成された、階段状の地形。海岸線に沿って分布する。海成段丘。

かいかん‐へい【海関平】カイクワン‐🔗⭐🔉
かいかん‐へい【海関平】カイクワン‐
中国で、海関税を査定するのに用いた秤(はかり)。関平。
かいがん‐へいや【海岸平野】🔗⭐🔉
かいがん‐へいや【海岸平野】
土砂の堆積(たいせき)した浅海底が、地盤の隆起や海面の低下により陸上に現れてできた平野。海岸地帯にある海岸砂丘・三角州・扇状地などの低平な地形をもいう。
かいがん‐ほあんりん【海岸保安林】🔗⭐🔉
かいがん‐ほあんりん【海岸保安林】
海岸に造成される保安林。飛砂・塩害・潮害・風害の防止のほか、魚の海岸への接近、航行目標の保存などを目的とする。クロマツが多く用いられる。
かい‐き【海気】🔗⭐🔉
かい‐き【海気】
海辺の空気。「―浴」
かい‐き【海気・海黄】🔗⭐🔉
かい‐き【海気・海黄】
絹織物の一。ふつう縦糸も横糸もともに練り糸を用いた平織。滑らかで光沢がある。近世初期に渡来した中国産で、日本でも甲斐国郡内地方で産するようになり、甲斐絹の字を当てた。夜具地・羽織地などに用いられる。
かい‐ぎ【海技】🔗⭐🔉
かい‐ぎ【海技】
船舶職員として必要な技術。
かいぎ‐めんじょう【海技免状】‐メンジヤウ🔗⭐🔉
かいぎ‐めんじょう【海技免状】‐メンジヤウ
船舶職員法に基づき、船舶職員の資格を証明する免状。運輸大臣が行う国家試験の合格者に交付される。
かい‐ぎゅう【海牛】‐ギウ🔗⭐🔉
かい‐ぎゅう【海牛】‐ギウ
海牛目の哺乳類の総称。ジュゴン科一種とマナティー科三種が現存。浅海や河川にすみ、前肢はひれ状、後肢は退化して外形は鯨に似るが、分類上は象に近い。草食性で、特徴的な口を持ち、動作は緩慢。
かい‐きょ【海×渠】🔗⭐🔉
かい‐きょ【海×渠】
海岸線にほぼ直角に走る海底の凹地。断層などによって形成され、陸地に食い込んだ深い湾となる。
かい‐ぎょ【海魚】🔗⭐🔉
かい‐ぎょ【海魚】
海にすむ魚。海でとれる魚。海水魚。
かい‐きょう【海況】‐キヤウ🔗⭐🔉
かい‐きょう【海況】‐キヤウ
海の状況。水温・塩分・海流・プランクトンの分布などを総合しての海の状態。
かい‐きょう【海峡】‐ケフ🔗⭐🔉
かい‐きょう【海峡】‐ケフ
陸地に挟まれた狭い幅の水路となって、二つの海域をつなぐ海。水道。瀬戸。
かい‐きんしゃ【海金砂】🔗⭐🔉
かい‐きんしゃ【海金砂】
カニクサの漢名。
かい‐く【海区】🔗⭐🔉
かい‐く【海区】
漁業行政や研究などのために区分された海上の区域。
かい‐ぐん【海軍】🔗⭐🔉
かい‐ぐん【海軍】
海上の国防を主な任務とする軍備・軍隊。日本では江戸末期に成立。維新後は天皇の統帥のもとに陸軍と併存したが、第二次大戦後に廃止。
かいぐん‐きねんび【海軍記念日】🔗⭐🔉
かいぐん‐きねんび【海軍記念日】
旧日本海軍で、日露戦争における日本海海戦の勝利を記念した日。五月二七日。第二次大戦後廃止。
かいぐん‐こうしょう【海軍工×廠】‐コウシヤウ🔗⭐🔉
かいぐん‐こうしょう【海軍工×廠】‐コウシヤウ
海軍の艦船・兵器・弾薬などの製造・修理・購入・実験などをする施設。旧日本海軍では、横須賀・呉・佐世保・舞鶴の各軍港に設置されていた。
かいぐん‐しょう【海軍省】‐シヤウ🔗⭐🔉
かいぐん‐しょう【海軍省】‐シヤウ
もと、内閣各省の一。海軍に関する軍政事務一般を担当した中央官庁。長官は海軍大臣。
かいぐん‐そうさい【海軍総裁】🔗⭐🔉
かいぐん‐そうさい【海軍総裁】
江戸末期の幕府海軍を統轄した職。初め、老中格の稲葉正巳が兼任し、実権は副総裁の榎本武揚にあった。慶応二年(一八六六)設置。明治元年(一八六八)廃止。
かいぐん‐そうれんじょ【海軍操練所】‐サウレンジヨ🔗⭐🔉
かいぐん‐そうれんじょ【海軍操練所】‐サウレンジヨ
江戸幕府が神戸に設置した海軍の教育機関。勝海舟が総管し、幕臣子弟・西国藩士を教育した。元治元年(一八六四)開所し、翌年廃止。神戸海軍操練所。
明治政府が東京に設置した海軍士官養成機関。明治二年(一八六九)開所、のち、海軍兵学校となった。


かいぐん‐だいがっこう【海軍大学校】‐ダイガクカウ🔗⭐🔉
かいぐん‐だいがっこう【海軍大学校】‐ダイガクカウ
海軍士官に高等の学術を教授し、併せてその研究を行う機関。旧日本海軍の場合は、東京の品川区大崎にあった。
かいぐん‐だいじん【海軍大臣】🔗⭐🔉
かいぐん‐だいじん【海軍大臣】
もと、内閣各省大臣の一。海軍の行政を管理し、軍人・軍属を統轄した。海相(かいしよう)。
かいぐん‐でんしゅうじょ【海軍伝習所】‐デンシフジヨ🔗⭐🔉
かいぐん‐でんしゅうじょ【海軍伝習所】‐デンシフジヨ
江戸幕府の海軍教育機関。安政二年(一八五五)洋式海軍創設のため、長崎に開設。勝海舟・榎本武揚らの幕臣のほか、五代友厚ら諸藩士が、オランダ海軍士官から海軍の諸技術を習得した。安政六年廃止。
かいぐん‐へいがっこう【海軍兵学校】‐ヘイガクカウ🔗⭐🔉
かいぐん‐へいがっこう【海軍兵学校】‐ヘイガクカウ
海軍の兵科将校を養成する学校。明治九年(一八七六)設置。昭和二〇年(一九四五)廃止。明治二一年(一八八八)から広島県江田島にあった。兵学校。海兵。
かい‐ぶ【海部・海賦・海△浦】🔗⭐🔉
かい‐ぶ【海部・海賦・海△浦】
摺(す)り絵・描き絵・蒔絵(まきえ)などの文様の名。海辺の景色に波を文様化したもので、松・鳥などを配することもある。大海(おおうみ)。
かい‐めい【海×
】🔗⭐🔉
かい‐めい【海×
】
《(ドイツ)Meerschweinchen》医学で、モルモットの別名。

たこ‐の‐まくら【×蛸の×枕・海=燕】🔗⭐🔉
たこ‐の‐まくら【×蛸の×枕・海=燕】
タコノマクラ科のウニ。体は楕円形で平たく、長径一二センチくらい。褐色で背面に五つの花びら状の模様があり、とげはごく短い。本州中部以南の浅海の砂泥底にすむ。


ちぬ【×茅×渟・海=
】🔗⭐🔉
ちぬ【×茅×渟・海=
】
クロダイの別名。ちぬだい。《季 夏》

つきひ‐がい【月日貝・海=鏡】‐がひ🔗⭐🔉
つきひ‐がい【月日貝・海=鏡】‐がひ
ツキヒガイ科の二枚貝。海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長約一〇センチ、表面は滑らかで光沢があり、左殻は赤橙色、右殻は淡黄白色。名はこれを太陽と月に見立てたもの。本州中部以南に分布。食用、貝殻は貝細工用。《季 春》


とべら【海=桐=花】🔗⭐🔉
とべら【海=桐=花】
トベラ科の常緑低木。本州以南の海岸に自生。葉は細長い倒卵形、革質でつやがある。雌雄異株。六月ごろ、香りのある花を密につけ、花の色は白から黄色に変わる。実は球形で、熟すと裂け、種子は赤褐色。枝や葉に一種の臭気があり、節分にこの枝を扉にはさんで鬼を防ぐ風習があった。庭木にもする。とびらのき。《季 花=夏 実=秋》「―咲き沖曇りくる水族館/白葉女」


ばい【△貝・×
・海=
】🔗⭐🔉
ばい【△貝・×
・海=
】
エゾバイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は紡錘形で、殻高六センチくらい。殻表は火炎状および点状の褐色斑紋があり、厚い黄褐色の殻皮をかぶる。北海道南部から南に分布。肉は食用、殻はばいごま・貝細工の材料。つぶ。つぼ。
「貝独楽(ばいごま)」の略。べえ。「―を打つ」「―を回す」






ばい‐まわし【△貝回し・海=
×廻し】‐まはし🔗⭐🔉
ばい‐まわし【△貝回し・海=
×廻し】‐まはし
貝独楽(ばいごま)を回して勝負を争う遊び。ばいうち。《季 秋》「奉公にゆく誰彼や―/万太郎」

み【△海】🔗⭐🔉
み【△海】
「うみ」の音変化。「淡海(あふみ)の―瀬田の渡りに潜(かづ)く鳥」〈神功紀・歌謡〉
わた【△海】🔗⭐🔉
わた【△海】
《後世は「わだ」とも》うみ。「荘船(かざりぶね)一艘(ふな)、―の浦に迎ふ」〈岩崎本推古紀〉
わた‐の‐かみ【△海の神】🔗⭐🔉
わた‐の‐かみ【△海の神】
海を支配する神。海神。わたつみ。
わた‐の‐そこ【△海の底】🔗⭐🔉
わた‐の‐そこ【△海の底】
海の底。海底。「―沈(しづ)く白玉風吹きて海は荒るとも取らずは止まじ」〈万・一三一七〉
〔枕〕海の極まるところの意から、「沖(おき)」にかかる。「―沖つ玉藻の」〈万・一二九〇〉


わた‐の‐はら【△海の原】🔗⭐🔉
わた‐の‐はら【△海の原】
広い海。うなばら。「―八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人(あま)の釣り舟」〈古今・羇旅〉
海🔗⭐🔉
海
[音]カイ
[訓]うみ
[部首]水
[総画数]9
[コード]区点 1904
JIS 3324
S‐JIS 8A43
[分類]常用漢字
[難読語]
→あい‐みるちゃ【藍海松茶】
→あかざ‐えび【藜海老】
→あざらし【海豹】
→あしか【海驢・葦鹿】
→あたみ【熱海】
→あま【海人・海士・海女・蜑】
→ありそうみ【有磯海】
→いぎす【海髪】
→いり‐こ【海参・熬海鼠】
→いるか【海豚】
→うご【海髪】
→うな‐かみ【海上】
→うながみ【海上】
→うな‐さか【海境】
→うに【海胆・海栗】
→うみ‐が【海処】
→うみ‐べた【海辺】
→うむき【海蛤・白蛤】
→うんじゃみ‐まつり【海神祭】
→うんの【海野】
→うん‐らん【海蘭】
→えい【
・
・海鷂魚】
→えび【海老・蝦】
→おうみ【近江・淡海】
→おうみ‐しま【青海島】
→おご【於胡・海髪】
→おご‐のり【於胡海苔・海髪】
→おしの‐はっかい【忍野八海】
→かい‐う【海芋】
→かい‐き【海気・海黄】
→かいとう‐げ【海藤花】
→かい‐ぶ【海部・海賦・海浦】
→かいほう【海北】
→かい‐めい【海
】
→きん‐こ【金海鼠】
→くらげ【水母・海月】
→くるしま‐かいきょう【来島海峡】
→げ‐かい【外海】
→こ【海鼠】
→こ‐かい【巨海】
→こ‐の‐こ【海鼠子】
→こ‐の‐わた【海鼠腸】
→しがにっかい【四河入海】
→しかのうみ‐じんじゃ【志賀海神社】
→シャンハイ【上海】
→しょうじ‐たろう【東海林太郎】
→セイウチ【ロシアsivuch】
→せいがいは【青海波】
→せ‐の‐うみ【石花海】
→たこ‐の‐まくら【蛸の枕・海燕】
→ちぬ【茅渟・海
】
→つきひ‐がい【月日貝・海鏡】
→つ‐なみ【津波・津浪・海嘯】
→つばいち【海柘榴市・椿市】
→つばき【椿・山茶・海石榴】
→つばきいち【海柘榴市】
→つぶ【螺・海螺】
→とおつおうみ【遠淡海・遠江】
→とど【海馬・胡
】
→とべら【海桐花】
→とりのみ‐の‐き【鳥海柵】
→なま‐こ【海鼠】
→なま‐め【生海布】
→なるみ【鳴海】
→のり【海苔】
→ハーグ【Den Haag】
→ばい【貝・
・海
】
→ハイチ【Haiti】
→ハイフォン【Haiphong】
→ハイラル【海拉爾】
→はい‐れん【海菴】
→はるみ【晴海】
→ひと‐で【海星・人手・海盤車】
→ひん‐かい【瀕海】
→ふ‐のり【布海苔・海蘿】
→ぼっ‐かい【渤海】
→ほや【海鞘】
→まくり【海人草・海仁草】
→みつかいどう【水海道】
→みる【海松・水松】
→みる‐め【海松布・水松布】
→め【海布・海藻】
→もずく【水雲・海蘊】
→らっこ【猟虎・海獺・獺虎】
→わか‐め【若布・和布・稚海藻】
→わた‐がみ【海神】
→わた‐つ‐み【海神】
→わた‐なか【海中】








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